JP2004080997A - 発電プラント監視制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 他の計算機の情報の処理を容易にする。
【解決手段】 運転状態選択手段4は、発電ユニット毎に通常運転中若しくは試験調整中かの運転状態を記憶する運転状態記憶テーブル5へ対話手段付表示装置3を介して運転状態を適宜設定する。伝送データスキャン手段11は、運転状態記憶テーブル5に記憶される運転状態とプラントデータテーブル6に保存されるプラント情報とから通常運転中のプラント情報と試験調整中のプラント情報とを識別した識別伝送データを作成して、送信手段12から他の計算機へ送信して、他の計算機の処理負担を軽減する。
【選択図】     図2

Description

 本発明は、複数台の発電ユニットを制御する計算機に接続されプラント情報を表示するとともに、対話処理を行う対話手段付表示装置を備えた発電プラント監視制御装置に関する。
 発電プラントとして、複数台の発電ユニットを1つの発電プラント(例えば、複合発電プラント)として系統運用するものが知られている。この発電プラントを運転する中央操作室は、少人数の運転員で複数台の発電ユニットを監視制御できるようになっている。
 このような発電プラントにおいて、各発電ユニットは1つ1つで独立して順次建設され、試運転がされると共に、年間を通じて定例の発電ユニットの定検が頻繁に行われ、定検時の試運転にも建設時と同様に、他の発電ユニットが通常運転時に行われる。従って、通常運転を行っている運転員や試験調整を担当する試験員にプラント情報を提供する場合は、ハード定検、ソフト定検、試運転等それぞれの定検に応じた情報と、通常運転の情報を区別できるように提供する必要がある。また、これらの情報を区別けすることにより、運転員には通常運転の情報を、また、試験調整を担当する試験員には、建設時試運転調整または定検時試運転調整(以下、定検と称する)に応じた情報を提供する必要がある。以下、この複数の発電ユニットの一つを軸と称する。
 従来技術による定検中に軸の情報を表示装置に出力することを抑止することにより通常運転中の軸の情報と、定検中の軸の情報を区別する方法は知られている。図24は、従来技術を図示したものである。
 図において、発電プラント監視制御装置は、n台の複合発電ユニット1に対して制御用計算機2を接続し、さらに、対話手段付表示装置3を接続して構成している。制御用計算機2は、運転状態選択手段4と運転状態記憶テーブル5とプラントデータテーブル6とデータスキャン手段7とプラント制御手段8と表示出力手段からなっている。
 運転状態選択手段4は、複合発電ユニット1毎に対話手段付表示装置3からの設定信号Cによって運転状態、すなわち、(イ)通常運転中(01)、(ロ)試験調整中を含む定検中出力必要(10)、(ハ)試験調整中を含む定検中出力不要(00)が設定され、運転状態記憶テーブル5へ記憶される。
 データスキャン手段7では、各複合発電ユニット1からの入力を周期的に取込みプラントデータテーブル6へ記憶し更新する。プラント制御手段8では、各複合発電ユニット1へ制御信号を出力して制御する。表示出力手段では、プラントデータテーブル6のデータやプラント制御手段8のデータを対話手段付表示装置3との対話処理により対話手段付表示装置3へ表示するとき、運転状態記憶テーブル5の内容を参照して表示する。
 具体的には、(イ)通常運転中(01)と(ロ)定検中出力必要(10)とが表示出力手段9により両者を識別してデータが対話手段付表示装置3へ出力される。これによって、対話手段付表示装置3上でデータが通常運転中が定検中かの区別がされ、オペレータは、通常運転中のデータか定検中のデータかを把握することができる。また、(ロ)定検中出力不要(00)のデータは、対話手段付表示装置3上へ出力されず、不要データの出力が阻止され、オペレータへの負担を軽減している。
特開昭61−224832号公報
 従来の発電プラント監視制御装置において、図24に示すように従来技術により発電ユニットの試験調整中の情報と他の通常運転中の情報とを選択して表示出力することが可能であるが、近年の技術動向により、下記のような種々要望がある。
 まず、近年、同発電所内の他のユニットからのデータや所内の共通設備用のデータを一括管理するための計算機の導入や、統括部門において他の発電所間のデータを管理する計算機の導入により、1プラントの制御用計算機内でのデータ処理だけでなく、他計算機と多量のデータをやり取りする必要がある。複合発電プラントにおいて、通常運転軸と定検中の軸は混在する場合があり、そのとき、複合発電プラントの制御用計算機から出力されるデータは、定検時のデータと通常運転時のデータが混在することになる。定検中の場合、センサ試験等により、データが明らかに不良となる場合があり、このため、他の計算機にデータを出力する場合、定検中のデータに何らかの加工を加え、他の計算機の処理に影響をおよぼさないようにする必要がある。また、従来は他の計算機で定検軸のデータに再設定が必要であり、これを入力する手間を省力化する必要がある。
