JP2004074265A - プレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンスが容易な構造のプレス装置を提供する。
【解決手段】プレス装置は、下側加圧ブロック30と上側加圧ブロック16とを備える。下側加圧ブロック30と上側加圧ブロック16の間にフィルム状材料12を表面に保持した基板11が搬入される。第1の駆動装置35が下側加圧ブロック30を移動させて上側加圧ブロック16に向けて上昇させ、双方の加圧ブロック間で基板11およびフィルム状材料12を加圧して密着積層させる。シリンダ25,ロッド26およびレバー27を有する第2の駆動装置24が、ベース部材13と上側加圧ブロック16を支持する上側支持部材17との間に設けられる。第2の駆動装置24を作動させて上側加圧ブロック16に枢動を生じさせることにより、下側加圧ブロック30と上側加圧ブロック16との間の空間を広げることができ、メンテナンスが容易になる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱および加圧することにより、フィルム状材料を基板上に積層したり、基板上のフィルム状材料を平坦化させるためのプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、加圧および加熱によってフィルム状材料を基板上に積層させ、または基板上のフィルム状材料を平坦化させる従来のプレス装置の一例を示す側面図である。かかるプレス装置は、例えば、凹凸のあるプリント回路用基板等の表面に絶縁材や感光材のようなフィルム状材料を密着させて貼り付けるのに使用される。
【0003】
図示したプレス装置は、下部のベース部材1と、ベース部材1から上方に延びる複数本の支柱2とを備えている。支柱2の上端には、プレス装置の上部を形成する支持部材3が取り付けられている。支持部材3の下面には、上側加圧ブロック4が取り付けられている。上側加圧ブロック4は、ヒータプレート5および断熱材6から構成されている。プレス装置は、固定の上側加圧ブロック4と対向する位置に可動の下側加圧ブロック7を備えている。下側加圧ブロック7もまた、上側加圧ブロック4と同様、ヒータプレート5および断熱材6から構成されている。下側加圧ブロック7は、下側支持部材8に取り付けられている。下側支持部材8は、案内部材9を介して支柱2にスライド移動可能に取り付けられている。
【0004】
下側支持部材8とベース部材1との間には、駆動装置10が設けられている。図示例では、駆動装置10は複数本の油圧シリンダ装置とされている。駆動装置10を作動させることにより、下側支持部材8に支持された下側加圧ブロック7を上側加圧ブロック4に対して昇降させることができる。
【0005】
従来のプレス装置の動作を説明する。まず、図4に示すように下側加圧ブロック7が下方位置にある状態のときに、表面にフィルム状材料12を保持した基板11を搬送装置(図示せず)によって上側加圧ブロック4と下側加圧ブロック7との間に搬入する。その後、駆動装置10によって下側加圧ブロック7を上昇させ、上側加圧ブロック4および下側加圧ブロック7が基板11表面のフィルム状材料12と接触あるいは接近した状態で、上下の加圧ブロック4,7のヒータプレート5によって基板11およびフィルム状材料12は所定の温度まで加熱される。これによって、フィルム状材料12は適度に柔らかくされる。
【0006】
上記所定の温度が達成された後、駆動装置10によって下側加圧ブロック7はさらに上昇され、基板11およびフィルム状材料12は上下の加圧ブロック4,7間で所定の圧力によって加圧される。
【0007】
所定時間加圧が行われた後、下側加圧ブロック7は駆動装置10によって下降せしめられ、上側加圧ブロック4から離反して図4に示す位置となる。フィルム状材料12が密着して積層された基板11は、搬送装置によってプレス装置から搬出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した構成の従来のプレス装置においては、メンテナンスの点で問題があった。すなわち従来のプレス装置の構成では、下側加圧ブロックを昇降するための駆動装置の上下ストロークが大きく取れないため、上側加圧ブロックと下側加圧ブロックの間に十分な大きさの空間を得ることができなかった。そのため、上下加圧ブロックの加圧面の清掃および部品の交換などの保守作業性が著しく悪く、且つ、目視で加圧面の傷などの状態確認を行うことも難しかった。加圧面の傷などを見落とした場合、結果として加圧後の製品の品質に影響を及ぼすことになる。
