JP2004076633A - 粒子状物質除去装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入口部112、第一の内部空間部113および該第一の内部空間部より大きな容量を有する第二の内部空間部118、および出口部119を有する容器110と、容器の第一の内部空間部内で前記入口部側に配設された第一の粒子状物質捕集体140と、容器の第一の内部空間部の出口部に開口する開口部を有し、第二の内部空間部内に配設された袋状のフィルター部材130と、袋状のフィルター部材の内部で前記第一の内部空間部の出口部側に配設された第二の粒子状物質捕集体142と、第一の内部空間部内で第一の粒子状物質捕集体の下流に配設されたヒータ150とを備える。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジン等から排出される未燃焼の粒子状物質、特に黒煙等を捕集し除去する粒子状物質除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、特に都市部において、ディーゼルエンジンから排出されるNOxや黒煙等を含む浮遊微粒子、いわゆる粒子状物質(PM)による大気汚染が問題となっており、早急な対策が求められている。
【0003】
従来、この種の大気汚染における黒煙等を含む粒子状物質に対する排気ガス浄化装置としては、2つのセラミックファイバー製のフィルターを並列に配置し、一方のフィルターでは黒煙等の浮遊微粒子を捕集しつつ、他方のフィルターでは捕集した黒煙等の浮遊微粒子を焼却するように交互に切替えて用いるものが知られている。
【0004】
また、高密度のセラミックハニカム構造体のフィルターを主要構成部材として、いわゆる黒煙に代表される未燃焼の粒子状物質を捕集するトラップシステムを構成し、ある程度堆積した未燃焼の粒子状物質を電気ヒータなどの加熱手段を用いて高温度化し、燃焼除去するようにしたものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような排気ガス浄化装置においてフィルターを並列に配置し切替え使用するものにあっては、黒煙等の浮遊微粒子を捕集するフィルターが2つ必要であり、その分全体容量も大きくならざるを得ず、車載用の装置としては限界があるものであった。さらに、重量およびコスト的にも問題が指摘されている。
【0006】
また、高密度のセラミックハニカム構造体のフィルターを用いるものは、燃焼除去の際の急激な温度上昇によりハニカム構造体のフィルターに亀裂が生じたりする、燃焼熱によるフィルターの劣化や破損が起こり、未燃焼の粒子状物質を燃焼除去する除去効率が低下するなど耐久性に乏しいことが問題になっている。
【0007】
そこで、本発明は、かかる従来の問題を解決し、全体容量がコンパクトで、耐久性に富むと共に、従来品に比べて極めて廉価に作製することのできる粒子状物質除去装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の粒子状物質除去装置は、入口部、第一の内部空間部および該第一の内部空間部より大きな容量を有する第二の内部空間部、および出口部を有する容器と、前記容器の第一の内部空間部内で前記入口部側に配設された第一の粒子状物質捕集体と、前記容器の第一の内部空間部の出口部に開口する開口部を有し、前記第二の内部空間部内に配設された袋状のフィルター部材と、前記袋状のフィルター部材の内部で前記第一の内部空間部の出口部側に配設された第二の粒子状物質捕集体と、前記容器の第一の内部空間部内で前記第一の粒子状物質捕集体の下流に配設されたヒータとを備えることを特徴とする。
【0009】
ここで、前記袋状のフィルター部材は、セラミックファイバーから形成されたクロスであることが好ましい。
【0010】
また、前記第一および第二の粒子状物質捕集体は、Fe−Cr−Al合金の細線を張り巡らせて所定の通気性を備えて形成されていることが好ましい。
【0011】
さらに、前記第一および第二の粒子状物質捕集体は、ほぼ同一の密度で、約1対3の体積比をもって配置されていることが好ましい。
【0012】
