JP2004080429A - 通信システムの応答器 - Google Patents

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Abstract

【課題】変調度を大きくして安定して通信ができる通信システムの応答器を提供する。
【解決手段】通信システムの応答器20のアンテナ101には、インピーダンス素子としてのコイルL1が接続され、コイルL1には、抵抗R2と、高周波をグランドに流すスイッチ素子としてのダイオードD2とが接続されている。アンテナ22としては、インピーダンスが低いモノポールアンテナが用いられ、コイルL1のインダクタンスは、10nHであり、ダイオードD2には100mAの電流を流すと、ダイオードD2に電流を流さないときとの位相差が122度、振幅比は1.1となる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、質問器から主搬送波を送信して、当該主搬送波を受信した応答器が当該主搬送波に対して所定の変調を行った反射波を質問器に返信する通信システムの応答器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開2000−49656号公報に記載されているように、質問器から複数の応答器へ主搬送波を送って、応答器がその主搬送波を応答器IDなどの所定の情報信号や情報信号で変調される副搬送波で変調して反射する無線通信システムが知られている。この通信システムに用いられる応答器では、例えば、特許第2705076号公報に記載されているように、アンテナと1/4波長線路とスイッチ素子とで高周波回路を構成しているものが知られている。また、特開平7−20238号公報に記載されているようにアンテナのインピーダンスの影響を小さくするためにスイッチ素子とアンテナとの間に整合回路を入れたものも知られている。この無線通信システムでは、位置による変調度の違いの小さい位相変調を利用することが考えられる。特開平3−221890号公報に記載されている発明では、変調信号を発生させる部分にはダイオードをスイッチ素子として用いる方法の他、線路長を変えたり、開放、短絡の切り替えによって行っており、負荷回路側のインピーダンスのみが考慮されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの方法では、アンテナの入力インピーダンスの影響が全く考慮されておらず、充分な位相変化が得られなかったり、不要な振幅変調成分が生じたり、振幅変調成分と位相変化成分が復調時に打ち消しあったりし、実効的な変調度が低下するという問題があった。アンテナと1/4波長回路とスイッチ素子を用いた構成の場合、スイッチ素子のインピーダンスを考慮する必要があり、実際の反射電界の位相変化は設定値より小さくなる。開放、短絡の切り替えを行う場合も同様であった。ダイオードをスイッチ素子として用いた場合でもアンテナの入力インピーダンスは考慮されていないため、位相変化量は小さいという問題点があった。また、線路長を変える方式は、スイッチ素子を2つ用いるため回路が複雑になり消費電流も増え、アンテナインピーダンスにより基準位相がずれ、振幅変化が生じるという問題点があった。また、これらの方法では、変調時の反射電界の振幅変化は考慮されていないため、振幅変動によって通信が安定しなくなるという問題点もあった。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、どんなアンテナが接続されても実際の変調度をできる限り大きくでき、且つ振幅変動を小さくして安定した通信ができる通信システムの応答器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の通信システムの応答器は、質問器から主搬送波を送信して、当該主搬送波をアンテナにて受信した応答器が、当該アンテナに接続された回路の当該アンテナから見たインピーダンスを変化させることにより当該主搬送波に対して所定の変調を行った反射波として前記質問器に返信する通信システムの応答器であって、前記回路として前記アンテナが受信した前記主搬送波を変調するためのスイッチ素子と、前記スイッチ素子に接続されたインピーダンス素子とを備え、前記スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとで、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差が所定の値になるように、前記インピーダンス素子のインピーダンスが定められたことを特徴とする構成になっている。
【0006】
この構成の通信システムの応答器では、質問器から送信された主搬送波をアンテナにて受信し、スイッチ素子をONとOFFの間で変化させることで前記アンテナに接続された回路の前記アンテナから見たインピーダンスを変化させることにより当該主搬送波に対して所定の変調を行って、反射波として前記質問器に送信する。このとき、反射波の位相変化量は、前記スイッチ素子をONにしたときとOFFにしたときとの、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差と等しく、所定の値となる。
