JP2004072653A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続相手である無線通信装置からの応答があるまで、問い合わせメッセージ送信の開始/終了の制御を行うことにより、消費電力を低減する、無線通信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間間隔で、問い合わせメッセージ送信動作状態またはページメッセージ送信動作状態と、無動作状態とを切り替える手段を有する。
【選択図】 図5
【解決手段】1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間間隔で、問い合わせメッセージ送信動作状態またはページメッセージ送信動作状態と、無動作状態とを切り替える手段を有する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ユーザーインターフェースの乏しいヘッドセット等の無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、1台のマスタ無線装置と1台もしくは複数台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システム(たとえば、Bluetooth通信システム)が存在する。この無線通信システムにおいて、複数の任意無線装置と接続を試みる無線装置は、接続相手を発見するための問い合わせ手順を常時繰り返すことで、期待の接続相手を検出し、無線リンクを確立する。
【0003】
図11に、従来の技術における無線通信装置のBluetooth端末の接続処理フローチャートを示す。Bluetooth端末1(BT1)は複数の任意のBluetooth端末との接続を試みるBluetooth端末と仮定し、一方Bluetooth端末(BT2)は固定の通信相手BT1とのみ接続するBluetooth端末であると仮定する。最初、BT1とBT2はお互いにまだ識別情報も持たず、無線リンクが張られていない状態にある。ここでBT1はマスタデバイスとなるべく、常時問い合わせメッセージを送信し続けることにより、他のBluetooth端末の検出を試みる(SM1)。一方、BT2はBT1のスレーブデバイスとなるべく、BT1からの問い合わせメッセージをスキャン(SS1)した後、問い合わせ応答メッセージを返信する(SS2)。BT1はBT2からの問い合わせ応答メッセージを受信すると(SM2)、BT2に対しページメッセージを送信することで無線リンクの確立手順(ページング手順)に入る(SM3)。
【0004】
一方、BT2もBT1との無線リンク確立のために、BT1からのページメッセージをスキャンする(SS3)、BT2がページスキャンに成功すると、BT1に対しページ応答メッセージを返信し(SS4)、無線リンクを確立する(SS5)。同様に、BT1でもBT2からのページ応答メッセージを受信し(SM4)、BT2との間の無線リンクが確立する(SM5)。
【0005】
これら一連の動作により、BT1とBT2間のリンクが確立する。
【0006】
図12には、BT1とBT2の状態を時間軸に沿って示している。21は時間軸を示し、矢印方向に時間が経過している。22はBT1の状態を示す軸で、23はBT2の状態を示す軸である。24は、BT1が電源を投入した時間、25はBT2が電源を投入した時間を示す。26は、BT1が問い合わせメッセージを送信している状態、27はBT1がスレーブデバイスBT2からの問い合わせ応答メッセージを受信し、BT2との接続処理を行っている状態を示す。
【0007】
28は、BT2が、問い合わせ応答メッセージを送信し、BT1との接続処理を行っている状態を示す。
【0008】
この図では、BT1が電源投入した後、しばらくしてBT2の電源投入され、リンク接続処理を行っている。この間、BT1は問い合わせメッセージを送信し続けている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、マスタデバイスとスレーブデバイスとの無線接続がすぐに確立されない場合、マスタデバイスは、常に問い合わせメッセージを送信し続けるため消費電力が大きくなり、また、他の無線接続しているデバイスに対して妨害波を出し無線接続を妨げてしまうという問題がある。
【0010】
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、マスタデバイスとスレーブデバイスとの無線接続がすぐにできない場合でも、消費電力の低減と妨害波の低減ができる無線通信装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線通信装置においては、1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間間隔で、問い合わせメッセージ送信動作状態またはページメッセージ送信動作状態と、無動作状態とを切り替える手段を有する。
【0012】
この発明によれば、マスタデバイスとスレーブデバイスとの無線接続がすぐにできない場合でも、消費電力の低減と妨害波の低減ができる無線通信装置が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間間隔で、問い合わせメッセージ送信動作状態またはページメッセージ送信動作状態と、無動作状態とを切り替える手段を有することを特徴とする無線通信装置とした。状態を切り替える手段を用いることにより、スレーブ無線装置からの応答メッセージが長時間受信されない場合、マスタ無線装置は問い合わせメッセージ、もしくはページメッセージを送信し続けることなく、消費電力、他無線装置に対する妨害波の軽減ができる、また、ある時間間隔で問い合わせメッセージ送信状態に外部からの入力がなく切り替わることができるので、スレーブ無線装置が使用可能になった場合、自動で接続処理を行うことができる。
【0014】
請求項2記載の発明は、前記問い合わせメッセージ送信動作状態、前記ページメッセージ送信動作状態、および前記無動作状態を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置とした。これにより、無線通信装置の状態をユーザーが認識できる。
【0015】
請求項3記載の発明は、1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間間隔で問い合わせメッセージ送信動作状態と問い合わせスキャン動作状態とを切り替え、またはページメッセージ送信動作状態とページスキャン動作状態とを切り替える手段を有することを特徴とする無線通信装置とした。これを用いることにより、接続相手が問い合わせメッセージを送信している場合受信することが可能になり、接続相手始動で接続処理ができる。
【0016】
請求項4記載の発明は、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、問い合わせスキャン動作状態またはページスキャン動作状態に移行する手段と、前記問い合わせスキャン動作状態から、問い合わせメッセージ送信動作状態に、または前記ページスキャン動作状態からページメッセージ送信動作状態に切り替える切り替え信号入力手段と、一定時間、問い合わせメッセージ送信を行った後、前記問い合わせスキャン動作状態に、またはページメッセージ送信を行った後、前記ページスキャン動作状態に移行する手段を有することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置とした。これを用いることにより、ユーザーアクションによって、問い合わせメッセージ送信開始ができ、ユーザーが望んだときに接続処理を開始することができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、前記問い合わせメッセージ送信動作状態、前記ページメッセージ送信動作状態、前記問い合わせスキャン動作状態および前記ページスキャン動作状態を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項3または4に記載の無線通信装置とした。これを用いることにより、無線通信装置の状態をユーザーが認識できる。
