JP2004078643A - 顧客訪問検索システム - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客訪問の際の報告書作成を容易にし、顧客訪問を効率よく行う為に、携帯端末を用いた顧客訪問検索システムを提供する。
【解決手段】ユーザの位置情報を携帯端末が有する位置情報受信機能により確認し、ユーザの現在位置と同じ又は付近の位置情報を有する顧客をデータベースから検索し、更に該顧客に関連する案件をデータベースから検索し、これらの検索された顧客情報と案件情報を報告書に自動入力して送信する顧客訪問検索システムである。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザの位置情報を携帯端末が有する位置情報受信機能により確認し、ユーザの現在位置と同じ又は付近の位置情報を有する顧客をデータベースから検索し、更に該顧客に関連する案件をデータベースから検索し、これらの検索された顧客情報と案件情報を報告書に自動入力して送信する顧客訪問検索システムである。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末を用いて、顧客訪問先に於いて報告書を作成、送信し、顧客訪問を効率よく行う顧客訪問検索システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業の営業担当者が外回りで顧客を訪問する場合や出張に行く場合、営業担当者は訪問、出張終了後に訪問、出張結果を日誌や報告書にまとめ、後日上司等にチェックしてもらうという業務を行う。
【0003】
従来はこの報告書作成を手書き又はワープロで行うか、又は定型の報告書のフォーマットに記入し、上司に報告する際には、これら作成した報告書を印刷して直接上司に提出していた。
【0004】
しかし、顧客訪問後の報告書作成作業及び上司への報告は手間を要するものであり、報告書の作成に多くの時間を費やすことが出来ず、報告書の記載内容が不十分であったり、簡潔に記載されていない場合には、上司と部下との間のやりとりに時間が掛かり、業務効率を低下させていた。
【0005】
上記問題点を解決する為に、特開2002−24497号公報に開示されているように、必要最低限の入力項目を定型化した報告書を作成し、作成された報告書を自動的に電子メールで送信するシステムがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開2002−24497号公報に開示されているシステムに於いては、入力項目は定型化されても、訪問先名や、案件名、訪問日時といった内容そのものは結局、担当者が手作業で入力する必要がある為、報告書を作成する時間がない者にとっては真に報告書作成を便利なものにしているとは言い難かった。又、架空の訪問先名や訪問日時を入力して報告書の偽造が容易に出来てしまうという問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者は上記問題点に鑑み、位置情報受信機能とネットワーク通信機能を有する携帯端末のメリットを有効に利用して、顧客訪問先で携帯端末の現在位置情報をユーザの企業等が管理しているサーバコンピュータに送信し、サーバコンピュータはユーザの現在位置と同じ場所にいる顧客をデータベースから検索し、更に該顧客に関連する案件を検索し、これら情報を該携帯端末に送信し、該携帯端末はこれら検索された顧客名と案件名を選択して報告書に自動入力することにより、報告書の手作業による入力を省略し容易に報告書の作成を行い、業務の効率化を図る顧客訪問検索システムを発明した。
【0008】
本発明により、営業担当者が、当初の訪問目的地である顧客先に近い場所にいる別の顧客を訪問することも可能となり、時間の有効活用にも寄与する。
【0009】
又営業担当者の顧客訪問に限らず、トラックの運転手等が、各所に設置された自動販売機の商品補充作業、運送会社の集配所に於ける荷物の荷受け作業や配送作業を、商品や荷物の在庫状態を確認し且つ最適な経路を通って効率よく行うことも出来る。
【0010】
請求項1の発明は、
ユーザの携帯端末とネットワーク通信を行うことが出来、データベースを管理するサーバコンピュータに具備される顧客訪問検索システムであって、顧客情報を格納している顧客データベースと、前記顧客情報毎にその顧客の所在地を示す緯度、経度又は地名を少なくとも含む位置情報を格納している地図データベースと、前記顧客情報毎に関連する案件情報を格納している案件データベースと、前記携帯端末から受信した前記ユーザの現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を前記地図データベースから検索し、前記位置情報を有する顧客情報を前記顧客データベースから検索する顧客検索手段と、前記顧客検索手段に於いて検索された顧客情報に関連する案件情報を案件データベースから検索する案件検索手段とを有する顧客訪問検索システムである。
【0011】
請求項1の発明により、ユーザが顧客訪問先でユーザの位置情報から顧客情報と該顧客情報に関連する案件情報を検索することが出来る。
【0012】
請求項2の発明は、
前記携帯端末から送信された報告書を格納している報告履歴データベースを有する顧客訪問検索システムである。
【0013】
請求項2の発明により、携帯端末から送信された報告書をサーバコンピュータが管理しデータベース化することが出来る。
【0014】
請求項3の発明は、
前記報告履歴データベースに格納されている報告書に記載されている顧客情報を前記顧客データベースに格納し、前記報告書に記載されている案件情報を前記案件データベースに格納し、前記顧客データベース及び前記案件データベースを更新するデータベース更新手段を有する顧客訪問検索システムである。
【0015】
請求項3の発明により、報告履歴データベースに格納されている報告書内容から顧客データベース、案件データベースの情報を更新することが出来る。
【0016】
請求項4の発明は、
前記携帯端末から送信される報告書に日時情報を付加する計時手段を有する顧客訪問検索システムである。
【0017】
請求項4の発明により、携帯端末から送信される報告書にサーバコンピュータで計時した日時を付加することにより、その日時にユーザが顧客を訪問したという証明になり、更に訪問に要した時間の計算も行うことが出来る。
【0018】
請求項5の発明は、
ネットワーク通信を行うことが出来る携帯端末に具備される顧客訪問検索システムであって、衛星から発信されるユーザの現在位置情報を受信する位置情報受信手段と、前記位置情報受信手段に於いて得られた現在位置情報をサーバコンピュータに送信し、前記サーバコンピュータに於いて検索された前記現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を有する顧客情報と、前記顧客情報に関連する案件情報を受信し、前記携帯端末の表示画面に表示される報告書に自動入力して報告書を作成する報告作成手段と、前記報告作成手段に於いて作成された報告書を他の携帯端末及び/又は前記サーバコンピュータに送信するデータ送受信手段とを有する顧客訪問検索システムである。
【0019】
請求項5の発明により、携帯端末上で顧客情報と案件情報が自動的に入力された報告書を容易に作成し、サーバコンピュータやその他の携帯端末に送信することが出来る。
【0020】
請求項6の発明は、
前記顧客検索手段に於いて検索された顧客を前記ユーザの現在位置を起点にして訪問する為の経路を検索する経路検索手段を有する顧客訪問検索システムである。
【0021】
請求項6の発明により、ユーザがいる現在地点から付近の顧客を検索し、その顧客を訪問する為の経路を検索することが出来るので、複数の顧客を効率よく訪問することが出来る。
【0022】
請求項7の発明は、
前記経路検索手段に於いて検索された経路上の地図を前記携帯端末に表示する、又は経路上利用する乗り物の運賃を検索する顧客訪問検索システムである。
【0023】
請求項7の発明により、経路検索の結果、経路上の地図を表示したり、乗り物の運賃を検索することが出来る。
【0024】
請求項8の発明は、
前記顧客検索手段に於いて検索する顧客情報及び/又は前記案件検索手段に於いて検索する案件情報及び/又は前記経路検索手段に於いて検索する経路の検索条件を設定する検索条件設定手段を有する顧客訪問検索システムである。
【0025】
請求項8の発明により、顧客検索条件や案件検索条件や経路検索条件を自由に設定することが出来、ユーザの状況に応じて検索条件を変更することが出来る。
【0026】
請求項9の発明は、
前記顧客検索手段、前記案件検索手段、前記経路検索手段に於ける検索結果、前記検索条件設定手段に於ける検索条件、前記報告作成手段に於いて作成された報告書のいずれか1種類以上を蓄積するメモリを有する顧客訪問検索システムである。
【0027】
請求項9の発明により、検索した結果や、作成途中の報告書又は訪問直前の時間を計時して付した報告書を保存することが出来、携帯端末とサーバコンピュータ間の通信費を節約することが出来る。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の実施態様の一例を図を用いて詳細に説明する。図1は本発明の顧客訪問検索システム1のシステム構成の一例である。
