JP2004065911A - 脈拍計と、その脈拍計の装着方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】運動を行なっている者の脈拍数を測定する際に使用される、携帯式の脈拍計と、その脈拍計の装着方法を提供する。
【解決手段】人体に向けて光を照射する発光素子4と、その光が人体内を透過して反射・散乱し、人体の表面に戻る光を受光する受光素子5を備えた光電脈波検出方式の脈拍計1であって、前記発光素子4及び受光素子5から成る検出部6と、検出部6によって検出された情報を表示する表示部7を、手に装着する装着部材3に取り付けている。そして、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接し、表示部7も手の平P1側に位置するように装着部材3に取り付けられている。また、他の形態として、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接し、表示部7は、手の甲P2側に位置するように装着部材3に取り付けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】人体に向けて光を照射する発光素子4と、その光が人体内を透過して反射・散乱し、人体の表面に戻る光を受光する受光素子5を備えた光電脈波検出方式の脈拍計1であって、前記発光素子4及び受光素子5から成る検出部6と、検出部6によって検出された情報を表示する表示部7を、手に装着する装着部材3に取り付けている。そして、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接し、表示部7も手の平P1側に位置するように装着部材3に取り付けられている。また、他の形態として、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接し、表示部7は、手の甲P2側に位置するように装着部材3に取り付けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運動を行なっている者の脈拍数を測定する際に使用される、携帯式の脈拍計と、その脈拍計の装着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人間の健康を維持するためには、ウォーキングやジョギング等の軽い運動が不可欠である。このとき、適切な運動量(運動の強度)を認識するために、運動を行なっている者の脈拍数の測定が行なわれる。
【0003】
この様な運動を行なっている者の脈拍数を測定する際に使用される従来の脈拍計としては、例えば、胸バンド等を用いて所定の電極を胸に装着し、心臓の活動電位の時間的変化を検出するものや、指先や耳たぶ等にセンサーを装着して光電脈波を検出するもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の脈拍計においては、以下の様な弊害が生じている。すなわち、所定の電極を胸に装着して心臓の活動電位の時間的変化を検出する脈拍計は、運動時における体動の影響を比較的に受け難いため、運動を行なっている際においても脈拍数を正確に測定できるものであるが、胸部を裸にしないと電極を装着できないため、屋外等の着替える場所がない場合等においては、裸になって電極を装着したり取り外す作業が非常にやり難いものである。特に、女性においては、人前で裸になって電極を装着したり取り外すことは、現実的に困難である。
【0005】
また、電極を胸に装着するために胸バンド等を用いたときは、この胸バンドにより胸部が締め付けられるため、長時間に渡って電極を胸に装着していると著しい不快感が生じ易い。
【0006】
一方、指先や耳たぶ等にセンサーを装着して光電脈波を検出する脈拍計は、運動時における体動の影響を受け易いため、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっている最中に正確な脈拍数を測定することは困難であった。このため、実際に脈拍数を測定するときは、立ち止まる等して運動を一時中断し、所定の時間が経過してからでないと脈拍数の正確な測定ができないという弊害が生じていた。
【0007】
また、耳たぶ等から光電脈波の検出を行なうときは、光電脈波の検出器と表示器とを電気的に接続する長い配線が必要となり、この配線は、身体を動かす際に邪魔になって非常に煩わしいものであった。
【0008】
同様に、指先等にセンサーを装着するときも、指先のセンサーと表示器とを電気的に接続する長い配線が必要であり、この配線が邪魔になっていた。
【0009】
さらに、センサー自体が指先を覆うように装着されるため、指先が器用に使えない状態となり、指先に不快感も生じ易かった。
【0010】
そこで本発明は、叙上のような従来存した問題点に鑑み創出されたもので、検出部が手の平側に位置するように脈拍計を手に装着し、その検出部を手で握ることにより、検出部が手の平の皮膚面に強く押し付けられて密着した状態を造り出し、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっている最中であっても脈拍数を正確に測定すると共に、手への装着が極めて容易である脈拍計と、その脈拍計の装着方法を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明に係る脈拍計は、人体に向けて光を照射する発光素子と、その光が人体内を透過して反射・散乱し、人体の表面に戻る光を受光する受光素子を備えた光電脈波検出方式の脈拍計であって、前記発光素子及び受光素子から成る検出部と、検出部によって検出された情報を表示する表示部を、手に装着する装着部材に取り付けたことで、上述した課題を解決した。
【0012】
また、検出部は、手の平側の皮膚に接するように装着部材に取り付けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0013】
さらに、検出部は、手の平側の皮膚に接し、表示部も手の平側に位置するように装着部材に取り付けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0014】
また、検出部は、手の平側の皮膚に接し、表示部は、手の甲側に位置するように装着部材に取り付けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0015】
この他、装着部材は、環状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0016】
また、装着部材の全部又は一部は、伸縮性を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0017】
