JP2004069251A - 微粉炭燃焼システム - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば微粉炭火力プラントのボイラにおける微粉炭燃焼システムを提供することを課題とする。
【解決手段】石炭ヤード101からの石炭102を微粉砕する粉砕手段であるミル103と、該ミル103からの微粉炭104を燃焼器であるボイラ火炉105のバーナ106に供給する微粉炭供給管107と、上記微粉炭供給管107内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置110と、該燃料比計測装置110の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段120とを具備する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば微粉炭火力プラントのボイラにおける微粉炭燃焼システムに関する。
【0002】
【背景技術】
例えば火力プラントのボイラに微粉炭を供給する場合、低コスト化のために種々の産地からの石炭が供給されているので、その均一化が図られている。
【0003】
このため、従来においてはボイラ火炉の温度や石炭を微粉炭にするミルの温度を制御して、燃焼制御することがおこなわれている。
【0004】
しかしながら、火炉の温度制御やミルの温度制御は過去の情報からの推察による制御であるので、ボイラに供給する直前における微粉炭の性状をリアルタイムに確認し、燃焼制御たいという要望があるが、未だ実用化されていないのが現状である。
【0005】
そこで、従来では、石炭ヤードの石炭を手分析し、該分析結果から、石炭の切替を予測し、該切替予測に応じて、ボイラの燃焼を制御することが提案されているが、該予測に応じた切替は経験によるものであり、効率的な燃焼制御することができない、という問題がある。
【0006】
また、ボイラに供給する粉砕手段であるミルが複数ある場合には、ミルにより粉砕条件が異なるので、それらも考慮する必要があるが、従来の方法ではミル温度のみの情報であるので、適切なボイラ燃焼制御を行うことが困難であった。
【0007】
本発明は上述した問題に鑑み、例えば微粉炭火力プラントのボイラに供給する微粉炭の性状をリアルタイムで計測し、該性状に応じた燃焼制御を効率的に行うことができる微粉炭燃焼システムを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決する第1の発明は、石炭の微粉炭を各燃焼器へ供給して燃焼させる微粉炭燃焼システムであって、
石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕手段と、
該粉砕手段からの微粉炭を燃焼器に供給する微粉炭供給管と、
上記粉砕手段内又は該微粉炭供給管内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置と、
該燃料比計測装置の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備したことを特徴とする微粉炭燃焼システムにある。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、
上記微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光とC−H結合からのラマン散乱光との比率から燃料比(固体炭素分/揮発分)を求めることを特徴とする微粉炭燃焼システムにある。
【0010】
第3の発明は、第1又は2の発明において、
上記微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光と炭化水素の蛍光との比率から燃料比を求めることを特徴とする微粉炭燃焼システムにある。
【0011】
第4の発明は、第1又は2の発明において、
上記レーザ光の波長が350〜800nmであることを特徴とする微粉炭燃焼システムにある。
【0012】
第5の発明は、石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕手段と、
該粉砕手段からの微粉炭を燃焼器に供給する微粉炭供給管と、
上記粉砕手段内又は該微粉炭供給管内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置と、
該燃料比計測装置の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼システムであって、
上記燃料比計測装置により求めた燃料比の結果から、ボイラ火炉と過熱器・再熱器との熱吸収バランスを制御してバーナ燃焼を制御することを特徴とする微粉炭燃焼システムにある。
【0013】
第6の発明は、石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕手段と、
該粉砕手段からの微粉炭を燃焼器に供給する微粉炭供給管と、
上記粉砕手段内又は該微粉炭供給管内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置と、
該燃料比計測装置の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼システムであって、
上記燃料比計測装置により求めた燃料比の結果から、バーナ燃焼を制御してボイラ火炉内のNOx発生量を制御することを特徴とする微粉炭燃焼システムにある。