【0029】
顧客訪問検索システム1は、携帯端末2、サーバコンピュータ11より構成される。
【0030】
携帯端末2は、ユーザが出張や顧客訪問等の外出時に所有する端末で、データ送受信手段19に於いてネットワーク21を介してサーバコンピュータ11とデータの送受信が行え、又データの送受信内容を表示出来るものである。
【0031】
携帯端末2の例としては、携帯電話やノート型のパーソナルコンピュータやPDA等の携帯スケジュール端末等が挙げられる。
【0032】
携帯端末2は、データ送受信手段19の他に、位置情報受信手段3、報告作成手段6を有する。
【0033】
位置情報受信手段3は、ユーザの現在位置を確認する為に、位置情報送信部7から無線を介して現在位置情報を受信する手段である。
【0034】
ここで、位置情報送信部7は、ユーザの現在位置情報(緯度、経度等)を地球を回る衛星から送信する手段であり、GPS等が位置情報送信部7に相当する。
【0035】
報告作成手段6は、携帯端末2の表示画面に表示される報告書作成画面内で報告書を作成する手段である。
【0036】
サーバコンピュータ11は、ユーザの勤務する企業等が管理するコンピュータで、データベースサーバ12の保守管理を行い、データ送受信手段16に於いてネットワーク21を介して携帯端末2や他のコンピュータとデータの送受信を行うことが出来るコンピュータである。
【0037】
データベースサーバ12は、顧客データベース13、案件データベース14、報告履歴データベース15、地図データベース22を有する。
【0038】
顧客データベース13は、顧客情報を格納しているデータベースである。ここで顧客情報とは、ユーザの勤務する企業にとっての顧客の名称、所在地、電話番号、担当者名、電子メールアドレス、ユーザが訪問した日時等を含む情報や、ユーザの勤務する企業が管理する店舗の名称、所在地、電話番号、担当者名、電子メールアドレス、ユーザが来店した日時等を含む情報を指す。ここでユーザの勤務する企業が管理する店舗とは、例えば自動販売機や運送会社等に於ける倉庫をも含む。
【0039】
案件データベース14は、顧客データベース13に格納されている顧客情報に関連する案件情報を格納しているデータベースである。ここで案件情報とは、ユーザの勤務する企業にとっての顧客に関連する受発注情報や開発件名、ユーザが顧客を訪問した日時等を含む情報や、ユーザの勤務する企業が管理する店舗の受発注情報や商品在庫情報、ユーザが来店した日時等を含む情報を指す。
【0040】
報告履歴データベース15は、携帯端末2からサーバコンピュータ11に送信された報告書を格納しているデータベースである。報告書には顧客情報、案件情報が含まれる。
【0041】
地図データベース22は、顧客情報毎にその顧客の所在地を示す緯度、経度又は地名で表される位置情報を格納しているデータベースである。地図データベース22は顧客データベース13と対応付けられており、顧客データベース13に該位置情報が格納されていてもよい。尚、位置情報を緯度、経度で示す場合には、更に高度も含んでいると、顧客が建物の何階にいるかまでが分かる。
【0042】
サーバコンピュータ11はデータ送受信手段16の他に、顧客検索手段4,案件検索手段5を有する。
【0043】
顧客検索手段4は、携帯端末2の位置情報受信手段3に於いて得られたユーザの現在位置情報を受信し、ユーザの現在位置と同じ又は付近の位置情報を有する顧客情報を顧客データベース13及び地図データベース22から検索する手段である。
【0044】
案件検索手段5は、顧客検索手段4に於いて検索された顧客情報と関連する案件情報を案件データベース14から検索する手段である。
【0045】
【実施例1】
次に本発明のプロセスの流れの一例を図4のフローチャート図及び、図1のシステム構成図とを用いて詳細に説明する。又、図9、図10、図11、図13に本実施例に於ける携帯端末2の表示画面の一例を示す。尚、本実施例に於いては、携帯端末2のユーザが得意先を訪問した場合を例に説明を行う。
【0046】
携帯端末2はユーザの得意先に於いて、位置情報送信部7からユーザの位置する緯度、経度、地名等で示される現在位置情報を受信する(S410)。例えば図9に示したように携帯端末2のメニュー画面31から顧客検索画面を選択すると、図10に示したように顧客検索画面32に於いてユーザの現在位置情報に対応した地名を携帯端末2に表示する。
【0047】
サーバコンピュータ11は、携帯端末2から送信された現在位置情報を受信し、顧客検索手段4に於いて、該現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を地図データベース22から検索し、更に検索された位置情報を有する顧客情報を顧客データベース13から検索する(S420)。携帯端末2は図10に示したように、サーバコンピュータ11から顧客情報の検索結果を受信し、検索結果が正しければ、案件検索に進むか、報告書作成に進むか、経路を検索するか等を判断する。
【0048】
該当する顧客情報が検索された場合は更に案件検索手段5に於いて、該顧客情報に関連する案件情報を案件データベース14から検索する(S430)。携帯端末2は図11に示したように、サーバコンピュータ11から案件情報の検索結果を受信する。
【0049】
サーバコンピュータ11は検索された顧客情報及び案件情報を携帯端末2に送信する。携帯端末2は該顧客情報及び案件情報がユーザの訪問した得意先及び訪問用件と合致していれば、報告作成手段6に於いて、これらの顧客情報と案件情報を選択し、これらの顧客情報と案件情報が自動入力された報告書を作成し、データ送受信手段19に於いて、サーバコンピュータ11又は他の携帯端末又は他のコンピュータに送信する(S440)。携帯端末2のユーザは図13に示したように、先に検索された顧客情報と案件情報が自動的に入力された報告書に、その他の最低限必要な事項を入力して、「送信ボタン」をクリックすることによりサーバコンピュータ11等に該報告書を送信することが出来る。
【0050】
尚、以上のS410〜S440のフローを携帯端末に一表示画面で実現させると、コンピュータや携帯端末の操作に不慣れなユーザにも便利である。その表示画面の一例を図14に示す。この場合、図9のメニュー画面31や図10の顧客検索画面32を経由せずに、すぐに図14の報告書作成・送信画面35が携帯端末に表示され、ユーザが意識することなく、自動的に現在位置情報の送受信から、顧客情報及び案件情報の検索結果の送受信までを携帯端末とサーバコンピュータ11間で行うので、操作が簡単であるだけでなく、表示画面の遷移回数と携帯端末からのデータ送信回数が少ないので通信費が少なくて済むというメリットもある。
【0051】
サーバコンピュータ11は携帯端末2から送信された報告書を受信し、報告履歴データベース15に格納する(S450)。
【0052】
【実施例2】
本実施態様は、携帯端末2のユーザの現在位置を起点として、これから訪問する顧客を検索する場合であって、ユーザ毎に各種設定をカスタマイズ出来、実施例1を更に便利にした顧客訪問検索システム1である場合を説明する。この場合の顧客訪問検索システム1のサーバコンピュータ11のシステム構成の一例を図2に示す。又、携帯端末2のシステム構成の一例を図3に示す。尚、図2及び図3に示すシステム構成の一例の内、図1に示す部分と同一部分については簡略化の為、説明を省略する。
【0053】
図3に示す携帯端末2は図1に示すシステム構成の他に、経路検索手段23、検索条件設定手段20、メモリ18を有する。
【0054】
経路検索手段23は、サーバコンピュータ11の顧客検索手段4に於いて検索された顧客を訪問する為の最適な経路を検索する手段である。電車等の乗り物により移動する場合には、インターネット上の運賃検索システム等にリンクし、その乗り物の運賃を検索することも出来る。
【0055】
検索条件設定手段20は、サーバコンピュータ11の顧客検索手段4に於いて顧客データベース13から顧客情報を検索する為の検索条件を設定する手段である。例えば、複数の顧客名を50音順に検索する、携帯端末2のユーザの現在位置から半径1キロメートル以内の顧客を検索する、更にはその中から最近訪問した順番に5件までを検索する、等といった検索条件が挙げられる。同様に、案件検索手段5に於いて案件データベース14から案件情報を検索する為の検索条件を設定する手段でもある。例えば、先に検索された顧客情報に関連する案件情報の中から最近1年以内に訪問履歴がないという案件情報を検索する、といった検索条件を設定することが出来る。又、経路検索手段23に於ける経路の検索条件(例えば17時までに訪問したい、乗り換え回数が一番少ない方法で移動したい等)を設定することも可能である。メモリ18を有する携帯端末2であれば、検索条件設定手段20に於いて設定した検索条件を蓄積しておくことが出来る。
【0056】
