JP2004076565A - 小口径曲線推進工事用インナーユニット - Google Patents

小口径曲線推進工事用インナーユニット Download PDF

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Abstract

【課題】地下曲線下水管造成のために穿孔された孔内に屈曲可能に多数本連結されている推進管を埋設し、送泥や排泥を行いながら穿孔を形成する小口径曲線推進工事に使用されるインナーユニットであり、ローリング時の安定性がよく、復元性もよく、洩れや無理の力が作用せず効果的で超小型の構造に形成される小口径曲線推進工事用インナーユニットを提供する。
【解決手段】穿孔された孔内に挿入される推進管2の内部に収納されるインナーユニット1は新型の光ファイバー超小型センサー使用のロボット等の入る走行管3とこれを凸状弧面上でローリング可能弾性支持する支持板4と、支持板4の左右及び垂直下端に設けられ推進管2の内面に下方に接してインナーユニットを低い重心位置に保持するガイドローラ体5,5,6と、送泥管7や排泥管8等とからなる。断面は約1/10と画期的超小型化され工事費も従来比約40%安と革新的な大きな効果が得られる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下曲線下水道造成工事の斬新な技術に係り、具体的には、地下における小口径長距離曲線推進工法において従来工法では、鉄製で高価な曲線誘導管を用いて後でヒューム管を入れるという2工程工事をしていたものをヒューム管と共に比較的安価なインナーユニットとを用いて1工程で穿孔可能とし、工期の短縮化を図り、材料費も安く、高価な曲線誘導管の在庫も不要となり、工事費を従来よりも大幅(40%)に低減できる画期的な小口径曲線推進工事用インナーユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
推進工法の中で推進管径が呼び径で150mm乃至700mmのものに適用される小口径推進工法のニーズが近年高まっている。また、推進管内作業が禁止されていることから必然的に自動化,ロボット化が進められている。一方で、長距離で曲線推進の需要が増大していることから長距離で曲線推進が可能で、かつ自動で推進位置や推進機の姿勢計測ができる工法が開発されてきている。例えば、従来のミクロ工法では通常サイズのジャイロを搭載したロボットを管内に走行させ、連続的、かつ高精度な位置計測が可能であり、長距離,曲線推進にも対応可能となっている。しかし、ミクロ工法では高価な鋼製の曲線誘導管とコンクリートの推進管を2段に用いる2工程方式であり、曲線誘導管の在庫も持たなければならず工事費も高く工期も長くなるという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
曲線推進の場合には多数本の連結管の連結部位に無理がかからないように継手構造を工夫する必要がある。また、推進中にローリング等が生じ易いがこの場合、円滑で、かつ安全なローリング対策が必要である。また、ローリング時においても復元性のよいことが必要であり、このためには重心位置が低いことが望ましい。また、位置を自動計測するため立抗からの距離計測が必要であるが、従来ではケーブルワイヤを用いるためワイヤの伸びの影響が加わり、正確な距離が計測できない問題点がありケーブルを用いることは難しい。また、測量ロボットの走行台車の車軸回転から位置を求めることは可能であるが、スリップ等があるため測定精度は低い。また、インナーユニットは推進管に常に一定の押圧力で接触する必要があるが、従来技術ではその辺の配慮がない。また、インナーユニットには送泥管や排泥管が装備されているが、この連結部からの洩れが生じないようにすることが必要である。また、インナーユニットを引き出す場合の引き抜き伝達部材は屈曲性を有することが必要であると共に、引き抜きがし易いことも要請される。また、従来ではロボットのジャイロサイズが大きいため走行空間が大きくなる欠点があった。また、狭小な推進管内に、位置、方向を自動計測する装置の走行路、掘進するための送・排泥機器、ケーブル類、各種配管を簡潔に組み立てる必要があるとの要請があった。
