JP2004070966A - 乱数発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成でランダム性の高い乱数を発生させる。
【解決手段】 8ビットのカウンタ24とラッチ回路26とにより構成されるラッチカウンタIC22の出力端子Q0〜Q7をビット順列変更バス28によりその順列を変更してCPU40のデータ入力端子D0〜D7に接続する。ラッチ回路26によるラッチのタイミングによっては、ラッチされる値は所定の範囲内になると予測可能となるが、ビット順列変更バス28によりビットの順列が変更されてCPU40のデータ入力端子D0〜D7に入力されるから、CPU40に入力される8ビットの値はラッチのタイミングによっても予測することができない。この結果、ランダム性の高い乱数を発生させることができる。
【選択図】    図1

Description

 本発明は、乱数発生装置に関し、詳しくは、所定のクロック周波数に基づいてカウントアップするカウンタを用いて乱数を発生させる乱数発生装置に関する。
 従来、この種の乱数発生装置としては、高速にカウントアップするカウンタとラッチ回路とから構成されるものが提案されている。この乱数発生装置では、周波数の高いクロックの入力に基づいてカウンタをカウントアップし、乱数を取得したいタイミングでカウンタの値をラッチ回路でラッチし、このラッチした値を乱数として用いる。
 しかしながら、こうした乱数発生装置では、カウントアップするカウンタの値そのものを用いるから、乱数の取得のタイミングによっては、ある程度の規則性のある値を乱数として発生する場合がある。これでは、乱数の本来持つランダム性を担保することができない。
 本発明の乱数発生装置は、ランダム性の高い乱数を発生することを目的の一つとする。また、本発明の乱数発生装置は、簡易な構成でランダム性の高い乱数を得ることを目的の一つとする。
 本発明の乱数発生装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
 手段1.本発明の乱数発生装置は、
 所定のクロック周波数に基づいてカウントアップするカウンタを用いて乱数を発生させる乱数発生装置であって、
 所定のラッチ信号を入力したときに前記カウンタの各ビットの値をラッチするラッチ回路と、
 該ラッチ回路によりラッチした各ビットの順列を該ラッチ回路の順列とは異なる順列に変更するビット順列変更手段と、
 を備えることを要旨とする。
 この本発明の乱数発生装置では、所定のラッチ信号を入力したときにカウントアップするカウンタの各ビットの値をラッチ回路でラッチし、ビットの順列を変更する。このため、出力される数値は、カウントアップされる数値ではなく、カウンタの上限値までの範囲内のランダムな数値となる。したがって、簡易な構成でカウンタの上限値までの範囲内でランダムな数値を発生させることができる。
 手段2.手段1記載の乱数発生装置であって、前記カウンタと前記ラッチ回路とをワンチップとして構成してなる乱数発生装置。こうすれば、カウンタとラッチ回路とをワンチップとして構成した既成のカウンタを用いることができる。
 手段3.手段1記載の乱数発生装置であって、前記カウンタは所定ビットの複数のカウンタにより構成されてなり、前記ラッチ回路は前記複数のカウンタの各ビットをラッチする複数のラッチ回路により構成されてなり、前記ビット順列変更手段は前記複数のラッチ回路の各々のビットの順列を変更する複数のビット順列変更手段により構成されてなる乱数発生装置。こうすれば、所定ビットの複数倍のビット数による乱数を発生させることができる。しかも、所定ビット毎にデータを入力して乱数を発生させることができるから、所定ビットのCPUを用いることができる。
 手段4.手段3記載の乱数発生装置であって、前記複数のカウンタと前記複数のラッチ回路は、対応するカウンタとラッチ回路毎にワンチップとして構成されてなる乱数発生装置。こうすれば、ワンチップとして構成された所定ビットのカウンタとラッチ回路とからなるチップを複数用いるだけで構成することができる。
 手段5.手段1記載の乱数発生装置であって、前記カウンタは下位8ビットの第1カウンタと上位8ビットの第2カウンタとから構成され、前記ラッチ回路は前記第1カウンタの各ビットをラッチする第1ラッチ回路と前記第2カウンタの各ビットをラッチする第2ラッチ回路とから構成され、前記ビット順列変更手段は、前記第1ラッチ回路のビットの順列を変更する第1ビット順列変更手段と前記第2ラッチ回路のビットの順列を変更する第2ビット順列変更手段とから構成されてなる乱数発生装置。こうすれば、8ビットのカウンタを2個用いて16ビットの乱数を発生させることができる。しかも、8ビットのCPUを用いて16ビットの乱数を扱うことができる。
 手段6.手段5記載の乱数発生装置であって、前記第1カウンタと前記第1ラッチ回路とがワンチップとして構成され、前記第2カウンタと前記第2ラッチ回路とがワンチップとして構成されてなる乱数発生装置。こうすれば、2個のワンチップを用いるだけで16ビットの乱数を発生させることができる。
