JP2004075295A - 袋のアンローダ及びローダ - Google Patents

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Abstract

【課題】底面に多数の穴が形成されたトレイ3aに載置されたレトルトパウチ等の袋を、前記穴を貫通するピンPにより持ち上げ、コンベアに移載する。袋の搬送不良や整列状態の乱れを抑え、かつ搬送スピードの向上を可能とする。
【解決手段】所定のタイミングで昇降可能でかつ所定距離を前進及び後退するピン群13と、ピン群13とともに前進及び後退し、前進時にトレイ3aの側壁に所定間隔で設けた位置決め片を把持してトレイ3aを搬送し得るチャック55と、後端部が櫛歯状とされてピン群13が進入可能な隙間が形成された袋受取コンベア17からなる。ピン群13は後退位置(実線位置)において始めその先端がトレイ3aの下方にあり、トレイ3aの穴を貫通して上昇し先端に袋Wsを載せ、前進して前記袋受取コンベアの後端部の隙間に進入し(仮想線位置)、続いて下降して先端に載せた袋Wsを袋受取コンベア上に置き残す。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、底面に多数の穴が規則的に形成された平面視矩形のトレイから、そこに載置されたレトルトパウチのような袋を取り出すアンローダ、及び前記トレイに袋を載置するローダに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平10−279064号公報には、底面に多数の穴が規則的に形成されたトレイを所定距離ずつ搬送する搬送手段と、その搬送方向に平行に向く複数のローラと、昇降可能でかつ前記トレイの搬送方向と同方向に往復動可能なピン群からなるピンリフト式移送装置が記載されている。この移送装置を用いて袋が載置されたトレイからその袋を取り出す際は、前記ピン群をトレイの下に位置せしめ、前記ピン群を上昇させ、前記トレイの穴を貫通して上方に突出させ、その先端で袋を前記ローラの位置より高く支持し、続いてピン群とトレイをローラの下方に移動し、ピン群を下降させて袋をローラ上に置き残し、この袋をローラを回転させて搬出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記移送装置では、ピン群で支持した袋をローラにより搬出するようにしているため、次のような問題点がある。
(1)袋の内容物が液状物か又は液状物を多く含む場合、袋Wの剛性がなくなるため、図11に示すように、袋Wの形状がローラRの表面形状になじみ、この状態でローラRを回転させてもスリップを起こし、搬送不良や整列状態の乱れが生じる。ローラR間にピンPが進入する隙間が必要であるが、袋Wを支持するためにはローラ間隙を余り開けることができず、そのためローラRの径が小さくなる点、及びレトルトパウチの場合は袋Wの表面に多量の水が付着してスリップしやすい点も、この傾向を強くする。
【0004】
(2)ローラの搬送方向はピン群による袋の搬送方向に垂直になるから、ピン群が進入する領域から完全に袋が搬出された後でなければ、次の袋をローラ上に搬送できない。また、前記公報においては一度に1つの袋をローラ上に搬送しているが、レトルトパウチの場合、通常、トレイには縦横とも複数列の袋が載置されている。従って、一度に1列(又は複数列)の袋を順次ローラ上に搬送することになり、この場合も同様に、前回搬送した袋列がローラ上のピン群が進入する領域から完全に搬出されるまで、次の袋列をローラ上に搬送できない。そのため、いずれの場合も搬送スピードが上げられない。
【0005】
(3)上記(2)に記載したように、前回搬送した袋列がローラ上のピン群が進入する領域から完全に搬出されるまで、次の袋列をローラ上に搬送できないため、同じ袋列の中では袋の間隔は一定であるが、袋列同士の間隔が開いてしまう。
この周期的な間隔の開きを以後解消して等間隔で搬送するのは難しい。一方、レトルトパウチの場合、トレイから搬出した袋は水切り装置に一列で連続的に送られて水切りされ、続いて箱詰め装置に送られて箱詰めされるが、袋同士の間隔が一定周期で開いているため、単位時間当りの処理数を稼ぐには搬送速度を上げる必要があり、その結果、水切り装置の全長を長く設定し、また処理能力の高い箱詰め装置を設置する必要がある。
【0006】
なお、上記移送装置は袋をトレイに載置する際にも利用でき、その場合にも、上記(1)、(2)に指摘したと同様の問題がある。
本発明は、このような従来のピンリフト式移送装置の問題点に鑑みてなされたもので、袋の搬送不良や整列状態の乱れを抑制することを共通の目的とする。また移送装置の搬送スピードの向上及び袋の等間隔での搬出を可能とすることを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る袋のアンローダは、底面に多数の穴が規則的に形成された平面視矩形のトレイを所定距離ずつ前方に搬送するトレイ搬送装置と、所定のタイミングで昇降可能でかつ前記トレイ搬送装置により搬送されるトレイと共に前進し、のち後退する複数のピンからなるピン群と、前記トレイ搬送装置の搬送方向に沿って並列に配置された複数のコンベアベルトを有するとともに、後端部が櫛歯状とされコンベアベルト間に前記ピンが進入可能な隙間が形成された袋受取コンベアを備え、前記ピン群は前記トレイの一度の搬送距離の範囲内にある1列又は複数列の袋をその先端に載せて前記袋コンベア上に移載するもので、後退位置において始めその先端がトレイの下方に位置し、続いてトレイの穴を貫通して上昇し、前進して前記袋受取コンベアの後端部の隙間に進入し、このとき先端が前記後端部の上方位置にあり、続いて下降して先端がトレイの下方にくることを特徴とする。なお、本発明において、トレイの搬送方向の上流側が後方、下流側が前方である。
