JP2004078678A - タッチパネルを備えた表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの画面に同時に多くの選択対象が表示されても、所望とする選択対象を確実かつ正確に選択することができるようにする。
【解決手段】図5(a)において、電子投票を例とすると、タツチパネルを備えた表示画面1に非常に多くの候補者(選択対象)が、その氏名や所属政党名を表示した表示エリアとして配列された候補者選択画面P1が表示されており、図5(b)に示すように、そのうちの1つの表示エリアを指先6でタッチして候補者を選択すると、隣接した候補者の表示エリアに一部でも重なり合わない最大の広さで操作ボタン8が表示され、この操作ボタン8内にこの選択候補者の表示エリアが拡大して表示される。これにより、選択候補者の氏名や所属政党を容易に確認することができ、この確認後、この操作ボタン8を押圧操作することにより、この選択候補者に投票したことになる。
【選択図】 図5
【解決手段】図5(a)において、電子投票を例とすると、タツチパネルを備えた表示画面1に非常に多くの候補者(選択対象)が、その氏名や所属政党名を表示した表示エリアとして配列された候補者選択画面P1が表示されており、図5(b)に示すように、そのうちの1つの表示エリアを指先6でタッチして候補者を選択すると、隣接した候補者の表示エリアに一部でも重なり合わない最大の広さで操作ボタン8が表示され、この操作ボタン8内にこの選択候補者の表示エリアが拡大して表示される。これにより、選択候補者の氏名や所属政党を容易に確認することができ、この確認後、この操作ボタン8を押圧操作することにより、この選択候補者に投票したことになる。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子投票などの多数の選択対象を表示し、そのうちの一つを画面タッチによって選択決定することができるようにしたタッチパネルを備えた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、選挙において、表示画面に表示される複数の候補者のうちから1つの候補者の氏名欄を選択してタッチすることにより、投票を行なうことができるようにした、いわゆる電子投票装置が提案されている。この一例を図12によって説明する。
【0003】
投票場には、複数台の電子投票端末が設置されており、これが使用されない待機状態では、その表示画面に図12(a)に示すような案内画面20が表示されている。なお、この表示画面には、タッチパネルが設けられており、ほぼ全ての操作をタッチ操作で行なうことができるようにしている。かかる案内画面20での案内に従って、投票者が投票場の受付で手渡されたカードを電子投票端末の所定の挿入口から挿入すると、図12(b)に示すような候補者毎にその氏名と所属政党名とが一覧で表示される候補者選択画面21が表示画面に表示される。これら氏名と所属政党名の表示エリアがタッチボタンとなっており、これら候補者の中から投票しようとする候補者を選び、その表示エリアに指先などでタッチすると、この候補者が選択されたことになり、この選択された候補者のみを表示した図12(c)に示すような選択候補者確認画面22が表示画面が表示される。この候補者を確認し、間違いないものとしてこの選択候補者確認画面22に表示されている「投票」ボタン22aをタッチ操作すると、この候補者の選択が決定して投票が行なわれたことになり、図12(d)に示すような終了画面23が表示される。この終了画面23の表示が所定時間経過すると、図12(a)に示す案内画面20の表示に移る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようにして、電子投票の場合には、投票者は投票用紙に候補者の氏名を記入したり、記入後の投票用紙を投票箱に入れるといった作業を必要としないため、投票作業が簡略化されるという利点がある。
【0005】
しかしながら、候補者の人数が多い場合には、その全員を1つの画面に同時に表示しようとすると、夫々の表示エリアが狭くなって氏名なども小さく表示され、その中から投票しようとする候補者を見つけ出すのに手間がかかるという問題がある。
【0006】
これを解消する方法としては、1画面に同時に表示する候補者数を限定し、画面を切り替えることにより、投票しようとする候補者を探すようにする方法があるが、探し出すのに画面切替操作を必要とし、手間や時間がかかるものとなる。
【0007】
また、他の方法としては、候補者をその頭文字(例えば、「イ」,「ロ」,「ハ」,……など)や政党毎に区分し、頭文字あるいは政党名を指定することにより、指定された頭文字で氏名が始まる候補者の一覧や指定された政党に所属する候補者の一覧が表示され、その中から投票しようとする候補者を選択するようにする方法も考えられる。
【0008】
しかし、この方法では、やはり画面切替選択の操作を必要とするし、また、候補者の氏名や所属政党名を正確に覚えておくことが必要となり、間違った覚え方をしている場合には、投票しようとする候補者を探し出すのに非常な手間がかかることになる。氏名などは、大雑把な覚え方をしていても、それが表示されていれば、間違いなくそれを見つけ出すことができるものであり、この方法のように、最初から候補者の表示がなされていなければ、どのようにして候補者の氏名を探し出したらよいのか、分からなくなってしまう場合もある。
【0009】
このことからすると、候補者全員を1画面に同時に表示した方がよいように思われるが、多人数の場合、夫々の候補者の表示エリアが狭くなり、氏名などの表示も小さくなるため、投票しようとする候補者を探し出すこととともに、探し出しても、これを選択して確認する場合も、同様に氏名などが小さく表示されているため、確認しづらいという問題もある。
【0010】
これに対し、特開平11ー120388号公報には、地図式自動券売機に関するものであるが、券売範囲の全体地図を表示画面の一部で表示し、ユーザがこの地図での行先駅を含む所定のエリアを選択すると、このエリアの拡大地図を表示画面の別の領域で表示し、この拡大地図から行先駅を選択することができるようにした技術が開示されている。
【0011】
しかし、かかる公知の技術によると、全体地図とその一部エリアの拡大地図とを同じ表示画面の別々の領域に表示するものであるから、全体地図の表示面積が狭くなり、その分全体地図での表示が小さくなってしまう。これを上記の全候補者を同時に表示する電子投票端末に適用すると、選択された候補者は拡大されて表示されるから、非常に判り易く表示されることになるが、このための表示領域分全候補者の表示領域が狭くなり、さらに候補者名などが小さく表示されて投票しようとする候補者を見つけ出しにくくなる。
【0012】
また、特開平11ー196297号公報には、ビデオカメラや電子スチルカメラなどのメニュー画面に関するものであるが、このメニュー画面で所望とするメニューを選択すると、その選択されたメニューが2倍角で拡大表示され、選択されたメニューを見易くした技術が開示されている。
【0013】
しかし、この公知技術では、選択されて2倍角で拡大表示されるメニューの表示領域は隣りのメニューの表示エリアまでも占有するものであり、これとともに、選択されない全てのメニューの配列が、この選択されて拡大表示されるメニューの表示領域と重複しないように、一方向に移動することになる。このため、メニューの配列が1メニュー表示エリア分ずれることになる。従って、数多くのメニューを1つの画面に同時に表示する場合、場合によっては一番端のメニューが画面からはみ出してしまうようなことも考えられるから、表示画面いっぱいのメニュー表示ができないし、その分同時に表示できるメニューの個数に制限が加わることになる。
【0014】
これを上記の全候補者を同時に1画面で表示する電子投票端末に適用した場合も同様であり、候補者の人数に応じてその氏名の表示エリアの大きさを決めるようにすることができるが、選択された候補者の拡大表示のために、表示画面の端部を空けておくことが必要となり、表示画面を有効に使用できないことになる。特に、選択された候補者の氏名をより見易くするために、その拡大倍率を大きくすると、他の候補者の配列を大きくずらさなければならず、その分表示画面からはみ出す候補者が多くなるので、表示画面の端部を大きく空けておく必要があり、その分同時に表示する候補者数を少なくしなければならなくなる。
【0015】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、全選択対象の1画面全体にわたる表示を保ちながら、選択した選択対象の確認をし易くしたタッチパネルを備えた表示装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、表示画面にタッチパネルが配置され、表示画面に選択対象が、選択対象に関する情報を表わす表示エリアでもって複数配列された選択画面が表示され、指示体でもって選択画面での所望とする選択対象の表示エリアに対してタッチパネルのタッチ操作を行なうことにより、所望とする選択対象に対して選択処理がなされるタッチパネルを備えた表示装置であって、タッチパネルのタッチ操作による所望とする選択対象の選択に伴って、選択された選択対象の表示エリアよりも広いサイズで操作ボタンを設定表示し、この操作ボタンのエリア内に選択された選択対象に関する情報を拡大表示するものである。
【0017】
そして、上記の操作ボタンは、選択された選択対象に隣接する他の選択対象の表示エリアに一部でも重ならない範囲内で最大のサイズで設定表示されるものである。
【0018】
さらに、選択対象毎に、表示エリアに一致するサイズで仮想ボタンエリアが設定されており、この仮想ボタンエリア内でタッチパネルのタッチ操作を行なうことにより、操作ボタンを表示するものである。
【0019】
また、本発明によると、上記の操作ボタンは、選択された選択対象に隣接する他の選択対象の表示エリアに一部でも重ならない範囲を越えたサイズで表示され、選択された選択対象以外の選択対象の表示エリアの表示位置を、設定表示されたこの操作ボタンと重なり合わないように、変更するものである。
【0020】
そして、選択対象毎に、表示エリアを含み、かつ少なくとも隣接の選択対象の表示エリアと重なり合うことがない範囲のサイズで仮想ボタンエリアが設定され、タッチパネルをタツチ操作した状態で指示手段を移動させることにより、操作ボタンと選択された選択対象以外の選択対象の表示エリアとが指示手段とは逆の方向に移動し、指示手段が選択された選択対象の仮想ボタンエリアの端部にあるとき、操作ボタンの端部がこの仮想ボタンエリアの端部に一致する状態となるようにするものである。
【0021】
上記の仮想ボタンエリアは、選択された選択対象に隣接する他の選択対象の表示エリアに一部でも重ならない範囲内で最大のサイズで設定され、指示手段が選択された選択対象の仮想ボタンエリアの端部にあるとき、選択された選択対象に隣接する他の選択対象の1つの表示エリアが選択された選択対象の仮想ボタンエリアの端部に外接するようにするものである。
【0022】
または、仮想ボタンエリアは、選択対象毎に同一サイズ,同一矩形状で設定されており、指示手段が選択された選択対象の仮想ボタンエリアの端部にあるとき、選択された選択対象に隣接する他の選択対象の1つの仮想ボタンエリアが選択された選択対象の仮想ボタンエリアの端部に外接するようにするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明によるタッチパネルを備えた表示装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図であって、1は表示画面、2,3はタッチパネル、3aは枠、3bは中空部、3c,3c’,3d,3d’は稜、4は制御部、5は赤外線である。