 手段7.手段5または6記載の乱数発生装置であって、前記第1ビット順列変更手段により変更された下位8ビットを下位8ビットとすると共に前記第2ビット順列変更手段により変更された上位8ビットを上位8ビットとして16ビットの乱数を生成する乱数生成手段を備える乱数発生装置。こうすれば、ランダム性の高い16ビットの乱数を容易に発生させることができる。
 手段8.手段5または6記載の乱数発生装置であって、前記第1ビット順列変更手段により変更された下位8ビットを上位8ビットとすると共に前記第2ビット順列変更手段により変更された上位8ビットを下位8ビットとして16ビットの乱数を生成する乱数生成手段を備える乱数発生装置。こうすれば、ランダム性の高い16ビットの乱数を容易に発生させることができる。
 手段9.手段1ないし8いずれか記載の乱数発生装置であって、前記ビット順列変更手段は、前記ラッチ回路の各ビットに接続された複数のデータ線の少なくとも一つを交差させることによりビットの順列を変更する手段である乱数発生装置。こうすれば、データ線を交差するだけでビットの順列を変更することができる。
 手段10.本発明の当否判定装置は、
 所定のタイミングで当否を判定する当否判定装置であって、
 前記所定のタイミングで乱数取得信号を出力する乱数取得信号出力手段と、
 該出力された乱数取得信号を前記所定のラッチ信号として入力する手段1ないし9いずれか記載の乱数発生装置と、
 該乱数発生装置から出力された乱数が該乱数発生装置における乱数の上限値以下の範囲内に設定された当たり範囲に属するか否かにより当否を判定する当否判定手段と、
 を備えることを要旨とする。
 この本発明の当否判定装置では、所定のタイミングで取得したカウンタの上限値までの範囲内でランダムな数値を発生する本発明の乱数発生装置からの乱数が当たり範囲に属するか否かにより当否判定するから、所定のタイミングで単にカウントアップするカウンタの数が当たり範囲に属するか否かにより当否判定するものに比して、当否判定の予測性を不規則なものとすることができる。
 手段11.手段10記載の当否判定装置であって、前記当たり範囲は当たりの種類毎に複数設定されてなる当否判定装置。こうすれば、複数の当たりを当否判定することができる。
 手段12.本発明の遊技機は、手段10または11記載の当否判定装置を備えること、即ち、基本的には、所定のタイミングで当否を判定する当否判定装置であって、前記所定のタイミングで乱数取得信号を出力する乱数取得信号出力手段と、該出力された乱数取得信号を前記所定のラッチ信号として入力する手段1ないし7いずれか記載の乱数発生装置と、該乱数発生装置から出力された乱数が該乱数発生装置における乱数の上限値以下の範囲内に設定された当たり範囲に属するか否かにより当否を判定する当否判定手段と、を備える当否判定装置を備えることを要旨とする。
 この本発明の遊技機では、当否判定の予測性が不規則なものとなるから、遊技者にワクワク感を与え、興趣の向上を図ることができる。
 手段13.手段12記載の遊技機であって、前記遊技機はスロットマシンである遊技機。こうした本発明の遊技機としてのスロットマシンの基本構成としては、「遊技状態に応じてその遊技状態を識別させるための複数の識別要素からなる識別要素列を変動表示した後に識別要素を確定表示する表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別要素の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因してあるいは所定時間経過することにより識別要素の変動が停止され、その停止時の確定識別要素が特定識別要素であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備える遊技機」を挙げることができる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。こうしたスロットマシンにおいて、少なくとも多数個の遊技媒体、例えばコイン、メダル等を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と遊技媒体を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
 手段14.手段12記載の遊技機であって、前記遊技機はパチンコ機である遊技機。パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作動口に入賞することを必要条件として表示手段における識別要素の変動表示が開始すること、また、特別遊技状態発生中には遊技領域内の所定の位置に配置された入賞口が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能として、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへの書き込む等も含む)が付与されること等が挙げられる。なお、こうしたパチンコ機には、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
