JP2004074965A - 自動車用トノカバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、自動車の後部座席の後方に設けられた荷室の目隠しとして使用される板状部材であり、折り畳み可能なトノカバー本体と、荷室内の荷物の出し入れ時に使用されるドアにそのトノカバー本体の後端部を連結する紐体22とを備える自動車用トノカバーであって、トノカバー本体15の後端部と紐体22とはクリップ30によって接続される構成であり、クリップ30は、トノカバー本体15の貫通孔15kに通されるケース状の本体部32と、貫通孔15kから突出する本体部32の上端及び下端に固定されており、トノカバー本体15を表裏から挟む構成の固定部材33,35とを有しており、本体部32には、紐体22及びその紐体22の係合端部22mの通過を許容する入口32kと、紐体22の通過を許容し、その係合端部22mの通過を規制する抜け孔34kとが形成されており、係合端部22mが本体部32の内部空間SPに収納される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の後部座席の後方に設けられた荷室の目隠しとして使用される板状部材であり、折り畳み可能なトノカバー本体と、前記荷室内の荷物の出し入れ時に使用されるドアにそのトノカバー本体の後端部を連結する紐体とを備える自動車用トノカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動車用トノカバーとしては実開昭57−59153号公報に記載のものが知られている。
前記自動車用トノカバー60は、図5に示すように、荷室の目隠しとして使用されるトノカバー本体62を備えている。トノカバー本体62は、乗用車の幅方向に沿って折り曲げ可能に構成されており、その前端部が後部座席Sの背面に接続されている。また、トノカバー本体62の後端部がインナパネルPによって下方から支持されている。トノカバー本体62の後端部には、図5(B)に示すように、紐体64が通される開孔65が左右に形成されており、それらの開孔65を通された左右の紐体64の端部がコネクタ66を介してゴム紐67に接続されている。また、紐体64の左右の上端部は自動車のバックドアDに掛けられている。
これによって、バックドアDを開くと、トノカバー本体62の後端部が紐体64に引っ張られ、バックドアDに連動して上方に回動するようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、トノカバー本体62の裏側で左右の紐体64をゴム紐67等を介して接続する方法では、トノカバー本体62の裏側で紐体64及びゴム紐67が広い範囲で露出するため、見栄えが悪い。また、紐体64及びゴム紐67の露出部分が荷室内の荷物と干渉する恐れがある。
上記ゴム紐67等を省略するために、図5(C)に示すように、左右の紐体64の端部をそれぞれクリップ68でトノカバー本体62に接続する方法もある。しかし、この方法でも、トノカバー本体62の裏側で紐体64の結び目64mが露出するため、見栄えが悪い。さらに、トノカバー本体62の裏側から紐体64を通す開孔68hの部分が突出するため、この突出部分68tが邪魔になる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、自動車用トノカバーの見栄えを向上させるとともに、クリップの突出量を極力少なくすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、自動車の後部座席の後方に設けられた荷室の目隠しとして使用される板状部材であり、折り畳み可能なトノカバー本体と、前記荷室内の荷物の出し入れ時に使用されるドアにそのトノカバー本体の後端部を連結する紐体とを備える自動車用トノカバーであって、前記トノカバー本体の後端部と前記紐体とはクリップによって接続される構成であり、前記クリップは、トノカバー本体の貫通孔に通されるケース状の本体部と、前記貫通孔から突出する前記本体部の上端及び下端に固定されており、前記トノカバー本体を表裏から挟む構成の固定部材とを有しており、前記本体部には、前記紐体及びその紐体の係合端部の通過を許容する入口と、前記紐体の通過を許容し、その前記紐体の係合端部の通過を規制する抜け孔とが形成されており、前記係合端部が前記本体部の内部空間に収納される構成であることを特徴とする。
【0005】