【0018】
請求項6記載の発明は、1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間、問い合わせメッセージ送信動作状態の後、問い合わせスキャン動作状態に、またはページメッセージ送信動作状態の後、ページスキャン動作状態に切り替える手段と、前記問い合わせスキャン動作状態から前記問い合わせメッセージ送信動作状態に、または、前記ページスキャン動作状態から前記ページメッセージ送信動作状態に切り替える切り替え信号入力手段を有することを特徴とする無線通信装置とした。これを用いることにより、ユーザーが切り替え信号を入力することにより、ユーザーが望んだときに接続処理を開始させることができる。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の無線通信装置の構成図を示す。図1において、電話機1にはBluetooth機能が搭載されている。ユーザーが耳に装着して使用するヘッドセット2には、マイクとスピーカーが付属しており、Bluetooth機能が搭載されている。電話機1とヘッドセット2はBluetooth接続(無線接続)し、音声接続され、通話が可能になる。3は電話機1とヘッドセット2がBluetooth接続されていることを示す点線である。電話回線4は電話機1に接続されている。コネクトボタン5は、電話機1に付属し、電話機1とヘッドセット2との間の音声リンクを接続する時に押される。電話機LED6は、電話機1の状態を示し、例えば、Bluetooth接続処理状態、接続確立状態等の状態を、点滅、点灯、消灯などで表示する。
【0021】
電話機1は、電話回線4で外部回線と接続されており、受話器を上げてオフフックの状態にし、付属の番号キーで相手先の電話番号を押すことにより、外部に電話をかけることができる。また、コネクトボタン5を押し、ヘッドセットと音声リンク接続し、接続ができたら、番号キーを押し、外部に電話をかけることができる。また、電話がかかってきた場合、コネクトボタン5を押すことにより、ヘッドセット2と電話機1が音声リンク接続され、電話との音声送受信が可能となる。
【0022】
図2に、同無線通信装置の電話機のブロック構成図を示す。
【0023】
外部からの電話回線7は、音声等のデータが、入力される回線である。電話回線制御部8は、コネクトボタン5が押下された場合は、音声データをBluetooth制御部10へ配信し、受話器があげられて、オフフック状態を検知した場合は、受話器入出力部9へ音声データを配信する。受話器入出力部9は、マイクとスピーカーを内臓しており、通話ができる。Bluetooth制御部10は、問い合わせ応答メッセージ送信、ページメッセージ送信、問い合わせスキャン、ページスキャン等のBluetooth接続処理の制御を行う。Bluettoothインターフェース部11は、Bluetooth接続で送受信されるデータを処理する。コネクトボタン5のコネクトボタン押下検知部12は、コネクトボタン5が押下された場合、電話回線制御部8に信号を発信し、Bluetooth制御部10側に電話回線7のデータを送信する制御を行う。オフフック状態検知部13は、受話器を上げた場合、電話回線制御部8に信号を発信し、受話器入出力部9に電話回線7のデータを送信する制御を行う。
【0024】
図3に、同無線通信装置のヘッドセットのブロック構成図を示す。
【0025】
ヘッドセットインターフェース部15は、マイクからの音声入力、スピーカーからの音声出力を処理する。Bluetooth制御部16は、問い合わせ応答メッセージ送信、ページメッセージ送信、問い合わせスキャン、ページスキャン等のBluetooth接続処理の制御を行う。Bluetoothインターフェース部17は、Bluetooth接続で送受信されるデータを処理する。LED表示部18は、Bluetooth制御部16から、Bluetooth接続処理状態の情報を受け取り、その状態によりLED表示する。ヘッドセット2のLED設置部の図示は省略する。
【0026】
図4は、同無線通信装置の電話機とヘッドセットとの無線接続処理フローチャート(正常系)である。
【0027】
Bluetoothでの音声リンクはSCO(Synchronous Connection−Oriented Link)リンクが用いられ、Bluetooth仕様上、データ通信リンクであるACL(AsynchronousConnection−Less Link)リンクを確立した後に、SCOリンクを確立する。
【0028】
以下、SCOリンク接続確立までの処理について図4を用いて説明する。このフローチャートの処理は、電話機1とヘッドセット2が必ずBluetooth無線接続可能な距離に存在する場合の処理である。
【0029】
まず電話機1のフローチャートを説明する。
【0030】
電話機1は、電源が投入された場合、ヘッドセット2に問い合わせメッセージを送信する(ST1)。この時、電話機LED6は1秒間隔で点滅する。
【0031】
ヘッドセット2からの問い合わせ応答メッセージを受信する(ST2)。
【0032】
その後、電話機1はページメッセージをヘッドセット2に送信する(ST3)。
【0033】
ST3で送信したページメッセージの応答メッセージを受信する(ST4)。
【0034】
その結果、ACLリンクが確立状態となる(ST5)。この時、電話機LED6は点滅を中止し、消灯する。
【0035】
電話機1でコネクトボタン5がユーザーに押されたか確認する(ST6)。
【0036】
コネクトボタン5が押された場合、ST7に進む。押されていない場合は、ACLリンク確立状態のままである。
【0037】
コネクトボタン5がユーザーに押された場合、SCOリンクの要求をヘッドセット2に送信する(ST7)。
【0038】
電話機1とヘッドセット2との音声リンクが確立され、通話が可能になる(ST8)。この時、電話機LED6は点灯する。
【0039】
次に、ヘッドセット2のフローチャートを説明する。
【0040】
ヘッドセット2は電源が投入された場合、問い合わせメッセージスキャンを開始する(SH1)。
【0041】
問い合わせメッセージを受信したら問い合わせ応答メッセージを電話機1に送信する(SH2)。
【0042】
次にページスキャンを開始する(SH3)。
【0043】
ページメッセージを受信したらページ応答メッセージを電話機1に送信する(SH4)。
【0044】
その結果、ACLリンクが確立状態となる(SH5)。
【0045】
電話機からのSCOリンク接続要求を受信の確認をする(SHT6)。SCOリンク接続要求が受信されたら、SH7に進む。SCOリンク接続要求が受信されなかったら、ACLリンク確立状態のままである。
【0046】
その結果、SCOリンクが確立する(SH7)。
【0047】
以上に説明したように、電話機1とヘッドセット2はBluetooth接続される。
【0048】
このACLリンクの接続処理時間は約5秒以上で、電話がかかってきた場合に、すぐに通話可能な状態にならない。一方、ACLリンク接続状態から、SCOリンク接続状態の処理は、1秒もかからない。従って、通常、電話機1とヘッドセット2は電源が入り、ACLリンクが確立された状態にしておき、すぐに電話を受信できる状態にしておかなければならない。
【0049】
しかしながら、ヘッドセットの電池寿命を考えると、ヘッドセットを常に電源が入っている状態にするのは難しく、使用頻度が低い時間には電源を切っている状態、又は、電池が切れていてACLリンクが接続されていない状態にある可能性がある。
【0050】
