JP2004063522A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Masao Fukada
深田 昌生
Shinichi Suzuki
鈴木 慎一
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Abstract

【課題】デュアルダマシン配線の配線間容量を低減し、さらにデュアルダマシン配線を有する半導体装置のQTAT化および製造歩留まりの向上を実現することのできる技術を提供する。
【解決手段】溝パターンにパターニングされたフォトレジスト膜23をマスクとして絶縁膜21をドライエッチングし、配線溝を形成する際、光学式反射干渉波形モニタまたはプラズマ発光終点モニタを用いて絶縁膜21のエッチング終点検出を行うことにより、絶縁膜21のみをドライエッチングする。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、デュアルダマシン(Dual−damascene)法を用いて形成された多層配線構造、およびそのような多層配線構造を有する半導体装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の高性能化および微細化に伴い、多層配線技術は半導体装置製造において必要な技術となっている。半導体集積回路における配線の形成法としては、絶縁膜上にアルミニウム合金またはタングステン等の高融点金属膜を成膜した後、この金属膜上に配線パターンと同一形状のレジスト膜を形成し、それをマスクとしたドライエッチングにより金属膜からなる配線を形成する方法が一般に用いられている。
【0003】
しかし、このアルミニウム合金膜等を用いる方法では、配線の微細化に伴い、配線抵抗の増大が顕著となり、配線遅延が増加して半導体装置の性能が低下する等の問題が生じている。
【0004】
そこで、絶縁膜に形成した配線溝内に銅を主導体層とする金属膜を埋め込んだ後、配線溝以外の領域の余分な金属膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて除去することにより配線溝内に配線を形成する方法、いわゆるダマシン(Damascene)法が検討されている。
【0005】
なかでも上層配線が形成される配線溝および上層配線と下層配線とを接続する接続孔をそれぞれ絶縁膜に形成した後、配線溝および接続孔に銅を主導体層とする金属膜を同時に埋め込むデュアルダマシン法は、前記アルミニウム合金膜等を用いる方法に比べて、配線抵抗を低減することができる。
【0006】
なお、たとえば特開2001−332618号公報には、銅を主な材料とする、多層の溝配線構造を有する半導体装置において、下層の比誘電率の高い絶縁膜から20nm以上離れた部分に配線層を構成するデュアルダマシン配線について記載されている。
【0007】
また、特開2001−176965号公報には、接続孔配線が設けられる層である第1の酸化シリコン膜と、その接続孔配線の上に設けられる銅配線が存在する層であるHSG膜とを、反応性ガスの流量比におけるエッチングレートが異なる材料によって構成する方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、半導体装置の製造方法について検討した。以下は、本発明者によって検討されたデュアルダマシン技術であり、その概要は次のとおりである。
【0009】
まず、下層の銅配線上に、銅拡散防止用の保護膜、接続孔が形成される絶縁膜(以下、単にビア(Via)層間膜と略す)、配線溝エッチングを止めるための中間ストッパ膜、配線溝が形成される絶縁膜(以下、単に配線層間膜と略す)およびハードマスクとして用いる最上層膜を順次成膜する。
【0010】
次に、溝パターンに加工された第1のレジスト膜をマスクとして最上層膜をエッチングする。続いて上記第1のレジスト膜を除去した後、孔パターンに加工された第2のレジスト膜をマスクとして配線層間膜、中間ストッパ膜およびビア層間膜を順次エッチングし、接続孔を形成する。
【0011】
次に、上記第2のレジスト膜を除去した後、溝パターンに加工された最上層膜をマスクとして配線層間膜をエッチングし、配線溝を形成する。この時、配線層間膜のエッチングは中間ストッパ膜によって止めることができる。さらに最上層膜、露出した中間ストッパ膜および露出した保護膜を除去する。
【0012】
次に、配線溝および接続孔の内壁にバリアメタルおよび銅のシード層を順次被着した後、電解めっき法によって配線溝および接続孔を埋設するように銅膜を形成する。続いて積層表面にCMPを施すことによって配線溝および接続孔以外の領域の余分な配線材料を削り、デュアルダマシン配線を形成する。
【0013】
しかしながら、上記デュアルダマシン配線を有する半導体装置技術においては、以下の課題があることを本発明者は見いだした。
【0014】
