JP2004078985A - バッテリを装着可能な拡張ステーション及び携帯型コンピュータ装置 - Google Patents

バッテリを装着可能な拡張ステーション及び携帯型コンピュータ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 増設バッテリ4を装着可能な携帯型コンピュータ装置1に関し、キーによる入力性が良好で、かつ増設バッテリ4を装着可能であっても、増設バッテリ装着機能のない携帯型コンピュータと同等の携帯性とする。
【解決手段】 携帯型コンピュータ本体1と、前記携帯型コンピュータに電力を供給するためのバッテリ4と、携帯型コンピュータ本体を上面に搭載可能の拡張ステーション6であって、前記携帯型コンピュータを上面に搭載する搭載面64、及び前記バッテリを出し入れ可能な収容部61を有する拡張ステーションとを有する。
【選択図】   図8

Description

 本発明はノート型パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の携帯型コンピュータ装置に関し、特に該装置本体に着脱可能な増設バッテリを具備する携帯型コンピュータ装置及び拡張ステーションに関する。
 近年の携帯型コンピュータの普及にともない、携帯性の向上、電池の駆動時間の増大、キー入力性の向上が要求されている。キー入力性の向上を図るためには、キートップを傾斜させる必要がある。また、携帯性の向上を図るためには、携帯型コンピュータのサイズを小さくし且つ重量を軽減する必要がある。また、電池による稼働時間を増大するためには、バッテリ容量を増加させる必要がある。バッテリ容量を増大させる1つの手段として、携帯型コンピュータに増設バッテリを着脱可能に設けている。
 携帯型コンピュータにおいてキートップを傾斜させる従来技術には、携帯型コンピュータに可倒式チルトスタンドを装着する技術がある。ところが、従来の可倒式チルトスタンドは、チルトスタンドを立てた状態では、携帯型コンピュータの底面部と携帯型コンピュータが置かれている机面等との間に無駄な隙間が生じていた。このような隙間に外部記録装置を配設した従来技術としては、特許文献1がある。
 携帯性を向上させつつ、電池による稼働時間を増大させる従来技術としては、必要に応じて増設バッテリ装置を携帯型コンピュータに装着可能にしたものがある。例えば、特許文献2又は特許文献3には、携帯型コンピュータに電池パックを着脱可能に装着し得る構造が示されている。しかしながら、このような携帯型コンピュータは、同程度の機能を有する、増設バッテリ装置の機能のない携帯型コンピュータに比べ、増設バッテリ装置を装着していない場合でも容積的に大きく嵩張った形態をなしている。
 また、増設バッテリの装着技術としては、溝とレールを用意し滑らせる形式で増設バッテリ装置を携帯型コンピュータに挿入する技術がある。ところが、従来の増設バッテリの装着技術では、経年変化により溝が変形すると増設バッテリの挿入がしずらい場合があった。
 なお、特許文献4には、情報処理装置と接続される拡張ユニットのハウジングに、1対のコンピュータを応用にコネクタシェル部が形成され、シェル部及びシェル部を形成するハウジングは樹脂材により一体成形され、表面全体に金属メッキを施した情報処理装置の接続構造が示されている。
特開平8−76879号公報 特開平8−76898号公報 特開昭8−76887号公報 特開平8−76889号公報
 上述のように、可倒式チルトスタンドを装備した従来の携帯型コンピュータでは、チルトスタンドを立てた状態では、携帯型コンピュータの底面部と携帯型コンピュータが置かれた机面等との間に隙間が生じ、スペースを有効に利用できないという問題があった。また、増設バッテリを着脱可能にした従来の携帯型コンピュータでは、同機能の増設バッテリ装置の機能のない携帯型コンピュータに比べ、容積的の大きいため、増設バッテリ装着機能のない携帯型コンピュータに比べ携帯性が悪いという問題があった。
 溝とレールを用意し滑らせる形式で増設バッテリ装置を携帯型コンピュータに挿入することで、増設バッテリの装着を行い得る従来技術では、経年変化により溝或いはレールが変形すると増設バッテリの挿入がしずらくなり、装着が困難になる場合が生ずるという問題があった。
 そこで、本発明は、キーによる入力性が良好で、かつ増設バッテリを装着可能であっても、増設バッテリ装着機能のない携帯型コンピュータと同等の携帯性をもった、着脱可能な増設バッテリを備えた携帯型コンピュータが提供することを課題とする。
 また、本発明は、増設バッテリ装置を携帯型コンピュータ本体に装着したままの状態でこれらを搭載することの出来る拡張ステーションを有する携帯型コンピュータ装置及び拡張ステーションを提供することを課題とする。
 上記の課題を達成するために、本発明によれば、底面にバッテリを装着可能な携帯型コンピュータ本体を搭載可能な拡張ステーションであって、前記携帯型コンピュータ本体を搭載する搭載面と、前記搭載面に設けられており、前記バッテリが装着された状態の携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載されたときに、前記バッテリを収容する収容部と、前記搭載面に設けられており、前記携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載された状態で前記本体と電気的に接続するコネクタとを有することを特徴とする拡張ステーションが提供される。
