JP2004080816A - Ip電話用ゲートウェイ装置の発着信処理、そのプログラムを記録した記録媒体、及びip電話システム - Google Patents

Ip電話用ゲートウェイ装置の発着信処理、そのプログラムを記録した記録媒体、及びip電話システム Download PDF

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Abstract

【課題】 IP電話用ゲートウェイ装置に関し、特に固定的でないIPアドレスが付与されたコンピュータによる発信/着信を可能とするIP電話用ゲートウェイ装置の発着信処理方法を提供する。
【解決手段】 着信したIPパケットに含まれる着アドレスが、IPアドレスか、自局内の電話番号か否かを判定すること、自局内の電話番号の場合は、第1の登録テーブルを検索して前記電話番号に対応するコンピュータのIPアドレスを取得し、且つそのコンピュータの受信可能状態を判定すること、前記コンピュータが受信可能状態のときは、その取得したIPアドレスのコンピュータへ着信させること、前記コンピュータが受信不可能状態又は前記コンピュータへの着信が失敗したときは、前記電話番号の電話機へ着信させること、から成る。
【選択図】   図12

Description

 本発明はゲートウェイ装置の発着信処理に関し、特にIP電話システムを構築する際に使用されるゲートウェイ装置の発着信処理方法、そのゲートウェイ装置の機能を実現させるためのプログラムを記録した記録媒体、そのゲートウェイ装置を用いたIP電話システム、及びそれに接続される端末用のソフトウェアに関するものである。
 図1は、従来のIP電話の利用形態を示したものである。
 図1に示すように、実際にIP電話を利用するエンドユーザから見た場合、ユ−ザが使用する装置はコンピュータ又は電話機である。従来のIP電話における端末相互間の接続態様は図1に示す4通りである。
 1)コンピュータ→コンピュータ(21)
 2)コンピュータ→(ゲートウェイ)→電話機(22)
 3)電話機→(ゲートウェイ)→コンピュータ(23)
 4)電話機→(ゲートウェイ)→(ゲートウェイ)→電話機(24)
 また、コンピュータ(PC)11、13にはIP電話を利用するためのソフトウェア(例えば、ネットミーティング(登録商標)等)が必要となる。また、一般の電話機14,19でIP電話を利用するにはゲートウェイ装置(GW)16,17が必要となる。ゲートウェイ装置16,17は、電話網15,18を介してプロバイダのセンタ内等に設置され、電話網15,18とインターネット12との間における音声−パケット信号の変換処理や呼接続制御等を実行する。
 ところで、前記ソフトウェア及びゲートウェイ装置の提供会社はこれまで独自の仕様に基づくサービスを提供してきたため、IP電話は同一ソフトウェア及び同一装置間における利用に制限される等の不都合があった。近年、VoIP (Voice over Internet Protocol Forum) 等を中心に各提供会社の異なるソフトウェア及び装置を使用した場合にもIP電話の相互接続が可能となるよう標準化作業が進められており、その標準化のべ一スとして勧告H.323が採用された。
 ITU−T (International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector) では,勧告H.323を「サービス品質非保証型LANで用いられるビジュアル電話システム及び装置」の国際標準規格にしている(非特許文献1参照)。勧告H.323では、上述のソフトウェアを具備したコンピュータのことを「H.323端末」と呼び、また上述のゲートウェイ装置のことを「H.323ゲートウェイ」又は単に「ゲートウェイ」と呼んでいる。
 なお、図1に示すIP電話システムに関連する公知例としては、サーバ装置上にユーザ名、IP(Internet Protocol) アドレス、及び電話番号等を関連付けたデータベースを配置し、IP電話の宛先として指定されたアドレスに対応する着信側コンピュータが受信不可の場合(例えば、IP電話用のソフトウェアが起動されていない場合等)に、前記データベースから得られた電話番号に自動的に迂回して対応電話機を呼出す手段を備えるようにした通信システムが開示されている(特許文献1参照)。
 図2は、IP電話を使った従来の回線接続及びコールバック動作の一例を示したものである。図2の(a)は図1の21又は22のルートで発信した場合の例を、また図2の(b)は図1の23又は24のルートで発信した場合の例をそれぞれ示している。
 図2の(a)では、IPアドレス[a.a.a.a]の発側コンピュータ11が、IPアドレス[b.b.b.b]の着側コンピュータ13又はゲートウェイ装置17に対し、自らのIPアドレス[a.a.a.a]を発側アドレスとして通知する。着側コンピュータ13又はゲートウェイ装置17がコールバックする際には前記通された発側アドレス[a.a.a.a]を使用する。
