JP2004066729A - 複合機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】処理時間がデータにより左右されるPCからのプリントアウト動作のときに限り、モータの停止のタイミングを統計上の平均時間だけ遅らすことで停止・再起動のロス時間をなくすことができる複合機の制御装置を提供すること。
【解決手段】レーザプリンタや複写機能を備えた複合機の制御装置において、ポリゴンモータとメインモーとのオン/オフを制御する2本の専用線をエンジン4に向けて設けるASIC2と、前記ポリゴンモータとメインモータの起動・停止のタイミングを、パソコンからのプリント動作指令時に、平均化した数値に基づいて自動的にカスタマイズする機能を有するCPU1とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】レーザプリンタや複写機能を備えた複合機の制御装置において、ポリゴンモータとメインモーとのオン/オフを制御する2本の専用線をエンジン4に向けて設けるASIC2と、前記ポリゴンモータとメインモータの起動・停止のタイミングを、パソコンからのプリント動作指令時に、平均化した数値に基づいて自動的にカスタマイズする機能を有するCPU1とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリゴンモータおよびメインモータを使用するプリンタ機能や複写機能を備えた複合機(MFP)の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーザ光を反射する鏡を備え、反射光を感光体に走査するために回転させるポリゴンモータと、給紙、排紙、感光体の回転を行うためのメインモータとを備えているプリンタ機能や複写機能を備えた複合機(MFP)は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
レーザプリンタや複写機能を備えた複合機に対して、PC(パソコン)などのホストマシンからの指令によってプリント動作を行わせたとき、コントローラの性能を上げただけではどうしても複合機の性能が少ししか上がらない場合がある。その原因を分析すると、最近の省エネ事情や無駄を排除する観点でプリント動作が終わったと検知すると直ぐにポリゴンモータやメインモータを止めてしまうことが原因であることが判明している。
また複写機能に重点をおいている複合機にあっては、複写動作に最適にチューニングしてしまい、直ぐモータを止めてしまう。複写動作は、原稿をスキャンすることにより得た画像データに基づいてプリントを実行する定型(時間固定)動作であり、この動作はPCからデータを送ってそのデータによってプリント動作開始時間が左右されるプリント動作とは基本的に異なる。
【0004】
PCからのプリント指令に基づくプリント動作において、モータを直ぐ止めると、停止、再起動時間が余計に掛かってしまう。例えば、次のページ(2ページ目以降)の印刷に+1秒だけ処理時間が余計に掛かったとしてもモータの停止、再起動に+3秒掛かり合計で4秒の時間のロスとして現れてしまう。仮にモータをもう1秒だけ動作させていたら4秒のロスではなく1秒のロスとして見え、3秒短縮することができる。一方でポリゴンモータやメインモータの寿命という観点ではなるべく早く止めるのがベストではある。
また、モータ起動時については、従来技術においてはやはりなるべくモータを回さない観点からプリントすべきデータがメモリ上に展開され準備がすべて整った状態からポリゴンモータやメインモータを起動する。よって1枚目のプリントが完了する時間は通常2枚目の完了時間と比べて遅いものとなる。ポリゴンモータやメインモータの起動時間は予め解っている固定のデータである。また、従来から存在する最初のデータを受け取ってからモータをずっと回しておく方法と比べ寿命を長くすることもできる。
統計上の平均値に基づいて起動・停止のタイミングを決めることに代えて、平均より早い起動時間もしくは、平均より遅い停止時間であれば、さらに性能が向上する可能性がある。
そこで本発明の第1の目的は、プリント時間の短縮を図り、ポリゴンモータ等の寿命を無駄に短くすることのない複合機の制御装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、処理時間がデータにより左右されるPCからの指令によるプリントアウト動作のときに限り、モータの停止のタイミングを統計上の平均時間だけ遅らせることで停止・再起動のロス時間をなくすことができる複合機の制御装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、起動・停止のタイミングを、平均値ではなく、この平均値のある割合を増加もしくは減少させることによって性能がより向上する設定にすることができる複合機の制御装置を提供することにある。