【0024】
同図において、制御部4と一体に設けられた表示画面1上には、タッチパネル2が設けられ、さらにその上に、別のタッチパネル3が設けられている。タッチパネル3は枠3aを有しており、この枠3aの内側の中空部3bの大きさが表示画面1の大きさとほぼ等しく設定されている。そして、この枠3aの中空部3bでは、その枠3aの横方向の一方の稜3cの内面からそれに垂直に細いビーム状の赤外線5が放射され、これらをこの稜3cに対向する他方の稜3c’の内面に設けられたセンサ(図示せず)で検出するように構成されており、同様にして、枠3aの縦方向の一方の稜3dの内面からそれに垂直に細いビーム状の赤外線5が放射され、これらをこの稜3dに対向する他方の稜3d’の内面に設けられたセンサ(図示せず)で検出するように構成されている。即ち、枠3aの中空部3bでは、縦横方向に交差して多数の赤外線5のビームが放射された赤外線の膜が形成されている。この赤外線の膜は、表示画面1の上部の、例えば、数10mmの部分に張られている。
【0025】
そこで、この枠3の中空部3b内に図示しない指示手段(例えば、指先やペン先,ペン型の入力デバイスなど)を挿入すると、その挿入位置での縦横の赤外線5のビームが遮られ、このことを稜3c’,3d’に設けられた上記センサの出力によって検出することにより、制御部4が中空部3b内での指の挿入位置を検出する。
【0026】
また、タッチパネル2は、これを指示手段でタッチ操作すると、そのタッチした位置を検出するものであり、上記のような赤外線方式によるものであってもよいが、他の方式、例えば、感圧方式,静電容量方式,超音波方式などを用いてもよい。
【0027】
表示画面1には、このようなタッチパネル2,3が設けられているので、指示手段がタッチパネル3の中空部3bに挿入されているが、タッチパネル2にタッチしていない状態(これを、以下、タッチパネル3にタッチした状態ということにする)と指示手段がタッチパネル3の中空部3bを通してタッチパネル2に接触している状態(これを、以下、タッチパネル2にタッチした状態ということにする)との2つの状態を取ることができ、ここでは、これらを表示画面1での別々の操作とするものである。即ち、上記のタッチパネル3にタッチした状態とすることをタッチパネル3のタッチ操作とし、上記のタッチパネル2にタッチした状態とすることをタッチパネル2のタッチ操作とする。
【0028】
図2は図1に示すタッチパネルを備えた表示装置のシステム構成を示すブロック図であって、4aは制御装置、4b,4cはタッチパネルコントローラであり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0029】
同図において、制御部4は、タッチパネルを備えた表示装置を制御する制御装置4aと、この制御装置4aの制御のもとに、タッチパネル2を動作させるタッチパネルコントローラ4bと、同じくタッチパネル3を動作させるタッチパネルコントローラ4cとを備えている。
【0030】
タッチパネルコントローラ4cは、タッチパネル3で、上記のように、その中空部3bに赤外線5(図1)を発光させるとともに、センサ(図示せず)の検出出力を処理して制御装置4aに供給する。また、タッチパネルコントローラ4bも、タッチパネル2がタッチパネル3と同様の構成をなしているときには、タッチパネルコントローラ4cと同様の動作を行なうし、タッチパネル2がこれとは異なる方法でタッチ位置を検出する(例えば、タッチしたことによって抵抗値が変化し、これによってタッチ位置を検出する感圧式)ものであるときには、タッチパネル2を駆動するとともに、その位置検出出力を処理して制御装置4aに供給する。
【0031】
制御装置4aは、タッチパネルコントローラ4c,4bからのタッチパネル3,2のタッチ位置検出出力を取り込むと、これに応じて表示部の表示画面1を制御し、これらタッチ位置検出出力に応じた画面表示を行なわせる。
【0032】
次に、図3及び図4により、図1に示したタッチパネルを備えた表示装置でのユーザの操作に伴う制御装置4aによる本発明の表示方法の一実施形態を説明する。なお、図3はタッチパネルを備えた表示装置でのユーザのタッチ操作状態とこれに応じた表示画面1での表示状態を摸式的に示すものであって、6は指示手段としての指先、7は表示画面1での選択対象としてのタッチ操作対象部分である。また、図4はかかるタッチ操作状態に応じた制御装置4aの制御手順を示すフローチャートである。なお、以下では、指示手段として、指先を例に説明するが、ぺンやペン型の入力デバイスなどの他の手段であってもよい。
【0033】
図4において、いま、図3(a)に示すように、指先6がタッチパネル3にタッチしていない状態では、表示画面1に表示されるタッチ操作対象部分7は初期の表示状態にある(ステップ100)。かかる状態から、図3(b)に示すように、指先6がタッチパネル3にタッチした状態となると、タッチパネル3での指先6の位置検出結果が制御装置4aに取り込まれ(ステップ101)、制御装置4aは、この検出結果をもとに、処理Aを実行して表示画面1の表示制御を行なう(ステップ102)。これにより、表示画面1では、図3(b)に示すように、タッチ操作対象部分7の表示方法が変化する。この図3(b)に示す状態では、それが続く限り、ステップ102,103,105の一連の手順が繰り返され、表示画面1では、図3(b)に示す表示状態が続く。
【0034】
指先6を図3(b)に示す状態から図3(a)に示す状態に戻すと(ステップ103)、制御装置4aは処理Aを終了し(ステップ104)、ステップ100に戻って表示画面1は図3(a)に示す表示状態に戻る。
【0035】
また、指先6を図3(b)に示す状態からさらに進めて、図3(c)に示すタッチパネル2にタッチした状態にすると、タッチパネル2での指先6の位置検出結果が制御装置4aに取り込まれ(ステップ105)、制御装置4aは、この検出結果をもとに、処理Bを実行して表示画面1の表示制御を行なう(ステップ106)。これにより、表示画面1では、図3(c)に示すように、タッチ操作対象部分7の表示方法が、図3(a),(b)の表示方法とはさらに異なる表示方法に変化する。
【0036】
なお、指先6が図3(c)に示す状態から図3(a)に示す状態となると、タッチ操作対象部分7の表示方法は図3(c)に示す表示方法から図3(b)に示す表示方法を経て図3(a)に示す表示方法に移るようにするが、図3(c)に示す状態がタッチパネルを備えた表示装置での最終決定操作である場合には、この図3(c)に示す状態が一定時間経過してこの最終決定操作が確定したと制御装置4aが判断したときには、図3(c)に示す表示方法から直ちに図3(a)に示す表示方法に移る(即ち、ステップ106からステップ100に移る)ようにしてもよい。
【0037】
また、図1では、赤外線によるタッチパネル3を1個設けたものであるが、2個以上重ねて設けてもよい。この場合、かかる赤外線によるタッチパネル3の個数をn個(但し、nは2以上の整数)とすると、指先6が図3(a)に示す状態から図3(c)に示す状態に移るまでに、1個,2個,……,n個と順に赤外線によるタッチパネル3を横切ることになる。これにより、かかる赤外線によるタッチパネル3を指先6が横切る個数に応じて制御装置4aが異なる処理をするようにすることができる。例えば、図3(b)に示す指先6の状態が最後のn個目の赤外線によるタッチパネル3を横切った状態とすると、図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態に移行する間に、表示画面1でのタッチ操作対象部分7は図3(a)に示す表示方法からn段階の表示方法の変化を経て図3(n)に示す表示方法となるものである。この表示方法の変化としては、例えば、色を順次変えていったり、タッチ操作対象部分7の大きさを順に変えていったりする方法がある。
【0038】
次に、電子投票を例として、図3及び図4で示した手順による表示画面1での画面について説明する。
【0039】
図5は電子投票での候補者選択画面の変化の第1の具体例を示す図である。
【0040】
この第1の具体例においても、図12で示した従来の電子投票端末と同様、投票者がカードを挿入するまでは、表示画面1(図1)に案内画面が表示されており、カードを挿入すると、図5(a)に示すような候補者の一覧を表わす候補者選択画面P1が表示される。この図5(a)は、図3(a)に示すように、指先6がタッチパネル3にも触っていないときの表示画面1の表示状態を示すものであり、この候補者選択画面P1では、全ての候補者のリストが表示されている。各候補者は、その氏名と所属政党名との対で表わされている。ここでは、このリストは表示画面1の、その端部も含めて、全体にわたって表示されており、従って、候補者数が多いほど一覧リストでの1候補者当たりの表示エリアが狭くなり、表示文字も小さくなる。
【0041】
なお、ここでは、便宜上、全ての候補者の氏名,所属政党名を同じ「候補○○」,「××党」で表わしているが、夫々異なることはいうまでもない。
【0042】
投票者は、この候補者選択画面P1から投票しようとする候補者を探し、この候補者の表示部分を、図5(b)に示すように、指先6でタッチし、この候補者を選択する。ここで、図5(b)に示すタッチが、図3(b)に示すように、指先6でタッチパネル3にタッチしたものであるときには(これを、以下、選択タッチ操作という)、候補者選択画面P2にこの選択タッチ操作した候補者(これを、以下、選択候補者という)の操作ボタン8が表示される。この操作ボタン8は、この選択候補者と上下・左右に隣り合う候補者(以下、隣接候補者という)の氏名,所属政党名の表示と全く重ならない範囲いっぱいのサイズで、かつ隆起して見えるように表示される。そして、この操作ボタン8内にこの選択候補者の氏名,所属政党名が拡大表示される。
【0043】
これにより、選択候補者の氏名,所属政党名が見易くなり、投票者は選択候補者が投票しようとする候補者(以下、投票対象候補という)に間違いがないか否かを容易に確認することができる。また、このように、選択候補者の操作ボタン8が表示されても、この操作ボタン8は隣接候補者を含む他の候補者の表示に全く影響することがないので、これら他の候補者の配列をずらしたり、変更させたりする必要がなく、そのままの状態で表示させることができ、表示画面1の全体にわたって候補者の一覧を表示させることができる。
【0044】
投票者が図5(b)に示す候補者選択画面P2で間違いなく投票対象候補者を選択したことを確認し、この操作ボタン8を指先6で押圧するようにして図3(c)に示すタッチパネル2をタッチ操作すると(これを、以下、決定操作、もしくは投票操作という)、図12(c)で示すようなこの選択候補者に対する選択候補者確認画面が表示され、投票操作を行なうことができる。
【0045】
ここで、図6により、かかる第1の具体例の選択候補者の表示エリアと操作ボタン8との関係について、さらに詳細に説明する。
【0046】
なお、破線で囲んだエリア9は図3(b)で示すタッチパネル3へのタッチで作用するエリアであって、これを、以下、仮想ボタンエリアといい、候補者の表示エリア毎に予め設定されている。また、実線で囲んだエリア8が図5(b)での操作ボタンであり、仮想ボタンエリア9への図3(a)に示すタッチ状態で設定されるものである。
