JP2004065494A - 信号授受機構およびこれを用いた抽選装置 - Google Patents

信号授受機構およびこれを用いた抽選装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ゲーム機の構成のバリエーションを豊富にし、従来とは異なる新たな構成を備える抽選装置を提供すること。
【解決手段】その周縁域に信号送信部(11)が設けられた回転可能な円盤体(3)と、円盤体(3)上に設けられた複数のシンボルから選択された少なくとも一つのシンボルを検出する検出部と、円盤体(3)の外周方向で物理的に隔てられた複数箇所に設けられ、信号送信部(11)からの検出されたシンボルを特定する信号を受信する信号受信部(13)とを少なくとも有し、信号送信部(11)は、円盤体(3)の中心軸から最も離れた位置で、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体(3)の法線方向から外れる方向に配置されている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データを非接触の方式で送受信する信号授受機構、および複数のシンボルから少なくとも一つのシンボルを選択する抽選装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、ルーレット形式の抽選装置を用いるビンゴゲーム機が知られている。このようなビンゴゲーム機では、ビンゴカードを画面に表示して抽選を行なう。抽選を行なうにあたっては、抽選用のボールを使用する。またルーレットにおけるボールが入るポケットには、数字または図柄が描かれている。そして、ボールをルーレット上に転がして、ボールがあるポケットに入ったら、そのポケットに対応する数字または図柄が読み取られる。読み取られた数字または図柄が、プレイヤーの持つビンゴカードに存在した場合は、ビンゴカード上のその数字または図柄が有効となる。
【0003】
このような抽選装置では、ボールが入ったポケットの数字または図柄を特定するために、例えば、投光器と受光器とを組み合わせた光センサが使用される。すなわち、光センサをルーレットの各ポケットに設け、投光器から常に光を出射させておき、これを受光器が受光する手法である。ボールがポケットに入ると、投光器から出射された光が受光器に届かなくなるので、光が届かなくなった受光器の位置を検出して、その受光器に対応するポケットの数字または図柄を特定する。ボールが入ったポケットの数字または図柄が特定されると、特定した数字または図柄を示す信号がルーレットの外部へ出力される。この信号をルーレットの外部に導くために、ケーブルをルーレットの中心からルーレットの外部へ引き出す構成が採られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ボールが入ったポケットの数字または図柄を示す信号をルーレットの外部に導くために、ケーブル(有線)を用いる手法は、ゲーム機の構成上、好ましくない場合がある。すなわち、ルーレットは回転するため、ケーブルを引き出すためには、ルーレットの中心付近に配線をしなければならない。その結果、ゲーム機の構成のバリエーションが限定されてしまう。例えば、ルーレットの中心部にジャックポット抽選を行なうための物理的な抽選装置を配置したり、ルーレットの中心に演出用のオブジェクトなどを配置したりする場合には、中心部からケーブルを引き出すことは困難である場合が多い。従って、従来の技術のみでは対応することができない。プレイヤーに魅力を感じさせるゲーム機を提供するためには、ゲーム機の構成のバリエーションを豊富にすることができる新たな構成を備えた抽選装置が必要となる。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ゲーム機の構成のバリエーションを豊富にし、従来とは異なる新たな構成を備える信号授受機構およびこれを用いた抽選装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の信号授受機構は、その周縁域に信号送信部が設けられた円盤体と、所定の間隔を隔ててこの円盤体周囲を円盤体に対して相対的に速度差をもって回転運動する位置に設けられた信号受信部とを有し、前記信号送信部は、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体の法線方向から外れる向きに配置されていることを特徴としている。
【0007】
このように、信号送信部は、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体の法線方向から外れる向きに配置されているので、信号受信部が信号送信部に対して相対的に速度差をもって回転運動する際に、法線方向に送信する場合と比べて送信距離が長くなり、カバーする内周円弧の長さが大きくなる。その結果、リアルタイムで送受信するために必要とされる信号受信部の数、および信号送信部の数を最小限に抑えることができる。その結果、コストの削減も可能となる。
【0008】
