JP2004073648A - 組み合わせ遊技機 - Google Patents

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上田 功二
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【課題】遊技釘による入賞役成立の難易度の調整を行い難くすることにより一定のベースを確保し得る組み合わせ遊技機を提供する。
【解決手段】遊技領域の下部に設けられ且つ略横一列状に配置された複数個の入球口47を有する入球口手段22を備え、入球口手段22の上側近傍に、互いに隣接する複数個の所定入球口47b,47cに跨ってそれらの上側を略覆うカバー手段35を設け、このカバー手段35に、遊技球が入球可能な入口81と、この入口81に入球した遊技球を所定入球口47b,47cの何れかに排出する出口82とを設けたものである。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アレンジボール機、雀球遊技機等の組み合わせ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アレンジボール機等の組み合わせ遊技機では、略横一列状に配置された複数個(例えば16個)の入球口を有する入球口手段を遊技領域の下部に備え、単位ゲーム毎に所定数(例えば16個)の遊技球を遊技領域に順次発射して、それらの遊技球が、複数個(例えば16個)の入球口のうち、複数個(例えば4個)連続する特定の入球口(1〜4番目の4個、7〜10番目の4個等)の全てに入球して入賞役が成立した場合に、その入賞役の種類に応じて所定数の遊技球を払い出す等、所定の遊技価値を遊技者に付与するようになっている。
【0003】
この種の組み合わせ遊技機では、例えば入賞役の成立毎に1点、2点等の得点が与えられ、1点につき例えば単位ゲーム毎の発射数と同数(例えば16個)の遊技球が払い出されるようになっている。この場合、例えば単位ゲーム中に最低1つの入賞役を成立させれば持ち球は減少しない。
【0004】
そこで、遊技ホールによっては、入賞役に係る特定の入球口の上側の遊技釘を調整して入賞役の成立を困難にし、いわゆるベースを低く抑えるように調整を行う場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の組み合わせ遊技機では、上記のように遊技釘の調整によって入賞役の成立の難易度を容易に調整できるため、遊技ホール側がベースを極端に低く抑えることも可能であり、遊技者は極めて不利な条件での遊技を強いられる場合があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑み、遊技釘による入賞役成立の難易度の調整を行い難くすることにより一定のベースを確保し得る組み合わせ遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技領域16の下部に設けられ且つ略横一列状に配置された複数個の入球口47を有する入球口手段22を備えた組み合わせ遊技機において、前記入球口手段22の上側近傍に、互いに隣接する複数個の所定入球口47b,47cに跨ってそれらの上側を略覆うカバー手段35を設け、該カバー手段35は、遊技球が入球可能な入口81と、該入口81に入球した遊技球を前記所定入球口47b,47cの何れかに排出する出口82とを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図7は本発明をアレンジボール機に採用した第1の実施形態を例示している。図1及び図2において、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉自在に枢着された前枠3とを有する。前枠3には遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置されている。
【0009】
前面板6には発射用の遊技球を貯留する上皿7が装着されている。また前枠3には、前面板6の裏側にファール球戻り通路8と、音声発生手段としてのスピーカ9とが設けられ、また前面板6の下側に余剰球を貯留する下皿10と、発射手段11の発射ハンドル12とが設けられている。
