JP2004079471A - マイナスイオン発生装置 - Google Patents

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Yuji Suzuki
鈴木 祐二
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Abstract

【課題】電子放出用電極付近の装置内面が帯電することを防止して、安定してマイナスイオンを発生させる。
【解決手段】マイナスイオン発生装置の電子放出用電極へ通電すると、電子が放出されマイナスイオンが発生する。通電時間T1が予め決められた所定時間以上となれば、通電をストップする。通電ストップ時に、電極近辺のマイナスイオンは移動し、電極が配置されている装置内面(絶縁体)に蓄積された負電荷は自然放電する。その後通電オフの時間T2が予め決められた所定時間以上となれば、通電を再開する。これを繰り返すことにより、マイナスイオンを安定して発生させることができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザに対してマイナスイオンを照射し、健康効果を得るマイナスイオン発生装置に関し、特に車両においてマイナスイオンを発生させるためのマイナスイオン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイナスイオン発生装置は健康にメリットがあるという理由で多く市販されている。マイナスイオンの発生方法としては、針状電極に高電圧を印加し、電極の周りの自由空間に向かって電子を放射し、その時の空中気体分子衝突によりマイナスイオンを発生させるというものが知られている。
【0003】
この方式のマイナスイオン発生装置の場合、連続運転して電極の周囲にマイナスイオンが充満するとマイナスイオンの発生が妨げられる可能性があるので、これを防ぐために一般には電極付近に送風を行い、マイナスイオンが充満しないような構成をとる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この方法を車両用に適用しようとした場合、負の高電圧がかかった針状電極をエアコンや空気清浄機の通風ダクト内に設置する必要があり、搭載上の大きな制約となっていた。また、通風ダクトを含め車両内のダクトは多くの場合、アクリルニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂やポリプロピレン(PP)樹脂といった絶縁体で作られており、針状電極がこれら絶縁体の近くに設置されると、針状電極から放射される電子によって絶縁体が負に帯電するため針状電極からの電子放出が抑えられてしまって、マイナスイオンが発生しなくなるという問題があった。
【0005】
本発明は、前記問題点に鑑み、電極周辺のマイナスイオンを排除するための送風手段を必要としないで安定してマイナスイオンを発生させることのできるマイナスイオン発生装置を提供することを目的とする。加えて、マイナスイオン発生装置において、放電用針状電極の近くの絶縁体が帯電することによって、電子の放射が抑えられ、マイナスイオンが発生しなくなることを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、マイナスイオン発生装置において、電子を放射する電極への通電時間及び通電オフ時間を制御する通電制御手段を設けたものである。
【0007】
また、通電制御手段は、予め設定した通電時間及び通電オフ時間に従って、電子を放出する電極を間欠駆動する。
【0008】
さらに、電子放射電極が、絶縁体からなる本体に配置されている場合には、通電オフ時間は、絶縁体に帯電した電荷が自然放電して電子放射の妨げとならなくなる時間以上に設定する。
さらに、車両に搭載されるマイナスイオン発生装置として用いて好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、マイナスイオン発生装置の帯電防止制御のためのフローチャートを示し、図2は、マイナスイオン発生装置の通電制御のグラフを示す。図3は、マイナスイオン発生装置の一例の概略断面図である。
【0010】
まず、図3を参照すると、マイナスイオン発生装置は、マイナスイオン発生のための針状電極1を備え、例えば円筒形状をしたダクト2とその前面を覆うベゼル3がパッキン4を介して気密に組み立てられて装置本体を構成する、発生したマイナスイオン5はベゼルの開孔3aを通って、車室内に流入するようになっている。ここで、ダクト2及びベゼル3はABS樹脂やポリプロピレン樹脂といった絶縁体で形成されている。
【0011】