メモリ18は、顧客検索手段4、案件検索手段5、経路検索手段9及び23に於ける検索結果、検索条件設定手段20に於ける検索条件、報告作成手段6に於ける報告書作成結果のいずれか1種類以上を携帯端末2内に蓄積するメモリである。携帯端末2の電源を切らないという前提に於いては揮発性メモリを用いてもよいし、電源を一度切った後に再投入して、データを読み出したい場合には不揮発性メモリを用いてもよい。又、サーバコンピュータ11がメモリ18を有する場合は、携帯端末2のユーザ毎に過去の検索履歴を蓄積しておいてもよい。
【0057】
図2のサーバコンピュータ11は図1に示すシステム構成の他に、計時手段10、経路検索手段9、検索条件設定手段8、データベース更新手段17を有する。
【0058】
計時手段10は、現在日時を計時する手段である。計時手段10は、携帯端末2側に有していると訪問時間の偽造が容易となる為、サーバコンピュータ11側にあったほうがよい。報告作成手段6に於いて報告書を作成する際に、計時手段10に於いて計時された日時を報告書に付して送信することが出来、サーバコンピュータ11により日時が証明されることになる。又、顧客を訪問する直前と訪問終了直後の日時を計時手段10に於いて記録し、訪問に要した時間を計算することも出来る。又、データ送受信手段16が報告書を受信した日時を計時してもよい。
【0059】
経路検索手段9は、携帯端末2が具備する経路検索手段23と同様、顧客検索手段4に於いて検索された顧客を訪問する為の最適な経路を検索する手段であるが、地図情報を格納している地図データベース22から経路の地図を検索し、携帯端末2に送信することが出来る。
【0060】
検索条件設定手段8は、携帯端末2が具備する検索条件設定手段20と同様、顧客検索手段4に於いて顧客データベース13から顧客情報を検索する為の検索条件を設定する手段である。
【0061】
データベース更新手段17は、データ送受信手段16に於いて受信した報告書の内容から、データベースサーバ12内のデータベースを更新する手段である。例えば、受信した報告書にある顧客を訪問した日時が含まれていれば、顧客データベース13内の顧客情報に含まれている顧客の訪問日時を更新することが出来る。同様に案件データベース14内の案件情報を更新することも出来る。
【0062】
次に本実施例のプロセスの流れの一例を図5、図6のフローチャート図及び、図2、図3のシステム構成図とを用いて詳細に説明する。又、図9、図10、図11、図12、図13に、本実施例に於いて顧客の検索から報告書の作成、送信までを行う為の携帯端末2の表示画面の一例を示す。
【0063】
サーバコンピュータ11は検索条件設定手段8に於いて、顧客情報を検索する為の第1の検索条件を設定する(S510)。ここでは例えば、携帯端末2のユーザの現在位置から半径1キロメートル以内に位置する顧客情報を検索するという検索条件を設定する。
【0064】
更に検索条件設定手段8に於いて、顧客情報を検索する為の第2の検索条件を設定する(S520)。ここでは例えば、第1の検索条件で検索した顧客情報の中から更に、最近訪問した顧客を順番に5件まで検索する、という検索条件を設定する。尚、S510、S520のステップは携帯端末2の検索条件設定手段20に於いて行ってもよく、その場合は設定した検索条件をサーバコンピュータ11に送信する。
【0065】
携帯端末2は位置情報送信部7からユーザの現在位置情報を受信する(S530)。
【0066】
サーバコンピュータ11は、携帯端末2から受信したユーザの現在位置情報を元に、顧客検索手段4及び案件検索手段5に於いて、先に設定した検索条件に合致する顧客情報及び案件情報を顧客データベース13及び案件データベース14及び地図データベース22から抽出する(S540、S550)。
【0067】
経路検索手段9又は経路検索手段23に於いて、先に抽出された顧客情報に含まれる該顧客の位置情報から、該顧客を順番に訪問する為の最適経路を検索する(S560)。ユーザは検索された最適経路を元にして、地図や運賃を参照し、複数の顧客を効率よく訪問することが出来る。又、メモリ18を有する携帯端末2であれば、検索された経路に関する情報を蓄積しておくことが出来る。携帯端末2は図12に示したように、ユーザの現在位置から検索された顧客を訪問するまでの経路を検索することが出来る。
【0068】
携帯端末2はユーザが訪問した顧客の建物の前で、位置情報送信部7からユーザの現在位置情報を受信する(S610)。
【0069】
サーバコンピュータ11はユーザの現在位置情報を受信し、顧客検索手段4に於いて該現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を有する顧客情報を顧客データベース13及び地図データベース22から検索する(S620)。メモリ18を有する携帯端末2であれば、先に検索した顧客情報と案件情報を携帯端末2内に蓄積しておき、その中から検索出来るようにすれば、その都度サーバコンピュータ11とデータの送受信を行うことがなく、通信費を節約することが出来る。
【0070】
例えば同じ建物内に複数の顧客が存在する場合、複数の顧客情報が検索されるので、携帯端末2はその中から該当する顧客情報を選択する(S630)。
【0071】
案件検索手段5に於いて、先に選択された顧客情報に関連する案件情報を案件データベース14から検索する(S640)。
【0072】
選択した顧客情報に関連する案件情報が複数ある場合、携帯端末2はその中から該当する案件情報を選択し、報告作成手段6に於いて、該当する顧客情報と案件情報が自動的に入力された報告書に計時手段10に於いて計時された現在日時を付してサーバコンピュータ11に送信する(S660)。顧客訪問前と訪問後の日時を計時手段10に於いて計時し、訪問に要した時間を計算してもよい。その場合は、顧客訪問前に携帯端末2上に図13に示すような報告書作成・送信画面35を表示させ、計時手段10に於いて顧客訪問前の日時を計時しておき、その報告書の内容を携帯端末2のメモリ18又は報告履歴データベース15に一時保存しておくことが出来る。又、携帯端末2の画面上には図11に示したような複数の案件検索結果が表示されるので、ユーザはその中から該当する案件を選択し、図13の報告書作成・送信画面35に進む。図13に於いては、日時入力欄の近傍にある「計時」ボタンのクリックにより現在日時を入力することが出来るし、訪問時間入力欄の近傍にある「計時」ボタンのクリックにより先に計時した日時と現在日時との時間差を計算して、訪問時間入力欄に入力することが出来る。
【0073】
サーバコンピュータ11が受信した報告書は、ユーザの上司の携帯端末2やコンピュータに、データ送受信手段16により自動的に転送されるようにしてもよい(S670)。
【0074】
該当する案件情報がなければ、携帯端末2から案件情報を新規に登録することが出来る。その際は、図13の報告書作成・送信画面35に於いて、選択された顧客情報が入力されている報告書の案件情報入力欄に新規の案件情報を入力し、サーバコンピュータ11に送信する(S650)。
【0075】
サーバコンピュータ11は受信した報告書の記載内容を元に、データベース更新手段17に於いて、訪問日時等の案件情報を案件データベース14に格納する。報告書に新規の案件情報情報が含まれる場合は、データベース更新手段17に於いて、案件データベース14に新規の案件情報を格納する(S680)。
【0076】
尚、顧客情報の検索、案件情報の検索、経路や運賃の検索等はそれぞれ、図10の顧客検索画面32、図11の案件検索画面33、図12の経路検索画面34に於いて行うことも出来るし、図13の報告書作成・送信画面35に於いてまとめて行うことも出来る。
【0077】
【実施例3】
本実施態様は、携帯端末2のユーザがトラック等を運転して、自動販売機の商品補充を行う為の顧客訪問検索システム1である場合を説明する。
【0078】
本実施例に於いて、図2の顧客データベース13に格納されている顧客情報とは、自動販売機の名称、所在地、該自動販売機を管轄している店舗等の電話番号、担当者名、該自動販売機に商品を補充した日時等の店舗情報を指し、案件データベース14に格納されている案件情報とは、顧客情報として格納されている自動販売機に商品を補充した日時、該自動販売機の商品の在庫情報(ジュースが何本、お茶が何本等)等を指す。
【0079】
次に本実施例のプロセスの流れの一例を図7、図8のフローチャート図及び、図2、図3のシステム構成図とを用いて詳細に説明する。
【0080】
サーバコンピュータ11は検索条件設定手段8に於いて、店舗情報、在庫情報を検索する為の第1の検索条件を設定する(S710)。ここでは例えば、携帯端末2のユーザの現在位置から半径1キロメートル以内に位置する自動販売機がある店舗を検索するという検索条件を設定する。
【0081】
更に検索条件設定手段8に於いて、店舗情報、在庫情報を検索する為の第2の検索条件を設定する(S720)。ここでは例えば、第1の検索条件で検索された店舗の中から更に、自動販売機の商品在庫が10点以下の店舗を10件まで検索する、という検索条件を設定する。尚、S710、S720のステップは携帯端末2の検索条件設定手段20に於いて行ってもよく、その場合は設定した検索条件をサーバコンピュータ11に送信する。
【0082】
携帯端末2は位置情報送信部7からユーザの現在位置情報を受信する(S730)。
【0083】