加えて、装着部材に、長さ調節機構を設けていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0018】
また、装着部材は、略U字状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0019】
さらに、装着部材の開放側端部に、脱落防止用のストラップを設けていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0020】
一方、脈拍計の装着方法においては、人体に向けて光を照射する発光素子と、その光が人体内を透過して反射・散乱し、人体の表面に戻る光を受光する受光素子を備えた光電脈波検出方式の脈拍計を用い、前記発光素子及び受光素子から成る検出部と、検出部によって検出された情報を表示する表示部を、装着部材を介して手に装着することで、同じく上述した課題を解決した。
【0021】
また、検出部は、手の平側の皮膚に接するように手に装着されることで、同じく上述した課題を解決した。
【0022】
さらに、検出部は、手の平側の皮膚に接し、表示部は、手の甲側に位置するように手に装着されることで、同じく上述した課題を解決した。
【0023】
本発明に係る脈拍計と、その脈拍計の装着方法は、人間が早く歩いたり走る等の運動を行なうとき、多くの者が手を握り込む傾向があることに着目し、手の平側に脈拍計の検出部を配置させたものである。
【0024】
すなわち、光電脈波を検出する検出部を手の平側(掌部)に配置すると、使用者は、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっているときに、自然と検出部を手で握ることになる。この様に、検出部が手で握られると、検出部は手の平の皮膚面に強く押し付けられて密着した状態となるため、検出部により安定した光電脈波の検出が行なわれる。さらに、所定の重量を有する脈拍計が手の中に握り込まれることにより、手を動かしたときの皮膚面に対する検出部の揺れが少なくなり、光電脈波を検出する際における体の動きの影響が軽減されるため、歩行時や走行時等であっても使用者の光電脈波を正確に検出できる。その結果、運動を行なっている者の脈拍数を正確に測定できるのである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1乃至図4は、本発明に係る脈拍計1の第1の実施の形態を示している。
【0026】
この脈拍計1は、図1・図2に示すように、脈拍計本体2と、この脈拍計本体2を手に着脱自在に装着する装着部材3とから成る。脈拍計本体2は、図1・図3に示すように、発光素子4及び受光素子5から成る光電脈波の検出部6と、検出部6によって検出された情報を外部に表示する表示部7を備えている。装着部材3は、図3に示すように、手の平P1から手の甲P2にかけて巻回できる環状に形成されている。そして、図1に示すように、脈拍計本体2は、手の平P1側に位置するように装着部材3に取り付けられている。
【0027】
手の平P1側に装着される脈拍計本体2は、図3に示すように、手の平P1側の皮膚に当接する部分に透明窓部8が設けられている。この透明窓部8の内部には、発光素子4と受光素子5が設置されている。発光素子4は、手の平P1の皮膚に向けて光を照射するものである。受光素子5は、皮膚内を透過し、散乱した後に皮膚表面に戻ってくる光を受光するものである。この発光素子4と受光素子5から成る検出部6により、いわゆる光電脈波を検出するのである。そして、得られた光電脈波から脈と脈の間の時間的間隔が計数され、1分間当たりの脈拍数値が計算されて表示部7に表示される。
【0028】
具体的には、脈拍計本体2は、図1に示すように、その表面側に、例えば、液晶パネル等により形成された表示部7を備え、この表示部7の下方に、2つの操作ボタン9,10を設けている。また、脈拍計本体2の裏面側には、図3に示すように、略中央に設けた所定の凹所に透明窓部8が収容され、この透明窓部8の内部に、発光素子4と受光素子5が隣接して配置されている。そして、この脈拍計本体2は、図3に示すように、装着部材3により、検出部6の透明窓部8が、手の平P1側の皮膚に密着した状態となるように手に装着される。
【0029】
脈拍計本体2に設けた一方の操作ボタン9は、脈拍計本体2の動作モードの切り替えを行なうものである。例えば、操作ボタン9を押す毎に、脈拍計本体2の脈拍測定機能と時計表示機能とが切り替わるのである。また、例えば、操作ボタン9を2秒間以上押すと、所定の設定モードに切り替わるものである。この設定モードの状態においては、例えば、脈拍が所定数値に達すると脈拍計本体2が所定の警報シグナルを発するとき、他方の操作ボタン10を押して、その脈拍数値を設定したり、また、シグナルの種類について、音,光,振動等を選択するものである。そして、設定モードでない状態においては、操作ボタン10を押して表示部7内を点灯させたりする。尚、操作ボタン9,10の操作と脈拍計本体2の機能は、上述したものに限定されることはなく、例えば、操作ボタン9,10を同時に2秒間以上押すと設定モードに切り替わる等、どの様なものであっても差し支えない。
【0030】
また、装着部材3は、図1乃至図4に示すように、脈拍計本体2の両側に配置されたバンド11,12と、このバンド11,12に接続されてその長さを調節できる弓13,14とから成る。弓13,14におけるそれぞれの端部は、図4に示すように、長さ調節機構Rを備えている鞘15に挿入されている。鞘15は、図3・図4に示すように、略方形状の2枚の板材を所定の隙間15Aが生じるように接合し、全体を筒状に形成している。
【0031】
長さ調節機構Rは、図4に示すように、鞘15の隙間15A内に、所定の間隔を開けて並設した一対の係止バネ16,17を備えている。それぞれの係止バネ16,17の先端部は、略くの字型に屈曲形成されている。
【0032】
一方、鞘15の隙間15A内に挿入される弓13,14の端部の一側面には、複数の凹部18,19が連続して設けられている。そして、図4に示すように、係止バネ16,17の屈曲した先端部が、弓13,14の凹部18,19における所定の位置に係合している。この様にして、鞘15の隙間15A内に挿入されている弓13,14の端部の位置を移動させて係止バネ16,17により固定し、バンド11,12と弓13,14から成る装着部材3全体の長さを、装着する手の大きさに合わせて調節するのである。さらに、バンド11,12が伸縮性を備えているときは、脈拍計本体2を、手の平P1の皮膚にしっかりと密着させることができる。同時に、手の大きさが多少異なる場合であっても、脈拍計本体2を、手の平P1の皮膚にしっかりと密着した状態で装着できる。この他、図3・図4に示すように、鞘15を構成する板材の一面(手の甲P2に接する面)に、所定のクッション部材20を取り付けたときは、装着部材3を介して脈拍計本体2を手に装着した際の装着感が非常に良いものとなる。
