JP2004079084A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Youichi Kenjiyou
兼上 陽一
Koujiyu Konno
金野 耕寿
Takanobu Morishita
森下 高伸
Masayasu Katada
片田 真三康
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Abstract

【課題】光ディスク装置のトラッキングエラーなどサーボエラー信号をサンプルホールド回路で生成する場合に、外乱ノイズまたは回路ノイズ成分によるサンプルホールド誤差信号により不安定な制御になる。
【解決手段】サンプルホールド回路24のスルーレートを、ディスク1の回転の速度に基づいた回転速度信号SSPに基づいて制御し、ノイズ信号の通過を抑制し、安定な制御を実現できる。
【選択図】   図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ビームの光量をライトパワー及びリードパワーとの間で切り換えて照射し記録する光ディスク装置であって、記録媒体からの反射光を光ピックアップ受光素子で受光し、前記受光素子の出力電流をI−V変換してリードパワー出力信号のタイミングでサンプルホールドし、トラッキングエラーなどサーボエラー信号を得るサンプルホールド回路を有する光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ホストコンピュータから送信されてくるディジタル情報を記録媒体1に記録する記録再生装置は、図4に示すように構成されている。
【0003】
図4に示す記録再生装置4は、再生手段および記録手段としてのピックアップ10と、再生増幅器11と、デコーダ12と、ディスク回転手段としてのスピンドルモータ5と、ピックアップ移動制御手段としてのサーボ回路14と、プロセッサ(CPU)15と、エンコーダ16と、パワー制御回路17と、レーザー駆動回路18と、タイミング生成器9と、インターフェース19と、ウォブル・アドレス抽出部13とにより構成されている。外部ホストコンピュータ20から記録再生装置4には、記録すべきディジタル情報SRRがインターフェース19を介して入力される。
【0004】
次に全体の動作を説明する。
ピックアップ10は図示しないレーザーダイオード、偏光ビームスプリッタ、対物レンズ、光検出器などを含み、レーザー駆動回路18からのレーザー駆動信号SDLに基づいて光ビームBを記録媒体1の情報記録面に照射し、その反射光に基いてウォブル・アドレス抽出部13がウォブリング周波数fを検出して記録すべきディジタル情報SRRを記録するとともに、既に記録されているディジタル情報がある場合には、光ビームBの反射光に基づいてその記録ディジタル情報を検出する。そして、再生増幅器11はピックアップ10から出力されたウォブリング周波数fに対応する情報を含む再生信号RF,A〜Hを増幅し、ウォブリング周波数fに対応するプリレコーディング情報信号SDをウォブル・アドレス抽出部13に出力するとともに、既に記録されているディジタル情報に対応する再生増幅信号SPをデコーダ12に出力する。デコーダ12は、再生増幅信号SPをデコードして、その復調信号をプロセッサ(CPU)15に出力する。また、再生増幅器11から出力されるサーボ復調信号SSに基づいてピックアップ10におけるフォーカスサーボ制御及びトラッキングサーボ制御を行うためのピックアップサーボ信号SPをピックアップ10に出力する。サーボ回路14はさらに、ウォブリング・アドレス抽出13から供給されるウォブリング抽出信号SDDに含まれているウォブリング周波数fに対する情報を用いてスピンドルサーボ制御信号SSSを生成して、これをスピンドルモータ5に出力してスピンドルモータ5の回転をサーボ制御する。さらに、ウォブリング周波数fに基づいて生成された記録用のクロックをエンコーダに供給し、エンコーダはこのクロックを基にして記録を行う。