JP2004081185A - おからの乾燥、殺菌方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】おからをその物質変化をさせることなく、乾燥、殺菌することにより保存性、再加工性を高め、有効な資源として再利用すると共に、産業廃棄物の減少に寄与する方法である。
従来、実施されている乾燥方法ではおからの物質変化が顕著であり、有効な再利用が出来ず汎用性が無い。
【解決手段】図1に示す様に本発明はおからの物質変化を伴わない乾燥、殺菌方法である。75%〜85%の水分を含むおからに一定条件のマイクロ波を照射することにより、おからの温度が上昇し水分が蒸発すると共に、殺菌効果を得ることが出来る。
マイクロ波照射の時間を調整する事により、おからには物質変化を発生させる事無く目的を達成できる。
【選択図】 図1
従来、実施されている乾燥方法ではおからの物質変化が顕著であり、有効な再利用が出来ず汎用性が無い。
【解決手段】図1に示す様に本発明はおからの物質変化を伴わない乾燥、殺菌方法である。75%〜85%の水分を含むおからに一定条件のマイクロ波を照射することにより、おからの温度が上昇し水分が蒸発すると共に、殺菌効果を得ることが出来る。
マイクロ波照射の時間を調整する事により、おからには物質変化を発生させる事無く目的を達成できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は豆腐の副産物であるおからの用途開発に寄与する乾燥、殺菌方法である。
【0002】
【従来の技術】
おからは過去は貴重な食品として有効利用されてきたが食生活の変化に伴い不必要な副産物化してしまい、かなりの比率で廃棄処分される状況にある。
おからの再利用に付いては多数の試みが継続して行われてきているが、いずれも発生量の一部が再利用される程度にしか効果が無い。
おからはその持つ特性として、栄養価が高くて水分が多く腐敗が早いという欠点を持つ。従来より、この欠点を補うため、冷凍保存、乾燥等の方法が実行されてきているが、何れもコスト高であったり、物性を損なったり等欠点を持っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
おからはその持つ特性として、栄養価が高くて水分が多く腐敗が早いという欠点を持つ。従来より、この欠点を補うため、冷凍保存、乾燥等の方法が実行されてきているが、何れもコスト高であったり、物性を損なったり等欠点を持っており、充分におからの特性を生かせる方法では無い。
おからの持つ物質変化を極力抑え、乾燥を行い、且つ、殺菌を行う事が可能ならば、長期保存可能な物質に替える事が出来る。
おからが物質変化の無い状態で乾燥物になれば、保存、輸送が容易になり、食品、飼料、薬品等への加工適応性が改善される。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はおからの含有水分値が75%〜85%と高い事に着眼し、マイクロ波照射により効率的に乾燥及び殺菌が可能である事を発見し、又実証した。
即ち、内部に移送ベルトコンベアーを備えた室内の上部より、連続的にマイクロ波照射を行い、移送ベルトコンベアー上に均等な厚みでおからを供給するとおから内の水分が発熱し、均等に、短時間で乾燥できると共に殺菌できる。
この時、コンベアー下部より熱風を供給し、上部よりダクトで除湿すると更に効率が良くなる。
【0005】
【作用及び効果】
従来、おからを乾燥して食料、飼料、肥料にする場合、急激な乾燥を行うため、茶色く焦げて物質変化を起こしている。
この状態では用途は限られてしまい、汎用性はなくなる。
本発明ではおからを物質変化を発生しない条件で乾燥し、しかも殺菌を行っているので、多用途に価値が高く、保存、輸送に耐えるため成分を分離する等の加工適正範囲が広くなり、更に価値を高める事が可能である。
【0006】
【実施例】以下に本発明のおから乾燥、殺菌方法を説明する。
【0007】
【調整工程】
望ましくはおからの発生時の余熱を持ってる状態で、本発明の方法で乾燥、殺菌を行う事であるが、実際は難しい事であれば、おからを密閉コンテナー(1a)に収納し、冷蔵保管(2a)又は冷凍保管(2b)後、それぞれ、冷蔵移送(3a)、冷凍移送(3b)で次工程処理施設に移送し、同施設において、冷蔵保管(2a)、冷凍保管(2b)する。冷凍保管したおからは次工程に備えて解凍処理(4a)を行う。
【乾燥、殺菌工程】
調整工程を終えたおからは包装している容器より取り出し、連続式乾燥殺菌装置(5a)の供給ホッパー(5b)から供給コンベアー(5c)上に20mm〜50mmの厚さの層にして供給する。層の厚さは層厚調整装置(5d)で調整を行う。
供給コンベアーのスピードを調整して、マイクロ波照射室(5e)内でおからにマイクロ波が照射される時間を1分から15分で調整する。
マイクロ波照射を終えたおからは冷却室(5f)を通過時に粗熱の放出をする。蒸発する水分は付属のダクトにより、排出をする。
乾燥の補助のため、コンベアー下部より熱風をあてる事もある。
乾燥したおからは空気輸送(6a)によりタンク(7a)に収納し、規定の水分値に調整し、袋詰め機(8a)で袋詰めして、各用途に供する。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
(P1)圧搾おから
(P2)乾燥、殺菌おから
(1a)密閉コンテナー
(2a)冷蔵保存
(2b)冷凍保存
(3a)冷蔵輸送
(3b)冷凍輸送
(4a)解凍処理
(5a)連続式乾燥殺菌装置
(6a)空気輸送
(7a)タンク
(8a)袋詰め機
【発明が属する技術分野】
本発明は豆腐の副産物であるおからの用途開発に寄与する乾燥、殺菌方法である。
【0002】
【従来の技術】
おからは過去は貴重な食品として有効利用されてきたが食生活の変化に伴い不必要な副産物化してしまい、かなりの比率で廃棄処分される状況にある。
おからの再利用に付いては多数の試みが継続して行われてきているが、いずれも発生量の一部が再利用される程度にしか効果が無い。
おからはその持つ特性として、栄養価が高くて水分が多く腐敗が早いという欠点を持つ。従来より、この欠点を補うため、冷凍保存、乾燥等の方法が実行されてきているが、何れもコスト高であったり、物性を損なったり等欠点を持っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
おからはその持つ特性として、栄養価が高くて水分が多く腐敗が早いという欠点を持つ。従来より、この欠点を補うため、冷凍保存、乾燥等の方法が実行されてきているが、何れもコスト高であったり、物性を損なったり等欠点を持っており、充分におからの特性を生かせる方法では無い。