【0010】
発射手段11は、発射レール13上の発射位置にある遊技球を発射方向に打撃する打撃槌14と、打撃槌14を打撃方向に付勢するバネ(図示省略)と、カム機構を介して打撃槌14をバネに抗しながら駆動する発射モータ15とを備え、遊技者が発射ハンドル12を操作したときに発射モータ15が打撃槌14を駆動して、上皿7から発射レール13上に1個ずつ供給される遊技球を打撃槌14により打撃し、単位ゲーム毎に所定数(例えば16個)の遊技球を遊技盤4の遊技領域16(図3参照)へと発射させるようになっている。
【0011】
発射レール13の近傍には、発射レール13上の発射位置における遊技球の有無等により、打撃槌14の打撃による遊技球の発射を検出する発射検出手段17が設けられている。ファール球戻り通路8は、例えば遊技盤4のガイドレール21側から戻ってきたファール球を下皿10へと案内するためのもので、このファール球戻り通路8にファール球を検出するファール球検出手段18が設けられている。
【0012】
遊技盤4の前面には、図3に示すように、ガイドレール21が環状に装着されると共に、ガイドレール21内の遊技領域16には、その下部に入球口手段22、入球表示手段23、エラー情報表示手段24、及び得点表示手段25が配置され、また入球口手段22の上側に遊技図柄表示手段26、振り分け手段27、増加入球手段28、始動手段29、作動手段30,31、普通入球手段32、側部装飾手段33,34、装飾カバー手段(カバー手段)35が配置される等、複数の遊技部品22〜35等が装着されている。また、遊技領域16内には多数の遊技釘20が配置されている。なお、図面上では遊技釘20は一部を除いて図示を省略している。
【0013】
遊技盤4の裏側には、図2に示すように各遊技部品22〜35等を裏側から覆う裏カバー36が装着され、その裏カバー36に、主に遊技盤4側の遊技制御を司る遊技制御基板37、ゲーム中の効果音等を制御する音声制御基板38、ゲーム中のランプ演出等を制御するランプ制御基板39等が装着されている。なお、遊技図柄表示手段26の裏側等、遊技盤4の裏側に遊技図柄表示手段26の遊技図柄を制御する図柄制御基板(図示省略)が設けられている。
【0014】
また、前枠3の裏側には、裏機構板40が開閉自在に枢着されている。裏機構板40には、払い出し用の遊技球を貯留する遊技球タンク41と、遊技球を賞球、貸し球として上皿7に払い出す払い出し手段(遊技価値付与手段)42と、遊技球タンク41からの遊技球を払い出し手段42に案内するタンクレール43とが配置されている。また裏機構板40の裏側には、各部に給電するための電源基板44と、払い出し手段42を制御する払い出し制御基板45とが裏カバー36の下側に配置されている。
【0015】
入球口手段22には、図3に示すように入球口手段22を前側から覆う前カバー46の上縁側に略横一列状に配列され且つ遊技球が通過可能な複数個(例えば16個)の入球口47と、各入球口47に入球した遊技球を遊技盤4の前側から裏側へと通過させて排出する複数個(例えば16個)の誘導通路(図示省略)と、各入球口47に対応して誘導通路等の途中に設けられ且つ各入球口47に入球する遊技球又は入球口47を通過する遊技球を検出する複数個(例えば16個)の入球検出手段48とが設けられている。
【0016】
なお、入球口手段22の上側近傍には、装飾カバー手段35の装着部分を除いて、各入球口47の境界位置に対応してその上側に夫々遊技釘20が配置されている。
【0017】
入球表示手段23、エラー情報表示手段24、得点表示手段25は前カバー46に装着されている。入球表示手段23は、各入球口47に対応する複数個(例えば16個)の入球表示部49を含み、入球口47に遊技球が入球した場合に、その入球口47に対応する入球表示部49の表示が遊技球の入球前(例えば消灯状態)と異なる特定表示(例えば点灯状態)に変化するようになっている。なお、各入球表示部49は、入球口手段22の各入球口47と上下に対応してその下側近傍に左右方向に略一列状に配置されているが、各入球表示部49を所定数ずつ縦横に組み合わせて構成し、遊技領域16の略中央部等の適当箇所に配置することも可能である。
【0018】