インターフェース19はプロセッサ(CPU)15の制御の下、外部のホストコンピュータ20から送信されてくるディジタル情報SRRに関してこれを記録再生装置4に取り込むためのインターフェースに関する処理を施したディジタル情報SRRをエンコーダ16に出力する。そして図示しないECCジェネレータ、変調部等を含むエンコーダ16はこのディジタル情報SRRに基づいて、再生時のエラー訂正を行う単位であるECCブロックを構成するとともに、ECCブロックに対してインターリーブ、変調処理を所定の順で施し、変調信号SREを生成してパワー制御回路17に供給する。パワー制御回路17は、この変調信号SREに基づいてピックアップ10内の図示しないレーザーダイオードの出力を制御するための記録信号SDPをレーザー駆動回路18に出力する。レーザー駆動回路18は記録信号SDPに基づいて、実際に記録レーザーダイオードを駆動して光ビームBを射出させるためのレーザー駆動信号SDLをピックアップ10に出力する。プロセッサ(CPU)15はウォブル・アドレス抽出部13から入力されるSDDを用いて記録媒体1のアドレス情報を取り出し、記録媒体1上の所望の位置にディジタル情報SRRを記録する動作を制御する。これと並行して、プロセッサ(CPU)15は、デコーダ12からの復調信号に基づいて、既に記録されていたディジタル情報に対応する再生信号を外部に出力するとともに、記録再生装置4全体を主として制御する。なお、記録再生装置4は記録媒体1に記録されている情報を再生することも可能であり、その際には、デコーダ12からの復調信号に基づいてプロセッサ(CPU)15を介して上記再生信号が外部に出力されることになる。
【0005】
記録媒体1から信号を再生する場合、記録媒体1に照射する光ビームBは、図1に示すように、メインビームBmとサブビームBs1及びサブビームBs2等のように分割されたビームを照射する。
【0006】
記録媒体に照射する光ビームBは、記録トラックであるグループトラック2に隣接するランドトラック3にサブビームBs1及びサブビームBs2を照射するため隣接トラックの記録済みデータを誤消去または劣化を防ぐために、サブビームへの照射光量はメインビームBmに比べ小さく設定されている。
【0007】
記録媒体からの反射光は、図2に示すようにメイン反射光CmはメインディテクタPDmで受光し、ある量子化効率をもって電流に変換し、トランスインピーダンスTImで電圧へ変換してメイン信号SDMを生成する。
【0008】
サブ反射光Cs1及びサブ反射光Cs2はサブディテクタPDs1及びサブディテクタPDs2で受光し、ある量子化効率をもって電流に変換し、トランスインピーダンスTIsで電圧へ変換しサブ信号SDSを生成する。
【0009】
図3はピックアップ10におけるフォトデイテクタであるメインディテクタPDm,サブディテクタPDs1,PDs2とその変換部の等価回路を示す。
光ビームとメインディテクタPDmとサブディテクタPDs1及びサブディテクタPDs2の量子化効率は一定であることから、メイン信号SDMを生成するトランスインピーダンスTImに比べサブ信号SDSを生成するトランスインピーダンスTIsがより大きなトランスインピーダンスで設定されている。
【0010】
図5は図4に示した再生増幅器11を示しており、前述のメイン信号SDMとサブ信号SDSを基に、RF信号処理部22、また入力回路23に入力された信号の必要部分をサンプルホールド回路(以下、S/H回路と称す)24より抽出し各種演算回路/信号処理を施し、各種演算信号処理部25を介して信号処理してCPU15とデコーダ12とスピンドルモータ5へ出力する。
【0011】
S/H回路24について説明する。
光変調方式で記録媒体に光ビームの光量をライトパワー及びリードパワーとの間で切り換えて照射し記録する光ディスク装置に適用する記録媒体1においては、ポリカーボネートの基盤に有機色素を付着して情報記録面を形成し、この情報記録面を保護層で保護する。
【0012】
これに対して光ディスク装置は、この情報記録面に光ビームを照射することにより有機色素を熱変化させ、これにより情報記録面に反射率の低い領域を形成する。これにより光ディスク装置は、コンパクトディスクと同様のピットを情報記録面に順次形成して所望の情報を記録する。
