JP2004066439A - 電動工具 - Google Patents

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Toshishige Yamaoka
山岡 敏成
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Abstract

【課題】電動工具のモータを均一に冷却する。
【解決手段】ハウジング(8)内に収納されたモータ(15)がケース(15a)で覆われ、ハウジング(8)及びケース(15a)におけるモータ(15)の出力軸側周辺箇所にそれぞれ冷却風取入口(26,27)が形成され、ハウジング(8)及びケース(15a)におけるモータ(15)の反出力軸側周辺箇所にそれぞれ冷却風排出口(29,28)が形成された電動工具において、ハウジング(8)におけるモータ(15)の反出力軸側周辺箇所に冷却風吸入口(30,32,33)が形成され、この冷却風吸入口(30,32,33)から吸入される冷却風をケース(15a)の外面に沿って流す通風路(31)がケース(15a)とハウジング(8)との間に形成される。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却装置を備えた電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘッジトリマ等の電動工具は、特開2000−135029が開示するように、ハウジングの内部にケースで覆われたモータを備える。モータにより刃物を駆動し枝葉を刈り込む等の作業を行うようになっている。このヘッジトリマを始めとして各種電動工具は作業中に発熱するモータを冷却するために冷却装置を備えている。
【0003】
例えば、図8及び図9に示す電動工具は、ハウジング1内にケース2aで覆ったモータ2を固定し、モータ2の冷却装置として、モータ2の反出力軸側(図8の上方)に固定される送風ファン(図示せず)と、ハウジング1及びケース2aにおける出力軸2b側周辺箇所にそれぞれ形成される冷却風取入口3,4と、ケース2a及びハウジング1における反出力軸側周辺箇所にそれぞれ形成される冷却風排出口5,6とを備える。
【0004】
この電動工具による作業中、モータ2の出力軸2bの回転と共に送風ファンが回転してハウジング1の冷却風取入口3から外気をハウジング1内に取り込む。この外気はケース2aにおけるモータ2の出力軸側の冷却風取入口4からケース2a内に流入し、モータ2を冷却した後、ケース2aにおける反出力軸側の冷却風排出口5及びハウジング1における反出力軸側の冷却風排出口6からハウジング1外に排気される。
【0005】
また、図10及び図11に示す電動工具は、ハウジング1内にケース2aで覆ったモータ2を固定し、モータ2の冷却装置として、モータ2の反出力軸側(図10の上方)に固定される送風ファン(図示せず)、ハウジング1及びケース2aにおけるモータ2の出力軸2b側周辺箇所にそれぞれ形成される冷却風取入口3,4、ケース2a及びハウジング1における反出力軸側周辺箇所にそれぞれ形成される冷却風排出口5,6等を備え、さらにハウジング1におけるモータ2の反出力軸側周辺箇所にも冷却風取入口7を備える。
【0006】
この電動工具による作業中、モータ2の回転軸2bの回転と共に送風ファンが回転してハウジング1の冷却風取入口3から外気をハウジング1内に取り込む。この外気はケース2aにおけるモータ2の出力軸側の冷却風取入口4からケース2a内に流入し、モータ2を冷却した後、ケース2aにおけるモータ2の反出力軸側の冷却風排出口5及びハウジング1におけるモータ2の反出力軸側の冷却風排出口6からハウジング1外に排気される。また、ハウジング1におけるモータ2の反出力軸側の冷却風取入口7からも外気が取り込まれ、この外気はケース2aの反出力軸側においてモータ2を冷却した後、ハウジング1におけるモータ2の反出力軸側の冷却風排出口6からハウジング1外に排気される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図8及び図9に示す電動工具の冷却装置によれば、ハウジング1及びケース2aにおけるモータ2の反出力軸側の周辺部には冷却風がほとんど流れないため、モータ2及びケース2aが高温になり、そのためモータ2に高い耐久性が要求される。
【0008】
