JP2004074003A - 米供給装置および洗米装置 - Google Patents

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古田 義廣
Junichi Sakurada
櫻田 純一
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Abstract

【課題】高い動作信頼性を有すると共に、貯米庫において貯蔵されている米を高い効率で利用することのできる米供給装置および洗米装置を提供することにある。
【解決手段】米供給装置30は、貯米不足信号発信手段35により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作が終了した後の貯米庫31内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて米供給動作を制御する動作制御手段を有する。洗米装置は、貯米不足信号発信手段35により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって洗米部13に対して供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作が終了した後の貯米庫31内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて貯米部12および洗米部13の少なくとも一方の動作状態を制御する動作制御手段を有する。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばレストランや寿司店などにおいて業務用に用いられる洗米装置に好適に用いられる米供給装置および洗米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、一般のホテル、レストラン、寿司店等の業務用厨房においては、多量の米を人手をかけずに安定した品質で効率よく洗米し、炊飯処理するために、業務用の洗米装置等が使用されている。そのような装置の一例としては、例えば特開昭53−115866号公報などに開示されているように、精白米(以下、単に「米」という。)の貯蔵、計量分取、洗米容器への給送投入、給水、洗米、研ぎ、汚水分離排水、炊飯用水の計量給水、並びに、洗米および炊飯用水の炊飯容器内への排出投入等の諸工程を自動的に実行する洗米装置が知られている。
【0003】
このような構成の洗米装置の或る種のものとしては、米の貯蔵および計量分取処理を行う貯米部と、当該貯米部において計量されて排出されることによって供給される米を洗米処理する洗米部とを有し、当該貯米部における米を貯蔵する貯米庫内における貯米量を検知する貯米量検知手段と、当該貯米量検知手段によって検知される貯米量が一定のレベル以下の大きさ(以下、「制御対象貯米量」ともいう。)となった場合には貯米部および洗米部において新たな処理が行われないよう制御する制御手段とが設けられているものが知られている。
このような洗米装置によれば、貯米庫内の貯米量が制御対象貯米量以下となると、新たな処理に係る米量が如何なる場合であってもその処理が行われないことから、当該洗米装置によって実際に開始された米を計量して洗米する計量洗米処理が所望の米量以下で行われることを防止することができ、従って高い動作信頼性が得られる。
【0004】
しかしながら、制御対象貯米量は、通常、洗米部における一の洗米処理によって洗米することのできる最大洗米量以上とされていることから、例えば貯米庫内に新たな処理に係る米量以上の米が貯蔵されている場合であっても、貯米庫内に米を投入して貯米量を制御対象貯米量以上としない限り新たな処理を行うことができず、貯蔵されている米を高い効率で利用することができない、という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、高い動作信頼性を有すると共に、貯米庫において貯蔵されている米を高い効率で利用することのできる米供給装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、高い動作信頼性を有すると共に、貯米部において貯蔵されている米を高い効率で利用することのできる洗米装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の米供給装置は、米排出口を有する貯米庫を備え、米排出口から排出することによって供給する米量を計量する計量手段と、貯米庫内における貯米量を検知して貯米不足信号を発する貯米不足信号発信手段とを有する米供給装置において、