 また、センサ試験等によりデータが不良となる場合がある。その場合、各軸の合計値、平均、最大値といった加工データが不良となり、ログデータが適切に出力出来なくなる。よって、定検中のデータに何らかの加工を加え全軸分のデータからの加工データが阻害されないようにする必要がある。
 また、プラント操作端からの出力は、一般に、中央操作室や現場の人に予告のため音声出力するのが通例である。自動化運転試験やCRTオペレーション試験等のプラント操作端の出力の試験中は、自動化の完了メッセージやCRTオペレーションの操作メッセージなど大量の音声出力要求がかかる場合がある。このため、音声通報の処理上メッセージがたまることになり、通常に運転している軸の重要な音声通知に遅れが発生する恐れがある。このため、定検中の試験操作で発生する音声を通常運転中の操作で発生する音声と区別し出力を抑止する必要がある。
 また、近年、計算機の機能高度化および監視項目の増加により収集データが増加している。定検中は、プラント等の模擬操作により、不要なトリップシーケンスが出力される場合がある。また、トリップシーケンスの出力を含む種々のプログラムの調整により計算機の負荷が上昇し、通常運転中の軸について緊急時の監視操作に影響を与えることもある。また、不良データにより不要な印字装置での印字を行うことは紙等の無駄となる。
 また、マンマシン操作について、軸定検時の操作はコンバインドサイクルプラントの定例の操作であり、よりよい操作性が求められている。この場合、定検中の軸のデータをすべて一括で抑止したい場合と、一部の情報は参照したい場合とがある。
 また、マンマシン操作について、軸定検時の操作はコンバインドサイクルプラントの定例の操作であり、よりよい操作性が求められている。上記のような、処理を行った場合、どの機能を抑制しているか、運転員に即座に判るようにする必要がある。CRT上に機能を抑止していることを機能毎に区分して表示する。
 そこで、本発明では、従来の発電プラント監視制御装置における前記のような問題点を下記より解決することを目的とする。
 まず、定検中の試験操作により発生する音声出力要求と、通常運転中に発生する音声出力要求を区別し、定検中の軸より発生する音声出力要求を除外し、大量の音声出力要求がかかることにより起こる必要な音声の出力遅れを緩和することを可能とすることを目的とする。
 また、通常運転中と定検中の軸とを区別し、不要なデータ収集を抑制することにより計算機負荷を下げ、通常運転軸の緊急時の監視操作への影響を押さえ、かつ、余分なタイパ印字も抑止することを可能とすることも目的とする。
 また、定検中の軸の指定がされていることをCRT上で表示する機能を付加することにより、抑止していることを機能毎に区分してオペレータに通知することを可能とするも目的とする。
 本発明は、複数台の発電ユニットを制御する計算機に接続されプラント情報を表示するとともに、対話処理を行う対話手段付表示装置を備えた発電プラント監視制御装置において、前記発電ユニット毎に通常運転中または試験調整中で出力要もしくは試験調整中で出力不要のうちいずれかの運転状態を記憶する運転状態記憶テーブルと、この運転状態記憶テーブルへ前記対話手段付表示装置を介して前記運転状態を適宜設定する運転状態選択手段と、前記発電プラントからプラント情報を取り込みプラントデータテーブルへ更新保存するデータスキャン手段と、音声出力要求があると前記運転状態記憶テーブルに記憶される運転状態を参照して前記試験調整中の場合を除外して前記プラントデータテーブルに保存されるプラント情報と音声インデックステーブルとを参照して音声検索情報を抽出する音声インデックス検索手段と、この音声インデックス検索手段により抽出される音声検索情報により音片テーブルに保存された音片情報を取り出して合成し、音声情報を音声出力装置へ出力する音声合成手段を備え、前記通常運転中の音声出力要求か試験調整中の音声出力要求かを区別して出力不要な試験調整中の音声情報を除外して出力するようにしたものである。
 また、複数台の発電ユニットを制御する計算機に接続されプラント情報を表示するとともに、対話処理を行う対話手段付表示装置を備えた発電プラント監視制御装置において、前記発電ユニット毎に通常運転中または試験調整中で出力要もしくは試験調整中で出力不要のうちいずれかの運転状態を記憶する運転状態記憶テーブルと、この運転状態記憶テーブルへ前記対話手段付表示装置を介して前記運転状態を適宜設定する運転状態選択手段と、前記発電プラントからプラント情報を取り込みプラントデータテーブルへ更新保存するデータスキャン手段と、前記運転状態記憶テーブルに記憶される運転状態に応じて前記プラントデータテーブルに保存されるプラント情報を通常運転中もしくは試験調整中かを区別して不要なプラント情報の出力を除外してトリップシーケンスデータテーブルへ保存するとともに、トリガを判定するトリップシーケンス判定手段へ出力するトリップシーケンス収集手段と、前記採りプシーケンス判定手段によってトリガを判定したとき前記トリップシーケンスデータテーブルから対応するプラント情報を取り出し外部へ出力するトリップシーケンス出力手段を備えたものである。
