JP2004067651A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】(a)アクリル酸アミド/2−アクリル酸アミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩共重合体、(b)非イオン界面活性剤、(c)有機カルボン酸又はその塩、及び(d)油剤を含有し、水で20重量倍希釈したときの25℃におけるpHが、2〜6である乳化型毛髪化粧料。
【効果】乳化安定性に優れ、塗布時の伸びが良く髪全体に塗布しやすく、かつ、塗布乾燥後の毛髪のぱさつきを抑え、まとまり、ツヤ向上効果にも優れる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳化安定性に優れ、塗布時の伸びが良く、コンディショニング効果にも優れる乳化型毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ヘアカラーの流行などに伴い、毛髪のダメージが強く感じられるようになってきている。すなわち、ヘアカラー等による化学処理、あるいはブロー等による物理処理の影響で、毛髪表面のキューティクルの剥離や、毛髪内部脂質の流出による毛髪内部の空洞化などが起こる結果として、毛髪がぱさつく、指通りが悪い、ツヤがなくなるといった悩みが多く出ている。
【0003】
これに対し、現在のスタイリング剤は、セット性を賦与するため、高融点のワックス、高級アルコール、界面活性剤等を含有させたヘアクリームタイプの商品が流行している。しかし、このような乳化系では、乳化粒子同士の相互作用による構造粘性のため、毛髪塗布時に全体に伸ばし難いといった問題を抱えている。一方、塗布時の伸ばしやすさを向上させために、化粧料の粘度を下げると、乳化系の安定性を維持することが非常に難しいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、乳化安定性に優れ、塗布時の伸びが良く、髪のぱさつき抑制、まとまりにも優れる乳化型毛髪化粧料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、特定のアクリル酸アミド系共重合体、非イオン界面活性剤、有機カルボン酸又はその塩及び油剤を含有させた乳化型毛髪化粧料が、乳化安定性に優れ、塗布時の伸びが良く髪全体に塗布しやすく、かつ、塗布乾燥後の毛髪のぱさつきを抑え、まとまり、ツヤ向上効果にも優れることを見出した。
【0006】
すなわち本発明は、次の成分(a)〜(d)
(a)アクリル酸アミド/2−アクリル酸アミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩共重合体
(b)非イオン界面活性剤
(c)カルボン酸又はその塩
(d)油剤
を含有し、水で20重量倍希釈したときの25℃におけるpHが、2〜6である乳化型毛髪化粧料を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
成分(a)の共重合体は、アクリル酸アミドと2−アクリル酸アミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩の共重合により得られるものである。これら単量体の構成比は、前者が70〜55mol%、後者が30〜45mol%が好ましい。またこの共重合体の平均分子量は、増粘効果の点から、1,000〜5,000,000が好ましい。この共重合体の特に好ましい市販品の例として、セピック社からSEPIGEL 305の名称で販売されているO/W型エマルションが挙げられる。
【0008】
成分(a)の共重合体の含有量は、毛髪化粧料の使いやすさ、伸ばしやすさの点から、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜30重量%が好ましく、更には0.1〜15重量%、特に0.3〜5重量%が好ましい。
【0009】
成分(b)の非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、高級脂肪酸ショ糖エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド等が挙げられる。これらのうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが特に好ましい。
【0010】
成分(b)は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、乳化安定性、塗布時及び乾燥後の感触の点から、0.01〜10重量%、特に0.04〜5重量%が好ましい。
【0011】
成分(c)の有機カルボン酸としては、モノカルボン酸、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸等が挙げられる。このうち、特にジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸(特にα−ヒドロキシカルボン酸)が好ましい。ジカルボン酸としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸等が挙げられ、特にマレイン酸が好ましい。ヒドロキシカルボン酸としては、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等が挙げられ、特にリンゴ酸が好ましい。有機カルボン酸の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
【0012】
成分(c)は、2種以上を併用してもよく、その含有量は、毛髪損傷の抑制効果の点から、本発明の毛髪化粧料中の0.001〜20重量%が好ましく、更には0.01〜15重量%、特に0.1〜10重量%が好ましい。
【0013】
成分(d)の油剤は、乾燥後の感触向上のために使用される。油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、流動バラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オゾーブ油等のグリセリド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、プロピレングリコール、グリセリン等のアルコール類;ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳化セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、べヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸類;その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどが挙げられる。これらの中で、スクワレン、スクワラン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー等の分岐炭化水素類が特に好ましい。
【0014】
成分(d)は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、感触向上効果の点から、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜50重量%、特に0.5〜20重量%が好ましい。
【0015】