【0004】
本発明は、以上の問題点の解決や要請に基づいて発明されたものであり、長距離推進や曲線推進に対応可能であり、測量ロボツトがローリングすることなく安定保持され、かつ位置測定が正確にでき、推進管や各管の連結部位に無理な力が作用せず、屈曲性を有し、かつ各管の継目からの洩れがなく、全体として小型にまとめられ、かつ引き抜きも容易にでき、大幅に工費を引き下げることがで、更にユニット化により作業性の大幅な向上ができる小口径曲線推進工事用インナーユニットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、地下下水管造成のために穿孔された孔内に多数本屈曲可能に連結されている推進管を直線的及び/又は曲線的に地下埋設管として構築する小口径曲線推進工事に使用されるインナーユニットであって、該インナーユニットは前記の夫々の推進管内に収納され、内部に光ファイバーを用いた超小型ジャイロを具備する測量ロボットを移動可能に収納する断面正方形乃至矩形を含む異形の走行管と、この走行管の下面側に着離可能に接し上方に向かって凸に形成され両端側を下方に向けて弧状に屈曲して配置される弧状の支持板と、該支持板の左右端及び下方垂直板下端に取付けられ前記推進管の内部に接するガイドローラ体と、前記走行管の配設方向に沿って配置され前記支持板の下方側に移動可能に配置される送泥管及び排泥管と、前記走行管側に連結され走行管及び支持板を推進管の内外に出入させるための引き抜き伝達部材と、前記走行管の配設方向に沿って配置され各種ケーブル類,配管類を搭載収納する収納体を備えるものからなり、前記支持板上に搭載される前記走行管は弾性バンドを介して弾性支持されると共に連結される夫々の走行管の連結部位には走行管の角度ずれを吸収する連結具が設けられ、かつ押圧力作用時において走行管の軸方向への移動を拘束する拘束具が設けられるものである。これにより、長距離の曲線推進が容易にでき、測量ロボットもインナーユニット全体もローリングに対して安定支持され復元性もよく推進に伴って送泥,排泥も円滑に行われ、超小型にまとめられ、安価に実施することができる。
【0006】
また、請求項2の発明は、前記弾性バンドはゴムバンドからなり、前記走行管の上面に接触して配置されると共にその両下端を前記支持板側に固定した状態で配置されるものである。これにより、前記走行管は前記支持板に対し任意の方向に対し弾性支持され、推進管の屈曲配設の円滑化を図ることができる。
【0007】
また、請求項3の発明は、屈曲可能に連結される前記推進管の連結部位にはその目地開き防止と連結部のクッション性を保持するための連結具及びクッション材が介設され、前記連結具は、一方側の推進管に一端側を固定され、他端側を他方側の推進管にシール材を介して着離可能に係合する管体からなり、前記クッション材は推進管の連結部位の端部に介設される弾性部材からなるものである。これにより、推進管の連結部位は屈曲自在となり曲線推進に追従でき、かつこの部位からの洩れも生じない。
【0008】
また、請求項4の発明は、夫々の隣接する前記走行管を連結するための前記連結具は、前記走行管が角管からなる場合において一方側の走行管の上下側にその端部をはみ出して固定される雄側継手と、該雄側継手のはみ出し側に形成されている弧状に嵌り込む弧状凹面をはみ出し側に形成し他方側の走行管の端部に固定される雌側継手とからなり、前記拘束具は、前記雄側継手と雌側継手が相互に嵌り込んだ状態で一方側の走行管と他方側の走行管との間に架設される環状体からなり、この環状体の内周には前記雄側継手及び雌側継手の固定側の弧状面が間接して保持されるものである。以上により、走行管は円滑に連結され、また、屈曲自在に連結される。
【0009】
また、請求項5の発明は、前記雄側継手及び雌側継手は、夫々の走行管に対してそのはみ出し側をテーパ状に外開き又は内つぼみした状態で固定され、円滑に嵌合を可能にするものである。テーパの形成により、走行管の連結が円滑に、かつ確実に行われる。
【0010】