単位ゲーム中に遊技領域16内に打ち込まれた遊技球が、複数個(例えば4個)連続する特定の入球口47の全てに入球し、それら特定の入球口47に対応する入球表示手段23の連続する複数個(例えば4個)の入球表示部47が特定表示に変化すると入賞役が成立し、その入賞役の種類、例えば入賞役の成立の難易度に応じて得点が付与され、その得点に応じて所定個数(例えば1点につき16個)の遊技球が払い出し手段42により上皿7側に払い出されるようになっている。
【0019】
本実施形態では、左から第7番目〜10番目の連続する4個の入球口47a〜47dを含む複数組の入球口47が入賞役に係る特定の入球口に設定されており、その第7〜10番目の入球口47a〜47dに関する入賞役の成立に対しては1点が付与されるものとする。
【0020】
エラー情報表示手段24は、例えば7セグメント式の表示手段により構成されており、予め定められた複数種類のエラー判定項目のうち、何れかのエラーが発生した場合に、そのエラー判定項目に基づいてエラーの識別情報(例えばエラー識別番号等)で表示するようになっている。
【0021】
得点表示手段25は、単位ゲーム毎に付与された得点を表示するためのもので、例えば7セグメント式の表示手段により構成されており、入賞役の成立により付与される例えば1〜10点までの得点を、数字等、例えば「1」,「2」,…,「9」,「F」で表示するようになっている。
【0022】
始動手段29は、例えば遊技球の通過を検出可能な通過ゲートにより構成され、遊技図柄表示手段26と側部装飾手段33との間等、遊技領域16内の所定箇所に配置されている。なお、始動手段29は遊技球が入球可能な入球手段としてもよい。
【0023】
遊技図柄表示手段26は、1個又は複数個、例えば3個の遊技図柄26a〜26cを変動表示するためのもので、遊技盤4に装着された表示ケース50と、この表示ケース50に装着され且つ遊技図柄26a〜26cを変動表示可能な液晶式等の図柄表示部51と、この図柄表示部51の上側で表示ケース50から前側に突出する庇部52とを備え、遊技領域16の略中央上部に配置されている。
【0024】
庇部52には、矢印等の発光部53と、その裏側に遊技領域16の上側に沿って周方向に所定の間隔を開けて配置された複数個(例えば5個)の表示ランプ54とが設けられている。発光部53、表示ランプ54は遊技領域16の略中央を中心とする円弧上に配置されている。
【0025】
遊技図柄26a〜26cには、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター、その他の図柄を使用可能であり、この実施形態では「1」「3」「5」「7」「F」の5種類の英数字図柄が使用されている。そして、各遊技図柄26a〜26cは、始動手段29が遊技球を検出することを条件に、その5種類の英数字図柄が順次現れるようにスクロール等により変動し、左、中、右等の所定の順序で、或いは同時に停止するようになっている。
【0026】
側部装飾手段33,34は遊技領域16の左右両側に設けられている。そして、各側部装飾手段33,34は、遊技領域16の両側縁に沿って配置された上下方向の装飾カバー55,56と、その内部又は裏側に上下方向に所定の間隔を開けて配置された複数個(例えば5個)の表示ランプ57,58とを備えている。
【0027】
遊技図柄表示手段26、側部装飾手段33,34の表示ランプ54,57,58は、各遊技状態に応じて点灯又は点滅して所定演出を行うようになっている。なお、表示ランプ54は遊技図柄表示手段26とは別の遊技部品に設けても良い。
【0028】
側部装飾手段34の内側近傍、即ち遊技図柄表示手段26に対してガイドレール21と反対側に配置された側部装飾手段34の内側近傍には、振り分け手段27が設けられている。
【0029】
振り分け手段27は、その上部に設けられた振り分け入球口61から入球した遊技球を特別案内通路62、普通案内通路63,64の何れかに振り分けるためのもので、振り分け入球口61を開閉する左右一対の開閉爪65と、開閉爪65の開放中に振り分け入球口61に入球した遊技球を特別案内通路62、普通案内通路63,64の何れかに振り分ける回転体66とを備えている。
【0030】