 前記収容部は、開口部であることを特徴とする。或いは、前記収容部は、窪み部であることを特徴とする。
 前記コネクタは、前記本体の底面に設けられたコネクタと電気的に接続されることを特徴とする。
 また、本発明によれば、携帯型コンピュータ本体と、携帯型コンピュータ本体を搭載可能な拡張ステーションとを有し、前記携帯型コンピュータ本体は底面にバッテリを装着可能であり、前記拡張ステーションは、前記携帯型コンピュータ本体を搭載する搭載面と、前記搭載面に設けられており、前記バッテリが装着された状態の携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載されたときに、前記バッテリを収容する収容部と、前記搭載面に設けられており、前記携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載された状態で前記本体と電気的に接続するコネクタとを有することを特徴とする携帯型コンピュータ。
 更にまた、本発明によると、携帯型コンピュータ本体と、携帯型コンピュータ本体を搭載可能な拡張ステーションと、前記携帯型コンピュータ本体の底面に装着可能なバッテリとを有し、前記拡張ステーションは、前記携帯型コンピュータ本体を搭載する搭載面と、前記搭載面に設けられており、前記バッテリが装着された状態の携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載されたときに、前記バッテリを収容する収容部と、前記搭載面に設けられており、前記携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載された状態で前記本体と電気的に接続するコネクタとを有することを特徴とする携帯型コンピュータが提供される。
 上記の課題を達成するために、本発明の実施の形態によれば、携帯型コンピュータ本体と、該本体の裏面に着脱可能に装着される増設バッテリとからなり、該増設バッテリは、該本体の前方側先端下面を軸として傾斜させた時に該本体裏面と該本体の置かれている面との間に生ずるくさび状の隙間に対応する、くさび状の形体を有し、該増設バッテリの装着時、前記本体の上面は前方側が低くなるような傾斜状態となるようにしたことを特徴とする、増設バッテリを装着可能な携帯型コンピュータ装置が提供される。
 増設バッテリを装着した状態で、机面等の上に置いた時、キートップや操作面が設けられている携帯型コンピュータ本体の上面は、前方側が低くなるような傾斜状態となるので、入力性が良好となる。増設バッテリを未装着状態の携帯型コンピュータ本体は、それ自体としては薄いノート型の形体に構成できるので、増設バッテリを装着可能であっても、増設バッテリ装着機能のない携帯型コンピュータと同等の携帯性をもった薄型で軽量の構造とすることが可能となる。
 前記増設バッテリは、前記携帯型コンピュータ本体の裏面の少なくとも後部の領域で、前記くさび状の隙間に対応した、くさび状の形体を有することを特徴とする。増設バッテリを装着した状態では、この携帯型コンピュータの裏面と机面等との間の隙間が有効に利用され、実装密度の高い機能を実現することができる。
 前記増設バッテリを前記携帯型コンピュータ本体の裏面に装着する手段は、前記増設バッテリを前記本体裏面の側へ移動し次いで前方側へ移動可能とするL字形の案内通路を規定する案内手段と、該前方側へ移動した時に前記増設バッテリを前記本体に自動的にロックするロック手段と、該ロックを解除し前記L字形の案内通路に沿って前記増設バッテリを前記本体から取り外し可能とするロック解除手段とを具備することを特徴とする。
 これにより、増設バッテリを携帯型コンピュータ本体に容易に着脱可能となり、装着時は増設バッテリを携帯型コンピュータ本体にしっかりと固定させておくことができる。
 更にまた、本発明の実施の形態によれば、携帯型コンピュータ本体と、該本体の裏面に着脱可能に装着される増設バッテリと、該増設バッテリを前記本体に装着した状態でこれらを搭載することのできる拡張ステーションとからなり、該拡張ステーションは前記増設バッテリを収容可能な窪み部又は開口部を有することを特徴とする、携帯型コンピュータ装置が提供される。
 増設バッテリを携帯型コンピュータ本体に装着した状態でこれらを拡張ステーションに搭載した時、増設バッテリは拡張ステーションの窪み部(又は開口部)内に収容されるので、全体としてスペースを有効に利用でき、高密度の装置を実現することができる。また、拡張ステーションにおける窪み部があってもこの窪み部の下部にプリント配線板等を配置することができるので、拡張ステーション内部の取り回しを効率化することができる。
 以下、添付図面を参照して本発明の携帯型コンピュータの実施形態について詳細に説明する。