 手段15.手段12記載の遊技機であって、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる遊技機。このパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機の基本構成としては、「遊技状態に応じてその遊技状態を識別させるための複数の識別要素からなる識別要素列を変動表示した後に識別要素を確定表示する表示手段を備え、始動用操作手投(例えば操作レバー)の操作に起因して識別要素の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因してあるいは所定時間経過することにより識別要素の変動が停止され、その停止時の確定識別要素が特定識別要素であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として遊技球を使用すると共に識別要素の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成されてなる遊技機」を挙げることができる。こうした遊技機には、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態の2種類の遊技状態とが存在するものとすることもできる。
 手段13ないし15に記載したように、本発明の遊技機としては、パチンコ機やスロットマシン,パチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる遊技機などを挙げることができるが、この他、種々の遊技機に適用することもできる。
 次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、CPU40に接続された本発明の一実施例である乱数発生装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の乱数発生装置20は、図示するように、8ビットのカウンタ24と、このカウンタ24の各ビットの値を拉致するラッチ回路26と、ラッチ回路26のビットの順列を変更してCPU40に入力するビット順列変更バス28とを備える。
 カウンタ24は、高い周波数のクロックの入力に基づいてカウントアップする8ビットの高速カウンタとして構成されており、その出力端子D0〜D7は交差しない信号ラインによりラッチ回路26の入力端子I0〜I7に接続されている。ラッチ回路26は、入力端子RCKへ入力される信号がハイレベルからローレベルに変化する際の立ち下がりのタイミングで入力端子I0〜I7に入力されているデータをラッチして出力端子Q0〜Q7から出力する。なお、実施例では、カウンタ24とラッチ回路26は、ワンチップのラッチカウンタIC22として構成されている。こうしたラッチカウンタIC22としては、例えば、東芝製のTC74HC590APなどを用いることができる。
 ビット順列変更バス28は、ラッチ回路26の出力端子Q0〜Q7をビットの順列を変更してCPU40のデータ入力端子D0〜D7に接続するバスとして構成されており、図1の例では、Q0〜Q7がD3,D6,D1,D4,D7,D2,D5,D0の順に接続されている。
 こうして構成された実施例の乱数発生装置20では、次のように乱数を発生する。ラッチ回路26の出力端子Q0〜Q7からの出力に対するCPU40のデータ入力端子D0〜D7への入力を図2に示す。
 図示するように、カウントアップされてラッチされるラッチ回路26の出力端子Q0〜Q7からの出力に対してCPU40のデータ入力端子D0〜D7への入力は、その規則性が大きく失われている。したがって、ビット順列変更バス28を用いずにラッチ回路26の出力端子Q0〜Q7をそのままCPU40のデータ入力端子D0〜D7に入力するものに比して、ランダム性の高い乱数を発生させることができる。
 以上説明した実施例の乱数発生装置20によれば、カウントアップされるカウンタ24を用いてランダム性の高い乱数を発生させることができる。しかも、容易に入手可能なラッチカウンタIC22をビット順列変更バス28によってCPU40に接続するだけでランダム性の高い乱数を発生させることができる。
 実施例の乱数発生装置20では、ビット順列変更バス28によりラッチ回路26の出力端子Q0〜Q7をD3,D6,D1,D4,D7,D2,D5,D0の順に接続したが、ラッチ回路26の出力端子Q0〜Q7の順列を変更してCPU40のデータ入力端子D0〜D7に接続するものであれば、如何なる順列となるよう接続してもよい。
 実施例の乱数発生装置20では、8ビットのラッチカウンタIC22を用いて8ビットの乱数を発生させるものとしたが、16ビットのラッチカウンタICを用いて16ビットの乱数を発生させるものとしたり、32ビットのラッチカウンタICを用いて32ビットの乱数を発生させるなど、種々のビット数のラッチカウンタICを用いて種々のビット数の乱数を発生させるものとしてもよい。
 実施例の乱数発生装置20では、カウンタ24とラッチ回路26とをワンチップとしたラッチカウンタIC22を用いるものとしたが、カウンタ24とラッチ回路26とが異なるチップのものを用いるものとしてもよい。
