JP2004062581A - コンテンツのダウンロードサービスの提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】着メロのダウンロードサービスにおいて、「サービス単価の切り下げ」という安易な値下げ競争には走らずに、サービスを提供するプロバイダー間での競争に打ち勝つための優れたアイディアを提供する。
【解決手段】着信又は保留メロディなどの携帯端末(11)に使用するコンテンツのダウンロードサービスの提供方法において、ダウンロードサービスに供する各コンテンツの付加価値に応じて各コンテンツのサービス単価を決定し、決定したサービス単価をサービス提供サーバー(31)に接続するコンテンツデータベース(32)に入力し、ダウンロードサービスの利用者(1)がコンテンツのダウンロードを希望した際に該コンテンツデータベース(32)に入力されたサービス単価にコンテンツのダウンロード数を掛け合わせて利用者(1)への課金料金を計算して利用者に課金する、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法である。
【選択図】 図1
【解決手段】着信又は保留メロディなどの携帯端末(11)に使用するコンテンツのダウンロードサービスの提供方法において、ダウンロードサービスに供する各コンテンツの付加価値に応じて各コンテンツのサービス単価を決定し、決定したサービス単価をサービス提供サーバー(31)に接続するコンテンツデータベース(32)に入力し、ダウンロードサービスの利用者(1)がコンテンツのダウンロードを希望した際に該コンテンツデータベース(32)に入力されたサービス単価にコンテンツのダウンロード数を掛け合わせて利用者(1)への課金料金を計算して利用者に課金する、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話のような通信端末に対して、着信又は保留メロディのダウンロードサービスを提供するための方法に間する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やパーソナルハンディホンシステム(PHS)のような通信端末に対して、単なる通話サービスに限らず、例えば、利用者からの伝言の録音、文字情報の送信、メール情報の送受信などの各種サービスが提供されるようになってきた。
【0003】
また、携帯端末においても、電話番号や名前等を記憶するメモリダイアル機能、着信履歴やダイアル履歴を保持する履歴メモリ機能、着信不能時に発呼者からの伝言を録音する伝言メモ機能、メール情報などを送受信するメール機能、着信音(着信メロディともいう)や通信保留音(保留メロディともいう)を選択したり任意に作成や変更が可能な着信音設定機能など、各種機能が搭載されるようになっている。
【0004】
ところで、前記着信メロディや保留メロディに関しては、これらの通信端末を製造工場から出荷する時に、既に複数種類用意されてはいるのが普通であるが、この種の着信あるいは保留メロディは、利用者が気に入ったメロディでないことが多い。このため、携帯端末の利用者は自分が気に入ったメロディに変更したいという要求があり、このような要求に応えるために、特開平10−150505号公報や特開平10−173737号公報に提案されているような着信あるいは保留メロディ(以下、これらを略称して、”着メロ”ともいう)を携帯端末にダウンロードするためのサービスが提供されている。このような着メロなどのコンテンツのダウンロードサービスはサービスを受けると課金される有料サービスであって、通常、利用者がダウンロードするコンテンツ数にサービス単価を掛け合わせて課金される。
【0005】
しかしながら、この従来の課金システムでは、ダウンロードする楽曲などのコンテンツが新しいものであるか、陳腐化した古いものであるか(”楽曲”を例に取ると、”新譜”であるか、あるいは”旧譜”であるか)のいかんかにかかわらず、また人気のあるコンテンツであるか、人気のないコンテンツであるか(”楽曲”を例に取ると、”人気曲”であるか、あるいは”不人気曲”であるか)のいかんにかかわらず一律のサービス単価が決められ課金されていた。このため、サービス利用者にとっては、陳腐化したコンテンツや人気のないコンテンツには割高感があり、このようなコンテンツをダウンロードする利用者の数が急速に減少し、これに対応して売上高も急降下すると言う問題があった。
【0006】
しかしながら、このような現状にもかかわらず、昨今では着メロなどのコンテンツのダウンロードサービスを提供するプロバイダーが増加してその競争が激化しており、単にサービス単価を値下げすると言う安易な方法を採ると採算割れに陥る可能性が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べた従来のコンテンツのダウンロードサービスが有する問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、従来方法のように「サービス単価の切り下げ」という安易な値下げ競争には走らずに、サービスを提供するプロバイダー間での競争に打ち勝つための優れたアイディアを提供することにある。