【0008】
また、本発明に係る袋のローダは、底面に多数の穴が規則的に形成された平面視矩形のトレイを所定距離ずつ前方に搬送するトレイ搬送装置と、前記トレイ搬送装置の搬送方向に沿って並列に配置された複数のコンベアベルトを有するとともに、前端部が櫛歯状とされコンベアベルト間に後述するピンが進入可能な隙間が形成された袋供給コンベアと、所定のタイミングで昇降可能でかつ前記トレイ搬送装置により搬送されるトレイと共に前進し、のち後退する複数のピンからなるピン群を備え、前記ピン群は前記袋供給コンベア上を送られてきた前記トレイの一度の搬送距離の範囲内にある1列又は複数列の袋をその先端に載せて前記トレイに移載するもので、後退位置において始めその先端がトレイの下方に位置し、続いてトレイの穴を貫通して上昇し、さらに前記袋供給コンベアの前端部の隙間を通って先端が前記前端部の上方位置に達し、前進して前記前端部から抜け出し、続いて下降して先端がトレイの下方にくることを特徴とする。
なお、上記アンローダ及びローダにおいて、前記トレイに形成された穴はスリット状の穴を含み、またピンは前記スリット状の穴を貫通する板状のピンを含む。スリット状の穴及び板状のピンは前記公報にも記載されている。
【0009】
上記アンローダ又はローダのトレイ搬送装置により搬送されるトレイは、その左右方向及び前後方向の位置をピン群に対して位置決めする必要がある。前後方向の位置決め手段の例として、前記トレイの前後方向に等間隔で位置決め片が形成され、前記トレイ搬送装置が前記位置決め片を挟持する挟持部材を有し、かつ前記挟持部材と前記ピン群の互いの位置関係が固定されていることが挙げられる。また、左右方向の位置決めは、トレイの搬送経路の左右にトレイの側壁を案内するガイド部材を設けることで容易になし得る。
挟持部材で位置決め片を挟持することによりトレイの前後方向の位置をピン群に対して位置決めすることができ、また、挟持したまま挟持部材とピン群を共に前進させることにより、トレイとピン群を一体的に前進させることができる。位置決め片はトレイの両側に形成し、それを挟持する挟持部材を左右に一対設けるとよい。
【0010】
また、上記アンローダ又はローダにおいて、前記ピン群の直上位置にあって上昇したピン群の先端に載った袋を押える袋押え部材を配置することができる。この袋押え部材は、前記ピン群の前進に合わせて共に前進し、のち元の位置に後退する。
さらに、上記アンローダ及びローダにおいて、前記トレイ搬送装置の上流側に前記トレイ(アンローダの場合袋が載置された実トレイ、ローダの場合空トレイ)を前記トレイ搬送装置の所定位置に供給するトレイ供給装置を設置し、前記トレイ搬送装置の下流側に前記トレイ(アンローダの場合空トレイ、ローダの場合実トレイ)を取り出すトレイ取出装置を設置することができる。
【0011】
本発明に係る別のアンローダは、底面に多数の穴が規則的に形成された平面視矩形のトレイを所定距離ずつ前方に搬送するトレイ搬送装置と、定位置において所定のタイミングで昇降可能とされたピン群と、袋の端部を把持する把持部材が前記ピン群の上方の後退位置と前記トレイ搬送装置の搬送方向と同方向に所定距離離れた前進位置の間を往復動する袋移送装置と、前記前進位置に配置された袋受取コンベアを備え、前記ピン群は始めその先端が前記トレイの下方に位置し、続いて前記トレイの穴を貫通して上昇し、前記トレイ上の袋の1列分をその先端に載せて前記トレイから持ち上げ、のち下降し、前記袋移送装置は前記後退位置において前記ピン群により前記トレイから持ち上げられた1列分の袋の端部を把持し、前記前進位置において袋を開放することを特徴とする。
なお、このアンローダにおいても、前記トレイに形成された穴はスリット状の穴を含み、またピンは前記スリット状の穴を貫通する板状のピンを含む。
【0012】
上記アンローダのトレイ搬送装置により搬送されるトレイは、その前後方向の位置をピン群に対して位置決めする必要がある。位置決め手段の例として、前記トレイの前後方向に等間隔で位置決め片が形成され、前記トレイ搬送装置が前記位置決め片を挟持するとともに所定距離前進及び後退する挟持部材を有することが挙げられる。挟持部材で位置決め片を挟持することによりトレイの前後方向の位置をピン群に対して位置決めすることができ、挟持したまま挟持部材を前進させることにより、トレイを前進させることができる。位置決め片はトレイの両側に形成し、それを挟持する挟持部材を左右に一対設けるとよい。
【0013】
上記アンローダにおいて、前記ピン群は上昇したときその前方側の方が高くなるようにし、袋を前方側が高くなるように斜めに傾けて持ち上げるようにすると、把持部材による袋の端部の把持が行いやすい。しかし、水平に袋を支持することも可能である。また、上記アンローダにおいて、前記袋受取コンベアはその搬送方向が前記トレイ搬送装置の搬送方向と同方向になるように設置することが望ましい。さらに、上記アンローダにおいて、先に述べたと同様のトレイ供給装置及びトレイ取出装置を設置することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜10を参照して、本発明に係る袋のアンローダ及びローダについて説明する。