 実施例の乱数発生装置20では、ラッチ回路26の入力端子RCKをCPU40の出力端子RQに接続し、CPU40からの信号に基づいてラッチ回路26の入力端子I0〜I7に入力されているデータをラッチするものとしたが、ラッチ回路26の入力端子RCKをCPU40とは異なる他の回路に接続し、他の回路からの信号に基づいてラッチ回路26の入力端子I0〜I7に入力されているデータをラッチするものとしてもよい。
 実施例の乱数発生装置20では、ラッチ回路26の出力端子Q0〜Q7とCPU40のデータ入力端子D0〜D7とをそのビットの順列を変更するビット順列変更バス28により接続したが、ラッチ回路26の出力端子Q0〜Q7とCPU40のデータ入力端子D0〜D7とをそのビットの順列を変更しない通常のバスで接続し、CPU40のデータ入力端子D0〜D7に入力したデータのビットの順列をソフト的に変更するものとしても差し支えない。
 次に本発明の第2の実施例の乱数発生装置20Bについて説明する。図3は、ラッチカウンタIC22を2個用いて16ビットの乱数を発生させる第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bの構成の概略を示す構成図である。第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bは、図示するように、前述したラッチカウンタIC22と同一の2つのラッチカウンタIC22L,22Hと、ラッチカウンタIC22Lの出力端子QL0〜QL7とCPU40のデータ入力端子D0〜D7とを上述のビット順列変更バス28と同様に接続すると共にラッチカウンタIC22Hの出力端子QH0〜QH7とCPU40のデータ入力端子D0〜D7とをビット順列変更バス28と同様に接続するビット順列変更バス28Bとにより構成されている。
 ラッチカウンタIC22Lにおけるカウンタ24がキャリーオーバーしたときにパルス信号を出力するラッチカウンタIC22Lの出力端子RCOは、ラッチカウンタIC22Hの入力端子CCKENに接続されており、ラッチカウンタIC22Hのカウンタ24は入力端子CCKENにパルス信号が入力される毎にカウントアップするように構成されている。したがって、ラッチカウンタIC22LとラッチカウンタIC22Hは、全体として16ビットのラッチ回路付きの高速カウンタとして機能する。ラッチカウンタIC22LとラッチカウンタIC22Hは、それぞれ入力端子RCKL,RCKHにパルス信号が入力されたときの立ち下がりのタイミングでカウンタの値をラッチし、入力端子GL,GHにリード信号が入力されたときに出力端子QL0〜QL7および出力端子QH0〜QH7からラッチした信号を出力するよう構成されている。そして、ラッチカウンタIC22LとラッチカウンタIC22Hの入力端子RCKL,RCKHはCPU40Bの出力端子RQに接続されており、ラッチカウンタIC22LとラッチカウンタIC22Hの入力端子GL,GHはCPU40Bの出力端子RD1,RD2に接続されている。したがって、CPU40Bは、乱数を発生させるべきタイミングで出力端子RQからパルス信号を出力することにより、ラッチカウンタIC22LおよびラッチカウンタIC22Hにおける各カウンタ24の値をラッチし、出力端子RD1,RD2から異なるタイミングでリード信号を出力することにより、ラッチカウンタIC22Lから下位8ビット、ラッチカウンタIC22Hから上位8ビットを入力し、合計16ビットのランダム性の高い乱数を得る。
 次に、こうした第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bを用いて行なわれる遊技機における当否判定について説明する。図4は、CPU40Bで実行される当否判定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。なお、実施例では、この当否判定処理ルーチンはCPU40Bに接続された図示しないROMに遊技処理ルーチンの一部として記憶されており、当否判定は、遊技機の遊技の開始時に行なわれるものとした。当否判定処理ルーチンでは、まず、遊技者によって操作される遊技のスタートスイッチからのスタート信号を入力し(ステップS100)、出力端子RQから乱数取得信号としてのパルス信号を出力する(ステップS102)。そして、出力端子RD1からリード信号を出力してラッチカウンタIC22Lの出力端子QL0〜QL7から出力される下位8ビットをデータ入力端子D0〜D7から入力し(ステップS104)、出力端子RD2からリード信号を出力してラッチカウンタIC22Hの出力端子QH0〜QH7から出力される上位8ビットをデータ入力端子D0〜D7から入力する(ステップS106)。そして、入力した下位8ビットと上位8ビットにより構成される16ビットの乱数と当否判定マップとに基づいて当否判定を行ない(ステップS108)、本ルーチンを終了する。図5に当否判定マップの一例を示す。例示した当否判定マップでは、取得した16ビットの乱数が0000HからXXXXH未満の範囲に属するときには「ハズレ」、XXXXHからYYYYH未満に属するときには「小役当たり」、YYYYHからZZZZH未満の領域に属するときには「レギュラーボーナス」、ZZZZHからFFFFHに属するときには「ビッグボーナス」と判定される。このとき、16ビットの乱数は、ビット順列変更バス28Bによりビット順列を変更してCPU40Bのデータ入力端子D0〜D7に入力された下位8ビットと上位8ビットとから構成されるから、ランダム性の高いものとなる。この結果、乱数が当たりの範囲に属するか否かの判定により当否判定を行なっても、当否判定のランダム性を高くすることができる。なお、実施例のCPU40Bや乱数発生装置20Bを備える遊技機では、こうした当否判定に基づいて遊技に用いる媒体、例えばコインやメダル,遊技球などを払い出す。