【0014】
第7の発明は、石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕手段と、
該粉砕手段からの微粉炭を燃焼器に供給する微粉炭供給管と、
上記粉砕手段内又は該微粉炭供給管内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置と、
該燃料比計測装置の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼システムであって、
上記燃料比計測装置により求めた燃料比の結果から、バーナ燃焼を制御してボイラ火炉内の未燃分量を制御することを特徴とする微粉炭燃焼システムにある。
【0015】
第8の発明は、石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕工程と、
上記粉砕手段内又は該微粉炭を供給する供給管内にレーザ光を照射し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光とC−H結合からのラマン散乱光との比率から燃料比(固体炭素分/揮発分)を求め、
該燃料比の結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼方法であって、
上記燃料比の結果から、ボイラ火炉と過熱器・再熱器との熱吸収バランスを制御してバーナ燃焼を制御することを特徴とする微粉炭燃焼方法にある。
【0016】
第9の発明は、石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕工程と、
上記粉砕手段内又は該微粉炭を供給する供給管内にレーザ光を照射し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光とC−H結合からのラマン散乱光との比率から燃料比(固体炭素分/揮発分)を求め、
該燃料比の結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼方法であって、
上記燃料比の結果から、バーナ燃焼を制御してボイラ火炉内のNOx発生量を制御することを特徴とする微粉炭燃焼方法にある。
【0017】
第10の発明は、  石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕工程と、
上記粉砕手段内又は該微粉炭を供給する供給管内にレーザ光を照射し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光とC−H結合からのラマン散乱光との比率から燃料比(固体炭素分/揮発分)を求め、
該燃料比の結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼方法であって、
上記燃料比の結果から、バーナ燃焼を制御してボイラ火炉内の未燃分量を制御することを特徴とする微粉炭燃焼方法にある。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明による実施の形態を以下に説明するが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
【0019】
[第1の実施の形態]
図1は本実施の形態にかかる微粉炭燃焼システムの概略図である。
図1に示すように、本実施の形態にかかる微粉炭燃焼システム100は、石炭ヤード101からの石炭102を微粉砕する粉砕手段であるミル103と、該ミル103からの微粉炭104を燃焼器であるボイラ火炉105のバーナ106に供給する微粉炭供給管107と、上記微粉炭供給管107内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置110と、該燃料比計測装置110の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段120とを具備するものである。
【0020】
上記燃料比計測装置110の概略を図2に示す。
図2に示すように、本実施の形態にかかる燃料比計測装置110は、ボイラへ供給する微粉炭の燃料比を計測する計測装置であって、微粉炭104を供給する供給管107にレーザ光13を照射するレーザ装置14と、微粉炭104中の固定炭素からのラマン散乱光15、C−H結合からのラマン散乱光16、炭化水素の蛍光17を検出する光検出器18とを具備してなるものである。
なお、図2中、符号21パージ空気、22はバルブ、23はビームスプリッタ、24はフィルタを各々図示する。
ここで、レーザ光装置14から発振されるレーザ光13の波長は350〜800nmの範囲とするのが好ましく、更に好ましくは400〜600nmの範囲とするとよい。
これは、ラマン散乱光強度は、一般に波長の4乗に反比例するため、波長800nmを超えると十分な強度が得られない他、赤外光対応の高価な検出器を使用する必要から好ましくないからである。一方、350nmよりも波長が短いと、微粉炭に含められる芳香族系炭化水素の蛍光の影響を強く受け、ラマン散乱光がS/N良く検出することができなくなるからである。
400〜600nmの範囲とする場合には、信号強度が確保でき、且つ可視領域の廉価な検出器を使用できる他、S/N良くラマン散乱光を検出することができ、微粉炭の燃料比を計測することが可能となるからである。
【0021】
図3に微粉炭の構成模式図を示す。