 図2の(b)では、電話番号[3000]の電話機14からの発呼により、IPアドレス[g.g.g.g]の発側ゲートウェイ装置16がIPアドレス[b.b.b.b]の着側コンピュータ13又はゲートウェイ装置17に対し、自装置のIPアドレス[g.g.g.g]と発呼端末の電話番号[3000]を発アドレスとして通知する。着側コンピュータ13又はゲートウェイ装置17がコールバックする際には前記通された発側アドレス[g.g.g.g]及び発呼端末の電話番号[3000]を使用する。
 上記2つの例では、IPアドレスとしていずれもグローバルIPアドレスが使用されており、発信元及び相手先となる各コンピュータ11、13及びゲートウェイ装置16,17はいずれも一意に定まる。発側の電話機14もその電話番号により同様に一意に定まる。従って、着側の端末及び装置13,17からはコールバック先の発側端末及び装置11、14を明確に指定できた。
「ITU−T Hシリーズ(オーディオビジュアル/マルチメディア関連)勧告集(その2)」発行:財団法人新日本ITU 協会 特開平09−168065号公報
 ところで、図1の21及び22のルートに示すように、従来においてはコンピュータ11から発信するIP電話は直接インターネット12に接続されており、その通話情報のログについては発側のコンピュータ11で個別に情報収集を行っていた。そのため、従来において例えば複数のコンピュータを有する企業がそれらをIP電話として利用する場合に全体の利用状況の把握が困難であるという問題があった。
 また、近年、グローバルIPアドレスの不足が深刻化してきており、これを解決する手段としてDHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) やプライベートIPアドレス等の利用が増えつつある。DHCPサーバによるIPアドレスの割り付け方法によれば、コンピュータ起動時にDHCPサーバからグローバルな(世界で唯一の)IPアドレスが動的に付与されるが、各コンピュータからみれば常時固定したアドレスが付与されたことにはならない。また、プライベートIPアドレスは自営網のLAN内部等にのみ使用が許可された独自のIPアドレスであり、各コンピュータにとっては固定のIPアドレスとなるが、そのIPアドレスは外部の公衆のインターネットヘは見せることが禁止されたIPアドレスである。
 その結果、DHCP又はプライベートIPアドレスを利用しているLAN内のコンピュータに対して、外部(公衆のインターネット)から直接そのIPアドレスを指定してIP電話を着信させることができないという問題があった。
 反対に、DHCP又はプライベートIPアドレスを利用しているLAN内のコンピュータから外部(公衆のインターネット)ヘIP電話を発信する際にも、プライベートIPアドレスを利用している場合にはプライベートIPアドレスを発信元アドレスとして外部ヘ発信ができないという問題があった。また、DHCPを利用している場合には外部へのIP電話の発信は原則可能であるが(選択的・時変的ではあるがグロ−バルIPアドレスが付与される)、着信側で発信側のIPアドレスを記憶してそれを基にコールバックしようとする際に相手側が特定できない場合が生ずるという問題があった。
 そこで本発明の目的は、上記種々の問題点に鑑み、1)自営網等に接続するコンピュータ及び電話機によるIP電話を効率良く管理し、また2)DHCP又はプライベートIPアドレス等の利用に係わりなく前記コンピュータ及び電話機によるIP電話の発信/着信をいずれも可能とする、IP電話用ゲートウェイ装置の発着信処理方法、そのゲートウェイ装置の機能を実現させるためのプログラムを記録した記録媒体、そのゲートウェイ装置を用いたIP電話システムを提供することにある。
 本発明によれば、着信したIPパケットに含まれる着アドレスが、IPアドレスか、自局内の電話番号か否かを判定すること、IPアドレスの場合は、そのIPアドレスを有するコンピュータへ着信させること、自局外の電話番号の場合は、その電話番号に対応するゲートウェイ装置に着信させること、自局内の電話番号の場合は、第1の登録テーブルを検索して前記電話番号に対応するコンピュータのIPアドレスを取得し、且つそのコンピュータの受信可能状態を判定すること、前記コンピュータが受信可能状態のときは、その取得したIPアドレスのコンピュータへ着信させること、前記コンピュータが受信不可能状態又は前記コンピュータへの着信が失敗したときは、前記電話番号の電話機へ着信させること、から成るIP電話用ゲートウェイ装置の着信処理の方法が提供される。
 また、本発明によれば、発信するIPパケットに含まれる発アドレスが、固定的なIPアドレスかを判定すること、固定的なIPアドレスの場合は、前記IPパケットをそのまま発信すること、固定的なIPアドレスでない場合は、その発アドレスを、第2の登録テーブルから取得した当該IPアドレスに対応する電話番号と自ゲートウェイ装置のIPアドレスとに置き換えたIPパケットを発信すること、発信したIPパケットのログ情報を記録すること、から成るIP電話用ゲートウェイ装置の発信処理の方法が提供される。
 そこには、自局内のコンピュータから通知された、DHCPによるIPアドレスと対応電話機の電話番号、及びコンピュータの使用可否の情報を、前記第1の登録テーブルに登録すること、そしてDHCPによるIPアドレスと対応電話機の電話番号を、前記第2の登録テーブルに登録することが含まれる。