【0033】
尚、図1・図2に示す装着部材3は、手の平P1側にバンド11,12が位置し、手の甲P2側に弓13,14と鞘15が配置されているが、これに限定されることはなく、例えば、手の平P1側に弓13,14と鞘15、手の甲P2側にバンド11,12を配置しても、同様の機能を持たせることができる。また、装着部材3の全体を、伸縮性を備えた部材により形成しても良い。さらに、脈拍計1の製作時において、脈拍計本体2と装着部材3を一体的に形成しても良いし、また、装着部材3に対して、脈拍計本体2が着脱可能となるように形成しても良い。
【0034】
図5は、本発明に係る脈拍計1の第2の実施の形態を示している。この脈拍計1は、装着部材30として、手の指を除いて、手の平P1と手の甲P2の全体を覆う手袋状のものを用いている。そして、図5に示すように、脈拍計1の検出部6を手の平P1側に配置し、表示部7を手の甲P2側に配置させている。この場合、検出部6と表示部7とを、配線21により電気的に接続する。こうして、検出部6を手の平P1側に配置し、この検出部6を手で握った状態においても、手の甲P2側に配置された表示部7によって、計測した脈拍数を知ることができる。
【0035】
図6乃至図8は、本発明に係る脈拍計1の第3の実施の形態を示している。この脈拍計1は、図6に示すように、装着部材300として、略U字状の弾性部材を用いている。そして、図7に示すように、この装着部材300の一端側に、検出部6と表示部7を備えている脈拍計本体2を配している。また、図8に示すように、装着部材300の他端側に、若干幅広に形成された甲押え部301を設けている。
【0036】
この脈拍計1は、図7に示すように、手の親指側・人差指側から小指側に向けて、手の平P1・手の甲P2を跨ぐようにして、略U字状の装着部材300を手に装着する。そして、脈拍計本体2は、図7に示すように、手の平P1側に配置する。このとき、装着部材300が弾性部材を用いて形成されているため、程良い押圧力をもって脈拍計本体2の検出部6を手の平P1の皮膚に押し付けることができる。また、装着部材300が、不意に手から外れてしまうこともない。
【0037】
この他、図9乃至図11に示すように、装着部材300と甲押え部301の間に、所定のバネ部材22を取り付けても良い。このとき、装着部材300と甲押え部301とを別体に構成し、所定の棒部材23を介して装着部材300に甲押え部301を回動可能に取り付けている。すなわち、図9・図11に示すように、甲押え部301に設けた一対の脚24の間に、装着部材300に設けた同じく一対の脚25を配置し、それぞれの脚24,25に棒部材23を貫装させている。そして、バネ部材22は、装着部材300の脚25の間に位置し、棒部材23により保持されている。また、図11に示すように、バネ部材22の一端部は甲押え部301に当接し、バネ部材22の他端部は、装着部材300に当接している。このバネ部材22は、脈拍計1の甲押え部301が外向きに開いたとき、検出部6と表示部7を備えている脈拍計本体2側に甲押え部301を戻す付勢力を保持している。このとき、図9・図10に示すように、甲押え部301にクッション部材26を取り付けておくと、手への装着感が非常に良いものとなる。
【0038】
図12乃至図15は、本発明に係る脈拍計1の第4の実施の形態を示している。この脈拍計1は、図12に示すように、略U字状の装着部材300の一端側に発光素子4及び受光素子5から成る光電脈波の検出部6を設けている。また、図13に示すように、装着部材300の他端側に、検出部6によって検出された情報を外部に表示する表示部7を設けている。
【0039】
そして、検出部6を手の平P1側に配置し、また、表示部7を手の甲P2側に配置して、装着部材300を介して脈拍計1を手に装着する。このとき、図14・図15に示すように、装着部材300の開放側端部に、脱落防止用のストラップ27を設けておくと、脈拍計1の手への装着状態を確実に維持できる。このストラップ27は、ストラップ27の両端部が装着部材300の開放側端部に固定されていても良いし、また、ストラップ27の一端が、例えば、装着部材300の検出部6側に固定され、ストラップ27の他端が、装着部材300の表示部7側に着脱自在に固定されるものであっても良い。さらに、ストラップ27を、伸縮性を備えた素材を用いて作成すると、手に脈拍計1を装着したときの装着感がより好ましいものとなる。
【0040】
次に、本発明に係る脈拍計1の使用の一例を、第1の実施の形態に基づいて説明する。例えば、図1・図3に示すように、検出部6と表示部7を備えている脈拍計本体2を、装着部材3を構成する伸縮可能なバンド11,12と弓13,14等により、手の平P1に密着させるように装着する。この際、バンド11,12等の長さが手の大きさに合わないときは、長さ調節機構Rにおいて、弓13,14の端部を鞘15の隙間15A内から引き出したり、隙間15A内に押し込むことで、全体の長さを調節する。
【0041】
そして、図1・図3に示すように、光電脈波を検出する検出部6を手の平P1側(掌部)に配置すると、使用者は、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっているときに、自然と検出部6を手で握ることになる。この様に、検出部6が手で握られると、検出部6は手の平P1の皮膚面に強く押し付けられて密着した状態となるため、検出部6により安定した光電脈波の検出が行なわれる。さらに、所定の重量を有する脈拍計1が手の中に握り込まれることにより、手を動かしたときの皮膚面に対する検出部6の揺れが少なくなり、光電脈波を検出する際における体の動きの影響が軽減されるため、歩行時や走行時等であっても使用者の光電脈波を正確に検出できる。
【0042】
この様に、本発明に係る脈拍計1は、人間が早く歩いたり走る等の運動を行なうとき、多くの者が、手を握り込む傾向があることに着目し、手の平P1側に脈拍計1の検出部6を配置させたものである。そして、運動を行なっている者が検出部6を手で握り込むことで、検出部6を手の平P1の皮膚面に強く押し付けて検出部6により光電脈波を確実に検出し、脈拍数を常に正確に測定するのである。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、人体に向けて光を照射する発光素子4と、その光が人体内を透過して反射・散乱し、人体の表面に戻る光を受光する受光素子5を備えた光電脈波検出方式の脈拍計1であって、前記発光素子4及び受光素子5から成る検出部6と、検出部6によって検出された情報を表示する表示部7を、手に装着する装着部材3に取り付けたことから、脈拍計1を手に簡単に装着して、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっている者の脈拍数を正確に測定できる。そのため、使用者は、常に適切な運動量(運動の強度)を認識できるため、例えば、運動量が多すぎて心臓に負担をかけてしまう様な事態の発生を確実に回避できる。