図10及び図11に示す電動工具の冷却装置によれば、ハウジング1及びケース2aにおけるモータ2の反出力軸側の周辺部にも冷却風が流れるので、モータ2の反出力軸側も冷却可能である。しかし、モータ2の出力軸側と反出力軸側との間で冷却性能にアンバランスが生じ、モータ全体の温度が不均一になるという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1の発明は、ハウジング(8)内に収納されたモータ(15)がケース(15a)で覆われ、ハウジング(8)及びケース(15a)におけるモータ(15)の出力軸側周辺箇所にそれぞれ冷却風取入口(26,27)が形成され、ハウジング(8)及びケース(15a)におけるモータ(15)の反出力軸側周辺箇所にそれぞれ冷却風排出口(29,28)が形成された電動工具において、ハウジング(8)におけるモータ(15)の反出力軸側周辺箇所に冷却風吸入口(30,32,33)が形成され、この冷却風吸入口(30,32,33)から吸入される冷却風をケース(15a)の外面に沿って流す通風路(31)がケース(15a)とハウジング(8)との間に形成された電動工具を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
<実施の形態1>
図1及び図3に示すように、この電動工具であるヘッジトリマは、二つ割りのハウジング8と、そのハウジング8の底面前端部に取り付けられるブレードアッセンブリ9とを有している。ブレードアッセンブリ9は上下一対のブレード10,11と、それらを上下に挟み込んで長手方向に案内するためのブレードガイド12,13とを有している。ブレードガイド12,13はそれらの後端側(図1および図3の左端側)においてハウジング8の底部にねじ14等を用いて取り付けられる。
【0012】
ハウジング8の内部にはブレードアッセンブリ9の駆動源としてのモータ15と、そのモータ15の出力軸15bの回転運動をブレード10,11の往復運動に変換するための変換機構16とが設けられている。変換機構16は、モータ15の出力軸15bに取り付けられたピニオン17と、そのピニオン17に噛み合う中間ギヤ18と、中間ギヤ18に噛み合う出力ギヤ19と、その出力ギヤ19に取り付けられた偏心カム20とを有している。偏心カム20の外周は出力ギヤ19のギヤ軸21に対して偏心し、その外周にブレード10,11の後端部が係合する。ピニオン17から中間ギヤ18を介して出力ギヤ19へ回転が減速して伝達されると、偏心カム20がギヤ軸21の周りに回転運動し、それに伴ってブレード10,11がそれらの長手方向に互い違いに往復運動する。このブレード10,11の往復運動によってそれらの間に導かれた枝葉等が切断される。なお、ブレード10,11はいずれか一方のみを往復駆動することもできる。
【0013】
ハウジング8にはハンドル8a、補助ハンドル8bおよびガード8cが設けられる。ハンドル8aにはトリガスイッチ22が取り付けられる。ヘッジトリマの使用者がトリガスイッチ22を押し込むとマイクロスイッチ23が導通し、モータ15に対して電源が投入されその出力軸15bが回転する。
【0014】
図1及び図2に示すように、上記ハウジング8内に収納されたモータ15は、ケース15aで覆われた状態でハウジング8内に固定される。ケース15aは金属をプレス成形してなる概ね円筒形の容器であり、ケース15aの中心軸上にモータ15の出力軸15bが合致するようにケース15a内部にモータ本体が収納される。モータ15及びケース15aは出力軸15bが垂直状態で下方に突出するようにハウジング8内に固定される。モータ15及びケース15aのハウジング8内への固定にはハウジング8内に形成されたリブ24が用いられ、図2に示すように、各種リブ24がケース15aの周面に合致するように突出している。二つ割りのハウジング8の半割り片が嵌め合わされることにより、ケース15aがリブ24に挟まれハウジング8内に固定される。また、ケース15aの上端にはセラミック製のブラケット25が嵌め込まれ、このブラケット25を介してケース15aの上端がハウジング8内に固定される。
【0015】
また、図1乃至図3に示すように、ハウジング8内にはモータ15を冷却するための冷却装置が設けられる。
【0016】
この冷却装置は、ケース15a内においてモータ15の反出力軸側(図1の上方)に固定された冷却ファン(図示せず)と、ハウジング8及びケース15aにおけるモータ15の出力軸側周辺箇所にそれぞれ形成された冷却風取入口26,27と、ハウジング8及びケース15aにおけるモータ15の反出力軸側周辺箇所にそれぞれ形成された冷却風排出口28,29と、ハウジング8におけるモータ15の反出力軸側周辺箇所に形成された冷却風吸入口30と、この冷却風吸入口30から吸入される冷却風をケース15aの外面に沿って流すケース15aの外面とハウジング8の内面との間に形成された通風路31とを具備する。
【0017】
冷却ファンは、モータ15の反出力軸側に取り付けられ、電機子等と一体で回転することにより、ケース15a内にモータ15の出力軸側から反出力軸側に向かって気流を発生させる。
【0018】