図3に示すように、微粉炭104は、その固定炭素分のほとんどがC(炭素)であり、揮発分はC(炭素)、H(水素)からなる低分子量でガスとして揮発しやすい炭化水素(HC)であり、その他ケイ素(Si)、アルミ(Al)等が含まれている。
【0022】
図4は上記レーザ光を微粉炭に照射した際におけるラマン散乱光及び蛍光の微粉炭の測定結果である。
レーザ光装置14から発振されるレーザ光13の波長は532nmとし、固定炭素からのラマン散乱光15の波長は570nm近傍、C−H結合からのラマン散乱光16の波長は630nm近傍の信号強度を測定し、固定炭素分と揮発分との比率により燃料比を求めた。
【0023】
これにより微粉炭をボイラに供給している現場にてリアルタイムで測定対象物の燃料比を求めることができるので、その結果に基づき、ボイラの燃焼制御を微粉炭の性状に応じて行うことができる。
【0024】
図5は本システムに適用する燃料比計測装置の概略図である。
図5に示すように、本実施の形態にかかる他の燃料比計測装置110は、複数の微粉炭供給管107A、107B、107C…に光ファイバ31でレーザ光13を照射するレーザ装置14と、各々の微粉炭供給管107A、107B、107C…における微粉炭104中の固定炭素からのラマン散乱光15A、15B、15C…、C−H結合からのラマン散乱光16A、16B、16C…、炭化水素の蛍光17A、17B、17C…を検出する分光器32とCCDカメラ33からなる光検出器34とを具備してなるものである。
【0025】
上記レーザ装置14と光検出器34でレーザユニット41を構成しており、光ファイバ31により各計測ヘッド42へレーザ光13を送ると共に、ラマン散乱光及び蛍光を光ファイバ31を介して分光器32へ導いている。
なお、図4中、符号21パージ空気、22はバルブ、23、43はビームスプリッタ、24はフィルタを各々図示する。
【0026】
各計測場1乃至3…には、第1計測ヘッド42A,第2計測ヘッド42B,第3計測ヘッド42C…を備えて各供給管内を通過する微粉炭の燃料比を計測するようにしている。
【0027】
なお、この計測の際に、図6に示すように、レーザユニット41においてもCCDカメラによる画像で各計測場所の波長スペクトルを計測することで、検出器の簡素化も可能となる。
【0028】
図7に本測定装置を用いてボイラの燃焼制御のシステムについて説明する。
図7に示すように、ボイラ火炉105には複数のバーナ106が設けられており、該バーナ106には各々微粉炭の供給管107が接続され、微粉炭104がミル(微粉炭機)103から供給されている。
なお、各バーナ106a〜106fにおいて、各バーナ段毎のバーナ106aと106d、106bと106e、106cと106fには、それぞれ同じミル(バーナ106aと106dには第1ミル103A、バーナ106bと106eには第1ミル103B、バーナ106cと106fには第1ミル103C)からの微粉炭104A,104B,104Cが供給され、同じ性状の微粉炭で燃焼させている。
【0029】
ここで、複数の微粉炭供給管107a、107b及び107cには、上述した図5に示す燃料比計測装置110の第1乃至第3計測ヘッド42a〜42cが各々が設けられており、光ファイバ31でレーザユニット41からレーザ光14を照射し、各々の微粉炭供給管107a〜107cを流れる微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光15、C−H結合からのラマン散乱光16及び炭化水素の蛍光17を検出している。
【0030】
そして、レーザユニット41において、供給過程における微粉炭中の、例えば固定炭素からのラマン散乱光とC−H結合からのラマン散乱光との比率から燃料比(固体炭素分/揮発分)を求め、燃料比率が変動したら、制御装置120からの制御信号a,b,cによりバーナ106等の制御を行い、常に安定した燃焼制御を行うようにしている。
【0031】
なお、本実施の形態では、微粉炭の性状を計測する場所として、微粉炭の供給管107から微粉炭104をサンプリングして計測するようにしたが、本発明はこれに限定されず、微粉炭粉砕機であるミル103から直接微粉炭104の性状を計測するようにしてもよい。
【0032】
以下に燃料比の制御方法の一例を以下に示す。
ここで、上述した燃料比計測装置110により求めた燃料比の結果から制御手段120を介してバーナ燃焼等を制御する方法としては、(1) 火炉と過熱器・再熱器との熱吸収バランスを制御方法、(2) NOxの制御の制御方法、又は(3) 未燃分の制御方法の3つがある。
【0033】
図8にボイラ火炉の燃焼概念図を示す。図8中、ボイラ火炉200内は主バーナ燃焼部201と、還元脱硝部202と、未燃分燃焼完結部203とが形成される。
【0034】
(1) ボイラ火炉と過熱器・再熱器との熱吸収バランスを制御には以下のようにする。
燃料比の特徴として、何も調整しなければ、低燃料比の微粉炭の場合は、燃え切り性がよいので、火炉での熱吸収が良く、一方高燃料比の微粉炭の場合は、燃え切り性が悪いので、再熱器での熱吸収が良くなる。
このような状態で、燃焼を行えば、ボイラでの熱吸収量と過熱器・再熱器(ボイラ出口に設置)での熱吸収量にアンバランスが生じ、負荷変化時に温度制御を行っているスプレやSH・RHパスガスダンパなどの制御に裕度が無くなることになる。
よって、制御代を確保するために、上記燃料比計測装置により求めた燃料比の結果を基にして以下の制御を実施する。
a)バーナの点消火パターンを燃料比によって切り替える。