本発明によると、クリップは、そのクリップの本体部がトノカバー本体の貫通孔に通され、固定部材がトノカバー本体を表裏から挟むことで、そのトノカバー本体に取付けられる。また、紐体は、その紐体がクリップの本体部の抜け孔に通され、その紐体の係合端部が抜け孔に掛かることで、クリップの本体部に接続される。したがって、紐体はクリップを介してトノカバー本体に接続される。このとき、紐体の係合端部は、クリップの本体部の内部空間に収納されるため、紐体の係合端部がトノカバー本体の表面側あるいは裏面側で露出することがない。このため、自動車用トノカバーの見栄えが向上する。また、紐体の係合端部は、クリップの本体部の内部空間に収納されることでトノカバー本体の貫通孔内(トノカバー本体の厚み内)に収容されるため、トノカバー本体の表面あるいは裏面からのクリップの突出量も少なくできる。
【0006】
請求項2の発明では、クリップの本体部と一方の固定部材とは一体成形されており、他方の固定部材と前記本体部の端部とが係合可能に構成されている。このため、クリップの本体部をトノカバー本体の貫通孔に通した後、その本体部の端部に他方の固定部材を係合させるだけで、そのクリップをトノカバー本体に取付けることができる。したがって、トノカバー本体に対するクリップの取付けが容易になる。
【0007】
また、請求項3の発明によると、クリップの本体部には、その側壁に紐体の係合端部が通過できる入口が形成されており、その入口とほぼ対向して前記係合端部の通過を規制する抜け孔が形成されている。このため、紐体を入口側から抜け孔側に通す際、紐体を曲げずに通すことができ、紐体を通す作業が容易になる。
【0008】
また、請求項4に示すように、クリップの本体部と一体成形された一方の固定部材をトノカバー本体の表面側に配置し、前記本体部と係合する他方の固定部材を前記トノカバー本体の裏面側に配置し、紐体を前記トノカバー本体の裏面側に引き出す構成が好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、図1〜図4に基づいて本発明の実施形態1に係る自動車用トノカバーについて説明する。ここで、図1は自動車用トノカバーの構成部品であるクリップ及び紐体の斜視図等であり、図2は自動車用トノカバーを折り畳む様子を表す斜視図等、図3は自動車用トノカバーの全体斜視図等である。また、図4は自動車用トノカバーを自動車に装着した状態を表す斜視図等である。なお、自動車の幅方向をX方向、前後方向をY方向、高さ方向をZ方向として図示する。
【0010】
自動車用トノカバー10は、図4に示すように、後部座席Sの後方に設けられた荷室Rの目隠しとして使用されるトノカバー本体12を備えている。
トノカバー本体12は、図2(A)、図3(A)に示すように、自動車の前後方向(Y方向)において三分割されており、前板13、中板14及び後板15から構成されている。そして、前板13と中板14とが前部インテグラルヒンジ16を介して折り曲げ可能に連結されており、中板14と後板15とが後部インテグラルヒンジ17を介して折り曲げ可能に連結されている。
【0011】
前板13は、例えば、合成繊維と天然繊維とから構成される心材と、その心材を袋状に覆う不織布の表皮とから構成される略長方形のボードであり、厚み寸法が約2.5mmに設定されている。前板13は、後部座席Sの幅に合わせて6:4の割合でX方向において二分割されており、その左分割板13eの前端部と右分割板13fの前端部とにそれぞれ固定クランプ18が取付けられている。
【0012】
固定クランプ18は、左分割板13eと右分割板13fとをそれぞれ左後部座席Sxと右後部座席Syとに連結するためのクランプであり、略U字形の切欠きを備える係合爪18k(図3(A)参照)を備えている。係合爪18kは、各後部座席Sx,SyのヘッドレストHx,Hyの支柱と係合可能に構成されており、各々の係合爪18kが対応する前記支柱と係合した状態で、前板13の左分割板13eと右分割板13fとはそれぞれ固定クランプ18を介して左後部座席Sxと右後部座席Syとに接続される。
【0013】
中板14は、例えば、木板や樹脂板から構成される心材と、その心材を覆う不織布の表皮とから構成される略長方形のボードであり、厚み寸法が約12mmに設定されている。
中板14は、その中板14のボード端14eが前板13のボード端13bから一定寸法Lだけ張り出すように、その中板14のX方向における長さ寸法が設定されている(図3(A)参照)。そして、中板14のボード端14eが自動車の荷室Rを構成するインナパネル等(図示されていない)によって下方から支持されるようになっている。また、中板14のY方向における長さ寸法(幅寸法)が前板13の幅寸法とほぼ等しく設定されている。