なお、前記容器は、前記入口部側端部に第一のフランジ、前記第一の内部空間部の出口部側端部に第二のフランジを備えた第一の筒部と、該第二のフランジの前記第一の筒部の逆側に固設され前記第一の筒部よりも大径の第二の筒部と、該第二の筒部よりも大径で、前記第二のフランジに固設され、前記第二の内部空間部を画成する第三の筒部とを備え、前記第二の筒部内に前記第二の粒子状物質捕集体が装填されると共に、前記第二の筒部の外周部に前記袋状のフィルター部材の開口部が挿入されて支持されていてもよい。
【0013】
そして、前記袋状のフィルター部材の筒部と前記容器の第三の筒部との間には所定の通路空間が存することが好ましい。
【0014】
さらに、前記ヒータは、複数のシースヒータであり、それらの配設平面が前記容器の軸線とほぼ平行になるように配置されていることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
図において、100は本発明の一実施の形態にかかる黒煙等を含む粒子状物質(PM)除去装置全体を表し、110は鋼板から形成された容器である。容器110は、入口部111、第一の内部空間部113および該第一の内部空間部113より大きな容量を有する第二の内部空間部118、および出口部119を基本構造として有し、本実施の形態では、さらに、入口部111側端部に第一のフランジ112、第一の内部空間部113の出口部114側端部に第二のフランジ115を備えた第一の筒部116と、該第二のフランジ115の第一の筒部116の逆側に固設され第一の筒部116よりも大径の第二の筒部117と、第二の筒部117よりも大径で、一端が第二のフランジ115にボルト等で固設され、第二の内部空間部118を画成すると共に他端に出口部119が形成された第三の筒部120とを備えている。
【0017】
なお、出口部119の端部にはフランジ121が形成されており、入口部111側端部のフランジ112と共に、排気管への接続のために用いられる。また、第二の内部空間部118の容量を第一の内部空間部113より大きくするのは、粒子状物質除去装置100内の排気ガスの流れを円滑にし、排気抵抗を減少させるためと、後述する、袋状のフィルター部材の内表面積を大きく取ることを可能にし、アイドリング時等の未焼却のPMの捕集容量を増大させ、負荷時におけるPMの焼却を効率よく行わせるためである。
【0018】
130は袋状のフィルター部材を示し、該袋状のフィルター部材130は容器110の第一の内部空間部113の出口部114(第二の内部空間部118の入口部)に開口する開口部132を有し、容器110の第三の筒部120の第二の内部空間部118内に配設されている。袋状のフィルター部材130は、セラミックファイバー製のクロスを二重ないしは三重に重ねて、袋状に縫製して形成され、開口部132の周りは折り返し縫製などによりさら丈夫に形成されている。
【0019】
そして、この袋状のフィルター部材130は、その開口部132が第二の筒部117の外周部に挿入された後、その筒部134の外側に耐熱性金属からなる金網136が被せられ、使用時における形状が保持されるようにされている。さらに、袋状のフィルター部材130の開口部132周りの折り返し部と保持用の金網136とは共に、複数個の締結金具138でもって第二の筒部117の外周部に固設されている。かくて、袋状のフィルター部材130の筒部134は保持用の金網136と共に、容器110の第三の筒部120との間に所定の通路空間123が存する状態で、第二の内部空間部118内に支持されている。
【0020】
次に、140は、容器110の第一の内部空間部113内で入口部111側に配設された第一の粒子状物質捕集体であり、142は、容器110の第二の筒部内に装填された第二の粒子状物質捕集体である。該第一の粒子状物質捕集体140および第二の粒子状物質捕集体142は共に、耐食耐熱性のFe−Cr−Al合金の細線を張り巡らせて所定の通気性を有する塊として形成されており、本実施の形態では、第一の粒子状物質捕集体140と第二の粒子状物質捕集体142とは、ほぼ同一の密度で、約1対3の体積比をもって配置されている。
【0021】
さらに、容器110の第一の内部空間部113内で第一の粒子状物質捕集体140の下流にはヒータ150が配設されている。ここで用いているヒータ150は、シースヒータであり、図4に示すように、容器110の第一の筒部116に溶着された蓋状固定部材170により固定支持されている。なお、本実施の形態では、ヒータ150は3個のシースヒータ152,154,156で構成され、それらの配設平面が容器110の軸線(矢印Aで示す)とほぼ平行になるように配置されている。これは、排気ガスの流れに無用な抵抗を与えず、所要の熱量を排気ガスに与えるためである。