【0047】
図6(a)は候補者の仮想ボタンエリア9が候補者の表示エリアと一致する場合を示し、各候補者の表示エリア間はスペースが設けられていることから、各仮想ボタンエリア9が互いに分離して設定されている。ここでは、隣接する3つの仮想ボタンエリアを9a,9b,9cで表わし、そのうちの仮想ボタンエリア9aを投票対象候補者の仮想ボタンエリアとする。図6(b)は隣接候補者間で仮想ボタンエリア9が互いに接している場合を示すものであり、この場合には、仮想ボタンエリア9は候補者の表示エリアよりも広く設定されている。ここでも、隣接する3つの仮想ボタンエリアを9a,9b,9cで表わし、そのうちの仮想ボタンエリア9aを投票対象候補者の仮想ボタンエリアとする。
【0048】
まず、図6(a)において、投票対象候補者の仮想ボタンエリア9aで図3(b)で示すような選択タッチ操作を行なうと、この選択候補者に対し、隣接する候補者の仮想ボタンエリア9bなどと全く重ならない範囲いっぱいに操作ボタン8が設定されることになる。ここで、仮想ボタンエリア9aの横幅,縦幅を夫々d,hとし、左右に隣接する候補者の仮想ボタンエリア9bなどとの間隔をD、上下に隣接する候補者の仮想ボタンエリア9cなどとの間隔をHとすると、操作ボタン8は横幅が(d+2D)、縦幅が(h+2H)となる。候補者の氏名,所属政党名は、この操作ボタン8の縦幅いっぱい、もしくは横幅いっぱいに拡大されて表示されることになる。このことは、換言すると、表示エリアが操作ボタン8のエリアに拡大したことにもなる。
【0049】
ここで、指先6(図3)が操作ボタン8内にあるときには、その操作ボタン8がそのまま設定されていて有効であるが、この指先6を移動させてこの操作ボタン8の範囲からはずれ、これに隣接する候補者の仮想ボタンエリア9bまたは9cに移ると、これまでの操作ボタン8がなくなり、新たに指先6がタッチした仮想ボタンエリア9bまたは9cの候補者が選択候補者となり、これに対して操作ボタン8が新たに設定されることになる。
【0050】
図6(b)の場合には、隣接する候補者間で仮想ボタンエリア9が接するように設定されるものであるから、夫々の候補者の仮想ボタンエリア9の面積は、図6(a)の場合よりも広い。このため、タッチ位置が候補者の表示エリアからは外れた場所であっても、その近傍であれば、その候補者の操作ボタン8が設定されるので、候補者の選択操作が容易である。
【0051】
この場合には、仮想ボタンエリア9aで指先がタッチパネル3にタッチすると、上記と同様にして、この仮想ボタンエリア9aに対して操作ボタン8が設定されるが、この操作ボタン8は、隣接する候補者の仮想ボタンエリア9b,9cなどでの候補者の表示エリアと重ならない範囲いっぱいに形成される。従って、この操作ボタン8は隣接候補者の仮想ボタンエリア9b,9cなどと一部重なることになるが、この重なり部分は操作ボタン8の機能が優先することになる。
【0052】
そこで、指先6(図3)が操作ボタン8内にあるときには、たとえ隣接候補者の仮想ボタンエリア9b,9cなどの範囲内にあっても、その操作ボタン8がそのまま設定されていて有効であるが、この指先6が移動してこの操作ボタン8の範囲からはずれ、これに隣接候補者の仮想ボタンエリア9bまたは9c内での表示エリア内に移ると、これまでの選択候補者9aの操作ボタン8がなくなり、新たに指先6によってタッチされた隣接候補者が選択候補者となり、仮想ボタンエリア9bまたは9cのその選択候補者に対して、新たな操作ボタン8が設定表示されることになる。
【0053】
このように、この第1の具体例は、候補者の表示エリア間のスペースを隣接候補者の表示エリア間で共有し、タッチパネル3で選択タッチ操作されると、これによる選択候補者に対し、その周りのスペースを含む拡大された操作ボタン8が設定されることになり、他の候補者の表示エリアの配列を変更することなく、等価的に選択候補者の表示エリアを拡大できて選択候補者の表示を見易くするものである。このため、表示する候補者が非常に多く、これが全員同時に表示されていても、選択した表示エリア、即ち、選択候補者に間違いがないかどうかを事前に確認することができる。また、操作ボタン8は隆起して見えるように表示されるので、操作がし易いものとなる。
【0054】
なお、ここでは、タッチパネル3の選択タッチ操作がなされると、選択候補者の表示エリアの仮想ボタンエリア9から直ちにこれを拡大した操作ボタン8が設定されるものとしたが、先に説明したように、タッチパネル3がn個重ねられた構成をなすときには、かかるタッチパネル3を順にタッチしていくにつれて設定される操作ボタン8のサイズが変化していくように表示され、従って、指先6(図3)をタツチパネル2(図3)に近づけるにつれて操作ボタン8が大きくなっていくようにすることもできる。この場合、最下位の(タッチパネル2に最も近い)n番目のタッチパネル3をタッチしたときには、操作ボタン8は最大のサイズとなるが、そのときのサイズは、図6(a),(b)に示すように、隣接候補者の表示エリア間のスペースいっぱいのものである。
【0055】
図7は図3及び図4で示した手順による表示画面1で表示される候補者選択画面の第2の具体例を示す図である。
【0056】
この第2の具体例においても、図12で示した従来の電子投票端末と同様、投票者がカードを挿入するまでは、表示画面1に案内画面が表示されており、カードを挿入すると、図7(a)に示すような候補者選択画面P3が表示される。候補者選択画面P3は、図5(a)で示した第1の具体例の候補者選択画面P1と同様である。
【0057】
投票者は、この候補者選択画面P3から投票しようとする候補者を探し、この候補者の表示部分を、図7(b)に示すように、指先6で選択タッチ操作する。ここで、図7(b)において、指先6が、図3(b)に示すように、タッチパネル3にタッチした状態となると、図5に示した第1の実施形態と同様、候補者選択画面P4にこの選択候補者の操作ボタン8が拡大して、かつ隆起して見えるように表示される。
【0058】
ところで、この操作ボタン8は、図5に示した第1の具体例での操作ボタン8に比べて充分大きく、複数の候補者の表示エリアを含む大きな面積のエリアにわたって拡大表示される。このために、他の候補者の表示エリアの配列が変更されることになるが、このような変更に際しても、端部に配置される候補者の表示エリアが表示画面1からはみ出すことがないようにする。
【0059】
その配列の変更方法の一例として、図7(b)に示すように、この操作ボタン8と水平方向に同列の候補者の表示エリアについては、操作ボタン8に近い表示エリアほど大きくしてその間隔を広くし、遠い表示エリアほど小さくしてその間隔を狭くしていくものである。また、この操作ボタン8の上下の候補者の水平方向の配列についても、これと同様であるが、さらに、候補者の表示エリアの縦幅を縮めるとともに、同じサイズであるが、全体として小さくする。
【0060】
このようにして、この第2の具体例においても、上記の第1の具体例と同様の効果が得られるが、さらに、操作ボタン8が非常に大きく拡大表示されるので、選択候補者の氏名や所属政党名ばかりでなく、この選択候補者の顔写真やスローガンなども表示させることができ、これにより、投票に際してこの選択候補者に関する情報をより多く得ることができ、選択候補者に間違いがないか否かの確認を事前により確実に行なうことが可能となる。
【0061】
また、この第2の具体例においても、図5に示した第1の具体例と同様、タッチパネル3を複数重ね合わせて設置することにより、指先6をタッチパネル2(図3)に近づけるにつれて(選択タッチ操作を奥に進めるにつれて)、操作ボタン8が順次大きくなるように表示させることができる。
【0062】
図8は図7における操作ボタン8と仮想ボタンエリア9との関係の一例を示す図である。なお、同図において、10は候補者の表示エリア(夫々を破線枠で示す)であり、操作ボタン8は実線枠で、仮想ボタンエリア9は一点鎖線枠で夫々示している。
【0063】
図8(a)は、図7(a)に示すように、候補者の表示領域10が同じサイズで、かつ等間隔で表示された(これを、図7(b)に示す候補者の配列状態に対し、初期配列状態という)候補者選択画面P3において、投票者が指先6で特定の候補者の表示エリアで、図3(b)に示すように、タッチパネル3での選択タッチ操作が行なわれた状態を示すものである。選択タッチ操作の状態では、これによる選択候補者の表示エリア10に対し、仮想ボタンエリア9と操作ボタン8とが設定されるが、仮想ボタンエリア9は、候補者の初期配列状態に対し、隣接候補者の表示エリアと一部でも重なり合うことがない最大のサイズで設定され、また、操作ボタン8は、図7(b)で説明したように、この仮想ボタンエリア9よりも充分大きく設定される。このときには、勿論、選択候補者以外の候補者に対しては、実際には、初期配列状態ではなく、図7(b)に示す配列状態となっている。
【0064】
次に、図8(a)に示す状態で、図8(b)に示すように、指先6を矢印Aで示す左方向に移動させると、操作ボタン8はこれとは逆方向の矢印A’で示す右方向に移動し、指先6が仮想ボタンエリア9の左端に達すると、これと同時に、操作ボタン8は、その左端がこの仮想ボタンエリア9の左端に達することになる。また、これとともに、選択候補者を通る垂直線(図示せず)よりも左側に図7(b)に示すように配置されている各候補者の表示エリアは、この操作ボタン8の移動につれて矢印A’方向に移動してそれら間の間隔が広くなり(但し、選択候補者から離れた候補者ほどその移動速度は遅く、左端の候補者の表示エリアは動かない)、この垂直線よりも右側に図7(b)に示すように配置された各候補者の表示エリアも、同様に矢印A’方向に移動してそれらの間隔が狭くなる(この場合も、選択候補者から離れた候補者ほどその移動速度は遅く、右端の候補者の表示エリアは動かない)。
【0065】
そして、図8(b)において、指先6が矢印A方向に移動して選択候補者の表示エリア10に対する仮想ボタンエリア9の左端に達し、この仮想ボタンエリア9の左端に操作ボタン8の左端が一致したときには(この状態は、仮想ボタンエリア9が操作ボタン8の左端に内接したものとなる)、この選択候補者の左隣りの隣接候補者の表示エリア10aが、その右端が仮想ボタンエリア9の左端に一致した位置に来ている。即ち、表示エリア10aがこの仮想ボタンエリア9に外接することになる。図8(b)はこの状態を示している。
【0066】
次に、図8(b)に示す状態で指先6を矢印A側にさらに移動させると、この指先6が右隣りの隣接候補者の表示エリア内に入ることになるが、このような状態になると、これまでの選択候補者は選択されない状態となり、その右隣りの隣接候補者が選択候補者となって、図8(c)に示すように、この新たな選択候補者に対し、新たに仮想ボタンエリア9a,操作ボタン8aが設定されることになる。
【0067】
なお、以上は指先6を左方向に移動させた場合であるが、右方向に移動させる場合も、また、上下方向に移動させる場合も同様である。例えば、図8(c)において、指先6を右方に移動させた場合には、この指先がこのときの選択候補者に対する仮想ボタンエリア9aの右端を越えて右隣りの隣接候補者の表示エリア10に入ると、図8(b)に示す状態に戻り、この右隣りの隣接候補者が新たな選択候補者となって、図示する状態で操作ボタン8が新たに設定表示されることになる。
【0068】
また、この例では、隣り合う候補者の表示エリア間のスペースをこの隣り合う候補者同士で共有するものであるから、図3(b)に示すタッチ操作によって候補者を選択する場合には、その表示エリア10のみが有効となり、表示エリア間をタッチ操作しても、候補者は選択されない。