【0044】
また、脈拍計1を、装着部材3を介して手に装着するため、脈拍計1の着脱が極めて容易であり、老若男女を問うことなく、誰もが運動を行なっている際の脈拍数を正確に測定できる。勿論、所定の電極を胸部に装着する手順等は存在しないため、使用者が裸になる必要もない。
【0045】
さらに、脈拍計1を、装着部材3を介して手に装着するため、長時間に渡って脈拍計1を使用しても、不快感は全く生じない。
【0046】
また、所定の検出部6と表示部7とを電気的に接続する長い配線等は全く不用であり、脈拍計1の小型化を実現している。この他、長い配線等が不用であることから、身体を動かす際にこの配線が邪魔になることがない。そして、配線を無くすための無線送受信回路も、勿論必要ない。
【0047】
本発明に係る脈拍計1は、人間が早く歩いたり走る等の運動を行なうとき、多くの者が、手を握り込む傾向があることに着目し、手の平P1側に検出部6を配置させたものである。
【0048】
具体的には、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接するように装着部材3に取り付けられているため、使用者は、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっているときに、自然と検出部6を手で握ることになる。この様に、検出部6が手で握られると、検出部6は手の平P1の皮膚面に強く押し付けられて密着した状態となるため、検出部6により安定した光電脈波の検出が行なわれる。
【0049】
さらに、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接し、表示部7も手の平側P1に位置するように装着部材3に取り付けられているときは、所定の重量を有する脈拍計1の主要部が手の中に握り込まれることにより、手を動かしたときの皮膚面に対する検出部6の揺れが少なくなり、光電脈波を検出する際における体の動きの影響が軽減されるため、歩行時や走行時であっても使用者の光電脈波を正確に検出できる。その結果、運動を行なっている者の脈拍数を常に正確に測定できる。勿論、測定に際して、立ち止まる等して運動を一時中段する必要性もない。
【0050】
また、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接し、表示部7は、手の甲P2側に位置するように装着部材3に取り付けられているときは、検出部6を手で握っている状態においても、手の甲P2側に配置された表示部7によって、計測した脈拍数を知ることができる。
【0051】
その結果、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっているときに、検出部6を握っている手を開く必要がなく、手の甲P2側の表示部7を確認することにより、即座に脈拍数を知ることができる。
【0052】
加えて、装着部材3は、環状に形成されていることから、手の平P1から手の甲P2にかけて装着部材3を簡単に巻回し、脈拍計1を手に装着できる。また、装着部材3が不意に手から外れてしまうこともない。
【0053】
また、装着部材3の全部又は一部は、伸縮性を備えているので、検出部6を手の平P1の皮膚にしっかりと密着させることができる。同時に、手の大きさが多少異なる場合であっても、検出部6を、手の平P1の皮膚にしっかりと密着した状態で装着できる。
【0054】
さらに、装着部材3に、長さ調節機構Rを設けているので、どの様な大きさの手であっても、装着部材3を介して脈拍計1を手に簡単に装着できる。
【0055】
また、装着部材300は、略U字状に形成されているので、例えば、手の親指側・人差指側から小指側に向けて、手の平P1・手の甲P2を跨ぐようにして、略U字状の装着部材300を手に簡単に装着できる。同時に、装着部材300の取り外しも極めて容易である。
【0056】
この他、装着部材300の開放側端部に、ストラップ27を設けたときには、略U字状に形成された装着部材300の手への装着状態を確実に維持できる。
【0057】
一方、本発明に係る脈拍計の装着方法において、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接するように手に装着されるため、運動を行なっている者が検出部6を手で握り込むことで、検出部6を手の平P1の皮膚面に強く押し付けて検出部6により光電脈波を確実に検出し、脈拍数を常に正確に測定できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】環状の装着部材を介して脈拍計本体を手の平側に装着した脈拍計の使用状態における手の平側の斜視図である。
【図2】環状の装着部材を介して脈拍計本体を手の平側に装着した脈拍計の使用状態における手の甲側の斜視図である。
【図3】図1中のX−X断面図である。
【図4】装着部材の長さ調節機構の構成を示した手の甲側の斜視図である。
【図5】手袋状の装着部材を用いて脈拍計を手に装着した脈拍計の使用状態における手の甲側の斜視図である。
【図6】略U字状の装着部材を備えている脈拍計の構成を示した斜視図である。
【図7】略U字状の装着部材を介して脈拍計本体を手の平側に装着した脈拍計の使用状態における手の平側の斜視図である。
【図8】略U字状の装着部材を介して脈拍計本体を手の平側に装着した脈拍計の使用状態における手の甲側の斜視図である。
【図9】略U字状の装着部材と甲押え部を、所定のバネ部材を介して連結している脈拍計の構成を示した斜視図である。
【図10】略U字状の装着部材と甲押え部を、所定のバネ部材を介して連結している脈拍計の構成を示した側面図である。
【図11】略U字状の装着部材と甲押え部を、所定のバネ部材を介して連結している脈拍計の構成を示した甲押え部側の平面図である。
【図12】略U字状の装着部材を介して検出部を手の平側に配した脈拍計の使用状態における手の平側の斜視図である。
【図13】略U字状の装着部材を介して表示部を手の甲側に配した脈拍計の使用状態における手の甲側の斜視図である。
【図14】ストラップを備えた略U字状の装着部材を介して検出部を手の平側に配した脈拍計の使用状態における手の平側の斜視図である。
【図15】ストラップを備えた略U字状の装着部材を介して表示部を手の甲側に配した脈拍計の使用状態における手の甲側の斜視図である。
【符号の説明】
P1…手の平 P2…手の甲
R…長さ調節機構
1…脈拍計 2…脈拍計本体
3,30,300…装着部材 4…発光素子
5…受光素子 6…検出部
7…表示部 8……透明窓部
9,10…操作ボタン 11,12…バンド
13,14…弓 15…鞘
15A…隙間 16,17…係止バネ