 また、複数台の発電ユニットを制御する計算機に接続されプラント情報を表示するとともに、対話処理を行う対話手段付表示装置を備えた発電プラント監視制御装置において、前記発電ユニット毎に通常運転中または試験調整中で出力要もしくは試験調整中で出力不要のうちいずれかの運転状態を記憶する運転状態記憶テーブルと、この運転状態記憶テーブルへ前記対話手段付表示装置を介して前記運転状態を適宜設定する運転状態選択手段と、前記発電プラントからプラント情報を取り込みプラントデータテーブルへ更新保存するデータスキャン手段と、前記運転状態記憶テーブルに記憶される運転状態と前記プラントデータテーブルに保存されるプラント情報、および、音声インデックステーブルに保存される音声情報に基づき、音声出力要求を受けて、試験調整中で出力不要の運転状態に対応する音声情報を除いた音声情報を出力する音声情報出力手段と、前記運転状態記憶テーブルに記憶される運転状態と前記プラントデータテーブルに保存されるプラント情報を監視し、トリップシーケンスの発生を検出したときに、試験調整中で出力不要の運転状態に対応するプラント情報を除外したプラント情報をトリップシーケンスデータとして出力するトリップデータ出力手段を備え、前記音声情報出力手段による音声情報出力機能と前記トリップデータ出力手段によるトリップシーケンスデータ出力機能の除外または復帰を前記対話手段付表示装置によって前記運転状態記憶テーブルに設定するようにしたものである。
 また、各発電ユニットに対して、前記音声情報出力機能、前記トリップシーケンスデータ出力機能と、少なくともこの2機能を一括する全機能とを対応づけて前記対話手段付表示装置へ表示選択スイッチを表示させ、前記表示選択スイッチへ機能の除外または復帰を前記運転状態記憶テーブルの内容に応じて表示させ、表示された表示選択スイッチの各スイッチを選択して押す毎に除外と復帰を反転して選択表示させる表示出力手段をさらに備え、かつ、前記運転状態選択手段により前記表示選択スイッチによる選択表示状態を前記運転状態記憶テーブルへ記憶させるようにしたものである。
 したがって、本発明によれば、通常運転中の音声出力要求か試験調整中の音声出力要求かを区別して不要な試験調整中の音声情報を除外するようにしたために試験調整中の多発する音声情報が除外され、必要とする音声情報の遅れを緩和し、オペレータが混乱するのを阻止できるという効果を得る。
 また、通常運転中若しくは試験調整中かを区別して不要なプラント情報の出力を除外するようにしたために試験調整中の多量なプラント情報によってCPU負荷が上昇するのを抑制し、通常運転中の発電ユニットの緊急時に対処でき、しかも、余分な印字出力も阻止することができるという効果も得る。
 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
 図1は、本発明の第1実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図であって、従来例を示す図24と同一符号は、同一部分または相当部分を示し、図1において、制御用計算機2Aに伝送データ10を作成する伝送データスキャン手段11とデータ送信手段12とを設け、制御用計算機2Aとデータの取り合いをする他の計算機13に伝送路14を介して接続し、他の計算機13にデータ受信手段15とデータ加工手段16と加工データテーブル17を設けて、他の計算機13への伝送データ10に運転状態のフラグを付加して伝送する点に特徴を有する。
 次に、本発明の第1実施の形態について、図1乃至図6を参照して具体的に説明する。
 まず、対話手段付表示装置3からの対話処理により機能No.が指定されると図2に示すように運転状態選択手段4が起動される(S1,S2)。ここでいう、機能No.は機能1〜機能nまであり、例えば、自動化音声作成機能、CRTオペレーション出力機能、ログデータ作成機能等をいうが、本発明の第1実施の形態では、他の計算機への伝送データを作成する機能をいう。
 運転状態選択手段4が起動されると、図3に示す如くの手順で処理が開始され、各機能と各軸とに対応して順次運転状態、すなわち、通常運転中(01)、試験調整中を含む定検中出力必要(10)、試験調整中を含む定検中出力不要(00)のいずれかが設定される。
 運転状態選択手段4の処理では、通常運転中(01)が設定されると通常運転中(01)の運転状態を取込む(S11,S12)。また、通常運転中(01)でない設定がされると、定検中出力必要(10)の運転状態を取込む(S11,S13,S14)。また、定検中出力不要(00)が設定されるとその定検中出力不要(00)を取込む(S11,S13,S15)。
 次に、何軸の運転状態が設定されたかを判定し、図4に示す如くの運転状態記憶テーブル5の対応エリア、つまり、設定された軸と機能に対応するエリアへ運転状態を順次記憶する(S16,S17)。
 図4に示す運転状態記憶テーブル5は、1軸〜4軸,共通と、機能1〜機能nとに対してそれぞれ運転状態(00),(01),(10)を記憶するように構成されている。例えば、3軸の機能1は、通常運転中となっていたとする。ここで、3軸の機能1に関するデータを他と区別して他の計算機13へ送る場合には、対話手段付表示装置3から図2と図3の運転状態選択手段4の処理を行い、図4に示すように(01)から(00)に変更する。なお、図4に示す共通は、1軸〜4軸に共通する設備のデータである。
