JP2004079405A - 陰極線管の色選別電極の製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ペリフェリ除去後に発生する電極素体の外周端部の突出を無くすることができる陰極線管の色選別電極の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】色選別電極3を所定位置に固定する位置決め・固定機構10と、電極素体2のペリフェリ4が除去された後に、色選別電極3の電極素体2の外周端部2aを色選別電極3のフレーム1に向けて押し曲げる押し曲げ装置20とを有する。押し曲げ装置20は、ローラ21と、その支持機構22と、支持機構22を電極素体2に対して接近又は離間させる方向に移動させる第1の移動機構23と、支持機構22をフレーム1の長手方向に移動させる第2の移動機構24とを有する。第1の移動機構23を用いてローラ21を電極素体2の外周端部2aに押し付け、第2の移動機構24を用いて電極素体2の外周端部2aに押し付けられたローラ21をフレーム1の辺に沿う方向に移動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】色選別電極3を所定位置に固定する位置決め・固定機構10と、電極素体2のペリフェリ4が除去された後に、色選別電極3の電極素体2の外周端部2aを色選別電極3のフレーム1に向けて押し曲げる押し曲げ装置20とを有する。押し曲げ装置20は、ローラ21と、その支持機構22と、支持機構22を電極素体2に対して接近又は離間させる方向に移動させる第1の移動機構23と、支持機構22をフレーム1の長手方向に移動させる第2の移動機構24とを有する。第1の移動機構23を用いてローラ21を電極素体2の外周端部2aに押し付け、第2の移動機構24を用いて電極素体2の外周端部2aに押し付けられたローラ21をフレーム1の辺に沿う方向に移動させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、陰極線管の色選別電極の製造装置及び製造方法に関し、特に、フレームに溶接された電極素体のペリフェリ除去後における外周端部の加工処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の陰極線管の色選別電極53の外周側不要部分であるペリフェリ54の除去工程(トリミング工程)を概略的に示す斜視図である。また、図11は、従来の陰極線管の色選別電極のペリフェリ除去後の状態(図10のS11−S11線断面)を概略的に示す断面図である。図10に示されるペリフェリの除去工程は、例えば、特開昭64−84540号公報に開示されている。図10に示されるように、従来のペリフェリ除去工程においては、フレーム51に溶接された電極素体(例えば、アパーチャグリル)52に、フレーム51の長手方向(X軸方向)に延びる凹溝を形成しておき、電極素体52をフレーム51に溶接した後に、ペリフェリ54の端部を把持して持ち上げ、ペリフェリ54を凹溝に沿って引き裂いて分離する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ペリフェリ54を引き裂いて分離した場合には、図11に示されるように、電極素体52の外周端部52aがフレーム51より外側に飛び出たり、上方に捲れ上がることがある。このため、以降の製造工程における位置決め精度の低下、他の装置等との干渉による色選別電極自体の破損、他の部品等とのこすれによるゴミ(微粉)の発生、作業員の怪我のおそれ等の製造上の問題点があった。また、フレーム51の上面の幅Wが狭い構造の場合には、電極素体52の外周端部52aの突出に起因する上記問題が顕著になることが予想される。
【0004】
そこで、本発明は上記したような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、電極素体の外周端部の突出を無くすることができる陰極線管の色選別電極の製造装置及び製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、矩形状開口部を持つフレーム及び前記開口部を覆うように前記フレームに取り付けられた電極素体を有する色選別電極を、所定位置に固定する固定手段と、前記電極素体の外周側不要部分であるペリフェリが除去された後に、前記電極素体の外周端部を前記フレームに向けて押し曲げる押し曲げ手段とを有する装置であって、前記押し曲げ手段が、前記電極素体の外周端部に押し付けられる押圧部材と、前記押圧部材を支持する支持手段と、前記支持手段を前記電極素体の外周端部に対して接近又は離間させる方向に移動させる第1の移動手段と、前記支持手段を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる第2の移動手段とを有し、前記第1の移動手段を用いて前記押圧部材を前記電極素体の外周端部に押し付け、前記第2の移動手段を用いて前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させることを特徴としている。
【0006】
また、請求項2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記押し曲げ手段の動作を制御する制御手段を有し、前記押し曲げ手段が、前記第1の移動手段に駆動力を供給する第1の駆動手段と、前記第2の移動手段に駆動力を供給する第2の駆動手段とを有し、前記押圧部材を前記電極素体の外周端部に押し付ける動作が、前記第1の駆動手段から駆動力を受けた前記第1の移動手段により行われ、前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作が、前記第2の駆動手段から駆動力を受けた前記第2の移動手段により行われることを特徴としている。
【0007】
また、請求項3に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記支持手段が、前記押圧部材の傾きを設定する角度調整手段を有することを特徴としている。
【0008】
また、請求項4に係るに係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記押し曲げ手段の動作を制御する制御手段を有し、前記押し曲げ手段が、前記第1の移動手段に駆動力を供給する第1の駆動手段と、前記第2の移動手段に駆動力を供給する第2の駆動手段と、前記角度調整手段に駆動力を供給する第3の駆動手段とを有し、前記押圧部材を前記電極素体の外周端部に押し付ける動作が、前記第1の駆動手段から駆動力を受けた前記第1の移動手段により行われ、前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作が、前記第2の駆動手段から駆動力を受けた前記第2の移動手段により行われ、前記押圧部材の傾きを設定する動作が、前記第3の駆動手段から駆動力を受けた前記角度調整手段により行われることを特徴としている。
【0009】
また、請求項5に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記電極素体のペリフェリを除去するトリミング手段を有し、前記トリミング手段による前記ペリフェリの除去を行いながら、前記押し曲げ手段による前記電極素体の外周端部の押し曲げを行うことを特徴としている。
【0010】
また、請求項6に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記押圧部材による押し付け開始位置が、前記フレームの辺の両端付近以外の位置であることを特徴としている。