まず、使用するトレイ3は、図5に示すように、前壁4、後壁5、側壁6、7及び底壁8からなる矩形のトレイで、底壁8上には袋(レトルトパウチ)Wが1個ずつ入る区画を区切る仕切り壁9が設置され、袋Wを前後に5列、各列6個ずつ載置する。底壁8には各区画に複数個の穴10が形成され、この穴10は底壁8全体に規則的に形成されている。また、側壁6、7はチャンネル状に形成され、その内側に等間隔(各区画の長さ毎)に、リブ状の位置決め片11が固定されている。この位置決め片11はトレイ3の位置決め及び搬送に利用される。なお、以下の説明及び図面では、トレイ3について、必要に応じて、実トレイ3a又は空トレイ3bと記載する。
【0015】
図1に示すアンローダは、先頭の実トレイ3aを所定距離(1ピッチ;位置決め片11の間隔)ずつ、前方(図1において左方向)に搬送するトレイ搬送装置12と、所定のタイミングで昇降可能でかつ前記トレイ搬送装置12により搬送されるトレイ3aと共に前進し、次いで後退するピン群13を備えた袋移載装置14と、ピン群13の直上位置に配置され、ピン群13の前進に合わせて共に前進し、次いで後退する袋押え部材15を備えた袋押え装置16と、ピン群13から袋列Ws(一列分の袋Wからなる)を受け取る袋受取コンベア17からなる。
さらに、ピン群13の後方側に設置され、トレイ搬送装置12に実トレイ3aを供給するトレイ供給装置18と、ピン群13の前方側に設置され、トレイ搬送装置12から空トレイ3bを引き取るトレイ取出装置19もこのアンローダの一部をなす。また、袋受取コンベア17の下流側には、中継コンベア21、シュート22及び袋搬送コンベア23が配置されている。
【0016】
このアンローダでは、トレイ搬送装置12と袋移載装置14は駆動及び伝達機構の部分が一体化されている。まず、袋移載装置14について説明すると、図1〜図3に示すように、機台24上にスライドレール取付スタンド25が一対立設し、その内側に鉛直にスライドレール26が固定され、スライドレール26にはスライド部材27が摺動自在にはまり、スライド部材27に昇降プレート28が固定されている。昇降プレート28の内側にはスライドレール29が水平に固定され、それにスライド部材31が摺動自在にはまり、各スライド部材31には端部材32を介してピン取付フレーム33が固定され、該ピン取付フレーム33にピン群13の下端が固定されている。なお、このピン群13は袋Wの1列分(袋列Ws)に対応し、ピン群13を構成する各ピンPがトレイ3の1列分の区画内にある穴10にそれぞれ貫入する。
スライドレール取付スタンド25の内側では、機台24上に前記スライドレール29と同方向に向くスライドレール30が設置され、その上にスライド部材34がはまり、該スライド部材34の上に往復動スタンド35が立設固定されている。この往復動スタンド35の外側には鉛直にガイド溝36が形成され、前記端部材32の内側に回転自在に取り付けられたガイドローラ37が嵌入している。
このガイドローラ37は昇降プレート28の昇降に伴い、ガイド溝36内を転動しながら昇降する。
【0017】
往復動スタンド35には連結ロッド38の一端が連結され、その他端は支点軸39(図示しない軸受により支持されている)に固定された揺動レバー41の一端に連結している。また、昇降プレート28の端部には連結ロッド42の一端が連結され、その他端は支点軸39に回動自在に支持された揺動レバー43の一端に連結している。
一方、メインフレーム44の上部には、駆動軸45に複数のカムが固定されている。カムレバー46が図示しない軸受により支持された支点軸47に固定され、その端部と揺動レバー41の間を連結ロッド48が連結し、カムローラ49がカム51の周面に当接している。また、カムレバー52が支点軸47に回動自在に支持され、その端部と揺動レバー43の間を連結ロッド53が連結し、カムレバー46と同様に、図示しないカムローラが同じく図示しない別のカムに当接している。
【0018】
そこで、駆動軸45が図示しない駆動源により回転すると、カムレバー46、52がそれぞれ所定のタイミングで揺動し、その揺動は連結ロッド48、53を介して揺動レバー41、43に伝達され、さらに連結ロッド38を介して往復動スタンド35が前後進し、連結ロッド42を介して昇降プレート28が昇降する。そのタイミングは次の通りである。すなわち、後退位置(図2の実線位置)において揺動レバー43の揺動により昇降プレート28が上昇し、それとともにピン取付フレーム33及びピン群13が上昇する。ピン群13が上昇した状態のまま、次に揺動レバー41の揺動により往復動スタンド35が前進し、それとともにピン取付フレーム33及びピン群13が前進し、いずれも前進位置(図2の仮想線位置)で停止する。この前進位置において揺動レバー43が逆に揺動し、昇降プレート28が下降して、それとともにピン取付フレーム33及びピン群13が下降する。続いて、揺動レバー41が逆に揺動し、ピン群13が下降した状態のまま、往復動スタンド35が後退し、それとともにピン取付フレーム33及びピン群13が後退して、いずれも後退位置で停止する。