 一方、伝送データスキャン手段11では、プラントデータテーブル6から伝送タイミング毎に1軸〜4軸までのデータを取込み、運転状態記憶テーブル5の内容を参照しつつ図5に示す如くの伝送データ10を作成する。この場合、伝送データ10の運転状態部10aに図4に示す運転状態記憶テーブル5の運転状態が設定されると共に、データ部10bに軸、機能およびプラントデータテーブル6からの対応するデータが設定される。
 例えば、3軸の機能1の場合、定検中出力不要(00)が伝送データ10の運転状態部10aへ設定されて他のデータと一緒にデータ送信手段12へ渡される。データ送信手段12から伝送路14を介して他の計算機13へ伝送データ10が伝送され他の計算機13のデータ受信手段15からデータ加工手段16へ渡される。
 他の計算機13のデータ加工手段16では、図6に示す処理を実行して、順次取り込んだ伝送データ10の運転状態部10aを参照する(S21,S22)。
 この判定で定検中出力不要(00)の伝送データ10のとき、データを0に置き換えて加工データテーブル17の対応するエリアに記憶する(S23)。一方、定検中出力必要(10)と通常運転中(01)の場合、データをそのまま加工データテーブル17の対応するエリアに記憶する(S24)。上記した処理が全伝送データについて行われる(S25)。
 このように第1実施の形態によれば、運転状態記憶テーブルを参照し、他の計算機に伝送されるデータに定検中か通常運転中かのフラグを付加する機能により、他の計算機でも定検中の情報か通常運転中の軸の情報か区別でき、かつ、定検情報フラグをキーに定検中の軸の情報のみ除外したり、また、他の値に置き換えることができる。従って、多数のデータ(例えば、2千点)を手で書き換える手間を省くことができ、他の計算機の処理に影響を及ぼすことを防ぐことができる。
 図7は、本発明の第2実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図であって、従来例を示す図24と同一符号は、同一部分または相当部分を示し、図7においては、制御用計算機2Bにログデータ収集手段20とログデータテーブル21とデータ加工計算手段22と積算用データテーブル23とログデータ出力手段24とを設け、制御用計算機2Bに印字装置25を接続して、印字装置25へ出力される計算加工されたデータについて各軸の運転状態を識別できる一方、不要なデータを削除するようにする点に特徴を有する。
 次に、本発明の第2実施の形態を具体的に図7乃至図9を参照して説明する。
 ログデータ収集手段20では、プラントデータテーブル6から所定周期でデータを取込み図4に示すと同様の運転状態記憶テーブル5を参照して、プラントデータに運転状態を付加して、図8に示す如くのログデータ19を作成してログデータテーブル21へ記憶する。図8に示すログデータ19は、運転状態部19aと定検中状態部19bとデータ部19cからなっている。
 次に、まず、データ加工計算手段22では、図9に示す処理を行い、ログデータテーブル21から図8に示すログデータ19を順次取込み、運転状態を判定し、通常運転中(01)の場合、所定の計算と加工した積算データを作成し積算用データテーブル23の前回の積算データを更新する(S31〜S33)。
 一方、運転状態が定検中で、かつ、定検中出力必要(10)のとき、データ加工計算手段22は、ログデータについて所定の計算と加工を行い、積算データを作成し、前回の積算データを更新する(S34,S35)。また、運転状態が定検中で、かつ、定検中出力不要(00)のときデータ加工計算手段22は、ログデータを0に置き換え積算用データテーブル23を更新する(S34,S36)。以上の処理は、全てのログデータについて繰返し行われる(S37)。
 続いて、対話手段付表示装置3から印字要求があると、ログデータ出力手段24が積算用データテーブル23からデータを取出し加工して印字装置25へ出力する一方、対話手段付表示装置3から表示要求があるとログデータ出力手段24が積算用データテーブル23からデータを取出し加工して対話手段付表示装置3へ表示出力する。
 このように第2実施の形態によれば、定検中の軸のデータが、センサ試験調整により不良となった場合でも、運転状態記憶テーブルを参照し、ログデータに定検中か通常運転中かのフラグを付加する機能により、ログ機能で定検中の情報と通常運転中の情報を区別し、不要情報を除外し、計算することができる。この結果、不要で、しかも、不良なデータを用いて計算することがなく、定検情報フラグをキーに定検中の軸の情報のみの除外や他の値に置き換えることができるため、正常な計算処理によって正確な計算結果を得ることができる。