また、本発明の信号授受機構は、その周縁域に信号受信部が設けられた円盤体と、所定の間隔を隔ててこの円盤体周囲を円盤体に対して相対的に速度差をもって回転運動する位置に設けられた信号送信部とを有し、前記信号送信部は、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体の法線方向から外れる向きに配置されていることを特徴としている。
【0009】
このように、信号送信部は、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体の法線方向から外れる向きに配置されているので、信号送信部が信号受信部に対して相対的に速度差をもって回転運動する際に、法線方向に送信する場合と比べて送信距離が長くなり、カバーする内周円弧の長さが大きくなる。その結果、リアルタイムで送受信するために必要とされる信号受信部の数、および信号送信部の数を最小限に抑えることができる。その結果、コストの削減も可能となる。
【0010】
本発明の抽選装置は、その周縁域に信号送信部が設けられた回転可能な円盤体と、前記円盤体上に設けられた複数のシンボルから選択された少なくとも一つのシンボルを検出する検出部と、前記円盤体の外周方向で物理的に隔てられた複数箇所に設けられ、前記信号送信部からの前記検出されたシンボルを特定する信号を受信する信号受信部とを少なくとも有し、前記信号送信部は、前記円盤体の中心軸から最も離れた位置で、信号送信時の送信方向の中心線が前記円盤体の法線方向から外れる方向に配置されていることを特徴としている。
【0011】
このように、検出されたシンボルを特定する信号を、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体の法線方向から外れる方向に送信し、円盤体の外周方向で物理的に隔てられた位置で上記信号を受信するので、円盤体の中心からケーブルを引き出す構成を採ることなく、非接触の状態で上記信号を外部へ導くことができる。また、上記信号は円盤体の信号送信時の送信方向の中心線が方向から外れる方向に送信するので、法線方向に送信する場合と比べて送信距離が長くなり、カバーする内周円弧の長さが大きくなる。その結果、必要となる信号受信部の数を少なくさせることができると共に、検出した信号をリアルタイムで外部に導くことができる。また、例えば、円盤体の中心部に他の機構を配置するなど、ゲーム機の構成のバリエーションを豊富にすることが可能となる。
【0012】
また、本発明の抽選装置は、前記信号送信部および信号受信部は、光を介した通信手段を有することを特徴としている。
【0013】
このように、光を介した通信手段を有するので、検出されたシンボルを特定する信号を非接触の状態で外部へ導くことが可能となる。また、通信を行なうために光を用いるため、コストを削減することができる。
【0014】
また、本発明の抽選装置は、前記光は、赤外線であることを特徴としている。
【0015】
このように、赤外線を用いて通信を行なうため、送受信のための構成を簡略化することができ、コストの削減を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、ルーレットの中心部にジャックポット抽選を行なうための物理的な抽選装置を配置しようとする場合、ボールが入ったポケットを検出するセンサからの信号を外部へ導くためのケーブルをルーレットの中心部から引き出すことは、上記物理的な抽選装置の配置上、困難であることに着目し、無線送信手段をルーレットの外周に設け、無線受信手段をルーレットの外周から隔てた位置に配置することによって、ケーブルを用いずに上記信号を外部へ導くことができることを見出し、本発明をするに至った。
【0017】
すなわち、本発明は、その周縁域に信号送信部が設けられた回転可能な円盤体と、前記円盤体上に設けられた複数のシンボルから選択された少なくとも一つのシンボルを検出する検出部と、前記円盤体の外周方向で物理的に隔てられた複数箇所に設けられ、前記信号送信部からの前記検出されたシンボルを特定する信号を受信する信号受信部とを少なくとも有し、前記信号送信部は、前記円盤体の中心軸から最も離れた位置で、信号送信時の送信方向の中心線が前記円盤体の法線方向から外れる方向に配置されていることを特徴とする。
【0018】
これにより、本発明者らは、検出した信号をリアルタイムで外部に導くこと、およびゲーム機の構成のバリエーションを豊富にすることを可能とした。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る抽選装置の平面図である。この抽選装置1は、半透光性の材料で中空の半球状に形成され、投入されたボールが転がるフィールド2と、図1中、AまたはBの方向へ回転するルーレット部3を備えている。このルーレット部3が、円盤体を構成する。ルーレット部3には、抽選用のボールが入るポケット4が、全部で25個設けられている。各ポケット4は、5個ずつのブロックに区切られており、各ブロックの間には、ボールをルーレット部3の外周側から内周側へ導く第1通路5が全部で5個設けられている。
【0020】