前記貯米不足信号発信手段により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作が終了した後の貯米庫内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて米供給動作を制御する動作制御手段を有することを特徴とする。
【0007】
本発明の洗米装置は、貯米部と、当該貯米部から供給される米を洗米処理する洗米部とを有する洗米装置において、
前記貯米部が、米排出口を有する貯米庫を備え、米排出口から排出することによって供給する米量を計量する計量手段と、貯米庫内における貯米量を検知して貯米不足信号を発する貯米不足信号発信手段とを有する米供給装置を備えており、
前記米供給装置が、貯米不足信号発信手段により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって洗米部に対して供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作が終了した後の貯米庫内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて貯米部および洗米部の少なくとも一方の動作状態を制御する動作制御手段を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】
本発明の米供給装置によれば、貯米不足信号発信手段により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作終了後の貯米庫内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて米供給動作を制御する動作制御手段が設けられているため、貯米不足信号が発せられた後においても、所望の量の米の供給が可能である米供給動作のみを選択的に行うことができることから、高い動作信頼性を有すると共に、貯米庫において貯蔵されている米を高い効率で利用することができる。
【0009】
本発明の洗米装置によれば、貯米部が米供給装置を備えてなるものであり、当該米供給装置が貯米不足信号発信手段により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作終了後の貯米庫内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて貯米部および洗米部のいずれか一方あるいは両方の動作状態を制御する動作制御手段が設けられているものであるため、貯米不足信号が発せられた後においても、所望の量の米の供給が可能である計量洗米処理のみを選択的に行うことができることから、高い動作信頼性を有すると共に、貯米部において貯蔵されている米を高い効率で利用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の洗米装置の構成の一例を示す説明用左側面図、図2は、図1の洗米装置の説明用正面図である。
この洗米装置10は、洗米装置10の後部において上方に伸びる筒状の支柱11Aを有するフレーム11を備え、支柱11Aの下端位置において水平方向前方(図1において右方)に延び出るよう形成された第1の支持基板11Bの上部に設けられた貯米部12と、支柱11Aの上端位置において水平方向前方に延び出るよう形成された第2の支持基板11Cの下方に垂下するよう支持されることによって貯米部12の上方に位置するよう設けられおり、当該貯米部12から供給される米を洗米処理する洗米部13とを有しており、貯米部12の上面に配置される洗米受入容器、炊飯容器、炊飯器などの容器(以下、「受入容器」ともいう。)を載置するための受入容器載置台18と、第2の支持基板11Cの上部に配置されてなる各部における動作を制御する駆動機構が収容されている駆動機構収容部19とが設けられている。
この例においては、洗米部13を構成する洗米容器14の下半部の高さにおいて、その外周面に近接した位置に露出されて支柱11Aに支持されて配設されている吸引ブロワー21によって当該洗米容器14内を減圧することにより、洗米部13より下方に配置された貯米部12から排出された米を、支柱11A内に配置され、洗米容器14内に連通している送米ホース22を通して洗米容器14に対して給送して供給する構成を有している。
【0011】
図1または図2において、24は洗浄汚水を米と分離して排出する下部排水箱、25は容器検知手段であって、受入容器載置台18に受入容器が配置されていない時に洗米部13において洗米処理された洗浄米が排出されることを防止するものである。26は受入容器を適切な位置に配置するためのストッパ、27は米を計量して洗米する計量洗米処理すべき米量を入力すると共に、計量洗米処理を開始する処理開始スイッチと、貯米部12における貯米不足を警告する貯米不足警告ランプとを有する操作パネル、28は上部排水箱、29は装置全体を支持する車輪を示す。
