JP2004063121A - 高周波加熱装置 - Google Patents

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JP2004063121A
JP2004063121A JP2002216341A JP2002216341A JP2004063121A JP 2004063121 A JP2004063121 A JP 2004063121A JP 2002216341 A JP2002216341 A JP 2002216341A JP 2002216341 A JP2002216341 A JP 2002216341A JP 2004063121 A JP2004063121 A JP 2004063121A
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noise
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JP2002216341A
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Shuji Ikeda
池田 修二
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、電子レンジなど高周波加熱装置のノイズの低減に関するものである。
【解決手段】本体底部に設けたノイズフィルターユニット取付け金具13を配置し、その金属金具の天井面上側にノイズフィルターユニット11を配置し、ノイズフィルターユニット11をカバー14で覆うことによりノイズフィルターユニット11上の電子部品の動作保証温度を満足させ、ノイズフィルターユニット11としてのノイズ低減性能を向上させるとともに、マグネトロン15等からの輻射ノイズ、つまり外乱ノイズ、に対して耐性のある高周波加熱装置が提供できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子レンジなど高周波加熱装置の電磁ノイズ軽減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の高周波加熱装置は図9に示すような構成が一般的であった。この高周波加熱装置は、図9の高周波加熱装置の電気室概略斜視図に示すように、高周波加熱を行うための高周波を発生するマグネトロン5と、このマグネトロン5に高電圧を供給する高圧トランス6と、これらマグネトロン5と昇圧トランス6等を強制冷却する冷却ファン2での冷却手段とを備えた高周波加熱装置において、雑音端子電圧を低減するノイズフィルターユニット1を冷却手段にて冷却される位置に取り付け、このノイズフィルターユニット1を電気的には雑音端子電圧の出口である電源ケーブル3の商用電源側に配置したことを特徴としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の高周波加熱装置では、高周波加熱をした時、電気部品室内の温度を上昇させる要因のマグネトロン5や高圧トランス6より、ノイズフィルターユニット1を上方に配置しているので、高周波加熱を連続動作させた場合、電気部品室内の温度が上がり、ノイズフィルターユニット1を配置した電気部品室の上方の温度が高くなる傾向にある。特に高周波加熱を非動作時に、冷却手段の冷却ファン2が止まっている間に、電気部品室の熱気が煙突効果で上方に上がり、ますます上方に配置したノイズフィルターユニット1にとって周囲温度が高くなることになる。その結果、ノイズフィルターユニット1を構成する電源ライン間コンデンサーやライン対アース間コンデンサーの周囲温度が高くなり、高い温度まで使用できる高価な部品を使わなければならないという課題を有していた。特に電熱装置が調理庫の上や下、あるいは両方に付いている電熱装置付高周波加熱装置は電熱装置を運転時、電気部品室の温度が対流によりノイズフィルターユニット1の電気部品の使用温度範囲を超えることになり、ノイズフィルターユニット1を図9に示した位置に配置できないという課題をも有していた。
【0004】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、高周波加熱装置の電気室概略斜視図に示すように、ノイズフィルターユニットを本体底部に固定されるノイズフィルターユニット取付け金具に固定したうえ、カバーでノイズフィルターユニットを覆うことで、周囲温度の低い位置にノイズフィルターユニットを固定しノイズフィルターの性能安定・耐久性能向上した高周波加熱装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、本体ケース底板にノイズフィルターユニットを設置しカバーで覆うものである。このノイズフィルターユニットの配置ならびにカバーの存在により、ノイズフィルターの性能安定を図るとともに、ノイズ低減性能を向上させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、本体ケース底板にノイズフィルターユニットを設置しカバーで覆うものである。このノイズフィルターユニットの配置により周囲温度を下げることにより部品の動作温度を保証し性能安定を図るとともに、カバーにより外来ノイズ低減を図ってノイズフィルターユニットの性能向上ができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1・請求項2に記載のケース構成する面の一面または多面を開放することで開放することでノイズフィルター上の部品周囲温度を下げることにより部品の動作温度を保証し性能安定を図るものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項1・請求項2に記載のケース面上の一面または多面に通気穴を設けてノイズフィルター上の部品周囲温度を下げることにより部品の動作温度を保証し性能安定を図るとともに、外来ノイズに対するノイズ耐量を向上させるものである。
【0009】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項2・請求項3に記載のノイズフィルター近傍から高周波加熱装置の本体内に電源ケーブルを引き込むことで電源ケーブルを介して本体外部に伝播するノイズ量を低減させるものである。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例ついて図1〜図8を参照しながら説明する。
【0011】
(実施例1)
図1は本実施例を示す斜視図、図2は本実施例における一部を断面図とした側面図である。
【0012】
図1において、ノイズフィルター11は、本体底板12に固定されたノイズフィルター取付け金具13に取付けられており、このノイズフィルター11をカバー14が覆うように固定される。そして、ノイズフィルター11の近傍には、高周波発生装置であるマグネトロン15と高圧トランス16が配置されている。
