JP2004081617A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及び液保持性の吸収体4を備え、実質的に縦長に形成された使い捨ておむつであり、吸収体4の側縁41からおむつ幅方向内側に所定距離離間した位置に、該吸収体4が、おむつ内表面側の面同士を対向させるように折り曲げられ、その状態が保持されるように固定手段が施された折り返し固着部7を有しており、折り返し固着部7の位置よりもおむつ幅方向外側に位置し且つ前記吸収体の側縁よりもおむつ幅方向内側に位置する領域Sに、該領域の長手方向に弾性部材11が配設されている。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装着性に優れ、装着ミスによる防漏性能の低下や違和感を防止でき、優れた漏れ防止性能を確実に発現させることのできる使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、股下部における吸収体の両側に別体の吸収体が設けられ、着用時に、両側の吸収体が下方に屈曲して着用者の大腿部内側面に沿って配される使い捨ておむつが知られている。
この種の使い捨ておむつにおいては、着用者の鼠蹊部を超えて側方に漏れだした排泄物を、両側の吸収体に吸収させることができるが、大腿部内側面に対するフィット性が悪いため、鼠蹊部を超えて側方に漏れ出した尿や軟便等の排泄物が、両側の吸収体に吸収されずに脚廻りから漏れ出す恐れがある。
【0003】
特開2001−346830号公報には、中央吸収体の両側縁の外方に第2吸収体を配し、第2吸収体が配設された領域に、おむつ長手方向に沿ってレッグ部弾性部材を配設した使い捨ておむつが記載されている。
この使い捨ておむつにおいては、大腿部側面に対するフィット性が向上し、防漏効果が大幅に向上しているが、一般的な使い捨ておむつに比べて股間幅が広くなる傾向があるため、更なる装着性の向上が求められていた。
【0004】
従って、本発明の目的は、装着性に優れ、装着ミスによる防漏性能の低下や違和感を防止でき、優れた漏れ防止性能を確実に発現させることのできる使い捨ておむつを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び液保持性の吸収体を備え、実質的に縦長に形成された使い捨ておむつにおいて、前記吸収体の側縁からおむつ幅方向内側に所定距離離間した位置に、該吸収体が、おむつ内表面側の面同士を対向させるように折り曲げられ、その状態が保持されるように固定手段が施された折り返し固着部を有しており、前記折り返し固着部よりもおむつ幅方向外側に位置し且つ前記吸収体の側縁よりもおむつ幅方向内側に位置する領域に、該領域の長手方向に弾性部材が配設されていることを特徴とする使い捨ておむつを提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の使い捨ておむつ1は、成人用の展開型のおむつであり、図1〜図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及びこれら両シート2、3間に介在された液保持性の吸収体4を備え、実質的に縦長に形成されており、着用時に着用者の背側に配される背側部Aの両側縁部に、止着手段としてのファスニングテープ5が設けられ、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Bの外表面に、これらのファスニングテープ5を止着する被止着手段としてのランディングテープ51が設けられている。
【0007】
更に説明すると、本実施形態のおむつ1は、概略形状が、長手方向の中央部が幅狭に括れた砂時計状である。吸収体4は、概ね長方形状を有しており、その内表面側には、長方形状の表面シート2が配されており、その外表面側には、おむつ外形と同形状の裏面シート3が配されている。表面シート2の両側縁は、吸収体4の両側縁に沿ってその若干外方に位置しており、疎水性のシート材6が、表面シート2及び裏面シート3に跨るように配されて、両シート2,3上に接合されている。尚、図1,3においては、表面シート2とシート材6の境界線の図示を省略してある。
【0008】