【0013】
この情報記録の際、所定の記録トラック形成位置に確実にピットを形成し得るように、この種の光ディスクは、予め情報記録面にらせん状にプリグループを形成するようになされ、光ディスク装置においては、光ビームの反射光を受光することによりこのプリグループを基準にしてトラッキング制御するようになされている。
【0014】
図6(A)に示すように光ビームBをリードパワーRとライトパワーWで切換えた場合、このピット形成時の反射率の変化に伴い、光ディスクから得られる反射光は、図6(B)のIA〜IHに示すようにライトパワーWに切り換えた直後、大幅に増大した後、ピットが形成され始めると反射率が低下することにより光量が低下し、続いてリードパワーRに切り換わると、光ビームの照射位置がそれまで形成していたピットの外側に位置するまで極端に低下し、続いて反射率の高い部分だけを走査するようになると所定光量に立ち上がる。これにより反射光量の受光結果でなる再生RF信号RFにおいては、この反射光量の変化に追従して信号レベルが大きく変化する。
【0015】
このため、この種の光ディスク装置においては、S/H回路24によって、図6(C)に示すようなサンプリングパルスSHPを用い、光量をリードパワーRからライトパワーWに切り換える直前のタイミングで受光素子の出力信号をサンプルホールドし、図6(D)に示すように光量の変化を受けていない信号SA〜SHを抽出し、このサンプルホールド結果に基づいてトラッキングエラー信号を形成するようになされている。
【0016】
すなわち、リードパワーRにおいては、情報再生時の光量でなることにより、再生RFの信号レベルが安定したタイミングで受光素子の出力信号をサンプルホールドすれば、情報再生時と同様の受光結果を得ることができる。これにより光ディスク装置は、このサンプルホールド結果に基づいてプリグループに対する光ビーム照射位置のずれを検出してトラッキング制御するようになされている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、上記記録媒体にからの反射光を光ピックアップ受光素子である図2のフォトディテクタで受光し、前記受光素子の出力電流を図3のI−V変換する場合において、前述のI−V変換回路のトランスインピーダンスやアンプでホワイトノイズが発生する。
【0018】
また、図7に示すように、ピックアップ10のI−V変換信号A〜Hの信号は、多くの場合においては、フレキシブル配線基盤を通して再生増幅器11の入力回路23に入力され、装置上の外乱ノイズの影響により、多くの場合において、伝送時にI−V変換信号A〜Hにノイズが重畳される。
【0019】
また、再生増幅器11においてS/H回路24に信号を入力する場合には各種演算処理をする場合が多く回路ノイズが発生する。
このため、図6の波形図は、実際には図8(B)に示すように回路ノイズおよび外乱ノイズが重畳された信号となっている。図8(A)は光ビームBであり、図8(B)はノイズが重畳された信号IA〜IH、図8(C)はサンプリングパルスSHPであって、リードパワーRからライトパワーWに切り換える直前のタイミングで受光素子の出力信号をサンプルホールドし、このサンプルホールド結果に基づいてトラッキングエラー信号を形成するようになされているが、図8(C)の立下りのホールドタイミングでのノイズが重畳された信号IA〜IHにおいて、ノイズ信号をホールドするために、図8(D)に示すように本来のエラー信号であるSAA〜SHH信号とは異なった この信号SA〜SHでサンプルホールド結果に基づいてプリグルーブに対する光ビーム照射位置のずれを検出してトラッキング制御を行うと、正確な光ビーム照射位置に安定な制御できないことにより、再生不可能な情報として記録されることで、記録領域の低下に至る。