【0012】
洗米部13は、その下端部に洗浄米排出口16が形成されてなる円錐筒状部分14Aと、この円錐筒状部分14Aに連続して上方に伸びる円筒状部分14Bとよりなる洗米容器14を有しており、この洗米容器14の円筒状部分14Bの上端部には、洗米容器14の一側面に設けられた、当該洗米容器14の内部に連通する上部排水箱28に開口しているオーバーフロー水排出口17(図3参照)と、当該洗米容器14内の状態を確認するための確認窓あるいは清掃用開口を塞ぐ透視可能な前面カバー15とが設けられており、また、洗米容器14の内部には、例えばその斜面状の内周面に沿って伸びる棒状部分を有するロッド状の攪拌手段(図示せず)と、当該洗米容器14内に洗浄用水および炊飯用水を供給するための給水手段(図示せず)とが設けられている。
【0013】
貯米部12は、図3に示すように、その下端部に米排出口32が形成されてなる円錐筒状部分31Aと、この円錐筒状部分31Aに連続して上方に伸びる円筒状部分31Bとよりなる貯米庫31と、この貯米庫31の下方であって米排出口32の真下に位置し、米排出口32から排出することによって供給する米量を計量する、例えば回転型の計量手段33と、例えば貯米庫31の円錐筒状部分31Aの内周面に内蔵され、貯米庫31内における貯米量を検知して貯米不足信号を発する貯米不足信号発信手段35とが配設されている米供給装置30を備えており、当該米供給装置30を構成する計量手段33の下方には、米排出口32から計量手段33を介して排出された米を受容するホッパー41が設けられている。ホッパー41内には送米パイプ34の吸入口34Aが配置されており、この送米パイプ34は送米ホース22に連通している。
【0014】
貯米不足信号発信手段35は、貯米庫31内における貯米量が一定のレベル以下の大きさ(以下、「特定貯米量」ともいう。)となるとそれを検知し、貯米不足信号を発信するものであり、例えば貯米庫31内における貯米量を検知する手段として光学反射式センサを備えてなる装置、貯米庫31内における貯米量を検知する手段として貯米庫全体の重量を測定するロードセルなどを備えてなる装置を用いることができる。
【0015】
ここに、特定貯米量は、洗米部13において一の洗米処理によって洗米することのできる最大洗米量以上であることが好ましい。
具体的に、特定貯米量は、例えば洗米部13における最大洗米量が9リットル(5升)である場合には、通常、12〜14リットルとされる。
特定貯米量が最大洗米量以上であることにより、洗米装置10による計量洗米処理中に貯米不足信号発信手段35から貯米不足信号が発信された場合にも、当該計量洗米処理を確実に遂行し、最終的に所望の量の洗浄米を得ることができる。
【0016】
そして、例えば駆動機構収容部19内に、貯米庫31内の貯米量が特定貯米量以下となり、貯米不足信号発信手段35により貯米不足信号が発せられる状況下において、貯米部12を構成する米供給装置30による新たな米供給動作によって洗米部13に対して供給しようとする米の供給予定米量に基づいて当該米供給動作が終了した後の貯米庫31内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて貯米部12における米供給動作を制御する動作制御手段が設けられている。
【0017】
ここに、「新たな米供給動作」とは、一の計量洗米処理が終了した後に、操作パネル27を介して処理すべき米量が選択され、処理開始スイッチがON状態とされることによって駆動機構収容部19内に収容されている駆動機構を構成する制御手段から処理実行指令信号が発せられた新たな計量洗米処理に係る米供給動作であり、また、「貯米残量」とは、新たな計量洗米処理が行われる直前の貯米庫31内における貯米量に対する新たな米供給動作によって供給しようとする供給予定米量の差を示す。
この例において、新たな計量洗米処理が行われる直前の貯米庫31内における実際上の貯米量は、特定貯米量と、貯米不足信号発信手段35により貯米不足信号が発信された後に計量手段33によって計量されてホッパー41に排出された米量とに基づいて動作制御手段によって算出される。
【0018】
動作制御手段は、貯米不足信号発信手段35によって貯米不足信号が発信されることによって駆動され、算出される貯米残量が一定のレベル以下の大きさ(以下、「特定貯米残量」ともいう。)となる場合には新たな米供給動作を行わないよう、貯米不足信号が発信された後に米供給装置30をON/OFF制御するものである。
【0019】
動作制御手段としては、例えばマイクロコンピューターなどを用いることができる。