【0019】
トレイ搬送装置12は、この袋移載装置14と駆動機構及び伝達機構を共有する。すなわち、図1〜図3に示すように、往復動スタンド35の頂部にブラケット54が固定され、そこにチャック式エアシリンダ55が取り付けられている。
このチャック式エアシリンダ55は、図5に示すように、一対の挟持爪からなるチャック部56を内向きに有し、このチャック部56によりトレイ3の側壁に固定された位置決め片11を前後方向から挟持する。これにより、トレイ3はピン群13に対し前後方向の位置決めをされる。
ピン群13は往復動スタンド35に対し前後方向の位置が固定されているから、チャック式エアシリンダ55とピン群13も互いに前後方向の位置関係が固定されていることになる。そこで、揺動レバー41が揺動して往復動スタンド35が前進すると、チャック式エアシリンダ55はピン群13とともに前進し、このときチャック部56がトレイ3の位置決め片11を挟持していれば、トレイ3はピン群13とともに前進する。逆に往復動スタンド35が後退するとき、チャック式エアシリンダ55はピン群13とともに後退する。このときは、チャック部56は開放されている。
【0020】
前記チャック式エアシリンダ55には、チャック部56が位置決め片11を正常に挟持したかどうか検知するセンサー、例えばチャック不良を検出するのによく用いられるリードスイッチが設置されている。もし、このセンサーから挟持不良の検知信号が出されたとき、このアンローダ全体か、少なくともトレイ搬送装置12及び袋移載装置14の運転を停止する。
【0021】
袋押え装置16は、図1に示すように、ピン群13の上に設置されている。メインフレーム44に前後方向を向いて水平にスライドレール57が固定され、そのスライドレール57にスライド部材58がはまり、スライド部材58に固定されたブラケット59の下端に袋押え部材15が水平に取り付けられ、袋押え部材15の下部はスポンジ等からなる当接部材61で構成されている。
スライド部材58には連結ロッド62の一端が連結され、その他端は、支点軸63(図示しない軸受により支持されている)に固定されたカムレバー64の一端に連結している。カムレバー64に取り付けられたカムローラ65が、駆動軸45に固定された図示しないカムに当接している。そのカムが回転すると、カムレバー64が所定のタイミングで揺動し、その揺動は連結ロッド62を介してスライド部材58に伝達され、これにより袋押え部材15が前後進する。
【0022】
袋受取コンベア17は、図1及び図4に示すように、前後方向に沿って並列に集合配置された複数のベルトコンベア66で構成されている。各ベルトコンベア66は、プーリー支持部材67に支持された両端のプーリー68、69とそれらに掛け渡されたコンベアベルト71からなり、袋受取コンベア17の後端部17aは各ベルトコンベア66間に隙間が形成されて櫛歯状となり、その隙間に前記ピン群13の各ピン列13aが進入可能とされている。なお、図4において72はコンベアベルト71を下から支える共通のベルト受けプレート、白抜き矢印は搬送方向である。この袋受取コンベア17は連続回転させている。
【0023】
トレイ供給装置18は、トレイ搬送用コンベア73とプッシャー装置74、及び図示しないスタンドに支持されたトレイ支持ガイド75からなる。プッシャー装置74は前後進するプッシャー76を有し、トレイ搬送用コンベア73上の実トレイ3aをプッシャー76により前方に送り出す。前方に送り出された実トレイ3aはトレイ支持ガイド75に乗り移り、続いて所定位置(図1、図2又は図5に実線で示す先頭の実トレイ3aの位置)に達する。
このとき、図5に示すように、トレイ搬送用コンベア73上では、左右一対設置されたトレイ側面ガイド板78がトレイ3の左右の側壁6、7を案内する。同じく左右一対設置された前記トレイ支持ガイド75は、トレイ3の底壁8を支持する底面ガイド板79と両側壁6、7を案内する側面ガイド板81からなり、トレイ3を所定高さに支持するとともに、その左右方向の位置決めを行う機能を有する。なお、トレイ支持ガイド75の後端側が左右に広がっているのは、プッシャー76により送り出されたトレイ3を受け入れやすくするためである。なお、トレイ支持ガイド75の前端は、後退位置にあるピン群13の位置より後方にある。
【0024】
トレイ取出装置19は、トレイ搬送用コンベア82と図示しないプッシャー装置、及び図示しないスタンドに支持されたトレイ支持ガイド83からなる。プッシャー装置は構造的にトレイ供給装置18のプッシャー装置74と同じであり、トレイ支持ガイド83上の空トレイ3bをトレイ搬送用コンベア82上に送り出す。図5に示すように、トレイ支持ガイド83は、トレイ供給装置18のトレイ支持ガイド75と同じ構造である。なお、トレイ支持ガイド83の後端は、前進位置にあるピン群13の位置より前方にある。しかし、トレイ支持ガイド75の先端とトレイ支持ガイド83の後端の間隔はトレイ3の長さより狭く、従って、このアンローダ内では、トレイ3は必ずトレイ支持ガイド75及び/又はトレイ支持ガイド83により左右方向を案内(位置決め)される状態となっている。
【0025】
続いて、このアンローダの作動及び作用について全体的に説明する。