25個のポケット4には、1から25までの数字が対応しており、フィールド2のルーレット部3と接する部位には、各ポケット4に対応した数字が映し出される。また、各第1通路5に対応する部位には「R」の文字が映し出される。すなわち、フィールド2の裏柄には、有色透明の材料により各ポケット4に対応した「数字」、および第1通路5に対応した「R」の文字を表示する表示部がそれぞれ形成されている。そして、この表示部はバックライトによって裏から照らされる。従って、バックライトからの光が、「数字またはRの文字」を形成する表示部を通過して、フィールド2の裏側から表側へ出てくる。表示部およびバックライトは、フィールド2の裏側でルーレット部3と共に回転する。この構成により、ルーレット部3における「数字およびRの文字」を見栄え良く表示させることができる。また、フィールド2に上記の「数字およびRの文字」を映し出すので、ボールがポケット4に入っても、「数字およびRの文字」がボールによって遮られることがなく、プレイヤーはどの数字のポケットにボールが入ったのかを容易に把握することができる。
【0021】
ルーレット部3の内周側には、ボールを通過させる第2通路6を有する案内機構7が設けられている。案内機構7は、所定のタイミングで上下動できるように構成されている。さらに、案内機構7の内周側には、ジャックポット抽選装置8が設けられている。ジャックポット抽選装置8は、図1中、AまたはBの方向へ回転する。また、中心付近に3つの役物抽選ポケット9が設けられている。また、これらの役物抽選ポケット9を挟むように、断面が概略三角形の突起部10が設けられている。
【0022】
図2は、ルーレット部3、案内機構7、およびジャックポット抽選装置8を示す斜視図である。図2では、案内機構7は下降した状態となっている。このため、第1通路5をボールが通過すると、ボールはルーレット部3の内周側で落下する。そして、回収口8aで回収され、再抽選が行なわれる。すなわち、この状態では、第1通路5をボールが通過すると、「リトライ」となる。一方、案内機構7が上昇した状態となると、第1通路5を通過したボールは、第2通路6を通ってジャックポット抽選装置8へ至る。そして、ジャックポット抽選が行なわれる。なお、ボールが第1通路5を通過したことを検出するためには、例えば、第1通路5上に、分散透過型のセンサを設ける手法が考えられる。このセンサでボールの通過を検出したときに、赤外線発光LEDが点灯し、ボールが通過したことをセンシングするのである。第1通路5をボールが通過したことを検出した信号は、赤外線送信部11へ出力される。
【0023】
図2において、赤外線送信部11は、ルーレット部3の中心から最も離れた位置、すなわち外周上に設けられている。この赤外線送信部11は、信号送信部を構成する。そして、ルーレット部3の法線方向から外れる方向、好ましくは接線方向を含む方向に、各ポケット4のセンサ、または第1通路5におけるセンサが検出した信号を含む赤外線を照射する。このとき、赤外線送信部11は、一定の視野角をもって赤外線を照射する。なお、各ポケット4のセンサ、および第1通路5におけるセンサは、検出部を構成する。
【0024】
図3は、図2において、▲1▼−▲1▼でルーレット部3を切断した断面を示す図である。各ポケット4には、ボールが入ったことを検出するためのセンサ12が設けられている。センサ12は、例えば、赤外線反射型のセンサであって、常にルーレット部3の外周方向へ赤外線を照射しているものとする。そして、あるポケット4にボールが入ると、ボールで反射された赤外線を受光して、ボールが入ったことを検出する。センサ12からの信号は、赤外線送信部11へ出力されて、赤外線として外部へ出力される。
【0025】
図4は、ルーレット部3の外周方向で物理的に隔てられた複数箇所に設けられた赤外線受信部13の配置を示す図である。各赤外線受信部13は、受光面13aにおいて赤外線を受光する。また、上記のように、赤外線送信部11は、赤外線を照射することができる範囲である視野角が定められている。この視野角の一方の側をルーレット部3の接線方向に一致させると、法線方向に送信する場合と比べて送信距離が長くなる分だけカバーする内周円弧の長さ(図4中、Lの部分)が大きくなる。このカバーする内周円弧をできるだけ長く取ることができるようにすれば、それだけ必要となる赤外線受信部13の数を少なくさせることができる。本実施の形態では、図4に示すように、例えば、8個の赤外線受信部13を設けた。このように赤外線受信部13を配置させ、赤外線送信部11の視野角の一方の側を、ルーレット部3の接線方向に一致させることによって赤外線送信部11から照射される赤外線を赤外線受信部13に漏れなく受光させることが可能となる。なお、赤外線受信部13は、信号受信部を構成する。
【0026】
このように、赤外線を用いて通信を行なうため、検出された「数字またはRの文字」を特定する信号を非接触の状態で外部へ導くことが可能となる。また、通信を行なうために赤外線を用いるため、コストを削減することができる。
【0027】