開閉爪65は、ソレノイド等の駆動手段(図示省略)により、遊技球が入球不能又は入球困難な閉状態と、遊技球が入球可能又は入球容易な開状態とに変化可能に構成されており、遊技図柄表示手段26の遊技図柄26a〜26cが「7・7・7」等の特定態様で停止した後に開放し、振り分け入球口61に遊技球が1個入球するか、それまでに所定数の単位ゲーム(例えば3ゲーム等の複数ゲーム)が終了した場合に閉じるようになっている。
【0031】
特別案内通路62は回転体66の下部に配置され、普通案内通路63,64は回転体66の後方の上下方向中間部に左右に近接して配置されている。
【0032】
回転体66は、振り分け入球口61の下側に前後方向の軸廻りに回転自在に配置され、モータ等の回転駆動手段(図示省略)により所定方向(反時計回り)に回転駆動されるようになっている。
【0033】
回転体66には、その外周側に振り分け入球口61からの遊技球を受け入れる複数個、例えば3個の球受け部68〜70が周方向に所定の間隔を開けて凹入状に設けられている。そして、この3個の球受け部68〜70のうち、その2個が普通球受け部69,70となり、1個が特別球受け部68となっている。
【0034】
一方の普通球受け部69は遊技球が1個入るように浅く構成され、また他方の普通球受け部70は遊技球が回転体66の径方向に2個入るように深く構成され、一方の普通球受け部69に対して略反対側に配置されている。各普通球受け部69,70は、回転体66の径方向の外側と裏側とが開放しており、径方向の外側から遊技球を受け入れて、各普通案内通路63,64と一致した場合に、その普通案内通路63,64へと遊技球を案内するようになっている。
【0035】
特別球受け部68は遊技球が1個入るように浅く構成され、回転体66の径方向の外側と前側とが開放し、径方向の外側から遊技球を受け入れて、特別案内通路62と一致した場合に特別案内通路62側へと遊技球を案内するようになっている。この特別球受け部68は、深い普通球受け部70に対して回転体66の回転方向の後方側所定角度、例えば36°の位置に配置されており、深い普通球受け部70が振り分け入球口61の下側を通過してから特別球受け部68が振り分け入球口61の下側に到達するまで(回転体66の1回転に対して略1/10の割合)に振り分け入球口61に入球した遊技球を受け入れ可能となっている。
【0036】
振り分け入球口61に入球した遊技球が回転体66の特別球受け部68に受け入れられて特別案内通路62に案内され、遊技球がこの特別案内通路62を通過すると、遊技者に有利な特別遊技状態が発生し、その後に最大所定ゲーム数(例えば14ゲーム等の複数ゲーム)の結果が得られるか、又は特別案内通路62を再度遊技球が通過するまで継続する。
【0037】
増加入球手段28は、これに遊技球が入球した場合に入賞役の成立による賞球の付与数(賞球の払い出し個数又は得点)を増加させるためのもので、左右一対の開閉爪73を備えている。そして、この増加入球手段28は、特別遊技状態中に作動手段30,31が遊技球を検出することを条件に開閉爪73が開放し、この増加入球手段28に遊技球が入球することにより、当該単位ゲームでの賞球の払い出し個数(又は得点)を増加(例えば2倍)させるようになっている。
【0038】
なお、遊技球を遊技盤4の裏側へと案内する増加入球手段28、普通入球手段32、振り分け入球口61を、入球口手段22の1個又は複数個の入球口47に対応させ、増加入球手段28等に遊技球が入球した場合に、1個又は複数個の入球口47に対応する1個又は複数個の入球表示部47を特定表示に変化させ、それら入球口47への入球と同様に取り扱うようにしてもよい。
【0039】
装飾カバー手段35は、入球口手段22の上側近傍に、入賞役に係る第7番目〜10番目の入球口47a〜47dのうちの互いに隣接する第8番目及び第9番目の2個の入球口47b,47c(所定入球口)に跨ってそれらの上側を覆うように配置されており、遊技球が入球可能な入口81と、この入口81に入球した遊技球を入球口47b,47cの何れかに排出する出口82とを備えている。
【0040】
装飾カバー手段35と入球口手段22との間には僅かな隙間が設けられているのみで、遊技釘20等、入球口47b,47cへの入球率を調整し得る手段は配置できないようになっている。装飾カバー手段35と入球口手段22との間には隙間を設けなくてもよい。
【0041】
なお、装飾カバー手段35の下側を除く周辺部分、例えば入口81の上下に対応する位置には遊技釘20が配置されている。