【0007】
また、請求項2に係る発明の通信システムの応答器では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、当該主搬送波の周波数におけるアンテナのインピーダンスとアンテナに接続された回路のインピーダンスの合成インピーダンスの絶対値が、スイッチ素子をONにしたときとOFFにしたときとで等しくなるように前記スイッチ素子に流す電流量が定められたことを特徴とする構成になっている。
【0008】
この構成の通信システムの応答器では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、スイッチ素子をONにしたときとOFFにしたときとの前記反射波の振幅変調成分を小さくすることができ、質問器で復調を行う際の振幅変調成分による検出信号レベルの減少を抑えることができる。
【0009】
また、請求項3にかかる発明の通信システムの応答器では、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記アンテナのインピーダンスの抵抗成分が、前記アンテナのインピーダンスと前記回路のインピーダンスとの合成インピーダンスのリアクタンス成分の和より小さいことを特徴とする構成となっている。
【0010】
この構成の通信システムの応答器は、請求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、前記反射波の位相変化量を大きくする効果がある。
【0011】
また、請求項4に係る発明の通信システムの応答器では、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとで、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差が90度以上になるように、前記インピーダンス素子が定められたことを特徴とする構成となっている。
【0012】
この構成の通信システムの応答器は、請求項1乃至3に記載の発明の作用に加えて、前記スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとの、前記反射波の位相変化量が90度以上となる。
【0013】
また、請求項5に係る発明の通信システムの応答器では、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとの、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記アンテナに接続された回路のインピーダンスの和の位相差が最大になるように、前記インピーダンス素子が定められたことを特徴とする構成となっている。
【0014】
この構成の通信システムの応答器は、請求項1乃至3に記載の発明の作用に加えて、前記スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとの、前記反射波の位相変化量を最大とすることができる。
【0015】
また、請求項6に係る発明の通信システムの応答器では、請求項1乃至3の何れかに記載の発明構成に加えて、前記スイッチ素子としてダイオードを用い、当該ダイオードに電流を流したときと、電流を流さないときとの、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差が90度以上となるように前記インピーダンス素子及び前記ダイオードに流す電流が定められたことを特徴とする構成となっている。
【0016】
この構成の通信システムの応答器は、請求項1乃至3に記載の発明の作用に加えて、ダイオードに電流を流したときと、電流を流さないときとの、前記反射波の位相変化量を90度以上とすることができる。
【0017】
また、請求項7に係る発明の通信システムの応答器では、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記スイッチ素子としてダイオードを用い、当該ダイオードに電流を流したときと、電流を流さないときとの、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差が最大となるように前記インピーダンス素子及び前記ダイオードに流す電流が定められたことを特徴とする構成となっている。
【0018】
この構成の通信システムの応答器は、請求項1乃至3に記載の発明の作用に加えて、ダイオードに電流を流したときと、電流を流さないときとの、前記反射波の位相変化量を最大とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の通信システムを具体化した一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、通信システム1の構成の一例を示す全体図であり、図2は、通信システム1で使用される質問器10のブロック図であり、図3は、通信システム1で使用される応答器20のブロック図である。
【0020】