配線層間膜およびビア層間膜を酸化シリコン膜(以下、SiO膜と記す)またはフッ素が添加された酸化シリコン膜(以下、SiOF膜と記す)などによって構成する場合、中間ストッパ膜として、通常炭化シリコン膜(以下、SiC膜と記す)または窒化シリコン膜(以下、SiN膜と記す)が用いられている。しかし、SiC膜の比誘電率は5程度、SiN膜の比誘電率は7程度であり、これら絶縁膜の比誘電率は相対的に高いため、配線層間膜およびビア層間膜に比誘電率が約4以下の低誘電率絶縁膜を用いても、フリンジ効果により配線間容量が増大してしまう。
【0015】
また、前記アルミニウム合金膜等を用いる方法に比べて製造工程、特に絶縁膜の成膜工程が増加する。このため、製造コストおよび製品が完成するまでの時間が増加し、さらに異物増加に起因してパターン欠陥の発生による製造歩留まりの低下などが生ずる。
【0016】
本発明の目的は、デュアルダマシン配線の配線間容量を低減することのできる技術を提供することにある。
【0017】
本発明の他の目的は、デュアルダマシン配線を有する半導体装置のQTAT(Quick Turn−and Around Time)化および製造歩留まりの向上を実現することのできる技術を提供することにある。
【0018】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0020】
本発明は、下層配線の上層にストッパ絶縁膜、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を下層から順次形成する工程と、孔パターンに加工されたレジスト膜をマスクとして第2の絶縁膜および第1の絶縁膜を順次ドライエッチングし、接続孔を形成する工程と、溝パターンに加工されたレジスト膜をマスクとして第2の絶縁膜をドライエッチングし、配線溝を形成する工程と、露出したストッパ絶縁膜をエッチングする工程と、接続孔および配線溝の内部に導電部材を埋め込む工程とを有し、第1の絶縁膜と第2の絶縁膜とは互いに材質が異なり、光学式反射干渉波形モニタまたはプラズマ発光終点モニタを用いて、第2の絶縁膜のエッチング終点検出を行うものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】
本発明の一実施の形態であるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)デバイスの製造方法の一例を図1〜図9を用いて工程順に説明する。図1〜図5,図7〜図9に半導体基板の要部断面図、図6にドライエッチング方法を説明するための模式図を示す。なお、図6中、M1は光学式反射干渉波形モニタ、M2はプラズマ発光終点モニタ、DEはドライエッチング装置、SWは半導体ウエハ、PLはプラズマである。
【0023】
まず、図1に示すように、たとえばp型の単結晶シリコンからなる半導体基板1を用意し、半導体基板1の主面に素子分離領域2を形成する。次に、パターニングされたフォトレジスト膜をマスクとして不純物をイオン注入し、pウェル3およびnウェル4を形成する。pウェル3にはp型不純物、たとえばボロンをイオン注入し、nウェル4にはn型不純物、たとえばリンをイオン注入する。この後、各ウェル領域にMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)のしきい値を制御するための不純物をイオン注入してもよい。
【0024】
次に、ゲート絶縁膜となるSiO膜、ゲート電極となる多結晶シリコン膜およびキャップ絶縁膜となるSiO膜を順次堆積して積層膜を形成し、パターニングされたフォトレジスト膜をマスクとして上記積層膜をエッチングする。これにより、ゲート絶縁膜5、ゲート電極6およびキャップ絶縁膜7を形成する。ゲート絶縁膜5を構成するSiO膜は、たとえば熱酸化法またはCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成することができ、ゲート電極6を構成する多結晶シリコン膜およびキャップ絶縁膜7を構成するSiO膜は、たとえばCVD法により形成することができる。
【0025】
次に、半導体基板1上に、たとえばCVD法でSiO膜を堆積した後、このSiO膜を異方性エッチングすることにより、ゲート電極6の側壁にサイドウォールスペーサ8を形成する。その後、フォトレジスト膜をマスクとして、pウェル3にn型不純物(たとえばリン、ヒ素)をイオン注入し、pウェル3のゲート電極6の両側にn型半導体領域9を形成する。n型半導体領域9は、ゲート電極6およびサイドウォールスペーサ8に対して自己整合的に形成され、nチャネルMISFETのソース、ドレインとして機能する。同様に、フォトレジスト膜をマスクとして、nウェル4にp型不純物(たとえばフッ化ボロン)をイオン注入し、nウェル4のゲート電極6の両側にp型半導体領域10を形成する。p型半導体領域10は、ゲート電極6およびサイドウォールスペーサ8に対して自己整合的に形成され、pチャネルMISFETのソース、ドレインとして機能する。
【0026】