(1)トレイ供給装置18により実トレイ3aが前方に送り出され、所定位置(図1、図2又は図5に実線で示す先頭の実トレイ3aの位置)で停止する。このとき、ピン群13は後退位置において下降しており、その先端は実トレイ3aの底壁8より下方に位置する。従って、ピン群13と実トレイ3aは干渉しない。
また、実トレイ3aの1番目の位置決め片11がチャック式エアシリンダ55のチャック部56の内側位置に達している。該チャック部56は開状態(図5(b)の仮想線参照)であり、位置決め片11とは干渉しない。
(2)図5に示すように、チャック式エアシリンダ55が作動し、チャック部56が閉じて1番目の位置決め片11を挟持し、トレイ3の位置決めを行う。もしトレイ3の位置が前後方向に多少でもずれていれば、この位置決めで矯正される。これにより、ピン群13の各ピンPがトレイ3の対応する穴10(1列目の区画に形成された穴)の中心に位置し、ピン群13が上昇するとき、ピンPと穴10の干渉が防止される。なお、ピンPが穴の縁に当たるとその箇所が鋭利に尖り、主としてプラスチックからなる袋Wは容易に損傷する。
【0026】
(3)図2の実線に示すように、ピン群13の各ピンPが実トレイ3aの穴10を貫通して上昇し、1列目の区画に載置された1列分の袋W(=袋列Ws)を先端に載せて上昇する。上昇端において、袋列Wsがその上方に停止していた袋押さえ部材15に当接する。ピン群13上に載置されただけの袋列Wsはピン群13の前進開始時又は停止時に慣性により位置ずれを起こす恐れがあるが、これにより、袋列Wsが動かないように押さえられて位置ずれが防止されるとともに、ピン群13の前進時のスピードアップも可能となる。
(4)続いて、ピン群13とチャック式エアシリンダ55及び袋押え部材15が共に前進し、図4に示すように、ピン群13の各ピン列13aが袋受取コンベア17の後端部17aの隙間に進入する。このとき、袋受取コンベア17の搬送方向はピン群13による袋列Wsの搬送方向と同じであるから、進入するピン群13は前回袋受取コンベア17上に移載された袋列Wsを後追いする形になる。従って、ピン群13が進入する領域に前回の袋列Wsがまだ存在している段階で、ピン群13を進入させることができ、その分だけ搬送のサイクルのスピードアップが可能となる。また、袋受取コンベア17上の袋列Ws同士の間隔が自由に調整でき、例えばトレイ3上の袋列Ws同士の間隔と同じ程度に調整することも可能となる。
【0027】
(5)ピン群13とチャック式エアシリンダ55及び袋押え部材15が所定距離(1ピッチ)前進後、停止する。このときの実トレイ3aと袋列Wsが、図2及び図5の仮想線で示されている。続いて、ピン群13が図2の仮想線位置まで下降し、袋列Wsは袋受取コンベア17上に置き残され、前方に搬送される。なお、袋受取コンベア17の場合、従来のローラによる搬送に比べてスリップを起こさず、搬送不良や整列状態の乱れが生じにくい。
(6)チャック式エアシリンダ55のチャック部56が開いて位置決め片11を開放し、続いてピン群13とチャック式エアシリンダ55及び袋押え部材15が共に後退する。
(7)前記(2)〜(6)の作動が繰り返される。ただし、トレイ3は1ピッチ前進しているので、チャック部56に挟持されるのは2番目の位置決め片11であり、ピン群13に載せられて上昇するのは2番目の区画に載置された袋列である。以後、3番目、4番目、5番目の位置決め片11及び袋列に対して同じ手順が繰り返される。
(8)5番目の袋列が袋受取コンベア17に移載され、ピン群13が下降し、チャック部56が開いた後、トレイ取出装置19のプッシャーが空になったばかりの空トレイ3bをトレイ搬送用コンベア82に送り出し、それをトレイ搬送用コンベア82が搬出する。一方、トレイ供給装置18は、再び前記(1)の作動を開始する。
【0028】
なお、袋受取コンベア17により搬送される袋列Wsは6個の袋Wが横に並んだものであるが、図1に示すように、これが中継コンベア21、シュート22を介して袋搬送コンベア23に入ると、ここで縦方向に一列に並ぶ。袋搬送コンベア23において77はストッパーガイドである。袋搬送コンベア23の速度を適宜調整することにより、袋W同士の間隔が周期的に開くということなしに、袋搬送コンベア23上における各袋Wの間隔を等間隔(トレイ3上の袋W同士の間隔)にすることができる。
また、上記の例では、同時に1列分の袋(袋列Ws)をトレイ3から取り出し、袋受取コンベア17に移したが、複数列(n列)の袋列を同時に取り出すように構成することも可能である。その場合でも、袋受取コンベア17上において、先行するn列の袋列と次のn列の袋列の間隔が、トレイ3上の袋列同士の間隔と同じ程度になるように調整すれば、袋受取コンベア17上の全ての袋列同士の間隔が一定となるので、袋搬送コンベア23において縦方向に一列となった袋Wの間隔を等間隔にすることができる。
従って、以後、水切り装置及び箱詰め装置に送る場合に有利となる。
【0029】
上記アンローダは、各装置のわずかな配置変更又は用途変更でローダとして用いることができる。図6はそれを示すもので、袋受取コンベア17と実質的に同じ構造の袋供給コンベア84をトレイ搬送装置12及び袋移載装置14の前方に配置し、これで袋列Wsを間欠的に搬送し(ピン群13が上昇して袋を受け取るとき停止)、トレイ供給装置18により空トレイ3bを供給し、トレイ取出装置19により実トレイ3aを取り出す。トレイ搬送装置12及び袋移載装置14の配置及び作動はアンローダと同じであり、ピン群13が空トレイ3bの穴10を貫通して上昇し、袋供給コンベア84上の袋列Wsをその先端に載せ、空トレイ3bとともに前進し、続いて下降してその袋列Wsを空トレイ3b上に置き残す。