図1に示すように、通信システム1は、一例として、質問器10と応答器20とから構成されている。質問器10からは、主搬送波FC1が送信されて、主搬送波FC1を受信した応答器20からは、反射波f1が返送され、質問器10で受信されるようになっている。応答器20は、受信した主搬送波を情報信号(データ)により、1次変調した副搬送波(サブキャリア)信号で、2次変調し位相変調された反射波f1が質問器10へ返送されるようになっている。
【0021】
次に、質問器10の電気的構成を図2を参照して説明する。図2に示すように、質問器10には、900MHz、2.4GHz、5GHz等の周波数の主搬送波を発信する発振回路30と、発振回路30で発振された主搬送波の増幅、応答器20からの反射波の受信を行うフロントエンド部40と、フロントエンド部40で受信され、増幅された反射波のホモダイン検波を行うダイレクトコンバージョン回路部50と、ダイレクトコンバージョン回路部50回路でホモダイン検波された検波信号からデータ信号を取り出し、パーソナルコンピュータ(PC)80に出力する復調回路60と、ダイレクトコンバージョン回路部50での高周波増幅の利得を制御するAGC回路70とから構成されている。
【0022】
発振回路30は、PLL(Phase Lock Loop)回路31と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)32と、バッファアンプ33とから構成されている。また、フロントエンド部40は、主搬送波の電力増幅を行う電力増幅器41と、アンテナ45が送受信する電磁波の所定の帯域のみ通過させるバンドパスフィルター42と、当該アンテナ45が受信した電波を高周波増幅する低雑音増幅器(以下、「LNA」と称す。)43と、電力増幅器41からの出力をアンテナ45に伝え、また、当該アンテナ45が受信した電波をLNA43に伝えるように出力と入力の分離を行うサーキュレータ44とが設けられている。
【0023】
また、ダイレクトコンバージョン回路部50は、LNA43から送られてくる高周波をホモダイン検波する復調器52と、LNA43からの入力を制御するゲインコントロール51とから構成されている。復調器52は、位相成分Iと直交位相成分Qの両方を出力する。また、復調回路60は、フィルター処理によりホッピング周波数に対応したチャンネルに分離する帯域分割フィルタ61,62と、ベースバンド増幅器63,64と、帯域分割フィルタ61,62で分離され、ベースバンド増幅器63,64で増幅された副搬送波信号を復調して元の情報信号を生成し、パーソナルコンピュータ80に出力する復調器65とから構成されている。また、AGC回路70は、アナログデジタルコンバータ71と、ゲインコントローラ72と、デジタルアナログコンバータ70とから構成されている。
【0024】
次に、応答器20の電気的構成を図3を参照して説明する。図3に示すように、応答器20は、1チップIC21と、アンテナ22と、インピーダンス素子とスイッチ素子で構成される変調回路23とから構成されている。また、1チップIC21は、副搬送波信号発生回路24と、ミキサー26とから構成されている。
【0025】
次に、図4を参照して、応答器20の回路の詳細を説明する。図4は、応答器20の一例の回路図である。図4に示すように、アンテナ22には、インピーダンス素子としてのコイルL1が接続され、コイルL1には、抵抗R2と、スイッチ素子としてのダイオードD2とが接続されている。また、抵抗R2は、1チップIC21に接続されている。副搬送波で変調された信号は抵抗R2を通してダイオードD2に渡される。
【0026】
ここで、アンテナ22としては、インピーダンスが低いものが良く、モノポールアンテナを用いている。これは、インピーダンスが低いアンテナは電流が沢山アンテナに流れるので、反射波が強くなるからである。また、アンテナ22としては、モノポールアンテナ以外に、ダイポールアンテナ、平面アンテナ、円偏波複合線ループアンテナ、複数並列エレメントアンテナ、誘導性アンテナ、容量性アンテナ、折り曲げモノポールアンテナ等を用いることができる。
【0027】
また、スイッチ素子としては、上記のダイオードD2以外に、図10に示すようなトランジスタや、図11に示すような電界効果トランジスタ等を用いることができる。さらに、インピーダンス素子としては、上記のコイルL1以外に、図12に示すコンデンサのような容量性負荷や、図13に示す線路を用いた分布定数回路、また、図14に示すように、これらを組み合わせたものを使用することができる。また、インピーダンス素子は、スイッチ素子に対して直列におかれても、並列におかれても良い。
【0028】
上記のように構成された本実施の形態の応答器20では、アンテナ22の入力インピーダンスを「Za」とし、インピーダンス素子の一例であるコイルL1のインピーダンスを「Zl」、ダイオードD2のインピーダンスを電流をダイオードD2に流したときのインピーダンスを「Zd−on」、電流をダイオードD2に流さないときのインピーダンスを「Zd−off」とすると、電流をダイオードD2に流したときと流さないときの位相差は、∠(1/(Za+Zl+Zd−on))−∠(1/(Za+Zl+Zd−off))と表される。従って、この位相差の絶対値は|∠(1/(Za+Zl+Zd−on))−∠(1/(Za+Zl+Zd−off))|と表される。この位相差の絶対値が90度よりも大きくなるようにコイルL1等のインピーダンス素子のインピーダンス及びダイオードスイッチに流す電流を決定する。尚、Za、Zd−on、Zd−offが決定すれば、必要となるコイルL1のインピーダンス「Zl」を求めることができ、そのインピーダンス「Zl」に基づいて、コイルL1のインダクタンスを決定して、該当するコイルL1(インダクタ)をアンテナ22に接続すれば良い。尚、従来はZaは考慮されなかったので、設計値よりは実際の位相変化が小さくなったり不要な振幅変調成分が生じていた。