中板14の表皮を構成する不織布は、前板13の表皮を構成する不織布と接続されており、両表皮の接続部分が前述の前部インテグラルヒンジ16を構成する。
【0014】
後板15は、例えば、木板や樹脂板から構成される心材と、その心材を覆う不織布の表皮とから構成される略U字形のボードであり、厚み寸法が約6mmに設定されている。後板15のX方向における長さ寸法は、中板14のX軸方向における長さ寸法とほぼ等しく設定されており、後板15のボード端15eが自動車の荷室Rを構成するインナパネル等(図示されていない)によって下方から支持されるようになっている。
後板15の表皮を構成する不織布は、中板14の表皮を構成する不織布と接続されており、両表皮の接続部分が後部インテグラルヒンジ17を構成する。
【0015】
後板15の後部左右端には、その後板15をバックドアDに連結するためのサスペンダ20が取付けられている。
サスペンダ20は、紐体22と、その紐体22を後板15に接続するためのクリップ30とから構成されている。
クリップ30は、図1(A)、(B)、(C)に示すように、後板15の貫通孔15kに通されるケース状の本体部32と、その本体部32の上端に固定されて後板15の表面(表表皮)を押える円板部33と、本体部32の先端(下端)と係合可能な構成で後板15の裏面(裏表皮)を押える鍔部35とから構成されている。ここで、クリップ30は樹脂製であり、本体部32と円板部33とは一体成形されている。
【0016】
本体部32は、平面略角形に形成されており、ほぼ平行な第1縦壁32aと第2縦壁32bとを備えている。第1縦壁32aと第2縦壁32bとは下端側(先端側)が若干先細状に形成されている。第1縦壁32aと第2縦壁32bとの上端には、前述の円板部33が固定されており、第1縦壁32aと第2縦壁32bとの下端が横板32cよって互いに連結されている。これによって、本体部32の内部には、円板部33、第1縦壁32a、第2縦壁32b及び横板32cによって、その本体部32を横方向に貫通する空間SPが画成される。ここで、空間SPの図1(C)における右側の開口32kを入口32kと呼び、左側の開口32kを出口32kと呼ぶことにする。なお、空間SPの入口32k及び出口32kのサイズは紐体22の結び目22mを楽に通せるサイズに設定されている。
【0017】
さらに、本体部32には、その空間SPの出口32kの近傍に、その空間SPを横断する仕切り板34が取付けられている。仕切り板34は、その周囲四辺がそれぞれ円板部33、第1縦壁32a、第2縦壁32b及び横板32cに固定されている。また、仕切り板34の上部と円板部33との間は、複数のリブ34rによって補強されている。
【0018】
仕切り板34の中央下寄りには、紐体22の通過を許容し、その紐体22の結び目22mの通過を規制する縦長の抜け孔34kが形成されている。したがって、抜け孔34kに通された紐体22が外部から引っ張られると、紐体22の結び目22mは円板部33、第1縦壁32a、第2縦壁32b、横板32c及び仕切り板34によって画成される空間SP内に収納される。即ち、紐体22の結び目22mが本発明の係合端部に相当する。なお、係合端部は、例えば、リング等を紐体22に圧着固定したものであっても良い。
本体部32の第1縦壁32aと第2縦壁32bとの下側には、切起こし状に弾性変形可能な係合爪36が形成されている。
【0019】
クリップ30の鍔部35は、図1(A)に示すように、円板部33とほぼ等しい外径寸法の円板であり、その中央に本体部32の先端(下端)が挿入される角形開口35hが形成されている。ここで、角形開口35hの平行な横辺35y間の寸法は、本体部32の第1縦壁32aの外側から第2縦壁32bの外側までの寸法にほぼ等しく設定されている。このため、本体部32の先端を鍔部35の角形開口35hに押込むことで、本体部32の係合爪36が角形開口35hの横辺35yの外側に弾性的に係合し、その鍔部35が本体部32に連結される。
即ち、円板部33が本発明の一方の固定部材に相当し、鍔部35が本発明の他方の固定部材に相当する。なお、円板部33との協働でクリップ30を後板15に固定できれば、本体部32の係合爪36も本発明の他方の固定部材に相当する。
【0020】