18,19…凹部 20,26…クッション部材
21…配線 22…バネ部材
23…棒部材 24,25…脚
27…ストラップ
301…甲押え部
【発明の属する技術分野】
本発明は、運動を行なっている者の脈拍数を測定する際に使用される、携帯式の脈拍計と、その脈拍計の装着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人間の健康を維持するためには、ウォーキングやジョギング等の軽い運動が不可欠である。このとき、適切な運動量(運動の強度)を認識するために、運動を行なっている者の脈拍数の測定が行なわれる。
【0003】
この様な運動を行なっている者の脈拍数を測定する際に使用される従来の脈拍計としては、例えば、胸バンド等を用いて所定の電極を胸に装着し、心臓の活動電位の時間的変化を検出するものや、指先や耳たぶ等にセンサーを装着して光電脈波を検出するもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の脈拍計においては、以下の様な弊害が生じている。すなわち、所定の電極を胸に装着して心臓の活動電位の時間的変化を検出する脈拍計は、運動時における体動の影響を比較的に受け難いため、運動を行なっている際においても脈拍数を正確に測定できるものであるが、胸部を裸にしないと電極を装着できないため、屋外等の着替える場所がない場合等においては、裸になって電極を装着したり取り外す作業が非常にやり難いものである。特に、女性においては、人前で裸になって電極を装着したり取り外すことは、現実的に困難である。
【0005】
また、電極を胸に装着するために胸バンド等を用いたときは、この胸バンドにより胸部が締め付けられるため、長時間に渡って電極を胸に装着していると著しい不快感が生じ易い。
【0006】
一方、指先や耳たぶ等にセンサーを装着して光電脈波を検出する脈拍計は、運動時における体動の影響を受け易いため、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっている最中に正確な脈拍数を測定することは困難であった。このため、実際に脈拍数を測定するときは、立ち止まる等して運動を一時中断し、所定の時間が経過してからでないと脈拍数の正確な測定ができないという弊害が生じていた。
【0007】
また、耳たぶ等から光電脈波の検出を行なうときは、光電脈波の検出器と表示器とを電気的に接続する長い配線が必要となり、この配線は、身体を動かす際に邪魔になって非常に煩わしいものであった。
【0008】
同様に、指先等にセンサーを装着するときも、指先のセンサーと表示器とを電気的に接続する長い配線が必要であり、この配線が邪魔になっていた。
【0009】
さらに、センサー自体が指先を覆うように装着されるため、指先が器用に使えない状態となり、指先に不快感も生じ易かった。
【0010】
そこで本発明は、叙上のような従来存した問題点に鑑み創出されたもので、検出部が手の平側に位置するように脈拍計を手に装着し、その検出部を手で握ることにより、検出部が手の平の皮膚面に強く押し付けられて密着した状態を造り出し、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっている最中であっても脈拍数を正確に測定すると共に、手への装着が極めて容易である脈拍計と、その脈拍計の装着方法を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明に係る脈拍計は、人体に向けて光を照射する発光素子と、その光が人体内を透過して反射・散乱し、人体の表面に戻る光を受光する受光素子を備えた光電脈波検出方式の脈拍計であって、前記発光素子及び受光素子から成る検出部と、検出部によって検出された情報を表示する表示部を、手に装着する装着部材に取り付けたことで、上述した課題を解決した。
【0012】
また、検出部は、手の平側の皮膚に接するように装着部材に取り付けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0013】
さらに、検出部は、手の平側の皮膚に接し、表示部も手の平側に位置するように装着部材に取り付けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0014】
また、検出部は、手の平側の皮膚に接し、表示部は、手の甲側に位置するように装着部材に取り付けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0015】
この他、装着部材は、環状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0016】
また、装着部材の全部又は一部は、伸縮性を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0017】
加えて、装着部材に、長さ調節機構を設けていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0018】
また、装着部材は、略U字状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0019】
さらに、装着部材の開放側端部に、脱落防止用のストラップを設けていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0020】
一方、脈拍計の装着方法においては、人体に向けて光を照射する発光素子と、その光が人体内を透過して反射・散乱し、人体の表面に戻る光を受光する受光素子を備えた光電脈波検出方式の脈拍計を用い、前記発光素子及び受光素子から成る検出部と、検出部によって検出された情報を表示する表示部を、装着部材を介して手に装着することで、同じく上述した課題を解決した。
【0021】
また、検出部は、手の平側の皮膚に接するように手に装着されることで、同じく上述した課題を解決した。
【0022】
さらに、検出部は、手の平側の皮膚に接し、表示部は、手の甲側に位置するように手に装着されることで、同じく上述した課題を解決した。
【0023】
本発明に係る脈拍計と、その脈拍計の装着方法は、人間が早く歩いたり走る等の運動を行なうとき、多くの者が手を握り込む傾向があることに着目し、手の平側に脈拍計の検出部を配置させたものである。
【0024】
すなわち、光電脈波を検出する検出部を手の平側(掌部)に配置すると、使用者は、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっているときに、自然と検出部を手で握ることになる。この様に、検出部が手で握られると、検出部は手の平の皮膚面に強く押し付けられて密着した状態となるため、検出部により安定した光電脈波の検出が行なわれる。さらに、所定の重量を有する脈拍計が手の中に握り込まれることにより、手を動かしたときの皮膚面に対する検出部の揺れが少なくなり、光電脈波を検出する際における体の動きの影響が軽減されるため、歩行時や走行時等であっても使用者の光電脈波を正確に検出できる。その結果、運動を行なっている者の脈拍数を正確に測定できるのである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1乃至図4は、本発明に係る脈拍計1の第1の実施の形態を示している。