【0069】
以上のように、この例では、操作ボタン8が機能する範囲は、選択候補者の表示エリアを含み、隣接候補者の表示エリアと重ならない最大のエリアで設定される仮想ボタンエリア内に限られるものとなるが、この操作ボタン8は、それが機能する範囲よりも広いエリアをもって表示されるものであるから、この操作ボタン8のエリア内で選択候補者の氏名や所属政党名をより大きく拡大して表示することができて、選択した表示エリアの内容をより容易に、かつより正確に確認することを可能とするし、また、氏名や所属政党名以外の選択候補者に関する情報も同時に表示することも可能となり、選択候補者に関するより多くの情報を提供することができるようになる。
【0070】
図9は図7における操作ボタン8と仮想ボタンエリア9との関係の他の例を示す図であって、図8に対応する部分には同一符号を付けている。
【0071】
図9(a)は、先の例での図8(a)に対応するものであるが、この例では、選択候補者の仮想ボタンエリア9の範囲が、この選択候補者の表示エリア10と隣接候補の表示エリアとの間の間隔の中間までとするものである。つまり、各候補者の仮想ボタンエリアは、隣接候補者の表示エリアまでのスペースを共有するのではなく、半分ずつ分担しているものである。
【0072】
ここで、指先6を左方に、即ち、図9(b)に示すように、矢印A方向に移動させると、図8に示した例と同様に、この選択候補者の操作ボタン8や他の候補者の表示エリアが指先6とは逆の矢印A’方向に移動するが、この指先6が仮想ボタンエリア9の左端に達すると、操作ボタン8の左端がこの仮想ボタンエリア9の左端と一致した状態となる。即ち、この仮想ボタンエリア9が操作ボタン8の左端に内接していることになる。図9(b)はこの状態を示している。また、このとき、図示しないが、左隣りの隣接候補者の表示エリア10aに対する仮想ボタンエリアが操作ボタン8の左端に外接していることになる。
【0073】
図9(b)に示す状態で指先6がさらに左方に移動してこの仮想ボタンエリア9からはずれると、左側の隣接候補者側に指先6が寄ることになり、このような状態になると、これまでの選択候補者は選択されない状態となり、その右隣りの隣接候補者が新たな選択候補者となって、図9(c)に示すように、この新たな選択候補者に対し、仮想ボタンエリア9a,操作ボタン8aが新たに設定されることになる。この場合、この操作ボタン8は、その右端が新たな選択候補者に対する仮想ボタンエリア9aの右端にあるように、設定表示され、図示しないが、さらに指先6を左方に移動させると、この操作ボタン8aはこれとは逆の右方に移動し、指先6が表示エリア10a内に至ると、この表示エリア10aに対して操作ボタン8aが、図9(a)での操作ボタン8と同様な位置関係で、設定表示されることになる。
【0074】
なお、この例においても、右方向に移動させる場合も、また、上下方向に移動させる場合も、指先6を左方向に移動させた上記の場合と同様である。
【0075】
また、この例では、隣り合う候補者の表示エリア間のスペースをこの隣り合う候補者で分担するものであり、この分担した範囲で仮想ボタンエリア9が設定されるものであるから、図3(b)に示すタッチ操作によって候補者を選択する場合には、この仮想ボタンエリア9内で有効となり、かかるスペース内で図3(b)に示すタッチ操作を行なった場合には、このタッチ操作位置に最も近い候補者が選択候補者となる。
【0076】
以上のように、この例においても、先の図8に示す例と同様の効果が得られるし、さらには、候補者の選択のためのタッチ操作範囲が広くなり、選択操作がよりし易くなる。
【0077】
図10は電子投票での候補者選択画面の変化の第3の具体例を示す図であって、11は枠であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けている。
【0078】
この第3の具体例の候補者選択画面は、図10(a)に示すように、縦横に枠11を配列して設定表示し、夫々の枠11を個々の候補者に割り当てるものである。夫々の枠11内に割り当てられた候補者の表示エリアが設定され、候補者の氏名,所属政党名が表示される。
【0079】
この第3の具体例における表示エリア10や仮想ボタンエリア9,操作ボタン8は、図5及び図6で説明した第1の具体例、あるいは図7〜図9で説明した第2の具体例と同様である。即ち、この第3の具体例は第1の具体例で各候補者を枠11で囲んだもの、第2の具体例で各候補者を枠で囲んだものである。この第3の具体例が、例えば、図7及び図9で説明した第2の具体例で各候補者を枠11で区分して表示したものである場合には、図9に示す仮想ボタンエリア9は枠11と一致することになる。
【0080】
図10(b)は第3の具体例が図7〜図9で示す第2の具体例で各候補者に枠11を設けて表示した場合の指先6で候補者の選択がなされた候補者選択画面P6を示すものであって、図7〜図9で説明したように、選択候補者付近の表示エリアの間隔が広げられ、これとともに、枠11が広げられてこの枠11いっぱいに操作ボタン8が拡大して表示されることになる。換言すると、図8,図9で示す操作ボタン8の縦,横幅で枠11が表示されることになる。勿論、図10(b)に示す状態の候補者選択画面P6において、指先6を移動させると、操作ボタン8とともに枠11も指先6とは逆の方向に移動し、これにより、隣りの隣接候補者の選択が可能となる。
【0081】
また、この第3の具体例が図5に示す候補者選択画面で候補者毎に枠11を設けたものである場合には、図5(b)に示すように、所定の候補者を選択した場合、この選択候補者の枠11が隣接候補の表示エリアに一部でも重ならないようなサイズに拡大し、この拡大した枠11と一致する操作ボタン8が設定表示されることになる。
【0082】
このように、第3の具体例では、先の具体例と同様の効果が得られるが、さらに、各候補者が枠付けされているので、夫々のタッチ操作するエリアの区別がさらに明確となる。
【0083】
図11は本発明によるタッチパネルを備えた表示装置を投票端末に適用した場合の投票システムの一具体例を示す構成図であって、12は投票端末、13は集計端末、14はネットワークである。
【0084】
同図において、投票端末12は上記のタッチパネルを備えた表示装置からなるものであって、各投票場(図示せず)に1〜複数台ずつ設置されており、インターネットや専用回線,公衆回線などのネットワーク14を介して集計場などに設置されている集計端末に接続されており、各投票端末12での投票結果を逐次集計する。
【0085】
このように、この投票システムの具体例では、投票から集計までを電子的に行なうものであるから、投票から集計までの作業が一連の流れとして円滑に行なわれることになり、人手による作業を大幅に縮小することができて不慮な事故が発生する可能性を大幅に低減できる。また、投票端末として上記の本発明によるタッチパネルを備えた表示装置を適用するものであるから、投票者にとっては、記入などの作業をなくて投票のための作業が簡単かつ容易になるとともに、投票に間違いが生ずる可能性が大幅に低減できるようになる。
【0086】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態にのみに限定されるものではない。
【0087】
即ち、上記では、本発明の実施形態を電子投票端末を例に説明したが、これに限らず、例えば、券売機や商品の販売機などの他の種類の端末にも適用できるものである。券売機の場合には、選択対象が駅名となり、広い地域内での多くの駅名が、図5(a)に示すように、配列されて表示されることになる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、選択画面に表示される選択対象を選択すると、これに対する操作ボタンがこの選択対象の表示エリアよりも大きく表示され、この操作ボタンのエリア内にこの選択対象に関する情報が拡大表示されるから、多数の選択対象が同時にこの選択画面に表示されても、その選択した選択対象が所望のものであるかどうかを容易にかつ確実に確認することができ、間違った選択を防止できるし、また、直ちに修正することができる。
【0089】
また、このように操作ボタンを拡大表示しても、選択対象の配列を変更しないようにすることができるし、また、この配列を変更しても、選択対象間のスペースを利用することにより、選択画面の端部の選択対象の位置を変更、またはほとんど変更しなくても済むことになり、常に全ての選択対象を表示させておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタッチパネルを備えた表示装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すタッチパネルを備えた表示装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】タッチパネルを備えた表示装置でのユーザの操作状態とこれに応じたディスプレイ画面での表示状態を摸式的に示す図である。
【図4】図3に示した操作状態に基づく本発明によるタッチパネルを備えた表示装置の表示方法の一実施形態の制御手順を示すフローチャートである。
【図5】図3及び図4で示した手順による電子投票での候補者選択画面の第1の具体例を示す図である。
【図6】図5に示す第1の具体例の選択候補者の表示エリアと操作ボタンとの関係を示す図である。
【図7】図3及び図4で示した手順による電子投票での候補者選択画面の第2の具体例を示す図である。
【図8】図7に示す第2の具体例の選択候補者の表示エリアと操作ボタンとの関係の一例を示す図である。
【図9】図7に示す第2の具体例の選択候補者の表示エリアと操作ボタンとの関係の他の例を示す図である。
【図10】図3及び図4で示した手順による電子投票での候補者選択画面の第3の具体例を示す図である。
【図11】本発明によるタッチパネルを備えた表示装置を投票端末に適用した場合の投票システムの一具体例を示す構成図である。
【図12】従来の電子投票端末で表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示画面
2,3 タッチパネル
4 制御部
4a 制御装置
4b,4c タッチパネルコントローラ
6 指先
7 表示画面での操作対象部分
8,8a 操作ボタン
9,9a〜9c 仮想ボタンエリア
10,10a 候補者の表示エリア
11 枠
12 電子投票端末
13 集計端末
14 ネットワーク
P1〜P6 候補者選択画面
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子投票などの多数の選択対象を表示し、そのうちの一つを画面タッチによって選択決定することができるようにしたタッチパネルを備えた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、選挙において、表示画面に表示される複数の候補者のうちから1つの候補者の氏名欄を選択してタッチすることにより、投票を行なうことができるようにした、いわゆる電子投票装置が提案されている。この一例を図12によって説明する。
【0003】