 さらに、本発明によれば、IPパケットの着信処理を行うLAN側着信処理機能と、IPパケットによる発信処理を行うLAN側発信処理機能と、電話機からの着信処理を行う回線側着信処理機能と、電話機への発信処理を行う回線側発信処理機能と、自局内のコンピュータのIPアドレス、そのコンピュータの対応電話機の電話番号、及びそのコンピュータの受信可能状態のデータを、登録テーブルに登録し又はそれから検索する登録/検索機能と、で構成されるIP電話ゲートウェイ機能を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
 前記LAN側着信処理機能は、IPパケットに含まれる着アドレスが自局内の電話番号の場合に、前記登録/検索機能により前記登録テーブルを検索して前記電話番号に対応するコンピュータのIPアドレスを取得し、且つそのコンピュータが受信可能状態の時に、前記LAN側発信処理機能へその取得したIPアドレスのコンピュータへの発信を依頼する機能と、前記コンピュータが受信不可能状態又は前記コンピュータへの着信が失敗した時には、前記回線側発信処理機能に前記電話番号の電話機への発信を依頼する機能と、を含む。
 前記LAN側発信処理機能は、発信すべきIPパケットに含まれる発アドレスが固定的なIPアドレスでない場合には、当該発アドレスを、前記登録/検索機能により前記登録テーブルを検索して取得した当該IPアドレスに対応する電話番号と自コンピュータのIPアドレスとに置き換えたIPパケットを発信する機能、を含む。
 さらにまた、本発明によれば、IPネットワークと、前記IPネットワークに接続されるIP電話用ゲートウェイ装置と、前記IP電話用ゲートウェイ装置に接続される自局内のコンピュータ及びその対応電話機と、で構成されるIP電話システムが提供される。
 前記IP電話用ゲートウェイ装置は、自局内のコンピュータのIPアドレス、そのコンピュータの対応電話機の電話番号、及びそのコンピュータの受信可能状態を登録する登録テーブルを有し、着信したIPパケットに含まれる着アドレスが自局内の電話番号の場合には、前記登録テーブルを検索して前記電話番号に対応するコンピュータのIPアドレスを取得し、且つそのコンピュータが受信可能状態の時に、前記取得したIPアドレスのコンピュータへの発信処理を行い、前記コンピュータが受信不可能状態又は前記コンピュータへの着信が失敗した時には、前記電話番号の電話機への発信処理を行う。
 そして、前記自局内のコンピュータは、DHCPにより付与されたIPアドレスと対応電話機の電話番号、及びそのコンピュータの使用可否の情報を、前記登録テーブルに登録するため前記IP電話用ゲートウェイ装置に通知する。
 また、前記IP電話用ゲートウェイ装置は、自局内のコンピュータのIPアドレスとその対応電話機の電話番号を登録する登録テーブルを有し、発信すべきパケットに含まれる発アドレスが固定的なIPアドレスでない場合には、前記登録テーブルの検索により前記IPアドレスに対応する電話番号を取得し、前記発アドレスを、自ゲートウェイ装置のIPアドレスと前記取得した電話番号に置き換えたIPパケットを発信する。
 そして、前記自局内のコンピュータは、DHCPにより付与されたIPアドレスと対応電話機の電話番号を、前記登録テーブルに登録するため前記IP電話用ゲートウェイ装置に通知する。
 以上説明したことから、本発明には以下のような利点がある。
 (1)一般的に電話機は、話中等を除けば、常に呼出し可能な状態であると言う点がメリットである。一方、IP電話用のソフトウェアを利用して会話を行うことは、画面上の様々な情報を共有しながら会話ができるのでメリットも多い。本発明によれば、コンピュータがIP電話の受信が可能な時には、コンピュータでの着信を優先させるため、実用上非常に効果的である。
 (2)本発明によれば、発側のコンピュータが固定的なIPアドレスを持たない場合(DHCPによるIPアドレスを利用している場合)でも、IP電話の発信/着信が行えるようになり、非常に効果的である。それにより、固定的なIPアドレスを持たないコンピュータからのIP電話を着信したコンピュータからコールバックが可能となる。
 (3)本発明によれば、コンピュータのIPアドレスが変更になった場合や、対応する電話番号が変更になった場合でも、例えば、IP電話用ソフトウェアの起動時やDHCPによるIPアドレスの付与時に、コンピュータからの通知によってゲートウェイ装置側の情報を更新することができる。
 (4)コンピュータによるIP電話の発信/着信は全てゲートウェイ装置を経由させることになるので、ゲートウェイ装置を配置するセンタ側又は管理者側で一括して通話情報の収集が可能となり、特に運用管理者にとっては非常に効果的である。
 図3は、本発明によるIP電話用ゲートウェイシステムを用いた発信側端末と着信側端末との間の接続構成例を示したものである。
 図3において、一点鎖線の上側部分は図1の従来の接続構成例に相当する。本発明に特徴的な接続構成は下側部分に示されている。ここでは、その下側部分について説明する。