【0026】
この脈拍計1は、図1・図2に示すように、脈拍計本体2と、この脈拍計本体2を手に着脱自在に装着する装着部材3とから成る。脈拍計本体2は、図1・図3に示すように、発光素子4及び受光素子5から成る光電脈波の検出部6と、検出部6によって検出された情報を外部に表示する表示部7を備えている。装着部材3は、図3に示すように、手の平P1から手の甲P2にかけて巻回できる環状に形成されている。そして、図1に示すように、脈拍計本体2は、手の平P1側に位置するように装着部材3に取り付けられている。
【0027】
手の平P1側に装着される脈拍計本体2は、図3に示すように、手の平P1側の皮膚に当接する部分に透明窓部8が設けられている。この透明窓部8の内部には、発光素子4と受光素子5が設置されている。発光素子4は、手の平P1の皮膚に向けて光を照射するものである。受光素子5は、皮膚内を透過し、散乱した後に皮膚表面に戻ってくる光を受光するものである。この発光素子4と受光素子5から成る検出部6により、いわゆる光電脈波を検出するのである。そして、得られた光電脈波から脈と脈の間の時間的間隔が計数され、1分間当たりの脈拍数値が計算されて表示部7に表示される。
【0028】
具体的には、脈拍計本体2は、図1に示すように、その表面側に、例えば、液晶パネル等により形成された表示部7を備え、この表示部7の下方に、2つの操作ボタン9,10を設けている。また、脈拍計本体2の裏面側には、図3に示すように、略中央に設けた所定の凹所に透明窓部8が収容され、この透明窓部8の内部に、発光素子4と受光素子5が隣接して配置されている。そして、この脈拍計本体2は、図3に示すように、装着部材3により、検出部6の透明窓部8が、手の平P1側の皮膚に密着した状態となるように手に装着される。
【0029】
脈拍計本体2に設けた一方の操作ボタン9は、脈拍計本体2の動作モードの切り替えを行なうものである。例えば、操作ボタン9を押す毎に、脈拍計本体2の脈拍測定機能と時計表示機能とが切り替わるのである。また、例えば、操作ボタン9を2秒間以上押すと、所定の設定モードに切り替わるものである。この設定モードの状態においては、例えば、脈拍が所定数値に達すると脈拍計本体2が所定の警報シグナルを発するとき、他方の操作ボタン10を押して、その脈拍数値を設定したり、また、シグナルの種類について、音,光,振動等を選択するものである。そして、設定モードでない状態においては、操作ボタン10を押して表示部7内を点灯させたりする。尚、操作ボタン9,10の操作と脈拍計本体2の機能は、上述したものに限定されることはなく、例えば、操作ボタン9,10を同時に2秒間以上押すと設定モードに切り替わる等、どの様なものであっても差し支えない。
【0030】
また、装着部材3は、図1乃至図4に示すように、脈拍計本体2の両側に配置されたバンド11,12と、このバンド11,12に接続されてその長さを調節できる弓13,14とから成る。弓13,14におけるそれぞれの端部は、図4に示すように、長さ調節機構Rを備えている鞘15に挿入されている。鞘15は、図3・図4に示すように、略方形状の2枚の板材を所定の隙間15Aが生じるように接合し、全体を筒状に形成している。
【0031】
長さ調節機構Rは、図4に示すように、鞘15の隙間15A内に、所定の間隔を開けて並設した一対の係止バネ16,17を備えている。それぞれの係止バネ16,17の先端部は、略くの字型に屈曲形成されている。
【0032】
一方、鞘15の隙間15A内に挿入される弓13,14の端部の一側面には、複数の凹部18,19が連続して設けられている。そして、図4に示すように、係止バネ16,17の屈曲した先端部が、弓13,14の凹部18,19における所定の位置に係合している。この様にして、鞘15の隙間15A内に挿入されている弓13,14の端部の位置を移動させて係止バネ16,17により固定し、バンド11,12と弓13,14から成る装着部材3全体の長さを、装着する手の大きさに合わせて調節するのである。さらに、バンド11,12が伸縮性を備えているときは、脈拍計本体2を、手の平P1の皮膚にしっかりと密着させることができる。同時に、手の大きさが多少異なる場合であっても、脈拍計本体2を、手の平P1の皮膚にしっかりと密着した状態で装着できる。この他、図3・図4に示すように、鞘15を構成する板材の一面(手の甲P2に接する面)に、所定のクッション部材20を取り付けたときは、装着部材3を介して脈拍計本体2を手に装着した際の装着感が非常に良いものとなる。
【0033】
尚、図1・図2に示す装着部材3は、手の平P1側にバンド11,12が位置し、手の甲P2側に弓13,14と鞘15が配置されているが、これに限定されることはなく、例えば、手の平P1側に弓13,14と鞘15、手の甲P2側にバンド11,12を配置しても、同様の機能を持たせることができる。また、装着部材3の全体を、伸縮性を備えた部材により形成しても良い。さらに、脈拍計1の製作時において、脈拍計本体2と装着部材3を一体的に形成しても良いし、また、装着部材3に対して、脈拍計本体2が着脱可能となるように形成しても良い。
【0034】
図5は、本発明に係る脈拍計1の第2の実施の形態を示している。この脈拍計1は、装着部材30として、手の指を除いて、手の平P1と手の甲P2の全体を覆う手袋状のものを用いている。そして、図5に示すように、脈拍計1の検出部6を手の平P1側に配置し、表示部7を手の甲P2側に配置させている。この場合、検出部6と表示部7とを、配線21により電気的に接続する。こうして、検出部6を手の平P1側に配置し、この検出部6を手で握った状態においても、手の甲P2側に配置された表示部7によって、計測した脈拍数を知ることができる。
【0035】
図6乃至図8は、本発明に係る脈拍計1の第3の実施の形態を示している。この脈拍計1は、図6に示すように、装着部材300として、略U字状の弾性部材を用いている。そして、図7に示すように、この装着部材300の一端側に、検出部6と表示部7を備えている脈拍計本体2を配している。また、図8に示すように、装着部材300の他端側に、若干幅広に形成された甲押え部301を設けている。
【0036】
この脈拍計1は、図7に示すように、手の親指側・人差指側から小指側に向けて、手の平P1・手の甲P2を跨ぐようにして、略U字状の装着部材300を手に装着する。そして、脈拍計本体2は、図7に示すように、手の平P1側に配置する。このとき、装着部材300が弾性部材を用いて形成されているため、程良い押圧力をもって脈拍計本体2の検出部6を手の平P1の皮膚に押し付けることができる。また、装着部材300が、不意に手から外れてしまうこともない。