また、請求項6の発明は、前記支持板の左右端に設けられるガイドローラ体の前記推進管の内面と接する位置が前記推進管の管中心より下方に位置づけられ、前記インナーユニットの重心位置を下方側の低位置に位置づけるものである。支持板の左右端が推進管の中心より下がった位置において接触するような構造のため、インナーユニットの重心位置を下方にとることができる。ローリング状における安定性及び復元性の向上が図れる。
【0011】
また、請求項7の発明は、前記支持板を支持する前記ガイドローラ体は、その押圧力作用方向に伸縮自在に形成されるものである。ガイドローラ体が推進管に常に一定の押圧力で当接するためインナーユニットが推進管内で円滑に支持され、全体として円滑な堀孔作業が行われる。
【0012】
また、請求項8の発明は、前記送泥管及び排泥管は、屈曲自在に取り付けられていると共に前記支持板側に固定されず上下左右方向に移動可能に配置され、かつストッパ板に支持され、該ストッパは、前記送泥管及び排泥管の脱落防止のためその端部と前記支持板側との間隔が常に前記送泥管及び排泥管の直径よりも小さく形成されるべく配置及び形成されるものである。送泥管や排泥管が移動自在に支持される構造からなるため円滑時におけるインナーユニットの引き抜きが送泥管や排泥管に影響されず円滑に行われる。また、これ等の管はストッパにより脱落防止され、常時安定支持されている。
【0013】
また、請求項9の発明は、前記送泥管及び排泥管の連結部位は、洩れ防止用の弾性シール体のパッキンケースにより連結されるものである。これにより、送泥管や排泥管の連結部位からの洩れが確実に防止される。
【0014】
また、請求項10の発明は、前記送泥管及び排泥管の連結部位は接続短管を介して連結され、前記接続短管と夫々の送泥管及び排泥管とは弾性シール体のパッキンケースにより連結されるものである。これにより、送泥管や排泥管の連結部位からの洩れは完全に防止される。
【0015】
また、請求項11の発明は、前記測量ロボットは、前記走行管の内面の上下左右にガイドローラ体を介して支持されるものからなり、その光電センサは、前記走行管の所定位置に形成されている開口部と対峙する位置において外部に位置情報を伝達すべく形成されるものである。測量ロボットは走行管内に安定支持されると共に、開口部の形成により正確な位置測定ができる。
【0016】
また、請求項12の発明は、前記測量ロボットが走行する走行管にはLED及び/又は測距・測角用のプリズムが配設されたものである。これにより、正確な位置測定ができる。
【0017】
また、請求項13の発明は、前記引き抜き伝達部材は、前記支持体に連結され、かつ屈曲自在に相互に連結されるものである。引き抜き伝達部材は屈曲自在であり、円滑で軽い引き抜きができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の小口径曲線推進工事用インナーユニットの実施の形態を図面を参照して詳述する。インナーユニットの収納されている推進管は、立抗内設置される本体側に連結され、多数本の推進管が互いに一直線に連結され、その推進管には接続管やポンプ筒や強制管を介して推進機が連結される。推進機は地中に小口径を掘削し、掘削された孔は推進管が挿入されて下水管が造成される。
【0019】
図1は推進管の横断面図であり中空円筒管状の推進管2の内部にはインナーユニット1が収納される。なお、インナーユニット1は1つの推進管2内に夫々収納されるものであり、推進管2内のインナーユニット1は連設する推進管2内のインナーユニット1と連結される(この連結構造は後に説明する)。
【0020】
インナーユニット1は、図1に示すように走行管3と、この下方に走行管3を支持すべく配置される弧状の支持板4と、支持板4の左右端や垂直下端に設けられるガイドローラ体5,6と、送泥管7及び排泥管8と、各種ケーブル類や配管類を搭載収納すべく走行管3の左右に配置される収納体9と、インナーユニット1を出入させるための引き抜き伝達部材10等とからなる。また、走行管3は図1,図2に示すように、支持板4の左右に固定される支持部材11,11間に架設される弾性バンド12により支持板4上に弾性支持される。なお、図3の(a),(b),(c),(d)は走行管3の弾性バンド12による支持状態を示すものであり、走行管3が斜いても弾性バンド12により円滑に安定支持される。また、図4の(a),(b),(c)は支持板4に対する走行管3の左右方向の係合状態や横ずれや傾斜時における係合状態を示すものであり、弾性バンド12により走行管3は支持板4上に安定支持される。