投票場には、複数台の電子投票端末が設置されており、これが使用されない待機状態では、その表示画面に図12(a)に示すような案内画面20が表示されている。なお、この表示画面には、タッチパネルが設けられており、ほぼ全ての操作をタッチ操作で行なうことができるようにしている。かかる案内画面20での案内に従って、投票者が投票場の受付で手渡されたカードを電子投票端末の所定の挿入口から挿入すると、図12(b)に示すような候補者毎にその氏名と所属政党名とが一覧で表示される候補者選択画面21が表示画面に表示される。これら氏名と所属政党名の表示エリアがタッチボタンとなっており、これら候補者の中から投票しようとする候補者を選び、その表示エリアに指先などでタッチすると、この候補者が選択されたことになり、この選択された候補者のみを表示した図12(c)に示すような選択候補者確認画面22が表示画面が表示される。この候補者を確認し、間違いないものとしてこの選択候補者確認画面22に表示されている「投票」ボタン22aをタッチ操作すると、この候補者の選択が決定して投票が行なわれたことになり、図12(d)に示すような終了画面23が表示される。この終了画面23の表示が所定時間経過すると、図12(a)に示す案内画面20の表示に移る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようにして、電子投票の場合には、投票者は投票用紙に候補者の氏名を記入したり、記入後の投票用紙を投票箱に入れるといった作業を必要としないため、投票作業が簡略化されるという利点がある。
【0005】
しかしながら、候補者の人数が多い場合には、その全員を1つの画面に同時に表示しようとすると、夫々の表示エリアが狭くなって氏名なども小さく表示され、その中から投票しようとする候補者を見つけ出すのに手間がかかるという問題がある。
【0006】
これを解消する方法としては、1画面に同時に表示する候補者数を限定し、画面を切り替えることにより、投票しようとする候補者を探すようにする方法があるが、探し出すのに画面切替操作を必要とし、手間や時間がかかるものとなる。
【0007】
また、他の方法としては、候補者をその頭文字(例えば、「イ」,「ロ」,「ハ」,……など)や政党毎に区分し、頭文字あるいは政党名を指定することにより、指定された頭文字で氏名が始まる候補者の一覧や指定された政党に所属する候補者の一覧が表示され、その中から投票しようとする候補者を選択するようにする方法も考えられる。
【0008】
しかし、この方法では、やはり画面切替選択の操作を必要とするし、また、候補者の氏名や所属政党名を正確に覚えておくことが必要となり、間違った覚え方をしている場合には、投票しようとする候補者を探し出すのに非常な手間がかかることになる。氏名などは、大雑把な覚え方をしていても、それが表示されていれば、間違いなくそれを見つけ出すことができるものであり、この方法のように、最初から候補者の表示がなされていなければ、どのようにして候補者の氏名を探し出したらよいのか、分からなくなってしまう場合もある。
【0009】
このことからすると、候補者全員を1画面に同時に表示した方がよいように思われるが、多人数の場合、夫々の候補者の表示エリアが狭くなり、氏名などの表示も小さくなるため、投票しようとする候補者を探し出すこととともに、探し出しても、これを選択して確認する場合も、同様に氏名などが小さく表示されているため、確認しづらいという問題もある。
【0010】
これに対し、特開平11ー120388号公報には、地図式自動券売機に関するものであるが、券売範囲の全体地図を表示画面の一部で表示し、ユーザがこの地図での行先駅を含む所定のエリアを選択すると、このエリアの拡大地図を表示画面の別の領域で表示し、この拡大地図から行先駅を選択することができるようにした技術が開示されている。
【0011】
しかし、かかる公知の技術によると、全体地図とその一部エリアの拡大地図とを同じ表示画面の別々の領域に表示するものであるから、全体地図の表示面積が狭くなり、その分全体地図での表示が小さくなってしまう。これを上記の全候補者を同時に表示する電子投票端末に適用すると、選択された候補者は拡大されて表示されるから、非常に判り易く表示されることになるが、このための表示領域分全候補者の表示領域が狭くなり、さらに候補者名などが小さく表示されて投票しようとする候補者を見つけ出しにくくなる。
【0012】
また、特開平11ー196297号公報には、ビデオカメラや電子スチルカメラなどのメニュー画面に関するものであるが、このメニュー画面で所望とするメニューを選択すると、その選択されたメニューが2倍角で拡大表示され、選択されたメニューを見易くした技術が開示されている。
【0013】
しかし、この公知技術では、選択されて2倍角で拡大表示されるメニューの表示領域は隣りのメニューの表示エリアまでも占有するものであり、これとともに、選択されない全てのメニューの配列が、この選択されて拡大表示されるメニューの表示領域と重複しないように、一方向に移動することになる。このため、メニューの配列が1メニュー表示エリア分ずれることになる。従って、数多くのメニューを1つの画面に同時に表示する場合、場合によっては一番端のメニューが画面からはみ出してしまうようなことも考えられるから、表示画面いっぱいのメニュー表示ができないし、その分同時に表示できるメニューの個数に制限が加わることになる。
【0014】
これを上記の全候補者を同時に1画面で表示する電子投票端末に適用した場合も同様であり、候補者の人数に応じてその氏名の表示エリアの大きさを決めるようにすることができるが、選択された候補者の拡大表示のために、表示画面の端部を空けておくことが必要となり、表示画面を有効に使用できないことになる。特に、選択された候補者の氏名をより見易くするために、その拡大倍率を大きくすると、他の候補者の配列を大きくずらさなければならず、その分表示画面からはみ出す候補者が多くなるので、表示画面の端部を大きく空けておく必要があり、その分同時に表示する候補者数を少なくしなければならなくなる。
【0015】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、全選択対象の1画面全体にわたる表示を保ちながら、選択した選択対象の確認をし易くしたタッチパネルを備えた表示装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、表示画面にタッチパネルが配置され、表示画面に選択対象が、選択対象に関する情報を表わす表示エリアでもって複数配列された選択画面が表示され、指示体でもって選択画面での所望とする選択対象の表示エリアに対してタッチパネルのタッチ操作を行なうことにより、所望とする選択対象に対して選択処理がなされるタッチパネルを備えた表示装置であって、タッチパネルのタッチ操作による所望とする選択対象の選択に伴って、選択された選択対象の表示エリアよりも広いサイズで操作ボタンを設定表示し、この操作ボタンのエリア内に選択された選択対象に関する情報を拡大表示するものである。
【0017】
そして、上記の操作ボタンは、選択された選択対象に隣接する他の選択対象の表示エリアに一部でも重ならない範囲内で最大のサイズで設定表示されるものである。
【0018】
さらに、選択対象毎に、表示エリアに一致するサイズで仮想ボタンエリアが設定されており、この仮想ボタンエリア内でタッチパネルのタッチ操作を行なうことにより、操作ボタンを表示するものである。
【0019】
また、本発明によると、上記の操作ボタンは、選択された選択対象に隣接する他の選択対象の表示エリアに一部でも重ならない範囲を越えたサイズで表示され、選択された選択対象以外の選択対象の表示エリアの表示位置を、設定表示されたこの操作ボタンと重なり合わないように、変更するものである。
【0020】
そして、選択対象毎に、表示エリアを含み、かつ少なくとも隣接の選択対象の表示エリアと重なり合うことがない範囲のサイズで仮想ボタンエリアが設定され、タッチパネルをタツチ操作した状態で指示手段を移動させることにより、操作ボタンと選択された選択対象以外の選択対象の表示エリアとが指示手段とは逆の方向に移動し、指示手段が選択された選択対象の仮想ボタンエリアの端部にあるとき、操作ボタンの端部がこの仮想ボタンエリアの端部に一致する状態となるようにするものである。
【0021】
上記の仮想ボタンエリアは、選択された選択対象に隣接する他の選択対象の表示エリアに一部でも重ならない範囲内で最大のサイズで設定され、指示手段が選択された選択対象の仮想ボタンエリアの端部にあるとき、選択された選択対象に隣接する他の選択対象の1つの表示エリアが選択された選択対象の仮想ボタンエリアの端部に外接するようにするものである。
【0022】
または、仮想ボタンエリアは、選択対象毎に同一サイズ,同一矩形状で設定されており、指示手段が選択された選択対象の仮想ボタンエリアの端部にあるとき、選択された選択対象に隣接する他の選択対象の1つの仮想ボタンエリアが選択された選択対象の仮想ボタンエリアの端部に外接するようにするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明によるタッチパネルを備えた表示装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図であって、1は表示画面、2,3はタッチパネル、3aは枠、3bは中空部、3c,3c’,3d,3d’は稜、4は制御部、5は赤外線である。
【0024】
同図において、制御部4と一体に設けられた表示画面1上には、タッチパネル2が設けられ、さらにその上に、別のタッチパネル3が設けられている。タッチパネル3は枠3aを有しており、この枠3aの内側の中空部3bの大きさが表示画面1の大きさとほぼ等しく設定されている。そして、この枠3aの中空部3bでは、その枠3aの横方向の一方の稜3cの内面からそれに垂直に細いビーム状の赤外線5が放射され、これらをこの稜3cに対向する他方の稜3c’の内面に設けられたセンサ(図示せず)で検出するように構成されており、同様にして、枠3aの縦方向の一方の稜3dの内面からそれに垂直に細いビーム状の赤外線5が放射され、これらをこの稜3dに対向する他方の稜3d’の内面に設けられたセンサ(図示せず)で検出するように構成されている。即ち、枠3aの中空部3bでは、縦横方向に交差して多数の赤外線5のビームが放射された赤外線の膜が形成されている。この赤外線の膜は、表示画面1の上部の、例えば、数10mmの部分に張られている。
【0025】
そこで、この枠3の中空部3b内に図示しない指示手段(例えば、指先やペン先,ペン型の入力デバイスなど)を挿入すると、その挿入位置での縦横の赤外線5のビームが遮られ、このことを稜3c’,3d’に設けられた上記センサの出力によって検出することにより、制御部4が中空部3b内での指の挿入位置を検出する。
【0026】
また、タッチパネル2は、これを指示手段でタッチ操作すると、そのタッチした位置を検出するものであり、上記のような赤外線方式によるものであってもよいが、他の方式、例えば、感圧方式,静電容量方式,超音波方式などを用いてもよい。
【0027】
表示画面1には、このようなタッチパネル2,3が設けられているので、指示手段がタッチパネル3の中空部3bに挿入されているが、タッチパネル2にタッチしていない状態(これを、以下、タッチパネル3にタッチした状態ということにする)と指示手段がタッチパネル3の中空部3bを通してタッチパネル2に接触している状態(これを、以下、タッチパネル2にタッチした状態ということにする)との2つの状態を取ることができ、ここでは、これらを表示画面1での別々の操作とするものである。即ち、上記のタッチパネル3にタッチした状態とすることをタッチパネル3のタッチ操作とし、上記のタッチパネル2にタッチした状態とすることをタッチパネル2のタッチ操作とする。