そうすると、ACLリンクを確立しようとしている電話機1は常にヘッドセット2に対して問い合わせメッセージを送信し続けるが、ヘッドセット2は接続可能でない状態が長時間続く場合があり、電話機1が無駄に電力を消費し、また、問い合わせメッセージを送信することにより、他無線接続への妨害波となる可能性がある。
【0051】
そこで、本発明の実施の形態1の無線通信装置では、電話機1に問い合わせメッセージまたはページメッセージを送信し続けない機能と、問い合わせメッセージまたはページメッセージを送信している状態かを表示する機能を付加し、前記問題を解決する。
【0052】
図5に同無線通信装置の電話機の無線接続前のフローチャートを示す。
【0053】
以下、各ステップに従って、フローチャートを説明する。
【0054】
電話機1は、電源が投入されたら、タイマーを設定する(ST9)。
【0055】
問い合わせメッセージを送信する(ST10)。この時、電話機1の電話機LED6を2秒間隔で点滅させる。
【0056】
問い合わせ応答メッセージが受信されたどうかを確認する(ST11)。
【0057】
問い合わせ応答メッセージが受信された場合は、ST17へ、受信されなかった場合はST12に進む。
【0058】
ST17の処理は図4に示したフローチャートのST1からの処理になる。
【0059】
以下、受信されなかった場合について説明する。
【0060】
タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上かどうかを判定する(ST12)。
【0061】
TがTimeout値以下であれば、ST10に戻り、問い合わせメッセージを送りつづける。TがTimeout値より大きければ、タイムアウトになったとみなされ、次ステップに進む。
【0062】
ST9で設定したタイマーを解除する(ST13)。
【0063】
再び、タイマーを設定する(ST14)。この時に、LEDを消灯する。
【0064】
タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上かどうかを判断する(ST15)。
【0065】
この間は、タイマーがカウントしている以外には、なにも動作していない状態である。
【0066】
ST14で設定したタイマーを解除する(ST16)。
【0067】
その後、ST9に戻り、問い合わせメッセージを送信開始する。
【0068】
以上のフローチャートの処理により、接続相手のヘッドセットからの問い合わせ応答メッセージを受信しない限り、Timeoutの時間間隔毎に、問い合わせメッセージ送信状態と無動作状態を繰り返す。
【0069】
以上の説明により、ヘッドセット2が接続不可能な状態の時、電話機1は、問い合わせメッセージを送信し続けないので、消費電力の削減、他無線への妨害波の低減が実現できる。
【0070】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、実施の形態1での電話機1の無動作状態を、問い合わせスキャン状態またはページスキャン状態に置き換え、また、ヘッドセット2から問い合わせメッセージ送信を可能にし、ヘッドセット側から接続処理開始可能にしたものである。
【0071】
図6は本発明の実施の形態2の無線通信装置のヘッドセットの概観図である。ヘッドセットの付属ボタン19をユーザーが押下することにより、問い合わせメッセージ送信を開始する。
【0072】
図7は、同無線通信装置のヘッドセットのブロック構成図である。ヘッドセットインターフェース部15、Bluetooth制御部16、Bluetoothインターフェース部17、LED表示部18は実施の形態1のヘッドセットのブロック構成図で説明している。図6のヘッドセット概観図におけるLED設置部の図示は省略する。付属ボタン押下検知部20は、付属ボタン19が押下されたのを検知し、Bluetooth制御部16に信号を送る。
【0073】
問い合わせメッセージ又はページメッセージを送信している場合は1秒間隔でLEDを点滅、問い合わせスキャン又はページスキャンをしている場合は2秒間隔でLEDを点滅、ACL接続確立された場合は消灯、SCO接続確立された場合は点灯する。
【0074】
図8に同無線通信装置の電話機の無線接続前のフローチャートを示す。前記ヘッドセットと接続する実施の形態2の電話機1は、実施の形態1に示している電話機1と同じブロック構成を有しており、図8のフローチャートの処理を行う。
【0075】
フローチャートに従って、実施の形態2における電話機1の処理のステップを説明する。
【0076】
電源を投入したら、タイマーを設定する(ST18)。
【0077】
問い合わせメッセージを送信する(ST19)。この時電話機LED6は1秒間隔で点滅する。
【0078】
問い合わせ応答メッセージの受信を確認する(ST20)。
【0079】
受信したらST28へ進む。この場合、実施の形態1で示した図4の電話機1のフローチャートにおけるST3のステップに進む。
【0080】
問い合わせ応答メッセージを受信しなかった場合、タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上かどうかを判定する(ST21)。
【0081】
Timeout値以上になっていない場合は、ST19の処理に戻る。
【0082】
Timeout値以上になっている場合は、タイマーを解除する(ST22)。
【0083】
タイマーを再び設定する(ST23)。
【0084】
次に、周辺のBluetooth機器からの問い合わせメッセージ受信のために待機するため、問い合わせスキャンを実行する(ST24)。
【0085】
この時、電話機LED6は2秒間隔で点滅する。
【0086】
問い合わせメッセージの受信を確認する(ST25)。
【0087】
問い合わせメッセージが受信されていたら、ST29に進む。この場合、実施の形態1で示した図4のヘッドセット2のフローチャートにおけるSH2のステップに進む。
【0088】
問い合わせメッセージが受信されなかった場合、タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上か判定する(ST26)。
【0089】
Timeout値以上になっていない場合は、ST24に戻り問い合わせスキャンを実行する。
【0090】
Timeout値以上の場合は、タイマーを解除し、ST18に戻り、再び、タイマーを設定し、問い合わせメッセージ送信を行う。
【0091】
図9に、同無線通信装置のヘッドセットの無線接続前のフローチャートを示す。
【0092】
フローチャートに従って、実施の形態2のヘッドセット2の処理のステップを説明する。
【0093】
電源を投入したら、問い合わせスキャンを開始する(SH8)。
【0094】
問い合わせメッセージの受信を確認する(SH9)。
【0095】
問い合わせメッセージを受信していたら、SH16に進む。この場合、実施の形態1の図4で示したヘッドセット2のフローチャートにおけるSH2のステップに進む。
【0096】
問い合わせメッセージを受信していない場合、付属ボタン19が押下されていないか確認する(SH10)。
【0097】
付属ボタン19が押下されていない場合は、SH8に戻り、問い合わせスキャンを行う。
【0098】
付属ボタンが押下されている場合、タイマーを設定する(SH11)。
【0099】
次に、問い合わせメッセージの送信を開始する(SH12)。
【0100】
問い合わせ応答メッセージの受信を確認する(SH13)。
【0101】
問い合わせ応答メッセージが受信されたら、SH17に進む。この場合、実施の形態1の図4で示した電話機1のフローチャートにおけるST3のステップに進む。
【0102】
問い合わせ応答メッセージが受信されなかった場合、タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上か判定する(SH14)。
【0103】
Timeout値以上になっていない場合は、SH12に戻り、再び問い合わせメッセージ送信を行う。
【0104】
Timeout値以上の場合は、タイマーを解除し(SH15)、SH8に戻り、問い合わせスキャンを開始する。