 以上説明した第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bによれば、8ビットのラッチカウンタIC22L,22Hを用いて16ビットのランダム性の高い乱数を発生させることができる。また、こうした実施例の乱数発生装置20Bを用いた遊技機では、ランダム性の高い乱数を用いて当否判定するから、当否判定のランダム性を高くすることができる。
 第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bでは、下位8ビットのラッチカウンタIC22Lと上位8ビットのラッチカウンタIC22Hとを用いて16ビットの乱数を発生させるものとしたが、3個以上のラッチカウンタIC22を用いて24ビットや32ビットなどの乱数を発生させるものとしてもよい。
 第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bでは、全体として16ビットの高速カウンタとして機能するラッチカウンタIC22LとラッチカウンタIC22Hの下位8ビットの順列を変更して下位8ビットとすると共に上位8ビットの順列を変更して上位8ビットとして16ビットの乱数を発生させるものとしたが、全体として16ビットの高速カウンタの下位8ビットの順列を変更して上位8ビットとすると共に上位8ビットの順列を変更して下位8ビットとして16ビットの乱数を発生させるものとしてもよい。
 第2実施例の乱数発生装置20Bでも、ラッチカウンタIC22L,22Hの入力端子RCKL,RCKHをCPU40Bの出力端子RQに接続し、CPU40からの信号に基づいてカウンタの値をラッチするものとしたが、ラッチカウンタIC22L,22Hの入力端子RCKL,RCKHをCPU40Bとは異なる他の回路に接続し、他の回路からの信号に基づいてカウンタの値をラッチするものとしてもよい。
 第2実施例の乱数発生装置20Bでも、ラッチカウンタIC22L,22Hの出力端子QL0〜QL7,QH0〜QH7とCPU40Bのデータ入力端子D0〜D7とをそのビットの順列を変更するビット順列変更バス28Bにより接続したが、ラッチカウンタIC22L,22Hの出力端子QL0〜QL7,QH0〜QH7とCPU40Bのデータ入力端子D0〜D7とをそのビットの順列を変更しない通常のバスで接続し、CPU40Bのデータ入力端子D0〜D7に入力したデータのビットの順列をソフト的に変更するものとしても差し支えない。
 第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bを用いる遊技機では、乱数発生装置20Bに基づいて得られる乱数が3種の当たりの範囲に属するか否かの判定により3種の当否判定を行なったが、当たりの種類は3種に限れるものではなく、如何なる種類数としてもよい。また、第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bを用いる遊技機では、乱数発生装置20Bにより得られる乱数が連続する当たり範囲に属するか否かにより当否判定を行なうものとしたが、不連続な当たり範囲を用いて当否判定を行なうものとしてもよい。
 第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bを備える遊技機としては、例えばスロットマシンを挙げることができる。こうした遊技機としてのスロットマシンの基本構成としては、「遊技状態に応じてその遊技状態を識別させるための複数の識別要素からなる識別要素列を変動表示した後に識別要素を確定表示する表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別要素の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因してあるいは所定時間経過することにより識別要素の変動が停止され、その停止時の確定識別要素が特定識別要素であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備える遊技機」を挙げることができる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。こうしたスロットマシンにおいて、少なくとも多数個の遊技媒体、例えばコイン、メダル等を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と遊技媒体を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