 図10は、本発明の第3実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図であって、従来例を示す図24と同一符号は、同一部分または相当部分を示し、図10においては、制御用計算機2Cにプラント操作手段30と音声インデックス検索手段31と音声インデックステーブル32と音片テーブル33と音声合成手段34とを設け、制御用計算機2Cに音声出力装置35を接続し、定検中の音声出力要求と通常運転中の音声出力要求を識別し、不要な音声情報を抑制する点に特徴を有する。
 次に、第3実施の形態を図10乃至図15を参照して具体的に説明する。
 まず、音声インデックス検索手段31では、プラントを操作するプラント操作手段30から大型補機の起動/停止やプラントの起動/停止のブレークポイント等に音声処理要求を受け付ける。音声インデックス検索手段31は、音声処理要求があると図11に示す処理を行い、まず、音声要求の機能No.を取込んで、運転状態記憶テーブル5から機能No.に対応する運転状態を取込む(S41,S42)。そして、図12に示す音声インデックス検索処理に移行する(S43)。
 図12に示す1軸〜4軸について説明すると、軸が指定され、1軸であれば、運転状態の判定がされる(S51〜S53)。この判定で通常運転中(01)であれば、音声インデックステーブル32を検索し、音声インデックスを抽出し、定検中出力不要(00)であれば、図13に示す音声インデックステーブル32を検索しないで終了する(S53,S54,S55)。
 また、2軸が指定されていれば、運転状態の判定がされ、通常運転中(01)ならば、音声インデックステーブル32を検索し、定検中出力不要(00)のとき、音声インデックステーブル32を検索しないで終了する(S56〜S59)。同様にして、n軸が指定されれば処理がされる(S60〜S63)。
 図12に示す処理で図13に示す音声インデックステーブル32から音片インデックスが抽出され、音片No.が抽出されると図14に示す音片テーブル33から対応する音片内容が取出され、音声合成手段34によって合成して音声出力データを作成する。この結果、音声出力装置35から音声情報が出力される。
 例えば、図15に示すように、今、3軸が定検中で、プラント操作手段30による操作端試験の期間が重なり、試験操作による音声要求が多発している場合で、1軸では通常通り起動操作が行われそれに伴う音声出力要求が発生している状態を表している。要求a,b,c,fは定検中の3軸からの音声出力要求、d,eは通常運転の1軸からの音声出力要求を表す。また、音声a,b,c,d’,e’,fそれぞれの要求による音声を表す。音声出力は、要求順に前に要求された音声出力終了後、音声出力装置35から行われる。音声要求が多発した場合、図に示すように音声出力が要求されてから実際に出力されるまでに時間差が生じる。このため、実際に監視する必要のある音声以外の音声要求は抑止する必要がある。
 対話手段付表示装置3により、例えば、3軸の自動化音声出力機能を抑止する指定をする。抑止する指定を受けると、運転状態記憶テーブル5の機能番号3エリアの3軸に定検中出力不要(00)が記憶される。音声要求が運転状態記憶テーブル5の運転状態が、定検中出力不要の軸(ここでは3軸)の操作からの場合、音声インデックス検索手段31は、音声インデックステーブル32の検索をしない。運転状態記憶テーブル5の運転状態が、通常運転中(01)の軸の場合は図13の音声インデックステーブル32から仕様音片No.を検索し図14の音片テーブル33より音片を拾い出し、音声合成手段34にて音声出力データを合成し、音声出力装置35より音声を出力する。
 上記抑止操作により、図15の音声出力要求a,b,c,fは抑止され、要求d,eによる音声出力は音声d’,e’のように遅れは阻止される。
 このように第3実施の形態によれば、定検中の軸から発生する音声出力要求を抑止することにより、通常運転の軸からの音声通報の遅れを防止することができる。
 図16は、本発明の第4実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図であって、従来例を示す図24と同一符号は、同一部分または相当部分を示し、図16においては、制御用計算機2Dにトリップシーケンス収集手段40とトリップシーケンス判定手段41とトリップシーケンスデータテーブル42とトリップシーケンス出力手段43とを設け、制御用計算機2Dに印字装置44を接続し、通常運転中と定検中とを識別して不要なトリップシーケンスデータの出力を阻止する点に特徴を有する。
 次に、本発明の第4実施の形態を具体的に図16乃至図18を参照して説明する。
 まず、トリップシーケンス収集手段40では、運転状態記憶テーブル5を参照して図17に示す処理を実行し、1軸の指定があると運転状態の判定がされ、通常運転中(01)のとき、プラントデータテーブル6から所定周期でトリップシーケンスデータを収集してトリップシーケンスデータテーブル42へ記憶し、定検中出力不要(00)のときプラントデータテーブル6からトリップシーケンスデータを収集しない(S71〜S75)。
 次に、2軸について指定があると、運転状態の判定がされ、通常運転中(01)のときプラントデータテーブル6から所定周期でトリップシーケンスデータを収集してトリップシーケンスデータテーブル42へ記憶し、定検中出力不要(00)のときプラントデータテーブル6からトリップシーケンスデータを収集しない(S71,S72,S76〜S79)。