【0105】
以上、説明してきた電話機1とヘッドセット2の処理ステップにより、ヘッドセット2はユーザーアクションによって、問い合わせメッセージの送信ができるので、接続処理の過程がユーザーにわかりやすい。また、電話機1は、問い合わせメッセージ送信状態と問い合わせスキャン状態が一定時間毎切り替わるので、ヘッドセット2が問い合わせスキャン状態のままでも、電話機1が問い合わせメッセージ送信状態に切り替わったときにBluetooth無線通信可能な範囲に存在すれば、自動で接続処理を開始できる。
【0106】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の無線通信装置について図10を用いて説明する。
【0107】
第1、実施の形態2の無線通信装置では、電話機1の無線接続前の処理状態は、問い合わせメッセージ送信する状態と無動作の状態又は、問い合わせメッセージ送信する状態と問い合わせスキャンの状態を交互に自動で移行していた。
【0108】
実施の形態3の無線通信装置では、上記の自動移行をしないで、無線接続前に電話機1のコネクトボタン5を押下することにより、無動作、又は、問い合わせスキャンの処理状態を、問い合わせメッセージ送信状態に移行する。
【0109】
図10に本発明の実施の形態3の電話機の無線接続前のフローチャートを示す。電話機1の構成は、第1、実施の形態2と変わらず、図10に示すフローチャートの処理を行う。
【0110】
以下、各ステップを説明する。
【0111】
電源を投入したら、タイマーを設定する(ST30)。
【0112】
次に問い合わせメッセージ送信を開始する(ST31)。
【0113】
問い合わせ応答メッセージが受信されたかどうか確認する(ST32)。
【0114】
問い合わせ応答メッセージが受信されていたら、ST36に進む。正常系処理は、実施の形態1における図4に示した電話機1のフローチャートのST3の処理に進む。
【0115】
問い合わせ応答メッセージが受信されていない場合、ST33に進む。
【0116】
タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上かどうかを判定する(ST33)。
【0117】
TがTimeout値以下であれば、ST31に戻り、問い合わせメッセージを送る。TがTimeout値より大きければ、タイムアウトとみなされ、ST34に進む。
【0118】
タイムアウトになった場合、タイマーを解除する(ST34)。
【0119】
次に、コネクトボタン5が押下されていないか確認する(ST35)。
【0120】
押下されていなければ、ST34に戻る。この間は、電話機1は何も接続処理を行っていない無動作状態である。
【0121】
また、この無動作状態を、問い合わせメッセージスキャン状態にすることにより、実施の形態2のヘッドセット2からの問い合わせメッセージ送信に応対することができる。
【0122】
コネクトボタン5が押下された場合、ST30に戻り、再び、タイマーを設定し、問い合わせメッセージを送信する。
【0123】
以上説明してきた実施の形態3における電話機1の無線接続前の処理フローチャートにより、電源投入時から一定時間過ぎても、無線接続が確立されなければ、問い合わせメッセージの送信をしなくなり、無駄な電力消費が削減され、また、コネクトボタンの押下というユーザーアクションで問い合わせメッセージ送信開始となり、ユーザーにわかりやすい無線接続処理が可能となる。
【0124】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、以下のような効果がある。
【0125】
(1)接続相手の無線通信装置からの応答を受け取るまで、一定時間間隔で問い合わせメッセージ送信状態と無動作状態に自動で切り替えることにより、常に問い合わせメッセージ送信を行わず消費電力を低減させることができ、また、ユーザーアクションなしで、問い合わせメッセージ送信を実行でき、乏しいユーザーインターフェースでもよい。
【0126】
(2)接続相手の無線通信装置からの応答を受け取るまで、一定時間間隔で問い合わせメッセージ送信状態と問い合わせメッセージスキャン状態に自動で切り替えることにより、接続相手の無線装置からの問い合わせメッセージを受信することができ、接続相手の無線装置始動で、接続処理が行えることができる。
【0127】
(3)一定時間、問い合わせメッセージ送信を行った後、無動作状態、もしくは問い合わせメッセージスキャン状態に切り替わり、ユーザーアクションが合ったときに問い合わせメッセージ送信開始することにより、ユーザーにわかりやすい接続処理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の無線通信装置の構成図
【図2】同無線通信装置の電話機のブロック構成図
【図3】同無線通信装置のヘッドセットのブロック構成図
【図4】同無線通信装置の電話機とヘッドセットとの無線接続処理フローチャート(正常系)
【図5】同無線通信装置の電話機の無線接続前のフローチャート
【図6】本発明の実施の形態2の無線通信装置のヘッドセットの概観図
【図7】同無線通信装置のヘッドセットのブロック構成図
【図8】同無線通信装置の電話機の無線接続前のフローチャート
【図9】同無線通信装置のヘッドセットの無線接続前のフローチャート
【図10】本発明の実施の形態3の電話機の無線接続前のフローチャート
【図11】従来の技術における無線通信装置のBluetooth端末の接続処理フローチャート
【図12】同無線通信装置の接続処理過程と時間の関係図
【符号の説明】
1 電話機
2 ヘッドセット
5 コネクトボタン
6 電話機LED
8 電話回線制御部
9 受話器入出力部
10、16 Bluetooth制御部
11、17 Bluetoothインターフェース部
12 コネクトボタン押下検知部
13 オフフック状態検知部
14、18 LED表示部
15 ヘッドセットインターフェース部
19 ヘッドセットの付属ボタン
20 ヘッドセット付属ボタン押下検知部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ユーザーインターフェースの乏しいヘッドセット等の無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、1台のマスタ無線装置と1台もしくは複数台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システム(たとえば、Bluetooth通信システム)が存在する。この無線通信システムにおいて、複数の任意無線装置と接続を試みる無線装置は、接続相手を発見するための問い合わせ手順を常時繰り返すことで、期待の接続相手を検出し、無線リンクを確立する。
【0003】
図11に、従来の技術における無線通信装置のBluetooth端末の接続処理フローチャートを示す。Bluetooth端末1(BT1)は複数の任意のBluetooth端末との接続を試みるBluetooth端末と仮定し、一方Bluetooth端末(BT2)は固定の通信相手BT1とのみ接続するBluetooth端末であると仮定する。最初、BT1とBT2はお互いにまだ識別情報も持たず、無線リンクが張られていない状態にある。ここでBT1はマスタデバイスとなるべく、常時問い合わせメッセージを送信し続けることにより、他のBluetooth端末の検出を試みる(SM1)。一方、BT2はBT1のスレーブデバイスとなるべく、BT1からの問い合わせメッセージをスキャン(SS1)した後、問い合わせ応答メッセージを返信する(SS2)。BT1はBT2からの問い合わせ応答メッセージを受信すると(SM2)、BT2に対しページメッセージを送信することで無線リンクの確立手順(ページング手順)に入る(SM3)。
【0004】