【0037】
この他、図9乃至図11に示すように、装着部材300と甲押え部301の間に、所定のバネ部材22を取り付けても良い。このとき、装着部材300と甲押え部301とを別体に構成し、所定の棒部材23を介して装着部材300に甲押え部301を回動可能に取り付けている。すなわち、図9・図11に示すように、甲押え部301に設けた一対の脚24の間に、装着部材300に設けた同じく一対の脚25を配置し、それぞれの脚24,25に棒部材23を貫装させている。そして、バネ部材22は、装着部材300の脚25の間に位置し、棒部材23により保持されている。また、図11に示すように、バネ部材22の一端部は甲押え部301に当接し、バネ部材22の他端部は、装着部材300に当接している。このバネ部材22は、脈拍計1の甲押え部301が外向きに開いたとき、検出部6と表示部7を備えている脈拍計本体2側に甲押え部301を戻す付勢力を保持している。このとき、図9・図10に示すように、甲押え部301にクッション部材26を取り付けておくと、手への装着感が非常に良いものとなる。
【0038】
図12乃至図15は、本発明に係る脈拍計1の第4の実施の形態を示している。この脈拍計1は、図12に示すように、略U字状の装着部材300の一端側に発光素子4及び受光素子5から成る光電脈波の検出部6を設けている。また、図13に示すように、装着部材300の他端側に、検出部6によって検出された情報を外部に表示する表示部7を設けている。
【0039】
そして、検出部6を手の平P1側に配置し、また、表示部7を手の甲P2側に配置して、装着部材300を介して脈拍計1を手に装着する。このとき、図14・図15に示すように、装着部材300の開放側端部に、脱落防止用のストラップ27を設けておくと、脈拍計1の手への装着状態を確実に維持できる。このストラップ27は、ストラップ27の両端部が装着部材300の開放側端部に固定されていても良いし、また、ストラップ27の一端が、例えば、装着部材300の検出部6側に固定され、ストラップ27の他端が、装着部材300の表示部7側に着脱自在に固定されるものであっても良い。さらに、ストラップ27を、伸縮性を備えた素材を用いて作成すると、手に脈拍計1を装着したときの装着感がより好ましいものとなる。
【0040】
次に、本発明に係る脈拍計1の使用の一例を、第1の実施の形態に基づいて説明する。例えば、図1・図3に示すように、検出部6と表示部7を備えている脈拍計本体2を、装着部材3を構成する伸縮可能なバンド11,12と弓13,14等により、手の平P1に密着させるように装着する。この際、バンド11,12等の長さが手の大きさに合わないときは、長さ調節機構Rにおいて、弓13,14の端部を鞘15の隙間15A内から引き出したり、隙間15A内に押し込むことで、全体の長さを調節する。
【0041】
そして、図1・図3に示すように、光電脈波を検出する検出部6を手の平P1側(掌部)に配置すると、使用者は、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっているときに、自然と検出部6を手で握ることになる。この様に、検出部6が手で握られると、検出部6は手の平P1の皮膚面に強く押し付けられて密着した状態となるため、検出部6により安定した光電脈波の検出が行なわれる。さらに、所定の重量を有する脈拍計1が手の中に握り込まれることにより、手を動かしたときの皮膚面に対する検出部6の揺れが少なくなり、光電脈波を検出する際における体の動きの影響が軽減されるため、歩行時や走行時等であっても使用者の光電脈波を正確に検出できる。
【0042】
この様に、本発明に係る脈拍計1は、人間が早く歩いたり走る等の運動を行なうとき、多くの者が、手を握り込む傾向があることに着目し、手の平P1側に脈拍計1の検出部6を配置させたものである。そして、運動を行なっている者が検出部6を手で握り込むことで、検出部6を手の平P1の皮膚面に強く押し付けて検出部6により光電脈波を確実に検出し、脈拍数を常に正確に測定するのである。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、人体に向けて光を照射する発光素子4と、その光が人体内を透過して反射・散乱し、人体の表面に戻る光を受光する受光素子5を備えた光電脈波検出方式の脈拍計1であって、前記発光素子4及び受光素子5から成る検出部6と、検出部6によって検出された情報を表示する表示部7を、手に装着する装着部材3に取り付けたことから、脈拍計1を手に簡単に装着して、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっている者の脈拍数を正確に測定できる。そのため、使用者は、常に適切な運動量(運動の強度)を認識できるため、例えば、運動量が多すぎて心臓に負担をかけてしまう様な事態の発生を確実に回避できる。
【0044】
また、脈拍計1を、装着部材3を介して手に装着するため、脈拍計1の着脱が極めて容易であり、老若男女を問うことなく、誰もが運動を行なっている際の脈拍数を正確に測定できる。勿論、所定の電極を胸部に装着する手順等は存在しないため、使用者が裸になる必要もない。
【0045】
さらに、脈拍計1を、装着部材3を介して手に装着するため、長時間に渡って脈拍計1を使用しても、不快感は全く生じない。
【0046】
また、所定の検出部6と表示部7とを電気的に接続する長い配線等は全く不用であり、脈拍計1の小型化を実現している。この他、長い配線等が不用であることから、身体を動かす際にこの配線が邪魔になることがない。そして、配線を無くすための無線送受信回路も、勿論必要ない。
【0047】
本発明に係る脈拍計1は、人間が早く歩いたり走る等の運動を行なうとき、多くの者が、手を握り込む傾向があることに着目し、手の平P1側に検出部6を配置させたものである。
【0048】
具体的には、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接するように装着部材3に取り付けられているため、使用者は、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっているときに、自然と検出部6を手で握ることになる。この様に、検出部6が手で握られると、検出部6は手の平P1の皮膚面に強く押し付けられて密着した状態となるため、検出部6により安定した光電脈波の検出が行なわれる。
【0049】