【0011】
また、請求項7に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作を、複数回行うことを特徴としている。
【0012】
また、請求項8に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記電極素体の表面の法線に対する前記押圧部材の傾き角を段階的に小さくして、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作を繰り返すことを特徴としている。
【0013】
また、請求項9に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記押圧部材が、ローラであり、前記支持手段が、前記ローラをその中心軸を中心に回転可能に、且つ、前記中心軸の傾きを変更可能に支持する機構であることを特徴としている。
【0014】
請求項10に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、矩形状開口部を持つフレーム及び前記開口部を覆うように前記フレームに取り付けられた電極素体を有する色選別電極を、所定位置に固定する工程と、前記電極素体の外周側不要部分であるペリフェリが除去された後に、前記電極素体の外周端部を前記フレームに向けて押し付ける工程と、前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程とを有することを特徴としている。
【0015】
また、請求項11に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、前記押圧部材を押し付ける工程の前に、前記押圧部材の傾きを設定する工程を有することを特徴としている。
【0016】
また、請求項12に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、前記電極素体のペリフェリを除去する工程を有し、前記ペリフェリを除去する工程を行いながら、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程を行うことを特徴としている。
【0017】
また、請求項13に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、前記押圧部材による押し付け開始位置が、前記フレームの辺の両端付近以外の位置であることを特徴としている。
【0018】
また、請求項14に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程を、複数回行うことを特徴としている。
【0019】
また、請求項15に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、前記電極素体の表面の法線に対する前記押圧部材の傾き角を段階的に小さくして、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程を繰り返すことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置(即ち、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造方法を実施できる装置)の外観を概略的に示す斜視図である。また、図2は、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置の構成を機能的に示す構成図である。なお、各図において、フレームの長辺に沿う方向(フレームの長手方向又は陰極線管の水平走査方向)をX軸方向とし、フレームの短辺に沿う方向(陰極線管の垂直走査方向)をY軸方向とし、電極素体の表面の法線方向(陰極線管の管軸方向)をZ軸方向としている。
【0021】
実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、色選別電極の電極素体のペリフェリ除去後における外周端部の加工処理を行う。実施の形態1の製造装置による加工処理の対象は、図1に示されるような色選別電極3である。この色選別電極3は、矩形状開口部を持つフレーム1と、この開口部を覆うようにフレーム1に溶接された電極素体(例えば、アパーチャグリル又はシャドウマスク)2とを有する。電極素体2は、フレーム1を構成する一対の対向する支持体間で張力を持つように取り付けられている(即ち、架張されている)。ただし、本発明に係る製造装置又は製造方法による加工処理の対象となり得る色選別電極3は、図示の形状のものに限定されず、電極素体の外周端部を折り曲げる必要がある色選別電極であれば、他の形状のものであってもよい。
【0022】
図1に示されるように、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、色選別電極3を所定位置に固定する位置決め・固定機構10を有する。位置決め・固定機構10は、例えば、搭載台上に備えられた位置決め用の当接部材と、色選別電極3を固定する固定部材(図示せず)とを有する。ただし、位置決め・固定機構10の構造は、上記した構造に限定されず、色選別電極3を所定の位置に保持でき、後述するローラの押し付けによって動かないように固定できる構造であれば他の構造であってもよい。
【0023】
また、図1に示されるように、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、電極素体2の外周側不要部分であるペリフェリ4が除去された後に、電極素体2の外周端部2aをフレーム1に向けて押し曲げる押し曲げ装置20を有する。
【0024】
図1又は図2に示されるように、押し曲げ装置20は、電極素体2の外周端部2aに押し付けられる押圧部材であるローラ21と、ローラ21が回転可能(D3方向)になるように、ローラ21の中心軸21aを支持する支持機構22と、支持機構22に駆動力を供給する第3の駆動部22aとを有する。ローラ21は、例えば、金属製ローラである。また、ローラ21の形状は、均一な直径を持つ円柱であるが、ローラ21の形状は円柱には限定されず、円錐台形状等の他の形状とすることもできる。また、図2に示されるように、ローラ21を支持する支持機構22は、第3の駆動部22bからの駆動力(D4方向)を受け、D5方向に揺動し、ローラ21の中心軸21aの傾き角度を調整する角度調整機構22を有する。第3の駆動部22bは、例えば、動力源(例えば、モータや油圧装置等)と、動力源で発生した駆動力を伝達する動力伝達機構(例えば、ギア機構やクランク機構等)とから構成される。なお、ローラ21を支持する構造及びローラ21の角度を調整する機構は、上記した構造に限定されず、種々の変形が可能である。
【0025】
また、図1又は図2に示されるように、押し曲げ装置20は、支持機構22を電極素体2の外周端部2aに対して接近又は離間させる方向(D1方向)に移動させる直線移動機構である第1の移動機構23と、第1の移動機構23に駆動力を供給する第1の駆動部23aとを有する。第1の移動機構23は、例えば、フレーム1の長辺に垂直は方向に延びるレールと、このレールに沿って移動するスライド部材とから構成される。ただし、第1の移動機構23の構造は、支持機構22を支持でき、支持機構22を所定方向に移動できる構造であれば他の構造であってもよい。また、第1の駆動部23aは、例えば、動力源(例えば、モータや油圧装置等)と、動力源で発生した駆動力を伝達する動力伝達機構(例えば、ギア機構やクランク機構等)とから構成される。