【0009】
そこで本発明が解決しようとする課題は、メンテナンスを容易に行うことのできる構成のプレス装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明によれば、
フィルム状材料を基板に積層または基板上のフィルム状材料を平坦化するプレス装置であって、
下側加圧ブロックにして、基板およびフィルム状材料を加熱するためのヒータを有する下側加圧ブロックと、
前記下側加圧ブロックの上方に設けられた上側加圧ブロックにして、基板およびフィルム状材料を加熱するためのヒータを有する上側加圧ブロックと、
前記下側加圧ブロックを前記上側加圧ブロックに対して移動させることにより、双方の加圧ブロックを近接させて前記フィルム状材料および前記基板を加圧するための第1の駆動装置と、
前記上側加圧ブロックに枢動を生じさせることにより、前記下側加圧ブロックと前記上側加圧ブロックとの間の空間を広げるための第2の駆動装置と、
を備えるプレス装置が提供される。
【0011】
上記プレス装置は、前記下側加圧ブロックを支持するための下側支持部材と、前記上側加圧ブロックを支持するための上側支持部材と、プレス装置の下部を形成するベース部材と、プレス装置の上部を形成するフレーム部材と、前記フレーム部材と前記ベース部材との間に延びる支柱と、をさらに備え、
前記第1の駆動装置が、前記下側支持部材と前記ベース部材との間に設けられており、
前記上側支持部材が、枢軸部材によって前記フレーム部材に枢動可能に取り付けられており、且つ、前記フレーム部材に解除可能に係止されており、
前記第2の駆動装置が、前記フレーム部材との係止状態を解除されているとき、前記上側加圧ブロックの前記枢動を前記枢軸部材の回りに生じさせるよう、前記上側支持部材と前記ベース部材との間に設けられている、
ように構成することができる。
【0012】
前記上側支持部材と前記フレーム部材との間の前記解除可能な係止は、前記上側支持部材と前記フレーム部材との双方に設けられた互いに整合する穴内に出入可能なピンによって行うことができる。
【0013】
前記下側加圧ブロックおよび前記上側加圧ブロックを真空チャンバ内に設け、前記フィルム状材料および前記基板の加圧を前記真空チャンバの減圧雰囲気内で行うようにしてもよい。
【0014】
また、前記下側加圧ブロックおよび前記上側加圧ブロックを真空チャンバ内に設け、前記上側支持部材が前記真空チャンバの一部を形成するものとし、前記フィルム状材料および前記基板の加圧を前記真空チャンバの減圧雰囲気内で行うようにしてもよい。
【0015】
前記枢軸部材および前記ピンのそれぞれが拡大径部および縮小径部を有するものとし、前記上側支持部材と前記フレーム部材とが互いに係止状態にあって前記フィルム状材料および前記基板が加圧されるときに前記支柱の上端にモーメントを生じさせるべく前記上側支持部材から前記枢軸部材および前記ピンを介して前記フレーム部材へと加えられる力の作用点のある前記拡大径部と前記縮小径部との間の境界面を、前記支柱の中心軸近くに位置づけるようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例によるプレス装置の側面図である。(a)は通常作業時、(b)はメンテナンス時の状態を示す。図2は、同じプレス装置の上面図であり、(a)は上側加圧ブロックが係止されて固定された状態、(b)は上側加圧ブロックが係止を解除されて枢動可能となった状態を示す。
【0017】
プレス装置は、下部のベース部材13と、ベース部材13から上方に延びる複数本の支柱14とを備えている。支柱14の上端には、プレス装置の上部を形成するフレーム部材15が取り付けられている。図2から理解できるように、この実施例におけるフレーム部材15は、それぞれが2本の支柱14の上端に取り付けられた一対のバー部材15aおよび15bを有している。しかしながら、フレーム部材15は、一体の枠体で構成してもよいし、また、少なくとも一カ所で連結された構造としてもよい。
【0018】