【0021】
図5は(a),(b)は隣接する推進管2,2の連結部位における連結構造を示すものである。推進管2,2は連結具13とクッション材14を介して連結される。連結具14は図示のように外面側に波型の凹部15を形成する薄肉管体からなり、その一端側は一方側の推進管2に水膨潤ゴム16を介して固定され、推進管2から張り出した端部の係止部17は他方側の推進管2の外面に固定されているシール材18に係着する。この状態で一方側の推進管2と他方側の推進管2とが連結される。また、クッション材14はゴム体からなり、両推進管2,2が連結された状態で目地の部分を閉止するものからなる。以上の構造の連結具13とクッション材14の介在により図5(a)のように推進管2,2間で傾斜が生じても両者は無理なく円滑に連結されると共に目地の部分からの洩れも発生しない。
【0022】
図6,図7は角管(例えば、正方型の中空管)からなる走行管3の連結部位の連結構造を示す。この連結構造は連結具19と拘束具20とからなる。連結具19は図9に示すように一方側の走行管3の端部に固定され走行管3の端面からはみ出して配設される雄側継手21と、他方側の走行管3の端部に固定されその端面からはみ出して配設される雌側継手22とからなる。
【0023】
雌側継手21は平板体からなり走行管3への固定側の端面に弧状面23を形成すると共にはみ出し側に弧状凸面24を形成するものからなる。一方、雌側継手22ははみ出し側に弧状凸面24に嵌り込む弧状凹面25を形成すると共に他方側の走行管3の固定側に形成される弧状面26を形成する平板からなる。図6,図7は雄側継手21と雌側継手22が互いに嵌合した状態を示す。拘束具20は雄側継手21と雌側継手22とが係着した状態でこれ等の内部に収納する環状部材からなり、その内周には雄側継手21と雌側継手22の弧状面が当接する。これにより、走行管3,3は連結される。なお、拘束具20はボルト27により他方側の走行管3に固定され、その収納部28内には雄側継手21と雌側継手22とが合体した状態で収納される。
【0024】
図9は雄側継手21と雌側継手22とが合体する前の状態を示し、図10は合体した状態で走行管3,3間に角度ずれがあった場合を示す。この場合、雄側継手21と雌側継手22とは拘束具20により保持され、これにより、両走行管3,3は図10に示すように屈曲状態になっても連結される。従って、略軸線方向に押圧力が作用しても強固の連結状態が保持される。
【0025】
図8(a)は前記の雄側継手21と雌側継手22との走行管3,3への連結状態の一例を示すものである。この場合、雄側継手21ははり出し側が外開きのテーパ状態に走行管3に固定され、雌側継手22ははり出し側が内つぼみのテーパ状態で走行管3に固定される。図8(b)はこの状態の雄側継手21と雌側継手22を有する走行管3,3の連結形態を示すものであり、図8(c)は連結時における拘束具20の嵌り込み状態を示すものである。
【0026】
図1に示すように、支持板4は上方に凸に弧状に曲げられた板部材からなり、前記のようにその頂部に走行管3の下面に当接してこれを支持するものからなる。この支持板4の左右端及び垂直下端にはガイドローラ体5,5,6が設けられている。これ等のガイドローラ体5,5,6は推進管5の内面に適宜の押圧力で当接して配設され、支持体4を安定保持すべく機能する。なお、ガイドローラ体5,5は推進管2の中心よりも下がった位置において推進管2の内面に当接し、ガイドローラ6は推進管2の中心を通る垂直下端面に当接して配置される。
【0027】
図11(a)はインナーユニット1の重心位置が比較的高い位置にある場合のローリング時のローリングモーメントの値を示すためのものであり、この場合、角度θだけローリングした場合のローリングモーメントはL×Wである。一方、発明のように重心位置が低い場合、即ち、図11(b)の位置に重心がある場合には角度θだけローリングするとローリングモーメントはL×Wとなる。ここでL>Lのため重心位置が低い場合はローリングモーメントガスとなり、ローリング時の復元が容易になる。即ち、本発明は以上の構造にガイドローラ体5,5を配置することにより、ローリングの復元力を向上し安定化を図ることができる。