 同様にn軸について指定がある運転状態の判定がされ、運転状態の通常運転中(01)のとき、プラントデータテーブル6からトリップシーケンスデータを収集してトリップシーケンスデータテーブル42へ記憶し、定検中出力不要(00)のときプラントデータテーブル6からトリップシーケンスデータの収集をしない(S80〜S83)。
 トリップシーケンスデータテーブル42では、トリガ点を把えるとトリップシーケンス出力手段43へ通知し、トリップシーケンスデータテーブル42からトリップシーケンスデータを取込んで印字装置44へ出力する。
 例えば、図18に示す上段のように、1軸が定検中のとき、プラント入力等の模擬操作により、時刻t1〜時刻t4にかけて、不要なトリップシーケンスが次々に出力された場合、図の下段に示すようにCPU負荷があり時刻t4までにmax値に近づき計算機の処理が遅くなる。この場合に、通常運転中(01)の4軸のトリップシーケンスが発生すると時刻t4にCPUの負荷max値を越え(図示斜線)緊急時の処理に影響をおよぼす。
 このような場合に、1軸が定検中で1軸のトリップシーケンスの監視を抑止するために、対話手段付表示装置3より、1軸のトリップシーケンス機能(機能1とする)を抑止する指定をする。抑止する指定を受けると、運転状態記憶テーブル5の機能番号1エリアの1軸に定検中出力不要(00)が記憶される。
 これにより、トリップシーケンス収集手段40では、運転状態記憶テーブル5を参照しステータスが、00:定検中出力不要の軸(ここでは1軸)のトリガ接点および監視用接点を除外する。トリップシーケンス収集手段40では、除外した以外の軸について一定周期にプラントデータテーブル6より収集し、トリップシーケンスデータテーブル42に一定量記憶すると共に、トリップシーケンス判定手段41にてトリガ点の変化をとらえ、トリップシーケンス出力手段43により収集した接点変化状態を印字装置44および対話手段付表示装置3へ出力する。上記操作により、定検軸を除外して図18の線aまたは線bのCPU負荷が押さえられる。
 このように本発明の第4実施の形態によれば、運転状態記憶テーブルを参照し、監視不要な定検中の軸のトリップシーケンスの収集を除外する手段により、不要なトリップシーケンスの発生における計算機の負荷の増加を防止し、通常の運転軸の緊急時の操作を妨げることを防ぎ、また、不要な印字を防ぎデータの解析時間や印字用紙を削減することができる。
 図19は、本発明の第5実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図であって、図19は、制御用計算機2Eにデータ伝送手段50とトリップシーケンス手段51とプラント操作手段52とを伝送路53に接続すると共に、外部に設ける印字装置25と音声出力装置35と対話手段付表示装置3Eに接続して各軸の各機能について運転状態を設定する際に、各軸についてまたは各機能について設定できるようにする点に特徴を有する。
 詳細に説明すると、本発明の第5実施の形態は、図1と図7と図10と図16に示す第1実施の形態から第4実施の形態の識別伝送データ作成機能とログデータ作成機能と音声データ作成機能とトリップデータ作成機能を備え、これらの各機能処理のとき、通常運転中と定検中とを識別し、不要データを除外させる一方、必要となったデータを復帰させるようにしている。
 ここで、運転状態記憶テーブル5は、発電ユニット毎に運転状態として、識別伝送データ作成機能とログデータ作成機能と音声データ作成機能とトリップデータ作成機能のそれぞれの機能の復帰または除外を設定可能とするように構成している。また、運転状態選択手段4は、それぞれの機能の復帰または除外を対話処理によって個別あるいは一括して運転状態記憶テーブル5へ設定できるようになっている。
 この構成により、対話手段付表示装置3Eに、例えば、図20に示す定検軸保守画面100が表示される。この画面100には、1軸〜4軸共通に対して、1・トリップシーケンス印字、2・自動化メッセージ表示出力等の各機能が表示され、下段に、8・全機能除外、9・全機能復帰が表示されている。
 上記画面100上、1〜7の番号に抑止対象の機能を割り付ける。機能毎に個別に除外/復帰させてい場合は、各機能名と軸番号や設備名称が交わるエリアを選択すると、図21のように、エリアを選択する度に除外→復帰→除外と、後優先で切替わる。1〜7の機能を一括で除外する場合は、「8・全機能除外」と該当軸の交わるエリアを選択する。復帰する場合は、「9・全機能復帰」と該当軸の交わるエリアを選択する。若しくは、画面100下の3つの()内に、機能番号、軸番号、除外:0/復帰:1をそれぞれ入力する。
 これにより、運転状態記憶テーブル5に運転状態が設定される。
 以上の処理により設定された運転状態記憶テーブル5を読込み、各機能手段の除外処理を行う。
 このように第5実施の形態によれば、定検中における各機能からのデータの印字や表示を除外することを機能毎で行うほか、一括で行える対話(機能)を付加することで運転員の定例操作の操作性を向上させることができる。
