JP2004064565A - 多機能カラー画像形成装置、多機能カラー画像形成方法、多機能カラー画像形成のためのプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

多機能カラー画像形成装置、多機能カラー画像形成方法、多機能カラー画像形成のためのプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】デバイスの色再現能力に応じた画像処理が可能な画像情報の劣化のない高パフォーマンスの多機能カラー画像形成装置、および、それを実現するための多機能カラー画像形成方法、多機能カラー画像形成のためのプログラム並びに記録媒体を提供すること。
【解決手段】多機能カラー画像形成装置1の画像処理演算部1Dを、入力された画像情報を出力すべき出力先装置1B,1C,1E,2Dを識別して、これら出力先装置の画像再現能力を認識するための認識したうえで、入力された画像情報に、入力先装置のカラープロファイルと出力先装置の色再現特性に応じたカラープロファイルを指定する画像処理を施して出力するように構成することとした。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デバイスの色再現能力に応じた画像処理が可能な画像情報の劣化のない高パフォーマンスの多機能カラー画像形成装置、および、それを実現するための多機能カラー画像形成方法、多機能カラー画像形成のためのプログラム並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とからなる従来の多機能カラー画像形成装置は、極めて多種・多彩な機能を備えており、例えば、原稿読み取り部でスキャンした画像データを画像処理した上で画像形成部に送ってプリントするコピー機能、画像処理後の画像データをデータストレージ部に蓄える機能、ネットワークを介して受信したプリントジョブを画像処理してプリントする機能、データストレージに蓄える機能、画像処理後の画像データをネットワーク接続部を介して他の多機能カラー画像形成装置に送信する機能等を有している。
【0003】
従って、多機能カラー画像形成装置では、原稿読み取り部やプリントジョブなどの様々な入力ソースからのカラー画像情報を扱うこととなるが、カラー画像情報は入力ソースによって表現できる色再現空間に差異があるため、それぞれの入力ソースの特性のままカラー画像情報を取扱おうとするとカラーの統一性を失う結果となる。そのため、一般に、標準色空間を採用した色処理を施した上で
カラー画像情報を取扱うこととされている。
【0004】
カラーの画像処理に標準色空間を採用することとすれば、扱われる画像データの入力ソースを意識することなく、異なるデバイス間で同じ色情報をやりとりすることができるため、出力装置側でも標準色空間のための処理を行う方法を提供するだけで済ませることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の多機能カラー画像形成装置における標準色空間を採用した色処理においては、デバイスによっては標準色空間との色の再現範囲の乖離が大きい場合があるため、実際にはデバイスによって色が合ったり合わなかったりするという問題があった。特に、入力系のRGB系と出力系のCMYK系とでは発色原理自体に大きな違いがあり、一般的にRGB系デバイスは色の再現範囲が広いのに対して、CMYK系デバイスは色の再現範囲が狭いという特性をもっている一方、一般的な標準色空間はRGB系であるために、CMYK系の出力系デバイスでは再現できない色情報が含まれることになり、多くの入力デバイスや出力デバイスを扱う多機能カラー画像形成装置においては、デバイスによって色が合ったり合わなかったりするという問題の原因となっていた。
【0006】
また、標準色空間を採用した場合には、そもそも個々のデバイスの持つ色再現範囲を効率よく使った色処理ができないため、より広い色再現能力を有するデバイス間のやり取りにおいては、デバイスの色再現能力を充分に発揮しきれなくなってしまうという問題もあった。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、デバイスの色再現能力に応じた画像処理が可能な画像情報の劣化のない高パフォーマンスの多機能カラー画像形成装置、および、それを実現するための多機能カラー画像形成方法、多機能カラー画像形成のためのプログラム並びに記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、第1の発明は、原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とを有する多機能カラー画像形成装置であって、前記画像処理演算部は、入力された画像情報を出力すべき出力先装置を識別するための識別手段と、当該出力先装置の画像再現能力を認識するための認識手段とを備え、前記入力された画像情報に前記出力先装置の画像再現能力に応じた画像処理を施して出力することを特徴とする。