【0022】
ここで、本発明の粒子状物質除去装置100に適したフィルター部材130および第一および第二の粒子状物質捕集体140、142について、さらに詳しく説明する。
【0023】
フィルター部材130は、黒煙を含む粒子状物質を捕捉しつつ、例えば、黒煙燃焼時の高温(1200℃)にも耐え、通気性にも優れ、黒煙の燃焼ガス(灰)やその他の排気ガス中の塵埃等を透過させる機能を有することが必要であり、かかる要求を満たす材料としては、ネクステル(登録商標)312セラミックファイバー(化学組成:Al2O3;62Wt%, SiO2;24Wt%, B2O3;14Wt%)で形成されたクロス(住友スリーエム社製:AF−14、AF−40,AF−62等)が好ましい。これは、連続使用温度1200℃に耐え、300ないし700℃における熱伝導率0.14〜0.17および1平米当りの空気透過度約6〜32.5m3/分の特性を有するものである。なお、これは使用されるヤーンタイプ、糸密度、織り方と複合的に関連しているので、捕集効果を阻害せず排気抵抗を増大させないように、適切なクロスとその重ね枚数とを選択して調節することが好ましく、本実施の形態では、かかるクロスを二重ないしは三重に重ねて袋状に縫製して用いている。
【0024】
また、第一および第二の粒子状物質捕集体140、142は、黒煙等の吸着捕集性に優れ、また、黒煙燃焼時の高温(1200℃)や熱衝撃にも耐えると共に燃焼を助成する機能を有することが必要であり、かかる要求を満たす材料としては、Fe−Cr−Al合金(Fe−18Cr−3Al、Fe−19Cr−3.25Al、Fe−15Cr−5Al、Fe−22Cr−5.5Al、Fe−20Cr−5Al、Fe−17Cr−4Al等)が好ましい。これらは、高温においてその表面にアルミナ(Al2O3)を生じ、赤外線をよく吸収して高い赤外線放射率を有していると考えられている。
【0025】
この合金の特性として、いわゆる「水性化反応」により、粒子状物質の除去に効果的な温度上昇を促進させる要因となるH2(水素)を発生させる反面、CO(一酸化炭素)をも発生させることが判明した。従って、黒煙を含む粒子状物質の燃焼効果のみを考慮した場合には、この合金の量を増大させればよいが、単に増大させると、COの発生量が規制値を超える程に増大してしまい、排気ガス浄化装置として満足し得ないものとなってしまう。また、エンジンから排出される排気ガスの背圧が過剰に上昇しないようにして、エンジンの出力低下を防ぎつつ所定の浄化能力を発揮するような合金の量を選ぶことが重要である。
【0026】
また、ディーゼルエンジンの運転特性をも考慮して、第一および第二の粒子状物質捕集体140,142の割合を設定することも重要である。
【0027】
そこで、本実施の形態では、かかるFe−Cr−Al合金の細線(0.2〜0.3mm径)を通気孔径が3〜4mmとなるように張り巡らして第一および第二の粒子状物質捕集体の前後において差圧が生じないようなほぼ同じ通気性(充填密度)にしている。そして、第一の粒子状物質捕集体140においては、直径約150mm、厚さ(高さ)約50mmの円柱状の塊(細線の重量約40g)、および第二の粒子状物質捕集体142においては、直径約250mm、厚さ(高さ)約50mmの円柱状の塊(細線の重量約120g)とし、両者の体積比または重量比が約1対3になるようにしている。
【0028】
上述の構成になる粒子状物質除去装置100がディーゼルエンジン(不図示)の排気系に装着され、エンジンが作動されると、エンジンから排出された排気ガスが入口部111から粒子状物質除去装置100に流入することになる。排気ガスが流入すると、黒煙に代表される未燃焼の粒子状物質は、第一の粒子状物質捕集体140、第二の粒子状物質捕集体142および袋状フィルター部材130で捕集され、粒子状物質成分が除去された浄化排気ガスが通路空間123を通り出口部119へ流れる。
【0029】