フレーム部材15には、上側加圧ブロック16を下面に取り付けた上側支持部材17が枢着されている。詳細に説明すると、上側支持部材17の一側部、すなわち図1および図2で右側の側部には、貫通穴18が設けられている。上側支持部材17の該一側部に隣接するフレーム部材15の一対のバー部材15aおよび15bの一側部にも、貫通穴18と整合する穴19がそれぞれ形成されている。貫通穴18および一対の穴19には、シャフト20が挿入されている。貫通穴18,穴19およびシャフト20の径は、該シャフト20が上側支持部材17のための枢軸部材として機能し、かつ加圧時の荷重を受けることが可能なように設定される。
【0019】
上側支持部材17の上記一側部と対向する側部、すなわち図1および図2で左側の側部には、一対の穴21a,21bが設けられている。また、この上側支持部材17の左側の側部に隣接するフレーム部材15の一対のバー部材15a、15bには、穴21a,21bと整合する穴22a,22bがそれぞれ設けられている。これらの穴21aおよび穴22aと、穴21bおよび穴22bとには、それぞれ係止用のピン23a,23bが挿入可能とされている。上側支持部材17をシャフト20の回りに枢動させない場合には、図2(a)に示すように、ピン23a,23bのそれぞれは、上側支持部材17の穴21a,21bとフレーム部材15の一対のバー部材15a,15bの穴22a,22bとの双方にわたって伸長するように位置づけられ、上側支持部材17とフレーム部材15とを係止する。この状態で、従来のプレス装置と同等の剛性を装置に持たせることができる。一方、上側支持部材17がシャフト20の回りを枢動することを許容する場合には、図2(b)に示すように、ピン23a,23bのそれぞれは内方に引き込まれ、一対のバー部材15a,15bの穴22a,22bから外された位置となる。これにより、上側支持部材17はフレーム部材15との係止から解除され、シャフト20の回りに枢動することが可能になる。なお、ピン23a,23bを外方に引き抜き、上側支持部材17の穴21a,21bから外すことによっても、上側支持部材17の枢動が可能になる。
【0020】
上側支持部材17を枢動させる手段は、ベース部材13と上側支持部材17との間に設けられた駆動装置24である。駆動装置24は、シリンダ25およびロッド26を有するシリンダ装置と、レバー27とを備える。シリンダ25の下端はベース部材13に枢着されている。レバー27の一端27aは、ロッド26の上端に枢着されている。レバー27の他端27bは、上側支持部材17の上面に固着されている。
【0021】
図2(b)に示すように、ピン23a,23bが、上側支持部材17とフレーム部材15との係止状態を解除する位置にあるとき、シリンダ装置を作動させてロッド26を短縮させると、上側支持部材17は、図1(b)に示すようにシャフト20の回りを上方に枢動する。
【0022】
上側支持部材17に支持された上側加圧ブロック16は、ヒータープレート28および断熱材29を有している。この上側加圧ブロック16と対向する位置には、下側加圧ブロック30が設けられている。下側加圧ブロック30もまた、ヒータプレート28および断熱材29を有しているが、さらにヒータプレート28と断熱材29との間にゲル状材料31を備えている。
【0023】
下側加圧ブロック30は、下側支持部材32に取り付けられ、これによって支持されている。下側支持部材32は、案内部材33を介して支柱14にスライド移動可能に取り付けられている。
【0024】
下側支持部材32とベース部材13との間には、少なくとも1本の油圧シリンダ装置34からなる駆動装置35が設けられている。駆動装置35は、作動させることにより、下側支持部材32に支持された下側加圧ブロック30を上側加圧ブロック16に対して移動させながら昇降させることができる。
【0025】
駆動装置35を作動させ、下側加圧ブロック30をその上方に設けられた上側加圧ブロック16に近接させることにより、下側加圧ブロック30と上側加圧ブロック16の間に搬入された、表面にフィルム状材料12を保持した基板11を加熱および加圧し、フィルム状材料12を基板11上に密着して積層するための一連の動作は、従来のプレス装置の場合とほぼ変わるところがないので、詳しい説明は省略する。異なる点について言えば、本発明の実施例によるプレス装置においては、下側加圧ブロック30がゲル状材料31を備えているので、駆動装置35が単一の油圧シリンダ装置34によって構成されていたとしても、複数の油圧シリンダ装置34によって構成されていても、ゲル状材料31によって加圧力を均一に分散することができる。したがって、基板11およびフィルム状材料12を、均一な圧力分布で加圧することができる。なお、本実施例では下側加圧ブロック30のみにゲル状材料31を備えているが、上下加圧ブロック16、30双方にゲル状材料31を備えてもよいし、上側加圧ブロック16のみにゲル状材料31を備えてもよいし、ゲル状材料31に代えて、ゾル状材料、または液体を封入した部材を使用することにより、同様の圧力分散効果を得るようにしてもよい。