【0008】
すなわち、最終的に本発明が目的とするところは、サービス利用者が経済的にはもちろんのこと、その使用感においても満足感を得ることができる新奇なアイディアを盛り込んだダウンロードサービスを提供することにある。そして、これよって、利用者のニーズに合致し、利用者の利用頻度の増大が期待でき、その上、低価格のみに依存しない柔軟なサービス単価を設定できる収益性の高いサービスを提供することによって、サービス利用者に満足してもらえる上に、サービス提供者もその利益を享受でき、更には競合他社に打ち勝つことができるコンテンツのダウンロードサービスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
ここに、以上に述べた課題を解決するための本発明として、「携帯端末に使用するコンテンツのダウンロードサービスの提供方法において、ダウンロードサービスに供する各コンテンツの付加価値に応じて各コンテンツのサービス単価を決定し、決定したサービス単価をサービス提供サーバーに接続するコンテンツデータベースに入力し、ダウンロードサービスの利用者がコンテンツのダウンロードを希望した際に該コンテンツデータベースに入力されたサービス単価にコンテンツのダウンロード数を掛け合わせて利用者への課金料金を計算して利用者に課金する、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法」が提供される。
【0010】
その際、本発明においては、前記課題を解決するために、ダウンロードサービスに供する各コンテンツのリリース日からの経過日と、利用者が各コンテンツをダウンロードした回数とを少なくとも前記コンテンツデータベースに逐次入力して更新し、更新されたデータを基にしてサービスに供する各コンテンツを新しいコンテンツ/旧いコンテンツあるいは人気コンテンツ/不人気コンテンツなどに分別して各コンテンツの付加価値を決定することが好ましい。
【0011】
このとき、前記経過日を超過して旧くなったコンテンツに対してサービス単価を引き下げることがサービス利用者のサービスを受けようとする欲求を引き出すことができるため好ましく、更には、このようなコンテンツに対して、前記コンテンツデータベースを参照してダウンロードサービスを利用した利用者のダウンロード回数が所定数に達しなかった場合に、そのサービス単価を引き下げることが好ましい。
【0012】
また、本発明においては、必要に応じて、他のサービス提供者が提供しないコンテンツ、利用者に特に要望の多いコンテンツなどのように高付加価値を有するコンテンツに対しては、通常のサービス単価よりも高額に設定するなどのサービスを提供することによって、柔軟な価格体系を実現でき、提供するサービスの差別化と多様化が可能となるので好ましい。
【0013】
また、本発明においては、各コンテンツの付加価値に応じて設定されたサービス単価を基にして、サービス利用者が希望するサービス単価に合致するコンテンツの一覧を利用者の携帯端末に表示するようにしているため、サービス単価がネックとなるサービス利用者に対して、利用可能なコンテンツを提示することもでき、サービスの多様化と高付加価値化を実現できるので好ましい。
【0014】
更には、本発明においては、ダウンロードするコンテンツ一覧を前記ダウンロード回数別あるいは前記経過日数別にサービス利用者の携帯端末に表示すれば、より利用者が望むコンテンツを提供できるため、多様なサービス利用者のニーズに応えることができると言う点で好ましい。
【0015】
なお、本発明は、前記コンテンツが着信又は保留メロディに係わる楽曲である場合により質の高いダウンロードサービスが期待できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を必要に応じて図面を参照しながら詳細に説明するが、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0017】
本発明は、前記着メロ、画像データ、ゲームなどの携帯端末で利用可能な各種コンテンツに係るダウンロードサービスの提供方法に関する。しかしながら、このような一般的なコンテンツに関する説明では、本発明の内容を理解するのを難しくするおそれがあるため、以下に述べる説明においては、コンテンツとして、前述した「着メロ」を具体例に採って説明することにする。しかしながら、この「着メロ」というコンテンツは、容易にその他のコンテンツ、例えば「画像データ」、「ゲーム」などの「利用者が得たい高付加価値を有する情報」を含むコンテンツの場合にも当てはめることができることは言うまでもない。
【0018】