本発明の第4の目的は、どのユーザからの印字データかを判断することによって、個人ごとに最適な性能で印字を行うことができる複合機の制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、プリンタ機能や複写機能を備えた複合機の制御装置において、ポリゴンモータおよびメインモータのオン/オフを制御する2本の専用線をエンジンに向けて設けるASICと、前記ポリゴンモータとメインモータの起動・停止のタイミングを、パソコンからのプリント動作指令時に、平均化した数値に基づいて自動的にカスタマイズする機能を有するCPUとを備えた複合機の制御装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1において、前記CPUが、標準偏差を計算し、その値に基づいて前記ポリゴンモータおよびメインモータの起動を早めに行い、停止を遅めに行う機能を有する複合機の制御装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1において、前記CPUが、ユーザごとに統計を取り、そのユーザのプリントアウトするドキュメントの特徴を掴み、それによって前記ポリゴンモータおよびメインモータの起動・停止のタイミングを個人ごとに異なるように制御し得る機能を有する複合機の制御装置を主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1はプリンタ機能、複写機能等を備えた複合機における本発明による制御装置の実施の形態を示すブロック図である。
図1において、制御装置は、CPU1と、このCPU1からの信号を受けてその他すべてのデバイスを制御するASIC2と、プリンタの描画用またはワークメモリとしてのSDRAM3と、実際にプリント動作を行う、図示してないメカ部、プロセス部、定着部等を含むエンジン4と、プログラム格納用でかつ起動用のフラッシュメモリ5とを備えている。
さらに、制御装置は、外部ホストとのインターフェースであるIEEE1284インターフェース6と、ネットワークインターフェース7と、人間が操作を行うための操作パネルインターフェース8と、追加プログラムを追加したい場合などの外部拡張用のSDカードインターフェース9と、ハードディスクドライブ(HDD)10と、ASIC2に含まれる時間を計数するためのタイマ2a(2a1および2a2)(図2のASIC内部に図示)と、電源を落としてもデータを保持するNVRAM11から構成されている。
ASIC2からはエンジン4に向けて2本の専用線を設け、それぞれ図示してないポリゴンモータとメインモーとのオン/オフを制御する。コピー動作を行うときはこの2本の制御信号は「DON‘T CARE(構うな)」となり制御不可となる(信号の状態にかかわらず、エンジン4が自動的に制御を行う)。
図2は図1の実施の形態において使用するASIC内部レジスタおよびNVRAM内部を示す図である。ASIC2内部には2つのタイマ2a(2a1、2a2)および3つのレジスタ2b、2c、2dがある。また、NVRAMには最低でも4つのアドレスがあり、これらのアドレスはファーストプリントのトータル印刷枚数11aと、ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間11bと、次頁準備できず印刷終了したトータル枚数11cと印刷終了からの次頁準備完了時間の総トータル時間11dである。
【0007】
データの収集方法について説明する。図3はデータ収集の流れを説明する第1の例を示すフローチャートである。各種モータが起動していない状態でかつ受信データが全くない状態で、PC(図示せず)から印刷データを受信する(S1)と、まずタイマ2a1を0にリセット(S2)しスタート(S3)させる。1ページ目のデータが展開し終わり印刷可能となったところでタイマ2a1をストップ(S4)させる。
次にNVRAM11のファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間のアドレス11bに今まで書いてあったデータを読み、現在のタイマ2a1の値を加算してから書き直す。次にNVRAM11のファーストプリントのトータル印字枚数のアドレス11aの値を1だけインクリメントする(一度読み、1を加算してから書き直す)。
次にタイマ2a1を0にクリアする。図4は頁間のデータ準備時間のデータ収集を説明するフローチャートである。次の印刷データがすでに受信されていて、かつ、エンジン4からの印刷終了検知信号を受信(S6)し、かつ、次の印刷データが準備できていない条件でタイマ2a1をリセット(S7)しスタート(S8)させる。次の印刷データが準備できたらタイマ2a1をストップ(S9)させる。
次にNVRAM11の印刷終了からの次頁準備完了時間の総トータル時間のアドレス11dの値を読み、現在のタイマ2a1の値を加算してから書き直す(S10)。次にNVRAM11の次頁準備ができずに印刷終了したトータル枚数のアドレス11cの値を1だけインクリメントする(一度読み、1を加算してから書き直す。)
【0008】
第1(ファースト)プリント時における各種モータの起動開始時間の設定方法について説明する。前述した方法にしたがってNVRAM11にはデータが貯まっていく。それらのデータを使用することによってASIC2のレジスタ2b、2c、2dを設定する。以下の計算をCPU1が行い、ASIC2の各レジスタ2b、2c、2dを設定する。
ファーストプリントのポリゴンモータ起動開始時間設定レジスタの値
=(ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間÷ファーストプリントのトータル印刷枚数)−ポリゴンモータ起動開始から安定までの時間
ファーストプリントのメインモータ起動開始時間設定レジスタの値