【0030】
図7〜図9は、段積みした実トレイ3aを前記アンローダに搬入し、袋をアンローダにより取り出して搬出し、一方、袋搬出後の空トレイ3bを段積みして回収する場合の実施形態(レイアウト)を概念的に示すものである。これを工程順に説明すると、次のようになる。
(1)作業者85がトレイ運搬用台車86に段積みした実トレイ3aを載せて段積み実トレイ供給位置Aに搬入する。段積み実トレイ供給位置Aに置かれた最上段の実トレイを、1枚ずつコンベアにより実トレイ供給位置Bに供給する。
【0031】
(2)実トレイ供給位置Bから、アンローダのトレイ供給装置18が実トレイ3aを前方の袋取出位置Cに搬送する。この袋取出位置Cに前記トレイ搬送装置12、袋移載装置14及び袋受取コンベア17等が設置されている。この例では、一度に3列分の袋列を取り出し、白抜き矢印の方向に搬送している。一方、空トレイ3bがトレイ取出装置19により空トレイ取出位置Dに送られる。
(3)空トレイ取出位置Dにきた空トレイ3bは、コンベアにより空トレイ排出位置Eに送られる。
(4)空トレイ排出位置Eにきた空トレイ3bは、コンベアにより段積み空トレイ抜取り位置Fに置かれたトレイ運搬用台車86の上に順次積み重ねられ、所定枚数段積みされると、トレイ運搬用台車86ごと抜き取られて搬出される。
【0032】
図10は、本発明に係る別のアンローダを示すものである。このアンローダは、先頭の実トレイ3aを所定距離(1ピッチ;位置決め片11の間隔)ずつ、前方(図10(a)において左方向)に搬送する図示しないトレイ搬送装置と、定位置において所定のタイミングで昇降し、袋列Wsを持ち上げるピン群91を備えた袋持ち上げ装置92と、袋持ち上げ装置92の前方に配置され、ピン群91により持ち上げられた袋列Wsをチャック部93で把持して前方に移送する袋移送装置94と、チャック部93が開放した袋列Wsを受け取る袋受取コンベア95からなる。さらに、いずれも図示省略されているが、ピン群91の後方側に設置され、前記トレイ搬送装置に実トレイ3aを供給するトレイ供給装置(図1のアンローダのトレイ供給装置18と同じもの、図10(b)にこのトレイ供給装置の一部をなすトレイ支持ガイド96のみ示す)と、ピン群91の前方側に設置され、前記トレイ搬送装置から空トレイ3bを引き取るトレイ取出装置(図1のアンローダのトレイ取出装置19と同じもの)もこのアンローダの一部をなす。
【0033】
前記トレイ搬送装置は図示されていないが、図1のアンローダのトレイ搬送装置と基本的に同じ(往復動に関する駆動及び伝達機構を含めて)で、左右に後退位置と前進位置の間を1ピッチ往復動するチャック式エアシリンダを有し、そのチャック式エアシリンダは一対の挟持爪からなるチャック部を内向きに有する。
このチャック部によりトレイ3の側壁に固定された位置決め片11を前後方向から挟持し、これによりトレイ3はピン群91に対し前後方向の位置決めがなされる。また、チャック式エアシリンダが1ピッチ前進することでトレイ3が1ピッチ前進する。
【0034】
袋持ち上げ装置92は、往復動に関する駆動及び伝達機構がないことを除けば図1のアンローダの袋移載装置14とほぼ同じである。すなわち、図示しない機台上にスライドレール取付スタンド97が一対立設し、その内側に鉛直にスライドレール98が固定され、スライドレール98にはスライド部材99が摺動自在にはまり、スライド部材99に端部材101を介してピン取付フレーム102が固定され、該ピン取付フレーム102にピン群91の下端が固定されている。ピン群91は前方のピンの方が高く、従って、これが上昇すると、袋列Wsの各袋Wを前方が高くなるように斜めに傾けて持ち上げることになる。
なお、このピン群91は袋1列分(袋列Ws)に対応し、各ピンPはトレイ3の1列分の区画内の対応する穴10にそれぞれ貫入する。
【0035】
袋移送装置94は、図示しない駆動源により所定のタイミングで往復回動する駆動軸103に固定された揺動レバー104と、揺動レバー104の上端に固定された支点ピン105に回動自在に取り付けられた移送アーム106と、移送アーム106の前端に下向きに取り付けられたチャック部93と、移送アーム106の後端に一端が連結され、他端が図示しない固定フレームに連結された連結ロッド107等からなる。駆動軸103が往復回動することにより揺動レバー104が前後方向に揺動し、それに伴い、移送アーム106が仮想線で示す後退位置と、実線で示す前進位置の間で前後に揺動し、移送アーム106が後退位置にあるとき、チャック部93がちょうどピン群91の上方位置にきて、前進位置にあるとき、袋受取コンベア95の後端部の上にくる。
【0036】
続いて、このアンローダの作動及び作用について全体的に説明する。
(1)トレイ供給装置により実トレイ3aが前方に送り出され、所定位置(図10に示す実トレイ3aの位置)で停止する。このとき、ピン群91は下降しており、その先端は実トレイ3aの底壁8より下方に位置する。従って、ピン群91と実トレイ3aは干渉しない。また、実トレイ3aの1番目の位置決め片11がチャック式エアシリンダのチャック部の内側位置に達している。該チャック部は開状態であるので位置決め片11とは干渉しない。以上の点は、図1に示すアンローダと同じである。