【0026】
さらにまた、図1又は図2に示されるように、押し曲げ装置20は、支持機構22を支持する第1の移動機構23をフレーム1の辺に沿う方向(フレーム1の長手方向)であるD2方向に移動させる直線移動機構である第2の移動機構24と、第2の移動機構24に駆動力を供給する第2の駆動部24aとを有する。第2の移動機構24は、例えば、フレーム1の長辺に平行な方向に延びるレールと、このレールに沿って移動するスライド部材とから構成される。ただし、第2の移動機構24の構造は、支持機構22を支持でき、支持機構22を所定方向に移動できる構造であれば他の構造であってもよい。また、第2の駆動部24aは、例えば、動力源(例えば、モータや油圧装置等)と、動力源で発生した駆動力を伝達する動力伝達機構(例えば、ギア機構やクランク機構等)とから構成される。
【0027】
また、図2に示されるように、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、押し曲げ装置20の動作を制御する制御部30を有する。実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、制御部30からの制御信号に従って、動作する。なお、図2において、2点鎖線で示す線は、制御部30からの制御信号の経路を示す。
【0028】
図3は、電極素体2のペリフェリ除去前の状態(図1のS3−S3線断面)を概略的に示す断面図であり、図4は、電極素体2のペリフェリ除去途中の状態(図1のS4−S4線断面)を概略的に示す断面図であり、図5は、電極素体2のペリフェリ除去後の状態(図1のS5−S5線断面)を概略的に示す断面図である。
【0029】
図3に示されるように、ペリフェリ除去前の電極素体2は、フレーム1に溶接部2bで溶接されており、事前にハーフエッチング等により形成されている凹溝2cと、凹溝2cより外側のペリフェリ4とを備えている。凹溝2cは、フレーム1の長手方向に沿って延びている。ペリフェリ4の除去は、図4に示されるように、ペリフェリ4をトリミング機構の把持部でつかみ、上方又は斜め上方に持ち上げることによって、凹溝2cにおいてペリフェリ4を引き裂き、ペリフェリ4を電極素体2から分離する。その結果、電極素体2の外周端部2aには、図5に示されるような突起部又は捲れ上がり部が形成される。なお、ペリフェリ4の除去方法は、凹溝2cで引き裂く方法に限定されず、回転式のカッターを用いて電極素体2のペリフェリ4を切断する等の他の方法であってもよい。
【0030】
図6は、実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その1)を概略的に示す説明図であり、図7は、実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その2)を概略的に示す説明図であり、図8は、実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その3)を概略的に示す説明図である。
【0031】
実施の形態1においては、図6に示されるように、先ず、第3の駆動部22bから駆動力を受けた支持機構22は、ローラ21の中心軸21aの傾き角度θを設定する。傾き角度θは、電極素体2の表面(図における上面)の法線方向(図6から図8までにおけるD6方向)に対するローラ21の中心軸21aの角度で表わす。傾き角度θは、少なくとも0°以上90以下の範囲内で任意に設定できる。ただし、この範囲以上の傾き角度θを設定可能にしてもよい。傾き傾き角度θは、最初の押し曲げ工程においては、例えば、45°に設定する。
【0032】
次に、第1の駆動部23aから駆動力を受けた第1の移動機構23がローラ21を電極素体2の外周端部2aに押し付ける。このときのフレーム1への押し付け力はフレーム1を押し付けるための機構(例えば、バネ等の弾性部材を用いて押し付け力をほぼ一定に制御する機構)によりほぼ一定に制御されている。このため、電極素体2の外周端部2aの形状の不規則な変化(例えば、うねりや凹凸等)により押し付け圧が局所的に過大又は過小にならないようにしている。また、ローラ21による押し付け開始位置をフレーム1の長手方向の端部にすると、電極素材2の外周端部2aに皺が残ることがある。このため、ローラ21の押し付け開始位置は、フレーム1の長手方向の両端付近以外の位置(例えば、中央付近)であることが望ましい。
【0033】
次に、第2の駆動部24aから駆動力を受けた第2の移動機構24が電極素体2の外周端部2aに押し付けられたローラ21をフレーム1の長手方向であるD2方向に移動させる。ローラ21のD2方向に移動に伴ってローラ21は中心軸21aを中心に回転する。ローラ21をフレームの辺に沿う方向に移動させる動作は、1回でもよいが、複数回行うことが望ましい。
【0034】
次に、図7に示されるように、先ず、第3の駆動部22bから駆動力を受けた支持機構22は、ローラ21の中心軸21aの傾き角度θを設定する。傾き角度θは、通常は、1回目の押し曲げ工程における傾き角度(実施の形態1においては、45°)より小さい角度にする。ここでは、傾き角度θを、例えば、15°に設定する。
【0035】
次に、第1の駆動部23aから駆動力を受けた第1の移動機構23がローラ21を電極素体2の外周端部2aに押し付ける。ローラ21による押し付け開始位置は、フレーム1の長手方向の両端付近以外の位置(例えば、中央付近)であることが望ましい。
【0036】
次に、第2の駆動部24aから駆動力を受けた第2の移動機構24が電極素体2の外周端部に押し付けられたローラ21をフレーム1の長手方向であるD2方向に移動させる。ローラ21のD2方向に移動に伴ってローラ21は中心軸21aを中心に回転する。ローラ21をフレームの辺に沿う方向に移動させる動作は、1回でもよいが、複数回行うことが望ましい。
【0037】
次に、図8に示されるように、先ず、第3の駆動部22bから駆動力を受けた支持機構22は、ローラ21の中心軸21aの傾き角度θを設定する。傾き角度θは、通常は、2回目の押し曲げ工程における傾き角度(実施の形態1においては、15°)より小さい角度にする。ここでは、傾き角度θを、例えば、0°に設定する。
【0038】
次に、第1の駆動部23aから駆動力を受けた第1の移動機構23がローラ21を電極素体2の外周端部2aに押し付ける。ローラ21による押し付け開始位置は、フレーム1の長手方向の両端付近以外の位置(例えば、中央付近)であることが望ましい。
【0039】
次に、第2の駆動部24aから駆動力を受けた第2の移動機構24が電極素体2の外周端部に押し付けられたローラ21をフレーム1の長手方向であるD2方向に移動させる。ローラ21のD2方向に移動に伴ってローラ21は中心軸21aを中心に回転する。ローラ21をフレームの辺に沿う方向に移動させる動作は、1回でもよいが、複数回行うことが望ましい。
【0040】
以上説明したように実施形態1に係る製造装置又は製造方法を用いて陰極線管の色選別電極を製造すれば、電極素体2のペリフェリ4除去後に電極素体2の外周端部2aをフレーム1に向けて押し付け、フレーム1外壁に倣わせることができる。このため、電極素体2の外周端部2aがフレーム1外形より外側に飛び出たり、上方に捲れ上がることに起因する各種不具合、即ち、位置決め精度の低下、色選別電極自体の破損、ゴミの発生、作業員の怪我のおそれ等の各種不具合の発生を回避することができる。
【0041】
なお、上記説明においては、傾き角度θを45°、15°、0°の順に切り替えた場合を説明したが、設定角度は上記例に限定されない。