 図22は、本発明の第6実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図であって、図22は、対話手段付表示装置3と運転状態選択手段4と運転状態記憶テーブル5と表示出力手段60とから構成し、各発電ユニット毎に除外されている発電ユニットと識別して表示出力する点に特徴を有する。
 ここで、発電ユニットに対して各機能と各機能を一括する全機能とを対応づけて表示選択スイッチによる対話手段付表示装置3へ表示させ、表示選択スイッチの除外または復帰を運転状態記憶テーブル5の内容によって表示し、これら表示選択スイッチを選択して押す毎に除外と復帰とを反転して選択表示させる。運転状態選択手段4は、表示選択スイッチによる選択表示状態を前記運転状態記憶テーブル5へ記憶させる。この手段により、対話手段付表示装置3に図20に示すような画面100や画面101が表示される。この場合、対話処理により表示出力手段60は、運転状態記憶テーブル5の内容を読込み、図23の上段の画面102aのように画面上側に各軸を表示し、定検中出力不要(00)の設定ある軸に対し、図23に示す下段の画面102bのように判り易くCRT表示上にインジケートし除外されているデータがあることを示し運転員に通知する。
 例えば、1軸が定検中出力不要(00)であれば、画面102b上に「1軸定検」と表示する。なお、詳細な除外状態を参照する場合は、図20の画面100を表示することで参照できる。
 このように第6実施の形態によれば、除外状態をオペレータに視覚的に通知することでオペレータはどの発電ユニットが抑止されているか即座に把握でき、除外からの復帰させることを忘れないようにする。
本発明の本発明の第1実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図である。 図1に備える運転状態選択手段の第1の処理手順を示すフローチャートである。 図1に備える運転状態選択手段の第2の処理手順を示すフローチャートである。 図1に備える運転状態記憶テーブルの内容を示す説明図である。 図1に備える伝送データを示すフォーマットである。 図1に備えるデータ加工手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の本発明の第2実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図である。 図7に備えるログデータ収集手段によって作成するログデータを示すフォーマットである。 図7に備えるデータ加工計算手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の本発明の第3実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図である。 図10に備える音声インデックス検索手段の第1の処理手順を示すフローチャートである。 図10に備える音声インデックス検索手段の第2の処理手順を示すフローチャートである。 図10に備える音声インデックステーブルの内容を示す説明図である。 図10に備える音片テーブルの内容を示す説明図である。 音声出力要求と音声出力時間の関係を示すタイムチャートである。 本発明の本発明の第4実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図である。 図16に備えるトリップシーケンス収集手段の処理手順を示すフローチャートである。 トリップシーケンス発生とCPU負荷の遷移図である。 本発明の本発明の第5実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図である。 図19に備える対話手段付表示装置に表示される第1の画面例である。 図19に備える対話手段付表示装置に表示される第2の画面例である。 本発明の本発明の第6実施の形態を示す発電プラント監視制御装置の構成図である。 図22に備える対話手段付表示装置に表示される画面例である。 従来の発電プラント監視制御装置を示す構成図である。
符号の説明
 1 複合発電ユニット
 2 制御用計算機
 3 対話手段付表示装置
 4 運転状態選択手段
 5 運転状態記憶テーブル
 6 プラントデータテーブル
 7 データスキャン手段
 8 プラント制御手段
 9 表示出力手段
 11 伝送データスキャン手段
 12 データ送信手段
 13 他の計算機
 15 データ受信手段
 16 データ加工手段
 17 加工データテーブル
 20 ログデータ収集手段
 21 ログデータテーブル
 22 データ加工計算手段
 23 積算用データテーブル
 24 ログデータ出力手段
 25,44 印字装置
 30,52 プラント操作手段
 31 音声インデックス検索手段
 32 音声インデックステーブル
 33 音片テーブル
 34 音声合成手段
 35 音声出力装置
 40 トリップシーケンス収集手段
 41 トリップシーケンス判定手段
 42 トリップシーケンスデータテーブル