【0028】
図12(a),(b)はガイドローラ体5,5,6の概要構造を説明するためのものである。支持板4には外筒28が固定される。この外筒28内には内筒29が摺動可能に支持され、内筒29の下端にはローラ30が枢支される。また、内筒29側と支持板4側との間にはスプリング31が介設される。以上の構造によりローラ30は支持板4側に弾性支持され、適圧の押圧力を推進管2側に負荷する。これにより、インナーユニット1がローリング運動しても安定支持されることになる。
【0029】
図1に示すように、支持板4のガイドローラ体6を支持する垂直部材32の左右には送泥管7と排泥管8が配設される。送泥管7と排泥管8は掘削時の土砂を流体輸送する時に用いられる配管である。これ等の送泥管7や排泥管8は図13に示すように垂直部材32に保持されるストッパ板33により支持される。なお、図14(a),(b)に示すように送泥管7や排泥管8は上下方向に移動可能に形成される。これは後に説明する引き抜き伝達部材10によるインナーユニット1の引き抜き時において接続部材との干渉を防止し、円滑な引き抜き作業を行わせるためのものである。また、図13に示すように、ストッパ板33の端縁と支持板4のガイドローラ体5の外面との間の間隔Dは送泥管7や排泥管8の外径寸法より小さく形成されており、これにより送泥管7や排泥管8の脱落が防止される。
【0030】
図15に示すように、送泥管7や排泥管8は1本の管体から形成されておらず、接続用短管34を介設して連結されるものからなる。この接続用短管34と送泥管7や排泥管8とは図16に示すように送泥管7や排泥管8の端部に設けたパッキンケース35を介して連結される。このパッキンケース35は接続用短管34の送泥管7や排泥管8側との円滑連結に機能すると共にシール性の確保に寄与する。
【0031】
図17に示すように走行管3の内部には測量ロボット36が軸線方向に沿って移動自在に収納される。この測量ロボット36はその先端に配置する光電センサ37を走行管3に光を発して走行管3からの反射光を受光して走行管3を認識し、適当な位置に開口形成されている開口部38に合致した場合に反射光の強度が変化するため開口部38であることを認識することができる。これによりインナーユニット1の移動位置を検出する。また、図18(a),(b),(c),(d)に示すように測量ロボット36は上下左右をガイドローラ39,40,41,42により走行管3の内面に接し、軸線方向に移動自在に支持される。
【0032】
図19に示すように、走行管3の上端にはLED43とプリズム44が配置される。プリズム44の配置により発進立抗部から測距,測角が可能となりインナーユニットの位置決め精度が向上する。また、LEDを用いることにより発進立抗部からの測角が可能で距離情報(例えば、測量ロボット36を使用して算出する距離あるいは線形が直線の場合には寸法精度を有する走行管2の数より得られる距離)をあわせることによりインナーユニットの位置精度の向上が図れる。
【0033】
図1等に示すように、支持板4の垂直部材32の下方側の左右には引き抜き伝達部材10は図20に示すように角ズレ吸収用にピン接合45により屈曲自在に連結される。これにより、インナーユニット1が曲線状態にあっても円滑の引き抜きができる。
【0034】
以上の説明において走行管3を角管としたが、勿論これに限定するものではない。また、各連結部の連結構造やシール構造も前記のものに限定するものではない。
【0035】
【発明の効果】
本発明の小口径曲線推進工事用インナーユニットによれば、長距離及び曲線推進の掘削が可能であり、位置検出精度がよく、ローリングに対する安定感があり、従来比直径が約1/3,断面比約1/10と画期的小型化高能率化され、かつその復元力も大きく、掘削幅の送泥,排泥も円滑に行われ、引き抜きも容易にでき、超小型にまとめられ、高価な曲線誘導管を使用せず、また在庫も持たず、コンクリートの推進管とインナーユニットで間に合うので全体工事費は従来比約40%安となる莫大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】推進管内に収納されている本発明の小口径曲線推進工事用インナーユニットの全体構造を示す断面図。