ハウジング8の冷却風取入口26は、ハウジング8の各半割り片の成形と同時に各半割り片上に設けられ、両半割り片が嵌め合わされることにより、モータ15の出力軸側周辺箇所、具体的にはケース15aの下端近傍に対向する。ケース15aの冷却風取入口27は、ハウジング8の冷却風取入口26に連通するように、ケース15aの下端近傍に形成される(図示せず)。
【0019】
ケース15aの冷却風排出口28は、図1及び図2に示すように、ケース15aにおけるモータ15の反出力軸側周辺箇所に横向きに長い長穴状に複数個穿設される。ハウジング8の冷却風排出口29は、ケース15aの冷却風排出口28に連通するようにハウジング8の各半割り片の成形と同時に各半割り片上に設けられ、両半割り片が嵌め合わされることにより、モータ15の反出力軸側周辺箇所、具体的にはケース15aの上端近傍に対向する。
【0020】
ハウジング8の冷却風吸入口30は、図2及び図3に示すように、モータ15の反出力軸側周辺箇所、具体的にはケース15aの冷却風排出口28より上方からブラケット25に至る箇所に対向するように形成される。この冷却風吸入口30は、ハウジング8の各半割り片の成形と同時に各半割り片上に設けられ、両半割り片が嵌め合わされることにより、モータ15の反出力軸側周辺箇所、具体的にはケース15aの上端近傍に対向する。
【0021】
通風路31は、ケース15aの外面とハウジング8の内面との間の隙間を利用して形成され、この隙間にはケース15aをハウジング8内に固定するためのリブ24が介在するが、これらのリブ24には気流を通すための通孔24aが形成される。この通孔24aはハウジング8の半割り片間におけるリブ24同士の間に隙間が空くようにリブ24を形成することによっても得ることができる。この通風路31によりケース15aの外面に沿って冷却風の通り道が形成される。
【0022】
次に、上記構成の電動工具の作用について説明する。
【0023】
使用者がトリガスイッチ22を押し込むとマイクロスイッチ23が導通し、モータ15に対して電源が投入されその出力軸15bが回転する。これにより、ブレード10,11が往復運動を行い、それらの間に導かれた枝葉等を切断する。
【0024】
また、モータ15が回転すると、冷却ファンも同時に回転し、ケース15a内において出力軸側から反出力軸側へと気流を発生させる。これにより、図2に示すように、ハウジング8の冷却風取入口26から外気がハウジング8内に取り込まれ、ケース15aの下端の冷却風取入口27からケース15a内に導入される。この冷却風は、ケース15a内を上昇しつつモータ本体を冷却する。
【0025】
モータ15から熱を奪った冷却風はケース15aの上部の冷却風排出口28からケース15a外に排出され、ハウジング8の冷却風排出口29からハウジング8外へ排出される。
【0026】
一方、図2に示すように、ハウジング8の冷却風吸入口30からも外気がハウジング8内に取り込まれ、図1及び図2に示すように、この外気がケース15aの上端近傍から通風路31内に流入し、ケース15aから熱を奪いつつケース15aの下方へと流れ、上記ハウジング8の冷却風取入口26からハウジング8内に取り込まれた冷却風と合流してケース15aの下端に形成された冷却風取入口27からケース15a内に流入する。
【0027】
かくて、ケース15aの内側を通る冷却風とケース15aの外側を通る冷却風とでモータ15が冷却され、モータ15は出力軸側から反出力軸側に亘る全体が均一な温度に保持される。
【0028】
<実施の形態2>
図4及び図6に示すように、この電動工具であるヘッジトリマは、二つ割りのハウジング8と、そのハウジング8の底面前端部に取り付けられるブレードアッセンブリ9とを有している。ブレードアッセンブリ9は上下一対のブレード10,11と、それらを上下に挟み込んで長手方向に案内するためのブレードガイド12,13とを有している。ブレードガイド12,13はそれらの後端側(図4および図6の左端側)においてハウジング8の底部にねじ14等を用いて取り付けられる。
【0029】
ハウジング8の内部にはブレードアッセンブリ9の駆動源としてのモータ15と、そのモータ15の出力軸15bの回転運動をブレード10,11の往復運動に変換するための変換機構16とが設けられている。変換機構16は、モータ15の出力軸15bに取り付けられたピニオン17と、そのピニオン17に噛み合う中間ギヤ18と、中間ギヤ18に噛み合う出力ギヤ19と、その出力ギヤ19に取り付けられた偏心カム20とを有している。偏心カム20の外周は出力ギヤ19のギヤ軸21に対して偏心し、その外周にブレード10,11の後端部が係合する。ピニオン17から中間ギヤ18を介して出力ギヤ19へ回転が減速して伝達されると、偏心カム20がギヤ軸21の周りに回転運動し、それに伴ってブレード10,11がそれらの長手方向に互い違いに往復運動する。このブレード10,11の往復運動によってそれらの間に導かれた枝葉等が切断される。なお、ブレード10,11はいずれか一方のみを往復駆動することもできる。