而して、本実施形態のおむつ1は、吸収体4の側縁41からおむつ幅方向内側(幅方向中央側)に所定距離離間した位置に、該吸収体4が、おむつ内表面側の面同士を対向させるように折り曲げられ、その状態が保持されるように固定手段が施された折り返し固着部7,7を有している。また、左右の折り返し固着部7よりもおむつ幅方向外側に位置し且つ吸収体4の両側縁41よりもおむつ幅方向内側に位置する領域Sには、該領域Sの長手方向に沿って複数本の弾性部材11が互いに略平行に配設されている。
【0009】
折り返し固着部は、おむつ内表面側の面同士が対向するように折り曲げた吸収体の折り曲げ状態を保持するために、固定手段を施して、表面シート同士、吸収体同士等、おむつの同一構成材同士又は異なる構成材間を結合させた部分である。固定手段としては、接着剤、熱融着、縫合等が挙げられる。弾性部材11は、少なくとも折り返し固着部7の全長を越える長さに配されていることが好ましい。
本実施形態のおむつ1における折り返し固着部7は、図2に示すように、吸収体4を表面シート2と共に折り曲げ、相対向する吸収体4のおむつ内表面側の面同士を、両者間に表面シート2を挟んだ状態で、固定手段としての接着剤71で接合することにより形成されている。接着剤71は、繊維材料からなる表面シート2を透過して吸収体4の相対向する両面に達し該両面を結合させている。
【0010】
折り返し固着部7又はその近傍においては、吸収体同士の接着により吸収体が長手方向に収縮しにくい構造になっているため、その外側の領域Sに配設された弾性部材11が収縮すると、吸収体4の側縁41、延いてはおむつ股間部の側縁が、折り返し固着部7を軸に、おむつ幅方向中央側に凸となるように湾曲すると共に、前記領域Sが下方に向けて屈曲するか又は容易に屈曲し易い状態となる。
尚、自然状態においては、吸収体4の折り返し固着部7に位置する部分又はおむつ幅方向における該折り返し固着部よりも外方に位置する部分は、折り返し固着部7における吸収体の折り曲げ方向(おむつ内表面側の面同士が対向する方向)とは逆方向に折れ曲がる。
おむつを装着する際に、おむつが自然に、このような状態となるため、おむつを予定された適正な状態、即ち前記領域Sが下方に屈曲して着用者の大腿部内側面に沿って配されるような適正な状態に、容易且つ確実に装着することができる。特に折り返し固着部7の近傍の吸収体4の側縁がおむつ内側に凸となるように湾曲して股間幅が減少するため、装着の際に吸収体の側縁と大腿部との擦れが低減され、おむつの一部が脚等に引っかかるようなことがなく、スムーズに装着可能である。
【0011】
また、おむつを適正な状態に容易且つ確実に装着できるため、装着ミスによる不都合、例えば、吸収性能の低下、違和感、当てにくさ等の発生を防止でき、また、前記領域Sが、着用者の大腿部内側面に確実に圧接されて、股下部Cの両側からの漏れが確実に防止される。
【0012】
また、装着前から、吸収体2の幅方向の断面形状が、図2に示すような、逆Ω字型の形状になるため、おむつ内表面上に補助吸収具を載置して併用する場合の該補助吸収具の位置固定性が向上する。更に、おむつを広げたときに、左右の折り返し固着部7,7に挟まれた領域が上方に浮き上がることにより、排尿部への吸収体(或いは補助吸収具)の密着性が向上し、防漏効果が向上する。
【0013】
尚、吸収体4を表面シート2と共に折り曲げ、表面シート2同士を接合して、吸収体4の折り曲げ状態を保持した形態は、加工性が良好で、従来設備の大幅な変更を伴わずに製造できる点、及びポケットが大きく形成されるため補助吸収具の保持性が良好である点において好ましい。
【0014】
折り返し固着部7と吸収体4の側縁41との離間距離は、充分な幅の領域Sが形成され、該領域Sが、着用者の大腿部内側面に充分な面積で圧接されるようにする観点等から20〜140mm、特に30〜90mmであることが好ましい。
【0015】
本実施形態のおむつ1における股下部Cの左右両側部には、表面シート2又は前記シート材6、及び裏面シート3が、吸収体4の側縁41よりもおむつ幅方向外方に延出してレッグフラップ部Fが形成されており、各レッグフラップ部Fには、その長手方向に沿って、複数本の糸状の弾性部材12が配設されている。
【0016】