=(ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間÷ファーストプリントのトータル印刷枚数)−メインモータ起動開始から安定までの時間
ポリゴンおよびメインモータの起動信号をアサートするタイミングについて説明する。各種モータが止まっている状態で、受信データが全くない状態からデータを受信するとタイマ2a2を0にリセットしスタートさせる。コントローラはデータの展開を開始し印刷準備を開始する。タイマ2a2の値がファーストプリントのポリゴンモータ起動開始時間設定レジスタ2bの値になったらポリゴンモータ起動の信号をエンジン4に対してアサートする。
また、そのタイマ2a2が前述のレジスタの値になる前に印刷データが準備できた場合についても直ぐにポリゴンモータ起動の信号をアサートする。要するにどちらか早いイベントが発生したらアサートを行う。同様にタイマ2a2の値がファーストプリントのメインモータ起動開始時間設定レジスタ2dの値になるかもしくは印刷データの準備が完了するかのどちらか早いほうのタイミングでメインモータ起動の信号をエンジン4に対してアサートする。
プリントアウトのデータが準備できてから各種モータ起動を掛けるのではなくて、最初のデータを受け取ってから印字準備ができるまでの時間の平均値から各種モータの起動時間を引いた時間にモータの起動を掛けることでモータ起動時間を実質無いように見せることが可能になりファーストプリントが早くなる。
【0009】
次に途中頁プリント時における各種モータの動作保持時間の設定方法について説明する。前述の方法でNVRAM11にはデータが貯まっていく。それらのデータを使用することによってASIC2のレジスタ2b、2c、2dを設定する。以下の計算をCPU1が行い、ASIC2の各レジスタ2b、2c、2dを設定する。ASIC2のレジスタ2b、2c、2dへのデータの更新は1枚毎に行わず、1連の複数枚(1ジョブ)印刷が完了した直後に行う。
ポリゴン(メイン)モータ動作保持時間設定レジスタの値
=(印刷終了からの次頁準備完了時間の総トータル時間÷次頁準備できず印刷終了したトータル印刷枚数)
ポリゴンおよびメインモータの起動信号をネゲートするタイミングについて説明する。まだ次の頁の印刷データが残っている状態で前の頁が印刷を終了したイベントを受け取ったらタイマ2a2を0にリセットしスタートさせる。コントローラは引き続き次頁のデータの展開を行って印刷準備をしている。タイマ2a2の値がポリゴン(メイン)モータ動作保持時間設定レジスタ2cの値になったらポリゴンモータ起動の信号をエンジン4に対してネゲートする。
また、そのタイマ2a2が前述のレジスタの値になる前に次の印刷データが準備できた場合は、タイマによるネゲート動作を取り消しにする。また、最終頁の印刷を行っている状態(次頁の印刷データが受信できていない)の時はレジスタの値を適用せず、直ぐモータを止めるために信号をネゲートする。
また1枚も印刷したことのない工場出荷時の状態では、ASIC2のレジスタ2b、2c、2dの初期値としては、起動時間=∞、保持時間=0を適用する。またNVRAM11の初期値としてはすべてを0にしておく。
【0010】
下記に平均、分散、標準偏差の計算式を示す。図5は図2のNVRAMが2つの追加の領域を備えていることを示す図である。その2つは、ファーストプリント印刷準備時間の2乗の総トータル時間11eと印刷終了から次頁準備完了時間の2乗の総トータル時間11fである。前記と同様にファーストプリントが発生する毎にまた次頁の準備ができておらず前頁が印刷終了した状況が発生する毎にNVRAM11の値を更新してゆく。
NVRAM11のデータから下記の平均・分散・標準偏差の計算式にしたがって計算を行い、標準偏差を求める。ASIC2の各レジスタ2b、2c、2dの値を仮に下記のように設定すれば前記で平均値を使用して設定した値より性能が向上する設定となる。
ファーストプリントのポリゴンモータ起動開始時間設定レジスタの値
=(ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間÷ファーストプリントのトータル印刷枚数)−ポリゴンモータ起動開始から安定までの時間−ファーストプリント印刷準備時間の標準偏差
ファーストプリントのメインモータ起動開始時間設定レジスタの値
=(ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間÷ファーストプリントのトータル印刷枚数)−メインモータ起動開始から安定までの時間−ファーストプリント印刷準備時間の標準偏差
ポリゴン(メイン)モータ動作保持時間設定レジスタの値
=(印刷終了からの次頁準備完了時間の総トータル時間÷次頁準備できず印刷終了したトータル印刷枚数)+印刷終了からの次頁準備完了時間の標準偏差
この場合、50%+(66%/2)=88%の計算式よって88%の確率で各種モータの起動時間が無視できるだけ予めモータの起動ができていることになり(12%はデータが準備できてから起動する)、また、88%の確率において頁間でモータが止まることがなくなる(12%は止まって、再起動する)。
さらに標準偏差の2倍で設定すれば、これらの確率は、50%+(95%/2)=97.5%で、97.5%となる。
<平均・分散・標準偏差の計算式>
n個のデータX1、X2、・・・、Xnに対して「平均」、「分散」、「標準偏差」は次のように計算される。