(2)チャック式エアシリンダが作動し、そのチャック部が閉じて1番目の位置決め片11を挟持し、実トレイ3aの位置決めを行う。もし実トレイ3aの位置が前後方向に多少でもずれていれば、この位置決めで矯正される。これにより、ピン群91の各ピンPがトレイ3の対応する穴10(1列目の区画に形成された穴)の中心に位置し、ピン群91と穴10の干渉が防止される。以上の点は、図1に示すアンローダと同じである。
【0037】
(3)図10に示すように、ピン群91の各ピンPが実トレイ3aの穴10を貫通して上昇し、1列目の区画に載置された1列分の袋W(袋列Ws)の下面に当接し、これを持ち上げ、傾斜させる。各袋Wは傾斜することで後端が仕切り壁9に当接し、前端が斜め上向きとなる。このとき、袋移送装置94のチャック部93は開状態で後退位置にきている。
(4)袋移送装置94のチャック部93が閉じて袋列Wsの各袋Wの前端を把持し、次いで前進する。その後、ピン群91はトレイ3の下に下降し、続いてチャック式エアシリンダが前進し、そのチャック部に位置決め片11を挟持された実トレイ3aも前進する。
(5)袋移送装置94のチャック部93が図10(a)に実線で示す前進位置に到達し、ここでチャック部93が開き袋Wを開放する。この袋移送装置94によれば、チャック部93で袋Wを把持して移送するため、移送過程において袋列Wsの位置ずれは起こらない。そのため、移送のスピードアップが可能となる。
なお、袋受取コンベア95の搬送方向はチャック部93による袋列Wsの移送方向と同じであるから、当該チャック部93に把持され移送される袋列Wsは前回袋受取コンベア95上に移載された袋列Wsを後追いする形になる。従って、袋受取コンベア95の後端部(チャック部93により袋列Wsが置かれる領域)に前回の袋列Wsがまだ存在している段階で、チャック部93を前進させることができ、その分だけ搬送のサイクルのスピードアップが可能となる。また、袋受取コンベア95上の袋列Ws同士の間隔が自由に調整できる。この点は、図1に示すアンローダと同じである。さらに、袋受取コンベア95の場合、従来のローラのような搬送不良や整列状態の乱れが生じない。
【0038】
(6)一方、チャック式エアシリンダは1ピッチ前進して停止し、チャック部を開いて位置決め片11を開放する。
(7)袋移送装置94のチャック部93が後退する。チャック式エアシリンダも後退し、前記(2)〜(6)の作動が繰り返される。ただし、トレイ3は1ピッチ前進しているので、チャック式エアシリンダのチャック部に挟持されるのは2番目の位置決め片11であり、ピン群91に持ち上げられるのは2番目の区画に載置された袋列である。以後、3番目、4番目、5番目の位置決め片11及び袋列に対して同じ手順が繰り返される。
(8)5番目の袋列が袋受取コンベア95に移載され、チャック式エアシリンダが1ピッチ前進してそのチャック部が位置決め片11を開放した後、トレイ取出装置のプッシャーが空になったばかりの空トレイをトレイ搬送用コンベアに送り出し、それをトレイ搬送用コンベアが搬出する。一方、トレイ供給装置は、再び前記(1)の作動を開始する。
【0039】
なお、袋受取コンベア95により搬送される袋列Wsは6個の袋Wが横に並んだものであるが、この後、これが中継コンベア21、シュート22を介して袋搬送コンベア23に入ると(図1参照)、ここで縦方向に一列に並ぶ。このとき、袋搬送コンベア23の速度を適宜調整することにより、袋W同士の間隔が周期的に開くということなしに、袋搬送コンベア23における各袋Wの間隔を等間隔(トレイ3上の袋W同士の間隔)にすることができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明に係るアンローダ及びローダによれば、トレイ上の袋を取り出す際又はトレイ上に袋を載置する際、袋の搬送不良や整列状態の乱れを抑制することができる。また、アンローダにおいて、袋受取コンベアの搬送方向をピン群や移送装置のチャック部による袋の搬送方向と同方向としたことにより、搬送サイクルのスピードを向上させ、かつ袋を等間隔で搬出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンローダの側面断面図である。
【図2】その袋移載装置及びトレイ搬送装置の要部側面断面図である。
【図3】同じく袋移載装置及びトレイ搬送装置の要部正面断面図である。
【図4】同じく袋受取コンベアの要部平面図である。
【図5】トレイの搬送を説明する平面図(a)、位置決め装置の要部拡大図(b)及びその正面図(c)である。
【図6】本発明に係るローダの側面断面図である。
【図7】段積みした実トレイを本発明に係るアンローダに供給し、空トレイを段積み状態で回収する場合の平面図である。
【図8】同上。
【図9】同上。
【図10】本発明に係る他のアンローダの要部側面断面図(a)及び正面断面図(b)である。
【図11】従来例の問題点を説明する模式図である。
【符号の説明】
3 トレイ
3a 実トレイ
3b 空トレイ
10 トレイの底壁に形成された穴
11 トレイの側壁に設けた位置決め片
12 トレイ搬送装置
13、91 ピン群
13a ピン列
14 袋移載装置
15 袋押え部材
17、95 袋受取コンベア
17a 袋受取コンベアの後端部
18 トレイ供給装置
19 トレイ取出装置