前記レッグフラップ部Fは、前記領域Sよりも長手方向の収縮率よりも大きく、自然状態において、吸収体4の側縁41が、おむつ中央側に向かって凸に湾曲することが、装着性及びフィット性の点から好ましい。
ここで、レッグフラップ部F及び前記領域Sそれぞれの長手方向の収縮率は、以下のようにして測定される。
【0017】
(収縮率の測定方法)
先ず、使い捨ておむつを図3に示すような緊張状態(各部の弾性部材を伸長させて平面状に拡げた状態)とし、その状態において、股下部CにおけるレッグフラップFの外側縁上及び領域Sの内側縁上に、それぞれ2点を定め、それぞれにおける、2点間の長手方向の最短距離をaとする。次に緊張状態を解除し、外力がかからない状態(自然状態)における前記2点間の最短距離をbとする。収縮率は、次式(1)より求められる。
収縮率(%)=〔(a−b)/a〕×100 ・・(1)
そして、レッグフラップ部Fの外側縁の収縮率を「レッグフラップ部Fの長手方向の収縮率」とし、領域Sの内側縁の収縮率を「前記領域Sの長手方向の収縮率」とする。
尚、エッジフラップ部Eの外側縁上、及びレッグ吸収部Dの内側縁上にとる2点は、原則として、使い捨ておむつ1を長手方向に4等分するように4つの領域に区分した場合の内側2領域と、両外側の2領域それぞれとの境界線上に取る。
前記領域Sの収縮率Pに対するレッグフラップ部Fの収縮率Qの比(Q/P)は1.1〜3.0、特に1.3〜2.0であることが好ましい。また、レッグフラップ部Fの収縮率は20〜70%、特に30〜60%が好ましく、前記領域Sの収縮率Pは5〜55%、特に15〜45%が好ましい。
【0018】
本実施形態のおむつ1は、おむつ長手方向における、各折り返し固着部7の両端71,72の位置が、止着手段としてのファスニングテープ5,5及び被止着手段としてのランディングテープ51のおむつ長手方向中央寄りの端部5a,51aの位置から、それぞれ50mm以上離間している。即ち、折り返し固着部7の一端71の位置と、ファスニングテープ5の端部5aの位置との間の距離L1(図3参照)を、緊張状態のおむつの長手方向に沿って測定した値が50mm以上であり、且つ折り返し固着部7の他端72の位置と、ランディングテープ51の端部51aの位置との間の距離L2(図3参照)を、緊張状態のおむつの長手方向に沿って測定した値が50mm以上である。
【0019】
前記距離L1,L2を50mm以上とすることにより、止着手段又は被止着手段が幅方向に入り込んでしまうことが防止され、装着性の低下を防止することができる。また、被止着手段が波打つことがなく、止着力の低下を防止することができる。
止着手段又は被止着手段が幅方向に入り込んでしまうことがなく、且つ装着時の吸収体側縁と大腿部との擦れが低減し容易に装着できる等の観点から、前記距離L1及び前記距離L2は、それぞれ50〜250mmであることが好ましく、それぞれ100〜200mmであることがより好ましい。
【0020】
おむつ幅方向の絞りが確実に形成されることから、折り返し固着部7の長さ(折り返し固着部7の両端71,72間の距離を、該折り返し固着部に沿って測定した長さ)は10〜500mm、特に20〜150mmであることが好ましい。
【0021】
折り返し固着部7は、使い捨ておむつ1を、その全長(緊張状態における全長)を2等分するように背側部A側と腹側部B側とに区分したときの該腹側部B側に偏倚した位置に存在している。より具体的には、腹側部B側にのみ存在している。腹側部側にのみ設け、背側部側には大きな段差が生じないようにすることで、大型の補助吸収具を背側部側に配置し易くなり、大型の補助吸収具の併用が容易になる。また、床ずれの発生を防止することができる。おむつ引き上げ時の抵抗は、腹側部B側の引き上げ時に発生するため、腹側部側のみを絞ることで、引き上げ時の抵抗を低減することができる。また、腹側部側に段差を設けることで、従来ずれが生じやすかった男性用の補助吸収具の固定性が向上する。
【0022】
吸収体4は、折り返し固着部7の存在部位を含めた該折り返し固着部7よりもおむつ幅方向外側の領域に、吸収体の側縁と略平行に低剛性領域42が形成されていることが、吸収体側縁部の下方への屈曲性を向上させ、装着性を向上させる観点から好ましい。