平均=(1/n)×(X1+X2+・・・+Xn)
平均はすべての数値を加え、総数で割ったものである。多くの場合、平均が全体の中心(代表)と考えてよい。
分散=(1/n)×(X12+X22+・・・+Xn2)−平均2
標準偏差=√分散
標準偏差は分散の平方根を取ったものである。分散と標準偏差は値が大きいほどデータが散らばっていると考える。平均と標準偏差を用いると含まれるデータのおおよその割合がわかる。平均を中心とし、標準偏差1つ分離れている中に含まれる割合は66%である。2つ分で95%、3つ分で99%になる。
【0011】
図6はPCのアドレス毎にユーザを設定するNVRAMの内部領域を示す図である。NVRAM11の領域は、ユーザ(1、2、3)毎に、ファーストプリントのトータル印刷枚数11aと、ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間11bと、次頁準備できず印刷終了したトータル枚数11cと印刷終了からの次頁準備完了時間のトータル時間11dを有している。
また、NVRAM11の内部領域はファーストプリント印刷準備時間の2乗の総トータル時間11eと印刷終了から次頁準備完了時間の2乗の総トータル時間11fを備え、合計で6つの領域を有している。この6つの領域がユーザ数(図6では3)に対応して設けられる。
【0012】
図7はデータ収集の流れを説明する第2の例を示すフローチャートである。各種モータが起動していない状態でかつ受信データが全くない状態で、PCからユーザと印刷データを受信する(S11)と、まずタイマ2a1を0にリセット(S12)しスタート(S13)させる。1ページ目のデータが展開し終わり印刷可能となったところでタイマ2a1をストップ(S14)させる。
次にNVRAM11のファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間のアドレス11bに今まで書いてあったデータを読み、現在のタイマ2a1の値を加算してから書き直す。次いで各ユーザのNVRAM11のファーストプリントのトータル印字枚数のアドレス11aの値を1だけインクリメントする(一度読み、1を加算してから書き直す)。
図8はASICのレジスタ設定の流れを説明するフローチャートである。印刷の1ジョブが終了(S16)したら、NVRAM11のデータを読み込み(S17)、レジスタ設定値を計算する(S18)。計算結果をレジスタに書き込んで(S19)、処理を終了する(S20)。
ユーザが変わる毎に別の領域のNVRAM11の情報に基づいて計算した結果をASICのレジスタに設定することでそのユーザに最適な設定を行うことができる。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の複合機の制御装置では、処理時間がデータにより左右されるPCからのプリントアウト動作のときに限って、モータの停止のタイミングを統計上の平均時間だけ遅らすことで停止・再起動のロス時間をなくすことができる。また、従来から存在する最初のデータを受け取ってからモータをずっと回しておく方法と比べ寿命を長くすることもできる。このようにプリント時間の短縮を図り、ポリゴンモータ等の寿命を無駄に短くしないようにすることができる。
請求項2の複合機の制御装置では、起動・停止のタイミングを平均値ではなく標準偏差を計算して設定することによって、性能をより向上させることが可能となる。
請求項3の複合機の制御装置では、どのユーザからの印字データかを判断することによって、個人ごとに最適な性能で印字を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタ、複写機能等を備えた複合機における本発明による制御装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の実施の形態において使用するASIC内部レジスタおよびNVRAM内部を示す図である。
【図3】データ収集の流れを説明する第1の例を示すフローチャートである。
【図4】頁間のデータ準備時間のデータ収集を説明するフローチャートである。
【図5】図2のNVRAMが2つの追加の領域を備えていることを示す図である。
【図6】PCのアドレス毎にユーザを設定するNVRAMの内部領域を示す図である。
【図7】データ収集の流れを説明する第2の例を示すフローチャートである。
【図8】ASICのレジスタ設定の流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU、2 ASIC、4 エンジン、11 NVRAM
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリゴンモータおよびメインモータを使用するプリンタ機能や複写機能を備えた複合機(MFP)の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーザ光を反射する鏡を備え、反射光を感光体に走査するために回転させるポリゴンモータと、給紙、排紙、感光体の回転を行うためのメインモータとを備えているプリンタ機能や複写機能を備えた複合機(MFP)は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