【0029】
尚、スイッチ素子であるダイオードD2に流す電流量は、ダイオードD2に電流が流れていないときのアンテナ22のインピーダンスとダイオードD2のインピーダンスとインピーダンス素子であるコイルL1のインピーダンスとの合成インピーダンス「Za+Zl+Zd−off」の絶対値と、電流が流れているときの当該合成インピーダンス「Za+Zl+Zd−on」の絶対値とが等しくなるように定めている。これによって、振幅変調成分が小さくなり、位相変調復調時に悪い影響を及ぼさない。本実施の形態の応答器20では、ダイオードD2として1SS307を使用し、L1は、10nHとし、ダイオードD2に流れる電流は100μAとなるように抵抗R2の値を選択している。また、主搬送波の周波数は915MHz、副搬送波の周波数は32.768kHzとしている。
【0030】
また、アンテナ22のインピーダンスの抵抗成分が、アンテナ22のインピーダンスとスイッチ素子であるダイオードD2のインピーダンスとインピーダンス素子であるコイルL1のインピーダンスとの合成インピーダンスのリアクタンス成分の和より小さくなるようにダイオードD2の電流を設定した。また、アンテナ22としては、上記の条件に該当すれば、円偏波複合線ループアンテナや、平面アンテナ、誘導性アンテナ、容量性アンテナ、折り曲げモノポールアンテナ等を用いることができる。また、図15に示すように、複数のアンテナを並列に並べることによって、入力インピーダンスを小さくしたアンテナを用いることも可能である。
【0031】
次に、図6乃至図8に示す複素平面を用いてアドミッタンス(Y)の変化を説明する。ここでは、アンテナ22のインピーダンスをZa、コイルL1のインピーダンスをZl、ダイオードD2のインピーダンスをZdとする。従って、合成インピーダンスをZとすると、「Z=Za+Zl+Zd」となり、アドミッタンスはこの逆数として「Y=1/Z」と表されることになる。図6乃至図8に示す複素平面では、縦軸Imが虚軸を表し、横軸Reが実軸を表す。
【0032】
図6は、コイルL1を設けない場合(L無しの場合)にダイオードD2に流す電流が0μAの場合、50μAの場合、100μAの場合、200μAの場合のアドミッタンスの値を複素平面にプロットした図であり、図7は、コイルL1のインダクタンスL=5.6nHの場合にダイオードD2に流す電流が0μAの場合、50μAの場合、100μAの場合、200μAの場合のアドミッタンスの値を複素平面にプロットした図であり、図7は、コイルL1のインダクタンスL=10nHの場合にダイオードD2に流す電流が0μAの場合、50μAの場合、100μAの場合、200μAの場合のアドミッタンスの値を複素平面にプロットした図である。
【0033】
図6乃至図8に示す複素平面では、菱形のマークがダイオードD2に流す電流が0μAの場合を示し、四角のマークがダイオードD2に流す電流が50μAの場合を示し、三角のマークがダイオードD2に流す電流が100μAの場合を示し、丸のマークがダイオードD2に流す電流が200μAの場合を示している。また、図6乃至図8に示す複素平面の中心からマークまでの長さが反射波の振幅比を表している。さらに、図6乃至図8に示す複素平面の中心から菱形のマーク(ダイオードD2に流す電流が0μAの場合を示す。)を結ぶ線と、複素平面の中心から各マーク(三角、四角、丸)を結んだ線との間の角度が位相差を表している。従って、複素平面の中心から菱形のマーク結ぶ線と、複素平面の中心から三角のマーク(ダイオードD2に流す電流が50μAの場合を示す。)結ぶ線とのなす角がダイオードD2に流す電流が0μAの場合と、ダイオードD2に流す電流が50μAの場合との位相差を示している。また、複素平面の中心から菱形のマーク結ぶ線と、複素平面の中心から四角のマーク(ダイオードD2に流す電流が100μAの場合を示す。)結ぶ線とのなす角がダイオードD2に流す電流が0μAの場合と、ダイオードD2に流す電流が100μAの場合との位相差を示している。
【0034】
即ち、図6に示すように、コイルL1を設けない場合(L無しの場合)にダイオードD2に流す電流が0μAの場合と50μAの場合とでは位相差が88度であり、ダイオードD2に流す電流が0μAの場合と100μAの場合とでは、位相差が83度であり、ダイオードD2に流す電流が0μAの場合と200μAの場合とでは、位相差が105度である。
【0035】
また、図7に示すように、コイルL1のインダクタンスL=5.6nHの場合には、ダイオードD2に流す電流が0μAの場合と50μAの場合とでは位相差が107度であり、ダイオードD2に流す電流が0μAの場合と100μAの場合とでは、位相差が111度であり、ダイオードD2に流す電流が0μAの場合と200μAの場合とでは、位相差が130度である。