【0042】
また、上記説明においては、ローラ21のフレーム1に対する押し付け角度θの変更、ローラ21を押し付ける動作、ローラ21を押し付けながら色選別電極長辺方向に移動させる動作を駆動部からの駆動力によって行った場合について述べた。しかし、駆動力を人の力によって供給するように構成してもよい。
【0043】
さらに、上記説明においては、折り曲げ装置20を1台備えた場合について説明したが、折り曲げ装置20を2台備え、同時に電極素体2の外周端部2aの折り曲げを実行してもよい。
【0044】
さらにまた、上記説明においては、折り曲げ装置20が1台のローラ21を備えた場合を説明したが、ローラ21を複数台並べてもよい。また、この場合には、複数台のローラの各々の傾き角度を異なる値に設定してもよい。
【0045】
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置(即ち、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造方法を実施できる装置)の外観を概略的に示す斜視図である。
【0046】
実施の形態2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、ペリフェリ4を除去するトリミング機構40の動作を実行しながら、折り曲げ装置20を動作させる点が、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置と相違する。実施の形態2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置によれば、ペリフェリ4の除去された部分(即ち、電極素体2の外周端部2a)にローラ21を当接させ、ペリフェリ4を上方に引き裂きながら切断する機構の動作を実行させながら電極素体2の外周端部2aを押し曲げるように動作させることができる。実施の形態2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、既存のペリフェリ除去装置に、折り曲げ装置20を追加すること(即ち、既存の装置を一部変更すること)によって実現可能であるため、設備投資額を抑制することができる。
【0047】
なお、実施の形態2において、上記以外の点は、上記実施の形態1と同じである。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1から9までに記載の製造装置を用いて陰極線管の色選別電極を製造すれば、電極素体のペリフェリ除去後に電極素体の外周端部をフレームに向けて押し付け、フレーム外壁に倣わせることができる。このため、電極素体の端部がフレーム外形より外側に飛び出たり、上方に捲れ上がることに起因する各種不具合、即ち、位置決め精度の低下、色選別電極自体の破損、ゴミの発生、作業員の怪我のおそれ等の各種不具合の発生を避けることができるという効果がある。
【0049】
また、請求項10から15までに記載の製造方法を用いて陰極線管の色選別電極を製造すれば、電極素体のペリフェリ除去後に電極素体の外周端部をフレームに向けて押し付け、フレーム外壁に倣わせることができる。このため、電極素体の端部がフレーム外形より外側に飛び出たり、上方に捲れ上がることに起因する各種不具合、即ち、位置決め精度の低下、色選別電極自体の破損、ゴミの発生、作業員の怪我のおそれ等の各種不具合の発生を避けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置を概略的に示す斜視図である。
【図2】実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置の構成を概略的に示す構成図である。
【図3】電極素体のペリフェリ除去前の状態(図1のS3−S3線断面)を概略的に示す断面図である。
【図4】電極素体のペリフェリ除去途中の状態(図1のS4−S4線断面)を概略的に示す断面図である。
【図5】電極素体のペリフェリ除去後の状態(図1のS5−S5線断面)を概略的に示す断面図である。
【図6】実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その1)を概略的に示す説明図である。
【図7】実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その2)を概略的に示す説明図である。
【図8】実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その3)を概略的に示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置の外観を概略的に示す斜視図である。
【図10】従来の陰極線管の色選別電極のペリフェリ除去工程を概略的に示す斜視図である。
【図11】従来の陰極線管の色選別電極のペリフェリ除去後の状態(図10のS11−S11線断面)を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム、 2 電極素体、 2a 外周端部、 2b 溶接部、 2c凹溝、 3 色選別電極、 4 ペリフェリ、 10 位置決め・固定機構、20 押し曲げ装置、 21 ローラ、 21a 中心軸、 22 支持機構、 22a 角度調整機構、 22b 第3の駆動部、 23 第1の移動機構、 23a 第1の駆動部、 24 第2の移動機構、 24a 第2の駆動部、 30 制御部、 40 トリミング機構。
【発明の属する技術分野】
本発明は、陰極線管の色選別電極の製造装置及び製造方法に関し、特に、フレームに溶接された電極素体のペリフェリ除去後における外周端部の加工処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の陰極線管の色選別電極53の外周側不要部分であるペリフェリ54の除去工程(トリミング工程)を概略的に示す斜視図である。また、図11は、従来の陰極線管の色選別電極のペリフェリ除去後の状態(図10のS11−S11線断面)を概略的に示す断面図である。図10に示されるペリフェリの除去工程は、例えば、特開昭64−84540号公報に開示されている。図10に示されるように、従来のペリフェリ除去工程においては、フレーム51に溶接された電極素体(例えば、アパーチャグリル)52に、フレーム51の長手方向(X軸方向)に延びる凹溝を形成しておき、電極素体52をフレーム51に溶接した後に、ペリフェリ54の端部を把持して持ち上げ、ペリフェリ54を凹溝に沿って引き裂いて分離する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ペリフェリ54を引き裂いて分離した場合には、図11に示されるように、電極素体52の外周端部52aがフレーム51より外側に飛び出たり、上方に捲れ上がることがある。このため、以降の製造工程における位置決め精度の低下、他の装置等との干渉による色選別電極自体の破損、他の部品等とのこすれによるゴミ(微粉)の発生、作業員の怪我のおそれ等の製造上の問題点があった。また、フレーム51の上面の幅Wが狭い構造の場合には、電極素体52の外周端部52aの突出に起因する上記問題が顕著になることが予想される。
【0004】