一方、BT2もBT1との無線リンク確立のために、BT1からのページメッセージをスキャンする(SS3)、BT2がページスキャンに成功すると、BT1に対しページ応答メッセージを返信し(SS4)、無線リンクを確立する(SS5)。同様に、BT1でもBT2からのページ応答メッセージを受信し(SM4)、BT2との間の無線リンクが確立する(SM5)。
【0005】
これら一連の動作により、BT1とBT2間のリンクが確立する。
【0006】
図12には、BT1とBT2の状態を時間軸に沿って示している。21は時間軸を示し、矢印方向に時間が経過している。22はBT1の状態を示す軸で、23はBT2の状態を示す軸である。24は、BT1が電源を投入した時間、25はBT2が電源を投入した時間を示す。26は、BT1が問い合わせメッセージを送信している状態、27はBT1がスレーブデバイスBT2からの問い合わせ応答メッセージを受信し、BT2との接続処理を行っている状態を示す。
【0007】
28は、BT2が、問い合わせ応答メッセージを送信し、BT1との接続処理を行っている状態を示す。
【0008】
この図では、BT1が電源投入した後、しばらくしてBT2の電源投入され、リンク接続処理を行っている。この間、BT1は問い合わせメッセージを送信し続けている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、マスタデバイスとスレーブデバイスとの無線接続がすぐに確立されない場合、マスタデバイスは、常に問い合わせメッセージを送信し続けるため消費電力が大きくなり、また、他の無線接続しているデバイスに対して妨害波を出し無線接続を妨げてしまうという問題がある。
【0010】
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、マスタデバイスとスレーブデバイスとの無線接続がすぐにできない場合でも、消費電力の低減と妨害波の低減ができる無線通信装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線通信装置においては、1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間間隔で、問い合わせメッセージ送信動作状態またはページメッセージ送信動作状態と、無動作状態とを切り替える手段を有する。
【0012】
この発明によれば、マスタデバイスとスレーブデバイスとの無線接続がすぐにできない場合でも、消費電力の低減と妨害波の低減ができる無線通信装置が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間間隔で、問い合わせメッセージ送信動作状態またはページメッセージ送信動作状態と、無動作状態とを切り替える手段を有することを特徴とする無線通信装置とした。状態を切り替える手段を用いることにより、スレーブ無線装置からの応答メッセージが長時間受信されない場合、マスタ無線装置は問い合わせメッセージ、もしくはページメッセージを送信し続けることなく、消費電力、他無線装置に対する妨害波の軽減ができる、また、ある時間間隔で問い合わせメッセージ送信状態に外部からの入力がなく切り替わることができるので、スレーブ無線装置が使用可能になった場合、自動で接続処理を行うことができる。
【0014】
請求項2記載の発明は、前記問い合わせメッセージ送信動作状態、前記ページメッセージ送信動作状態、および前記無動作状態を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置とした。これにより、無線通信装置の状態をユーザーが認識できる。
【0015】
請求項3記載の発明は、1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間間隔で問い合わせメッセージ送信動作状態と問い合わせスキャン動作状態とを切り替え、またはページメッセージ送信動作状態とページスキャン動作状態とを切り替える手段を有することを特徴とする無線通信装置とした。これを用いることにより、接続相手が問い合わせメッセージを送信している場合受信することが可能になり、接続相手始動で接続処理ができる。
【0016】
請求項4記載の発明は、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、問い合わせスキャン動作状態またはページスキャン動作状態に移行する手段と、前記問い合わせスキャン動作状態から、問い合わせメッセージ送信動作状態に、または前記ページスキャン動作状態からページメッセージ送信動作状態に切り替える切り替え信号入力手段と、一定時間、問い合わせメッセージ送信を行った後、前記問い合わせスキャン動作状態に、またはページメッセージ送信を行った後、前記ページスキャン動作状態に移行する手段を有することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置とした。これを用いることにより、ユーザーアクションによって、問い合わせメッセージ送信開始ができ、ユーザーが望んだときに接続処理を開始することができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、前記問い合わせメッセージ送信動作状態、前記ページメッセージ送信動作状態、前記問い合わせスキャン動作状態および前記ページスキャン動作状態を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項3または4に記載の無線通信装置とした。これを用いることにより、無線通信装置の状態をユーザーが認識できる。
【0018】
請求項6記載の発明は、1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間、問い合わせメッセージ送信動作状態の後、問い合わせスキャン動作状態に、またはページメッセージ送信動作状態の後、ページスキャン動作状態に切り替える手段と、前記問い合わせスキャン動作状態から前記問い合わせメッセージ送信動作状態に、または、前記ページスキャン動作状態から前記ページメッセージ送信動作状態に切り替える切り替え信号入力手段を有することを特徴とする無線通信装置とした。これを用いることにより、ユーザーが切り替え信号を入力することにより、ユーザーが望んだときに接続処理を開始させることができる。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の無線通信装置の構成図を示す。図1において、電話機1にはBluetooth機能が搭載されている。ユーザーが耳に装着して使用するヘッドセット2には、マイクとスピーカーが付属しており、Bluetooth機能が搭載されている。電話機1とヘッドセット2はBluetooth接続(無線接続)し、音声接続され、通話が可能になる。3は電話機1とヘッドセット2がBluetooth接続されていることを示す点線である。電話回線4は電話機1に接続されている。コネクトボタン5は、電話機1に付属し、電話機1とヘッドセット2との間の音声リンクを接続する時に押される。電話機LED6は、電話機1の状態を示し、例えば、Bluetooth接続処理状態、接続確立状態等の状態を、点滅、点灯、消灯などで表示する。
【0021】
電話機1は、電話回線4で外部回線と接続されており、受話器を上げてオフフックの状態にし、付属の番号キーで相手先の電話番号を押すことにより、外部に電話をかけることができる。また、コネクトボタン5を押し、ヘッドセットと音声リンク接続し、接続ができたら、番号キーを押し、外部に電話をかけることができる。また、電話がかかってきた場合、コネクトボタン5を押すことにより、ヘッドセット2と電話機1が音声リンク接続され、電話との音声送受信が可能となる。
【0022】
図2に、同無線通信装置の電話機のブロック構成図を示す。
【0023】