【0042】
装飾カバー手段35は、図4〜図7に示すように、遊技盤4の表面に沿って配置される固定板83と、この固定板83の裏側に突設された圧入固定部84と、固定板83の前側に設けられ且つ入球口47b,47cの左右両端側から夫々略上向きに配設される一対の側壁部85と、固定板83の前側に設けられ且つ一対の側壁部85の上端部85a間の上方に配置される上壁部86と、固定板83の前側に設けられ且つ一対の側壁部85の下端部85b間を入球口47b,47cに対応して2等分するように配置される分離壁部87と、側壁部85、上壁部86、及び分離壁部87の前側を覆う前飾り板88とを備え、遊技盤4に設けられた装着孔4aに圧入固定部84を前側から圧入することにより遊技盤4に対して着脱自在に固定されている。
【0043】
圧入固定部84は、固定板83の裏面側から後方に突設された支持部84aと、この支持部84aの後端側から前向きに屈曲状に形成された左右一対の固定爪84bとを備え、例えば固定板83に一体に形成されている。圧入固定部84は、装飾カバー手段35を遊技盤4に装着する際に装着孔4aに前側から嵌入され、少なくとも固定板83が遊技盤4の表面に当接した状態で固定爪84bの外面側が装着孔4aの内面に圧着又は係合して、装飾カバー手段35を遊技盤4に固定するようになっている。
【0044】
固定板83の裏側には位置決め突起89が1又は複数設けられており、装飾カバー手段35を遊技盤4に装着したときに、その位置決め突起89が遊技盤4側の対応する位置決め孔又は装着孔4aに前側から嵌合して、装飾カバー手段35を遊技盤4の面内方向に位置決めするようになっている。
【0045】
側壁板85は、その下端部85b側が、入球口47aと47b、入球口47cと47dを夫々分離する左右2つの分離壁90の上端側に近接し、その上端部85a側が内側に緩やかに湾曲した形状となっており、例えば固定板83の前側に一体に形成されている。
【0046】
上壁部86は、左右の側壁部85の上端部85aの中間よりも上方で、例えば側壁部85の2つの上端部85aと上壁部86とで略正三角形を形成する位置に配置され、例えば固定板83の前側に一体に形成されており、その上壁部86と左右の側壁部85の上端部85aとの間が入口81となっている。即ち、左右2つの入口81は、共に斜め上向きに開放している。なお、左右の入口81は夫々遊技球が1個通過できる程度の大きさに形成されている。
【0047】
また、上壁部86は、上面86aと下側左右の斜面86b,86cとで正面視略逆三角形状に形成されている。上壁部86の上面86aは、その左右方向への延長面が夫々左右の側壁部85の外面側に滑らかに繋がるような凸状の曲面(部分円筒面)に形成されており、上側から落下してきた遊技球を左右に案内するようになっている。また、上壁部86の下側の斜面86b,86cは、左側の斜面86bの右方向への延長面が右側の側壁部85の内面側に、右側の斜面86cの左方向への延長面が左側の側壁部85の内面側に、夫々滑らかに繋がる凹状の曲面に形成されており、入口81に入球した遊技球を内側に滑らかに案内するようになっている。
【0048】
なお、入口81の近傍に配置され且つ入口81への入球率を調整可能な遊技釘20aは、入口81の上壁部86から少なくとも遊技球が1個通過できる距離をおいて配置されている。例えば入口81への入球率を低くすべく遊技釘20aと入口81の上壁部86との距離を遊技球1個分よりも小さくすると、この遊技釘20aと上壁部86との間に遊技球が引っ掛かってしまう。即ち、本実施形態のような装飾カバー手段35を設ければ、遊技釘20aによってその入口81への入球率を極端に低く抑えることが困難若しくは不可能となる。
【0049】
分離壁部87は、その下端部87b側が入球口47bと47cとを分離する分離壁90の上端側に近接し、その上端部87a側が左右の側壁部85の下端部85bの中間よりも下方に位置する上下方向の板状で、例えば固定板83の前側に一体に形成されており、その分離壁部87の下端部87bと左右の側壁部85の下端部85bとの間が出口82となっている。分離壁部87の上端部87aと左右の側壁部85との間には、少なくとも遊技球が1個通過できる程度の隙間が形成されており、2つの入口81は2つの出口82の両方と互いに連通している。即ち、左右の何れかの入口81に入球した遊技球は、分離壁部87の上端部87aにおいて左右の出口82の何れかに振り分けられるようになっている。