55 チャック式エアシリンダ
56 チャック部
75、83 トレイ支持ガイド
92 袋持ち上げ装置
93 チャック部
94 袋移送装置
W 袋
Ws 袋列
P ピン

Claims (10)

  1. 底面に多数の穴が規則的に形成された平面視矩形のトレイを所定距離ずつ前方に搬送するトレイ搬送装置と、所定のタイミングで昇降可能でかつ前記トレイ搬送装置により搬送されるトレイと共に前進し、のち後退する複数のピンからなるピン群と、前記トレイの搬送方向に沿って並列に配置された複数のコンベアベルトを有するとともに、後端部が櫛歯状とされ前記コンベアベルト間に前記ピンが進入可能な隙間が形成された袋受取コンベアを備え、前記ピン群は前記トレイの一度の搬送距離の範囲内にある1列又は複数列の袋をその先端に載せて前記袋コンベア上に移載するもので、後退位置において始めその先端がトレイの下方に位置し、続いてトレイの穴を貫通して上昇し、前進して前記袋受取コンベアの後端部の隙間に進入し、このとき先端が前記後端部の上方位置にあり、続いて下降して先端がトレイの下方にくることを特徴とする袋のアンローダ。
  2. 前記トレイの前後方向に等間隔で位置決め片が形成され、前記トレイ搬送装置が前記位置決め片を挟持する挟持部材を備え、かつ該挟持部材と前記ピン群の互いの位置関係が固定され、前記挟持部材が前記位置決め片を挟持することによりトレイの前後方向の位置が前記ピン群に対して位置決めされることを特徴とする請求項1に記載された袋のアンローダ。
  3. 前記ピン群の直上位置に配置され、前記ピン群の前進に合わせて共に前進し、のち後退する袋押え部材を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載された袋のアンローダ。
  4. 底面に多数の穴が規則的に形成された平面視矩形のトレイを所定距離ずつ前方に搬送するトレイ搬送装置と、前記トレイ搬送装置の搬送方向に沿って並列に配置された複数のコンベアベルトを有するとともに、前端部が櫛歯状とされコンベアベルト間に後述するピンが進入可能な隙間が形成された袋供給コンベアと、所定のタイミングで昇降可能でかつ前記トレイ搬送装置により搬送されるトレイと共に前進し、のち後退する複数のピンからなるピン群を備え、前記ピン群は前記袋供給コンベア上を送られてきた前記トレイの一度の搬送距離の範囲内にある1列又は複数列の袋をその先端に載せて前記トレイに移載するもので、後退位置において始めその先端がトレイの下方に位置し、続いてトレイの穴を貫通して上昇し、さらに前記袋供給コンベアの前端部の隙間を通って先端が前記前端部の上方位置に達し、前進して前記前端部から抜け出し、続いて下降して先端がトレイの下方にくることを特徴とする袋のローダ。
  5. 前記トレイの前後方向に等間隔で位置決め片が形成され、前記トレイ搬送装置が前記位置決め片を挟持する挟持部材を備え、かつ該挟持部材と前記ピン群の互いの位置関係が固定され、前記挟持部材が前記位置決め片を挟持することによりトレイの前後方向の位置が前記ピン群に対して位置決めされることを特徴とする請求項4に記載された袋のローダ。
  6. 前記ピン群の直上位置に配置され、前記ピン群の前進に合わせて共に前進し、のち後退する袋押え部材を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載された袋のローダ。
  7. 底面に多数の穴が規則的に形成された平面視矩形のトレイを所定距離ずつ前方に搬送するトレイ搬送装置と、定位置において所定のタイミングで昇降可能とされたピン群と、袋の端部を把持する把持部材が前記ピン群の上方の後退位置と前記トレイ搬送装置の搬送方向と同方向に所定距離離れた前進位置の間を往復動する袋移送装置と、前記前進位置に配置された袋受取コンベアを備え、前記ピン群は始めその先端が前記トレイの下方に位置し、続いて前記トレイの穴を貫通して上昇し、前記トレイ上の袋の1列分をその先端に載せて前記トレイから持ち上げ、のち下降し、前記袋移送装置は前記後退位置において前記ピン群により前記トレイから持ち上げられた1列分の袋の端部を把持し、前記前進位置において袋を開放し、のち復帰することを特徴とする袋のアンローダ。
  8. 前記トレイの前後方向に等間隔で位置決め片が形成され、前記トレイ搬送装置が前記位置決め片を挟持するとともに所定距離前進及び後退する挟持部材を備え、前記挟持部材が前記位置決め片を挟持することによりトレイの前後方向の位置が前記ピン群に対して位置決めされることを特徴とする請求項7に記載された袋のアンローダ。
  9. 前記ピン群は上昇したときその前方側の方が高く、袋を斜めに傾けて持ち上げることを特徴とする請求項7又は8に記載された袋のアンローダ。
  10. 前記袋受取コンベアは、その搬送方向が前記トレイ搬送装置の搬送方向と同方向になるように設置されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載された袋のアンローダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102556679A (zh) * 2011-12-15 2012-07-11 福建浔兴拉链科技股份有限公司 拉头自动上挂机

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