外部からの電話回線7は、音声等のデータが、入力される回線である。電話回線制御部8は、コネクトボタン5が押下された場合は、音声データをBluetooth制御部10へ配信し、受話器があげられて、オフフック状態を検知した場合は、受話器入出力部9へ音声データを配信する。受話器入出力部9は、マイクとスピーカーを内臓しており、通話ができる。Bluetooth制御部10は、問い合わせ応答メッセージ送信、ページメッセージ送信、問い合わせスキャン、ページスキャン等のBluetooth接続処理の制御を行う。Bluettoothインターフェース部11は、Bluetooth接続で送受信されるデータを処理する。コネクトボタン5のコネクトボタン押下検知部12は、コネクトボタン5が押下された場合、電話回線制御部8に信号を発信し、Bluetooth制御部10側に電話回線7のデータを送信する制御を行う。オフフック状態検知部13は、受話器を上げた場合、電話回線制御部8に信号を発信し、受話器入出力部9に電話回線7のデータを送信する制御を行う。
【0024】
図3に、同無線通信装置のヘッドセットのブロック構成図を示す。
【0025】
ヘッドセットインターフェース部15は、マイクからの音声入力、スピーカーからの音声出力を処理する。Bluetooth制御部16は、問い合わせ応答メッセージ送信、ページメッセージ送信、問い合わせスキャン、ページスキャン等のBluetooth接続処理の制御を行う。Bluetoothインターフェース部17は、Bluetooth接続で送受信されるデータを処理する。LED表示部18は、Bluetooth制御部16から、Bluetooth接続処理状態の情報を受け取り、その状態によりLED表示する。ヘッドセット2のLED設置部の図示は省略する。
【0026】
図4は、同無線通信装置の電話機とヘッドセットとの無線接続処理フローチャート(正常系)である。
【0027】
Bluetoothでの音声リンクはSCO(Synchronous Connection−Oriented Link)リンクが用いられ、Bluetooth仕様上、データ通信リンクであるACL(AsynchronousConnection−Less Link)リンクを確立した後に、SCOリンクを確立する。
【0028】
以下、SCOリンク接続確立までの処理について図4を用いて説明する。このフローチャートの処理は、電話機1とヘッドセット2が必ずBluetooth無線接続可能な距離に存在する場合の処理である。
【0029】
まず電話機1のフローチャートを説明する。
【0030】
電話機1は、電源が投入された場合、ヘッドセット2に問い合わせメッセージを送信する(ST1)。この時、電話機LED6は1秒間隔で点滅する。
【0031】
ヘッドセット2からの問い合わせ応答メッセージを受信する(ST2)。
【0032】
その後、電話機1はページメッセージをヘッドセット2に送信する(ST3)。
【0033】
ST3で送信したページメッセージの応答メッセージを受信する(ST4)。
【0034】
その結果、ACLリンクが確立状態となる(ST5)。この時、電話機LED6は点滅を中止し、消灯する。
【0035】
電話機1でコネクトボタン5がユーザーに押されたか確認する(ST6)。
【0036】
コネクトボタン5が押された場合、ST7に進む。押されていない場合は、ACLリンク確立状態のままである。
【0037】
コネクトボタン5がユーザーに押された場合、SCOリンクの要求をヘッドセット2に送信する(ST7)。
【0038】
電話機1とヘッドセット2との音声リンクが確立され、通話が可能になる(ST8)。この時、電話機LED6は点灯する。
【0039】
次に、ヘッドセット2のフローチャートを説明する。
【0040】
ヘッドセット2は電源が投入された場合、問い合わせメッセージスキャンを開始する(SH1)。
【0041】
問い合わせメッセージを受信したら問い合わせ応答メッセージを電話機1に送信する(SH2)。
【0042】
次にページスキャンを開始する(SH3)。
【0043】
ページメッセージを受信したらページ応答メッセージを電話機1に送信する(SH4)。
【0044】
その結果、ACLリンクが確立状態となる(SH5)。
【0045】
電話機からのSCOリンク接続要求を受信の確認をする(SHT6)。SCOリンク接続要求が受信されたら、SH7に進む。SCOリンク接続要求が受信されなかったら、ACLリンク確立状態のままである。
【0046】
その結果、SCOリンクが確立する(SH7)。
【0047】
以上に説明したように、電話機1とヘッドセット2はBluetooth接続される。
【0048】
このACLリンクの接続処理時間は約5秒以上で、電話がかかってきた場合に、すぐに通話可能な状態にならない。一方、ACLリンク接続状態から、SCOリンク接続状態の処理は、1秒もかからない。従って、通常、電話機1とヘッドセット2は電源が入り、ACLリンクが確立された状態にしておき、すぐに電話を受信できる状態にしておかなければならない。
【0049】
しかしながら、ヘッドセットの電池寿命を考えると、ヘッドセットを常に電源が入っている状態にするのは難しく、使用頻度が低い時間には電源を切っている状態、又は、電池が切れていてACLリンクが接続されていない状態にある可能性がある。
【0050】
そうすると、ACLリンクを確立しようとしている電話機1は常にヘッドセット2に対して問い合わせメッセージを送信し続けるが、ヘッドセット2は接続可能でない状態が長時間続く場合があり、電話機1が無駄に電力を消費し、また、問い合わせメッセージを送信することにより、他無線接続への妨害波となる可能性がある。
【0051】
そこで、本発明の実施の形態1の無線通信装置では、電話機1に問い合わせメッセージまたはページメッセージを送信し続けない機能と、問い合わせメッセージまたはページメッセージを送信している状態かを表示する機能を付加し、前記問題を解決する。
【0052】
図5に同無線通信装置の電話機の無線接続前のフローチャートを示す。
【0053】
以下、各ステップに従って、フローチャートを説明する。
【0054】
電話機1は、電源が投入されたら、タイマーを設定する(ST9)。
【0055】
問い合わせメッセージを送信する(ST10)。この時、電話機1の電話機LED6を2秒間隔で点滅させる。
【0056】
問い合わせ応答メッセージが受信されたどうかを確認する(ST11)。
【0057】
問い合わせ応答メッセージが受信された場合は、ST17へ、受信されなかった場合はST12に進む。
【0058】
ST17の処理は図4に示したフローチャートのST1からの処理になる。
【0059】
以下、受信されなかった場合について説明する。
【0060】
タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上かどうかを判定する(ST12)。
【0061】
TがTimeout値以下であれば、ST10に戻り、問い合わせメッセージを送りつづける。TがTimeout値より大きければ、タイムアウトになったとみなされ、次ステップに進む。
【0062】
ST9で設定したタイマーを解除する(ST13)。
【0063】
再び、タイマーを設定する(ST14)。この時に、LEDを消灯する。
【0064】
タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上かどうかを判断する(ST15)。
【0065】
この間は、タイマーがカウントしている以外には、なにも動作していない状態である。
【0066】
ST14で設定したタイマーを解除する(ST16)。
【0067】
その後、ST9に戻り、問い合わせメッセージを送信開始する。
【0068】
以上のフローチャートの処理により、接続相手のヘッドセットからの問い合わせ応答メッセージを受信しない限り、Timeoutの時間間隔毎に、問い合わせメッセージ送信状態と無動作状態を繰り返す。
【0069】
以上の説明により、ヘッドセット2が接続不可能な状態の時、電話機1は、問い合わせメッセージを送信し続けないので、消費電力の削減、他無線への妨害波の低減が実現できる。