【0036】
また、図8に示すように、コイルL1のインダクタンスL=10nHの場合には、ダイオードD2に流す電流が0μAの場合と50μAの場合とでは位相差が115度であり、ダイオードD2に流す電流が0μAの場合と100μAの場合とでは、位相差が122度であり、ダイオードD2に流す電流が0μAの場合と200μAの場合とでは、位相差が135度である。
【0037】
次に、図5を参照して、本実施の形態に於けるアドミッタンスの計算結果から求めた振幅比と位相差とを説明する。図5は、図6から図8に示したアドミッタンスの計算結果の振幅比と位相差をまとめたグラフである。図5に示すグラフでは、コイルL1が無い場合、コイルL1のインダクタンスが5.6nHの場合、コイルL1のインダクタンスが10nHの場合の各々にダイオードD2に流す電流を50μA、100μA、200μAとした場合の応答器20からの反射波の位相差及び振幅比を示している。左側の縦軸が振幅比の値を示しており、棒グラフが計算から求められた振幅比の値を示している。右側の縦軸が位相差(度)を示しており、折れ線グラフが計算から求められた位相差を示している。
【0038】
図5に示すように、コイルL1を設けない場合(L無しの場合)には、ダイオードD2に流す電流が50μAの場合には、振幅比は2.2であり、位相差は−88度(絶対値88度)であり、ダイオードD2に流す電流が100μAの場合には、振幅比は3.0であり、位相差は−83度(絶対値83度)であり、ダイオードD2に流す電流が200μAの場合には、振幅比は3.2であり、位相差は−105度(絶対値105度)である。
【0039】
また、図5に示すように、コイルL1のインダクタンスL=5.6nHの場合には、ダイオードD2に流す電流が50μAの場合には、振幅比は1.4であり、位相差は−107度(絶対値107度)であり、ダイオードD2に流す電流が100μAの場合には、振幅比は1.9であり、位相差は−111度(絶対値111度)であり、ダイオードD2に流す電流が200μAの場合には、振幅比は1.7であり、位相差は−130度(絶対値130度)である。
【0040】
また、図5に示すように、コイルL1のインダクタンスL=10nHの場合には、ダイオードD2に流す電流が50μAの場合には、振幅比は0.9であり、位相差は−115度(絶対値115度)であり、ダイオードD2に流す電流が100μAの場合には、振幅比は1.1であり、位相差は−122度(絶対値122度)であり、ダイオードD2に流す電流が200μAの場合には、振幅比は0.96であり、位相差は−135度(絶対値135度)である。
【0041】
スイッチ素子がONのときとOFFのときの反射波の振幅の差がある場合の位相復調をしたときの検出信号レベルの減少度は、図9で示されるような関係になる。この図は縦軸が振幅の差をスイッチ素子がONのときとOFFのときの比で、横軸が反射波の位相差を示しており、グラフ中にかかれている線が検出レベルの減少度をデシベル(dB)比で示している。また、(a)の図がスイッチ素子がONのときの振幅がOFFのときの振幅に比べ大きい場合、(b)の図がスイッチ素子がONのときの振幅がOFFのときの振幅に比べ小さい場合を示しており、何れの図もスイッチ素子がOFFのときの位相が進んでいる場合についての計算結果である。このグラフから判るように、振幅比が1に近く差が小さい場合で位相差が90度(0。5πラジアン)以上ある場合、検出信号レベルの減少度が−6dB程度に抑えられることが判る。さらに、位相差が90度以上になると検出信号レベルが急激に減少する。
【0042】
よって、質問器10で位相復調するときは、前記反射波の振幅比が「1」に近い方が良い。また、変調度を大きくするためには、位相差が大きい方が良いので、インピーダンス素子であるコイルL1の無い場合に比べて、コイルL1のインダクタンスL=5.6nHとした場合の方が、振幅比は1に近づき、位相差も大きくなっている。また、コイルL1のインダクタンスL=10nHとした場合は、コイルL1のインダクタンスL=5.6nHとした場合よりも、振幅比はより1に近づき、位相差もさらに大きくなっているので、理想的である。
【0043】
以上説明したように、本実施の形態の通信システム1では、応答器20のアンテナ22のインピーダンスと、ダイオードD2のインピーダンスを考慮して、付加インピーダンス素子であるコイルL1のインダクタンスを決定して、アンテナ22基部に付加インピーダンス素子であるコイルL1を付加しているので、アンテナ22基部に付加インピーダンス素子であるコイルL1を付加しない場合に比べて位相変化を大きくすることができ、振幅変化を小さくすることができる。従って、回路を簡素化できる。また、反射波の変調度を大きくすることができ、安定した通信ができる。
【0044】
【発明の効果】