 また、第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bを備える遊技機として、パチンコ機とすることもできる。パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作動口に入賞することを必要条件として表示手段における識別要素の変動表示が開始すること、また、特別遊技状態発生中には遊技領域内の所定の位置に配置された入賞口が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能として、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへの書き込む等も含む)が付与されること等が挙げられる。なお、こうしたパチンコ機には、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
 さらに、第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bを備える遊技機として、パチンコ機とスロットマシンとを融合させてなるものとすることもできる。このパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機の基本構成としては、「遊技状態に応じてその遊技状態を識別させるための複数の識別要素からなる識別要素列を変動表示した後に識別要素を確定表示する表示手段を備え、始動用操作手投(例えば操作レバー)の操作に起因して識別要素の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因してあるいは所定時間経過することにより識別要素の変動が停止され、その停止時の確定識別要素が特定識別要素であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として遊技球を使用すると共に識別要素の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成されてなる遊技機」を挙げることができる。こうした遊技機には、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態の2種類の遊技状態とが存在するものとすることもできる。
 このように第2実施例の遊技機用の乱数発生装置20Bを備える遊技機としては、パチンコ機やスロットマシン,パチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる遊技機など種々の遊技機を挙げることができるが、この他の遊技機にも適用することもできる。
 以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
CPU40に接続された本発明の一実施例である乱数発生装置20の構成の概略を示す構成図である。 ラッチ回路26の出力端子Q0〜Q7からの出力に対するCPU40のデータ入力端子D0〜D7への入力の一例を示す説明図である。 ラッチカウンタIC22を2個用いて16ビットの乱数を発生させる遊技機用の乱数発生装置20Bの構成の概略を示す構成図である。 CPU40Bで実行される当否判定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 当否判定マップの一例を示す説明図である。
符号の説明
 20,20B 乱数発生装置、22,22L,22H ラッチカウンタIC、24 カウンタ、26 ラッチ回路、28,28B ビット順列変更バス、40,40B CPU。

Claims (3)

  1.  所定のクロック周波数に基づいてカウントアップするカウンタを用いて乱数を発生させる乱数発生装置であって、
     所定のラッチ信号を入力したときに前記カウンタの各ビットの値をラッチするラッチ回路と、
     該ラッチ回路によりラッチした各ビットの順列を該ラッチ回路の順列とは異なる順列に変更するビット順列変更手段と、
     を備える乱数発生装置。
  2.  請求項1記載の乱数発生装置であって、
     前記カウンタは下位8ビットの第1カウンタと上位8ビットの第2カウンタとから構成され、
     前記ラッチ回路は前記第1カウンタの各ビットをラッチする第1ラッチ回路と前記第2カウンタの各ビットをラッチする第2ラッチ回路とから構成され、
     前記ビット順列変更手段は、前記第1ラッチ回路のビットの順列を変更する第1ビット順列変更手段と前記第2ラッチ回路のビットの順列を変更する第2ビット順列変更手段とから構成されてなる
     乱数発生装置。
  3.  前記第1ビット順列変更手段により変更された下位8ビットを下位8ビットとすると共に前記第2ビット順列変更手段により変更された上位8ビットを上位8ビットとして16ビットの乱数を生成する乱数生成手段を備える請求項2記載の乱数発生装置。
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