 図3の下側構成からも明らかなように、発側のコンピュータ(PC)は必ず本発明によるゲートウェイ装置16−a〜16−cを介して外部ネットワーク12、18に接続される。この構成より発側コンピュータの通話ログ情報は本発明によるゲートウェイ装置16−a〜16−cで収集することが可能となり、IP電話の利用状況を集中管理することができる。なお、図3では説明のため1つのゲートウェイ装置に1つの発側コンピュータだけを接続したものを示しているが、全てのゲートウェイ装置16−a〜16−cを、ゲートウェイ装置16−1〜16−2を含めて、1つのゲートウェイ装置として構成できる。
 また上記構成と関連して、本発明によれば従来にはなかったLAN−LAN間の接続が可能となる。すなわち、上記「コンピュータ→ゲートウェイ」という接続構成から、さらに「ゲートウェイ→コンピュータ」(25−a〜25−c)という接続形態が可能となる。これは、本発明によるゲートウェイ装置がルータ機能をも備えたと見ることができる。その結果、図3の各発信側及び着信側の(*1)の範囲内(企業内部の自営網に相当)では、各コンピュータに固定的なグローバルIPアドレスを付与する必要がなく、プライベートIPアドレスだけでIP電話が利用可能となる。
 図4は、本発明によるIP電話用ゲートウェイ装置の基本構成を示したものである。図5は、図4のゲートウェイ装置で使用する登録テーブル1及び2の一例を示したものである。
 図6〜9は、本発明によるIP電話用ゲートウェイ装置の動作説明図である。
 先ず、図4のゲートウェイ装置で実行される従来機能に関する動作(図3の一点鎖線の上側部分に相当)から説明する。
 図4において、LAN側(インターネット側)からの着信処理(図4に実線矢印で示す)では、その着信をLANボード43を介してLAN側着信処理部44が受け付け、予めユーザ登録がされているユーザ認証部41でユーザ認証を行う。ユーザ認証の確認後、回線側発信処理部48へ発信を依頼して回線側発信処理部48が依頼された電話機に発信する。通話情報収集部49は、その通話が完了した時点で通話情報のログを収集する。
 一方、回線側からの着信処理(図4に破線矢印で示す)では、その着信を回線ボード46を介して回線側着信処理部45が受け付け、ユーザ認証部41でユーザ認証を行う。さらに相手先が電話番号の場合には、ゲートウェイアドレス検索部42でその電話番号を基に相手先を収容するゲートウェイ装置のアドレスを検索し、LAN側発信処理部47へ検索したアドレスを伴う発信依頼がなされる。LAN側発信処理部47はその指定されたアドレスに対して発信する。通話情報収集部49は、その通話が完了した時点で通話情報のログを収集する。
 次に、本発明のゲートウェイ装置に特徴的な機能部分(図4の網掛け部分)の動作について説明をする。
 本発明では少なくとも発信元のコンピュータ51は必ず指定した本発明によるゲートウェイ装置40を経由してIP電話の発信を行う。ゲートウェイ装置40は、指定された相手先(電話番号やIPアドレス)によって処理の切り分けを行い、さらに通話情報収集部49で収容するコンピュータ51が発信したIP電話の通話情報のログを収集する。
 図6は、ゲートウェイ装置40がコンピュータ51からの発信依頼を受けた時に相手先の指定が自局内の電話番号の場合の動作の一例を示している。
 図4で示したLAN側着信処理部44がコンピュータ51から着信を受け付けると、先ずユーザ認証部41でユーザの認証を行う。次に相手先が自局内の電話番号[2000]であると判断すると、従来通り回線側発信処理部48へその発信を依頼し、回線側発信処理部48が電話機54(電話番号[2000])に接続する。そして通話情報収集部49は通話が完了した時点で通話情報のログを収集する。
 図7は、ゲートウェイ装置40がコンピュータ51からの発信依頼を受けた時に相手先の指定が自局外の電話番号又はIPアドレスの場合の動作例を示している。
 図7の点線上側の自局外電話番号の場合、LAN側着信処理部44がコンピュータ51から着アドレスとして自局外の電話番号[06−123−4567]を受け付けるとゲートウェイアドレス検索部42が有する「局番−ゲートウェイIPアドレス対応テーブル」を参照してその局番[06]に対応する相手先のゲ−トウェイ装置のIPアドレス[a.b.c.d]を獲得する。
 LAN側着信処理部44は、LAN発信処理部47に対して前記得したIPアドレス[a.b.c.d]のゲートウェイ装置55が収容する電話機56(電話番号[123−4567])への接続を依頼する。LAN発信処理部47はその依頼に従って発信処理を行い、また通話情報収集部49がその通話の完了時点で通話情報のログを収集する。
 一方、図7の点線下側に示すIPアドレスの場合には、LAN側着信処理部44がコンピュータ51からの着アドレスに記載されたIPアドレス[w.x.y.z]のコンピュータ52への接続依頼を受け付けると、LAN発信処理部47に指定されたIPアドレス[w.x.y.z]のコンピュータ52への接続を依頼する。LAN発信処理部47はその依頼に従って発信処理を行い、また通話情報収集部49はその通話終了時点で通話情報のログを収集する。