【0050】
前飾り板88は、側壁部85、上壁部86、及び分離壁部87の前端側に当接する板状で、側壁部85、上壁部86、分離壁部87の全て又は一部、例えば左右の側壁部85に対してネジ止め等により着脱自在に、又は着脱不可能に装着されている。前飾り板88の前面側には、例えば任意の装飾が施されている。なお、前飾り板88は、その略全体を不透明として、入口81に入球した遊技球の流下状況が前側から視認できないように構成してもよいし、その全部又は少なくとも一部分を透明又は半透明に形成したり、或いは一部分にスリット等の開口を設けることにより、入口81に入球した遊技球の流下状況が前側から視認可能な構成としてもよい。
【0051】
以上説明したように、本実施形態では、遊技領域16の下部に設けられ且つ略横一列状に配置された複数個の入球口47を有する入球口手段22と、遊技領域16に単位ゲーム毎に所定数の遊技球を順次発射する発射手段11と、単位ゲーム中に発射された遊技球が、複数個の入球口47のうち、複数個連続する特定の入球口47(例えば入球口47a〜47d)の全てに入球して入賞役が成立した場合に、その入賞役の種類に応じて遊技価値を付与する遊技価値付与手段としての払い出し手段42とを備えた組み合わせ遊技機において、入球口手段22の上側近傍に、特定の入球口47のうちの互いに隣接する複数個の所定入球口47b,47cに跨ってそれらの上側を略覆う装飾カバー手段35を設け、この装飾カバー手段35は、遊技球が入球可能な入口81と、この入口81に入球した遊技球を所定入球口47b,47cの何れかに排出する出口82とを備えているため、各入球口47の境界位置に対応してその上側近傍に配置される遊技釘を、入球口47a〜47dの境界位置については省略することができ、この入球口47a〜47dに関しては遊技釘の調整によって入賞役の成立の難易度を調整することはできない。これにより、入球口47a〜47dへの入球による入賞役の成立する確率を一定に保持して一定のベースを確保することができ、遊技者が極端に不利な状況となることを防止できる。
【0052】
また、装飾カバー手段35は、遊技球が入球可能な入口81と、この入口81に入球した遊技球を入球口47b,47cの何れかに排出する出口82とを備えているため、この装飾カバー手段35によって入賞役の成立が阻害されることもない。
【0053】
更に、装飾カバー手段35は、これを構成する各部、即ち固定板83、側壁部85、上壁部86、分離壁部87、前飾り板88等が互いに固定的に連結されており、入口81に入球した遊技球の出口82への振り分け率を調整不可能となっているため、この装飾カバー手段35によって入賞役の成立の難易度を調整することもできない。
【0054】
また、装飾カバー手段35は、対応する入球口47b,47cと同数、即ち2個の入口81を備えているため、入球口47b,47cへの遊技球の入賞確率を装飾カバー手段35を設けない場合と同等にすることができる。
【0055】
装飾カバー手段35の全ての入口81は、全ての出口82と互いに連通しているため、入口81に入球した遊技球が対応する入球口47b,47cのうちのどれに入球するかは不確実であり、遊技性を高めることができる。
【0056】
図8は本発明の第2の実施形態を例示し、1つの入賞役に係る特定の入球口47a〜47dの全てに跨ってそれらの上側を略覆うように装飾カバー手段35を設けた例を示している。
【0057】
図8に示す装飾カバー手段35は、入球口手段22の上側近傍に、入賞役に係る第7番目〜10番目の入球口47a〜47d(所定入球口)の全てに跨ってそれらの上側を覆うように配置されており、遊技球が入球可能な入口81と、この入口81に入球した遊技球を入球口47a〜47dの何れかに排出する出口82とを備えている。
【0058】
装飾カバー手段35は、固定板83の前側に設けられ且つ入球口47a,47dの左右両端側から夫々略上向きに配設される一対の側壁部85と、固定板83の前側に設けられ且つ一対の側壁部85の上端部85a間の上方に配置される3つの上壁部86と、固定板83の前側に設けられ且つ一対の側壁部85の下端部85b間を入球口47a〜47dに対応して4等分するように配置される3つの分離壁部87と、側壁部85、上壁部86、及び分離壁部87の前側を覆う前飾り板88とを備えている。