【0020】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて成されたもので、その課題は、光ディスク装置のトラッキングエラーなどサーボエラー信号の抽出方法で記録中EFM信号の記録パワー信号を除くサンプルホールド回路で生成する場合であって、装置上の外乱ノイズまたは回路ノイズなどに起因するノイズ信号の影響を抑制し、サンプルホールド誤差信号を発生させることなく抽出し、安定なサーボと記録領域の低下を防ぐことを可能とした光ディスク装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の光ディスク装置は、光ビームの光量をライトパワー及びリードパワーとの間で切り換えて照射し記録する光ディスク装置であって、記録媒体からの反射光を光ピックアップ受光素子で受光し、前記受光素子の出力電流をI−V変換してリードパワー出力信号のタイミングでサンプルホールドし、トラッキングエラーなどサーボエラー信号を得るサンプルホールド回路を有し、前記サンプルホールド回路の前段回路のスルーレートを制御して、外乱ノイズまたは回路ノイズなどに起因するノイズ信号の通過を抑制するように構成したことを特徴とする。
【0022】
本発明の請求項2記載の光ディスク装置は、請求項1において、前記サンプルホールド回路の前段回路のスルーレートを前記記録媒体の回転速度に応じて制御するよう構成したことを特徴とする。
【0023】
本発明の請求項3記載の光ディスク装置は、光ビームの光量をライトパワー及びリードパワーとの間で切り換えて照射し記録する光ディスク装置であって、記録媒体からの反射光を光ピックアップ受光素子で受光し、前記受光素子の出力電流をI−V変換してリードパワー出力信号のタイミングでサンプルホールドし、トラッキングエラーなどサーボエラー信号を得るサンプルホールド回路を有し、前記サンプルホールド回路の前段回路のgmアンプのgm値を制御して、外乱ノイズまたは回路ノイズなどに起因するノイズ信号の通過を抑制するように構成したことを特徴とする。
【0024】
本発明の請求項4記載の光ディスク装置は、請求項3において、前記サンプルホールド回路の前段回路のgmアンプのgm値を前記記録媒体の回転速度に応じて制御するよう構成したことを特徴とする。
【0025】
本発明の請求項5記載の光ディスク装置は、請求項3において、前記サンプルホールド回路の前段回路のgmアンプのgm値を記録媒体の回転速度信号であるクロック信号に応じて制御するよう構成したことを特徴とする。
【0026】
本発明の請求項6記載の光ディスク装置は、請求項3において、前記サンプルホールド回路の前段回路のgmアンプのgm値を記録媒体の回転速度信号であるクロック信号からFM復調した信号に応じて制御するよう構成したことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態を図9〜図17に基づいて説明する。
なお、各実施の形態では従来例を示す図1〜図8と同様の作用をなすものには同一の符号を付けて説明する。
【0028】
(実施の形態1)
図9と図10は(実施の形態1)を示す。
記録媒体1からの反射光を光ピックアップ受光素子である図2のフォトディテクタで受光し、前記受光素子の出力電流を図3のI−V変換する場合において前述のI−V変換回路のトランスインピーダンスやアンプでホワイトノイズが発生することは前述説明の通りである。
【0029】
また、図7においてピックアップ内部のI−V変換信号A〜Hの信号は多くの場合においては、フレキシブル配線基板を通して再生増幅器11に入力される。前述信号A〜Hの伝送時に多くの場合においては装置上の外乱ノイズからの影響により信号A〜Hにノイズが重畳され、再生増幅器11においてS/H回路24に信号を入力する場合には各種演算処理をする場合が多く前述各種演算処理においても回路ノイズが発生することも前述説明の通りである。
【0030】
そこで、この(実施の形態1)では、図9に示すようにS/H回路24の前段の入力回路23を、入力信号の選択、ゲイン調整などを実行可能な各種演算処理部31、アンプ26、トランジスタ27及び電流源28で構成したものであって、電流源28の設定電流値を回転速度信号SSPに応じて変更する。回転速度信号SSPはスピンドルモータ5の回転数に応じた信号で、入力回路23のスルーレートがスピンドルモータ5の回転数が高いほど高くなるように自動制御される。S/H回路24は、スイッチ回路29とコンデンサ37とバッファ30とで構成されている。