サーバコンピュータ11は携帯端末2から受信した現在位置情報を元に、顧客検索手段4に於いて、先に設定された第1の検索条件に合致する店舗情報を顧客データベース13及び地図データベース22から抽出する(S740)。
【0084】
第1の検索条件に合致した店舗情報の中から更に、第2の検索条件に合致する在庫情報を持つ店舗情報を案件データベース14から抽出する(S750)
【0085】
経路検索手段9又は経路検索手段23に於いて、先に抽出された店舗情報に含まれる店舗の位置情報から、該店舗を順番に訪問する為の最適経路を検索する(S760)。ユーザは検索された最適経路を元にして、複数の店舗を効率よく訪問することが出来る。更に商品在庫が少ない店舗だけを訪問することが可能となる。
【0086】
携帯端末2はユーザが訪問した店舗の管轄する自動販売機の前で、位置情報送信部7からユーザの現在位置情報を受信する(S810)。
【0087】
サーバコンピュータ11は顧客検索手段4に於いて、該現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を有する店舗情報を顧客データベース13及び地図データベース22から検索する(S820)。
【0088】
更に案件検索手段5に於いて、先に選択された店舗情報に関連する在庫情報を案件データベース14から検索する(S830)。
【0089】
携帯端末2は、サーバコンピュータ11から受信した店舗情報と在庫情報を選択して報告作成手段6に於いて報告書を作成するが、その際自動販売機に商品を補充したら、該自動販売機に商品を補充したという情報を報告書に記入してから、商品を補充した日時を計時手段10に於いて付して、サーバコンピュータ11に送信する(S840)。
【0090】
サーバコンピュータ11は携帯端末2から受信した報告書を元に、案件データベース14に格納されている該当する自動販売機の在庫情報を更新する(S850)。
【0091】
尚、携帯端末2を有するユーザがトラック等を運転して、複数の運送会社の集配所に於ける荷受け業務や配送業務を行う為の顧客訪問検索システム1である場合は、図2に於いて、顧客データベース13には、集配所の名称、所在地、電話番号、担当者名、集配所を訪問した日時等が格納されており、案件データベース14には、顧客データベース13に格納されている集配所を訪問した日時、該集配所にある荷物の在庫状況や配送状況等が格納されているものと見なせば、本実施例と同様のプロセスを経て、荷受け業務や配送業務が効率よく行えることは当然である。
【0092】
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
【0093】
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって実現されることは当然である。
【0094】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当然のことながら構成することになる。
【0095】
プログラムを供給する為の記憶媒体としては、例えば磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を使用することが出来る。
【0096】
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0097】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは当然である。
【0098】
【発明の効果】
本発明により、位置情報受信機能とネットワーク通信機能を有する携帯端末を有効に利用して、顧客訪問先に於いて携帯端末の現在位置情報から、付近にいる顧客を検索し、該顧客に関連する案件を検索し、これらの検索された顧客名と案件名を選択して、報告書を自動的に作成し送信することにより、報告書の手作業による入力と上司との直接のやりとりを省略し、業務の効率化を図ることが出来る。また、コンピュータの操作に不慣れなユーザも簡単に報告書を作成することが出来る。
【0099】
報告書には顧客先の訪問時間を付すことが出来る為、顧客を訪問したという証明にもなり報告書の偽造を防止することが出来る。又、報告書は直ちに上司宛にも送信されるので、上司は報告書を見て素早くユーザに指示を出せるという効果がある。
【0100】
更には、営業担当者であるユーザの報告書作成補助に限らず、トラックの運転手等も、在庫状況を把握しながら、複数の顧客を効率よく訪問することが出来る。
【0101】
顧客情報、案件情報はデータベース化されている為、顧客管理、案件管理が一目瞭然となり、携帯端末上からも容易に顧客情報や案件情報を検索することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顧客訪問検索システムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の顧客訪問検索システムの他のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図3】本発明の顧客訪問検索システムの他のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図4】本発明の顧客訪問検索システムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の顧客訪問検索システムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の顧客訪問検索システムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の顧客訪問検索システムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図8】本発明の顧客訪問検索システムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図9】携帯端末のメニュー画面の一例を示す図である。
【図10】携帯端末の顧客検索画面の一例を示す図である。
【図11】携帯端末の案件検索画面の一例を示す図である。
【図12】携帯端末の経路検索画面の一例を示す図である。
【図13】携帯端末の報告書作成・送信画面の一例を示す図である。
【図14】携帯端末の報告書作成・送信画面の他の一例を示す図である。
【符号の説明】
1:顧客訪問検索システム
2:携帯端末
3:位置情報受信手段
4:顧客検索手段
5:案件検索手段
6:報告作成手段
7:位置情報送信部
8、20:検索条件設定手段
9、23:経路検索手段
10:計時手段
11:サーバコンピュータ
12:データベースサーバ
13:顧客データベース
14:案件データベース
15:報告履歴データベース
16、19:データ送受信手段
17:データベース更新手段
18:メモリ
21:ネットワーク
22:地図データベース
31:メニュー画面
32:顧客検索画面
33:案件検索画面
34:経路検索画面
35:報告書作成・送信画面
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末を用いて、顧客訪問先に於いて報告書を作成、送信し、顧客訪問を効率よく行う顧客訪問検索システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業の営業担当者が外回りで顧客を訪問する場合や出張に行く場合、営業担当者は訪問、出張終了後に訪問、出張結果を日誌や報告書にまとめ、後日上司等にチェックしてもらうという業務を行う。
【0003】
従来はこの報告書作成を手書き又はワープロで行うか、又は定型の報告書のフォーマットに記入し、上司に報告する際には、これら作成した報告書を印刷して直接上司に提出していた。
【0004】
しかし、顧客訪問後の報告書作成作業及び上司への報告は手間を要するものであり、報告書の作成に多くの時間を費やすことが出来ず、報告書の記載内容が不十分であったり、簡潔に記載されていない場合には、上司と部下との間のやりとりに時間が掛かり、業務効率を低下させていた。
【0005】
上記問題点を解決する為に、特開2002−24497号公報に開示されているように、必要最低限の入力項目を定型化した報告書を作成し、作成された報告書を自動的に電子メールで送信するシステムがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開2002−24497号公報に開示されているシステムに於いては、入力項目は定型化されても、訪問先名や、案件名、訪問日時といった内容そのものは結局、担当者が手作業で入力する必要がある為、報告書を作成する時間がない者にとっては真に報告書作成を便利なものにしているとは言い難かった。又、架空の訪問先名や訪問日時を入力して報告書の偽造が容易に出来てしまうという問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者は上記問題点に鑑み、位置情報受信機能とネットワーク通信機能を有する携帯端末のメリットを有効に利用して、顧客訪問先で携帯端末の現在位置情報をユーザの企業等が管理しているサーバコンピュータに送信し、サーバコンピュータはユーザの現在位置と同じ場所にいる顧客をデータベースから検索し、更に該顧客に関連する案件を検索し、これら情報を該携帯端末に送信し、該携帯端末はこれら検索された顧客名と案件名を選択して報告書に自動入力することにより、報告書の手作業による入力を省略し容易に報告書の作成を行い、業務の効率化を図る顧客訪問検索システムを発明した。