【0059】
側壁板85は、その下端部85b側が、入球口47aの左側、入球口47dの右側の2つの分離壁の上端側に近接し、その上端部85a側が内側に緩やかに湾曲した形状となっており、例えば固定板83の前側に一体に形成されている。
【0060】
上壁部86は、左右の側壁部85の上端部85aの中間よりも上方で、例えば側壁部85の2つの上端部85aと上壁部86とで略正三角形を形成する位置に1つ配置され、更にその上壁部86と左右の側壁部85の上端部85aとの略中間部分に夫々1個ずつ配置されており、それら3つの上壁部86間、及び左右の上壁部86と左右の側壁部85の上端部85aとの間が4つの入口81となっている。
【0061】
3つの分離壁部87のうち、中央の分離壁部87は、左右の側壁部85と略対称に形成された左右一対の下案内部91と、左方向、右方向に夫々傾斜した左右一対の上案内部92とで例えば略菱形状に形成されている。また、他の2つの分離壁部87は、その上端部87aが側壁部85の上端部85a、及び中央の分離壁部87の下案内部91の上端側よりも下方に位置し、それらの間には少なくとも遊技球が1個通過できる程度の隙間が形成されており、4つの入口81は4つの出口82の全てと互いに連通している。
【0062】
その他の構成については上述した第1の実施形態の装飾カバー手段35と同様の構成を採用できる。
【0063】
以上のように、1つの入賞役に係る特定の入球口47a〜47dの全てに跨ってそれらの上側を略覆うように装飾カバー手段35を設けてもよい。
【0064】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、装飾カバー手段35は、入口81と出口82との数が異なっていてもよい。例えば第1の実施形態で上壁部86を省略し、左右の側壁部85の上端部85a間を1つの入口81としてもよい。第2の実施形態では、3つの上壁部86の少なくとも1つを省略してもよい。また、分離壁部87を省略して、1つの出口82が複数の入球口47に連通するようにしてもよい。
【0065】
入口81を複数設ける場合、各入口81を夫々異なる入球口47に別個に連通させるようにしてもよい。
【0066】
装飾カバー手段35は、遊技盤に対してネジ止め等により装着してもよい。また、実施形態では装飾カバー手段35を入球口手段22とは別体で遊技盤4に装着するように構成したが、例えば装飾カバー手段35は入球口手段22側に装着するように構成してもよいし、入球口手段22側に一体に設けてもよい。
【0067】
装飾カバー手段35は遊技領域16内に複数設けてもよい。
【0068】
遊技盤4の各遊技部品の配置、構造その他は自在に選択可能である。従って、振り分け手段27のない遊技盤4等でも良いし、また振り分け手段27を採用する場合でも、第1の実施形態と異なる構造、形式のものでも良い。
【0069】
更に実施形態では、アレンジボール機について例示しているが、アレンジボール機以外の組み合わせ遊技機、例えば雀球遊技機等でも同様に実施可能である。即ち、略横一列状に配置された複数個の入球口47を有する入球口手段22を遊技領域16の下部に設けた組み合わせ遊技機であれば、その種類の如何を問わず採用することができる。
【0070】
【発明の効果】
本発明では、遊技領域16の下部に設けられ且つ略横一列状に配置された複数個の入球口47を有する入球口手段22を備えた組み合わせ遊技機において、入球口手段22の上側近傍に、互いに隣接する複数個の所定入球口47b,47cに跨ってそれらの上側を略覆うカバー手段35を設け、該カバー手段35は、遊技球が入球可能な入口81と、該入口81に入球した遊技球を所定入球口47b,47cの何れかに排出する出口82とを備えているため、各入球口47の境界位置に対応してその上側近傍に配置される遊技釘を、連続する入球口47a〜47dの境界位置については省略することができ、この入球口47a〜47dに関しては遊技釘の調整によって入賞役の成立の難易度を調整することはできない。これにより、入球口47a〜47dへの入球による入賞役の成立する確率を一定に保持して一定のベースを確保することができ、遊技者が極端に不利な状況となることを防止できる。