【0030】
ハウジング8にはハンドル8a、補助ハンドル8bおよびガード8cが設けられる。ハンドル8aにはトリガスイッチ22が取り付けられる。ヘッジトリマの使用者がトリガスイッチ22を押し込むとマイクロスイッチ23が導通し、モータ15に対して電源が投入されその出力軸15bが回転する。
【0031】
図4及び図5に示すように、上記ハウジング8内に収納されたモータ15は、ケース15aで覆われた状態でハウジング8内に固定される。ケース15aは金属をプレス成形した概ね円筒形の容器であり、ケース15aの中心軸上にモータ15の出力軸15bが合致するようにケース15a内部にモータ15が収納される。モータ15及びケース15aは出力軸15bが垂直状態で下方に突出するようにハウジング8内に固定される。モータ15及びケース15aの固定にはハウジング8内に形成されたリブ24が用いられ、図5に示すように、各リブ24がケース15aの周面に合致するように突出している。二つ割りのハウジング8が嵌め合わされることにより、ケース15aがリブ24に挟まれハウジング8内に固定される。また、ケース15aの上端にはセラミック製のブラケット25が嵌め込まれ、このブラケット25を介してケース15a上端がハウジング8内に固定される。
【0032】
また、図4乃至図7に示すように、ハウジング8内にはモータ15を冷却するための冷却装置が設けられる。
【0033】
この冷却装置は、ケース15a内においてモータ15の出力軸15bの反出力軸側(図4の上方)に固定された冷却ファン(図示せず)と、ハウジング8及びケース15aにおけるモータ15の出力軸側周辺箇所にそれぞれ形成された冷却風取入口26,27と、ハウジング8及びケース15aにおけるモータ15の反出力軸側周辺箇所にそれぞれ形成された冷却風排出口29,28と、ハウジング8におけるモータ15の反出力軸側周辺箇所に形成された冷却風吸入口32,33と、この冷却風吸入口32,33から吸入される冷却風をケース15aの外面に沿って流すケース15aの外面とハウジング8の内面との間に形成された通風路31とを具備する。
【0034】
冷却ファンは、モータ15の反出力軸側に取り付けられ、電機子等と一体で回転することにより、ケース15a内にモータ15の出力軸側から反出力軸側に向かって気流を発生させる。
【0035】
ハウジング8の冷却風取入口26は、ハウジング8の各半割り片の成形と同時に各半割り片上に設けられ、両半割り片が嵌め合わされることにより、モータ15の出力軸側周辺箇所、具体的にはケース15aの下端近傍に対向する。ケース15aの冷却風取入口27は、ハウジング8の冷却風取入口26に連通するように、ケース15aの下端近傍に形成される(図示せず)。
【0036】
ケース15aの冷却風排出口28は、図1及び図2に示すように、ケース15aにおけるモータ15の反出力軸側周辺箇所に横向きに長い長穴状に複数個穿設される。ハウジング8の冷却風排出口29は、ケース15aの冷却風排出口28に連通するようにハウジング8の各半割り片の成形と同時に各半割り片上に設けられ、両半割り片が嵌め合わされることにより、モータ15の反出力軸側周辺箇所、具体的にはケース15aの上端近傍に対向する。
【0037】
ハウジング8の冷却風吸入口32は、図4、図6及び図7に示すように、モータ15の反出力軸側周辺箇所、具体的にはハウジング8のハンドル8aに形成されたトリガスイッチ22の覗き窓が利用される。この覗き窓である冷却風吸入口32は、ハウジング8の各半割り片の成形と同時に各半割り片上に設けられ、両半割り片が嵌め合わされることにより、ハンドル8a上に形成される。また、他の冷却風吸入口33は、モータ15の反出力軸側周辺箇所、具体的にはハウジング8のハンドル8aに形成されたトリガスイッチ22のロックボタン34を取り付けるための取付穴が利用される。この取付穴である冷却風吸入口33は、ハウジング8の片方の各半割り片の成形と同時に成形される。
【0038】
通風路31は、ケース15aの外面とハウジング8の内面との間の隙間を利用して形成され、この隙間にはケース15aをハウジング8内に固定するためのリブ24が介在するが、これらのリブ24に気流を通すための通孔24aが形成される。この通孔24aはハウジング8の半割り片間におけるリブ24同士の間に隙間が空くようにリブ24を形成することによっても得ることができる。この通風路31によりケース15aの外面に沿って冷却風の通り道が形成される。
【0039】
次に、上記構成の電動工具の作用について説明する。
【0040】