【0031】
なお、図10(A)は光ビームB、図10(B)はノイズが重畳された信号IA〜IH、図10(C)はサンプリングパルスSHP、図10(D)はS/H回路24の出力信号SA〜AHである。図10(E)は入力回路23の出力信号である。
【0032】
このように構成したため、図10(B)当該信号IA〜IHのノイズ信号を除去可能なスルーレートに、スピンドルモータ5の回転数に応じて電流源28の電流値を設定変更するよう制御し、これによってノイズ信号が除去された図10(E)はピット形成時の反射率の変化に伴い、光ディスクから得られる反射光は、ライトパワーWに切り換えた直後、大幅に増大した後、ピットが形成され始めると反射率が低下することにより光量が低下し、続いてリードパワーRに切り換わると、光ビームの照射位置がそれまで形成していたピットの外側に位置するまで極端に低下し、続いて反射率の高い部分だけを走査するようになると所定光量に立ち上がる波形に対しする回路ノイズおよび外乱ノイズが除去された信号IA〜IHをリードパワーRからライトパワーWに切り換える直前のタイミングで受光素子の出力信号をサンプルホールドし、このサンプルホールド結果に基づいてプリグルーブに対する光ビーム照射位置のずれを検出してトラッキング制御を行うと、正確な光ビーム照射位置に安定なサーボと記録領域の低下を防ぐことができる。
【0033】
(実施の形態2)
図11〜図13は(実施の形態2)を示す。
(実施の形態1)のように、ノイズ信号を除去するトランジスタ27の応答性能に設定すると電流源28で決定する立下りのスルーレートがサンプリング中に信号が追従しない場合があり、当該信号をサンプルホールド結果にスルーレートで決定された残留信号が残った図10(D)の信号SA〜SHを元にプリグルーブに対する光ビーム照射位置のずれを検出してトラッキング制御を行うと安定性を損なう場合がある。
【0034】
また、回転速度が速くなった際に追従し可変しない場合においては、サンプルホールドタイミング信号のサンプリングタイミングを回転速度に応じて調整を実施しないと、サンプルホールド結果にスルーレートで決定された残留信号が残った図10(D)の信号SA〜SHを元にプリグルーブに対する光ビーム照射位置のずれを検出してトラッキング制御を行うと安定性を損なう場合がある。
【0035】
この問題を回避できる(実施の形態2)は、次のように構成されている。
図11は(実施の形態2)の光ディスク装置の再生増幅器11の要部を示す。S/H回路24の前段の入力回路23を、図11に示すように入力信号の選択、ゲイン調整などを実行可能な各種演算処理部31と、バッファアンプ32とで構成し、バッファアンプ32の電流ドライブ能力を、スピンドルモータ5の回転数に応じた回転速度信号SSPに応じて変更する。
【0036】
バッファアンプ32は図12(a)または(b)に示すよう構成されている。図12(a)のバッファアンプ32は、トランジスタ34A〜34Hなどで構成されており、入力信号がトランジスタ34C,34Eのベースに印加され、出力信号がトランジスタ34G,34Hのエミッタから出力される。図12(a)では、回転速度信号SSPに応じて抵抗器33の値を変更し、トランジスタ34C,34Fの直列回路とトランジスタ34D,34Eの直列回路の電流を変更している。
【0037】
具体的には、図13(B)の波形の信号IA〜IHのノイズ信号を除去可能なバッファアンプ32の電流ドライブ能力を抵抗器33にて決定し、ノイズ信号が除去された図13(E)の波形をサンプルホールドし、このサンプルホールド結果に基づいてプリグルーブに対する光ビーム照射位置のずれを検出してトラッキング制御を行うと、正確な光ビーム照射位置に安定なサーボと記録領域の低下を防ぐことが実現できる。
【0038】
なお、図13(A)は光ビームB、図13(C)はサンプリングパルスSHP、図13(D)はS/H回路24の出力信号SA〜AHである。