レーザプリンタや複写機能を備えた複合機に対して、PC(パソコン)などのホストマシンからの指令によってプリント動作を行わせたとき、コントローラの性能を上げただけではどうしても複合機の性能が少ししか上がらない場合がある。その原因を分析すると、最近の省エネ事情や無駄を排除する観点でプリント動作が終わったと検知すると直ぐにポリゴンモータやメインモータを止めてしまうことが原因であることが判明している。
また複写機能に重点をおいている複合機にあっては、複写動作に最適にチューニングしてしまい、直ぐモータを止めてしまう。複写動作は、原稿をスキャンすることにより得た画像データに基づいてプリントを実行する定型(時間固定)動作であり、この動作はPCからデータを送ってそのデータによってプリント動作開始時間が左右されるプリント動作とは基本的に異なる。
【0004】
PCからのプリント指令に基づくプリント動作において、モータを直ぐ止めると、停止、再起動時間が余計に掛かってしまう。例えば、次のページ(2ページ目以降)の印刷に+1秒だけ処理時間が余計に掛かったとしてもモータの停止、再起動に+3秒掛かり合計で4秒の時間のロスとして現れてしまう。仮にモータをもう1秒だけ動作させていたら4秒のロスではなく1秒のロスとして見え、3秒短縮することができる。一方でポリゴンモータやメインモータの寿命という観点ではなるべく早く止めるのがベストではある。
また、モータ起動時については、従来技術においてはやはりなるべくモータを回さない観点からプリントすべきデータがメモリ上に展開され準備がすべて整った状態からポリゴンモータやメインモータを起動する。よって1枚目のプリントが完了する時間は通常2枚目の完了時間と比べて遅いものとなる。ポリゴンモータやメインモータの起動時間は予め解っている固定のデータである。また、従来から存在する最初のデータを受け取ってからモータをずっと回しておく方法と比べ寿命を長くすることもできる。
統計上の平均値に基づいて起動・停止のタイミングを決めることに代えて、平均より早い起動時間もしくは、平均より遅い停止時間であれば、さらに性能が向上する可能性がある。
そこで本発明の第1の目的は、プリント時間の短縮を図り、ポリゴンモータ等の寿命を無駄に短くすることのない複合機の制御装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、処理時間がデータにより左右されるPCからの指令によるプリントアウト動作のときに限り、モータの停止のタイミングを統計上の平均時間だけ遅らせることで停止・再起動のロス時間をなくすことができる複合機の制御装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、起動・停止のタイミングを、平均値ではなく、この平均値のある割合を増加もしくは減少させることによって性能がより向上する設定にすることができる複合機の制御装置を提供することにある。
本発明の第4の目的は、どのユーザからの印字データかを判断することによって、個人ごとに最適な性能で印字を行うことができる複合機の制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、プリンタ機能や複写機能を備えた複合機の制御装置において、ポリゴンモータおよびメインモータのオン/オフを制御する2本の専用線をエンジンに向けて設けるASICと、前記ポリゴンモータとメインモータの起動・停止のタイミングを、パソコンからのプリント動作指令時に、平均化した数値に基づいて自動的にカスタマイズする機能を有するCPUとを備えた複合機の制御装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1において、前記CPUが、標準偏差を計算し、その値に基づいて前記ポリゴンモータおよびメインモータの起動を早めに行い、停止を遅めに行う機能を有する複合機の制御装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1において、前記CPUが、ユーザごとに統計を取り、そのユーザのプリントアウトするドキュメントの特徴を掴み、それによって前記ポリゴンモータおよびメインモータの起動・停止のタイミングを個人ごとに異なるように制御し得る機能を有する複合機の制御装置を主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1はプリンタ機能、複写機能等を備えた複合機における本発明による制御装置の実施の形態を示すブロック図である。
図1において、制御装置は、CPU1と、このCPU1からの信号を受けてその他すべてのデバイスを制御するASIC2と、プリンタの描画用またはワークメモリとしてのSDRAM3と、実際にプリント動作を行う、図示してないメカ部、プロセス部、定着部等を含むエンジン4と、プログラム格納用でかつ起動用のフラッシュメモリ5とを備えている。
さらに、制御装置は、外部ホストとのインターフェースであるIEEE1284インターフェース6と、ネットワークインターフェース7と、人間が操作を行うための操作パネルインターフェース8と、追加プログラムを追加したい場合などの外部拡張用のSDカードインターフェース9と、ハードディスクドライブ(HDD)10と、ASIC2に含まれる時間を計数するためのタイマ2a(2a1および2a2)(図2のASIC内部に図示)と、電源を落としてもデータを保持するNVRAM11から構成されている。