【0009】
好ましくは、前記画像処理演算部が実行する画像処理は、前記入力された画像情報の入力先装置のカラープロファイルと前記出力先装置の色再現特性に応じたカラープロファイルを指定する処理である。
【0010】
また、好ましくは、前記画像処理演算部は、前記識別手段により識別された出力先装置が同種のアーキテクチャの装置である場合には、前記認識手段により出力先装置の色再現特性に応じたカラープロファイルの情報を入手して当該カラープロファイルを指定する処理を実行したり、識別された出力先装置が相互に通信可能な同種のアーキテクチャの装置であり、かつ、当該出力先装置が色再現能力を有しない場合には、前記入力先装置のカラープロファイルのみを指定する処理を実行したり、識別された出力先装置が同種のアーキテクチャの装置でない場合には、前記画像情報を前記入力先装置のカラープロファイルを利用してデバイスインディペンデントなカラー情報に変換する処理を実行したりする。
【0011】
また、第2の発明は、原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とを有する多機能カラー画像形成装置であって、前記画像処理演算部は、入力された画像情報の出力目的を判断する判断手段を備え、前記入力された画像情報に前記出力目的に応じた画像処理を施して出力することを特徴とする。
【0012】
好ましくは、前記出力目的に応じた画像処理は、出力目的に応じたカラープロファイルを指定する処理である。
【0013】
さらに、本発明の他の発明は、これらの多機能カラー画像形成装置で用いる多機能カラー画像形成方法、および、これらの多機能カラー画像形成装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラム、並びに、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付して説明することとする。
【0015】
(実施例1)
図1は、本発明の多機能カラー画像形成装置を3機接続して構成したシステムにおける多機能カラー画像形成装置間の画像情報のワークフロー図である。
【0016】
図2は、これら3機の多機能カラー画像形成装置の設置ブロック図で、この図において、多機能カラー画像形成装置1〜3はそれぞれ異なる機種を仮定しているが、相互の通信プロトコルは標準化されており、各装置間の通信と画像情報のやりとりが可能となっている。図2において、1A〜3Aは原稿読取部である原稿スキャナ部、1B〜3Bおよびは1C〜3Cは各々プリンタ部およびプレビューモニタ部であり、これらは画像形成部に相当している。また、1E〜3Eはデータストレージを行うストレージ部である。
【0017】
1D〜3Dは画像処理演算を実行する画像処理部であり、本発明の多機能カラー画像形成装置1に備えられた画像処理演算部1Dには、原稿スキャナ1Aから入力した画像情報を出力すべき出力先装置を識別するための識別部と、出力先装置の画像再現能力を認識するための認識部とが備えられており、原稿スキャナ1Aから入力した画像情報に出力先装置の画像再現能力に応じた画像処理を施して出力することを可能とするとともに、入力された画像情報の出力目的を判断する判断部を備えることで、出力目的に応じた画像処理を施して出力することを可能としている。
【0018】
なお、これらの多機能カラー画像形成装置は、図示しないネットワーク接続部および制御部を備え、制御部には、本発明の多機能カラー画像形成装置本体を制御するためのプログラムを格納したコンピュータが設けられている。
【0019】
図1のワークフロー図には、複数の入力ソースから多機能カラー画像形成装置1の画像処理部1Dへ入力された画像情報が、複数の出力先に出力されるまでのフローが示されており、多機能カラー画像形成装置1のスキャナ部1Aから取込んだ原稿M1の画像情報、画像処理部1Dにネットワーク経由で送信されてきたプリントジョブP、および、カラー画像形成装置3のスキャナ部3Aから取込まれ画像処理部3Dで処理された画像情報は、カラー画像形成装置1の画像処理部1Dで画像処理され、この画像処理後の画像情報が、多機能カラー画像形成装置1のプリンタ部1B、プレビューモニタ部1C、ストレージディスク1Eに出力されるとともに、ネットワークを介して、多機能カラー画像形成装置2のプリンタ部2B、プレビューモニタ部2C、ストレージディスク2Eにも出力される。
【0020】
図3は、多機能カラー画像形成装置1のスキャナ部1Aから原稿M1の画像情報(生情報:Raw)を入力した際の、出力側で用いられるカラープロファイルの構成例を説明するための図である。