【0008】
本発明により、営業担当者が、当初の訪問目的地である顧客先に近い場所にいる別の顧客を訪問することも可能となり、時間の有効活用にも寄与する。
【0009】
又営業担当者の顧客訪問に限らず、トラックの運転手等が、各所に設置された自動販売機の商品補充作業、運送会社の集配所に於ける荷物の荷受け作業や配送作業を、商品や荷物の在庫状態を確認し且つ最適な経路を通って効率よく行うことも出来る。
【0010】
請求項1の発明は、
ユーザの携帯端末とネットワーク通信を行うことが出来、データベースを管理するサーバコンピュータに具備される顧客訪問検索システムであって、顧客情報を格納している顧客データベースと、前記顧客情報毎にその顧客の所在地を示す緯度、経度又は地名を少なくとも含む位置情報を格納している地図データベースと、前記顧客情報毎に関連する案件情報を格納している案件データベースと、前記携帯端末から受信した前記ユーザの現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を前記地図データベースから検索し、前記位置情報を有する顧客情報を前記顧客データベースから検索する顧客検索手段と、前記顧客検索手段に於いて検索された顧客情報に関連する案件情報を案件データベースから検索する案件検索手段とを有する顧客訪問検索システムである。
【0011】
請求項1の発明により、ユーザが顧客訪問先でユーザの位置情報から顧客情報と該顧客情報に関連する案件情報を検索することが出来る。
【0012】
請求項2の発明は、
前記携帯端末から送信された報告書を格納している報告履歴データベースを有する顧客訪問検索システムである。
【0013】
請求項2の発明により、携帯端末から送信された報告書をサーバコンピュータが管理しデータベース化することが出来る。
【0014】
請求項3の発明は、
前記報告履歴データベースに格納されている報告書に記載されている顧客情報を前記顧客データベースに格納し、前記報告書に記載されている案件情報を前記案件データベースに格納し、前記顧客データベース及び前記案件データベースを更新するデータベース更新手段を有する顧客訪問検索システムである。
【0015】
請求項3の発明により、報告履歴データベースに格納されている報告書内容から顧客データベース、案件データベースの情報を更新することが出来る。
【0016】
請求項4の発明は、
前記携帯端末から送信される報告書に日時情報を付加する計時手段を有する顧客訪問検索システムである。
【0017】
請求項4の発明により、携帯端末から送信される報告書にサーバコンピュータで計時した日時を付加することにより、その日時にユーザが顧客を訪問したという証明になり、更に訪問に要した時間の計算も行うことが出来る。
【0018】
請求項5の発明は、
ネットワーク通信を行うことが出来る携帯端末に具備される顧客訪問検索システムであって、衛星から発信されるユーザの現在位置情報を受信する位置情報受信手段と、前記位置情報受信手段に於いて得られた現在位置情報をサーバコンピュータに送信し、前記サーバコンピュータに於いて検索された前記現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を有する顧客情報と、前記顧客情報に関連する案件情報を受信し、前記携帯端末の表示画面に表示される報告書に自動入力して報告書を作成する報告作成手段と、前記報告作成手段に於いて作成された報告書を他の携帯端末及び/又は前記サーバコンピュータに送信するデータ送受信手段とを有する顧客訪問検索システムである。
【0019】
請求項5の発明により、携帯端末上で顧客情報と案件情報が自動的に入力された報告書を容易に作成し、サーバコンピュータやその他の携帯端末に送信することが出来る。
【0020】
請求項6の発明は、
前記顧客検索手段に於いて検索された顧客を前記ユーザの現在位置を起点にして訪問する為の経路を検索する経路検索手段を有する顧客訪問検索システムである。
【0021】
請求項6の発明により、ユーザがいる現在地点から付近の顧客を検索し、その顧客を訪問する為の経路を検索することが出来るので、複数の顧客を効率よく訪問することが出来る。
【0022】
請求項7の発明は、
前記経路検索手段に於いて検索された経路上の地図を前記携帯端末に表示する、又は経路上利用する乗り物の運賃を検索する顧客訪問検索システムである。
【0023】
請求項7の発明により、経路検索の結果、経路上の地図を表示したり、乗り物の運賃を検索することが出来る。
【0024】
請求項8の発明は、
前記顧客検索手段に於いて検索する顧客情報及び/又は前記案件検索手段に於いて検索する案件情報及び/又は前記経路検索手段に於いて検索する経路の検索条件を設定する検索条件設定手段を有する顧客訪問検索システムである。
【0025】
請求項8の発明により、顧客検索条件や案件検索条件や経路検索条件を自由に設定することが出来、ユーザの状況に応じて検索条件を変更することが出来る。
【0026】
請求項9の発明は、
前記顧客検索手段、前記案件検索手段、前記経路検索手段に於ける検索結果、前記検索条件設定手段に於ける検索条件、前記報告作成手段に於いて作成された報告書のいずれか1種類以上を蓄積するメモリを有する顧客訪問検索システムである。
【0027】
請求項9の発明により、検索した結果や、作成途中の報告書又は訪問直前の時間を計時して付した報告書を保存することが出来、携帯端末とサーバコンピュータ間の通信費を節約することが出来る。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の実施態様の一例を図を用いて詳細に説明する。図1は本発明の顧客訪問検索システム1のシステム構成の一例である。
【0029】
顧客訪問検索システム1は、携帯端末2、サーバコンピュータ11より構成される。
【0030】
携帯端末2は、ユーザが出張や顧客訪問等の外出時に所有する端末で、データ送受信手段19に於いてネットワーク21を介してサーバコンピュータ11とデータの送受信が行え、又データの送受信内容を表示出来るものである。
【0031】
携帯端末2の例としては、携帯電話やノート型のパーソナルコンピュータやPDA等の携帯スケジュール端末等が挙げられる。
【0032】
携帯端末2は、データ送受信手段19の他に、位置情報受信手段3、報告作成手段6を有する。
【0033】
位置情報受信手段3は、ユーザの現在位置を確認する為に、位置情報送信部7から無線を介して現在位置情報を受信する手段である。
【0034】
ここで、位置情報送信部7は、ユーザの現在位置情報(緯度、経度等)を地球を回る衛星から送信する手段であり、GPS等が位置情報送信部7に相当する。
【0035】
報告作成手段6は、携帯端末2の表示画面に表示される報告書作成画面内で報告書を作成する手段である。
【0036】
サーバコンピュータ11は、ユーザの勤務する企業等が管理するコンピュータで、データベースサーバ12の保守管理を行い、データ送受信手段16に於いてネットワーク21を介して携帯端末2や他のコンピュータとデータの送受信を行うことが出来るコンピュータである。
【0037】
データベースサーバ12は、顧客データベース13、案件データベース14、報告履歴データベース15、地図データベース22を有する。
【0038】
顧客データベース13は、顧客情報を格納しているデータベースである。ここで顧客情報とは、ユーザの勤務する企業にとっての顧客の名称、所在地、電話番号、担当者名、電子メールアドレス、ユーザが訪問した日時等を含む情報や、ユーザの勤務する企業が管理する店舗の名称、所在地、電話番号、担当者名、電子メールアドレス、ユーザが来店した日時等を含む情報を指す。ここでユーザの勤務する企業が管理する店舗とは、例えば自動販売機や運送会社等に於ける倉庫をも含む。
【0039】
案件データベース14は、顧客データベース13に格納されている顧客情報に関連する案件情報を格納しているデータベースである。ここで案件情報とは、ユーザの勤務する企業にとっての顧客に関連する受発注情報や開発件名、ユーザが顧客を訪問した日時等を含む情報や、ユーザの勤務する企業が管理する店舗の受発注情報や商品在庫情報、ユーザが来店した日時等を含む情報を指す。
【0040】
報告履歴データベース15は、携帯端末2からサーバコンピュータ11に送信された報告書を格納しているデータベースである。報告書には顧客情報、案件情報が含まれる。
【0041】
地図データベース22は、顧客情報毎にその顧客の所在地を示す緯度、経度又は地名で表される位置情報を格納しているデータベースである。地図データベース22は顧客データベース13と対応付けられており、顧客データベース13に該位置情報が格納されていてもよい。尚、位置情報を緯度、経度で示す場合には、更に高度も含んでいると、顧客が建物の何階にいるかまでが分かる。