ASIC2からはエンジン4に向けて2本の専用線を設け、それぞれ図示してないポリゴンモータとメインモーとのオン/オフを制御する。コピー動作を行うときはこの2本の制御信号は「DON‘T CARE(構うな)」となり制御不可となる(信号の状態にかかわらず、エンジン4が自動的に制御を行う)。
図2は図1の実施の形態において使用するASIC内部レジスタおよびNVRAM内部を示す図である。ASIC2内部には2つのタイマ2a(2a1、2a2)および3つのレジスタ2b、2c、2dがある。また、NVRAMには最低でも4つのアドレスがあり、これらのアドレスはファーストプリントのトータル印刷枚数11aと、ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間11bと、次頁準備できず印刷終了したトータル枚数11cと印刷終了からの次頁準備完了時間の総トータル時間11dである。
【0007】
データの収集方法について説明する。図3はデータ収集の流れを説明する第1の例を示すフローチャートである。各種モータが起動していない状態でかつ受信データが全くない状態で、PC(図示せず)から印刷データを受信する(S1)と、まずタイマ2a1を0にリセット(S2)しスタート(S3)させる。1ページ目のデータが展開し終わり印刷可能となったところでタイマ2a1をストップ(S4)させる。
次にNVRAM11のファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間のアドレス11bに今まで書いてあったデータを読み、現在のタイマ2a1の値を加算してから書き直す。次にNVRAM11のファーストプリントのトータル印字枚数のアドレス11aの値を1だけインクリメントする(一度読み、1を加算してから書き直す)。
次にタイマ2a1を0にクリアする。図4は頁間のデータ準備時間のデータ収集を説明するフローチャートである。次の印刷データがすでに受信されていて、かつ、エンジン4からの印刷終了検知信号を受信(S6)し、かつ、次の印刷データが準備できていない条件でタイマ2a1をリセット(S7)しスタート(S8)させる。次の印刷データが準備できたらタイマ2a1をストップ(S9)させる。
次にNVRAM11の印刷終了からの次頁準備完了時間の総トータル時間のアドレス11dの値を読み、現在のタイマ2a1の値を加算してから書き直す(S10)。次にNVRAM11の次頁準備ができずに印刷終了したトータル枚数のアドレス11cの値を1だけインクリメントする(一度読み、1を加算してから書き直す。)
【0008】
第1(ファースト)プリント時における各種モータの起動開始時間の設定方法について説明する。前述した方法にしたがってNVRAM11にはデータが貯まっていく。それらのデータを使用することによってASIC2のレジスタ2b、2c、2dを設定する。以下の計算をCPU1が行い、ASIC2の各レジスタ2b、2c、2dを設定する。
ファーストプリントのポリゴンモータ起動開始時間設定レジスタの値
=(ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間÷ファーストプリントのトータル印刷枚数)−ポリゴンモータ起動開始から安定までの時間
ファーストプリントのメインモータ起動開始時間設定レジスタの値
=(ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間÷ファーストプリントのトータル印刷枚数)−メインモータ起動開始から安定までの時間
ポリゴンおよびメインモータの起動信号をアサートするタイミングについて説明する。各種モータが止まっている状態で、受信データが全くない状態からデータを受信するとタイマ2a2を0にリセットしスタートさせる。コントローラはデータの展開を開始し印刷準備を開始する。タイマ2a2の値がファーストプリントのポリゴンモータ起動開始時間設定レジスタ2bの値になったらポリゴンモータ起動の信号をエンジン4に対してアサートする。
また、そのタイマ2a2が前述のレジスタの値になる前に印刷データが準備できた場合についても直ぐにポリゴンモータ起動の信号をアサートする。要するにどちらか早いイベントが発生したらアサートを行う。同様にタイマ2a2の値がファーストプリントのメインモータ起動開始時間設定レジスタ2dの値になるかもしくは印刷データの準備が完了するかのどちらか早いほうのタイミングでメインモータ起動の信号をエンジン4に対してアサートする。
プリントアウトのデータが準備できてから各種モータ起動を掛けるのではなくて、最初のデータを受け取ってから印字準備ができるまでの時間の平均値から各種モータの起動時間を引いた時間にモータの起動を掛けることでモータ起動時間を実質無いように見せることが可能になりファーストプリントが早くなる。
【0009】
次に途中頁プリント時における各種モータの動作保持時間の設定方法について説明する。前述の方法でNVRAM11にはデータが貯まっていく。それらのデータを使用することによってASIC2のレジスタ2b、2c、2dを設定する。以下の計算をCPU1が行い、ASIC2の各レジスタ2b、2c、2dを設定する。ASIC2のレジスタ2b、2c、2dへのデータの更新は1枚毎に行わず、1連の複数枚(1ジョブ)印刷が完了した直後に行う。
ポリゴン(メイン)モータ動作保持時間設定レジスタの値
=(印刷終了からの次頁準備完了時間の総トータル時間÷次頁準備できず印刷終了したトータル印刷枚数)