 43 トリップシーケンス出力手段
 50 データ伝送手段
 51 トリップシーケンス手段
 60 表示出力手段

Claims (4)

  1.  複数台の発電ユニットを制御する計算機に接続されプラント情報を表示するとともに、対話処理を行う対話手段付表示装置を備えた発電プラント監視制御装置において、
     前記発電ユニット毎に通常運転中または試験調整中で出力要もしくは試験調整中で出力不要のうちいずれかの運転状態を記憶する運転状態記憶テーブルと、
     この運転状態記憶テーブルへ前記対話手段付表示装置を介して前記運転状態を適宜設定する運転状態選択手段と、
     前記発電プラントからプラント情報を取り込みプラントデータテーブルへ更新保存するデータスキャン手段と、
     音声出力要求があると前記運転状態記憶テーブルに記憶される運転状態を参照して前記試験調整中の場合を除外して前記プラントデータテーブルに保存されるプラント情報と音声インデックステーブルとを参照して音声検索情報を抽出する音声インデックス検索手段と、
     この音声インデックス検索手段により抽出される音声検索情報により音片テーブルに保存された音片情報を取り出して合成し、音声情報を音声出力装置へ出力する音声合成手段を備え、
     前記通常運転中の音声出力要求か試験調整中の音声出力要求かを区別して出力不要な試験調整中の音声情報を除外して出力するようにしたことを特徴とする発電プラント監視制御装置。
  2.  複数台の発電ユニットを制御する計算機に接続されプラント情報を表示するとともに、対話処理を行う対話手段付表示装置を備えた発電プラント監視制御装置において、
     前記発電ユニット毎に通常運転中または試験調整中で出力要もしくは試験調整中で出力不要のうちいずれかの運転状態を記憶する運転状態記憶テーブルと、
     この運転状態記憶テーブルへ前記対話手段付表示装置を介して前記運転状態を適宜設定する運転状態選択手段と、
     前記発電プラントからプラント情報を取り込みプラントデータテーブルへ更新保存するデータスキャン手段と、
     前記運転状態記憶テーブルに記憶される運転状態に応じて前記プラントデータテーブルに保存されるプラント情報を通常運転中もしくは試験調整中かを区別して不要なプラント情報の出力を除外してトリップシーケンスデータテーブルへ保存するとともに、トリガを判定するトリップシーケンス判定手段へ出力するトリップシーケンス収集手段と、
     前記採りプシーケンス判定手段によってトリガを判定したとき前記トリップシーケンスデータテーブルから対応するプラント情報を取り出し外部へ出力するトリップシーケンス出力手段を備えたこと特徴とする発電プラント監視制御装置。
  3.  複数台の発電ユニットを制御する計算機に接続されプラント情報を表示するとともに、対話処理を行う対話手段付表示装置を備えた発電プラント監視制御装置において、
     前記発電ユニット毎に通常運転中または試験調整中で出力要もしくは試験調整中で出力不要のうちいずれかの運転状態を記憶する運転状態記憶テーブルと、
     この運転状態記憶テーブルへ前記対話手段付表示装置を介して前記運転状態を適宜設定する運転状態選択手段と、
     前記発電プラントからプラント情報を取り込みプラントデータテーブルへ更新保存するデータスキャン手段と、
     前記運転状態記憶テーブルに記憶される運転状態と前記プラントデータテーブルに保存されるプラント情報、および、音声インデックステーブルに保存される音声情報に基づき、音声出力要求を受けて、試験調整中で出力不要の運転状態に対応する音声情報を除いた音声情報を出力する音声情報出力手段と、
     前記運転状態記憶テーブルに記憶される運転状態と前記プラントデータテーブルに保存されるプラント情報を監視し、トリップシーケンスの発生を検出したときに、試験調整中で出力不要の運転状態に対応するプラント情報を除外したプラント情報をトリップシーケンスデータとして出力するトリップデータ出力手段を備え、
     前記音声情報出力手段による音声情報出力機能と前記トリップデータ出力手段によるトリップシーケンスデータ出力機能の除外または復帰を前記対話手段付表示装置によって前記運転状態記憶テーブルに設定するようにしたことを特徴とする発電プラント監視制御装置。
  4.  各発電ユニットに対して、前記音声情報出力機能、前記トリップシーケンスデータ出力機能と、少なくともこの2機能を一括する全機能とを対応づけて前記対話手段付表示装置へ表示選択スイッチを表示させ、前記表示選択スイッチへ機能の除外または復帰を前記運転状態記憶テーブルの内容に応じて表示させ、表示された表示選択スイッチの各スイッチを選択して押す毎に除外と復帰を反転して選択表示させる表示出力手段をさらに備え、
     かつ、前記運転状態選択手段により前記表示選択スイッチによる選択表示状態を前記運転状態記憶テーブルへ記憶させるようにしたことを特徴とする請求項3記載の発電プラント監視制御装置。
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