そこで、本発明は上記したような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、電極素体の外周端部の突出を無くすることができる陰極線管の色選別電極の製造装置及び製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、矩形状開口部を持つフレーム及び前記開口部を覆うように前記フレームに取り付けられた電極素体を有する色選別電極を、所定位置に固定する固定手段と、前記電極素体の外周側不要部分であるペリフェリが除去された後に、前記電極素体の外周端部を前記フレームに向けて押し曲げる押し曲げ手段とを有する装置であって、前記押し曲げ手段が、前記電極素体の外周端部に押し付けられる押圧部材と、前記押圧部材を支持する支持手段と、前記支持手段を前記電極素体の外周端部に対して接近又は離間させる方向に移動させる第1の移動手段と、前記支持手段を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる第2の移動手段とを有し、前記第1の移動手段を用いて前記押圧部材を前記電極素体の外周端部に押し付け、前記第2の移動手段を用いて前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させることを特徴としている。
【0006】
また、請求項2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記押し曲げ手段の動作を制御する制御手段を有し、前記押し曲げ手段が、前記第1の移動手段に駆動力を供給する第1の駆動手段と、前記第2の移動手段に駆動力を供給する第2の駆動手段とを有し、前記押圧部材を前記電極素体の外周端部に押し付ける動作が、前記第1の駆動手段から駆動力を受けた前記第1の移動手段により行われ、前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作が、前記第2の駆動手段から駆動力を受けた前記第2の移動手段により行われることを特徴としている。
【0007】
また、請求項3に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記支持手段が、前記押圧部材の傾きを設定する角度調整手段を有することを特徴としている。
【0008】
また、請求項4に係るに係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記押し曲げ手段の動作を制御する制御手段を有し、前記押し曲げ手段が、前記第1の移動手段に駆動力を供給する第1の駆動手段と、前記第2の移動手段に駆動力を供給する第2の駆動手段と、前記角度調整手段に駆動力を供給する第3の駆動手段とを有し、前記押圧部材を前記電極素体の外周端部に押し付ける動作が、前記第1の駆動手段から駆動力を受けた前記第1の移動手段により行われ、前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作が、前記第2の駆動手段から駆動力を受けた前記第2の移動手段により行われ、前記押圧部材の傾きを設定する動作が、前記第3の駆動手段から駆動力を受けた前記角度調整手段により行われることを特徴としている。
【0009】
また、請求項5に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記電極素体のペリフェリを除去するトリミング手段を有し、前記トリミング手段による前記ペリフェリの除去を行いながら、前記押し曲げ手段による前記電極素体の外周端部の押し曲げを行うことを特徴としている。
【0010】
また、請求項6に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記押圧部材による押し付け開始位置が、前記フレームの辺の両端付近以外の位置であることを特徴としている。
【0011】
また、請求項7に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作を、複数回行うことを特徴としている。
【0012】
また、請求項8に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記電極素体の表面の法線に対する前記押圧部材の傾き角を段階的に小さくして、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作を繰り返すことを特徴としている。
【0013】
また、請求項9に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、前記押圧部材が、ローラであり、前記支持手段が、前記ローラをその中心軸を中心に回転可能に、且つ、前記中心軸の傾きを変更可能に支持する機構であることを特徴としている。
【0014】
請求項10に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、矩形状開口部を持つフレーム及び前記開口部を覆うように前記フレームに取り付けられた電極素体を有する色選別電極を、所定位置に固定する工程と、前記電極素体の外周側不要部分であるペリフェリが除去された後に、前記電極素体の外周端部を前記フレームに向けて押し付ける工程と、前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程とを有することを特徴としている。
【0015】
また、請求項11に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、前記押圧部材を押し付ける工程の前に、前記押圧部材の傾きを設定する工程を有することを特徴としている。
【0016】
また、請求項12に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、前記電極素体のペリフェリを除去する工程を有し、前記ペリフェリを除去する工程を行いながら、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程を行うことを特徴としている。
【0017】
また、請求項13に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、前記押圧部材による押し付け開始位置が、前記フレームの辺の両端付近以外の位置であることを特徴としている。
【0018】
また、請求項14に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程を、複数回行うことを特徴としている。
【0019】
また、請求項15に係る陰極線管の色選別電極の製造方法は、前記電極素体の表面の法線に対する前記押圧部材の傾き角を段階的に小さくして、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程を繰り返すことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置(即ち、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造方法を実施できる装置)の外観を概略的に示す斜視図である。また、図2は、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置の構成を機能的に示す構成図である。なお、各図において、フレームの長辺に沿う方向(フレームの長手方向又は陰極線管の水平走査方向)をX軸方向とし、フレームの短辺に沿う方向(陰極線管の垂直走査方向)をY軸方向とし、電極素体の表面の法線方向(陰極線管の管軸方向)をZ軸方向としている。
【0021】