次に、図2に示すように、半導体基板1上にスパッタ法またはCVD法でSiO膜を堆積した後、そのSiO膜を、たとえばCMP法で研磨することにより、表面が平坦化された層間絶縁膜11を形成する。次いで、パターニングされたフォトレジスト膜をマスクとしたエッチングによって層間絶縁膜11に接続孔12を形成する。この接続孔12は、n型半導体領域9またはp型半導体領域10上などの必要部分に形成する。
【0027】
次に、接続孔12の内部を含む半導体基板1の全面に窒化チタン膜を、たとえばCVD法で形成し、さらに接続孔12を埋め込むタングステン膜を、たとえばCVD法で形成する。その後、接続孔12以外の領域の窒化チタン膜およびタングステン膜を、たとえばCMP法により除去して接続孔12の内部にプラグ13を形成する。
【0028】
続いて、層間絶縁膜11およびプラグ13上にストッパ絶縁膜14を形成し、さらに配線形成用の絶縁膜15を形成する。ストッパ絶縁膜14は、絶縁膜15への溝加工の際にエッチングストッパとなる膜であり、絶縁膜15に対してエッチング選択比を有する材料を用いる。ストッパ絶縁膜14は、たとえばSiN膜とし、絶縁膜15は、たとえばSiO膜とする。なお、ストッパ絶縁膜14と絶縁膜15とには次に説明する第1配線層が形成される。このため、その合計膜厚は第1配線層に必要な設計膜厚で決められる。次いで、パターニングされたフォトレジスト膜をマスクとしたエッチングによってストッパ絶縁膜14および絶縁膜15の所定の領域に配線溝16を形成する。
【0029】
次に、配線溝16の内部に第1配線層の配線を形成する。まず、配線溝16の内部を含む半導体基板1の全面にバリアメタル層17を形成する。バリアメタル層17は、たとえばタンタル、窒化チタン、窒化タンタル等で構成することができる。続いて、図示はしないが、CVD法またはスパッタ法を用いてバリアメタル層17上に銅のシード層を形成し、さらに電解めっき法を用いてシード層上に銅のめっき層を形成する。シード層の膜厚は、たとえば基板平面上で100nm程度、めっき層の膜厚は、たとえば基板平面上で600nm程度とし、めっき層により配線溝16の内部を埋め込む。
【0030】
次に、配線溝16以外の領域の銅膜(めっき層およびシード層)およびバリアメタル層17を、たとえばCMP法により除去して、第1配線層の配線18を形成する。
【0031】
次に、デュアルダマシン法により第2配線層を形成する。まず、図3に示すように、第1配線層の配線18上にキャップ絶縁膜19、層間絶縁膜20および配線形成用の絶縁膜21を順次形成する。
【0032】
キャップ絶縁膜19および層間絶縁膜20には、後に説明するように接続孔が形成される。キャップ絶縁膜19は、層間絶縁膜20に対してエッチング選択比を有する材料で構成され、たとえばSiN膜またはSiC膜とすることができる。さらにキャップ絶縁膜19は、第1配線層の配線18を構成する銅の拡散を防止する保護膜としての機能を有している。SiN膜またはSiC膜は、たとえばプラズマCVD法によって形成され、その膜厚は、たとえば50nm程度とすることができる。
【0033】
層間絶縁膜20は、たとえばSiOF膜またはSiOC膜等のCVD法で形成される比誘電率が3〜4程度の低誘電率膜、あるいはPAE(Poly Aryleneether)系材料(たとえばSiLK膜、FLARE膜)、BCB(Benzocyclobutene)系材料、HSG(Hydrogen Silsesquioxane)またはMSQ(Methyl Silsesquioxane)系材料等の塗布法で形成される比誘電率が2〜3程度の低誘電率膜からなり、その膜厚は、たとえば450nm程度とすることができる。
【0034】
同様に、配線形成用の絶縁膜21は、たとえばSiOF膜またはSiOC膜等のCVD法で形成される低誘電率膜、あるいはPAE系材料、BCB系材料、HSG、MSQ系材料等の塗布法で形成される低誘電率膜からなるが、上記層間絶縁膜20を構成する材料とは異なる性質を有する材料が選ばれる。絶縁膜21には次に説明する第2配線層が埋め込まれる配線溝が形成されるため、その膜厚は第2配線層に必要な設計膜厚で決められ、たとえば450nm程度とすることができる。
【0035】
次に、図4に示すように、孔パターンにパターニングされたフォトレジスト膜22を絶縁膜21上に形成し、このフォトレジスト膜22をマスクとして、たとえばドライエッチング法により絶縁膜21および層間絶縁膜20を順次エッチングする。この際、キャップ絶縁膜19がエッチングストッパ層として機能する。
【0036】
次に、フォトレジスト膜22を除去した後、図5に示すように、溝パターンにパターニングされたフォトレジスト膜23を絶縁膜21上に形成し、このフォトレジスト膜23をマスクとして、たとえばドライエッチング法により絶縁膜21をエッチングする。
【0037】
ここで、図6に示すように、光学式反射干渉波形モニタM1またはプラズマ発光終点モニタM2を用いて、絶縁膜21のエッチング終点検出を行うことにより、絶縁膜21のみをエッチングする。光学式反射干渉形モニタM1では、エッチング時の絶縁膜21の厚さを管理する、または絶縁膜21と層間絶縁膜20との接触面における干渉縞の変化を検知することによってエッチング終点の検出を行うことができる。また、プラズマ発光終点モニタM2では、絶縁膜21と層間絶縁膜20との材質の違いによるプラズマ発光中の特定スペクトルの強度変化を検知することによってエッチング終点の検出を行うことができる。