図1は、本発明を模式的に説明するために例示した説明図である。この図1において、参照符号1は本発明のサービスを利用するサービス利用者(以下、”利用者”と称する)、参照符号2は携帯端末などの移動局へ通信通話サービスを提供する事業者(以下、”キャリヤ”と称する)、そして、参照符号3は着メロなどのダウンロードサービスを提供するサービス提供者(以下、”提供者”と称する)をそれぞれ示す。なお、○で囲んだ数字は、本発明のサービス提供方法の理解を助けるために、その処理が行われる手順を簡単なコメントと共に図中に示したもので、例えば、○中に「1」が記載された例では、以下の説明において「手順1」と記載している。
【0019】
前記図1に例示したように、一方において、利用者1は着メロのダウンロードサービスを受けたい場合に、利用者1が保有する携帯電話などの携帯端末11からキャリヤ2が提供する着信音データ配信サービスにアクセスする。そうすると、そのサービス内容を示す文字情報が利用者の携帯端末11へ送信され、携帯端末11の表示部にサービス内容の表示を行う。次いで、着メロサービスメニュー21の表示を行い、このメニュー21を見た利用者1は携帯端末11に備えられたキー入力などの入力手段によって楽曲データの候補を検索して、目的とする楽曲を見つけ出したらキー入力によってその楽曲を選択する(手順1)。
【0020】
他方において、サービスの提供者3は、キャリヤ2が提供する着信音データ配信サービスにメニュー21表示される楽曲について、サービス提供サーバー31に樂曲データベース32を構築しておく。したがって、前述のように楽曲の選択入力がなされると、サービス提供サーバー31に対してそれに該当する樂曲データが選択されたという情報がキャリヤ2から送信され、該当する楽曲のダウンロードが指示される(手順2)。このようにしてキャリヤ2側から送信されたダウンロード指示情報に基づいて、提供者3側ではサービス提供サーバー31に構築した樂曲データベース32から該当する楽曲を検索し、楽曲データベース32から該当する楽曲を読み出すことによって、利用者1が保有する携帯端末11へ所望の楽曲からなる着メロを送信する準備を完了する。そして、最終的に利用者1が希望した楽曲がサービス提供サーバー31から利用者1の携帯端末11へのダウンロードが実行される(手順3)。
【0021】
以上に述べたようにして、利用者1が着メロ配信サービスを利用すると、直ちに、提供者3はサービス提供サーバー31からダウンロードされた楽曲のカテゴリーに対応するからサービス単価とダウンロードされた楽曲数を掛け合わせて、そのサービス利用代金を算出し、利用者1に課金するためのデータを作成する。そして、課金計算と課金準備が調うと、提供者3はキャリヤ2に対して、課金通知を行う(手順4)。この手順4に示したキャリヤ2の課金通知によって、利用者1が利用したサービス料金の徴収を提供者3が直接行うのではなく、キャリヤ2に代行してもらう。したがって、提供者3からの通知によって、キャリヤ2は利用者1に対する請求書22を作成して、この請求書22を利用者1に発行する(手順5)。
【0022】
以上に述べた手順は、従来の着メロサービスの提供方法においても用いられている方法ではあるが、本発明ではこのようなサービスに対して付加価値を追加して行うことを最大の特徴とする。そこで、本発明の着メロサービスの提供方法が一大特徴とするところを以下に具体的に説明する。
【0023】
本発明において、利用者1がダウンロードする楽曲のサービス単価は、その楽曲が有する付加価値に応じて設定する。すなわち、利用者1がある程度の費用がかかってもダウンロードしたいと思うような楽曲には、それに対応した高いサービス単価を設定し、利用者1に人気の無い楽曲に対しては安価なサービス単価を設定する。これによって、従来は、新譜/旧譜あるいは人気曲/不人気曲といった楽曲に対しても一律の料金が課金され、しかも、着メロサービスを提供するプロバイダー間の競争激化に伴う安値競争に走っていたのが、提供する楽曲の実力に応じたサービス単価を設定できるために、売上高の減少を防ぐことができる。
【0024】
しかも、他のプロバイダーが提供するサービスとの差別化が可能となって、本発明のサービス提供方法の付加価値も同時に上昇する。何故ならば、例えばサービス価値が低下した旧譜や不人気な楽曲については、利用者1からのダウンロードの要求頻度は著しく低下するが、このような楽曲に対しては他のプロバイダーよりも低額のサービス単価を設定でき、逆に、利用者1がある程度高額のサービス単価を支払ってでもダウンロードしたいと望む楽曲に対しては、それに相応する高額の単価を設定することができるからである。
【0025】
図2は、以上に述べたサービスとして提供する楽曲の実力に対応したサービス単価の決定方法を説明するための説明図である。この図2に例示したように、楽曲がリリースされた日から6ヶ月未満の楽曲に対しては、利用者1の人気が高いために、そのサービス単価を例えば25円に設定しても、利用者1のダウンロードサービスを受けたいと言う欲求は下がることはない。
【0026】