実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、色選別電極の電極素体のペリフェリ除去後における外周端部の加工処理を行う。実施の形態1の製造装置による加工処理の対象は、図1に示されるような色選別電極3である。この色選別電極3は、矩形状開口部を持つフレーム1と、この開口部を覆うようにフレーム1に溶接された電極素体(例えば、アパーチャグリル又はシャドウマスク)2とを有する。電極素体2は、フレーム1を構成する一対の対向する支持体間で張力を持つように取り付けられている(即ち、架張されている)。ただし、本発明に係る製造装置又は製造方法による加工処理の対象となり得る色選別電極3は、図示の形状のものに限定されず、電極素体の外周端部を折り曲げる必要がある色選別電極であれば、他の形状のものであってもよい。
【0022】
図1に示されるように、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、色選別電極3を所定位置に固定する位置決め・固定機構10を有する。位置決め・固定機構10は、例えば、搭載台上に備えられた位置決め用の当接部材と、色選別電極3を固定する固定部材(図示せず)とを有する。ただし、位置決め・固定機構10の構造は、上記した構造に限定されず、色選別電極3を所定の位置に保持でき、後述するローラの押し付けによって動かないように固定できる構造であれば他の構造であってもよい。
【0023】
また、図1に示されるように、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、電極素体2の外周側不要部分であるペリフェリ4が除去された後に、電極素体2の外周端部2aをフレーム1に向けて押し曲げる押し曲げ装置20を有する。
【0024】
図1又は図2に示されるように、押し曲げ装置20は、電極素体2の外周端部2aに押し付けられる押圧部材であるローラ21と、ローラ21が回転可能(D3方向)になるように、ローラ21の中心軸21aを支持する支持機構22と、支持機構22に駆動力を供給する第3の駆動部22aとを有する。ローラ21は、例えば、金属製ローラである。また、ローラ21の形状は、均一な直径を持つ円柱であるが、ローラ21の形状は円柱には限定されず、円錐台形状等の他の形状とすることもできる。また、図2に示されるように、ローラ21を支持する支持機構22は、第3の駆動部22bからの駆動力(D4方向)を受け、D5方向に揺動し、ローラ21の中心軸21aの傾き角度を調整する角度調整機構22を有する。第3の駆動部22bは、例えば、動力源(例えば、モータや油圧装置等)と、動力源で発生した駆動力を伝達する動力伝達機構(例えば、ギア機構やクランク機構等)とから構成される。なお、ローラ21を支持する構造及びローラ21の角度を調整する機構は、上記した構造に限定されず、種々の変形が可能である。
【0025】
また、図1又は図2に示されるように、押し曲げ装置20は、支持機構22を電極素体2の外周端部2aに対して接近又は離間させる方向(D1方向)に移動させる直線移動機構である第1の移動機構23と、第1の移動機構23に駆動力を供給する第1の駆動部23aとを有する。第1の移動機構23は、例えば、フレーム1の長辺に垂直は方向に延びるレールと、このレールに沿って移動するスライド部材とから構成される。ただし、第1の移動機構23の構造は、支持機構22を支持でき、支持機構22を所定方向に移動できる構造であれば他の構造であってもよい。また、第1の駆動部23aは、例えば、動力源(例えば、モータや油圧装置等)と、動力源で発生した駆動力を伝達する動力伝達機構(例えば、ギア機構やクランク機構等)とから構成される。
【0026】
さらにまた、図1又は図2に示されるように、押し曲げ装置20は、支持機構22を支持する第1の移動機構23をフレーム1の辺に沿う方向(フレーム1の長手方向)であるD2方向に移動させる直線移動機構である第2の移動機構24と、第2の移動機構24に駆動力を供給する第2の駆動部24aとを有する。第2の移動機構24は、例えば、フレーム1の長辺に平行な方向に延びるレールと、このレールに沿って移動するスライド部材とから構成される。ただし、第2の移動機構24の構造は、支持機構22を支持でき、支持機構22を所定方向に移動できる構造であれば他の構造であってもよい。また、第2の駆動部24aは、例えば、動力源(例えば、モータや油圧装置等)と、動力源で発生した駆動力を伝達する動力伝達機構(例えば、ギア機構やクランク機構等)とから構成される。
【0027】
また、図2に示されるように、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、押し曲げ装置20の動作を制御する制御部30を有する。実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、制御部30からの制御信号に従って、動作する。なお、図2において、2点鎖線で示す線は、制御部30からの制御信号の経路を示す。
【0028】
図3は、電極素体2のペリフェリ除去前の状態(図1のS3−S3線断面)を概略的に示す断面図であり、図4は、電極素体2のペリフェリ除去途中の状態(図1のS4−S4線断面)を概略的に示す断面図であり、図5は、電極素体2のペリフェリ除去後の状態(図1のS5−S5線断面)を概略的に示す断面図である。
【0029】
図3に示されるように、ペリフェリ除去前の電極素体2は、フレーム1に溶接部2bで溶接されており、事前にハーフエッチング等により形成されている凹溝2cと、凹溝2cより外側のペリフェリ4とを備えている。凹溝2cは、フレーム1の長手方向に沿って延びている。ペリフェリ4の除去は、図4に示されるように、ペリフェリ4をトリミング機構の把持部でつかみ、上方又は斜め上方に持ち上げることによって、凹溝2cにおいてペリフェリ4を引き裂き、ペリフェリ4を電極素体2から分離する。その結果、電極素体2の外周端部2aには、図5に示されるような突起部又は捲れ上がり部が形成される。なお、ペリフェリ4の除去方法は、凹溝2cで引き裂く方法に限定されず、回転式のカッターを用いて電極素体2のペリフェリ4を切断する等の他の方法であってもよい。
【0030】
図6は、実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その1)を概略的に示す説明図であり、図7は、実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その2)を概略的に示す説明図であり、図8は、実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その3)を概略的に示す説明図である。
【0031】
実施の形態1においては、図6に示されるように、先ず、第3の駆動部22bから駆動力を受けた支持機構22は、ローラ21の中心軸21aの傾き角度θを設定する。傾き角度θは、電極素体2の表面(図における上面)の法線方向(図6から図8までにおけるD6方向)に対するローラ21の中心軸21aの角度で表わす。傾き角度θは、少なくとも0°以上90以下の範囲内で任意に設定できる。ただし、この範囲以上の傾き角度θを設定可能にしてもよい。傾き傾き角度θは、最初の押し曲げ工程においては、例えば、45°に設定する。
【0032】
次に、第1の駆動部23aから駆動力を受けた第1の移動機構23がローラ21を電極素体2の外周端部2aに押し付ける。このときのフレーム1への押し付け力はフレーム1を押し付けるための機構(例えば、バネ等の弾性部材を用いて押し付け力をほぼ一定に制御する機構)によりほぼ一定に制御されている。このため、電極素体2の外周端部2aの形状の不規則な変化(例えば、うねりや凹凸等)により押し付け圧が局所的に過大又は過小にならないようにしている。また、ローラ21による押し付け開始位置をフレーム1の長手方向の端部にすると、電極素材2の外周端部2aに皺が残ることがある。このため、ローラ21の押し付け開始位置は、フレーム1の長手方向の両端付近以外の位置(例えば、中央付近)であることが望ましい。