【0021】
出力装置が多機能カラー画像形成装置1のプリント部1Bであるときには、スキャナ部1Aのカラープロファイル(Profile(1A))とプリント部1Bのカラープロファイル(Profile(1B))の2つのカラープロファイルを用いた処理がなされる。
【0022】
また、出力装置が多機能カラー画像形成装置1のプレビューモニタ部1Cであるときには、スキャナ部1Aのカラープロファイル(Profile(1A))とプレビューモニタ部1Cのカラープロファイル(Profile(1C))の2つのカラープロファイルを用いた処理がなされる。
【0023】
一方、出力装置が多機能カラー画像形成装置1のストレージディスク1Eであるときには、ストレージディスク1E自体は色再現能力をもたないために出力装置用のカラープロファイルは指定されず、入力装置であるスキャナ部1Aのカラープロファイル(Profile(1A))のみが指定された状態で出力される。
【0024】
出力装置が多機能カラー画像形成装置2のプリンタ部2B、プレビューモニタ部2C、ストレージディスク2Eであるときにも上記と同様であって、プリンタ部2Bでは、多機能カラー画像形成装置2は同種のアーキテクチャであるため、プリンタ部2Bのカラープロファイル(Profile(2B))に関する情報を入手することができ、送信される画像情報で指定されるカラープロファイルは、スキャナ部1Aとプリンタ部2Bの2つのカラープロファイル(Profile(1A)+Profile(2B))が指定され、プレビューモニタ部2Cでは、(Profile(1A)+Profile(2C))が指定され、ストレージディスク2Eでは、Profile(1A)のみが指定される。
【0025】
このように、本実施例によれば、多様な入力ソースと出力先とを有する多機能カラー画像形成装置において、入力・出力装置のもつ色再現範囲の如何によらず、それぞれに最適なカラープロファイルによって処理させることが可能となり、かつ、カラーレンダリング処理が基本的に出力装置の側で一度だけ処理される構成となることによりパフォーマンスの向上がはかれることとなる。
【0026】
(実施例2)
図4は、本発明の多機能カラー画像形成装置1のスキャナ部1Aから原稿M1の画像情報(生情報:Raw)を入力した際の、出力側で用いられるカラープロファイルの第2の構成例を説明するための図で、出力装置が、多機能カラー画像形成装置1のプリンタ部1B、プレビューモニタ部1C、ストレージディスク部1Eに加えて、一般的なTCP/IPベースのEmail(インターネットメール)サーバ(POPサーバ)が対象となっている場合の例である。
【0027】
また、図5は、2機の多機能カラー画像形成装置とEmailサーバおよびクライアントPCを接続した場合の設置ブロック図である。
【0028】
図4において、多機能カラー画像形成装置1のスキャナ部1Aから入力された画像情報(Raw)が、多機能画像情報装置1のプリント部1B、プレビューモニタ部1C、ストレージディスク部1Eに送信される際には、実施例1と同様のカラープロファイルの指定がなされる。
【0029】
一方、多機能カラー画像形成装置1のスキャナ部1Aから入力された画像情報(Raw)が、POPサーバに送られる際には、多機能カラー画像形成装置1内において、スキャナ部1Aのカラープロファイル(1A´))を用いてsRGB標準に準拠したビットマップ画像に変換された後にEmail文書に対する添付ファイルとして、標準的なMIMEエンコーディングがなされる。これは、Emailサーバは、多機能カラー画像形成装置とは異なるアーキテクチャの装置であり、出力先であるEmailサーバで採用される画像情報の標準色空間がsRGBであるためにこれに合わせるためである。
【0030】
このようなエンコーディングの後、Emailサーバからネットワーク上のクライアントPCに対して画像データが添付されたEmailが配送され、クライアントPC上で実際に添付ファイル付きのEmailを受け取った使用者は、デコードされたRGBビットマップデータを閲覧し、再利用できる。このとき、一般的なクライアントPCのOS(Operating System)で採用されている標準色空間はsRGBであることが多いため、sRGB色空間に準拠したモニタや観察環境を備えるクライアントPC間でならば、同じ色として表示することが可能となる。
【0031】
このように、本実施例によれば、同種のアーキテクチャである多機能画像形成装置のデバイス間の画像情報のやり取りの際には、実施例1のように入力装置、出力装置それぞれに最適なカラープロファイルを用いた処理がなされるが、異なったアーキテクチャであるEmailサーバへの画像データ送信の場合には、標準的な色空間であるsRGBに準拠した色情報に変換されて送られるため、送信先のユーザはsRGB環境に準拠したモニタや各種デバイス間での相互のやり取りが容易になる。