ポリゴンおよびメインモータの起動信号をネゲートするタイミングについて説明する。まだ次の頁の印刷データが残っている状態で前の頁が印刷を終了したイベントを受け取ったらタイマ2a2を0にリセットしスタートさせる。コントローラは引き続き次頁のデータの展開を行って印刷準備をしている。タイマ2a2の値がポリゴン(メイン)モータ動作保持時間設定レジスタ2cの値になったらポリゴンモータ起動の信号をエンジン4に対してネゲートする。
また、そのタイマ2a2が前述のレジスタの値になる前に次の印刷データが準備できた場合は、タイマによるネゲート動作を取り消しにする。また、最終頁の印刷を行っている状態(次頁の印刷データが受信できていない)の時はレジスタの値を適用せず、直ぐモータを止めるために信号をネゲートする。
また1枚も印刷したことのない工場出荷時の状態では、ASIC2のレジスタ2b、2c、2dの初期値としては、起動時間=∞、保持時間=0を適用する。またNVRAM11の初期値としてはすべてを0にしておく。
【0010】
下記に平均、分散、標準偏差の計算式を示す。図5は図2のNVRAMが2つの追加の領域を備えていることを示す図である。その2つは、ファーストプリント印刷準備時間の2乗の総トータル時間11eと印刷終了から次頁準備完了時間の2乗の総トータル時間11fである。前記と同様にファーストプリントが発生する毎にまた次頁の準備ができておらず前頁が印刷終了した状況が発生する毎にNVRAM11の値を更新してゆく。
NVRAM11のデータから下記の平均・分散・標準偏差の計算式にしたがって計算を行い、標準偏差を求める。ASIC2の各レジスタ2b、2c、2dの値を仮に下記のように設定すれば前記で平均値を使用して設定した値より性能が向上する設定となる。
ファーストプリントのポリゴンモータ起動開始時間設定レジスタの値
=(ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間÷ファーストプリントのトータル印刷枚数)−ポリゴンモータ起動開始から安定までの時間−ファーストプリント印刷準備時間の標準偏差
ファーストプリントのメインモータ起動開始時間設定レジスタの値
=(ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間÷ファーストプリントのトータル印刷枚数)−メインモータ起動開始から安定までの時間−ファーストプリント印刷準備時間の標準偏差
ポリゴン(メイン)モータ動作保持時間設定レジスタの値
=(印刷終了からの次頁準備完了時間の総トータル時間÷次頁準備できず印刷終了したトータル印刷枚数)+印刷終了からの次頁準備完了時間の標準偏差
この場合、50%+(66%/2)=88%の計算式よって88%の確率で各種モータの起動時間が無視できるだけ予めモータの起動ができていることになり(12%はデータが準備できてから起動する)、また、88%の確率において頁間でモータが止まることがなくなる(12%は止まって、再起動する)。
さらに標準偏差の2倍で設定すれば、これらの確率は、50%+(95%/2)=97.5%で、97.5%となる。
<平均・分散・標準偏差の計算式>
n個のデータX1、X2、・・・、Xnに対して「平均」、「分散」、「標準偏差」は次のように計算される。
平均=(1/n)×(X1+X2+・・・+Xn)
平均はすべての数値を加え、総数で割ったものである。多くの場合、平均が全体の中心(代表)と考えてよい。
分散=(1/n)×(X12+X22+・・・+Xn2)−平均2
標準偏差=√分散
標準偏差は分散の平方根を取ったものである。分散と標準偏差は値が大きいほどデータが散らばっていると考える。平均と標準偏差を用いると含まれるデータのおおよその割合がわかる。平均を中心とし、標準偏差1つ分離れている中に含まれる割合は66%である。2つ分で95%、3つ分で99%になる。
【0011】
図6はPCのアドレス毎にユーザを設定するNVRAMの内部領域を示す図である。NVRAM11の領域は、ユーザ(1、2、3)毎に、ファーストプリントのトータル印刷枚数11aと、ファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間11bと、次頁準備できず印刷終了したトータル枚数11cと印刷終了からの次頁準備完了時間のトータル時間11dを有している。
また、NVRAM11の内部領域はファーストプリント印刷準備時間の2乗の総トータル時間11eと印刷終了から次頁準備完了時間の2乗の総トータル時間11fを備え、合計で6つの領域を有している。この6つの領域がユーザ数(図6では3)に対応して設けられる。
【0012】
図7はデータ収集の流れを説明する第2の例を示すフローチャートである。各種モータが起動していない状態でかつ受信データが全くない状態で、PCからユーザと印刷データを受信する(S11)と、まずタイマ2a1を0にリセット(S12)しスタート(S13)させる。1ページ目のデータが展開し終わり印刷可能となったところでタイマ2a1をストップ(S14)させる。
次にNVRAM11のファーストプリント印刷準備時間の総トータル時間のアドレス11bに今まで書いてあったデータを読み、現在のタイマ2a1の値を加算してから書き直す。次いで各ユーザのNVRAM11のファーストプリントのトータル印字枚数のアドレス11aの値を1だけインクリメントする(一度読み、1を加算してから書き直す)。