【0038】
次に、フォトレジスト膜23を除去した後、図7に示すように、露出したキャップ絶縁膜18を、たとえばドライエッチング法により除去して、キャップ絶縁膜19および層間絶縁膜20に接続孔24が形成され、絶縁膜21に配線溝25が形成される。
【0039】
次に、接続孔24および配線溝25の内部に第2配線層の配線を形成する。第2配線層の配線は、バリアメタル層および主導電層である銅膜からなり、この配線と下層配線である第1配線層の配線18とを接続する接続部材は第2配線層の配線と一体に形成される。第2配線層の配線の形成方法は、たとえば以下のように行う。
【0040】
まず、図8に示すように、接続孔24および配線溝25の内部を含む半導体基板1の全面にバリアメタル層26を形成する。バリアメタル層26は、たとえばタンタル膜からなり、その膜厚は、たとえば基板平面上で50nm程度とすることができる。上記タンタル膜は、たとえばスパッタ法で形成される。バリアメタル層26は、窒化チタン、窒化タンタル等で構成してもよい。
【0041】
次に、バリアメタル層26上に銅のシード層27を形成する。シード層27は、たとえばCVD法またはスパッタ法で形成され、その膜厚は、たとえば基板平面上で100nm程度である。次いで、電解めっき法を用いてシード層27上に銅のめっき層28を形成する。めっき層28の膜厚は、たとえば基板平面上で600nm程度とする。これにより接続孔24および配線溝25を同時に埋め込む。
【0042】
次に、図9に示すように、CMP法を用いてめっき層28およびシード層27を研磨する。銅は研磨速度が大きいので、まず先に銅の部分が除去される。さらに、研磨を継続し、絶縁膜22上のバリアメタル層26を除去する。これにより配線溝25以外の領域の銅膜(めっき層28およびシード層27)およびバリアメタル層26が除去されて、接続部材と一体に形成された配線29が形成される。
【0043】
その後、図示はしないが、さらに上層の配線を形成した後、パッシベーション膜で半導体基板1の全面を覆うことにより、CMOSデバイスが略完成する。
【0044】
なお、本実施の形態では、半導体基板1の主面上に形成される半導体素子としてCMOSデバイスを例示したが、これに限定されるものではない。
【0045】
このように、本実施の形態によれば、デュアルダマシン配線を形成する際、接続孔24が形成される層間絶縁膜20と配線溝25が形成される絶縁膜21との間に、本発明者が検討したデュアルダマシン配線で用いられた中間ストッパ膜(たとえばSiN膜、SiC膜など)を設ける必要がない。
【0046】
また、本実施の形態によれば、本発明者が検討したデュアルダマシン配線で用いられた中間ストッパ膜および最上層膜が不要となるので、少なくとも成膜工程が減り、製造時間の短縮を図ることができる。さらに上記中間ストッパ膜および最上層膜の成膜とエッチングとが不要になるので異物が減少して、パターン欠陥の発生を低減することができる。
【0047】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0048】
たとえば、前記実施の形態では、光学式反射干渉波形モニタまたはプラズマ発光終点モニタを用いて絶縁膜のエッチング終点検出を行ったが、絶縁膜の材質の違いを検知することのできる上記モニタ以外の終点検出装置も用いることができる。
【0049】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0050】
デュアルダマシン配線の製造工程において、ビア層間膜と配線層間膜との間に配線層間膜のエッチングストッパ層として機能する中間ストッパ膜を設ける必要がないので、デュアルダマシン配線の配線間容量を低減することができる。さらに製造工程数が減ることから、製造時間の短縮を図ることができ、また異物が減少してパターン欠陥の発生を低減することができるので、デュアルダマシン配線を有する半導体装置のQTAT化および製造歩留まりの向上を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるエッチング方法を説明するための模式図である。
【図7】本発明の一実施の形態であるCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態であるCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態であるCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 素子分離領域
3 pウェル
4 nウェル
5 ゲート絶縁膜
6 ゲート電極
7 キャップ絶縁膜
8 サイドウォールスペーサ