ここで、鍔部35が本体部32に連結された状態で、鍔部35の上面から円板部33の下面までの寸法は、後板15の厚み寸法よりも若干小さく設定されている。このため、後板15はクリップ30の円板部33と鍔部35とによって表裏から挟まれ、ガタツキがない状態で、クリップ30は後板15に固定される。また、クリップ30の突出量も小さくできる。
【0021】
さらに、クリップ30が後板15に固定された状態で、クリップ30の本体部32に形成された入口32kの一部分は鍔部35の外側に位置しており、その一部分の面積は紐体22を通せるサイズに設定されている。このため、仕切り板34の抜け孔34kに通された紐体22は、鍔部35の外側に位置する入口32kの一部分を通ってクリップ30の外部に引き出される。
また、鍔部35の角形開口35hの縦辺には、後板15の貫通孔15kの周囲に位置する裏表皮の端縁を押える押え爪35tが形成されている。
また、鍔部35の周縁及び円板部33の周縁は、クリップ30と後板15の表面及び裏面との境目で段差が生じ難いように、薄肉に形成されている。
【0022】
次に、上記したサスペンダ20をトノカバー本体12に取付ける手順を説明する。先ず、一端にバックドアDへの取付けループ22xが形成された紐体22の他端が本体部32の出口32k側から仕切り板34の抜け孔34kに通され、本体部32の入口32k側に引き出される。次に、入口32k側に引き出された紐体22の端部に結び目22mが形成される。この状態で、紐体22が取付けループ22x側から引っ張られ、紐体22の結び目22mがクリップ30の本体部32の入口32kから空間SP内に収納される。次に、紐体22がトノカバー本体12の後板15の貫通孔15kに表側から通され、さらにクリップ30の鍔部35の角形開口35hに通される。次に、クリップ30の本体部32が後板15の貫通孔15kに表側から通される。そして、後板15の貫通孔15kから裏側に突出した本体部32の先端に対し、鍔部35の角形開口35hが嵌め込まれ、本体部32の係合爪36が角形開口35hと弾性的に係合する。これによって、クリップ30がトノカバー本体12の後板15に固定されるとともに、紐体22がクリップ30を介してトノカバー本体12の後板15に連結される。
【0023】
トノカバー本体12の後板15に連結された左右のサスペンダ20の紐体22は、後板15の裏側を通ってその後板の端部から表側に回され、図4(A)、(B)に示すように、バックドアDに接続される。これによって、バックドアDが開かれると、サスペンダ20の働きでトノカバー本体12の後板15が上方に引っ張られ、後板15はバックドアDと共に上方に回動する。したがって、トノカバー本体12を荷室Rにセットしたままの状態で、荷物の出し入れが可能になる。
【0024】
また、トノカバー本体12を使用しない場合には、固定クランプ18を左右の後部座席Sx,Syから外し、サスペンダ20の紐体22をバックドアDから外した状態で、図2に示すように、トノカバー本体12の後板15を中板14の上に折り畳み、前板13を後板15の上に折り畳む。これによって、トノカバー本体12がコンパクトになり、荷室R内に収納可能になる。
【0025】
このように、本実施形態に係る自動車用トノカバー10によると、サスペンダ20の紐体22の結び目22mが、クリップ30の本体部32の空間SPに収納されるため、紐体22の結び目22mがトノカバー本体12の裏面側で露出することがない(図1(C)、図2(B)、図3(B)等参照)。このため、自動車用トノカバー10の見栄えが向上する。また、紐体22の結び目22mは、クリップ30の本体部32の空間SPに収納されることでトノカバー本体12(後板15)の貫通孔15k内(トノカバー本体12の厚み内)に収容されるため(図1(C)参照)、トノカバー本体12の裏面からのクリップ30の突出量も少なくできる。
【0026】
また、クリップ30の本体部32と円板部33とは一体成形されており、鍔部35と本体部32の先端とが係合可能に構成されている。このため、クリップ30の本体部32をトノカバー本体12の貫通孔15kに通した後、その本体部32の先端に鍔部35を係合させるだけで、そのクリップ30をトノカバー本体12に取付けることができる。したがって、トノカバー本体12に対するクリップ30の取付けが容易になる。
また、クリップ30の本体部32には、入口32kに対向して抜け孔34kが形成されているため、紐体22を入口32k側から抜け孔34k側に通す際、紐体22を曲げずに通すことができ、紐体22を通す作業が容易になる。
【0027】
なお、実施形態に記載された発明のうちで特許請求の範囲には記載されていない発明を以下に列記する。