例)低燃料比の場合:燃え切り性がよいので、バーナを火炉の上の方から点火する。
高燃料比の場合:燃え切り性が悪いので、バーナを火炉の下の方から点火する。
b)バーナの角度調節器を制御する。
例)低燃料比の場合:燃え切り性がよいので、バーナ角度を増(上向き)とする。
高燃料比の場合:燃え切り性が悪いので、バーナ角度を減(下向き)とする。
【0035】
(2) NOxの制御の制御方法の場合には、以下のようにする。
図7に示す火炉概略図におけるボイラ火炉200内の還元脱硝領域202を確保するために、以下の制御を実施する。
a)バーナの角度調節器を制御する。
例)低燃料比の場合:燃え切り性がよいので、バーナ角度をバーナ角度調整器204で減(下向き)とする。
高燃料比の場合:燃え切り性が悪いので、バーナ角度をバーナ角度調整器204で増(上向き)とする。
また、脱硝制御として、アンモニアの注入量を先行制御する。
例)低燃料比の場合:燃え切り性がよいので、アンモニアを先行注入流量を増とする。
高燃料比の場合:燃え切り性が悪いので、アンモニアの先行注入流量を減とする。
【0036】
(3) 未燃分の制御方法の場合には、以下のようにする。
図7に示すボイラ火炉200内の未燃分燃焼完結部203を確保するために、以下の制御を実施する。
a)アディショナル・エア(AA)205を供給するアディショナル・エア(AA)角度調節器206を制御する。
例)低燃料比の場合:燃え切り性がよいので、アディショナル・エアの角度を減(下向き)とする。
高燃料比の場合:燃え切り性が悪いので、アディショナル・エアの角度を増(上向き)とする。
b)アディショナル・エア205の供給するアディショナル・エアダンパ調節器207を制御する。
例)低燃料比の場合:燃え切り性がよいので、アディショナル・エアダンパを閉方向に動作させる。
高燃料比の場合:燃え切り性が悪いので、アディショナル・エアダンパを開方向に動作させる。
【0037】
以上のような制御を微粉炭の性状に応じて行うことにより、微粉炭の性状に応じてボイラの燃焼を安定化させることができる。
【0038】
従来では、ボイラ火炉の温度や石炭を微粉炭にするミルの温度を制御して、燃焼制御することがおこなわれていたが、本発明によれば、火炉の温度制御やミルの温度制御を過去の情報からの推察による制御のような不確定な要素による制御ではなく、ボイラ火炉に供給する直前における微粉炭の性状をリアルタイムに計測しつつ火炉の燃焼を制御を行うことができるので、供給する微粉炭の性状に応じて個別的な細やかな制御を行うことができ、より安定した燃焼を行うことができる。
【0039】
この結果、様々な性状の石炭の種類を同一ボイラ火炉にミルを介して各々の微粉炭供給管から供給した場合においても、その石炭の種類が大幅に変動しても、リアルタイムに火炉の燃焼制御を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明したように、本発明によれば、石炭の微粉炭を各燃焼器へ供給して燃焼させる微粉炭燃焼システムであって、石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕手段と、該粉砕手段からの微粉炭を燃焼器に供給する微粉炭供給管と、上記粉砕手段内又は該微粉炭供給管内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置と、
該燃料比計測装置の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備したので、その結果に基づき、ボイラの燃焼制御を微粉炭の性状に応じて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる微粉炭燃焼システムの概略図である。
【図2】本実施の形態にかかる燃料比計測装置の概略図である。
【図3】微粉炭の構成模式図である。
【図4】レーザ光を微粉炭に照射した際におけるラマン散乱光及び蛍光の微粉炭の測定結果図である。
【図5】本実施の形態にかかる燃料比計測装置の概略図である。
【図6】CCDカメラによる画像の一例を示す図である。
【図7】ボイラに適用した構成概略図である。
【図8】ボイラ火炉の概略図である。
【符号の説明】
11 微粉炭
12 供給管
13 レーザ光
14 レーザ装置
15 ラマン散乱光
16 C−H結合からのラマン散乱光
17 炭化水素の蛍光
18 光検出器
100 微粉炭燃焼システム
101 石炭ヤード
102 石炭
103 ミル
104 微粉炭
105 ボイラ火炉
106 バーナ
107 微粉炭供給管
110 燃料比計測装置
120 燃焼制御手段
200 ボイラ火炉
201 主バーナ燃焼部
202 還元脱硝部
203 未燃分燃焼完結部
204 バーナ角度調節器
205 アディショナル・エア
206 アディショナル・エア角度調節器
207 アディショナル・エアダンパ調節器

Claims (10)

  1. 石炭の微粉炭を各燃焼器へ供給して燃焼させる微粉炭燃焼システムであって、
    石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕手段と、
    該粉砕手段からの微粉炭を燃焼器に供給する微粉炭供給管と、
    上記粉砕手段内又は該微粉炭供給管内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置と、
    該燃料比計測装置の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備したことを特徴とする微粉炭燃焼システム。