【0028】
図2は図1に示すタッチパネルを備えた表示装置のシステム構成を示すブロック図であって、4aは制御装置、4b,4cはタッチパネルコントローラであり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0029】
同図において、制御部4は、タッチパネルを備えた表示装置を制御する制御装置4aと、この制御装置4aの制御のもとに、タッチパネル2を動作させるタッチパネルコントローラ4bと、同じくタッチパネル3を動作させるタッチパネルコントローラ4cとを備えている。
【0030】
タッチパネルコントローラ4cは、タッチパネル3で、上記のように、その中空部3bに赤外線5(図1)を発光させるとともに、センサ(図示せず)の検出出力を処理して制御装置4aに供給する。また、タッチパネルコントローラ4bも、タッチパネル2がタッチパネル3と同様の構成をなしているときには、タッチパネルコントローラ4cと同様の動作を行なうし、タッチパネル2がこれとは異なる方法でタッチ位置を検出する(例えば、タッチしたことによって抵抗値が変化し、これによってタッチ位置を検出する感圧式)ものであるときには、タッチパネル2を駆動するとともに、その位置検出出力を処理して制御装置4aに供給する。
【0031】
制御装置4aは、タッチパネルコントローラ4c,4bからのタッチパネル3,2のタッチ位置検出出力を取り込むと、これに応じて表示部の表示画面1を制御し、これらタッチ位置検出出力に応じた画面表示を行なわせる。
【0032】
次に、図3及び図4により、図1に示したタッチパネルを備えた表示装置でのユーザの操作に伴う制御装置4aによる本発明の表示方法の一実施形態を説明する。なお、図3はタッチパネルを備えた表示装置でのユーザのタッチ操作状態とこれに応じた表示画面1での表示状態を摸式的に示すものであって、6は指示手段としての指先、7は表示画面1での選択対象としてのタッチ操作対象部分である。また、図4はかかるタッチ操作状態に応じた制御装置4aの制御手順を示すフローチャートである。なお、以下では、指示手段として、指先を例に説明するが、ぺンやペン型の入力デバイスなどの他の手段であってもよい。
【0033】
図4において、いま、図3(a)に示すように、指先6がタッチパネル3にタッチしていない状態では、表示画面1に表示されるタッチ操作対象部分7は初期の表示状態にある(ステップ100)。かかる状態から、図3(b)に示すように、指先6がタッチパネル3にタッチした状態となると、タッチパネル3での指先6の位置検出結果が制御装置4aに取り込まれ(ステップ101)、制御装置4aは、この検出結果をもとに、処理Aを実行して表示画面1の表示制御を行なう(ステップ102)。これにより、表示画面1では、図3(b)に示すように、タッチ操作対象部分7の表示方法が変化する。この図3(b)に示す状態では、それが続く限り、ステップ102,103,105の一連の手順が繰り返され、表示画面1では、図3(b)に示す表示状態が続く。
【0034】
指先6を図3(b)に示す状態から図3(a)に示す状態に戻すと(ステップ103)、制御装置4aは処理Aを終了し(ステップ104)、ステップ100に戻って表示画面1は図3(a)に示す表示状態に戻る。
【0035】
また、指先6を図3(b)に示す状態からさらに進めて、図3(c)に示すタッチパネル2にタッチした状態にすると、タッチパネル2での指先6の位置検出結果が制御装置4aに取り込まれ(ステップ105)、制御装置4aは、この検出結果をもとに、処理Bを実行して表示画面1の表示制御を行なう(ステップ106)。これにより、表示画面1では、図3(c)に示すように、タッチ操作対象部分7の表示方法が、図3(a),(b)の表示方法とはさらに異なる表示方法に変化する。
【0036】
なお、指先6が図3(c)に示す状態から図3(a)に示す状態となると、タッチ操作対象部分7の表示方法は図3(c)に示す表示方法から図3(b)に示す表示方法を経て図3(a)に示す表示方法に移るようにするが、図3(c)に示す状態がタッチパネルを備えた表示装置での最終決定操作である場合には、この図3(c)に示す状態が一定時間経過してこの最終決定操作が確定したと制御装置4aが判断したときには、図3(c)に示す表示方法から直ちに図3(a)に示す表示方法に移る(即ち、ステップ106からステップ100に移る)ようにしてもよい。
【0037】
また、図1では、赤外線によるタッチパネル3を1個設けたものであるが、2個以上重ねて設けてもよい。この場合、かかる赤外線によるタッチパネル3の個数をn個(但し、nは2以上の整数)とすると、指先6が図3(a)に示す状態から図3(c)に示す状態に移るまでに、1個,2個,……,n個と順に赤外線によるタッチパネル3を横切ることになる。これにより、かかる赤外線によるタッチパネル3を指先6が横切る個数に応じて制御装置4aが異なる処理をするようにすることができる。例えば、図3(b)に示す指先6の状態が最後のn個目の赤外線によるタッチパネル3を横切った状態とすると、図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態に移行する間に、表示画面1でのタッチ操作対象部分7は図3(a)に示す表示方法からn段階の表示方法の変化を経て図3(n)に示す表示方法となるものである。この表示方法の変化としては、例えば、色を順次変えていったり、タッチ操作対象部分7の大きさを順に変えていったりする方法がある。
【0038】
次に、電子投票を例として、図3及び図4で示した手順による表示画面1での画面について説明する。
【0039】
図5は電子投票での候補者選択画面の変化の第1の具体例を示す図である。
【0040】
この第1の具体例においても、図12で示した従来の電子投票端末と同様、投票者がカードを挿入するまでは、表示画面1(図1)に案内画面が表示されており、カードを挿入すると、図5(a)に示すような候補者の一覧を表わす候補者選択画面P1が表示される。この図5(a)は、図3(a)に示すように、指先6がタッチパネル3にも触っていないときの表示画面1の表示状態を示すものであり、この候補者選択画面P1では、全ての候補者のリストが表示されている。各候補者は、その氏名と所属政党名との対で表わされている。ここでは、このリストは表示画面1の、その端部も含めて、全体にわたって表示されており、従って、候補者数が多いほど一覧リストでの1候補者当たりの表示エリアが狭くなり、表示文字も小さくなる。
【0041】
なお、ここでは、便宜上、全ての候補者の氏名,所属政党名を同じ「候補○○」,「××党」で表わしているが、夫々異なることはいうまでもない。
【0042】
投票者は、この候補者選択画面P1から投票しようとする候補者を探し、この候補者の表示部分を、図5(b)に示すように、指先6でタッチし、この候補者を選択する。ここで、図5(b)に示すタッチが、図3(b)に示すように、指先6でタッチパネル3にタッチしたものであるときには(これを、以下、選択タッチ操作という)、候補者選択画面P2にこの選択タッチ操作した候補者(これを、以下、選択候補者という)の操作ボタン8が表示される。この操作ボタン8は、この選択候補者と上下・左右に隣り合う候補者(以下、隣接候補者という)の氏名,所属政党名の表示と全く重ならない範囲いっぱいのサイズで、かつ隆起して見えるように表示される。そして、この操作ボタン8内にこの選択候補者の氏名,所属政党名が拡大表示される。
【0043】
これにより、選択候補者の氏名,所属政党名が見易くなり、投票者は選択候補者が投票しようとする候補者(以下、投票対象候補という)に間違いがないか否かを容易に確認することができる。また、このように、選択候補者の操作ボタン8が表示されても、この操作ボタン8は隣接候補者を含む他の候補者の表示に全く影響することがないので、これら他の候補者の配列をずらしたり、変更させたりする必要がなく、そのままの状態で表示させることができ、表示画面1の全体にわたって候補者の一覧を表示させることができる。
【0044】
投票者が図5(b)に示す候補者選択画面P2で間違いなく投票対象候補者を選択したことを確認し、この操作ボタン8を指先6で押圧するようにして図3(c)に示すタッチパネル2をタッチ操作すると(これを、以下、決定操作、もしくは投票操作という)、図12(c)で示すようなこの選択候補者に対する選択候補者確認画面が表示され、投票操作を行なうことができる。
【0045】
ここで、図6により、かかる第1の具体例の選択候補者の表示エリアと操作ボタン8との関係について、さらに詳細に説明する。
【0046】
なお、破線で囲んだエリア9は図3(b)で示すタッチパネル3へのタッチで作用するエリアであって、これを、以下、仮想ボタンエリアといい、候補者の表示エリア毎に予め設定されている。また、実線で囲んだエリア8が図5(b)での操作ボタンであり、仮想ボタンエリア9への図3(a)に示すタッチ状態で設定されるものである。
【0047】
図6(a)は候補者の仮想ボタンエリア9が候補者の表示エリアと一致する場合を示し、各候補者の表示エリア間はスペースが設けられていることから、各仮想ボタンエリア9が互いに分離して設定されている。ここでは、隣接する3つの仮想ボタンエリアを9a,9b,9cで表わし、そのうちの仮想ボタンエリア9aを投票対象候補者の仮想ボタンエリアとする。図6(b)は隣接候補者間で仮想ボタンエリア9が互いに接している場合を示すものであり、この場合には、仮想ボタンエリア9は候補者の表示エリアよりも広く設定されている。ここでも、隣接する3つの仮想ボタンエリアを9a,9b,9cで表わし、そのうちの仮想ボタンエリア9aを投票対象候補者の仮想ボタンエリアとする。
【0048】
まず、図6(a)において、投票対象候補者の仮想ボタンエリア9aで図3(b)で示すような選択タッチ操作を行なうと、この選択候補者に対し、隣接する候補者の仮想ボタンエリア9bなどと全く重ならない範囲いっぱいに操作ボタン8が設定されることになる。ここで、仮想ボタンエリア9aの横幅,縦幅を夫々d,hとし、左右に隣接する候補者の仮想ボタンエリア9bなどとの間隔をD、上下に隣接する候補者の仮想ボタンエリア9cなどとの間隔をHとすると、操作ボタン8は横幅が(d+2D)、縦幅が(h+2H)となる。候補者の氏名,所属政党名は、この操作ボタン8の縦幅いっぱい、もしくは横幅いっぱいに拡大されて表示されることになる。このことは、換言すると、表示エリアが操作ボタン8のエリアに拡大したことにもなる。
【0049】
ここで、指先6(図3)が操作ボタン8内にあるときには、その操作ボタン8がそのまま設定されていて有効であるが、この指先6を移動させてこの操作ボタン8の範囲からはずれ、これに隣接する候補者の仮想ボタンエリア9bまたは9cに移ると、これまでの操作ボタン8がなくなり、新たに指先6がタッチした仮想ボタンエリア9bまたは9cの候補者が選択候補者となり、これに対して操作ボタン8が新たに設定されることになる。
【0050】
図6(b)の場合には、隣接する候補者間で仮想ボタンエリア9が接するように設定されるものであるから、夫々の候補者の仮想ボタンエリア9の面積は、図6(a)の場合よりも広い。このため、タッチ位置が候補者の表示エリアからは外れた場所であっても、その近傍であれば、その候補者の操作ボタン8が設定されるので、候補者の選択操作が容易である。
【0051】