【0071】
また、装飾カバー手段35は、遊技球が入球可能な入口81と、この入口81に入球した遊技球を入球口47b,47cの何れかに排出する出口82とを備えているため、この装飾カバー手段35によって入賞役の成立が阻害されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の背面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す装飾カバー手段の正面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す装飾カバー手段の側面断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す装飾カバー手段の平面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す装飾カバー手段の分解斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す装飾カバー手段の正面断面図である。
【符号の説明】
4  遊技盤
16  遊技領域
22  入球口手段
35  装飾カバー手段(カバー手段)
47  入球口
47b,47c  所定入球口
81  入口
82  出口
83  固定板
85  側壁部
85a 側壁部上端部
85b 側壁部下端部
86  上壁部
87  分離壁部
88  前飾り板

Claims (6)

  1. 遊技領域(16)の下部に設けられ且つ略横一列状に配置された複数個の入球口(47)を有する入球口手段(22)を備えた組み合わせ遊技機において、前記入球口手段(22)の上側近傍に、互いに隣接する複数個の所定入球口(47b)(47c)に跨ってそれらの上側を略覆うカバー手段(35)を設け、該カバー手段(35)は、遊技球が入球可能な入口(81)と、該入口(81)に入球した遊技球を前記所定入球口(47b)(47c)の何れかに排出する出口(82)とを備えていることを特徴とする組み合わせ遊技機。
  2. 前記カバー手段(35)は、該カバー手段(35)を構成する各部が互いに固定的に連結されており、前記入口(81)に入球した遊技球の前記出口(82)への振り分け率を調整不可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の組み合わせ遊技機。
  3. 前記カバー手段(35)は、前記所定入球口(47b)(47c)に対応する1又は複数の出口(82)と、1又は複数の入口(81)とを備え、前記1又は複数の入口(81)は前記1又は複数の出口(82)の全てと互いに連通していることを特徴とする請求項1又は2に記載の組み合わせ遊技機。
  4. 前記カバー手段(35)は、対応する前記所定入球口(47b)(47c)と同数の入口(81)を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  5. 前記カバー手段(35)は、前記入球口手段(22)と別体で遊技盤(4)に装着されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  6. 前記カバー手段(35)は、遊技盤(4)の表面に沿って配置され且つ遊技盤(4)に固定される固定板(83)と、該固定板(83)の前側に設けられ且つ前記所定入球口(47b)(47c)の左右両端側から夫々略上向きに配設される一対の側壁部(85)と、前記固定板(83)の前側に設けられ且つ前記側壁部(85)の上端部(85a)間又はその上方に配置される上壁部(86)と、前記固定板(83)の前側に設けられ且つ前記側壁部(85)の下端部(85b)間を前記所定入球口(47b)(47c)に対応して等分するように配置される分離壁部(87)と、前記側壁部(85)、前記上壁部(86)、及び前記分離壁部(87)の前側を覆う前飾り板(88)とを備え、前記上壁部(86)と前記側壁部(85)との間を前記入口(81)とし、前記側壁部(85)と前記分離壁部(87)との間を前記出口(82)としたことを特徴とする請求項5に記載の組み合わせ遊技機。
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