さらに、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接し、表示部7も手の平側P1に位置するように装着部材3に取り付けられているときは、所定の重量を有する脈拍計1の主要部が手の中に握り込まれることにより、手を動かしたときの皮膚面に対する検出部6の揺れが少なくなり、光電脈波を検出する際における体の動きの影響が軽減されるため、歩行時や走行時であっても使用者の光電脈波を正確に検出できる。その結果、運動を行なっている者の脈拍数を常に正確に測定できる。勿論、測定に際して、立ち止まる等して運動を一時中段する必要性もない。
【0050】
また、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接し、表示部7は、手の甲P2側に位置するように装着部材3に取り付けられているときは、検出部6を手で握っている状態においても、手の甲P2側に配置された表示部7によって、計測した脈拍数を知ることができる。
【0051】
その結果、ウォーキングやジョギング等の運動を行なっているときに、検出部6を握っている手を開く必要がなく、手の甲P2側の表示部7を確認することにより、即座に脈拍数を知ることができる。
【0052】
加えて、装着部材3は、環状に形成されていることから、手の平P1から手の甲P2にかけて装着部材3を簡単に巻回し、脈拍計1を手に装着できる。また、装着部材3が不意に手から外れてしまうこともない。
【0053】
また、装着部材3の全部又は一部は、伸縮性を備えているので、検出部6を手の平P1の皮膚にしっかりと密着させることができる。同時に、手の大きさが多少異なる場合であっても、検出部6を、手の平P1の皮膚にしっかりと密着した状態で装着できる。
【0054】
さらに、装着部材3に、長さ調節機構Rを設けているので、どの様な大きさの手であっても、装着部材3を介して脈拍計1を手に簡単に装着できる。
【0055】
また、装着部材300は、略U字状に形成されているので、例えば、手の親指側・人差指側から小指側に向けて、手の平P1・手の甲P2を跨ぐようにして、略U字状の装着部材300を手に簡単に装着できる。同時に、装着部材300の取り外しも極めて容易である。
【0056】
この他、装着部材300の開放側端部に、ストラップ27を設けたときには、略U字状に形成された装着部材300の手への装着状態を確実に維持できる。
【0057】
一方、本発明に係る脈拍計の装着方法において、検出部6は、手の平P1側の皮膚に接するように手に装着されるため、運動を行なっている者が検出部6を手で握り込むことで、検出部6を手の平P1の皮膚面に強く押し付けて検出部6により光電脈波を確実に検出し、脈拍数を常に正確に測定できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】環状の装着部材を介して脈拍計本体を手の平側に装着した脈拍計の使用状態における手の平側の斜視図である。
【図2】環状の装着部材を介して脈拍計本体を手の平側に装着した脈拍計の使用状態における手の甲側の斜視図である。
【図3】図1中のX−X断面図である。
【図4】装着部材の長さ調節機構の構成を示した手の甲側の斜視図である。
【図5】手袋状の装着部材を用いて脈拍計を手に装着した脈拍計の使用状態における手の甲側の斜視図である。
【図6】略U字状の装着部材を備えている脈拍計の構成を示した斜視図である。
【図7】略U字状の装着部材を介して脈拍計本体を手の平側に装着した脈拍計の使用状態における手の平側の斜視図である。
【図8】略U字状の装着部材を介して脈拍計本体を手の平側に装着した脈拍計の使用状態における手の甲側の斜視図である。
【図9】略U字状の装着部材と甲押え部を、所定のバネ部材を介して連結している脈拍計の構成を示した斜視図である。
【図10】略U字状の装着部材と甲押え部を、所定のバネ部材を介して連結している脈拍計の構成を示した側面図である。
【図11】略U字状の装着部材と甲押え部を、所定のバネ部材を介して連結している脈拍計の構成を示した甲押え部側の平面図である。
【図12】略U字状の装着部材を介して検出部を手の平側に配した脈拍計の使用状態における手の平側の斜視図である。
【図13】略U字状の装着部材を介して表示部を手の甲側に配した脈拍計の使用状態における手の甲側の斜視図である。
【図14】ストラップを備えた略U字状の装着部材を介して検出部を手の平側に配した脈拍計の使用状態における手の平側の斜視図である。
【図15】ストラップを備えた略U字状の装着部材を介して表示部を手の甲側に配した脈拍計の使用状態における手の甲側の斜視図である。
【符号の説明】
P1…手の平 P2…手の甲
R…長さ調節機構
1…脈拍計 2…脈拍計本体
3,30,300…装着部材 4…発光素子
5…受光素子 6…検出部
7…表示部 8……透明窓部
9,10…操作ボタン 11,12…バンド
13,14…弓 15…鞘
15A…隙間 16,17…係止バネ
18,19…凹部 20,26…クッション部材
21…配線 22…バネ部材
23…棒部材 24,25…脚
27…ストラップ
301…甲押え部
Claims (12)
- 人体に向けて光を照射する発光素子と、その光が人体内を透過して反射・散乱し、人体の表面に戻る光を受光する受光素子を備えた光電脈波検出方式の脈拍計であって、前記発光素子及び受光素子から成る検出部と、検出部によって検出された情報を表示する表示部を、手に装着する装着部材に取り付けたことを特徴とする脈拍計。
- 検出部は、手の平側の皮膚に接するように装着部材に取り付けられている請求項1に記載の脈拍計。
- 検出部は、手の平側の皮膚に接し、表示部も手の平側に位置するように装着部材に取り付けられている請求項1に記載の脈拍計。
- 検出部は、手の平側の皮膚に接し、表示部は、手の甲側に位置するように装着部材に取り付けられている請求項1に記載の脈拍計。
- 装着部材は、環状に形成されている請求項1乃至4のいずれかに記載の脈拍計。
- 装着部材の全部又は一部は、伸縮性を備えている請求項1乃至5のいずれかに記載の脈拍計。
- 装着部材に、長さ調節機構を設けている請求項1乃至6のいずれかに記載の脈拍計。
- 装着部材は、略U字状に形成されている請求項1乃至4のいずれかに記載の脈拍計。
- 装着部材の開放側端部に、脱落防止用のストラップを設けている請求項8に記載の脈拍計。
- 人体に向けて光を照射する発光素子と、その光が人体内を透過して反射・散乱し、人体の表面に戻る光を受光する受光素子を備えた光電脈波検出方式の脈拍計を用い、前記発光素子及び受光素子から成る検出部と、検出部によって検出された情報を表示する表示部を、装着部材を介して手に装着することを特徴とする脈拍計の装着方法。
- 検出部は、手の平側の皮膚に接するように手に装着される請求項10に記載の脈拍計の装着方法。
- 検出部は、手の平側の皮膚に接し、表示部は、手の甲側に位置するように手に装着される請求項10に記載の脈拍計の装着方法。
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