本発明の毛髪化粧料には、更に成分(e)として、次の(e1)〜(e5)から選ばれる有機溶剤を含有させてもよい。
【0016】
(e1) 一般式(1)で表される化合物
【0017】
【化3】
Figure 2004067651
【0018】
〔式中、Rは、水素原子又は基R−Ph−R−(R;水素原子、メチル基又はメトキシ基,R;結合手又は炭素数1〜3の飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基,Ph;パラフェニレン基)を示し、Z及びZは、水素原子又は水酸基を示し、p、q及びrは、0〜5の整数を示す。ただし、p=q=0であるときは、Zは水素原子ではなく、またRは水素原子及び基R−Ph−のいずれでもない。〕
(e2) 窒素原子に炭素数1〜18のアルキル基が結合したN−アルキルピロリドン
(e3) 炭素数1〜4のアルキレンカーボネート
(e4) 分子量200〜5000のポリプロピレングリコール
(e5) 一般式(2)、(3)又は(4)で表されるラクトン又は環状ケトン
【0019】
【化4】
Figure 2004067651
【0020】
〔式中、Xは、メチレン基又は酸素原子を示し、R及びRは、相異なる置換基を示し、s及びtは、0又は1を示す。〕
【0021】
成分(e)である有機溶剤のうち、(e1)としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェネチルアルコール、p−アニシルアルコール、p−メチルベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリン等が挙げられる。(e2)としては、N−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−ラウリルピロリドン等が挙げられる。(e3)としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等が挙げられる。(e4)のポリプロピレングリコールとしては、分子量200〜1000のものが好ましい。(e5)において、一般式(2)〜(4)中のR及びRとしては、直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基、水酸基、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基、フェニル基、スルホアルキル基、リン酸アルキル基、カルボキシアルキル基等が好ましく、なかでもγ−ラクトンの場合にはγ位、δ−ラクトンの場合にはδ位(すなわちヘテロ酸素原子の隣接メチレン)に置換した、炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等が好ましい。また、化合物(2)〜(4)の水溶性を増大させたい場合には、R又はRとしてスルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基等の酸性基やこれらが置換したアルキル基を有するのが好ましい。(e5)のうち、ラクトンとしては、γ−ブチロラクトン、γ−カプロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトン、δ−カプロラクトン、δ−ヘプタノラクトン等が挙げられるが、ラクトンの安定性の点から、γ−ラクトン、特にγ−ブチロラクトン、γ−カプロラクトンが好ましい。(e5)のうち、環状ケトンとしては、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、4−メチルシクロヘプタノン等が挙げられる。特に好ましい成分(e)として、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、プロピレンカーボネート及びプロピレングリコールが挙げられる。
【0022】
成分(e)は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、使用感、毛髪のツヤと柔軟性の向上の点から、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜50重量%が好ましく、更には0.1〜35重量%、特に0.5〜25重量%が好ましい。
【0023】
本発明の毛髪化粧料には、コンディショニング効果の更なる向上のため、シリコーン類を含有させることができる。シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。なかでも、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーンが好ましい。ジメチルポリシロキサンは、毛髪に良好な潤滑性を附与することができ、ポリエーテル変性シリコーンは、毛髪に滑らかさを附与することができ、アミノ変性シリコーンは、毛髪にしっとり感を附与することができる。本発明においては、求める性能に応じて、各種のシリコーン類を単独で又は2種以上を使用することができる。ジメチルポリシロキサンとしては、求める感触に応じて5mm/s程度の粘度のものから、エマルションとして供給される場合が多い1000万mm/s程度の粘度のものまで使用できるが、5000〜1000万mm/s、特に5万〜600万mm/sのものが好ましい。ポリエーテル変性シリコーンは、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体の総称であり、種々のHLBを有するものが知られているが、市販品としては、信越化学工業社のシリコーンKF351A、同KF353A、同KF6008、同KF6016、同KF6011、同KF6012、東レ・ダウコーニング・シリコ−ン社のSH3771C、同3773C、同3775C等が挙げられる。アミノ変性シリコーンとしては、アモジメチコーンオイル又はそのエマルションが好ましく、市販品としては、東レ・ダウコーニング・シリコーン社のアモジメチコーンエマルションSM8704Cや、東芝シリコーン社のKT−1989、XF42−B1989等が挙げられる。
【0024】
シリコーン類の含有量は、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜20重量%が好ましく、更には0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%が好ましい
【0025】
本発明の毛髪化粧料には、乳化安定性、感触向上の点から、成分(b)の非イオン界面活性剤以外の界面活性剤を含有させることができる。このような界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α−スルホン脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、スルホコハク酸エステル等のアニオン界面活性剤;イミダゾリン系、カルボベタイン系、アミドベタイン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系、アミドスルホベタイン系等の両性界面活性剤;イミダゾリン開環型第四級アンモニウム塩、第四級アンモニウム塩、モノ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤などが挙げられる。
【0026】