この場合には、仮想ボタンエリア9aで指先がタッチパネル3にタッチすると、上記と同様にして、この仮想ボタンエリア9aに対して操作ボタン8が設定されるが、この操作ボタン8は、隣接する候補者の仮想ボタンエリア9b,9cなどでの候補者の表示エリアと重ならない範囲いっぱいに形成される。従って、この操作ボタン8は隣接候補者の仮想ボタンエリア9b,9cなどと一部重なることになるが、この重なり部分は操作ボタン8の機能が優先することになる。
【0052】
そこで、指先6(図3)が操作ボタン8内にあるときには、たとえ隣接候補者の仮想ボタンエリア9b,9cなどの範囲内にあっても、その操作ボタン8がそのまま設定されていて有効であるが、この指先6が移動してこの操作ボタン8の範囲からはずれ、これに隣接候補者の仮想ボタンエリア9bまたは9c内での表示エリア内に移ると、これまでの選択候補者9aの操作ボタン8がなくなり、新たに指先6によってタッチされた隣接候補者が選択候補者となり、仮想ボタンエリア9bまたは9cのその選択候補者に対して、新たな操作ボタン8が設定表示されることになる。
【0053】
このように、この第1の具体例は、候補者の表示エリア間のスペースを隣接候補者の表示エリア間で共有し、タッチパネル3で選択タッチ操作されると、これによる選択候補者に対し、その周りのスペースを含む拡大された操作ボタン8が設定されることになり、他の候補者の表示エリアの配列を変更することなく、等価的に選択候補者の表示エリアを拡大できて選択候補者の表示を見易くするものである。このため、表示する候補者が非常に多く、これが全員同時に表示されていても、選択した表示エリア、即ち、選択候補者に間違いがないかどうかを事前に確認することができる。また、操作ボタン8は隆起して見えるように表示されるので、操作がし易いものとなる。
【0054】
なお、ここでは、タッチパネル3の選択タッチ操作がなされると、選択候補者の表示エリアの仮想ボタンエリア9から直ちにこれを拡大した操作ボタン8が設定されるものとしたが、先に説明したように、タッチパネル3がn個重ねられた構成をなすときには、かかるタッチパネル3を順にタッチしていくにつれて設定される操作ボタン8のサイズが変化していくように表示され、従って、指先6(図3)をタツチパネル2(図3)に近づけるにつれて操作ボタン8が大きくなっていくようにすることもできる。この場合、最下位の(タッチパネル2に最も近い)n番目のタッチパネル3をタッチしたときには、操作ボタン8は最大のサイズとなるが、そのときのサイズは、図6(a),(b)に示すように、隣接候補者の表示エリア間のスペースいっぱいのものである。
【0055】
図7は図3及び図4で示した手順による表示画面1で表示される候補者選択画面の第2の具体例を示す図である。
【0056】
この第2の具体例においても、図12で示した従来の電子投票端末と同様、投票者がカードを挿入するまでは、表示画面1に案内画面が表示されており、カードを挿入すると、図7(a)に示すような候補者選択画面P3が表示される。候補者選択画面P3は、図5(a)で示した第1の具体例の候補者選択画面P1と同様である。
【0057】
投票者は、この候補者選択画面P3から投票しようとする候補者を探し、この候補者の表示部分を、図7(b)に示すように、指先6で選択タッチ操作する。ここで、図7(b)において、指先6が、図3(b)に示すように、タッチパネル3にタッチした状態となると、図5に示した第1の実施形態と同様、候補者選択画面P4にこの選択候補者の操作ボタン8が拡大して、かつ隆起して見えるように表示される。
【0058】
ところで、この操作ボタン8は、図5に示した第1の具体例での操作ボタン8に比べて充分大きく、複数の候補者の表示エリアを含む大きな面積のエリアにわたって拡大表示される。このために、他の候補者の表示エリアの配列が変更されることになるが、このような変更に際しても、端部に配置される候補者の表示エリアが表示画面1からはみ出すことがないようにする。
【0059】
その配列の変更方法の一例として、図7(b)に示すように、この操作ボタン8と水平方向に同列の候補者の表示エリアについては、操作ボタン8に近い表示エリアほど大きくしてその間隔を広くし、遠い表示エリアほど小さくしてその間隔を狭くしていくものである。また、この操作ボタン8の上下の候補者の水平方向の配列についても、これと同様であるが、さらに、候補者の表示エリアの縦幅を縮めるとともに、同じサイズであるが、全体として小さくする。
【0060】
このようにして、この第2の具体例においても、上記の第1の具体例と同様の効果が得られるが、さらに、操作ボタン8が非常に大きく拡大表示されるので、選択候補者の氏名や所属政党名ばかりでなく、この選択候補者の顔写真やスローガンなども表示させることができ、これにより、投票に際してこの選択候補者に関する情報をより多く得ることができ、選択候補者に間違いがないか否かの確認を事前により確実に行なうことが可能となる。
【0061】
また、この第2の具体例においても、図5に示した第1の具体例と同様、タッチパネル3を複数重ね合わせて設置することにより、指先6をタッチパネル2(図3)に近づけるにつれて(選択タッチ操作を奥に進めるにつれて)、操作ボタン8が順次大きくなるように表示させることができる。
【0062】
図8は図7における操作ボタン8と仮想ボタンエリア9との関係の一例を示す図である。なお、同図において、10は候補者の表示エリア(夫々を破線枠で示す)であり、操作ボタン8は実線枠で、仮想ボタンエリア9は一点鎖線枠で夫々示している。
【0063】
図8(a)は、図7(a)に示すように、候補者の表示領域10が同じサイズで、かつ等間隔で表示された(これを、図7(b)に示す候補者の配列状態に対し、初期配列状態という)候補者選択画面P3において、投票者が指先6で特定の候補者の表示エリアで、図3(b)に示すように、タッチパネル3での選択タッチ操作が行なわれた状態を示すものである。選択タッチ操作の状態では、これによる選択候補者の表示エリア10に対し、仮想ボタンエリア9と操作ボタン8とが設定されるが、仮想ボタンエリア9は、候補者の初期配列状態に対し、隣接候補者の表示エリアと一部でも重なり合うことがない最大のサイズで設定され、また、操作ボタン8は、図7(b)で説明したように、この仮想ボタンエリア9よりも充分大きく設定される。このときには、勿論、選択候補者以外の候補者に対しては、実際には、初期配列状態ではなく、図7(b)に示す配列状態となっている。
【0064】
次に、図8(a)に示す状態で、図8(b)に示すように、指先6を矢印Aで示す左方向に移動させると、操作ボタン8はこれとは逆方向の矢印A’で示す右方向に移動し、指先6が仮想ボタンエリア9の左端に達すると、これと同時に、操作ボタン8は、その左端がこの仮想ボタンエリア9の左端に達することになる。また、これとともに、選択候補者を通る垂直線(図示せず)よりも左側に図7(b)に示すように配置されている各候補者の表示エリアは、この操作ボタン8の移動につれて矢印A’方向に移動してそれら間の間隔が広くなり(但し、選択候補者から離れた候補者ほどその移動速度は遅く、左端の候補者の表示エリアは動かない)、この垂直線よりも右側に図7(b)に示すように配置された各候補者の表示エリアも、同様に矢印A’方向に移動してそれらの間隔が狭くなる(この場合も、選択候補者から離れた候補者ほどその移動速度は遅く、右端の候補者の表示エリアは動かない)。
【0065】
そして、図8(b)において、指先6が矢印A方向に移動して選択候補者の表示エリア10に対する仮想ボタンエリア9の左端に達し、この仮想ボタンエリア9の左端に操作ボタン8の左端が一致したときには(この状態は、仮想ボタンエリア9が操作ボタン8の左端に内接したものとなる)、この選択候補者の左隣りの隣接候補者の表示エリア10aが、その右端が仮想ボタンエリア9の左端に一致した位置に来ている。即ち、表示エリア10aがこの仮想ボタンエリア9に外接することになる。図8(b)はこの状態を示している。
【0066】
次に、図8(b)に示す状態で指先6を矢印A側にさらに移動させると、この指先6が右隣りの隣接候補者の表示エリア内に入ることになるが、このような状態になると、これまでの選択候補者は選択されない状態となり、その右隣りの隣接候補者が選択候補者となって、図8(c)に示すように、この新たな選択候補者に対し、新たに仮想ボタンエリア9a,操作ボタン8aが設定されることになる。
【0067】
なお、以上は指先6を左方向に移動させた場合であるが、右方向に移動させる場合も、また、上下方向に移動させる場合も同様である。例えば、図8(c)において、指先6を右方に移動させた場合には、この指先がこのときの選択候補者に対する仮想ボタンエリア9aの右端を越えて右隣りの隣接候補者の表示エリア10に入ると、図8(b)に示す状態に戻り、この右隣りの隣接候補者が新たな選択候補者となって、図示する状態で操作ボタン8が新たに設定表示されることになる。
【0068】
また、この例では、隣り合う候補者の表示エリア間のスペースをこの隣り合う候補者同士で共有するものであるから、図3(b)に示すタッチ操作によって候補者を選択する場合には、その表示エリア10のみが有効となり、表示エリア間をタッチ操作しても、候補者は選択されない。
【0069】
以上のように、この例では、操作ボタン8が機能する範囲は、選択候補者の表示エリアを含み、隣接候補者の表示エリアと重ならない最大のエリアで設定される仮想ボタンエリア内に限られるものとなるが、この操作ボタン8は、それが機能する範囲よりも広いエリアをもって表示されるものであるから、この操作ボタン8のエリア内で選択候補者の氏名や所属政党名をより大きく拡大して表示することができて、選択した表示エリアの内容をより容易に、かつより正確に確認することを可能とするし、また、氏名や所属政党名以外の選択候補者に関する情報も同時に表示することも可能となり、選択候補者に関するより多くの情報を提供することができるようになる。
【0070】
図9は図7における操作ボタン8と仮想ボタンエリア9との関係の他の例を示す図であって、図8に対応する部分には同一符号を付けている。
【0071】
図9(a)は、先の例での図8(a)に対応するものであるが、この例では、選択候補者の仮想ボタンエリア9の範囲が、この選択候補者の表示エリア10と隣接候補の表示エリアとの間の間隔の中間までとするものである。つまり、各候補者の仮想ボタンエリアは、隣接候補者の表示エリアまでのスペースを共有するのではなく、半分ずつ分担しているものである。
【0072】
ここで、指先6を左方に、即ち、図9(b)に示すように、矢印A方向に移動させると、図8に示した例と同様に、この選択候補者の操作ボタン8や他の候補者の表示エリアが指先6とは逆の矢印A’方向に移動するが、この指先6が仮想ボタンエリア9の左端に達すると、操作ボタン8の左端がこの仮想ボタンエリア9の左端と一致した状態となる。即ち、この仮想ボタンエリア9が操作ボタン8の左端に内接していることになる。図9(b)はこの状態を示している。また、このとき、図示しないが、左隣りの隣接候補者の表示エリア10aに対する仮想ボタンエリアが操作ボタン8の左端に外接していることになる。
【0073】
図9(b)に示す状態で指先6がさらに左方に移動してこの仮想ボタンエリア9からはずれると、左側の隣接候補者側に指先6が寄ることになり、このような状態になると、これまでの選択候補者は選択されない状態となり、その右隣りの隣接候補者が新たな選択候補者となって、図9(c)に示すように、この新たな選択候補者に対し、仮想ボタンエリア9a,操作ボタン8aが新たに設定されることになる。この場合、この操作ボタン8は、その右端が新たな選択候補者に対する仮想ボタンエリア9aの右端にあるように、設定表示され、図示しないが、さらに指先6を左方に移動させると、この操作ボタン8aはこれとは逆の右方に移動し、指先6が表示エリア10a内に至ると、この表示エリア10aに対して操作ボタン8aが、図9(a)での操作ボタン8と同様な位置関係で、設定表示されることになる。