【0070】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、実施の形態1での電話機1の無動作状態を、問い合わせスキャン状態またはページスキャン状態に置き換え、また、ヘッドセット2から問い合わせメッセージ送信を可能にし、ヘッドセット側から接続処理開始可能にしたものである。
【0071】
図6は本発明の実施の形態2の無線通信装置のヘッドセットの概観図である。ヘッドセットの付属ボタン19をユーザーが押下することにより、問い合わせメッセージ送信を開始する。
【0072】
図7は、同無線通信装置のヘッドセットのブロック構成図である。ヘッドセットインターフェース部15、Bluetooth制御部16、Bluetoothインターフェース部17、LED表示部18は実施の形態1のヘッドセットのブロック構成図で説明している。図6のヘッドセット概観図におけるLED設置部の図示は省略する。付属ボタン押下検知部20は、付属ボタン19が押下されたのを検知し、Bluetooth制御部16に信号を送る。
【0073】
問い合わせメッセージ又はページメッセージを送信している場合は1秒間隔でLEDを点滅、問い合わせスキャン又はページスキャンをしている場合は2秒間隔でLEDを点滅、ACL接続確立された場合は消灯、SCO接続確立された場合は点灯する。
【0074】
図8に同無線通信装置の電話機の無線接続前のフローチャートを示す。前記ヘッドセットと接続する実施の形態2の電話機1は、実施の形態1に示している電話機1と同じブロック構成を有しており、図8のフローチャートの処理を行う。
【0075】
フローチャートに従って、実施の形態2における電話機1の処理のステップを説明する。
【0076】
電源を投入したら、タイマーを設定する(ST18)。
【0077】
問い合わせメッセージを送信する(ST19)。この時電話機LED6は1秒間隔で点滅する。
【0078】
問い合わせ応答メッセージの受信を確認する(ST20)。
【0079】
受信したらST28へ進む。この場合、実施の形態1で示した図4の電話機1のフローチャートにおけるST3のステップに進む。
【0080】
問い合わせ応答メッセージを受信しなかった場合、タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上かどうかを判定する(ST21)。
【0081】
Timeout値以上になっていない場合は、ST19の処理に戻る。
【0082】
Timeout値以上になっている場合は、タイマーを解除する(ST22)。
【0083】
タイマーを再び設定する(ST23)。
【0084】
次に、周辺のBluetooth機器からの問い合わせメッセージ受信のために待機するため、問い合わせスキャンを実行する(ST24)。
【0085】
この時、電話機LED6は2秒間隔で点滅する。
【0086】
問い合わせメッセージの受信を確認する(ST25)。
【0087】
問い合わせメッセージが受信されていたら、ST29に進む。この場合、実施の形態1で示した図4のヘッドセット2のフローチャートにおけるSH2のステップに進む。
【0088】
問い合わせメッセージが受信されなかった場合、タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上か判定する(ST26)。
【0089】
Timeout値以上になっていない場合は、ST24に戻り問い合わせスキャンを実行する。
【0090】
Timeout値以上の場合は、タイマーを解除し、ST18に戻り、再び、タイマーを設定し、問い合わせメッセージ送信を行う。
【0091】
図9に、同無線通信装置のヘッドセットの無線接続前のフローチャートを示す。
【0092】
フローチャートに従って、実施の形態2のヘッドセット2の処理のステップを説明する。
【0093】
電源を投入したら、問い合わせスキャンを開始する(SH8)。
【0094】
問い合わせメッセージの受信を確認する(SH9)。
【0095】
問い合わせメッセージを受信していたら、SH16に進む。この場合、実施の形態1の図4で示したヘッドセット2のフローチャートにおけるSH2のステップに進む。
【0096】
問い合わせメッセージを受信していない場合、付属ボタン19が押下されていないか確認する(SH10)。
【0097】
付属ボタン19が押下されていない場合は、SH8に戻り、問い合わせスキャンを行う。
【0098】
付属ボタンが押下されている場合、タイマーを設定する(SH11)。
【0099】
次に、問い合わせメッセージの送信を開始する(SH12)。
【0100】
問い合わせ応答メッセージの受信を確認する(SH13)。
【0101】
問い合わせ応答メッセージが受信されたら、SH17に進む。この場合、実施の形態1の図4で示した電話機1のフローチャートにおけるST3のステップに進む。
【0102】
問い合わせ応答メッセージが受信されなかった場合、タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上か判定する(SH14)。
【0103】
Timeout値以上になっていない場合は、SH12に戻り、再び問い合わせメッセージ送信を行う。
【0104】
Timeout値以上の場合は、タイマーを解除し(SH15)、SH8に戻り、問い合わせスキャンを開始する。
【0105】
以上、説明してきた電話機1とヘッドセット2の処理ステップにより、ヘッドセット2はユーザーアクションによって、問い合わせメッセージの送信ができるので、接続処理の過程がユーザーにわかりやすい。また、電話機1は、問い合わせメッセージ送信状態と問い合わせスキャン状態が一定時間毎切り替わるので、ヘッドセット2が問い合わせスキャン状態のままでも、電話機1が問い合わせメッセージ送信状態に切り替わったときにBluetooth無線通信可能な範囲に存在すれば、自動で接続処理を開始できる。
【0106】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の無線通信装置について図10を用いて説明する。
【0107】
第1、実施の形態2の無線通信装置では、電話機1の無線接続前の処理状態は、問い合わせメッセージ送信する状態と無動作の状態又は、問い合わせメッセージ送信する状態と問い合わせスキャンの状態を交互に自動で移行していた。
【0108】
実施の形態3の無線通信装置では、上記の自動移行をしないで、無線接続前に電話機1のコネクトボタン5を押下することにより、無動作、又は、問い合わせスキャンの処理状態を、問い合わせメッセージ送信状態に移行する。
【0109】
図10に本発明の実施の形態3の電話機の無線接続前のフローチャートを示す。電話機1の構成は、第1、実施の形態2と変わらず、図10に示すフローチャートの処理を行う。
【0110】
以下、各ステップを説明する。
【0111】
電源を投入したら、タイマーを設定する(ST30)。
【0112】
次に問い合わせメッセージ送信を開始する(ST31)。
【0113】
問い合わせ応答メッセージが受信されたかどうか確認する(ST32)。
【0114】
問い合わせ応答メッセージが受信されていたら、ST36に進む。正常系処理は、実施の形態1における図4に示した電話機1のフローチャートのST3の処理に進む。
【0115】
問い合わせ応答メッセージが受信されていない場合、ST33に進む。
【0116】
タイマー設定から経過した時間TがTimeout値以上かどうかを判定する(ST33)。
【0117】
TがTimeout値以下であれば、ST31に戻り、問い合わせメッセージを送る。TがTimeout値より大きければ、タイムアウトとみなされ、ST34に進む。
【0118】
タイムアウトになった場合、タイマーを解除する(ST34)。
【0119】
次に、コネクトボタン5が押下されていないか確認する(ST35)。
【0120】
押下されていなければ、ST34に戻る。この間は、電話機1は何も接続処理を行っていない無動作状態である。
【0121】