使用者がトリガスイッチ22を押し込むとマイクロスイッチ23が導通し、モータ15に対して電源が投入されその出力軸15bが回転する。これにより、ブレード10,11が往復運動を行い、それらの間に導かれた枝葉等を切断する。
【0041】
また、モータ15が回転すると、冷却ファンも同時に回転し、ケース15a内において出力軸側から反出力軸側へと気流を発生させる。これにより、図5に示すように、ハウジング8の冷却風取入口26から外気がハウジング8内に取り込まれ、ケース15aの下端の冷却風取入口27からケース15a内に導入される。この冷却風は、ケース15a内を上昇しつつモータ15を冷却する。
【0042】
モータ15から熱を奪った冷却風はケース15aの上部の冷却風排出口28からケース15a外に排出され、ハウジング8の冷却風排出口29からハウジング8外へ排出される。
【0043】
一方、図4及び図7に示すように、ハウジング8の冷却風吸入口32,33であるハンドル8a上のトリガスイッチ22の覗き穴、ロックボタン34の取付穴からも外気がハウジング8内に取り込まれ、図4及び図5に示すように、この外気がケース15aの上端近傍から通風路31内に流入し、ケース15aから熱を奪いつつケース15aの下方へと流れ、上記ハウジング8の冷却風取入口26からハウジング8内に取り込まれた冷却風と合流してケース15aの下端に形成された冷却風取入口27からケース15a内に流入する。
【0044】
かくて、ケース15aの内側を通る冷却風とケース15aの外側を通る冷却風とでモータ15が冷却され、モータ15は出力軸側から反出力軸側に至る全体に亘り均一な温度に保持される。
【0045】
なお、上記各実施の形態ではヘッジトリマを例にとって説明したが、本発明はヘッジトリマ以外の他の電動工具にも適用可能である。
【0046】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、ハウジング内に収納されたモータがケースで覆われ、ハウジング及びケースにおけるモータの出力軸側周辺箇所にそれぞれ冷却風取入口が形成され、ハウジング及びケースにおけるモータの反出力軸側周辺箇所にそれぞれ冷却風排出口が形成された電動工具において、ハウジングにおけるモータの反出力軸側周辺箇所に冷却風吸入口が形成され、この冷却風吸入口から吸入される冷却風をケースの外面に沿って流す通風路がケースの外面とハウジングとの間に形成された電動工具であるから、この電動工具による作業中、モータの出力軸の回転と共にハウジング及びケースの両冷却風取入口から吸入された外気がケース内でモータを冷却した後、ケース及びハウジングの冷却風排出口からハウジング外に排気されるほか、ハウジングにおけるモータの反出力軸側周辺箇所の冷却風吸入口から吸入される冷却風がケースの外面とハウジングとの間の通風路をケースの外面に沿って流れるので、モータはその出力軸側から反出力軸側に到る全体が満遍なく冷却されてモータ全体が均一温度に保たれ、モータの耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るヘッジトリマをハウジングの片半分除いて示す立面図である。
【図2】図1中、II−II線矢視断面図である。
【図3】図1中、モータ及び出力軸を取り除いて示す立面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るヘッジトリマをハウジングの片半分を除いて示す立面図である。
【図5】図4中、V−V線矢視断面図である。
【図6】図4中、モータ及び出力軸を取り除いて示す立面図である。
【図7】図4中、VII−VII線矢視断面図である。
【図8】従来のヘッジトリマをハウジングの片半分を除いて示す立面図である。
【図9】図8中、IX−IX線矢視断面図である。
【図10】従来の他のヘッジトリマをハウジングの片半分を除いて示す立面図である。
【図11】図10中XI−XI線矢視断面図である。
【符号の説明】
8…ハウジング
15…モータ
15a…ケース
26,27…冷却風取入口
28,29…冷却風排出口
30,32,33…冷却風吸入口
31…通風路

Claims (1)

  1. ハウジング内に収納されたモータがケースで覆われ、ハウジング及びケースにおけるモータの出力軸側周辺箇所にそれぞれ冷却風取入口が形成され、ハウジング及びケースにおけるモータの反出力軸側周辺箇所にそれぞれ冷却風排出口が形成された電動工具において、ハウジングにおけるモータの反出力軸側周辺箇所に冷却風吸入口が形成され、この冷却風吸入口から吸入される冷却風をケースの外面に沿って流す通風路がケースとハウジングとの間に形成されたことを特徴とする電動工具。
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