上記界面活性剤のアニオン性残基の対イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン;カルシウムイオン、マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウムイオン;炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)を挙げることができる。またカチオン性残基の対イオンとしては、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン等のハロゲン化物イオン、メトサルフェートイオン、サッカリネートイオンを挙げることができる。
【0027】
これら成分(b)以外の界面活性剤のうち、特にベタイン系両性界面活性剤、モノ長鎖アルキル第4級アンモニウム塩が好ましい。
【0028】
成分(b)以外の界面活性剤は、2種以上を併用してもよく、その含有量は、乳化安定性、塗布時、及び乾燥後の感触の点から、0.01〜10重量%、特に0.04〜5重量%が好ましい。
【0029】
本発明の毛髪化粧料には、更に、整髪性の向上、感触改善のため、ポリマーを含有させてもよい。このようなポリマーとしては、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体、ビニルピロリドン/酢酸ビニル/プロピオン酸ビニル三元共重合体、ビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート(四級塩化)共重合体、ビニルピロリドン/アクリレート/(メタ)アクリル酸共重合体、ビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体等のポリビニルピロリドン系高分子化合物;メチルビニルエーテル/無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体等の酸性ビニルエーテル系高分子化合物;酢酸ビニル/クロトン酸共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデカン酸ビニル共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/プロピオン酸ビニル共重合体等の酸性ポリ酢酸ビニル系高分子化合物;(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル/アルキルアクリルアミド共重合体等の酸性アクリル系高分子化合物;N−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム・α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸ブチル共重合体、アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル/アクリル酸オクチルアミド共重合体等の両性アクリル系高分子化合物;アクリルアミド・アクリルエステル系四元共重合体等の塩基性アクリル系高分子化合物;カチオン性セルロース誘導体等のセルロース誘導体;ヒドロキシプロピルキトサン、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルキトサン等のキチン・キトサン誘導体などが挙げられる。
【0030】
これらのポリマーは、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、本発明の毛髪化粧料中の0.01〜10重量%、特に0.1〜5重量%が好ましい。
【0031】
本発明の毛髪化粧料には、上記成分のほか、通常の毛髪化粧料に用いられる成分を目的に応じて配合できる。このような成分としては、例えば、抗フケ剤、ビタミン剤、殺菌剤、抗炎症剤、キレート剤、保湿剤(パンテノール等)、エチレングリコール、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコール、pH調整剤、染料、顔料等の着色剤、植物エキス、パール化剤、香料、紫外線吸収剤、酸化防止剤などが挙げられる。
【0032】
本発明の毛髪化粧料は、水で20重量倍希釈したときの25℃におけるpHが、2〜6とされるが、系の増粘、乳化状態の安定性の点から、pH3〜4.5の範囲が好ましい。pHの調整には、成分(c)としてのカルボン酸のほか、無機酸、及び水酸化ナトリウム等の塩基性物質が使用される。
【0033】
本発明の毛髪化粧料は、ヘアスタイリング剤、ヘアコンディショニング剤等として用いるのが好ましい。
【0034】
【実施例】
実施例1及び比較例1〜5
常法に従って、表1に示す組成のヘアクリームを調製し、その評価を行った。
【0035】
・使用感及びコンディショニング効果
ブリーチ処理を2回行った直毛のかもじ(30g)に、ヘアクリームを2g塗布したときの伸ばしやすさ、及び塗布後ドライヤーで5分間乾燥させた後の髪の状態について、専用パネラー5名により、下記基準に従って5段階の官能評価を行い、その平均値を算出した。
【0036】
(評価基準)
5:良い
4:やや良い
3:どちらともいえない
2:あまり良くない
1:良くない
【0037】
・安定性
毛髪化粧料を、50℃で1ヵ月保存したときの外観の変化を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:変化なし
△:わずかにクリーミングが見られる
×:完全に分離
【0038】
【表1】
Figure 2004067651
【0039】
【発明の効果】
本発明の毛髪化粧料は、乳化安定性に優れ、塗布時の伸びが良く髪全体に塗布しやすく、かつ、塗布乾燥後の毛髪のぱさつきを抑え、まとまり、ツヤ向上効果にも優れる。

Claims (2)

  1. 次の成分(a)〜(d)
    (a)アクリル酸アミド/2−アクリル酸アミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩共重合体
    (b)非イオン界面活性剤
    (c)有機カルボン酸又はその塩
    (d)油剤
    を含有し、水で20重量倍希釈したときの25℃におけるpHが、2〜6である乳化型毛髪化粧料。
  2. 更に、成分(e)として次の(e1)〜(e5)
    (e1) 一般式(1)で表される化合物
    Figure 2004067651
    〔式中、Rは、水素原子又は基R−Ph−R−(R;水素原子、メチル基又はメトキシ基,R;結合手又は炭素数1〜3の飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基,Ph;パラフェニレン基)を示し、Z及びZは、水素原子又は水酸基を示し、p、q及びrは、0〜5の整数を示す。ただし、p=q=0であるときは、Zは水素原子ではなく、またRは水素原子及び基R−Ph−のいずれでもない。〕
    (e2) 窒素原子に炭素数1〜18のアルキル基が結合したN−アルキルピロリドン
    (e3) 炭素数1〜4のアルキレンカーボネート
    (e4) 分子量200〜5000のポリプロピレングリコール
    (e5) 一般式(2)、(3)又は(4)で表されるラクトン又は環状ケトン
    Figure 2004067651
    〔式中、Xは、メチレン基又は酸素原子を示し、R及びRは、相異なる置換基を示し、s及びtは、0又は1を示す。〕
    から選ばれる有機溶剤を含有する請求項1記載の乳化型毛髪化粧料。
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