9 n型半導体領域
10 p型半導体領域
11 層間絶縁膜
12 接続孔
13 プラグ
14 ストッパ絶縁膜
15 絶縁膜
16 配線溝
17 バリアメタル層
18 配線
19 キャップ絶縁膜
20 層間絶縁膜
21 絶縁膜
22 フォトレジスト膜
23 フォトレジスト膜
24 接続孔
25 配線溝
26 バリアメタル層
27 シード層
28 めっき層
29 配線
M1 光学式反射干渉波形モニタ
M2 プラズマ発光終点モニタ
DE ドライエッチング装置
SW 半導体ウエハ

Claims (4)

  1. 半導体基板上に第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を下層から順次形成した後、パターニングされたレジスト膜をマスクとして、前記第2の絶縁膜をドライエッチングする半導体装置の製造方法であって、
    前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜とは互いに材質が異なり、光学式反射干渉波形モニタまたはプラズマ発光終点モニタを用いて、前記第2の絶縁膜のエッチング終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. (a)半導体基板上にストッパ絶縁膜、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を下層から順次形成する工程と、
    (b)孔パターンに加工されたレジスト膜をマスクとして、前記第2の絶縁膜および前記第1の絶縁膜を順次ドライエッチングする工程と、
    (c)溝パターンに加工されたレジスト膜をマスクとして、前記第2の絶縁膜をドライエッチングする工程と、
    (d)露出した前記ストッパ絶縁膜をエッチングする工程とを有し、
    前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜とは互いに材質が異なり、光学式反射干渉波形モニタまたはプラズマ発光終点モニタを用いて、前記第2の絶縁膜のエッチング終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 配線溝内に形成された配線と、前記配線とその下層配線とを接続する接続孔内に前記配線と一体に形成された接続部材とを形成する半導体装置の製造方法であって、
    (a)下層配線の上層にストッパ絶縁膜、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を下層から順次形成する工程と、
    (b)孔パターンに加工されたレジスト膜をマスクとして前記第2の絶縁膜および前記第1の絶縁膜を順次ドライエッチングし、接続孔を形成する工程と、
    (c)溝パターンに加工されたレジスト膜をマスクとして前記第2の絶縁膜をドライエッチングし、配線溝を形成する工程と、
    (d)露出した前記ストッパ絶縁膜をエッチングする工程と、
    (e)前記接続孔および前記配線溝の内部に導電部材を埋め込む工程とを有し、
    前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜とは互いに材質が異なり、光学式反射干渉波形モニタまたはプラズマ発光終点モニタを用いて、前記第2の絶縁膜のエッチング終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 配線溝内に形成された配線と、前記配線とその下層配線とを接続する接続孔内に前記配線と一体に形成された接続部材とを形成する半導体装置の製造方法であって、
    (a)下層配線の上層にストッパ絶縁膜、第1の絶縁膜および第2の絶縁膜を下層から順次形成する工程と、
    (b)孔パターンに加工されたレジスト膜をマスクとして前記第2の絶縁膜および前記第1の絶縁膜を順次ドライエッチングし、接続孔を形成する工程と、
    (c)溝パターンに加工されたレジスト膜をマスクとして前記第2の絶縁膜をドライエッチングし、配線溝を形成する工程と、
    (d)露出した前記ストッパ絶縁膜をエッチングする工程と、
    (e)前記接続孔および前記配線溝の内部に導電部材を埋め込む工程とを有し、
    前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜とは互いに材質が異なるが、約4以下の比誘電率を有し、光学式反射干渉波形モニタまたはプラズマ発光終点モニタを用いて、前記第2の絶縁膜のエッチング終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7560202B2 (en) * 2005-12-28 2009-07-14 Dongbu Electronics Co., Ltd. Method for manufacturing image sensor

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