【0032】
(実施例3)
図6は、本発明の多機能カラー画像形成装置1のスキャナ部1Aから原稿M1の画像情報(生情報:Raw)を入力した際の、出力側で用いられるカラープロファイルの第3の構成例を説明するための図で、多機能カラー画像形成装置1のプリント部1Bと多機能カラー画像形成装置2のプリント部2Bの2箇所から同時に同一の画像を出力する場合のカラープロファイルの構成例である。ここでは、多機能カラー画像形成装置1のプリント部1Bと多機能カラー画像形成装置2のプリント部2Bとは異なる機種であり、使用される現像剤の色材に違いがあるため各々の色再現能力に違いがあることが仮定されている。
【0033】
本実施例においては、プリント部1Bに出力する際に使用されるカラープロファイルはProfile(1A)+Profile(1B2)、プリント部2Bに出力する際に使用されるカラープロファイルはProfile(1A)+Profile(2B2)となっており、各プリント部用に用意されるProfile(1B2)およびProfile(2B2)は、プリント部1Bとプリント部2Bのそれぞれの色再現能力の比較をして、両者の色再現範囲の共通部分に含まれるように構成されている。
【0034】
図7は、このように構成した場合の色再現範囲の概念図で、Profile(1B2)およびProfile(2B2)は、図中の斜線部で示した色空間内を利用したカラーマッピングが行われる。これによってカラーマップ時に両プリント部の色再現範囲を超える領域にマップすることがなくなる。
【0035】
このように、本実施例によれば、同一の入力ソースであるスキャナ部1Aからの画像情報を、異なる出力特性を有するプリント部1Bとプリント部2Bに対して同時にプリントする場合には、両プリント部からの出力の色を合わせることが可能となる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、デバイスの色再現能力に応じた画像処理が可能な画像情報の劣化のない高パフォーマンスの多機能カラー画像形成装置、および、それを実現するための多機能カラー画像形成方法、多機能カラー画像形成のためのプログラム並びに記録媒体を提供することが可能となる。
【0037】
本発明により得られる効果をより具体的に纏めると以下のとおりである。
(1)原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とからなる多機能カラー画像形成装置において、多機能カラー画像形成装置に入力した画像情報を出力する際に、画像情報に対して加える画像処理方法を、出力先毎に異なる処理方法が提供される仕組みを有することにより出力装置毎の出力特性の違いに合わせた画像処理を加えることを可能とする効果を有する。
(2)多機能カラー画像形成装置に入力された画像情報を出力する際には、入力装置のカラープロファイルと出力先の装置の色再現特性に応じたカラープロファイルを指定することにより、色再現能力の異なる各入力装置、出力装置毎に最適なカラープロファイルを使用することが可能となる効果を有する。
(3)出力先の装置が同種のアーキテクチャの装置の場合には、出力先の装置の色再現特性に応じたカラープロファイルの情報を入手し、出力装置に送る際には概カラープロファイルを指定することを可能とすることにより、同アーキテクチャの装置間では画像処理回数が最少にでき、画像情報の劣化の防止とパフォーマンスの向上を実現することが可能となる効果を有する。
(4)出力先の装置が相互に通信可能な同種のアーキテクチャの装置の場合であり、なおかつ出力先の装置が色再現能力を有しない場合には、入力装置のカラープロファイルのみ指定した画像情報として送信することにより、無用な画像処理をなくし、画像情報の劣化の防止とパフォーマンスの向上を実現することが可能となる効果を有する。
(5)出力先の装置が同種のアーキテクチャの装置ではない場合には、画像情報を入力装置のカラープロファイルを利用してデバイスインディペンデントなカラー情報に変換して送信することにより、同アーキテクチャの装置間では画像処理回数が最少にでき、画像情報の劣化の防止とパフォーマンスの向上を実現することが可能となり、異なるアーキテクチャの装置に対しては、一般的な標準色処理機能を有効に活用できるという効果を有する。
(6)原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とからなる多機能カラー画像形成装置において、多機能カラー画像形成装置に入力した画像情報に対して加える画像処理方法を、出力目的に応じて異なる処理方法とすることにより、出力目的によって、出力装置毎の出力特性の違いを効果的に吸収したり利用したりする画像処理を加えることを可能とする効果を有する。