 図1は携帯型コンピュータ本体1に増設バッテリ4を装着した状態で机面5上に置いた状態を斜視図を示す。図示のように、増設バッテリ4は携帯型コンピュータ本体1の後方側底面に装着され、装着時、携帯型コンピュータ本体1の前方側先端下面を軸として傾斜した状態となり、キートップ2の前方側が低く後方側が高くなって、キートップ2による入力操作が容易に行えるような姿勢となる。
 増設バッテリ4は、携帯型コンピュータ1の底面とこの携帯型コンピュータ1が置かれた面5との間の隙間を埋めるように前後方向にくさび型の形状を有する。したがって、増設バッテリ4を装着した状態においては、増設バッテリを具備する携帯型コンピュータ全体の容積としては、増設バッテリ4の容積に近い分の容積のみが増加し、携帯型コンピュータ1の底面とこの携帯型コンピュータ1が置かれた面5との間が無駄なスペースとなることはなく、スペースを有効に使用することができる。また、携帯型コンピュータ本体1から増設バッテリ4を離脱させた状態においては、増設バッテリ4の装着時と比較して、装着全体として、増設バッテリ4の容積に近い分の容積が全体として減少することとなる。
 図2は増設バッテリ4の携帯型コンピュータ本体1への着脱状態を示す概略側面図である。また、図3は携帯型コンピュータ本体をその底面を上側にして見た時の斜視図、図4は増設バッテリの斜視図である。
 図3において、携帯型コンピュータ本体1の底面10には後方側領域11が増設バッテリ4の着脱領域である。底面10の増設バッテリ着脱領域11の範囲(例えば領域11a)内に、電力授受用コネクタを配置するための凹部12があり、この凹部12の内部前方側に電力授受用コネクタ13が配置されている。なお、凹部12は図示しないスライド開閉式の蓋が設けられており、増設バッテリ4の未装着時は凹部12が閉じられており、内部の電力授受用コネクタ13は外部からは見えないようになっている。
 増設バッテリ着脱領域11は、両側の前方よりの領域11a、11bを除き、携帯型コンピュータ本体1の底面10から一段窪んだ面20となっている。この窪み面20の中央部と前記領域11a、11bとの間に2つの対の爪14、15が形成されている。窪み面20の両側部には、増設バッテリ4をロックするための1対の窪み21が設けられている。
 また、携帯型コンピュータ本体1の後面25の両側には、1対のロック用逃げ穴26が設けられている。
 図4において、増設バッテリ4は、装着時において、携帯型コンピュータ本体1の底面10から窪んでいる窪み面20に接触する面30と、この面30の両側前方よりに、携帯型コンピュータ本体1の領域11a、11bと対応して、1対の窪み面31a、31bが形成されている。
 一方の窪み面31aには、増設バッテリ4の携帯型コンピュータ本体1への装着時に、携帯型コンピュータ本体1の電力授受用コネクタ13と対応するように位置する、電源供給用コネクタ32が配置されている。
 増設バッテリ4の面30の中央部後方より領域とこれらの1対の窪み面31a、31bとの間に、携帯型コンピュータ本体1側の2つの対の爪14、15にそれぞれ対応する爪34、35が設けられている。
 また、面30上の後方よりの両側には、携帯型コンピュータ本体1の1対のロック用窪み21に対応する位置に、1対のロック用爪41が配置されている。これらのロック用爪41は、後述するように、ばねに抗して押圧可能ではあるが常時は突出する方向にばねで付勢されている。
 更に、1対のロック用爪41の後方よりで増設バッテリ4の後方端部には、携帯型コンピュータ本体1の後面25に設けられている1対のロック用逃げ穴26の位置に対応して、断面がL字形で前方へ突出した1対の突出爪46が設けられている。
 次に、増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1に装着する場合について説明する。通常行われるように、携帯型コンピュータ本体1の主電源スイッチ(図示せず)をオフの状態として、また他の外部電源、例えばACアダプタ(図示せず)が携帯型コンピュータ本体1に接続されている場合は、それらを取り外す。
 携帯型コンピュータ本体1の裏面の凹部12の蓋(図示せず)を開き、増設バッテリ4の電源供給用コネクタ33が携帯型コンピュータ本体1の凹部12に挿入されるように、増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1の裏面の側へ移動させて相互に合わせる。この時、増設バッテリ4の爪34、35は、携帯型コンピュータ本体1の爪14、15間の隙間、及び爪14の後方側をそれぞれ通過させる。これで、図7に示す状態となる。
 図7に示す状態において、増設バッテリ4を矢印Cに示すように携帯型コンピュータ本体1の前方へ押し、増設バッテリ4の電源供給用コネクタ33が携帯型コンピュータ本体1のプリント板18上に設けられた電力授受用コネクタ13に嵌合させる。