以上、説明したことから明らかなように、請求項1に記載の通信システムの応答器では、質問器から主搬送波を送信して、当該主搬送波をアンテナにて受信した応答器が、当該アンテナに接続された回路の当該アンテナから見たインピーダンスを変化させることにより当該主搬送波に対して所定の変調を行った反射波として前記質問器に返信する通信システムの応答器であって、前記回路として前記アンテナが受信した前記主搬送波を変調するためのスイッチ素子と、前記スイッチ素子に接続されたインピーダンス素子とを備え、前記インピーダンス素子のインピーダンスを、前記スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとで、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差を所定の値にすることで、前記スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとの、前記反射波の位相変化量を決めることができ、変調度を深くして安定した通信を行える。
【0045】
また、請求項2に記載の通信システムの応答器は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、主搬送波の周波数における前記アンテナのインピーダンスと前記回路のインピーダンスとの合成インピーダンスの絶対値が、スイッチ素子をONにしたときとOFFにしたときので等しくになるように前記スイッチ素子に流す電流量を定めることで、スイッチ素子をONにしたときとOFFにしたときとの前記反射波の振幅変調成分を小さくすることができ、復調時の振幅変調成分による検出信号レベルの減少を抑えて安定した通信を行える。
【0046】
また、請求項3に記載の通信システムの応答器は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、応答器のアンテナのインピーダンスの抵抗成分が、前記アンテナのインピーダンスと前記回路のインピーダンスとの合成インピーダンスのリアクタンス成分より小さくしているので、反射波の変調度を深くすることが可能になり、安定した通信を可能にする。
【0047】
また、請求項4に記載の通信システムの応答器は、請求項1乃至3に記載の発明の効果に加えて、スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとで、主搬送波の周波数における前記アンテナのインピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差が90度以上になるように前記インピーダンス素子を定めており、このとき反射波の位相変化量も90度以上となり、変調度が深い安定した通信が行える。
【0048】
また、請求項5に記載の通信システムの応答器は、請求項1乃至3に記載の発明の効果に加えて、スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとで、主搬送波の周波数における前記アンテナのインピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差が最大になるように前記インピーダンス素子を定めており、このとき反射波の位相変化量も最大となり、変調度が深い安定した通信が行える。
【0049】
また、請求項6に記載の通信システムの応答器は、請求項1乃至3に記載の発明の効果に加えて、ダイオードに電流を流したときと、電流を流さないときとの、主搬送波の周波数における前記アンテナのインピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差が90度以上になるように前記インピーダンス素子及び前記ダイオードに流す電流を定めており、このとき反射波の位相変化量も90度以上となり、変調度が深い安定した通信が行える。
【0050】
また、請求項7に記載の通信システムの応答器は、請求項1乃至3に記載の発明の効果に加えて、ダイオードに電流を流したときと、電流を流さないときとの、主搬送波の周波数における前記アンテナのインピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差が最大になるように前記インピーダンス素子及び前記ダイオードに流す電流を定めており、このとき反射波の位相変化量も最大となり、変調度が深い安定した通信が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、通信システム1の構成の一例を示す図である。
【図2】図2は、質問器10のブロック図である。
【図3】図3は、応答器20のブロック図である。
【図4】図4は、応答器20の回路図である。
【図5】図5は、応答器20のアドミッタンスの変化を示すグラフである。
【図6】図6は、コイル1がない場合の応答器20のアドミッタンスの変化を複素平面に記した図である。
【図7】図7は、コイル1を5.6nHとした場合の応答器20のアドミッタンスの変化を複素平面に記した図である。
【図8】図8は、コイル1を10nHとした場合の応答器20のアドミッタンスの変化を複素平面に記した図である。
【図9】図9(a)は、スイッチ素子がONのときの反射波の振幅比と位相差の関係を示すグラフであり、図9(b)は、スイッチ素子がOFFのときの反射波の振幅比と位相差の関係を示すグラフである。