 図8は、本発明による自局内のコンピュータへの着信切り換え動作の一例を示したものである。
 図8では、自局内の電話機54に対する着信を受け付けると、本発明によるゲートウェイ装置40がその電話機54の電話番号に対応して登録してあるコンピュータ52の側へ着信先を切り換える。
 上記の切り換え動作を行うには、その前に次のa)及びb)の処理を完了させておくことが必要である。a)着信先のコンピュータ52は、IP電話用ソフトウェアを起動した際に、自局内の所定の電話機54の電話番号(本例では[2000])に対応させた自IPアドレス[X.X.X.Y]と、前記ソフトウェアの起動によってIP電話が受信可能「可」となった旨をゲートウェイ装置40へ通知する。b)前記通知を受けたLAN着信処理部44は、それらを内部の登録テーブル1(図5の(a)参照)へ書込む。
 ゲートウェイ装置40は、自局内の電話番号[2000]を有する着信を受けると(図6の例ではそのまま電話機54を呼出していたが)、本例では着信を受け付けたLAN着信処理部44は前記登録テーブル1を検索し、電話番号[2000]に対応するコンピュータであって且つそれがIP電話を受信可能か否か調べる。受信可能「可」であれば対応コンピュータ52のIPアドレス[X.X.X.Y]を獲得し、以降は図7の点線下側の場合と同様にLAN発信処理部47ヘ前記IPアドレス[X.X.X.Y]による接続を依頼する。
 反対に、受信「不可」の場合か又は前記接続依頼によっても結果的にコンピュータ52への着信が失敗した場合には、図6と同様に電話番号[2000]に基づき回線側発信処理部48が電話機54を呼出す。ここでも通話情報収集部49は通話情報のログを収集する。
 本例によれば、外部(公衆のインターネット)からの着信を本発明によるゲートウェイ装置40にすることで、DHCP又はプライベートIPアドレスを利用する自局内のコンピュータに対しても外部(公衆のインターネット)から直接IP電話をかけることが可能となる。
 図9は、本発明によるコンピュータからの発信動作の一例を示したものである。
 図9には、自営網内のコンピュータ51から外部のインターネットを介して他のゲートウェイ装置55やコンピュータ52への発信依頼を受けたゲートウェイ装置40の動作と、その場合の外部からのコールバック動作とを示している。
 ところで、先に図2で示したように従来は着側へ通知する発側のアドレスとして、コンピュータ11から直接発信する場合にはそのIPアドレス(図2の(a)のグローバルIPアドレス[a.a.a.a])を、またゲートウェイ装置16を経由して電話機14が発信する場合にはゲートウェイ装置のグローバルIPアドレス+電話機の電話番号を通知していた(図2の(b)のグローバルIPアドレス[g.g.g.g]+[3000])。
 図9の例は、次のa)〜c)を前提に動作する。a)自営網内等の発側コンピュータ51はIPアドレスとしてDHCPサーバより付与されたIPアドレス又はプライベートIPアドレスを利用しており、固定的なグローバルIPアドレスは持たない。また、b)前記コンピュータ51に対応する電話機57(電話番号[3000])が存在する。さらに、c)前記コンピュータ51はその起動時等にDHCPサーバから付与されたIPアドレスを本発明によるゲートウェイ装置40へ通知しておく。
 図9において、前記ゲートウェイ装置40は、LAN側発信処理部47に設けた登録テーブル2に前記通知されたIPアドレスと対応電話機57の電話番号[3000]とを対応させて登録する。図5の(b)には登録テーブル2の一例を示している。なお、コンピュータ51が固定的なプライベートIPアドレスを有する場合には前記通知の必要はなく登録テーブル2にそのIPアドレスと対応電話番号とを予め設定しておけばよい。
 ゲートウェイ装置40のLAN側着信処理部44は、例えばプライベートIPアドレス[P.P.P.P]を利用しているコンピュータ51からの発信を受けると、前述の図7で示した処理によって相手先への発信をLAN側発信処理部47へ依頼する。本例では、LAN側発信処理部47がさらに受信した発信元のプライベートIPアドレス[P.P.P.P]を基に登録テーブル2を検索して対応電話機の電話番号[3000]を獲得する。そして、相手先であるIPアドレス[b.b.b.b]のコンピュータ52又はゲートウェイ装置55には、発側のアドレスとして「ゲートウェイ装置のIPアドレス[g.g.g.g]十コンピュータに対応する電話番号[3000]」を通知する。
 このように、本例ではグロ−バルIPアドレス以外のDHCPより付与されたIPアドレスやプライベートIPアドレスを利用しているコンピュータ51からゲートウェイ装置40を経由してインターネットヘ発信する場合に、ゲートウェイ装置40のグローバルIPアドレスとそのコンピュータに対応している電話番号に置き換えて通知する。その結果、プライベートIPアドレスを利用しているコンピュータからも外部への発信が可能であり、また着側から受信した前記と同じ「ゲートウェイ装置のIPアドレス[g.g.g.g]十電話番号[3000]」を使ってコールバックすることができる。