動作制御手段としてマイクロコンピューターを用いる場合には、当該マイクロコンピューターを、洗米装置の各部を構成する手段として併用することもできる。
【0020】
ここに、特定貯米残量は、0リットル以上であることが必要とされるが、この範囲内において適宜に設定することができる。
具体的に、特定貯米残量は、通常、1.2〜1.5リットルとされる。
【0021】
動作制御手段による米供給制御は、貯米不足信号発信手段35によって貯米不足信号が発信された後、制御機構を構成するマイクロコンピューターから処理実行指令信号が発せられることによって開始される。従って、或る計量洗米処理に係る米供給装置30の米供給動作中に貯米不足信号が発信された場合には、当該米供給動作に対しては米供給制御が行われない。
また、動作制御手段による米供給制御は、貯米部12を構成する貯米庫31内に米が投入され、当該貯米庫31内における貯米量が特定貯米量以上となることによって停止される。
【0022】
上記のような構成の洗米装置10によれば、貯米部12における貯米庫31内に特定貯米量以上の米が貯蔵されており、受入容器載置台18上に受入容器が載置された状態において操作パネル27を介して計量洗米処理すべき米量が選択され、処理開始スイッチがON状態とされて処理実行指令信号が発せられると、貯米庫31の米排出口32から計量手段33によって計量された米がホッパー41内に排出される。
【0023】
貯米庫31からのホッパー41内への米の排出と同期して吸引ブロワー21が作動することよって洗米容器14内が減圧された状態となり、ホッパー41内の米が、送米パイプ34および送米ホース22を介して吸引されて洗米容器14内に給送される。
【0024】
このようにして洗米容器14内に供給された米は、当該洗米容器14内に供給される洗浄用水と共に撹拌手段により撹拌されることにより洗米処理される。この洗米処理は、ある所定時間行われ、この所定時間が経過した時点において洗浄汚水は下部排水箱24を介して排出される。この洗米処理が複数回実行された後、当該洗米容器14内に設けられた給水手段とその制御手段により、当該洗米容器14内に炊飯用に計量された炊飯用水が給水され、洗米容器14内の洗浄米は、この炊飯用水と共に、洗浄米排出口16から、受入容器載置台18に載置された受入容器内に排出される。
【0025】
このような一連の計量洗米処理が、貯米庫31内に新たに米を投入することなく複数回行われ、貯米庫31内における貯米量が次第に減少して特定貯米量以下となると、貯米不足信号発信手段35により貯米不足信号が発せられ、この貯米不足信号を駆動機構を構成するマイクロコンピューターが受信し、当該マイクロコンピューターを介して操作パネル27における貯米不足警告ランプが点灯されると共に、動作制御手段が駆動される。
そして、貯米不足信号が発信された後においては、処理実行指令信号が発せられた新たな計量洗米処理に係る貯米残量が特定貯米残量を超える場合には、当該計量洗米処理が実際に実行され、一方、新たな計量洗米処理に係る貯米残量が特定貯米残量以下となる場合には、当該計量洗米処理が実行されないよう、動作制御手段によって米供給装置30における米供給動作の制御が行われる。
【0026】
以上のような洗米装置10によれば、貯米部12が米供給装置30を備えてなるものであり、当該米供給装置30が、貯米不足信号発信手段35により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作が終了した後の貯米庫31内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて米供給動作を制御する動作制御手段が設けられているものであるため、貯米不足信号が発せられた後においても、所望の量の米の供給が可能である計量洗米処理のみを選択的に行うことができることから、高い動作信頼性を有すると共に、貯米部12において貯蔵されている米を高い効率で利用することができる。
従って、貯米不足信号が発信された後に、1回以上の計量洗米処理を行うことができるため、例えば貯米不足信号が発信された後に行われる計量洗米処理中に貯米庫31内に投入する米の準備などができることから、計量洗米処理に対する高い作業効率が得られる。
また、貯米部12の貯米庫31内に滞留する米量を小さくすることができると共に、滞留米量が小さいことから貯米庫31内に米を投入する前のタイミングにおいて貯米庫31内の清掃を容易に行うことができる。
【0027】
以上において、本発明の米供給装置を洗米装置における貯米部に適用した場合の例によって説明したが、当該米供給装置はこれに限定されるものではなく、例えば米排出口を介して必要量の米を貯米庫から取り出す構成を有する貯米装置などとして用いることができる。