おからの持つ物質変化を極力抑え、乾燥を行い、且つ、殺菌を行う事が可能ならば、長期保存可能な物質に替える事が出来る。
おからが物質変化の無い状態で乾燥物になれば、保存、輸送が容易になり、食品、飼料、薬品等への加工適応性が改善される。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はおからの含有水分値が75%〜85%と高い事に着眼し、マイクロ波照射により効率的に乾燥及び殺菌が可能である事を発見し、又実証した。
即ち、内部に移送ベルトコンベアーを備えた室内の上部より、連続的にマイクロ波照射を行い、移送ベルトコンベアー上に均等な厚みでおからを供給するとおから内の水分が発熱し、均等に、短時間で乾燥できると共に殺菌できる。
この時、コンベアー下部より熱風を供給し、上部よりダクトで除湿すると更に効率が良くなる。
【0005】
【作用及び効果】
従来、おからを乾燥して食料、飼料、肥料にする場合、急激な乾燥を行うため、茶色く焦げて物質変化を起こしている。
この状態では用途は限られてしまい、汎用性はなくなる。
本発明ではおからを物質変化を発生しない条件で乾燥し、しかも殺菌を行っているので、多用途に価値が高く、保存、輸送に耐えるため成分を分離する等の加工適正範囲が広くなり、更に価値を高める事が可能である。
【0006】
【実施例】以下に本発明のおから乾燥、殺菌方法を説明する。
【0007】
【調整工程】
望ましくはおからの発生時の余熱を持ってる状態で、本発明の方法で乾燥、殺菌を行う事であるが、実際は難しい事であれば、おからを密閉コンテナー(1a)に収納し、冷蔵保管(2a)又は冷凍保管(2b)後、それぞれ、冷蔵移送(3a)、冷凍移送(3b)で次工程処理施設に移送し、同施設において、冷蔵保管(2a)、冷凍保管(2b)する。冷凍保管したおからは次工程に備えて解凍処理(4a)を行う。
【乾燥、殺菌工程】
調整工程を終えたおからは包装している容器より取り出し、連続式乾燥殺菌装置(5a)の供給ホッパー(5b)から供給コンベアー(5c)上に20mm〜50mmの厚さの層にして供給する。層の厚さは層厚調整装置(5d)で調整を行う。
供給コンベアーのスピードを調整して、マイクロ波照射室(5e)内でおからにマイクロ波が照射される時間を1分から15分で調整する。
マイクロ波照射を終えたおからは冷却室(5f)を通過時に粗熱の放出をする。蒸発する水分は付属のダクトにより、排出をする。
乾燥の補助のため、コンベアー下部より熱風をあてる事もある。
乾燥したおからは空気輸送(6a)によりタンク(7a)に収納し、規定の水分値に調整し、袋詰め機(8a)で袋詰めして、各用途に供する。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
(P1)圧搾おから
(P2)乾燥、殺菌おから
(1a)密閉コンテナー
(2a)冷蔵保存
(2b)冷凍保存
(3a)冷蔵輸送
(3b)冷凍輸送
(4a)解凍処理
(5a)連続式乾燥殺菌装置
(6a)空気輸送
(7a)タンク
(8a)袋詰め機
Claims (2)
- 発生するおからを発生直後、又は物質変化の発生しない条件で移送し、連続的にマイクロ波を照射して、乾燥、殺菌を行う方法である。
同時におからの下部より熱風を送り乾燥を助ける事もある。 - 発生するおからを発生直後、又は物質変化の発生しない条件で移移送し、公知のコンベアー式連続式マイクロ波照射設備を利用して乾燥、殺菌を行うう方法である。同時におからの下部より熱風を送り、乾燥効果を助ける事もある。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002287523A JP2004081185A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | おからの乾燥、殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002287523A JP2004081185A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | おからの乾燥、殺菌方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004081185A true JP2004081185A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32063637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002287523A Pending JP2004081185A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | おからの乾燥、殺菌方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004081185A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112401104A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-02-26 | 宁波海通食品科技有限公司 | 一种橙碳量子点结合微波-射频处理特色豆制品控菌提质的方法 |
US11229095B2 (en) | 2014-12-17 | 2022-01-18 | Campbell Soup Company | Electromagnetic wave food processing system and methods |
-
2002
- 2002-08-23 JP JP2002287523A patent/JP2004081185A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11229095B2 (en) | 2014-12-17 | 2022-01-18 | Campbell Soup Company | Electromagnetic wave food processing system and methods |
CN112401104A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-02-26 | 宁波海通食品科技有限公司 | 一种橙碳量子点结合微波-射频处理特色豆制品控菌提质的方法 |
CN112401104B (zh) * | 2020-11-27 | 2023-08-11 | 宁波海通食品科技有限公司 | 一种橙碳量子点结合微波-射频处理特色豆制品控菌提质的方法 |
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