 これにより、図6に示すように、増設バッテリ4の突出部46は携帯型コンピュータ本体1の後面25の1対のロック用逃げ穴26に嵌合して、増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1に対して上下に規制する。また、増設バッテリ4の1対のロック用爪41がばね48により携帯型コンピュータ本体1の1対の窪み21内に突出し、増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1にロックする。これにより、増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1に対して前後に規制すると共に、その位置にロックする。更に、増設バッテリ4の爪34、35は、携帯型コンピュータ本体1の爪14、15にそれぞれ引っ掛かった状態となり、増設バッテリ4の上下位置を携帯型コンピュータ本体1に対してしっかりと固定する。この状態で電源スイッチ(図示せず)をオンとすることにより増設バッテリ4を使える状態となる。
 次に、増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1から取り外す場合について説明する。装着時と同様に、携帯型コンピュータ本体1の主電源スイッチ(図示せず)をオフの状態として、また他の外部電源、例えばACアダプタ(図示せず)が携帯型コンピュータ本体1に接続されている場合は、それらを取り外す。
 次に、図6に示すように、増設バッテリ4の後面にある1対のロック解除用爪47をばね48に抗して矢印A方向に摺動させる。この1対のロック解除用爪47は1対のロック用爪41にそれぞれ連接されており一体的に作動するようになっている。したがって、1対のロック用爪41は携帯型コンピュータ本体1の1対の窪み21から脱出し、ロックが解除された状態となる。
 この状態で増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1に対して図7の矢印Cと反対の方向にスライドさせながら引く下げると、図7に示すように、増設バッテリ4の電源供給用コネクタ33が携帯型コンピュータ本体1の電力授受用コネクタ13から外れ、また増設バッテリ4の1対の突出部46は携帯型コンピュータ本体1の後面25の1対のロック用逃げ穴26から外れた状態となる。
 したがって、図7に示す状態において、増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1から上方へ引き離すことで、増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1から取り外すことが可能となる。
 図8は携帯型コンピュータ本体1、増設バッテリ4及び拡張ステーション6の斜視図である。図9は増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1に装着した状態の斜視図、図10はこれらを更に拡張ステーションに装着した状態を示す斜視図である。
 増設バッテリ4は携帯型コンピュータ1に対して前述のように着脱可能であるが、本発明では、更に、増設バッテリ4を携帯型コンピュータ本体1に装着した状態で、拡張ステーションに装着することもできるようになっている。そのために、拡張ステーション6には、増設バッテリ4が嵌まるための窪み61が設けられている。この窪み61を単なる開口ではなく底部のある窪みとすることにより、拡張ステーション6の前後の領域間での電源や信号を供給・伝達するためのプリント基板等の配線パターン(図示せず)をこの窪み61の下側に配置することができ、スペースを有効に利用することができる。
 なお、携帯型コンピュータ本体1を拡張ステーション6に装着した時は、携帯型コンピュータ本体1の裏面に設けてあるコネクタ17(図5)が拡張ステーション6のコネクタ62に嵌合し、両者の電気的な接続がなされる。
 更に、拡張ステーション6の前方よりの両側にはスピーカ63が配置されている。これらのスピーカ63は、両側縁に向かって下方に傾斜している。したがって、薄型のスピーカ63を効果的に配置することができると共に、携帯型コンピュータ本体1を装着した状態で、携帯型コンピュータ板本体1の裏面が拡張ステーション6の上面64に接触するが、両側のスピーカ63は傾斜しているので、スピーカ63の部分は携帯型コンピュータ本体1の裏面から隙間があり、スピーカ音が有効に拡散することとなる。
 以上に説明したように、本発明によれば、増設バッテリを装着した状態で、机面等の上に置いた時、キートップや操作面が設けられている携帯型コンピュータ本体の上面は、前方側が低くなるような傾斜状態となるので、入力性が良好となる。増設バッテリを未装着状態の携帯型コンピュータ本体は、それ自体としては薄いノート型の形体に構成できるので、増設バッテリを装着可能であっても、増設バッテリ装着機能のない携帯型コンピュータと同等の携帯性をもった構造とすることが可能となる。また、増設バッテリを装着した状態では、この携帯型コンピュータの裏面と机面等との間の隙間が有効に利用され、実装密度の高い機能を実現することができる。
 増設バッテリを携帯型コンピュータ本体に容易に着脱可能となり、装着時は増設バッテリを携帯型コンピュータ本体にしっかりと固定させておくことができ長期間安定して増設バッテリの着脱を行なうことが出来る。