【0013】
以上のように配置・構成されたノイズフィルター11において、高周波を発生すると同時にノイズ発生源でもあるマグネトロン15がら輻射され空中伝播してくるノイズに対しては、図2に示すようにカバー14がノイズを遮蔽しノイズフィルター11の性能が確保できる。
【0014】
また、近年はオーブンレンジ普及に伴い使用部品保証温度に対する要求が厳しくなってきているが、この対策として極力電子部品は周囲温度が低い場所に位置させることが要求される。従って、本構成のごとくノイズフィルター11を本体底板12に配置できればノイズフィルター11の温度によるノイズ低減性能劣化が防止出来る。
【0015】
(実施例2)
図3は本発明の実施例2の高周波加熱装置を示す加熱室概略斜視図であり、ノイスフィルター11を覆うカバー14の2面を開放した例を示す。
【0016】
図3において、ノイズフィルター11のノイズ低減性能に特に問題はないもののノイズフィルター11上の電子部品使用保証温度に余裕がない場合、カバー14の2面を開放し、冷却ファン17から送風される冷却風がノイズフィルター11上の電子部品を効率よく冷却できるようにするためものである。
【0017】
以上のように構成した場合、ノイズフィルター11上の電子部品使用保証温度は容易に満足することが可能となるので、ノイズフィルター11のノイズ低減性能が充分満足できるとともに、温度によるノイズ低減性能劣化が防止できる。
【0018】
(実施例3)
図4は本発明の実施例3の高周波加熱装置を示す加熱室概略斜視図であり、ノイスフィルター11を覆うカバー4の2面に通気穴18を設けた構成を示す。
【0019】
図4において、ノイズフィルター11のノイズ低減性能が充分確保できたにもかかわらず、マグネトロン15等からの輻射ノイズ大きく、ノイズフィルター11上の電子部品使用保証温度に余裕がない場合にカバー14の面に通気穴18を設ける。
【0020】
以上のように構成した場合、冷却ファン17からの冷却風がノイズフィルター11上の電子部品を効率良く冷却できるためノイズフィルター11のノイズ低減性能が安定して得られる。
【0021】
なお、通気穴18は図5に示すような長穴19の形状、図6に示すルーバー20の形状でも同様の効果が得られる。
【0022】
また図7は本発明の実施例3の別の高周波加熱装置を示す加熱室概略斜視図であり、ノイスフィルター11を覆うカバー14の2面を開放して通気穴を設けた構成を示す。
【0023】
図4において、マグネトロン15等からの輻射ノイズ小さく、ノイズフィルターユニット11のノイズ低減性能が充分確保できた場合に、カバー14の構成面に通気穴8を設ければ、ノイズフィルターユニット11上の電子部品を更に冷却出来ることは明白である。
【0024】
(実施例4)
図8は本発明の実施例4の高周波加熱装置を示す加熱室概略斜視図であり、ノイズフィルターユニット11が設置された近傍から高周波加熱装置の本体内に電源ケーブル19を引き込む構成を示す。
【0025】
図8においてはノイズフィルターユニット11が設置された近傍から高周波加熱装置の本体内に電源ケーブル21を引き込み、高周波を発生すると同時にノイズ発生源でもあるマグネトロン15から本体底板12を介して電源ケーブル21を隔離するものである。
【0026】
以上のように構成した場合、高周波を発生すると同時にノイズ発生源でもあるマグネトロン15から輻射され空中伝播してくるノイズに対して本体底板12をシールド板代わりとしているため電源ケーブル21には空中伝播ノイズの影響はなくなる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように請求項1〜4に記載の発明によれば、ノイズフィルターユニットに対する外来ノイズが排除できるうえ、温度に対する安定度を向上させることでノイズフィルターユニットのノイズ低減性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における高周波加熱装置の電気室概略斜視図
【図2】本発明の実施例1における高周波加熱装置の一部を断面とした電気室側面図
【図3】本発明の実施例2における高周波加熱装置の電気室概略斜視図
【図4】本発明の実施例3における高周波加熱装置の電気室概略斜視図
【図5】本発明の実施例3におけるカバーの斜視図
【図6】本発明の実施例3におけるカバーの斜視図
【図7】本発明の実施例4における高周波加熱装置の電気室概略斜視図
【図8】本発明の実施例4における高周波加熱装置の一部を断面とした電気室側面図
【図9】従来の高周波加熱装置の電気室概略斜視図
【符号の説明】
11 ノイズフィルターユニット
12 本体底板
13 ノイズフィルター取付け金具
14 カバー
15 マグネトロン
16 高圧トランス
17 冷却ファン
18 通気穴
19 長穴
20 ルーバー
21 電源ケーブル

Claims (4)

  1. 本体外部を覆う本体ケースと、被調理物を収納する加熱室と、前記加熱室へ高周波を供給するマグネトロンと昇圧トランスとからなる高周波発生装置と、前記高周波発生装置を構成するマグネトロンと昇圧トランスの電気部品を冷却する冷却ファンと、前記高周波発生装置からのノイズを軽減するノイズフィルターユニットとを備え、本体底部に設けたノイズフィルターユニット取付け金具を配置し、その金属金具の天井面上側にノイズフィルターユニットを配置すると共に、ノイズフィルターユニットを金属金具で覆う構成とした高周波加熱装置。
  2. 金属金具の一面もしくは多面を開放した構成の請求項1に記載の高周波加熱装置。
  3. 金属金具の一面もしくは多面に通気穴を設けた構成の請求項1または2に記載の高周波加熱装置。
  4. ノイズフィルターユニットが設置された近傍から高周波加熱装置の本体内に電源ケーブルを引き込む構成とした請求項2または3に記載の高周波加熱装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010282910A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Panasonic Corp 誘導加熱調理器
JP2011159615A (ja) * 2010-02-04 2011-08-18 Panasonic Corp 高周波加熱装置

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JP2010282910A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Panasonic Corp 誘導加熱調理器
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