(7)出力目的に応じて異なるカラープロファイルを指定することにより、出力目的によって、出力装置毎の色再現特性の違いを効果的に吸収したり利用したりするカラー画像処理を加えることを可能とする効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多機能カラー画像形成装置を3機用いて構成したシステムにおける多機能カラー画像形成装置間の画像情報のワークフロー図である。
【図2】図1に示した3機の多機能カラー画像形成装置の設置ブロック図である。
【図3】多機能カラー画像形成装置1のスキャナ部1Aから原稿M1の画像情報を入力した際の、出力側で用いられるカラープロファイルの構成を説明するための図である。
【図4】本発明の多機能カラー画像形成装置1のスキャナ部1Aから原稿M1の画像情報(生情報:Raw)を入力した際の、出力側で用いられるカラープロファイルの第2の構成例を説明するための図である。
【図5】2機の多機能カラー画像形成装置とEmailサーバおよびクライアントPCを接続した場合の設置ブロック図である。
【図6】本発明の多機能カラー画像形成装置1のスキャナ部1Aから原稿M1の画像情報(生情報:Raw)を入力した際の、出力側で用いられるカラープロファイルの第3の構成例を説明するための図である。
【図7】本発明における色再現範囲の概念図である。
【符号の説明】
1、2、3 多機能カラー画像形成装置
1A、2A、3A 原稿スキャナ部
1B、2B、3B プリンタ部
1C、2C、3C プレビューモニタ部
1D、2D、3D 画像処理部
1E、2E、3E ストレージ部
M1、M3 原稿
P プリントジョブ

Claims (22)

  1. 原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とを有する多機能カラー画像形成装置であって、
    前記画像処理演算部は、入力された画像情報を出力すべき出力先装置を識別するための識別手段と、当該出力先装置の画像再現能力を認識するための認識手段とを備え、前記入力された画像情報に前記出力先装置の画像再現能力に応じた画像処理を施して出力することを特徴とする多機能カラー画像形成装置。
  2. 前記画像処理演算部が実行する画像処理は、前記入力された画像情報の入力先装置のカラープロファイルと前記出力先装置の色再現特性に応じたカラープロファイルを指定する処理であることを特徴とする請求項1に記載の多機能カラー画像形成装置。
  3. 前記画像処理演算部は、前記識別手段により識別された出力先装置が同種のアーキテクチャの装置である場合には、前記認識手段により出力先装置の色再現特性に応じたカラープロファイルの情報を入手して当該カラープロファイルを指定する処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の多機能カラー画像形成装置。
  4. 前記画像処理演算部は、前記識別手段により識別された出力先装置が相互に通信可能な同種のアーキテクチャの装置であり、かつ、当該出力先装置が色再現能力を有しない場合には、前記入力先装置のカラープロファイルのみを指定する処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の多機能カラー画像形成装置。
  5. 前記画像処理演算部は、前記識別手段により識別された出力先装置が同種のアーキテクチャの装置でない場合には、前記画像情報を前記入力先装置のカラープロファイルを利用してデバイスインディペンデントなカラー情報に変換する処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の多機能カラー画像形成装置。
  6. 原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とを有する多機能カラー画像形成装置であって、
    前記画像処理演算部は、入力された画像情報の出力目的を判断する判断手段を備え、前記入力された画像情報に前記出力目的に応じた画像処理を施して出力することを特徴とする多機能カラー画像形成装置。
  7. 前記出力目的に応じた画像処理は、出力目的に応じたカラープロファイルを指定する処理であることを特徴とする請求項6に記載の多機能カラー画像形成装置。
  8. 原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とを有する多機能カラー画像形成装置で用いられる多機能画像形成方法であって、
    入力された画像情報を出力すべき出力先装置を識別するステップと、
    当該出力先装置の画像再現能力を認識するステップと、
    前記入力された画像情報に前記出力先装置の画像再現能力に応じた画像処理を施して出力するステップとを備えることを特徴とする多機能カラー画像形成方法。