図12(b)のバッファアンプ32は、トランジスタ34I〜34Lなどで構成されており、入力信号がトランジスタ34Iのベースに印加され、出力信号がトランジスタ34Kのベース,コレクタから出力される。回転速度信号SSPに応じて抵抗器33の値を変更して電流ドライブ能力を決定している。
【0039】
(実施の形態3)
図14と図15は(実施の形態3)を示す。
(実施の形態2)のように、電流ドライブ能力を制御だけではノイズ信号が十分に除去できない場合がありえる。そのために残留したノイズ信号の影響を受けたサンプルホールド結果を元にプリグルーブに対する光ビーム照射位置のずれを検出してトラッキング制御を行うと安定性を損なう場合がある。
【0040】
また、(実施の形態2)では回転速度信号SPPに合わせステップ的にしか制御できず、角速度一定で記録媒体を回転制御している場合に追従性が悪く安定性を損なう場合がある。
【0041】
この問題を回避できる(実施の形態3)は、次のように構成されている。
図14は(実施の形態3)の光ディスク装置の再生増幅器11の要部を示す。S/H回路24の前段の入力回路23は、入力信号の選択、ゲイン調整などを実行可能な各種演算処理部31、gmアンプ35と容量37で構成し、gmアンプ35のgmを、スピンドルモータ5の回転数に応じた回転速度信号SSPに応じて変更する。
【0042】
gmアンプ35と容量37でローパスフィルタを構成している。ここで、gmアンプ35は、回転速度信号SSPに応じて相互コンダクタンスが変化するアンプであって、入力電圧に対する出力電流の度合いが変化するアンプである。
【0043】
具体的には、図15(B)の当該信号IA〜IHのノイズ信号を除去可能なgm値を決定し、ノイズ信号が除去された図15(E)をS/H回路24でサンプルホールドし、このサンプルホールド結果に基づいてプリグルーブに対する光ビーム照射位置のずれを検出してトラッキング制御を行うと、正確な光ビーム照射位置に安定なサーボと記録領域の低下を防ぐことが実現できる。
【0044】
なお、図15(A)は光ビームB、図15(C)はサンプリングパルスSHP、図15(D)はS/H回路24の出力信号SA〜AHである。
また、gm値の制御を回転速度信号SPPの信号で動的に制御することが可能であるために、角速度一定で記録媒体を回転制御している場合に追従性を良くすることが可能で安定なサーボと記録領域の低下を防ぐことが実現できる。
【0045】
(実施の形態4)
図16は本発明の(実施の形態4)の光ディスク装置の再生増幅器11の要部を示す。
【0046】
(実施の形態3)ではgmアンプ35を回転速度信号SPPの信号で動的に制御しいていたが、この実施の形態では、gm値の制御を回転速度同期クロック信号に基づき制御を行うものである。
一般的に光ディスク装置はプリグルーブから抽出する回転信号ウォブル及びアドレス情報を元に制御を行う場合が多い。そのためプリグルーブから抽出する回転信号には同期したクロック信号(回転速度同期クロック信号SCK)が存在し、この信号に基づき当該信号IA〜IHのノイズ信号を除去可能なgmアンプ35のgm値を決定することで、ノイズ信号が除去された図15(E)の信号を得、これをS/H回路24でサンプルホールドし、このサンプルホールド結果に基づいてプリグルーブに対する光ビーム照射位置のずれを検出してトラッキング制御を行うと、最も正確な光ビーム照射位置に安定なサーボと記録領域の低下を防ぐことが実現できる。
【0047】
そこで、図16に示すように、FM復調器36の出力でgm値を制御する。図17(A)は、再生・記録速度が遅い状態から速い状態に切り替わって回転速度同期クロック信号SCKの変調周波数が変化した状態を示しており、この回転速度同期クロック信号SCKをFM復調器にて図17(B)の制御信号SFMを抽出し、gm値を図17(C)のように制御をする。
【0048】