【図2】本発明の走行管の弾性支持状態を示す模式図。
【図3】本発明の走行管の弾性バンドによる支持構造を示す模式図。
【図4】本発明の支持板上に搭載される走行管の弾性支持状態を示す模式図。
【図5】曲線的に結合する推進管の連結状態を示す部分外面用(a)及び拡大一部断面図(b)。
【図6】走行管の連結部の構造を示す横断面図。
【図7】図6のA−A線断面図。
【図8】走行管のテーパ状の連結部の構造を示す模式図。
【図9】走行管の連結構造を示す模式図。
【図10】走行管の屈曲連結時の形態を示す模式図。
【図11】従来技術に対する本発明の支持板のローラ支持点の有利性を説明するための模式図。
【図12】支持板のガイドローラ体の概要構造を示す側面図(a)とその正面図(b)。
【図13】送泥管又は排泥管の配設形態を示す模式図。
【図14】送泥管又は排泥管の支持形態を示す側面図(a)と拡大正面図(b)。
【図15】接続用短管を用いた送泥管及び排泥管の連結部の連結構造を示す平面図。
【図16】接続用短管と送泥管又は排泥管の連結部シール状態を示す部分断面図。
【図17】測量ロボットの走行管内における距離計測の模式図。
【図18】測量ロボットのローラ支持構造を示す模式図。
【図19】インナーユニットの位置検出用のLED及びプリズムの配置を示す模式図。
【図20】引き抜き伝達部材の連結構造を示す模式図。
【符号の説明】
1  インナーユニット
2  推進管
3  走行管
4  支持板
5  ガイドローラ体
6  ガイドローラ体
7  送泥管
8  排泥管
9  収納体
10 引き抜き伝達部材
11 支持部材
12 弾性バンド
13 連結具
14 クッション材
15 凹部
16 水膨潤ゴム
17 係止部
18 シール材
19 連結具
20 拘束具
21 雄側継手
22 雌側継手
23 弧状面
24 弧状凸面
25 弧状凹面
26 弧状面
27 ボルト
28 外筒
29 内筒
30 ローラ
31 スプリング
32 垂直部材
33 ストッパ板
34 接続用短管
35 パッキンケース
36 測量ロボット
37 光電センサ
38 開口部
39 ガイドローラ
40 ガイドローラ
41 ガイドローラ
42 ガイドローラ
43 LED
44 プリズム
45 ピン接合

Claims (13)

  1. 地下下水管造成のために穿孔された孔内に多数本屈曲可能に連結されている推進管を直線的及び/又は曲線的に地下埋設管として構築する小口径曲線推進工事に使用されるインナーユニットであって、該インナーユニットは前記の夫々の推進管内に収納され、内部に光ファイバーを用いた超小型ジャイロを具備する測量ロボットを移動可能に収納する断面正方形乃至矩形を含む異形の走行管と、この走行管の下面側に着離可能に接し上方に向かって凸に形成され両端側を下方に向けて弧状に屈曲して配置される弧状の支持板と、該支持板の左右端及び下方垂直板下端に取付けられ前記推進管の内部に接するガイドローラ体と、前記走行管の配設方向に沿って配置され前記支持板の下方側に移動可能に配置される送泥管及び排泥管と、前記走行管側に連結され走行管及び支持板を推進管の内外に出入させるための引き抜き伝達部材と、前記走行管の配設方向に沿って配置され各種ケーブル類,配管類を搭載収納する収納体を備えるものからなり、前記支持板上に搭載される前記走行管は弾性バンドを介して弾性支持されると共に連結される夫々の走行管の連結部位には走行管の角度ずれを吸収する連結具が設けられ、かつ押圧力作用時において走行管の軸方向への移動を拘束する拘束具が設けられることを特徴とする小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  2. 前記弾性バンドはゴムバンドからなり、前記走行管の上面に接触して配置されると共にその両下端を前記支持板側に固定した状態で配置されるものである請求項1に記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  3. 