斯かる低剛性領域42は、折り返し固着部7よりもおむつ幅方向外側に形成されていることが特に好ましいが、折り返し固着部7の存在部位に形成されていても良い。折り返し固着部7の存在部位とは、図4に示すように、折り返し固着部7における固定手段による結合部分を引き剥がし、吸収体4を平らに拡げた状態において、固定手段により結合されていた部分73,74の内、おむつ幅方向外側寄りの部分74が位置する部分又はその近傍(図4中75で示す)である。
特に低剛性領域42よりも外側に前記弾性部材11が存在することが、脚廻りのフィット性を向上させる観点から好ましい。
【0023】
低剛性領域の形成方法としては、吸収体の一部の剛性を他の部位の剛性よりも低剛性にし得る限り特に制限されない。例えば(1)吸収体の存在しない領域を形成する、(2)吸収体の一部を他の部位よりも低坪量とする、(3)吸収体の一部を他の部位よりも薄くする、(4)吸収体の一部を他の部位よりも剛性の低い材料により形成する、(5)細幅のエンボス線を長手方向に沿って付与する、(6)長手方向に沿ってスリットを入れる等の方法、及びこれらの一又は二以上を組み合わせた方法等が挙げられる。
【0024】
本実施形態のおむつ1は、図5に示すように、吸収体4の両側部がその長手方向に沿っておむつ内表面側に折り曲げられ且つその折り曲げ部分13を加圧圧縮された状態にパッキング(包装材で包装)される。具体的には、おむつの長手方向に延びる一対の折り曲げ線14を軸に、各折り曲げ線14の外側に位置する部分を内側(おむつ内表面側)に折り返した後、そのおむつを長手方向に三つ折り又は四つ折りする。そして、そのようにコンパクトな形態に折り畳んだおむつを、多数積層して圧縮状態で包装材(包装袋等)で包装する。包装材で包装する際には、おむつを多数積層した状態で圧縮するが、この圧縮の際に、前記折り曲げ線14を中心とする折り曲げ部分13が加圧圧縮される。折り曲げ部分13の加圧圧縮は、多数積層して圧縮する圧縮工程に先立ち、別の工程で行うこともできる。
【0025】
本実施形態のおむつ1における折り返し固着部7は、図4に示すように、吸収体4の両側部を折り返す際(折り曲げる際)の折り曲げ線14から離間し該折り曲げ線14の両側に位置する部分同士を接着剤により接合して形成されている。
接着剤は、例えば折り曲げ加工時に、折り曲げ線14の両側に位置する表面シート2上の、該折り曲げ線14から離間した位置に、所定の幅で長手方向に亘って塗布する。
【0026】
おむつを折り畳む際に用いる折り曲げ線14を挟んでその両側に位置する部分同士を結合することで、折り返し固着部7のおむつ長手方向の前後端近傍に、折り曲げ線を底部とする液拡散溝が形成され、漏れ防止性能が向上する。
【0027】
図6に示すように、折り曲げ状態を保持された吸収体の折り曲げ部13は、その折り曲げ方向の内側に、周囲を吸収体で囲まれた管状の空間(以下、吸収体チューブともいう)43を有していることが好ましい。吸収体チューブは、吸収体にほぼ全周を囲まれているため、この内部に侵入した液が、効率良く高速で吸収される。特に、吸収体チューブは、サイドの弾性部材11によって収縮性を有するため、ヒダ状になり、単位長さあたりの表面積が大きくなることで、液の効率的な高速吸収が行われる。
【0028】
本実施形態のおむつ1の各部の形成材料について説明すると、表面シート2、裏面シート3、吸収体4,ファスニングテープ5、ランディングデープ51、疎水性のシート材6の形成材料としては、それぞれ、従来、使い捨ておむつに用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。
【0029】
弾性部材11,12の形成素材としては、天然ゴム、合成ゴム、スパンデックス等を挙げることができ、それぞれの形態としては糸ないし紐状、帯状、フィルム状等とすることもできる。弾性部材11,12は、脚廻りの収縮性、加工性、コスト等の観点から、糸ないし紐状又は帯状であることが好ましい。
【0030】
本発明は、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。
例えば、折り返し固着部7は、図7に示すように、おむつ内表面側の面同士が対向するように折り曲げた吸収体の対向面同士を直接、接着剤等の固定手段で接合した部分であっても良い。この形態は、表面シートの使用量を低減でき、また、横方向の引っ張り力が加わった場合に表面シートが破断しにくい等の利点を有する。