エンジンのアイドリング時等の排気ガスの温度が低い(約120℃)ときには、粒子状物質は第一の粒子状物質捕集体140では燃焼されず、これにある程度付着し、多くの粒子状物質はヒータ150で加熱されつつ部分的に燃焼するものと考えられる。そして、燃焼されなかった粒子状物質は下流の第二の粒子状物質捕集体142にさらにある程度付着すると共に、第二の粒子状物質捕集体142で捕捉され得なかった黒煙を含む粒子状物質は最終的に袋状フィルター部材130で捕集されるものと考えられる。
【0030】
エンジンが中高負荷運転に移行すると、エンジンの排気ガスの温度は比較的高くなり(約600℃)、アイドリング時に捕捉されながらも焼却され得なかった分も含めて、第一の粒子状物質捕集体140やこれを通過して第二の粒子状物質捕集体142に順次捕捉される黒煙等を含む粒子状物質が、排気ガスの熱とFe−Cr−Al合金製の第一および第二の粒子状物質捕集体140、142の水性化反応による放射熱とにより自発的に連続的に燃焼し、焼却される。なお、袋状フィルター部材130に捕集されていた粒子状物質も、これを通過する燃焼ガスが高温であるためここで焼却されるものと考えられる。かくて、排気ガス中に含まれている粒子状物質は、この粒子状物質除去装置100により車両の運転中連続的に大半が除去され、大気を汚染するのが防止される。
【0031】
このように、例えば、車載のディーゼルエンジンのように、アイドリング運転と中高負荷運転とを繰り返すようなエンジンの場合には、アイドリング時に捕集された粒子状物質は中高負荷時における排気ガス温度の上昇により自発的に燃焼するので、必ずしもヒータ150を常時作動させる必要はない。
【0032】
上述のように、ヒータ150は常時動作させる必要はないので、例えば、粒子状物質除去装置100内に温度センサを設け、温度がある時間に亘り所定温度以下に低下したときに通電して加熱するようにしてもよい。もちろん、電源に余裕がある場合には常時通電するようにしてもよい。
【0033】
【実施例】
本発明の粒子状物質除去装置の実施例による試験結果を以下に示す。
【0034】
第一の内部空間部113を形成する第一の筒部116の外径;約150mm、長さ;約210mm、第二の筒部117の外径;約250mm、長さ;約50mm、および、第二の内部空間部118を形成する第三の筒部120の外径;約300mm、長さ;約550mmの鋼板製容器100:
ネクステル312(登録商標)セラミックファイバーAF−40(通気度;11.6m/min)で形成されたクロスを三重に重ね、内径;約250mm、長さ;約550mmの袋状に縫製して形成したフィルター部材130:
線径0.2mmで、1巻の長さ19.5m、総重量8gのFe−Cr−Al合金(Fe;40.452Wt%、Cr;21.532Wt%、Al;37.569Wt%、Si;0.447Wt%)を、第一の粒子状物質捕集体140に3〜5巻、第二の粒子状物質捕集体142に12〜15巻用い、その使用量比を約3対1として構成した第一および第二の粒子状物質捕集体140、142:および三晃電気工業(株)製シースヒータ(定格;DC24V 315W、電力密度;3.5W/cm2)3本にて構成したヒータ150:
でもって粒子状物質除去装置を構成した。
【0035】
この粒子状物質除去装置を、原動機型式:4D33(4サイクル、4気筒)、総排気量:4214cc、最高出力:88(120)/3200kw(PS)/min−1、正規噴射時期:10°BTDC、圧縮比:18.0、燃焼室形式:直噴式のディーゼルエンジンを搭載した車両(車名・型式:三菱・U−FE437E)のテールパイプへ装着し、ディーゼル13モード排出ガス試験(粒子状物質測定を含む)および排気煙濃度試験を、財団法人日本自動車輸送技術協会にて行った。なお、ヒータ150には20A・20Vを通電した。
【0036】
そこで、粒子状物質除去装置の装着前と装着後におけるディーゼル13モード排出ガス試験結果を表1に、排気煙濃度試験結果を表2に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
以上のように、本発明の粒子状物質除去装置によれば、表1および表2の試験結果から明らかなように、粒子状物質は、(0.720−0.298)/0.720=0.59から約60%除去され、排気煙濃度は、全エンジン回転数範囲に亘りほぼ20%低減された。
【0040】
【発明の効果】
上述のように、本発明の粒子状物質除去装置は、東京都粒子状物質減少装置指定要項に記する粒子状物質減少率30%以上削減(カテゴリー2、5)、また粒子状物質減少率40%以上削減(カテゴリー4)を大幅に上回る60%削減の粒子状物質除去効果を奏している。さらに