【0042】
サーバコンピュータ11はデータ送受信手段16の他に、顧客検索手段4,案件検索手段5を有する。
【0043】
顧客検索手段4は、携帯端末2の位置情報受信手段3に於いて得られたユーザの現在位置情報を受信し、ユーザの現在位置と同じ又は付近の位置情報を有する顧客情報を顧客データベース13及び地図データベース22から検索する手段である。
【0044】
案件検索手段5は、顧客検索手段4に於いて検索された顧客情報と関連する案件情報を案件データベース14から検索する手段である。
【0045】
【実施例1】
次に本発明のプロセスの流れの一例を図4のフローチャート図及び、図1のシステム構成図とを用いて詳細に説明する。又、図9、図10、図11、図13に本実施例に於ける携帯端末2の表示画面の一例を示す。尚、本実施例に於いては、携帯端末2のユーザが得意先を訪問した場合を例に説明を行う。
【0046】
携帯端末2はユーザの得意先に於いて、位置情報送信部7からユーザの位置する緯度、経度、地名等で示される現在位置情報を受信する(S410)。例えば図9に示したように携帯端末2のメニュー画面31から顧客検索画面を選択すると、図10に示したように顧客検索画面32に於いてユーザの現在位置情報に対応した地名を携帯端末2に表示する。
【0047】
サーバコンピュータ11は、携帯端末2から送信された現在位置情報を受信し、顧客検索手段4に於いて、該現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を地図データベース22から検索し、更に検索された位置情報を有する顧客情報を顧客データベース13から検索する(S420)。携帯端末2は図10に示したように、サーバコンピュータ11から顧客情報の検索結果を受信し、検索結果が正しければ、案件検索に進むか、報告書作成に進むか、経路を検索するか等を判断する。
【0048】
該当する顧客情報が検索された場合は更に案件検索手段5に於いて、該顧客情報に関連する案件情報を案件データベース14から検索する(S430)。携帯端末2は図11に示したように、サーバコンピュータ11から案件情報の検索結果を受信する。
【0049】
サーバコンピュータ11は検索された顧客情報及び案件情報を携帯端末2に送信する。携帯端末2は該顧客情報及び案件情報がユーザの訪問した得意先及び訪問用件と合致していれば、報告作成手段6に於いて、これらの顧客情報と案件情報を選択し、これらの顧客情報と案件情報が自動入力された報告書を作成し、データ送受信手段19に於いて、サーバコンピュータ11又は他の携帯端末又は他のコンピュータに送信する(S440)。携帯端末2のユーザは図13に示したように、先に検索された顧客情報と案件情報が自動的に入力された報告書に、その他の最低限必要な事項を入力して、「送信ボタン」をクリックすることによりサーバコンピュータ11等に該報告書を送信することが出来る。
【0050】
尚、以上のS410〜S440のフローを携帯端末に一表示画面で実現させると、コンピュータや携帯端末の操作に不慣れなユーザにも便利である。その表示画面の一例を図14に示す。この場合、図9のメニュー画面31や図10の顧客検索画面32を経由せずに、すぐに図14の報告書作成・送信画面35が携帯端末に表示され、ユーザが意識することなく、自動的に現在位置情報の送受信から、顧客情報及び案件情報の検索結果の送受信までを携帯端末とサーバコンピュータ11間で行うので、操作が簡単であるだけでなく、表示画面の遷移回数と携帯端末からのデータ送信回数が少ないので通信費が少なくて済むというメリットもある。
【0051】
サーバコンピュータ11は携帯端末2から送信された報告書を受信し、報告履歴データベース15に格納する(S450)。
【0052】
【実施例2】
本実施態様は、携帯端末2のユーザの現在位置を起点として、これから訪問する顧客を検索する場合であって、ユーザ毎に各種設定をカスタマイズ出来、実施例1を更に便利にした顧客訪問検索システム1である場合を説明する。この場合の顧客訪問検索システム1のサーバコンピュータ11のシステム構成の一例を図2に示す。又、携帯端末2のシステム構成の一例を図3に示す。尚、図2及び図3に示すシステム構成の一例の内、図1に示す部分と同一部分については簡略化の為、説明を省略する。
【0053】
図3に示す携帯端末2は図1に示すシステム構成の他に、経路検索手段23、検索条件設定手段20、メモリ18を有する。
【0054】
経路検索手段23は、サーバコンピュータ11の顧客検索手段4に於いて検索された顧客を訪問する為の最適な経路を検索する手段である。電車等の乗り物により移動する場合には、インターネット上の運賃検索システム等にリンクし、その乗り物の運賃を検索することも出来る。
【0055】
検索条件設定手段20は、サーバコンピュータ11の顧客検索手段4に於いて顧客データベース13から顧客情報を検索する為の検索条件を設定する手段である。例えば、複数の顧客名を50音順に検索する、携帯端末2のユーザの現在位置から半径1キロメートル以内の顧客を検索する、更にはその中から最近訪問した順番に5件までを検索する、等といった検索条件が挙げられる。同様に、案件検索手段5に於いて案件データベース14から案件情報を検索する為の検索条件を設定する手段でもある。例えば、先に検索された顧客情報に関連する案件情報の中から最近1年以内に訪問履歴がないという案件情報を検索する、といった検索条件を設定することが出来る。又、経路検索手段23に於ける経路の検索条件(例えば17時までに訪問したい、乗り換え回数が一番少ない方法で移動したい等)を設定することも可能である。メモリ18を有する携帯端末2であれば、検索条件設定手段20に於いて設定した検索条件を蓄積しておくことが出来る。
【0056】
メモリ18は、顧客検索手段4、案件検索手段5、経路検索手段9及び23に於ける検索結果、検索条件設定手段20に於ける検索条件、報告作成手段6に於ける報告書作成結果のいずれか1種類以上を携帯端末2内に蓄積するメモリである。携帯端末2の電源を切らないという前提に於いては揮発性メモリを用いてもよいし、電源を一度切った後に再投入して、データを読み出したい場合には不揮発性メモリを用いてもよい。又、サーバコンピュータ11がメモリ18を有する場合は、携帯端末2のユーザ毎に過去の検索履歴を蓄積しておいてもよい。
【0057】
図2のサーバコンピュータ11は図1に示すシステム構成の他に、計時手段10、経路検索手段9、検索条件設定手段8、データベース更新手段17を有する。
【0058】
計時手段10は、現在日時を計時する手段である。計時手段10は、携帯端末2側に有していると訪問時間の偽造が容易となる為、サーバコンピュータ11側にあったほうがよい。報告作成手段6に於いて報告書を作成する際に、計時手段10に於いて計時された日時を報告書に付して送信することが出来、サーバコンピュータ11により日時が証明されることになる。又、顧客を訪問する直前と訪問終了直後の日時を計時手段10に於いて記録し、訪問に要した時間を計算することも出来る。又、データ送受信手段16が報告書を受信した日時を計時してもよい。
【0059】
経路検索手段9は、携帯端末2が具備する経路検索手段23と同様、顧客検索手段4に於いて検索された顧客を訪問する為の最適な経路を検索する手段であるが、地図情報を格納している地図データベース22から経路の地図を検索し、携帯端末2に送信することが出来る。
【0060】
検索条件設定手段8は、携帯端末2が具備する検索条件設定手段20と同様、顧客検索手段4に於いて顧客データベース13から顧客情報を検索する為の検索条件を設定する手段である。
【0061】
データベース更新手段17は、データ送受信手段16に於いて受信した報告書の内容から、データベースサーバ12内のデータベースを更新する手段である。例えば、受信した報告書にある顧客を訪問した日時が含まれていれば、顧客データベース13内の顧客情報に含まれている顧客の訪問日時を更新することが出来る。同様に案件データベース14内の案件情報を更新することも出来る。
【0062】
次に本実施例のプロセスの流れの一例を図5、図6のフローチャート図及び、図2、図3のシステム構成図とを用いて詳細に説明する。又、図9、図10、図11、図12、図13に、本実施例に於いて顧客の検索から報告書の作成、送信までを行う為の携帯端末2の表示画面の一例を示す。
【0063】
サーバコンピュータ11は検索条件設定手段8に於いて、顧客情報を検索する為の第1の検索条件を設定する(S510)。ここでは例えば、携帯端末2のユーザの現在位置から半径1キロメートル以内に位置する顧客情報を検索するという検索条件を設定する。
【0064】
更に検索条件設定手段8に於いて、顧客情報を検索する為の第2の検索条件を設定する(S520)。ここでは例えば、第1の検索条件で検索した顧客情報の中から更に、最近訪問した顧客を順番に5件まで検索する、という検索条件を設定する。尚、S510、S520のステップは携帯端末2の検索条件設定手段20に於いて行ってもよく、その場合は設定した検索条件をサーバコンピュータ11に送信する。
【0065】
携帯端末2は位置情報送信部7からユーザの現在位置情報を受信する(S530)。