 図10は、これまで述べた本発明による装置−装置間での情報引渡しの一例を示したものである。
 図11は、図10の動作説明図である。
 図10では、コンピュータA(51)と電話機57(電話番号a)とが対応しており、コンピュータD(52)と電話機54(電話番号d)とが対応している。また、コンピュータA及びDは、いずれも固定的なグローバルIPアドレスを持たない。
 図11には、図10でも示しているコンピュータA〜Dとの間で送受信されるIPパケット61〜66のデータイメージを示している。ここで、「発IP:・・」及び「着IP:・・」はヘッダ部分を、他の「発アドレス・・」及び「着アドレス・・」はデータ部分を示している。前記「発IP」及び「着IP」には互いが直接接続される装置同士の発側装置のIPアドレスと着側装置のIPアドレスとがそれぞれ書き込まれる。また、「発アドレス」には発信元(コンピュータA)を特定する情報が、そして「着アドレス」には着信先(ゲートウェイ装置Cに接続された電話機54、但し本発明ではコンピュータD)を特定する情報がそれぞれ書き込まれる。
 発信元のコンピュータAから発側ゲートウェイ装置Bへ送信されるパケットデータ61の発アドレスにはコンピュータAのIPアドレスが書き込まれ、その着アドレスには着側ゲートウェイ装置CのIPアドレスと着信先の電話番号dが書き込まれる。発側ゲートウェイ装置Bは、図9で示したように登録テーブル2を検索して受信したコンピュータAの発信元IPアドレスから対応する電話番号aを獲得し、その送信パケットデータ62の発アドレスを「発側ゲートウェイ装置BのIPアドレス+電話番号a」に置き換える。
 着側ゲ−トウェイ装置Cでは、着アドレスの電話番号dから図8で示したように登録テ−ブル2を検索してコンピュータDの受信状態が「可」の場合には着アドレスをパケットデータ63に示すようにコンピュータDのIPアドレスに置き換えて送信する。次に、コンピュータDからコンピュータAにコ−ルバックする時には、受信した発アドレス「ゲートウェイ装置BのIPアドレス+電話番号a」を着アドレスに書き込む。以降は、前述した手順(図9及び8参照)で発側コンピュータAがコ−ルバックされる。
 図12及び13は、これまで説明してきた発明によるゲ−トウェイ装置40のLAN側着信処理部44及びLAN側発信処理部47の各機能動作をフロ−形式でまとめたものである。
 図12はLAN側着信処理部の処理フロ−を、図13はLAN側発信処理部の処理フロ−をそれぞれ示している。
 また、図14は、コンピュータ側でIP電話用のソフトウェアを起動する際に本発明で必要とされる幾つかの処理フロ−例を示している。
 なお、いずれの図面においても本発明と関連する処理部分には点線枠が付してあり、従来処理と明確に区別している。
 図12のLAN側着信処理部44は、LAN側からの着信でその認証が済むと、受信した着アドレスがIPアドレスか電話番号かを判断する(S101〜103)。IPアドレスの場合には(図7の点線下側参照)、LAN側発信処理部47へ発信を依頼し、その後の通話処理を行う(S116〜118)。着アドレスが電話番号であって自ゲ−トウェイ装置以外の場合には(図7の点線上側参照)、ゲ−トウェイアドレス検索部42から相手先のゲ−トウェイ装置のIPアドレスを獲得し、LAN側発信処理部47へ発信を依頼してその後は通話処理を行う(S112〜115)。
 一方、着アドレスが電話番号であって自ゲ−トウェイ装置内の場合には(図8参照)、登録テ−ブルを検索して前記電話番号に対応する受信可能なコンピュータの有無を判断する(S105)。有ればその対応IPアドレスを添えてLAN側発信処理部47へ発信を依頼し、後の通話処理を行う(S109〜111)。無ければ図6で示したように回線側発信処理部48へ依頼してその電話番号の電話機に着信する(S106〜108)。
 図13のLAN側発信処理部47では、LAN側着信処理部44からの発信依頼を受けると発信元のIPアドレスが固定的なグロ−バルIPアドレスか否かを判断する(S201及び202)。グロ−バルIPアドレスでない場合には(図9参照)、登録テ−ブルを検索して発側IPアドレスに対応する電話番号を獲得し、発側IPアドレスを「発側ゲ−トウェイ装置のIPアドレス+対応電話番号」に置き換える(S203及び204)。発信元のIPアドレスが固定的なグロ−バルIPアドレスの場合にはそのまま使用する。その後は着信処理を行って通話処理を開始する(S205〜207)。その通話終了後に通話情報収集部49へ通話ログ情報の収集を依頼する(S208)。なお、本例では固定的なグローバルIPアドレスを用いているが、自局内のコンピュータを一意に特定できる固定的なIPアドレス(プライベートIPアドレスを含む)であればよい。
 図14のコンピュータ側の処理では、先ずコンピュータの起動時(パワ−オン時)にDHCPサ−バからIPアドレスを獲得する(S301及び302)。コンピュータに固定的なグロ−バルIPアドレスやプライベ−トIPアドレスが付与される場合には上記手順は不要である。次にIP電話用のソフトウェアを起動して(又はその起動直前に)、対応する電話機の電話番号と前記獲得した自IPアドレス、及び受信可能状態(「可」等)を本発明によるゲ−トウェイ装置40に通知する(S303及び304)。なお、その起動前には予め前記ゲ−トウェイ装置や対応する電話番号等をソフトウェアに設定しておく必要がある(S300)。