図5は、本実施の形態に係る抽選装置の電気的構成を示す図である。検出部50〜50は、各ポケット4においてボールの有無を検出するセンサ、および第1通路5においてボールの通過を検出するセンサである。検出部50〜50からの信号は、制御バス51を介して赤外線送信部52に出力される。赤外線送信部52は、検出部50〜50からの信号を含む赤外線を放射する。一方、ルーレット部3の外周方向で物理的に隔てられた位置に設けられた赤外線受信部53は、赤外線送信部52から放射された赤外線を受光する。そして、受光した光に含まれる信号を制御バス54を介して制御部55へ出力する。制御部55は、図示しないゲーム機に対して受信した信号を出力する。
【0028】
次に、以上のように構成された抽選装置を用いてビンゴゲームを行なう場合について説明する。まず、プレイヤーにビンゴカードが配布される。このビンゴカードは、各プレイヤーの画像表示装置に電子的に映し出してもよい。そして、1ゲームにつき、5つのボールを使用するものとする。そして、ルーレット部3が図1におけるA方向に回転し、ジャックポット抽選装置8が図1におけるB方向に回転するものとする。また、案内機構7は下降した状態となっている。
【0029】
次に、1個目のボールがフィールド2上に投入される。ボールはフィールド2を回転しながらルーレット部3へ近づいていく。ボールが1から25の数字に対応するポケット4に入ると、そのポケット4に対応する数字を示す信号が出力される。その信号は、赤外線送信部11から赤外線として送信され、赤外線受信部13で受信される。そして、ビンゴカードにおいてその数字が存在する場合は、そのビンゴカードにおけるその数字が有効となる。一方、ボールが第1通路5を通過した場合は、センサがボールの通過を検出し、ボールの通過を示す信号が出力される。その信号は、赤外線送信部11から赤外線として送信され、赤外線受信部13で受信される。そして、ボールは案内機構7の上に落下し、回収口8aから回収され、「リトライ」となる。
【0030】
「リトライ」とは、再抽選を意味する。1個目のボールがリトライとなると、次のボールが1個目のボールとなる。2個目から5個目のボールが順次フィールド2上に投入され、5個のボールがすべてポケット4に入ったときに抽選が終了する。このとき、ビンゴカードにおいて、縦、横、または斜めに有効な数字が並んだ場合は、「ビンゴ」となる。そして、ビンゴとなったプレイヤーにはさらに6個目のボールが与えられる。
【0031】
6個目のボールが投入される際、案内機構7が上昇する。そして、ボールが第2通路6を通過してジャックポット抽選装置8へ移行できるようになる。6個目のボールが投入されて数字に対応するポケット4にそのボールが入った場合は、ジャックポット抽選の「ハズレ」となる。一方、ボールが第1通路5に入ると、ボールはルーレット部3と共に回転しながら案内機構7における第2通路6へ近づいていく。そして、第1通路5が第2通路6に合致したときに、ボールが第1通路5から第2通路6へ移行する。ボールはさらにジャックポット抽選装置8へ到達する。
【0032】
ボールがジャックポット抽選装置8に到達すると、ジャックポット抽選が行なわれる。ボールは、ジャックポット抽選装置8の回転と共に転がりながら、突起部10によって進路を変える。そして、3つの役物抽選ポケット9のうち、いずれかの役物抽選ポケット9に入ると、そのプレイヤーにボーナスが与えられる。各役物抽選ポケット9には、それぞれ異なる配当が定められており、プレイヤーはボールが入った役物抽選ポケット9に対応した配当を獲得する。配当は、例えば、メダル300枚と決められている。
【0033】
以上のように、本実施の形態において、赤外線送信部11は、各センサで検出された「数字またはRの文字」を特定する信号を、ルーレット部3の法線方向から外れた接線方向を含む方向に送信し、赤外線受信部13が、ルーレット部3の外周方向で物理的に隔てられた位置で上記信号を受信するので、ルーレット部3の中心からケーブルを引き出す構成を採ることなく、非接触の状態で上記信号を外部へ導くことができる。また、上記信号はルーレット部3の法線方向から外れた接線方向を含む方向に送信するので、法線方向に送信する場合と比べて送信距離が長くなり、カバーする内周円弧の長さが大きくなる。その結果、必要となる赤外線受信部13の数を少なくさせることができると共に、検出した信号をリアルタイムで外部に導くことができる。以上により、ルーレット部3の中心部に案内機構7、およびジャックポット抽選装置8を設けることができ、ゲーム機の構成のバリエーションを豊富にすることが可能となる。
【0034】
なお、本実施の形態では、赤外線送信部11と赤外線受信部13を用いた例を示したが、本発明は、これに限定されず、それぞれが信号を送受信する機能を備えていてもよい。すなわち、本発明は、信号を送信および受信する両方の機能を備えた送受信手段を、円盤体、および円盤体と所定の間隔を隔てた位置に設けた構成を採ることも可能である。このような構成を採ることにより、信号の送受信と共に、応答要求信号および応答信号、信号の誤りを訂正する信号などの確認信号のやり取りを相互に行なうことができる。これにより、通信品質が高く、信号の送受信ミスが発生し難い信号授受機構を実現することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の信号授受機構は、その周縁域に信号送信部が設けられた円盤体と、所定の間隔を隔ててこの円盤体周囲を円盤体に対して相対的に速度差をもって回転運動する位置に設けられた信号受信部とを有し、前記信号送信部は、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体の法線方向から外れる向きに配置されていることを特徴としている。