【0066】
サーバコンピュータ11は、携帯端末2から受信したユーザの現在位置情報を元に、顧客検索手段4及び案件検索手段5に於いて、先に設定した検索条件に合致する顧客情報及び案件情報を顧客データベース13及び案件データベース14及び地図データベース22から抽出する(S540、S550)。
【0067】
経路検索手段9又は経路検索手段23に於いて、先に抽出された顧客情報に含まれる該顧客の位置情報から、該顧客を順番に訪問する為の最適経路を検索する(S560)。ユーザは検索された最適経路を元にして、地図や運賃を参照し、複数の顧客を効率よく訪問することが出来る。又、メモリ18を有する携帯端末2であれば、検索された経路に関する情報を蓄積しておくことが出来る。携帯端末2は図12に示したように、ユーザの現在位置から検索された顧客を訪問するまでの経路を検索することが出来る。
【0068】
携帯端末2はユーザが訪問した顧客の建物の前で、位置情報送信部7からユーザの現在位置情報を受信する(S610)。
【0069】
サーバコンピュータ11はユーザの現在位置情報を受信し、顧客検索手段4に於いて該現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を有する顧客情報を顧客データベース13及び地図データベース22から検索する(S620)。メモリ18を有する携帯端末2であれば、先に検索した顧客情報と案件情報を携帯端末2内に蓄積しておき、その中から検索出来るようにすれば、その都度サーバコンピュータ11とデータの送受信を行うことがなく、通信費を節約することが出来る。
【0070】
例えば同じ建物内に複数の顧客が存在する場合、複数の顧客情報が検索されるので、携帯端末2はその中から該当する顧客情報を選択する(S630)。
【0071】
案件検索手段5に於いて、先に選択された顧客情報に関連する案件情報を案件データベース14から検索する(S640)。
【0072】
選択した顧客情報に関連する案件情報が複数ある場合、携帯端末2はその中から該当する案件情報を選択し、報告作成手段6に於いて、該当する顧客情報と案件情報が自動的に入力された報告書に計時手段10に於いて計時された現在日時を付してサーバコンピュータ11に送信する(S660)。顧客訪問前と訪問後の日時を計時手段10に於いて計時し、訪問に要した時間を計算してもよい。その場合は、顧客訪問前に携帯端末2上に図13に示すような報告書作成・送信画面35を表示させ、計時手段10に於いて顧客訪問前の日時を計時しておき、その報告書の内容を携帯端末2のメモリ18又は報告履歴データベース15に一時保存しておくことが出来る。又、携帯端末2の画面上には図11に示したような複数の案件検索結果が表示されるので、ユーザはその中から該当する案件を選択し、図13の報告書作成・送信画面35に進む。図13に於いては、日時入力欄の近傍にある「計時」ボタンのクリックにより現在日時を入力することが出来るし、訪問時間入力欄の近傍にある「計時」ボタンのクリックにより先に計時した日時と現在日時との時間差を計算して、訪問時間入力欄に入力することが出来る。
【0073】
サーバコンピュータ11が受信した報告書は、ユーザの上司の携帯端末2やコンピュータに、データ送受信手段16により自動的に転送されるようにしてもよい(S670)。
【0074】
該当する案件情報がなければ、携帯端末2から案件情報を新規に登録することが出来る。その際は、図13の報告書作成・送信画面35に於いて、選択された顧客情報が入力されている報告書の案件情報入力欄に新規の案件情報を入力し、サーバコンピュータ11に送信する(S650)。
【0075】
サーバコンピュータ11は受信した報告書の記載内容を元に、データベース更新手段17に於いて、訪問日時等の案件情報を案件データベース14に格納する。報告書に新規の案件情報情報が含まれる場合は、データベース更新手段17に於いて、案件データベース14に新規の案件情報を格納する(S680)。
【0076】
尚、顧客情報の検索、案件情報の検索、経路や運賃の検索等はそれぞれ、図10の顧客検索画面32、図11の案件検索画面33、図12の経路検索画面34に於いて行うことも出来るし、図13の報告書作成・送信画面35に於いてまとめて行うことも出来る。
【0077】
【実施例3】
本実施態様は、携帯端末2のユーザがトラック等を運転して、自動販売機の商品補充を行う為の顧客訪問検索システム1である場合を説明する。
【0078】
本実施例に於いて、図2の顧客データベース13に格納されている顧客情報とは、自動販売機の名称、所在地、該自動販売機を管轄している店舗等の電話番号、担当者名、該自動販売機に商品を補充した日時等の店舗情報を指し、案件データベース14に格納されている案件情報とは、顧客情報として格納されている自動販売機に商品を補充した日時、該自動販売機の商品の在庫情報(ジュースが何本、お茶が何本等)等を指す。
【0079】
次に本実施例のプロセスの流れの一例を図7、図8のフローチャート図及び、図2、図3のシステム構成図とを用いて詳細に説明する。
【0080】
サーバコンピュータ11は検索条件設定手段8に於いて、店舗情報、在庫情報を検索する為の第1の検索条件を設定する(S710)。ここでは例えば、携帯端末2のユーザの現在位置から半径1キロメートル以内に位置する自動販売機がある店舗を検索するという検索条件を設定する。
【0081】
更に検索条件設定手段8に於いて、店舗情報、在庫情報を検索する為の第2の検索条件を設定する(S720)。ここでは例えば、第1の検索条件で検索された店舗の中から更に、自動販売機の商品在庫が10点以下の店舗を10件まで検索する、という検索条件を設定する。尚、S710、S720のステップは携帯端末2の検索条件設定手段20に於いて行ってもよく、その場合は設定した検索条件をサーバコンピュータ11に送信する。
【0082】
携帯端末2は位置情報送信部7からユーザの現在位置情報を受信する(S730)。
【0083】
サーバコンピュータ11は携帯端末2から受信した現在位置情報を元に、顧客検索手段4に於いて、先に設定された第1の検索条件に合致する店舗情報を顧客データベース13及び地図データベース22から抽出する(S740)。
【0084】
第1の検索条件に合致した店舗情報の中から更に、第2の検索条件に合致する在庫情報を持つ店舗情報を案件データベース14から抽出する(S750)
【0085】
経路検索手段9又は経路検索手段23に於いて、先に抽出された店舗情報に含まれる店舗の位置情報から、該店舗を順番に訪問する為の最適経路を検索する(S760)。ユーザは検索された最適経路を元にして、複数の店舗を効率よく訪問することが出来る。更に商品在庫が少ない店舗だけを訪問することが可能となる。
【0086】
携帯端末2はユーザが訪問した店舗の管轄する自動販売機の前で、位置情報送信部7からユーザの現在位置情報を受信する(S810)。
【0087】
サーバコンピュータ11は顧客検索手段4に於いて、該現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を有する店舗情報を顧客データベース13及び地図データベース22から検索する(S820)。
【0088】
更に案件検索手段5に於いて、先に選択された店舗情報に関連する在庫情報を案件データベース14から検索する(S830)。
【0089】
携帯端末2は、サーバコンピュータ11から受信した店舗情報と在庫情報を選択して報告作成手段6に於いて報告書を作成するが、その際自動販売機に商品を補充したら、該自動販売機に商品を補充したという情報を報告書に記入してから、商品を補充した日時を計時手段10に於いて付して、サーバコンピュータ11に送信する(S840)。
【0090】
サーバコンピュータ11は携帯端末2から受信した報告書を元に、案件データベース14に格納されている該当する自動販売機の在庫情報を更新する(S850)。
【0091】
尚、携帯端末2を有するユーザがトラック等を運転して、複数の運送会社の集配所に於ける荷受け業務や配送業務を行う為の顧客訪問検索システム1である場合は、図2に於いて、顧客データベース13には、集配所の名称、所在地、電話番号、担当者名、集配所を訪問した日時等が格納されており、案件データベース14には、顧客データベース13に格納されている集配所を訪問した日時、該集配所にある荷物の在庫状況や配送状況等が格納されているものと見なせば、本実施例と同様のプロセスを経て、荷受け業務や配送業務が効率よく行えることは当然である。
【0092】
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
【0093】
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって実現されることは当然である。
【0094】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当然のことながら構成することになる。
【0095】
プログラムを供給する為の記憶媒体としては、例えば磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を使用することが出来る。