【0074】
なお、この例においても、右方向に移動させる場合も、また、上下方向に移動させる場合も、指先6を左方向に移動させた上記の場合と同様である。
【0075】
また、この例では、隣り合う候補者の表示エリア間のスペースをこの隣り合う候補者で分担するものであり、この分担した範囲で仮想ボタンエリア9が設定されるものであるから、図3(b)に示すタッチ操作によって候補者を選択する場合には、この仮想ボタンエリア9内で有効となり、かかるスペース内で図3(b)に示すタッチ操作を行なった場合には、このタッチ操作位置に最も近い候補者が選択候補者となる。
【0076】
以上のように、この例においても、先の図8に示す例と同様の効果が得られるし、さらには、候補者の選択のためのタッチ操作範囲が広くなり、選択操作がよりし易くなる。
【0077】
図10は電子投票での候補者選択画面の変化の第3の具体例を示す図であって、11は枠であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けている。
【0078】
この第3の具体例の候補者選択画面は、図10(a)に示すように、縦横に枠11を配列して設定表示し、夫々の枠11を個々の候補者に割り当てるものである。夫々の枠11内に割り当てられた候補者の表示エリアが設定され、候補者の氏名,所属政党名が表示される。
【0079】
この第3の具体例における表示エリア10や仮想ボタンエリア9,操作ボタン8は、図5及び図6で説明した第1の具体例、あるいは図7〜図9で説明した第2の具体例と同様である。即ち、この第3の具体例は第1の具体例で各候補者を枠11で囲んだもの、第2の具体例で各候補者を枠で囲んだものである。この第3の具体例が、例えば、図7及び図9で説明した第2の具体例で各候補者を枠11で区分して表示したものである場合には、図9に示す仮想ボタンエリア9は枠11と一致することになる。
【0080】
図10(b)は第3の具体例が図7〜図9で示す第2の具体例で各候補者に枠11を設けて表示した場合の指先6で候補者の選択がなされた候補者選択画面P6を示すものであって、図7〜図9で説明したように、選択候補者付近の表示エリアの間隔が広げられ、これとともに、枠11が広げられてこの枠11いっぱいに操作ボタン8が拡大して表示されることになる。換言すると、図8,図9で示す操作ボタン8の縦,横幅で枠11が表示されることになる。勿論、図10(b)に示す状態の候補者選択画面P6において、指先6を移動させると、操作ボタン8とともに枠11も指先6とは逆の方向に移動し、これにより、隣りの隣接候補者の選択が可能となる。
【0081】
また、この第3の具体例が図5に示す候補者選択画面で候補者毎に枠11を設けたものである場合には、図5(b)に示すように、所定の候補者を選択した場合、この選択候補者の枠11が隣接候補の表示エリアに一部でも重ならないようなサイズに拡大し、この拡大した枠11と一致する操作ボタン8が設定表示されることになる。
【0082】
このように、第3の具体例では、先の具体例と同様の効果が得られるが、さらに、各候補者が枠付けされているので、夫々のタッチ操作するエリアの区別がさらに明確となる。
【0083】
図11は本発明によるタッチパネルを備えた表示装置を投票端末に適用した場合の投票システムの一具体例を示す構成図であって、12は投票端末、13は集計端末、14はネットワークである。
【0084】
同図において、投票端末12は上記のタッチパネルを備えた表示装置からなるものであって、各投票場(図示せず)に1〜複数台ずつ設置されており、インターネットや専用回線,公衆回線などのネットワーク14を介して集計場などに設置されている集計端末に接続されており、各投票端末12での投票結果を逐次集計する。
【0085】
このように、この投票システムの具体例では、投票から集計までを電子的に行なうものであるから、投票から集計までの作業が一連の流れとして円滑に行なわれることになり、人手による作業を大幅に縮小することができて不慮な事故が発生する可能性を大幅に低減できる。また、投票端末として上記の本発明によるタッチパネルを備えた表示装置を適用するものであるから、投票者にとっては、記入などの作業をなくて投票のための作業が簡単かつ容易になるとともに、投票に間違いが生ずる可能性が大幅に低減できるようになる。
【0086】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態にのみに限定されるものではない。
【0087】
即ち、上記では、本発明の実施形態を電子投票端末を例に説明したが、これに限らず、例えば、券売機や商品の販売機などの他の種類の端末にも適用できるものである。券売機の場合には、選択対象が駅名となり、広い地域内での多くの駅名が、図5(a)に示すように、配列されて表示されることになる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、選択画面に表示される選択対象を選択すると、これに対する操作ボタンがこの選択対象の表示エリアよりも大きく表示され、この操作ボタンのエリア内にこの選択対象に関する情報が拡大表示されるから、多数の選択対象が同時にこの選択画面に表示されても、その選択した選択対象が所望のものであるかどうかを容易にかつ確実に確認することができ、間違った選択を防止できるし、また、直ちに修正することができる。
【0089】
また、このように操作ボタンを拡大表示しても、選択対象の配列を変更しないようにすることができるし、また、この配列を変更しても、選択対象間のスペースを利用することにより、選択画面の端部の選択対象の位置を変更、またはほとんど変更しなくても済むことになり、常に全ての選択対象を表示させておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタッチパネルを備えた表示装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すタッチパネルを備えた表示装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】タッチパネルを備えた表示装置でのユーザの操作状態とこれに応じたディスプレイ画面での表示状態を摸式的に示す図である。
【図4】図3に示した操作状態に基づく本発明によるタッチパネルを備えた表示装置の表示方法の一実施形態の制御手順を示すフローチャートである。
【図5】図3及び図4で示した手順による電子投票での候補者選択画面の第1の具体例を示す図である。
【図6】図5に示す第1の具体例の選択候補者の表示エリアと操作ボタンとの関係を示す図である。
【図7】図3及び図4で示した手順による電子投票での候補者選択画面の第2の具体例を示す図である。
【図8】図7に示す第2の具体例の選択候補者の表示エリアと操作ボタンとの関係の一例を示す図である。
【図9】図7に示す第2の具体例の選択候補者の表示エリアと操作ボタンとの関係の他の例を示す図である。
【図10】図3及び図4で示した手順による電子投票での候補者選択画面の第3の具体例を示す図である。
【図11】本発明によるタッチパネルを備えた表示装置を投票端末に適用した場合の投票システムの一具体例を示す構成図である。
【図12】従来の電子投票端末で表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示画面
2,3 タッチパネル
4 制御部
4a 制御装置
4b,4c タッチパネルコントローラ
6 指先
7 表示画面での操作対象部分
8,8a 操作ボタン
9,9a〜9c 仮想ボタンエリア
10,10a 候補者の表示エリア
11 枠
12 電子投票端末
13 集計端末
14 ネットワーク
P1〜P6 候補者選択画面
Claims (7)
- 表示画面にタッチパネルが配置され、該表示画面に選択対象が、該選択対象に関する情報を表わす表示エリアでもって複数配列した選択画面が表示され、指示体でもって該選択画面での所望とする該選択対象の表示エリアに対して該タッチパネルのタッチ操作を行なうことにより、該所望とする選択対象に対して選択処理がなされるタッチパネルを備えた表示装置において、
該タッチパネルのタッチ操作による所望とする該選択対象の選択に伴って、選択された該選択対象の該表示エリアよりも広いサイズで操作ボタンを設定表示し、該操作ボタンのエリア内に該選択対象に関する情報を拡大表示することを特徴とするタッチパネルを備えた表示装置。 - 請求項1において、
前記操作ボタンは、選択された前記選択対象に隣接する他の選択対象の表示エリアに重ならない範囲内で最大のサイズで設定表示されることを特徴とするタッチパネルを備えた表示装置。 - 請求項1または2において、
前記選択対象毎に、前記表示エリアに一致するサイズで仮想ボタンエリアが設定されており、該仮想ボタンエリア内で前記タッチパネルのタッチ操作を行なうことにより、前記選択対象が選択されて前記操作ボタンを設定表示することを特徴とするタッチパネルを備えた表示装置。 - 請求項1において、
前記操作ボタンは、選択された前記選択対象の近くの他の選択対象の表示エリアに重ならない範囲を越えたサイズで拡大表示され、
選択された前記選択対象以外の前記選択対象の前記表示エリアの表示位置を、設定表示された前記操作ボタンと重なり合わないように、変更することを特徴とするタッチパネルを備えた表示装置。 - 請求項4において、
前記選択対象毎に、前記表示エリアを含み、かつ少なくとも隣接の前記選択対象の表示エリアと重なり合うことがない範囲のサイズで仮想ボタンエリアが設定され、
前記タッチパネルをタツチ操作した状態で前記指示手段を移動させることにより、前記操作ボタンと選択された前記選択対象以外の前記選択対象が前記指示手段とは逆の方向に移動し、前記指示手段が該仮想ボタンエリアの端部にあるとき、前記操作ボタンの端部が該仮想ボタンエリアの端部に一致する状態となることを特徴とするタッチパネルを備えた表示装置。 - 請求項5において、
前記仮想ボタンエリアは、選択された前記選択対象に隣接する他の選択対象の表示エリアに一部でも重ならない範囲内で最大のサイズで設定され、
前記指示手段が選択された前記選択対象の前記仮想ボタンエリアの端部にあるとき、選択された前記選択対象に隣接する他の選択対象の1つの表示エリアが選択された前記選択対象の前記仮想ボタンエリアの端部に外接することを特徴とするタッチパネルを備えた表示装置。 - 請求項5において、
前記仮想ボタンエリアは、前記選択対象毎に同一サイズ,同一矩形状で設定されており、
前記指示手段が選択された前記選択対象の仮想ボタンエリアの端部にあるとき、選択された前記選択対象に隣接する他の選択対象の1つの前記仮想ボタンエリアが選択された前記選択対象の前記仮想ボタンエリアの端部に外接することを特徴とするタッチパネルを備えた表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002239486A JP2004078678A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | タッチパネルを備えた表示装置 |
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