 ゲ−トウェイ装置40は、その通知によって登録テ−ブル1及び2へ必要な登録を行う。以降の処理は既存のIP電話用ソフトウェアと同じである(S305〜310)。但し、ソフトウェアの終了時点で、受信の「不可」や自IPアドレスの削除等をゲ−トウェイ装置40へ通知したほうがよい(S311)。但し、前述したようにゲ−トウェイ装置40は、コンピュータ側の応答がなければ対応電話機側へ着信する。
 図15は、本発明によるゲートウェイ装置をCATV局に配置した場合の一実施例を示したものである。
 図15において、CATV局の内部には本発明によるゲートウェイ装置40、PBX等の私設の電話交換機71、そしてCAM (Communication Access Master)72等が設置されている。前記CAM72は、CATV伝送路を通してデ−タ通信を行う場合にセンタ側に配置されるサ−バ装置である。一方、加入者宅にはケ−ブルを介してCAM72と接続されるコンピュータ51とそれと対応した電話機57があり、それらは10BASE−T及びアナログ電話の2つのインタフェースを持つ宅内装置CAU (Communication Access Unit)に接続されている。
 図15に示すように、コンピュータ51は、CAM72を介し、ゲ−トウェイ装置40のLANインタフェ−スでIP電話の送受信(81、82)が可能であり、又はCAU73を介し、回線インタフェ−スのIP電話の送受信(83、84)が可能である。特に、後者のCAU73を介する場合(いわゆるCATV電話の場合)、CAU73にはコンピュータ51と電話機57とがそれぞれ1台ずつ接続され、コンピュータ51のIPアドレスと電話機57の電話番号とが容易に1対1に対応付けられる。
 従って、これまで述べた本発明によるゲ−トウェイ装置40を使ったIP電話の利用形態がそのまま適用できる。また、一般のCATV網内ではDHCPやプライベートIPアドレスが使用されるケ−スが多く、この点からも本発明によるゲ−トウェイ装置40の適用は有効である。
従来のIP電話の利用形態の一例を示した図である。 従来の回線接続及びコ−ルバック動作の一例を示した図である。 本発明によるIP電話用ゲートウェイシステムを用いた発信側端末と着信側端末との間の接続構成例を示した図である。 本発明によるIP電話用ゲートウェイ装置の基本構成を示した図である。 図4のゲートウェイ装置で使用する登録テーブルの一例を示した図である。 自局内の電話機への着信動作の一例を示した図である。 自局外の電話機又はコンピュータへの着信動作の一例を示した図である。 自局内におけるコンピュータへの着信切換え動作の一例を示した図である。 コンピュータからの発信動作の一例を示した図である。 装置−装置間での情報引渡しの一例を示した図である。 図10の動作説明図である。 LAN側着信処理部の処理フロ−の一例を示した図である。 LAN側発信処理部の処理フロ−の一例を示した図である。 コンピュータの処理フロ−の一例を示した図である。 本発明によるゲ−トウェイ装置をCATV局へ配置した実施例を示した図である。
符号の説明
11、13、51、52…コンピュータ
14、19、53、54、56、57…電話機
12…インタ−ネット
16、17、40、55…ゲ−トウェイ装置
15、18…電話網
44…LAN側着信処理部
47…LAN側発信処理部
42…ゲ−トウェイアドレス検索部
49…通話情報収集部
61〜66…IPパケット
71…交換機
72…CAM
73…CAU

Claims (7)

  1.  着信したIPパケットに含まれる着アドレスが、IPアドレスか、自局内の電話番号を判定すること、
     IPアドレスの場合は、そのIPアドレスを有するコンピュータへ着信させること、
     自局外の電話番号の場合は、その電話番号に対応するゲートウェイ装置に着信させること、
     自局内の電話番号の場合は、第1の登録テーブルを検索して前記電話番号に対応するコンピュータのIPアドレスを取得し、且つそのコンピュータの受信可能状態を判定すること、
     前記コンピュータが受信可能状態のときは、その取得したIPアドレスのコンピュータへ着信させること、
     前記コンピュータが受信不可能状態又は前記コンピュータへの着信が失敗したときは、前記電話番号の電話機へ着信させること、
     から成ることを特徴とするIP電話用ゲートウェイ装置の着信処理の方法。
  2.  発信するIPパケットに含まれる発アドレスが、固定的なIPアドレスかを判定すること、
     固定的なIPアドレスの場合は、前記IPパケットをそのまま発信すること、
     固定的なIPアドレスでない場合は、その発アドレスを、第2の登録テーブルから取得した当該IPアドレスに対応する電話番号と自ゲートウェイ装置のIPアドレスとに置き換えたIPパケットを発信すること、
     発信したIPパケットのログ情報を記録すること、