また、この無動作状態を、問い合わせメッセージスキャン状態にすることにより、実施の形態2のヘッドセット2からの問い合わせメッセージ送信に応対することができる。
【0122】
コネクトボタン5が押下された場合、ST30に戻り、再び、タイマーを設定し、問い合わせメッセージを送信する。
【0123】
以上説明してきた実施の形態3における電話機1の無線接続前の処理フローチャートにより、電源投入時から一定時間過ぎても、無線接続が確立されなければ、問い合わせメッセージの送信をしなくなり、無駄な電力消費が削減され、また、コネクトボタンの押下というユーザーアクションで問い合わせメッセージ送信開始となり、ユーザーにわかりやすい無線接続処理が可能となる。
【0124】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、以下のような効果がある。
【0125】
(1)接続相手の無線通信装置からの応答を受け取るまで、一定時間間隔で問い合わせメッセージ送信状態と無動作状態に自動で切り替えることにより、常に問い合わせメッセージ送信を行わず消費電力を低減させることができ、また、ユーザーアクションなしで、問い合わせメッセージ送信を実行でき、乏しいユーザーインターフェースでもよい。
【0126】
(2)接続相手の無線通信装置からの応答を受け取るまで、一定時間間隔で問い合わせメッセージ送信状態と問い合わせメッセージスキャン状態に自動で切り替えることにより、接続相手の無線装置からの問い合わせメッセージを受信することができ、接続相手の無線装置始動で、接続処理が行えることができる。
【0127】
(3)一定時間、問い合わせメッセージ送信を行った後、無動作状態、もしくは問い合わせメッセージスキャン状態に切り替わり、ユーザーアクションが合ったときに問い合わせメッセージ送信開始することにより、ユーザーにわかりやすい接続処理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の無線通信装置の構成図
【図2】同無線通信装置の電話機のブロック構成図
【図3】同無線通信装置のヘッドセットのブロック構成図
【図4】同無線通信装置の電話機とヘッドセットとの無線接続処理フローチャート(正常系)
【図5】同無線通信装置の電話機の無線接続前のフローチャート
【図6】本発明の実施の形態2の無線通信装置のヘッドセットの概観図
【図7】同無線通信装置のヘッドセットのブロック構成図
【図8】同無線通信装置の電話機の無線接続前のフローチャート
【図9】同無線通信装置のヘッドセットの無線接続前のフローチャート
【図10】本発明の実施の形態3の電話機の無線接続前のフローチャート
【図11】従来の技術における無線通信装置のBluetooth端末の接続処理フローチャート
【図12】同無線通信装置の接続処理過程と時間の関係図
【符号の説明】
1 電話機
2 ヘッドセット
5 コネクトボタン
6 電話機LED
8 電話回線制御部
9 受話器入出力部
10、16 Bluetooth制御部
11、17 Bluetoothインターフェース部
12 コネクトボタン押下検知部
13 オフフック状態検知部
14、18 LED表示部
15 ヘッドセットインターフェース部
19 ヘッドセットの付属ボタン
20 ヘッドセット付属ボタン押下検知部
Claims (6)
- 1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、
電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間間隔で、問い合わせメッセージ送信動作状態またはページメッセージ送信動作状態と、無動作状態とを切り替える手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 前記問い合わせメッセージ送信動作状態、前記ページメッセージ送信動作状態、および前記無動作状態を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
- 1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、
電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間間隔で問い合わせメッセージ送信動作状態と問い合わせスキャン動作状態とを切り替え、またはページメッセージ送信動作状態とページスキャン動作状態とを切り替える手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、問い合わせスキャン動作状態またはページスキャン動作状態に移行する手段と、前記問い合わせスキャン動作状態から、問い合わせメッセージ送信動作状態に、または前記ページスキャン動作状態からページメッセージ送信動作状態に切り替える切り替え信号入力手段と、一定時間、問い合わせメッセージ送信を行った後、前記問い合わせスキャン動作状態に、またはページメッセージ送信を行った後、前記ページスキャン動作状態に移行する手段を有することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
- 前記問い合わせメッセージ送信動作状態、前記ページメッセージ送信動作状態、前記問い合わせスキャン動作状態および前記ページスキャン動作状態を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項3または4に記載の無線通信装置。
- 1台のマスタ無線装置と少なくとも1台のスレーブ無線装置から構成される無線通信システムで無線接続する無線通信装置において、
電源投入後、無線接続相手が確認されるまでの間、一定時間、問い合わせメッセージ送信動作状態の後、問い合わせスキャン動作状態に、またはページメッセージ送信動作状態の後、ページスキャン動作状態に切り替える手段と、前記問い合わせスキャン動作状態から前記問い合わせメッセージ送信動作状態に、または、前記ページスキャン動作状態から前記ページメッセージ送信動作状態に切り替える切り替え信号入力手段を有することを特徴とする無線通信装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010516149A (ja) * | 2007-01-16 | 2010-05-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 混合型の指向性端末の装置発見 |
US10419593B2 (en) | 2017-06-23 | 2019-09-17 | Casio Computer Co., Ltd. | Wireless communication device, communication system, wireless communication method, and storage medium |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002232414A patent/JP2004072653A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010516149A (ja) * | 2007-01-16 | 2010-05-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 混合型の指向性端末の装置発見 |
US10419593B2 (en) | 2017-06-23 | 2019-09-17 | Casio Computer Co., Ltd. | Wireless communication device, communication system, wireless communication method, and storage medium |
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