【0026】
プレス装置のメンテナンス時には、前述したようにピン23a,23bを上側支持部材17の穴21a,21bまたはフレーム部材15の穴22a,22bから抜くことにより、上側支持部材17とフレーム部材15との間の係止を解除する。その後、駆動装置24を作動させ、上側支持部材17に支持された上側加圧ブロック16にシャフト20回りの枢動を生じさせ、下側加圧ブロック30と上側加圧ブロック16との間の空間を広げる。これによって、上下の加圧ブロックの加圧面の清掃や、目視による加圧面の傷などの状態確認を容易に行うことができる。
【0027】
図3は、ピンの変形例23cとその周辺の部材を示す断片拡大図である。ピン23cは、直径Dを有する二つの拡大径部23d,23eと、これらの間に形成された直径dを有する縮小径部23fとを有している。図示状態でピン23cは、上側支持部材17およびフレーム部材15に設けられた穴21a,22a内に挿入されて上側支持部材17およびフレーム部材15を互いに係止する位置となっている。このときフィルム状材料および基板の加圧が行われると、支柱14の上端にモーメントを生じさせるべく上側支持部材17からピン23cを介してフレーム部材15へと加えられる力は、拡大径部23dと縮小径部23fとの間の境界面にある作用点Sに働く。仮に、ピンが縮径部23fを形成されておらず、均一な直径Dを有するものだとすれば、かかるピンを介してフレーム部材15に加えられる力は、ピンが挿入されたフレーム部材15の穴22aの端面にある作用点S1に働くであろう。この二つの場合を比較してみると、作用点Sの方が作用点S1よりも支柱14の中心軸に近く位置づけられている。したがって、縮小径部23fを有するピン23cを使用した方が、支柱14の上端に生じるモーメントMの腕の長さが短くなり、モーメントMの値を小さくすることができる。
【0028】
図3に示したピン23cの形状は、穴19内の枢軸部材20にも適用できる。すなわち、枢軸部材20もまた、縮小径部とそれ以外の拡大径部とを有するものとし、この縮小径部と拡大径部との境界面を支柱14の中心軸近くに位置づけることができる。この場合、上側支持部材17とフレーム部材15とが互いに係止状態にあってフィルム状材料および基板が加圧されるとき、支柱14の上端にモーメントを生じさせるべく上側支持部材17から枢軸部材20を介してフレーム部材15へと加えられる力の作用点は、支柱14の中心軸近くで穴19内に位置する拡大径部と縮小径部との間の境界面にある。仮に枢軸部材20に縮小径部が無かったとすれば、作用点は穴19の端面に存在するであろう。前述したピン23cの場合と同様、枢軸部材20に縮小径部を形成することにより、支柱14の上端に生じるモーメントの腕の長さを短くすることができので、モーメントを小さくすることが可能となる。
【0029】
このように、支柱14の上端に生じるモーメントを軽減する工夫をピンおよび枢軸部材に施すことにより、大きなモーメントに耐える必要がなくなった支柱14はその径を小さくすることが可能となり、ひいては装置全体の軽量化を図ることができる。
【0030】
本発明によるプレス装置は、真空プレス装置に応用することができる。この場合、下側加圧ブロックおよび上側加圧ブロックは、真空チャンバ内に設けられ、基板およびそれに積層されるフィルム状材料の加圧は、真空チャンバの減圧雰囲気内で行われる。
【0031】
真空チャンバを構成するにあたっては、上側支持部材が真空チャンバの一部を形成するようにすることもできる。
【0032】
【発明の効果】
本発明のプレス装置によれば、メンテナンス時に上側加圧ブロックと下側加圧ブロックとの間に十分に広い開口部を形成することができるため、上下の加圧ブロックの加圧面の清掃や、部品の交換、目視による加圧面の傷などの状態確認が容易になり、保守性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるプレス装置の側面図である。(a)は通常作業時、(b)はメンテナンス時の状態を示す。