【0036】
このように、信号送信部は、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体の法線方向から外れる向きに配置されているので、信号受信部が信号送信部に対して相対的に速度差をもって回転運動する際に、法線方向に送信する場合と比べて送信距離が長くなり、カバーする内周円弧の長さが大きくなる。その結果、リアルタイムで送受信するために必要とされる信号受信部の数、および信号送信部の数を最小限に抑えることができる。その結果、コストの削減も可能となる。
【0037】
本発明の抽選装置は、その周縁域に信号送信部が設けられた回転可能な円盤体と、前記円盤体上に設けられた複数のシンボルから選択された少なくとも一つのシンボルを検出する検出部と、前記円盤体の外周方向で物理的に隔てられた複数箇所に設けられ、前記信号送信部からの前記検出されたシンボルを特定する信号を受信する受信部とを少なくとも有し、前記信号送信部は、前記円盤体の中心軸から最も離れた位置で、信号送信時の送信方向の中心線が前記円盤体の法線方向から外れる方向に配置されていることを特徴としている。
【0038】
このように、検出されたシンボルを特定する信号を、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体の法線方向から外れる方向に送信し、円盤体の外周方向で物理的に隔てられた位置で上記信号を受信するので、円盤体の中心からケーブルを引き出す構成を採ることなく、非接触の状態で上記信号を外部へ導くことができる。また、上記信号は円盤体の信号送信時の送信方向の中心線が方向から外れる方向に送信するので、法線方向に送信する場合と比べて送信距離が長くなり、カバーする内周円弧の長さが大きくなる。その結果、必要となる赤外線受信部13の数を少なくさせることができると共に、検出した信号をリアルタイムで外部に導くことができる。また、例えば、円盤体の中心部に他の機構を配置するなど、ゲーム機の構成のバリエーションを豊富にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る抽選装置の平面図である。
【図2】ルーレット部、案内機構、およびジャックポット抽選装置を示す斜視図である。
【図3】図2において、▲1▼−▲1▼でルーレット部を切断した断面を示す図である。
【図4】ルーレット部の外周方向で物理的に隔てられた複数箇所に設けられた赤外線受信部の配置を示す図である。
【図5】本実施の形態に係る抽選装置の電気的構成を示す図である。
【符号の説明】
1… 抽選装置、2…フィールド、3…ルーレット部、4…ポケット、5…第1通路、6…第2通路、7…案内機構、8…ジャックポット抽選装置、8a…回収口、9…役物抽選ポケット、10…突起部、11…赤外線送信部、12…センサ、13…赤外線受信部、50〜50…検出部、51…制御バス、52…赤外線送信部、53…赤外線受信部、54…制御バス、55…制御部

Claims (5)

  1. その周縁域に信号送信部が設けられた円盤体と、
    所定の間隔を隔ててこの円盤体周囲を円盤体に対して相対的に速度差をもって回転運動する位置に設けられた信号受信部とを有し、
    前記信号送信部は、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体の法線方向から外れる向きに配置されていることを特徴とする信号授受機構。
  2. その周縁域に信号受信部が設けられた円盤体と、
    所定の間隔を隔ててこの円盤体周囲を円盤体に対して相対的に速度差をもって回転運動する位置に設けられた信号送信部とを有し、
    前記信号送信部は、信号送信時の送信方向の中心線が円盤体の法線方向から外れる向きに配置されていることを特徴とする信号授受機構。
  3. その周縁域に信号送信部が設けられた回転可能な円盤体と、
    前記円盤体上に設けられた複数のシンボルから選択された少なくとも一つのシンボルを検出する検出部と、
    前記円盤体の外周方向で物理的に隔てられた複数箇所に設けられ、前記信号送信部からの前記検出されたシンボルを特定する信号を受信する信号受信部とを少なくとも有し、
    前記信号送信部は、前記円盤体の中心軸から最も離れた位置で、信号送信時の送信方向の中心線が前記円盤体の法線方向から外れる方向に配置されていることを特徴とする抽選装置。
  4. 前記信号送信部および信号受信部は、光を介した通信手段を有することを特徴とする請求項3記載の抽選装置。
  5. 前記光は、赤外線であることを特徴とする請求項4記載の抽選装置。
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