【0096】
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0097】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは当然である。
【0098】
【発明の効果】
本発明により、位置情報受信機能とネットワーク通信機能を有する携帯端末を有効に利用して、顧客訪問先に於いて携帯端末の現在位置情報から、付近にいる顧客を検索し、該顧客に関連する案件を検索し、これらの検索された顧客名と案件名を選択して、報告書を自動的に作成し送信することにより、報告書の手作業による入力と上司との直接のやりとりを省略し、業務の効率化を図ることが出来る。また、コンピュータの操作に不慣れなユーザも簡単に報告書を作成することが出来る。
【0099】
報告書には顧客先の訪問時間を付すことが出来る為、顧客を訪問したという証明にもなり報告書の偽造を防止することが出来る。又、報告書は直ちに上司宛にも送信されるので、上司は報告書を見て素早くユーザに指示を出せるという効果がある。
【0100】
更には、営業担当者であるユーザの報告書作成補助に限らず、トラックの運転手等も、在庫状況を把握しながら、複数の顧客を効率よく訪問することが出来る。
【0101】
顧客情報、案件情報はデータベース化されている為、顧客管理、案件管理が一目瞭然となり、携帯端末上からも容易に顧客情報や案件情報を検索することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顧客訪問検索システムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の顧客訪問検索システムの他のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図3】本発明の顧客訪問検索システムの他のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図4】本発明の顧客訪問検索システムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の顧客訪問検索システムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の顧客訪問検索システムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の顧客訪問検索システムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図8】本発明の顧客訪問検索システムのプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図9】携帯端末のメニュー画面の一例を示す図である。
【図10】携帯端末の顧客検索画面の一例を示す図である。
【図11】携帯端末の案件検索画面の一例を示す図である。
【図12】携帯端末の経路検索画面の一例を示す図である。
【図13】携帯端末の報告書作成・送信画面の一例を示す図である。
【図14】携帯端末の報告書作成・送信画面の他の一例を示す図である。
【符号の説明】
1:顧客訪問検索システム
2:携帯端末
3:位置情報受信手段
4:顧客検索手段
5:案件検索手段
6:報告作成手段
7:位置情報送信部
8、20:検索条件設定手段
9、23:経路検索手段
10:計時手段
11:サーバコンピュータ
12:データベースサーバ
13:顧客データベース
14:案件データベース
15:報告履歴データベース
16、19:データ送受信手段
17:データベース更新手段
18:メモリ
21:ネットワーク
22:地図データベース
31:メニュー画面
32:顧客検索画面
33:案件検索画面
34:経路検索画面
35:報告書作成・送信画面
Claims (9)
- ユーザの携帯端末とネットワーク通信を行うことが出来、データベースを管理するサーバコンピュータに具備される顧客訪問検索システムであって、
顧客情報を格納している顧客データベースと、
前記顧客情報毎にその顧客の所在地を示す緯度、経度又は地名を少なくとも含む位置情報を格納している地図データベースと、
前記顧客情報毎に関連する案件情報を格納している案件データベースと、
前記携帯端末から受信した前記ユーザの現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を前記地図データベースから検索し、前記位置情報を有する顧客情報を前記顧客データベースから検索する顧客検索手段と、
前記顧客検索手段に於いて検索された顧客情報に関連する案件情報を案件データベースから検索する案件検索手段とを、
有することを特徴とする顧客訪問検索システム。 - 前記顧客訪問検索システムは、
前記携帯端末から送信された報告書を格納している報告履歴データベースを
有することを特徴とする請求項1に記載の顧客訪問検索システム。 - 前記顧客訪問検索システムは、
前記報告履歴データベースに格納されている報告書に記載されている顧客情報を前記顧客データベースに格納し、前記報告書に記載されている案件情報を前記案件データベースに格納し、前記顧客データベース及び前記案件データベースを更新するデータベース更新手段を
有することを特徴とする請求項2に記載の顧客訪問検索システム。 - 前記顧客訪問検索システムは、
前記携帯端末から送信される報告書に日時情報を付加する計時手段を
有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の顧客訪問検索システム。 - ネットワーク通信を行うことが出来る携帯端末に具備される顧客訪問検索システムであって、
衛星から発信されるユーザの現在位置情報を受信する位置情報受信手段と、
前記位置情報受信手段に於いて得られた現在位置情報をサーバコンピュータに送信し、前記サーバコンピュータに於いて検索された前記現在位置情報と同じ又は付近の位置情報を有する顧客情報と、前記顧客情報に関連する案件情報を受信し、前記携帯端末の表示画面に表示される報告書に自動入力して報告書を作成する報告作成手段と、
前記報告作成手段に於いて作成された報告書を他の携帯端末及び/又は前記サーバコンピュータに送信するデータ送受信手段とを、
有することを特徴とする顧客訪問検索システム。 - 前記顧客訪問検索システムは、
前記顧客検索手段に於いて検索された顧客を前記ユーザの現在位置を起点にして訪問する為の経路を検索する経路検索手段を
有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の顧客訪問検索システム。 - 前記顧客訪問検索システムは、
前記経路検索手段に於いて検索された経路上の地図を前記携帯端末に表示する、又は経路上利用する乗り物の運賃を検索する
ことを特徴とする請求項6に記載の顧客訪問検索システム。 - 前記顧客訪問検索システムは、
前記顧客検索手段に於いて検索する顧客情報及び/又は前記案件検索手段に於いて検索する案件情報及び/又は前記経路検索手段に於いて検索する経路の検索条件を設定する検索条件設定手段を
有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の顧客訪問検索システム。 - 前記顧客訪問検索システムは、
前記顧客検索手段、前記案件検索手段、前記経路検索手段に於ける検索結果、前記検索条件設定手段に於ける検索条件、前記報告作成手段に於いて作成された報告書のいずれか1種類以上を蓄積するメモリを
有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の顧客訪問検索システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002239022A JP2004078643A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | 顧客訪問検索システム |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009116791A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Nec Corp | サーバ装置、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
WO2017002286A1 (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | 日本瓦斯株式会社 | 折衝等の進捗状況及びお客様情報を登録・管理して営業の効率化を図るための管理システム及びその方法 |
JP2017091572A (ja) * | 2017-01-23 | 2017-05-25 | 日本瓦斯株式会社 | 管理システム及びその方法 |
-
2002
- 2002-08-20 JP JP2002239022A patent/JP2004078643A/ja active Pending
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