  9. 前記画像処理は、前記入力された画像情報の入力先装置のカラープロファイルと前記出力先装置の色再現特性に応じたカラープロファイルを指定する処理であることを特徴とする請求項8に記載の多機能カラー画像形成方法。
  10. 前記画像処理は、前記識別された出力先装置が同種のアーキテクチャの装置である場合には、当該出力先装置の色再現特性に応じたカラープロファイルの情報を入手して当該カラープロファイルを指定する処理であることを特徴とする請求項9に記載の多機能カラー画像形成方法。
  11. 前記画像処理は、前記識別された出力先装置が相互に通信可能な同種のアーキテクチャの装置であり、かつ、当該出力先装置が色再現能力を有しない場合には、前記入力先装置のカラープロファイルのみを指定する処理であることを特徴とする請求項9に記載の多機能カラー画像形成方法。
  12. 前記画像処理は、前記識別された出力先装置が同種のアーキテクチャの装置でない場合には、前記画像情報を前記入力先装置のカラープロファイルを利用してデバイスインディペンデントなカラー情報に変換する処理であることを特徴とする請求項9に記載の多機能カラー画像形成方法。
  13. 原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とを有する多機能カラー画像形成装置で用いられる多機能カラー画像形成方法であって、
    入力された画像情報の出力目的を判断するステップと
    当該入力された画像情報に前記出力目的に応じた画像処理を施して出力するステップとを備えることを特徴とする多機能カラー画像形成方法。
  14. 前記出力目的に応じた画像処理は、出力目的に応じたカラープロファイルを指定する処理であることを特徴とする請求項13に記載の多機能カラー画像形成方法。
  15. 原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とを有する多機能カラー画像形成装置を制御するためのコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    入力された画像情報を出力すべき出力先装置を識別するステップと、
    当該出力先装置の画像再現能力を認識するステップと、
    前記入力された画像情報に前記出力先装置の画像再現能力に応じた画像処理を施して出力するステップとを備えることを特徴とするプログラム。
  16. 前記画像処理は、前記入力された画像情報の入力先装置のカラープロファイルと前記出力先装置の色再現特性に応じたカラープロファイルを指定する処理であることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記画像処理は、前記識別された出力先装置が同種のアーキテクチャの装置である場合には、当該出力先装置の色再現特性に応じたカラープロファイルの情報を入手して当該カラープロファイルを指定する処理であることを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記画像処理は、前記識別された出力先装置が相互に通信可能な同種のアーキテクチャの装置であり、かつ、当該出力先装置が色再現能力を有しない場合には、前記入力先装置のカラープロファイルのみを指定する処理であることを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
  19. 前記画像処理は、前記識別された出力先装置が同種のアーキテクチャの装置でない場合には、前記画像情報を前記入力先装置のカラープロファイルを利用してデバイスインディペンデントなカラー情報に変換する処理であることを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
  20. 原稿読取部と、画像形成部と、画像処理演算部と、ネットワーク接続部と、データストレージ部と、制御部とを有する多機能カラー画像形成装置を制御するためのコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    入力された画像情報の出力目的を判断するステップと
    当該入力された画像情報に前記出力目的に応じた画像処理を施して出力するステップとを備えることを特徴とするプログラム。
  21. 前記出力目的に応じた画像処理は、出力目的に応じたカラープロファイルを指定する処理であることを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
  22. 請求項15ないし請求項21の何れかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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