gm値の制御を、回転速度同期クロック信号SCKの信号で同期制御することが可能であるために、線速度が急激に変化した場合や角速度一定で記録媒体を回転制御している場合に追従性を良くすることが可能となり安定なサーボと記録領域の低下を防ぐことが実現できる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、外乱ノイズまたは回路ノイズなどに起因するノイズ信号の影響を抑制し、サンプルホールド誤差信号を発生させることなく抽出し、安定なサーボと記録領域の低下を防ぐことができる光ディスク装置を実現できる。
【0050】
これによって、安定なサーボと高い記録密度の記録容量確保が可能となり、また、簡単な構成で実現できるので、小型化と低消費電力化を実現でき、地球環境への負荷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録媒体の一例を示す拡大説明図
【図2】光ディスク装置のピックアップのフォトデイテクタの一例を示す構成図
【図3】光ディスク装置のピックアップにおけるフォトデイテクタの信号出力回路の構成図
【図4】光ディスク装置の構成図
【図5】光ディスク装置の再生増幅器の一実施形態を示す構成図
【図6】光ディスク装置のサンプルホールド処理の波形図
【図7】従来の再生増幅器の構成図
【図8】従来のサンプルホールド処理の波形図
【図9】本発明の(実施の形態1)の光ディスク装置の再生増幅器の構成図
【図10】同実施の形態の要部波形図
【図11】本発明の(実施の形態2)の光ディスク装置の再生増幅器の構成図
【図12】同実施の形態のバッファアンプの構成図
【図13】同実施の形態の要部波形図
【図14】本発明の(実施の形態3)の光ディスク装置の再生増幅器の構成図
【図15】同実施の形態の要部波形図
【図16】本発明の(実施の形態4)の光ディスク装置の再生増幅器の構成図
【図17】同実施の形態の要部波形図
【符号の説明】
B  光ビーム
1  記録媒体
24  サンプルホールド回路
23  サンプルホールド回路の前段回路
SSP 回転速度信号
35  gmアンプ
SCK  回転速度同期クロック信号
SFM  制御信号

Claims (6)

  1. 光ビームの光量をライトパワー及びリードパワーとの間で切り換えて照射し記録する光ディスク装置であって、記録媒体からの反射光を光ピックアップ受光素子で受光し、前記受光素子の出力電流をI−V変換してリードパワー出力信号のタイミングでサンプルホールドし、トラッキングエラーなどサーボエラー信号を得るサンプルホールド回路を有し、
    前記サンプルホールド回路の前段回路のスルーレートを制御して、外乱ノイズまたは回路ノイズなどに起因するノイズ信号の通過を抑制するように構成した
    光ディスク装置。
  2. 前記サンプルホールド回路の前段回路のスルーレートを前記記録媒体の回転速度に応じて制御するよう構成した
    請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 光ビームの光量をライトパワー及びリードパワーとの間で切り換えて照射し記録する光ディスク装置であって、記録媒体からの反射光を光ピックアップ受光素子で受光し、前記受光素子の出力電流をI−V変換してリードパワー出力信号のタイミングでサンプルホールドし、トラッキングエラーなどサーボエラー信号を得るサンプルホールド回路を有し、
    前記サンプルホールド回路の前段回路のgmアンプのgm値を制御して、外乱ノイズまたは回路ノイズなどに起因するノイズ信号の通過を抑制するように構成した
    光ディスク装置。
  4. 前記サンプルホールド回路の前段回路のgmアンプのgm値を前記記録媒体の回転速度に応じて制御するよう構成した
    請求項3記載の光ディスク装置。
  5. 前記サンプルホールド回路の前段回路のgmアンプのgm値を記録媒体の回転速度信号であるクロック信号に応じて制御するよう構成した
    請求項3記載の光ディスク装置。
  6. 前記サンプルホールド回路の前段回路のgmアンプのgm値を記録媒体の回転速度信号であるクロック信号からFM復調した信号に応じて制御するよう構成した
    請求項3記載の光ディスク装置。
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