このような米供給装置によれば、貯米不足信号が発せられた後においても、所望の量の米の供給が可能である米供給動作のみを選択的に行うことができることから、高い動作信頼性を有すると共に、貯米庫において貯蔵されている米を高い効率で利用することができる。
【0028】
以上、発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではなく、各部の具体的構成については種々の変更を加えることができる。
例えば、動作制御手段は、貯米部に係る米供給動作を制御する構成のものに限定されず、洗米部あるいは貯米部と洗米部との両方の動作状態を制御する構成を有するものであってもよい。いずれの場合においても、貯米不足信号が発せられた後においても、所望の量の米の供給が可能である計量洗米処理のみを選択的に行うことができることから、高い動作信頼性を有すると共に、貯米部において貯蔵されている米を高い効率で利用することができる。
また、洗米装置は、貯米部が洗米部の上方に設けられており、洗米部の下方に受入容器載置台が設けられてなる構成を有するものであってもよい。
【0029】
以下、本発明の洗米装置の作用効果を確認するために行った実験例について説明する。
【0030】
<実験例1>
図1の構成に従い、洗米部における最大洗米量が9リットル(5升)であり、貯米部に、内容積120リットルの貯米庫を備え、貯米庫内における貯米量が12リットル以下となると貯米不足信号を発信する貯米不足信号発信手段と、新たな米供給動作に係る貯米残量が3リットル以下となる場合にはその米供給動作を行わないよう制御する動作制御手段とを有する米供給装置を備えてなる洗米装置(以下、「実験用洗米装置」ともいう。)を作製した。
【0031】
この実験用洗米装置の貯米庫内に12リットルの米を投入し、貯米不足信号発信手段によって貯米不足信号が発せられることを貯米不足警告ランプの点灯によって確認し、更に、この貯米不足信号が発せられた後に行うことのできる米供給装置の供給動作および一の供給動作終了後の貯米庫内における貯米量を確認したところ、実験用洗米装置の処理開始スイッチをON状態とすると同時に貯米不足信号が発せられ、この貯米不足信号が発信された後には、表1に示すように、1〜2回の米供給動作が行われた。
【0032】
【表1】
Figure 2004074003
【0033】
<実験例2>
実験例1において、実験用洗米装置の貯米庫内に12.9リットルの米を投入したこと以外は実験例1と同様の手法によって貯米不足信号の発信と、米供給装置の供給動作に係る供給米量および貯米量とを確認したところ、米供給装置による1回目の供給動作中に貯米不足信号が発せられ、この貯米不足信号が発信された後には、表2に示すように、1回の米供給動作が行われた。
なお、表2中においては、貯米不足信号が発せられた後に最初に行われた米供給装置の米供給動作を2回目として示している。
【0034】
【表2】
Figure 2004074003
【0035】
<実験例3>
実験例1において、実験用洗米装置の貯米庫内に13.8リットルの米を投入したこと以外は実験例1と同様の手法によって貯米不足信号の発信と、米供給装置の供給動作に係る供給米量および貯米量とを確認したところ、米供給装置による1回目の供給動作中に貯米不足信号が発せられ、この貯米不足信号が発信された後には、表3に示すように、1〜2回の米供給動作が行われた。
なお、表3中においては、貯米不足信号が発せられた後に最初に行われた米供給装置の米供給動作を2回目として示している。
【0036】
【表3】
Figure 2004074003
【0037】
<実験例4>
実験例1において、実験用洗米装置の貯米庫内に14.7リットルの米を投入したこと以外は実験例1と同様の手法によって貯米不足信号の発信と、米供給装置の供給動作に係る供給米量および貯米量とを確認したところ、米供給装置による1回目の供給動作中に貯米不足信号が発せられ、この貯米不足信号が発信された後には、表4に示すように、1〜2回の米供給動作が行われた。
なお、表4中においては、貯米不足信号が発せられた後に最初に行われた米供給装置の米供給動作を2回目として示している。
【0038】
【表4】
Figure 2004074003
【0039】
以上の結果から、実験用洗米装置によれば、貯米不足信号発信手段によって貯米不足信号が発せられる状況下においては、選択的に計量洗米処理が行われることが確認された。
また、実験例2〜実験例4においては、計量洗米処理中に貯米不足信号が発信された場合において、当該計量洗米処理が遂行され、最終的に所望の洗浄米が得られることが確認された。
【0040】
【発明の効果】