【0033】
次に、第2の駆動部24aから駆動力を受けた第2の移動機構24が電極素体2の外周端部2aに押し付けられたローラ21をフレーム1の長手方向であるD2方向に移動させる。ローラ21のD2方向に移動に伴ってローラ21は中心軸21aを中心に回転する。ローラ21をフレームの辺に沿う方向に移動させる動作は、1回でもよいが、複数回行うことが望ましい。
【0034】
次に、図7に示されるように、先ず、第3の駆動部22bから駆動力を受けた支持機構22は、ローラ21の中心軸21aの傾き角度θを設定する。傾き角度θは、通常は、1回目の押し曲げ工程における傾き角度(実施の形態1においては、45°)より小さい角度にする。ここでは、傾き角度θを、例えば、15°に設定する。
【0035】
次に、第1の駆動部23aから駆動力を受けた第1の移動機構23がローラ21を電極素体2の外周端部2aに押し付ける。ローラ21による押し付け開始位置は、フレーム1の長手方向の両端付近以外の位置(例えば、中央付近)であることが望ましい。
【0036】
次に、第2の駆動部24aから駆動力を受けた第2の移動機構24が電極素体2の外周端部に押し付けられたローラ21をフレーム1の長手方向であるD2方向に移動させる。ローラ21のD2方向に移動に伴ってローラ21は中心軸21aを中心に回転する。ローラ21をフレームの辺に沿う方向に移動させる動作は、1回でもよいが、複数回行うことが望ましい。
【0037】
次に、図8に示されるように、先ず、第3の駆動部22bから駆動力を受けた支持機構22は、ローラ21の中心軸21aの傾き角度θを設定する。傾き角度θは、通常は、2回目の押し曲げ工程における傾き角度(実施の形態1においては、15°)より小さい角度にする。ここでは、傾き角度θを、例えば、0°に設定する。
【0038】
次に、第1の駆動部23aから駆動力を受けた第1の移動機構23がローラ21を電極素体2の外周端部2aに押し付ける。ローラ21による押し付け開始位置は、フレーム1の長手方向の両端付近以外の位置(例えば、中央付近)であることが望ましい。
【0039】
次に、第2の駆動部24aから駆動力を受けた第2の移動機構24が電極素体2の外周端部に押し付けられたローラ21をフレーム1の長手方向であるD2方向に移動させる。ローラ21のD2方向に移動に伴ってローラ21は中心軸21aを中心に回転する。ローラ21をフレームの辺に沿う方向に移動させる動作は、1回でもよいが、複数回行うことが望ましい。
【0040】
以上説明したように実施形態1に係る製造装置又は製造方法を用いて陰極線管の色選別電極を製造すれば、電極素体2のペリフェリ4除去後に電極素体2の外周端部2aをフレーム1に向けて押し付け、フレーム1外壁に倣わせることができる。このため、電極素体2の外周端部2aがフレーム1外形より外側に飛び出たり、上方に捲れ上がることに起因する各種不具合、即ち、位置決め精度の低下、色選別電極自体の破損、ゴミの発生、作業員の怪我のおそれ等の各種不具合の発生を回避することができる。
【0041】
なお、上記説明においては、傾き角度θを45°、15°、0°の順に切り替えた場合を説明したが、設定角度は上記例に限定されない。
【0042】
また、上記説明においては、ローラ21のフレーム1に対する押し付け角度θの変更、ローラ21を押し付ける動作、ローラ21を押し付けながら色選別電極長辺方向に移動させる動作を駆動部からの駆動力によって行った場合について述べた。しかし、駆動力を人の力によって供給するように構成してもよい。
【0043】
さらに、上記説明においては、折り曲げ装置20を1台備えた場合について説明したが、折り曲げ装置20を2台備え、同時に電極素体2の外周端部2aの折り曲げを実行してもよい。
【0044】
さらにまた、上記説明においては、折り曲げ装置20が1台のローラ21を備えた場合を説明したが、ローラ21を複数台並べてもよい。また、この場合には、複数台のローラの各々の傾き角度を異なる値に設定してもよい。
【0045】
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置(即ち、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造方法を実施できる装置)の外観を概略的に示す斜視図である。
【0046】
実施の形態2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、ペリフェリ4を除去するトリミング機構40の動作を実行しながら、折り曲げ装置20を動作させる点が、実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置と相違する。実施の形態2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置によれば、ペリフェリ4の除去された部分(即ち、電極素体2の外周端部2a)にローラ21を当接させ、ペリフェリ4を上方に引き裂きながら切断する機構の動作を実行させながら電極素体2の外周端部2aを押し曲げるように動作させることができる。実施の形態2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置は、既存のペリフェリ除去装置に、折り曲げ装置20を追加すること(即ち、既存の装置を一部変更すること)によって実現可能であるため、設備投資額を抑制することができる。
【0047】
なお、実施の形態2において、上記以外の点は、上記実施の形態1と同じである。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1から9までに記載の製造装置を用いて陰極線管の色選別電極を製造すれば、電極素体のペリフェリ除去後に電極素体の外周端部をフレームに向けて押し付け、フレーム外壁に倣わせることができる。このため、電極素体の端部がフレーム外形より外側に飛び出たり、上方に捲れ上がることに起因する各種不具合、即ち、位置決め精度の低下、色選別電極自体の破損、ゴミの発生、作業員の怪我のおそれ等の各種不具合の発生を避けることができるという効果がある。
【0049】
また、請求項10から15までに記載の製造方法を用いて陰極線管の色選別電極を製造すれば、電極素体のペリフェリ除去後に電極素体の外周端部をフレームに向けて押し付け、フレーム外壁に倣わせることができる。このため、電極素体の端部がフレーム外形より外側に飛び出たり、上方に捲れ上がることに起因する各種不具合、即ち、位置決め精度の低下、色選別電極自体の破損、ゴミの発生、作業員の怪我のおそれ等の各種不具合の発生を避けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置を概略的に示す斜視図である。
【図2】実施の形態1に係る陰極線管の色選別電極の製造装置の構成を概略的に示す構成図である。
【図3】電極素体のペリフェリ除去前の状態(図1のS3−S3線断面)を概略的に示す断面図である。
【図4】電極素体のペリフェリ除去途中の状態(図1のS4−S4線断面)を概略的に示す断面図である。
【図5】電極素体のペリフェリ除去後の状態(図1のS5−S5線断面)を概略的に示す断面図である。
【図6】実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その1)を概略的に示す説明図である。