     から成ることを特徴とするIP電話用ゲートウェイ装置の発信処理の方法。
  3.  さらに、自局内のコンピュータから通知された、DHCPによるIPアドレスと対応電話機の電話番号、及びコンピュータの使用可否の情報を、前記第1の登録テーブルに登録すること、そしてDHCPによるIPアドレスと対応電話機の電話番号を、前記第2の登録テーブルに登録することを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4.  IPパケットの着信処理を行うLAN側着信処理機能と、
     IPパケットによる発信処理を行うLAN側発信処理機能と、
     電話機からの着信処理を行う回線側着信処理機能と、
     電話機への発信処理を行う回線側発信処理機能と、
     自局内のコンピュータのIPアドレス、そのコンピュータの対応電話機の電話番号、及びそのコンピュータの受信可能状態のデータを、登録テーブルに登録し又はそれから検索する登録/検索機能と、で構成されるIP電話ゲートウェイ機能を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
     前記LAN側着信処理機能は、IPパケットに含まれる着アドレスが自局内の電話番号の場合に、前記登録/検索機能により前記登録テーブルを検索して前記電話番号に対応するコンピュータのIPアドレスを取得し、且つそのコンピュータが受信可能状態の時に、前記LAN側発信処理機能へその取得したIPアドレスのコンピュータへの発信を依頼する機能と、前記コンピュータが受信不可能状態又は前記コンピュータへの着信が失敗した時には、前記回線側発信処理機能に前記電話番号の電話機への発信を依頼する機能と、を含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5.  IPパケットの着信処理を行うLAN側着信処理機能と、
     IPパケットによる発信処理を行うLAN側発信処理機能と、
     電話機からの着信処理を行う回線側着信処理機能と、
     電話機への発信処理を行う回線側発信処理機能と、
     自局内のコンピュータのIPアドレスとその対応電話機の電話番号を、登録テーブルに登録し又はそれから検索する登録/検索機能と、で構成されるIP電話ゲートウェイ機能を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
     前記LAN側発信処理機能は、発信すべきIPパケットに含まれる発アドレスが固定的なIPアドレスでない場合には、当該発アドレスを、前記登録/検索機能により前記登録テーブルを検索して取得した当該IPアドレスに対応する電話番号と自コンピュータのIPアドレスとに置き換えたIPパケットを発信する機能、を含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6.  IPネットワークと、前記IPネットワークに接続されるIP電話用ゲートウェイ装置と、前記IP電話用ゲートウェイ装置に接続される自局内のコンピュータ及びその対応電話機と、で構成されるIP電話システムであって、
     前記IP電話用ゲートウェイ装置は、自局内のコンピュータのIPアドレス、そのコンピュータの対応電話機の電話番号、及びそのコンピュータの受信可能状態を登録する登録テーブルを有し、着信したIPパケットに含まれる着アドレスが自局内の電話番号の場合には、前記登録テーブルを検索して前記電話番号に対応するコンピュータのIPアドレスを取得し、且つそのコンピュータが受信可能状態の時に、前記取得したIPアドレスのコンピュータへの発信処理を行い、前記コンピュータが受信不可能状態又は前記コンピュータへの着信が失敗した時には、前記電話番号の電話機への発信処理を行い、
     前記自局内のコンピュータは、DHCPにより付与されたIPアドレスと対応電話機の電話番号、及びそのコンピュータの使用可否の情報を、前記登録テーブルに登録するため前記IP電話用ゲートウェイ装置に通知する、ことを特徴とするIP電話システム。
  7.  IPネットワークと、前記IPネットワークに接続されるIP電話用ゲートウェイ装置と、前記IP電話用ゲートウェイ装置に接続される自局内のコンピュータ及びその対応電話機と、で構成されるIP電話システムであって、
     前記IP電話用ゲートウェイ装置は、自局内のコンピュータのIPアドレスとその対応電話機の電話番号を登録する登録テーブルを有し、発信すべきパケットに含まれる発アドレスが固定的なIPアドレスでない場合には、前記登録テーブルの検索により前記IPアドレスに対応する電話番号を取得し、前記発アドレスを、自ゲートウェイ装置のIPアドレスと前記取得した電話番号に置き換えたIPパケットを発信し、
     前記自局内のコンピュータは、DHCPにより付与されたIPアドレスと対応電話機の電話番号を、前記登録テーブルに登録するため前記IP電話用ゲートウェイ装置に通知する、ことを特徴とするIP電話システム。


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