【図10】図10は、応答器20のスイッチ素子にトランジスタを用いた例を示す回路図である。
【図11】図11は、応答器20のスイッチ素子に電界効果トランジスタを用いた例を示す回路図である。
【図12】図12は、応答器20において、スイッチ素子としてダイオード、インピーダンス素子をコンデンサとし、スイッチ素子とインピーダンス素子を並列に配置した場合の回路図である。
【図13】図13は、応答器20において、スイッチ素子としてダイオード、インピーダンス素子をスタブ(線路)を用いた場合の回路図である。
【図14】図14は、応答器20において、スイッチ素子としてダイオードを用い、インピーダンス素子として、スイッチ素子に対しコイルを直列にコンデンサを並列に使用した場合の回路図である。
【図15】図15は、応答器20において、スイッチ素子としてダイオードを用い、インピーダンス素子として、コイル用いアンテナを2本並列に配置した場合の回路図である。
【符号の説明】
1 通信システム
10 質問器
20 応答器
21 1チップIC
22 アンテナ
23 変調回路
24 副搬送波信号発生回路
25 データ入力部
30 発振回路
40 フロントエンド部
50 ダイレクトコンバージョン回路部
60 復調回路
D2  ダイオード
R2  抵抗
L1  コイル

Claims (7)

  1. 質問器から主搬送波を送信して、当該主搬送波をアンテナにて受信した応答器が、当該アンテナに接続された回路の当該アンテナから見たインピーダンスを変化させることにより当該主搬送波に対して所定の変調を行って反射波として前記質問器に返信する通信システムの応答器であって、
    前記回路として、
    前記アンテナが受信した前記主搬送波を変調するためのスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子に接続されたインピーダンス素子とを備え、
    前記スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとで、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスとの合成インピーダンスの位相差が所定の値になるように、前記インピーダンス素子のインピーダンスが定められたことを特徴とする通信システムの応答器。
  2. 当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスとの合成インピーダンスの絶対値が、スイッチ素子をONにしたときとOFFにしたときで等しくなるように前記スイッチ素子に流す電流量が定められたことを特徴とする請求項1に記載の通信システムの応答器。
  3. 前記アンテナのインピーダンスの抵抗成分が、当該主搬送波の周波数における前記アンテナのインピーダンスと前記回路のインピーダンスとの合成インピーダンスのリアクタンス成分より小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システムの応答器。
  4. 前記インピーダンス素子のインピーダンスは、前記スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとで、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスとの合成インピーダンスの位相差が90度以上になるように定められたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の通信システムの応答器。
  5. 前記インピーダンス素子のインピーダンスは、前記スイッチ素子をONにしたときと、OFFにしたときとで、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスとの合成インピーダンスの位相差が最大になるように定められたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の通信システムの応答器。
  6. 前記スイッチ素子としてダイオードを用い、当該ダイオードに電流を流したときと、電流を流さないときとの、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスとの合成インピーダンスの位相差が90度以上となるように前記インピーダンス素子及び前記ダイオードに流す電流が定められたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の通信システムの応答器。
  7. 前記スイッチ素子としてダイオードを用い、当該ダイオードに電流を流したときと、電流を流さないときとの、当該主搬送波の周波数における前記アンテナの入力インピーダンスと前記回路のインピーダンスの合成インピーダンスの位相差が最大となるように前記インピーダンス素子及び前記ダイオードに流す電流が定められたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の通信システムの応答器。
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