吸収体4は、おむつ幅方向における、折り返し固着部7より外方において分割されていても良い。この場合の吸収体の側縁は、最外部に位置する吸収体の外側縁であり、弾性部材11は、折り返し固着部7と最外部に位置する吸収体の外側縁との間における吸収体が存在しない部分に配設されていても良い。
更に、上記実施形態のおむつ1における各部の形状や寸法、断面構成、包装材に包装する場合の折り畳み方、弾性部材11,12の本数等は、適宜に変更することができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、装着性に優れ、装着ミスによる防漏性能の低下や違和感を防止でき、優れた漏れ防止性能を確実に発現させることのできる使い捨ておむつを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の使い捨ておむつの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1のX−X断面を模式的に示す断面図である。
【図3】図3は、図1の使い捨ておむつを平面状に拡げた状態(緊張状態)を示す平面図である。
【図4】図4は、折り返し固着部の固定手段による接合部分を引き剥がした状態を示す模式断面図である。
【図5】図5は、図1の使い捨ておむつを折り畳み方の一例を説明するための模式断面図である。
【図6】図6は、吸収体の折り曲げ部に吸収体チューブを形成した例を示す断面図である。。
【図7】図7は、本発明の使い捨ておむつの他の実施形態の要部を示す断面図(図2の右半部に相当する図)である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 側縁
42 低剛性領域
43 吸収体チューブ
5 ファスニングテープ(止着手段)
51 ランディングテープ(被止着手段)
6 疎水性のシート材
7 折り返し固着部
11 弾性部材(領域Sに配設された弾性部材)
12 弾性部材(レッグフラップ部に配設された弾性部材)
S 折り返し固着部よりもおむつ幅方向外側に位置し且つ吸収体の側縁よりもおむつ幅方向内側に位置する領域
Claims (5)
- 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び液保持性の吸収体を備え、実質的に縦長に形成された使い捨ておむつにおいて、
前記吸収体の側縁からおむつ幅方向内側に所定距離離間した位置に、該吸収体が、おむつ内表面側の面同士を対向させるように折り曲げられ、その状態が保持されるように固定手段が施された折り返し固着部を有しており、
前記折り返し固着部の位置よりもおむつ幅方向外側に位置し且つ前記吸収体の側縁よりもおむつ幅方向内側に位置する領域に、該領域の長手方向に弾性部材が配設されていることを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記使い捨ておむつは、背側部に止着手段、腹側部に被止着手段を備えており、おむつ長手方向における、前記折り返し固着部の両端の位置が、前記止着手段及び前記被止着手段のおむつ長手方向中央寄りの端部の位置から、それぞれ50mm以上離間している請求項1記載の使い捨ておむつ。
- 前記折り返し固着部は、前記使い捨ておむつを、その全長を2等分するように背側部側と腹側部側とに区分したときの該腹側部側にのみ存在する請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
- 前記吸収体は、前記折り返し固着部の存在部位を含めた該折り返し固着部よりもおむつ幅方向外側の領域に低剛性領域を有している請求項1〜3の何れか記載の使い捨ておむつ。
- 前記使い捨ておむつは、前記吸収体の両側部がその長手方向に沿っておむつ内表面側に折り曲げられ且つその折り曲げ部分を加圧圧縮された状態にパッキングされるものであり、前記各折り返し固着部は、該吸収体の両側部を折り曲げる際の折り曲げ線から離間し該折り曲げ線の両側に位置する部分同士を接合して形成されている請求項1〜4の何れか記載の使い捨ておむつ。
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