  2. 請求項1において、
    上記微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光とC−H結合からのラマン散乱光との比率から燃料比(固体炭素分/揮発分)を求めることを特徴とする微粉炭燃焼システム。
  3. 請求項1又は2において、
    上記微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光と炭化水素の蛍光との比率から燃料比を求めることを特徴とする微粉炭燃焼システム。
  4. 請求項1又は2において、
    上記レーザ光の波長が350〜800nmであることを特徴とする微粉炭燃焼システム。
  5. 石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕手段と、
    該粉砕手段からの微粉炭を燃焼器に供給する微粉炭供給管と、
    上記粉砕手段内又は該微粉炭供給管内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置と、
    該燃料比計測装置の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼システムであって、
    上記燃料比計測装置により求めた燃料比の結果から、ボイラ火炉と過熱器・再熱器との熱吸収バランスを制御してバーナ燃焼を制御することを特徴とする微粉炭燃焼システム。
  6. 石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕手段と、
    該粉砕手段からの微粉炭を燃焼器に供給する微粉炭供給管と、
    上記粉砕手段内又は該微粉炭供給管内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置と、
    該燃料比計測装置の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼システムであって、
    上記燃料比計測装置により求めた燃料比の結果から、バーナ燃焼を制御してボイラ火炉内のNOx発生量を制御することを特徴とする微粉炭燃焼システム。
  7. 石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕手段と、
    該粉砕手段からの微粉炭を燃焼器に供給する微粉炭供給管と、
    上記粉砕手段内又は該微粉炭供給管内にレーザ光を照射するレーザ装置と、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出する検出器とからなり、微粉炭の燃料比を計測する燃料比計測装置と、
    該燃料比計測装置の計測結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼システムであって、
    上記燃料比計測装置により求めた燃料比の結果から、バーナ燃焼を制御してボイラ火炉内の未燃分量を制御することを特徴とする微粉炭燃焼システム。
  8. 石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕工程と、
    上記粉砕手段内又は該微粉炭を供給する供給管内にレーザ光を照射し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光とC−H結合からのラマン散乱光との比率から燃料比(固体炭素分/揮発分)を求め、
    該燃料比の結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼方法であって、
    上記燃料比の結果から、ボイラ火炉と過熱器・再熱器との熱吸収バランスを制御してバーナ燃焼を制御することを特徴とする微粉炭燃焼方法。
  9. 石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕工程と、
    上記粉砕手段内又は該微粉炭を供給する供給管内にレーザ光を照射し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光とC−H結合からのラマン散乱光との比率から燃料比(固体炭素分/揮発分)を求め、
    該燃料比の結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼方法であって、
    上記燃料比の結果から、バーナ燃焼を制御してボイラ火炉内のNOx発生量を制御することを特徴とする微粉炭燃焼方法。
  10. 石炭ヤードからの石炭を微粉砕する粉砕工程と、
    上記粉砕手段内又は該微粉炭を供給する供給管内にレーザ光を照射し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光,C−H結合からのラマン散乱光,炭化水素の蛍光を検出し、微粉炭中の固定炭素からのラマン散乱光とC−H結合からのラマン散乱光との比率から燃料比(固体炭素分/揮発分)を求め、
    該燃料比の結果から、各微粉炭の燃料比に応じて燃焼を制御する燃焼制御手段とを具備した微粉炭燃焼方法であって、
    上記燃料比の結果から、バーナ燃焼を制御してボイラ火炉内の未燃分量を制御することを特徴とする微粉炭燃焼方法。
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