針状電極1に、数キロボルトの負電位が印加されると、電極1は電子を放射し、ダクト2とベゼル3に囲まれた空間にマイナスイオン5が発生し、ベゼル3の開孔3aからマイナスイオン5を車室内に放出する。しかしながら、このまま連続運転すると、ダクト2内にマイナスイオン5が充満し、また絶縁体であるダクト2とベゼル3の内面に負電荷が帯電する。
【0012】
本発明は、このような電極周囲におけるマイナスイオンの充満及び絶縁体への負電荷の帯電を防止するために、図1、2に示すようにマイナスイオン発生装置への通電制御を行い、装置を間欠動作させる。
【0013】
図1に示すように、スタートで、マイナスイオン発生装置のスイッチを入れると、ステップ1において電極への通電も開始し、電子放射が開始してマイナスイオンが発生する。発生したマイナスイオンは、車室内に流れ込むことになる。
【0014】
ステップ2では、通電時間T1が予め決められた所定値以上となったかどうかを判定する。所定値に達していないと、ステップS1に戻って通電を継続する。通電時間T1が予め決められた所定の通電時間以上となれば、ステップS3に進み通電をストップする。
通電をストップしている間に、ダクトに滞留していたマイナスイオンは車室内に移動し、ダクト内面等の絶縁体表面に帯電していた負電荷は自然放電により消滅する。
【0015】
ステップS4では、通電オフの時間T2が、予め決められた所定の時間以上となったかどうかを判定する。所定値に達していないと、ステップS5に戻って通電オフを継続する。通電オフの時間T2が予め決められた所定の通電オフの時間以上となれば、ステップS1に戻り、通電することになる。
【0016】
図2に示すように、マイナスイオン発生装置のスイッチがt0にオンされるとすると、マイナスイオン発生装置が動作している間、電極1への通電(T1)と通電オフ(T2)が繰り返されることになる。
【0017】
マイナスイオン発生装置をこのように制御するための具体的な通電制御手段は、マイクロコンピュータを用いてソフトウエアとして実現することもできるし、電子回路等のハードウエアとして実現することもできる。
【0018】
通電時間T1と通電オフ時間T2とは、イオン発生装置及びその使用環境等により適宜設定されるものであるが、通電オフの時間は、少なくとも絶縁体に帯電した負電荷が自然放電して針状電極からの電子放出に支障がなくなる程度の時間は必要である。車両用のマイナスイオン発生装置にあっては、通常、通電時間T1は10分〜40分程度、通電オフ時間T2は3分〜7分程度が想定される。本例では、通電時間30分、通電オフ時間5分とした。
【0019】
このように、本発明は、絶縁体の帯電により電子放射が抑制される前に通電をオフにして電子放射を止め、絶縁体にたまった電荷が自然放電するのを待って通電をオンに切り替える。これを繰り返すことにより、安定してマイナスイオンを発生させることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通電オフ時間を設けることにより、発生したマイナスイオンは滞留することなく移動するから、送風によってマイナスイオンの移動を図る必要がなくなる。
【0021】
また、通電オフ時に絶縁体にたまった電荷が自然放電するので、電極周辺での帯電による電子放射が抑制されるということもなくなる。
さらに、電極への通電時間を制御するだけであるから、マイナスイオン発生装置本体を簡素な構成とすることができ、車載用としても設置場所を限定されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の帯電防止制御のフローを示す図である。
【図2】本発明の1実施形態の通電状態を示す図である。
【図3】本発明の1実施形態のマイナスイオン発生装置を示す図である。
【符号の説明】
1…針状電極
2…ダクト
3…ベゼル
4…パッキン
5…マイナスイオン

Claims (5)

  1. 電子を放射する電極を備えたマイナスイオン発生装置において、前記電極への通電時間及び通電オフ時間を制御する通電制御手段を備えたことを特徴とするマイナスイオン発生装置。
  2. 前記通電制御手段は、予め設定した通電時間及び通電オフ時間に従って前記電極を間欠駆動することを特徴とする請求項1に記載のマイナスイオン発生装置。
  3. 前記電極は、絶縁体からなる本体に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマイナスイオン発生装置。
  4. 前記通電オフ時間は、前記絶縁体に帯電した電荷が自然放電して電子放射の妨げとならなくなる時間以上であることを特徴とする請求項3に記載のマイナスイオン発生装置。
  5. 車両に搭載されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイナスイオン発生装置。
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