(1) 請求項1に記載の自動車用トノカバーであって、
紐体の係合端部は、その紐体の端部に形成された結び目であることを特徴とする自動車用トノカバー。これにより、係合端部を容易に形成することができる。(2) 請求項1に記載の自動車用トノカバーであって、
クリップの本体部の上端に固定された固定部材と、前記本体部の下端に固定された固定部材との間の距離は、トノカバー本体の厚み寸法よりも若干小さく設定されていることを特徴とする自動車用トノカバー。このため、ガタツキなしにクリップをトノカバー本体に取付けられるとともに、クリップの突出量も小さくできる。
(3) 請求項1に記載の自動車用トノカバーであって、
固定部材の周縁部はその固定部材の中央部よりも薄肉に形成されていることを特徴とする自動車用トノカバー。このため、トノカバー本体の表面と固定部材との境目に段差が生じ難くなる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によると、紐体の係合端部がトノカバー本体の表面側あるいは裏面側で露出することがないため、自動車用トノカバーの見栄えが向上する。また、紐体の係合端部はトノカバー本体の貫通孔内(トノカバー本体の厚み内)に収容されるため、トノカバー本体の表面あるいは裏面からのクリップの突出量も少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る自動車用トノカバーの構成部品であるクリップ及び紐体の斜視図(A図)、A図のB−B矢視断面図(B図)、及びA図のC−C矢視断面図(C図)である。
【図2】自動車用トノカバーを折り畳む様子を表す斜視図(A図)、及び折り畳んだ状態におけるクリップ及び紐体を表す縦断面図(B図)である。
【図3】自動車用トノカバーの全体斜視図(A図)、クリップ及び紐体を表す斜視図(B図)である。
【図4】自動車用トノカバーを自動車に装着した状態を表す斜視図(A図)及び側面図(B図)である。
【図5】従来の自動車用トノカバーを表す側面図(A図)、A図のB矢視図(B図)及びクリップ及び紐体を表す模式図(C図)である。
【符号の説明】
D バックドア(ドア)
12 トノカバー本体
13 前板
14 中板
15 後板
15k 貫通孔
22 紐体
22m 結び目(係合端部)
30 クリップ
32 本体部
32k 入口、出口
33 円板部(一方の固定部材)
34k 抜け孔
35 鍔部(他方の固定部材)
Claims (4)
- 自動車の後部座席の後方に設けられた荷室の目隠しとして使用される板状部材であり、折り畳み可能なトノカバー本体と、前記荷室内の荷物の出し入れ時に使用されるドアにそのトノカバー本体の後端部を連結する紐体とを備える自動車用トノカバーであって、
前記トノカバー本体の後端部と前記紐体とはクリップによって接続される構成であり、
前記クリップは、トノカバー本体の貫通孔に通されるケース状の本体部と、
前記貫通孔から突出する前記本体部の上端及び下端に固定されており、前記トノカバー本体を表裏から挟む構成の固定部材とを有しており、
前記本体部には、前記紐体及びその紐体の係合端部の通過を許容する入口と、前記紐体の通過を許容し、その前記紐体の係合端部の通過を規制する抜け孔とが形成されており、前記係合端部が前記本体部の内部空間に収納される構成であることを特徴とする自動車用トノカバー。 - 請求項1に記載の自動車用トノカバーであって、
クリップの本体部と一方の固定部材とは一体成形されており、他方の固定部材と前記本体部の端部とが係合可能に構成されていることを特徴とする自動車用トノカバー。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の自動車用トノカバーであって、
クリップの本体部には、その側壁に紐体の係合端部が通過できる入口が形成されており、その入口とほぼ対向して前記係合端部の通過を規制する抜け孔が形成されていることを特徴とする自動車用トノカバー。 - 請求項2又は請求項3のいずれかに記載の自動車用トノカバーであって、
クリップの本体部と一体成形された一方の固定部材がトノカバー本体の表面側に配置されており、前記本体部と係合する他方の固定部材が前記トノカバー本体の裏面側に配置されており、紐体は前記トノカバー本体の裏面側に引き出されていることを特徴とする自動車用トノカバー。
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