(1)エンジンの運転状態で、黒煙等の粒子状物質の捕捉とその焼却処理を連続的に同時に行うので、従来のフィルターを並列に配置し切替え使用するタイプのものに比べ、コンパクトに構成することができる。その分、軽量化が可能である。
(2)粒子状物質捕集体としてFe−Cr−Al合金を用いることにより、従来のセラミックハニカム構造体のフィルターに比べ、劣化、破損等がなく、耐久性に優れ、しかも廉価な粒子状物質除去装置を得ることが出来る、という効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粒子状物質除去装置の一実施の形態を示す外観斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】ヒータの取付け状態の一例を示す斜視図である。
【図5】袋状フィルター部材の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
110 容器
113 第一の内部空間部
116 第一の筒部
117 第二の筒部
118 第二の内部空間部
120 第三の筒部
123 通路空間
130 袋状フィルター部材
132 開口部
140 第一の粒子状物質捕集体
142 第二の粒子状物質捕集体
150 ヒータ
Claims (7)
- 入口部、第一の内部空間部および該第一の内部空間部より大きな容量を有する第二の内部空間部、および出口部を有する容器と、
前記容器の第一の内部空間部内で前記入口部側に配設された第一の粒子状物質捕集体と、
前記容器の第一の内部空間部の出口部に開口する開口部を有し、前記第二の内部空間部内に配設された袋状のフィルター部材と、
前記袋状のフィルター部材の内部で前記第一の内部空間部の出口部側に配設された第二の粒子状物質捕集体と、
前記容器の第一の内部空間部内で前記第一の粒子状物質捕集体の下流に配設されたヒータと
を備えることを特徴とする粒子状物質除去装置。 - 前記袋状のフィルター部材は、セラミックファイバーから形成されたクロスであることを特徴とする請求項1に記載の粒子状物質除去装置。
- 前記第一および第二の粒子状物質捕集体は、Fe−Cr−Al合金の細線を張り巡らせて所定の通気性を備えて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の粒子状物質除去装置。
- 前記第一および第二の粒子状物質捕集体は、ほぼ同一の密度で、約1対3の体積比をもって配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の粒子状物質除去装置。
- 前記容器は、
前記入口部側端部に第一のフランジ、前記第一の内部空間部の出口部側端部に第二のフランジを備えた第一の筒部と、
該第二のフランジの前記第一の筒部の逆側に固設され前記第一の筒部よりも大径の第二の筒部と、
該第二の筒部よりも大径で、前記第二のフランジに固設され、前記第二の内部空間部を画成する第三の筒部とを備え、
前記第二の筒部内に前記第二の粒子状物質捕集体が装填されると共に、前記第二の筒部の外周部に前記袋状のフィルター部材の開口部が挿入されて支持されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の粒子状物質除去装置。 - 前記袋状のフィルター部材の筒部と前記容器の第三の筒部との間には所定の通路空間が存することを特徴とする請求項5に記載の粒子状物質除去装置。
- 前記ヒータは、複数のシースヒータであり、それらの配設平面が前記容器の軸線とほぼ平行になるように配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の粒子状物質除去装置。
Priority Applications (1)
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JP2002236494A JP2004076633A (ja) | 2002-08-14 | 2002-08-14 | 粒子状物質除去装置 |
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