屈曲可能に連結される前記推進管の連結部位にはその目地開き防止と連結部のクッション性を保持するための連結具及びクッション材が介設され、前記連結具は、一方側の推進管に一端側を固定され、他端側を他方側の推進管にシール材を介して着離可能に係合する管体からなり、前記クッション材は推進管の連結部位の端部に介設される弾性部材からなるものである請求項1又は2に記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  4. 夫々の隣接する前記走行管を連結するための前記連結具は、前記走行管が角管からなる場合において一方側の走行管の上下側にその端部をはみ出して固定される雄側継手と、該雄側継手のはみ出し側に形成されている弧状に嵌り込む弧状凹面をはみ出し側に形成し他方側の走行管の端部に固定される雌側継手とからなり、前記拘束具は、前記雄側継手と雌側継手が相互に嵌り込んだ状態で一方側の走行管と他方側の走行管との間に架設される環状体からなり、この環状体の内周には前記雄側継手及び雌側継手の固定側の弧状面が当接して保持されるものである請求項1乃至3のいずれかに記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  5. 前記雄側継手及び雌側継手は、夫々の走行管に対してそのはみ出し側をテーパ状に外開き又は内つぼみした状態で固定され、円滑に嵌合を可能にするものである請求項1乃至4のいずれかに記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  6. 前記支持板の左右端に設けられるガイドローラ体の前記推進管の内面と接する位置が前記推進管の管中心より下方に位置づけられ、前記インナーユニットの重心位置を下方側の低位置に位置づけるものである請求項1乃至5のいずれかに記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  7. 前記支持板を支持する前記ガイドローラ体は、その押圧力作用方向に伸縮自在に形成されるものである請求項1乃至6のいずれかに記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  8. 前記送泥管及び排泥管は、屈曲自在に取り付けられていると共に前記支持板側に固定されず上下左右方向に移動可能に配置され、かつストッパ板に支持され、該ストッパは、前記送泥管及び排泥管の脱落防止のためその端部と前記支持板側との間隔が常に前記送泥管及び排泥管の直径よりも小さく形成されるべく配置及び形成されるものである請求項1乃至7のいずれかに記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  9. 前記送泥管及び排泥管の連結部位は、洩れ防止用の弾性シール体のパッキンケースにより連結されるものである請求項1乃至8のいずれかに記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  10. 前記送泥管及び排泥管の連結部位は接続短管を介して連結され、前記接続短管と夫々の送泥管及び排泥管とは弾性シール体のパッキンケースにより連結されるものである請求項1,8,9のいずれかに記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  11. 前記測量ロボットは、前記走行管の内面の上下左右にガイドローラ体を介して支持されるものからなり、その光電センサは、前記走行管の所定位置に形成されている開口部と対峙する位置において外部に位置情報を伝達すべく形成されるものである請求項1乃至10のいずれかに記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  12. 前記測量ロボットが走行する走行管にはLED及び/又は測距・測角用のプリズムが配設されたものである請求項1乃至11のいずれかに記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
  13. 前記引き抜き伝達部材は、前記支持体に連結され、かつ屈曲自在に相互に連結されるものである請求項1乃至12のいずれかに記載の小口径曲線推進工事用インナーユニット。
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