本発明の米供給装置によれば、貯米不足信号発信手段により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作終了後の貯米庫内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて米供給動作を制御する動作制御手段が設けられているため、貯米不足信号が発せられた後においても、所望の量の米の供給が可能である米供給動作のみを選択的に行うことができることから、高い動作信頼性を有すると共に、貯米庫において貯蔵されている米を高い効率で利用することができる。
【0041】
本発明の洗米装置によれば、貯米部が米供給装置を備えてなるものであり、当該米供給装置が貯米不足信号発信手段により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作終了後の貯米庫内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて貯米部および洗米部のいずれか一方あるいは両方の動作状態を制御する動作制御手段が設けられているものであるため、貯米不足信号が発せられた後においても、所望の量の米の供給が可能である計量洗米処理のみを選択的に行うことができることから、高い動作信頼性を有すると共に、貯米部において貯蔵されている米を高い効率で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗米装置の構成の一例を示す説明用左側面図である。
【図2】図1の洗米装置の説明用正面図である。
【図3】図1の洗米装置の説明用縦断右側面図である。
【符号の説明】
10  洗米装置
11  フレーム
11A  支柱
11B  第1の支持基板
11C  第2の支持基板
12  貯米部
13  洗米部
14  洗米容器
14A  円錐筒状部分
14B  円筒状部分
15  前面カバー
16  洗浄米排出口
17  オーバーフロー水排出口
18  受入容器載置台
19  駆動機構収容部
21  吸引ブロワー
22  送米ホース
24  下部排水箱
25  容器検知手段
26  ストッパ
27  操作パネル
28  上部排水箱
29  車輪
30  米供給装置
31  貯米庫
31A  円錐筒状部分
31B  円筒状部分
32  米排出口
33  計量手段
34  送米パイプ
34A  吸入口
35  貯米不足信号発信手段
41  ホッパー

Claims (2)

  1. 米排出口を有する貯米庫を備え、米排出口から排出することによって供給する米量を計量する計量手段と、貯米庫内における貯米量を検知して貯米不足信号を発する貯米不足信号発信手段とを有する米供給装置において、前記貯米不足信号発信手段により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作が終了した後の貯米庫内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて米供給動作を制御する動作制御手段を有することを特徴とする米供給装置。
  2. 貯米部と、当該貯米部から供給される米を洗米処理する洗米部とを有する洗米装置において、
    前記貯米部が、米排出口を有する貯米庫を備え、米排出口から排出することによって供給する米量を計量する計量手段と、貯米庫内における貯米量を検知して貯米不足信号を発する貯米不足信号発信手段とを有する米供給装置を備えており、
    前記米供給装置が、貯米不足信号発信手段により貯米不足信号が発せられる状況下において、新たな米供給動作によって洗米部に対して供給しようとする供給予定米量に基づいて当該米供給動作が終了した後の貯米庫内における貯米残量を算出し、この貯米残量の大きさに応じて貯米部および洗米部の少なくとも一方の動作状態を制御する動作制御手段を有することを特徴とする洗米装置。
JP2002237360A 2002-08-16 2002-08-16 米供給装置および洗米装置 Pending JP2004074003A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104772179A (zh) * 2014-05-27 2015-07-15 李毅 一种打米机自动补料系统
CN111998907A (zh) * 2020-07-21 2020-11-27 宁波米力物联科技有限公司 一种米量检测方法、装置和计算机存储介质
JP7519978B2 (ja) 2021-11-25 2024-07-22 株式会社クボタ 厨房制御システム及び報知装置

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