【図2】図1の一実施例によるプレス装置の上面図であり、一部断面をとっている。(a)は上側加圧ブロックがフレーム部材に対して係止されて固定された状態、(b)は上側加圧ブロックがフレーム部材との係止を解除されて枢動可能となった状態を示す。
【図3】ピンの変形例とその周辺の部材を示す断片拡大図であり、一部断面をとってある。
【図4】従来のプレス装置の構成を示した側面図である。
【符号の説明】
13 ベース部材、14 支柱、15 フレーム部材、15a,15b バー部材、16 上側加圧ブロック、17 上側支持部材、18 貫通穴、19 穴、20 シャフト(枢軸部材)、21a,21b 穴、22a,22b 穴、23a、23b、23c ピン、23d,23e 拡大径部、23f 縮小径部、24 駆動装置(第2の駆動装置)、25 シリンダ、26 ロッド、27 レバー、27a レバーの一端、27b レバーの他端、28 ヒータープレート、29 断熱材、30 下側加圧ブロック、31 ゲル状材料、32 下側支持部材、33 案内部材、34 油圧シリンダ装置、35 駆動装置(第1の駆動装置)、S 作用点、S1 仮想作用点。

Claims (6)

  1. フィルム状材料を基板に積層または基板上のフィルム状材料を平坦化するプレス装置であって、
    下側加圧ブロックにして、基板およびフィルム状材料を加熱するためのヒータを有する下側加圧ブロックと、
    前記下側加圧ブロックの上方に設けられた上側加圧ブロックにして、基板およびフィルム状材料を加熱するためのヒータを有する上側加圧ブロックと、
    前記下側加圧ブロックを前記上側加圧ブロックに対して移動させることにより、双方の加圧ブロックを近接させて前記フィルム状材料および前記基板を加圧するための第1の駆動装置と、
    前記上側加圧ブロックに枢動を生じさせることにより、前記下側加圧ブロックと前記上側加圧ブロックとの間の空間を広げるための第2の駆動装置と、
    を備えるプレス装置。
  2. 前記下側加圧ブロックを支持するための下側支持部材と、前記上側加圧ブロックを支持するための上側支持部材と、プレス装置の下部を形成するベース部材と、プレス装置の上部を形成するフレーム部材と、前記フレーム部材と前記ベース部材との間に延びる支柱と、がさらに備えられ、
    前記第1の駆動装置は、前記下側支持部材と前記ベース部材との間に設けられており、
    前記上側支持部材は、枢軸部材によって前記フレーム部材に枢動可能に取り付けられており、且つ、前記フレーム部材に解除可能に係止されており、
    前記第2の駆動装置は、前記フレーム部材との係止状態を解除されているとき、前記上側加圧ブロックの前記枢動を前記枢軸部材の回りに生じさせるよう、前記上側支持部材と前記ベース部材との間に設けられている、
    請求項1に記載のプレス装置。
  3. 前記上側支持部材と前記フレーム部材との間の前記解除可能な係止が、前記上側支持部材と前記フレーム部材との双方に設けられた互いに整合する穴内に出入可能なピンによってなされる、請求項2に記載のプレス装置。
  4. 前記下側加圧ブロックおよび前記上側加圧ブロックが真空チャンバ内に設けられており、前記フィルム状材料および前記基板の加圧が前記真空チャンバの減圧雰囲気内で行われるようになされている、請求項1ないし3のいずれかに記載のプレス装置。
  5. 前記下側加圧ブロックおよび前記上側加圧ブロックが真空チャンバ内に設けられており、前記上側支持部材が前記真空チャンバの一部を形成しており、前記フィルム状材料および前記基板の加圧が前記真空チャンバの減圧雰囲気内で行われるようになされている、請求項2または3に記載のプレス装置。
  6. 前記枢軸部材および前記ピンのそれぞれは拡大径部および縮小径部を有しており、前記上側支持部材と前記フレーム部材とが互いに係止状態にあって前記フィルム状材料および前記基板が加圧されるときに前記支柱の上端にモーメントを生じさせるべく前記上側支持部材から前記枢軸部材および前記ピンを介して前記フレーム部材へと加えられる力の作用点のある前記拡大径部と前記縮小径部との間の境界面が、前記支柱の中心軸近くに位置づけられている、請求項3に記載のプレス装置。
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