図8はASICのレジスタ設定の流れを説明するフローチャートである。印刷の1ジョブが終了(S16)したら、NVRAM11のデータを読み込み(S17)、レジスタ設定値を計算する(S18)。計算結果をレジスタに書き込んで(S19)、処理を終了する(S20)。
ユーザが変わる毎に別の領域のNVRAM11の情報に基づいて計算した結果をASICのレジスタに設定することでそのユーザに最適な設定を行うことができる。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の複合機の制御装置では、処理時間がデータにより左右されるPCからのプリントアウト動作のときに限って、モータの停止のタイミングを統計上の平均時間だけ遅らすことで停止・再起動のロス時間をなくすことができる。また、従来から存在する最初のデータを受け取ってからモータをずっと回しておく方法と比べ寿命を長くすることもできる。このようにプリント時間の短縮を図り、ポリゴンモータ等の寿命を無駄に短くしないようにすることができる。
請求項2の複合機の制御装置では、起動・停止のタイミングを平均値ではなく標準偏差を計算して設定することによって、性能をより向上させることが可能となる。
請求項3の複合機の制御装置では、どのユーザからの印字データかを判断することによって、個人ごとに最適な性能で印字を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタ、複写機能等を備えた複合機における本発明による制御装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の実施の形態において使用するASIC内部レジスタおよびNVRAM内部を示す図である。
【図3】データ収集の流れを説明する第1の例を示すフローチャートである。
【図4】頁間のデータ準備時間のデータ収集を説明するフローチャートである。
【図5】図2のNVRAMが2つの追加の領域を備えていることを示す図である。
【図6】PCのアドレス毎にユーザを設定するNVRAMの内部領域を示す図である。
【図7】データ収集の流れを説明する第2の例を示すフローチャートである。
【図8】ASICのレジスタ設定の流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU、2 ASIC、4 エンジン、11 NVRAM
Claims (3)
- プリンタ機能や複写機能を備えた複合機の制御装置において、ポリゴンモータおよびメインモータのオン/オフを制御する2本の専用線をエンジンに向けて設けるASICと、前記ポリゴンモータおよびメインモータの起動・停止のタイミングを、パソコンからのプリント動作指令時に、平均化した数値に基づいて自動的にカスタマイズする機能を有するCPUとを備えたことを特徴とする複合機の制御装置。
- 前記CPUが、標準偏差を計算し、その値に基づいて前記ポリゴンモータおよびメインモータの起動を早めに行い、停止を遅めに行う機能を有することを特徴とする請求項1記載の複合機の制御装置。
- 前記CPUが、ユーザごとに統計を取り、そのユーザのプリントアウトするドキュメントの特徴を掴み、それによって前記ポリゴンモータおよびメインモータの起動、停止のタイミングを個人ごとに異なるように制御し得る機能を有することを特徴とする請求項1記載の複合機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002231570A JP2004066729A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 複合機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002231570A JP2004066729A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 複合機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004066729A true JP2004066729A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32017296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002231570A Pending JP2004066729A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 複合機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004066729A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009292139A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体 |
-
2002
- 2002-08-08 JP JP2002231570A patent/JP2004066729A/ja active Pending
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