 また、拡張ステーションを設けたものでは、増設バッテリを携帯型コンピュータ本体に装着した状態で拡張ステーションに搭載した時、増設バッテリは拡張ステーションの窪み部内に収容されるので、全体としてスペースを有効に利用でき、高密度の装置を実現することができ、且つ拡張ステーションにおける窪み部があってもこの窪み部の下部にプリント配線板等を配置することができるので、拡張ステーション内部の取り回しを効率化することができる。
携帯型コンピュータ本体に増設バッテリを装着した状態で机面上に置いた状態を斜視図を示す。 増設バッテリの携帯型コンピュータ本体1への着脱状態を示す概略側面図である。 携帯型コンピュータ本体をその底面を上側にして見た時の斜視図である。 増設バッテリの斜視図である。 携帯型コンピュータの裏面の平面図である。 増設バッテリを携帯型コンピュータ本体に装着した状態の断面図である。 増設バッテリを携帯型コンピュータ本体から取り外す時の状態を示す断面図である。 携帯型コンピュータ本体、増設バッテリ及び拡張ステーションの未装着状態の斜視図である。 増設バッテリを携帯型コンピュータ本体に装着した状態の斜視図である。 図9の状態から更に拡張ステーションに装着した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1…携帯型コンピュータ本体
2…キートップ
3…液晶表示部
4…増設バッテリ
5…机面
6…拡張ステーション
10…裏面(底面)
11…増設バッテリ着脱領域
12…凹部
13…電力授受用コネクタ
14、15…爪
17…コネクタ
18…プリント板
20…窪み面
21…窪み
25…後面
26…逃げ穴
30…増設バッテリの面
31…窪み面
33…電源供給用コネクタ
34、35…爪
41…爪
46…突出爪
47…ロック解除用爪
48…ばね
61…窪み
62…コネクタ
63…スピーカ
64…拡張ステーション上面

Claims (9)

  1.  底面にバッテリを装着可能な携帯型コンピュータ本体を搭載可能な拡張ステーションであって、
     前記携帯型コンピュータ本体を搭載する搭載面と、
     前記搭載面に設けられており、前記バッテリが装着された状態の携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載されたときに、前記バッテリを収容する収容部と、
     前記搭載面に設けられており、前記携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載された状態で前記本体と電気的に接続するコネクタとを有することを特徴とする拡張ステーション。
  2.  前記収容部は、開口部であることを特徴とする請求項1に記載の拡張ステーション。
  3.  前記収容部は、窪み部であることを特徴とする請求項1に記載の拡張ステーション。
  4.  前記コネクタは、前記本体の底面に設けられたコネクタと電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の拡張ステーション。
  5.  携帯型コンピュータ本体と、
     携帯型コンピュータ本体を搭載可能な拡張ステーションとを有し、
     前記携帯型コンピュータ本体は底面にバッテリを装着可能であり、
     前記拡張ステーションは、
     前記携帯型コンピュータ本体を搭載する搭載面と、
     前記搭載面に設けられており、前記バッテリが装着された状態の携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載されたときに、前記バッテリを収容する収容部と、
     前記搭載面に設けられており、前記携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載された状態で前記本体と電気的に接続するコネクタとを有することを特徴とする携帯型コンピュータ。
  6.  携帯型コンピュータ本体と、
     携帯型コンピュータ本体を搭載可能な拡張ステーションと、
     前記携帯型コンピュータ本体の底面に装着可能なバッテリとを有し、
     前記拡張ステーションは、
     前記携帯型コンピュータ本体を搭載する搭載面と、
     前記搭載面に設けられており、前記バッテリが装着された状態の携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載されたときに、前記バッテリを収容する収容部と、
     前記搭載面に設けられており、前記携帯型コンピュータ本体が前記搭載面に搭載された状態で前記本体と電気的に接続するコネクタとを有することを特徴とする携帯型コンピュータ。
  7.  前記収容部は、開口部であることを特徴とする請求項5又は6に記載の携帯型コンピュータ。
  8.  前記収容部は、窪み部であることを特徴とする請求項5又は6に記載の携帯型コンピュータ。
  9.  前記コネクタは、前記本体の底面に設けられたコネクタと電気的に接続されることを特徴とする請求項5又は6に記載の拡張ステーション。
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