【図7】実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その2)を概略的に示す説明図である。
【図8】実施の形態1における電極素体の外周端部の押し曲げ工程(その3)を概略的に示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る陰極線管の色選別電極の製造装置の外観を概略的に示す斜視図である。
【図10】従来の陰極線管の色選別電極のペリフェリ除去工程を概略的に示す斜視図である。
【図11】従来の陰極線管の色選別電極のペリフェリ除去後の状態(図10のS11−S11線断面)を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム、 2 電極素体、 2a 外周端部、 2b 溶接部、 2c凹溝、 3 色選別電極、 4 ペリフェリ、 10 位置決め・固定機構、20 押し曲げ装置、 21 ローラ、 21a 中心軸、 22 支持機構、 22a 角度調整機構、 22b 第3の駆動部、 23 第1の移動機構、 23a 第1の駆動部、 24 第2の移動機構、 24a 第2の駆動部、 30 制御部、 40 トリミング機構。
Claims (15)
- 矩形状開口部を持つフレーム及び前記開口部を覆うように前記フレームに取り付けられた電極素体を有する色選別電極を、所定位置に固定する固定手段と、
前記電極素体の外周側不要部分であるペリフェリが除去された後に、前記電極素体の外周端部を前記フレームに向けて押し曲げる押し曲げ手段と
を有する陰極線管の色選別電極の製造装置であって、
前記押し曲げ手段が、
前記電極素体の外周端部に押し付けられる押圧部材と、
前記押圧部材を支持する支持手段と、
前記支持手段を前記電極素体の外周端部に対して接近又は離間させる方向に移動させる第1の移動手段と、
前記支持手段を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる第2の移動手段と
を有し、
前記第1の移動手段を用いて前記押圧部材を前記電極素体の外周端部に押し付け、前記第2の移動手段を用いて前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる
ことを特徴とする陰極線管の色選別電極の製造装置。 - 前記押し曲げ手段の動作を制御する制御手段を有し、
前記押し曲げ手段が、
前記第1の移動手段に駆動力を供給する第1の駆動手段と、
前記第2の移動手段に駆動力を供給する第2の駆動手段と
を有し、
前記押圧部材を前記電極素体の外周端部に押し付ける動作が、前記第1の駆動手段から駆動力を受けた前記第1の移動手段により行われ、
前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作が、前記第2の駆動手段から駆動力を受けた前記第2の移動手段により行われる
ことを特徴とする請求項1に記載の陰極線管の色選別電極の製造装置。 - 前記支持手段が、前記押圧部材の傾きを設定する角度調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載の陰極線管の色選別電極の製造装置。
- 前記押し曲げ手段の動作を制御する制御手段を有し、
前記押し曲げ手段が、
前記第1の移動手段に駆動力を供給する第1の駆動手段と、
前記第2の移動手段に駆動力を供給する第2の駆動手段と、
前記角度調整手段に駆動力を供給する第3の駆動手段と
を有し、
前記押圧部材を前記電極素体の外周端部に押し付ける動作が、前記第1の駆動手段から駆動力を受けた前記第1の移動手段により行われ、
前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作が、前記第2の駆動手段から駆動力を受けた前記第2の移動手段により行われ、
前記押圧部材の傾きを設定する動作が、前記第3の駆動手段から駆動力を受けた前記角度調整手段により行われる
ことを特徴とする請求項3に記載の陰極線管の色選別電極の製造装置。 - 前記電極素体のペリフェリを除去するトリミング手段を有し、
前記トリミング手段による前記ペリフェリの除去を行いながら、前記押し曲げ手段による前記電極素体の外周端部の押し曲げを行う
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の陰極線管の色選別電極の製造装置。 - 前記押圧部材による押し付け開始位置が、前記フレームの辺の両端付近以外の位置であることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の陰極線管の色選別電極の製造装置。
- 前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作を、複数回行うことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の陰極線管の色選別電極の製造装置。
- 前記電極素体の表面の法線に対する前記押圧部材の傾き角を段階的に小さくして、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる動作を繰り返すことを特徴とする請求項3から7までのいずれかに記載の陰極線管の色選別電極の製造装置。
- 前記押圧部材が、ローラであり、
前記支持手段が、前記ローラをその中心軸を中心に回転可能に、且つ、前記中心軸の傾きを変更可能に支持する機構である
ことを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の陰極線管の色選別電極の製造装置。 - 矩形状開口部を持つフレーム及び前記開口部を覆うように前記フレームに取り付けられた電極素体を有する色選別電極を、所定位置に固定する工程と、
前記電極素体の外周側不要部分であるペリフェリが除去された後に、前記電極素体の外周端部を前記フレームに向けて押し付ける工程と、
前記電極素体の外周端部に押し付けられた前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程と
を有することを特徴とする陰極線管の色選別電極の製造方法。 - 前記押圧部材を押し付ける工程の前に、前記押圧部材の傾きを設定する工程を有することを特徴とする請求項10に記載の陰極線管の色選別電極の製造方法。
- 前記電極素体のペリフェリを除去する工程を有し、
前記ペリフェリを除去する工程を行いながら、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程を行う
ことを特徴とする請求項10又は11のいずれかに記載の陰極線管の色選別電極の製造方法。 - 前記押圧部材による押し付け開始位置が、前記フレームの辺の両端付近以外の位置であることを特徴とする請求項10から12までのいずれかに記載の陰極線管の色選別電極の製造方法。
- 前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程を、複数回行うことを特徴とする請求項10から13までのいずれかに記載の陰極線管の色選別電極の製造方法。
- 前記電極素体の表面の法線に対する前記押圧部材の傾き角を段階的に小さくして、前記押圧部材を前記フレームの辺に沿う方向に移動させる工程を繰り返すことを特徴とする請求項11から14までのいずれかに記載の陰極線管の色選別電極の製造方法。
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