しかしながら、楽曲がリリースされた日から6ヶ月以上を経過してしまうと、利用者1がダウンロードしたいと言う欲求は急激に低下するため、そのサービス単価を下げて20円に設定する。このようにすれば、鮮度が落ちた楽曲であっても、新譜に比べれば、割安感があるためこのような楽曲をダウンロードしたいと言う欲求が再び喚起されて、着メロダウンロードサービスを利用する利用者数が再び増加することとなる。したがって、ある程度のサービス単価の値下げを実施しても、サービス利用者数が値下げ前よりも増加することとなって、売上高を維持することが可能となる。その際、提供者3側で各楽曲の一定期間におけるダウンロード回数をそれぞれカウントしておき、ダウンロード回数が設定数以上の場合(本例では100ダウンロード以上)では、サービス単価を20円に維持しておき、ダウンロード回数が設定数を越えない場合(本例では100ダウンロード未満)では、サービス単価を更に引き下げて、15円とする。
【0027】
なお、前記の実施形態例で用いた新譜/旧譜の判断基準であるリリースされてから経過した日については、前記例の「6ヶ月」に限定する必要は無く、例えば週単位、10日単位、月単位など適宜設定できることはいうまでもない。また、サービス単価の設定についても前記例に限定されることはなく、ビジネスを実施する上でのいろいろな要因によって左右されることは言うまでもなく、サービスを提供する管理者が適宜設定できる性質のものである。
【0028】
以上に述べた楽曲の曲名、サービス単価の設定、リリースされてからの経過日、サービスに供される楽曲のダウンロード回数などのデータ、あるいは、場合によって、ダウンロードを行った利用者1の顧客リストなどの情報は、サービス提供サーバー31に接続する楽曲データベース32に記憶され、必要に応じて読み書き自在に取り出されると共に、サービス単価の更新、リリースされてからの経過日の更新、ダウンロード回数の更新などは、サービス提供サーバー31に接続するコンピュータによってバッチ処理及び/又はリアルタイム処理によって行われる。なお、楽曲データベース32への新譜登録に関しては、例えば、毎週一回といった頻度で、新曲をあらかじめ着メロ用に編曲したバージョンを楽曲データベース32に登録しておき、原楽曲の新譜CDが発売されるのと同日にキャリヤ2が提供する携帯端末11の着メロサービスメニュー21に登録するようにすることが好ましい。
【0029】
以下、前記楽曲データベース32について、これを管理する処理の流れについて図3に例示したフローチャートに基づいてその処理の詳細を説明する。
【0030】
先ず、図3に例示した処理の流れは、楽曲データベース32を更新する場合の手順を示したもので、利用者1からダウンロード要求があった場合や必要に応じてデータベースの管理者の要求があった場合に行われる。
【0031】
ここで、前者の利用者1からダウンロード要求があった場合は、処理ステップS1によって、利用者からのダウンロード要求であることが確認した後、ダウンロード要求のあった楽曲に係わるダウンロード回数だけ加算して、その楽曲のダウンロード回数を更新して楽曲データベース32に登録し、楽曲データベース32の更新処理を完了する。なお、このように絶えず楽曲データベース32のダウンロード回数を最新の数に更新することによって、人気曲をモニターすることができ、次に、楽曲単価マスターテーブルを管理者が改定する時の参考資料とすることができる。更には、このような更新データの履歴を楽曲データベース32に記憶しておくと、これらの履歴を参照することで、どのようなジャンルの楽曲をアップロードすれば、売上高の増大につながるかを解析できるデータともなる。
【0032】
次に、後者のデータベース管理者からの楽曲データベース32の更新要求があった場合は、新曲のサービス単価やプレミアム単価を決定するような場合であるから、処理ステップS2へ進む。この場合には、新曲のサービス単価を決定するために、図2に例示したように、楽曲データベース32に記憶されている楽曲単価マスターテーブルから標準サービス単価を参照し、例えば毎週一回といった頻度で、新譜の価値に相当するサービス単価を楽曲データベース32に設定して更新する(S2)。なお、この場合、入手が困難であるとか、著作権の問題があるなどして、サービスが競合する他社がアップロードしていない楽曲やその他の何らかの理由で利用者1がある程度の出費を覚悟してもダウンロードしたいと思うような楽曲については、図2に例示した楽曲単価マスターテーブルには記載を省略したが、そのサービス単価にプレミアム価格を上乗せするように、楽曲単価マスターテーブルを改定できるようにすることも好ましい態様である。
【0033】
ただし、既に楽曲データベース32に登録済みの楽曲については、先ず、その楽曲がリリースされた日からの経過日を算出する(S3)。次いで、このようにして算出した楽曲の経過日が前記楽曲単価マスターテーブルに予め設定した日数(本例では「6ヶ月」)を超過するかどうかを判断する(S4)。このとき6ヶ月未満であれば、新譜であるとして、前記ステップS2において更新された新譜のサービス単価を維持して楽曲データベース32の更新を完了する。
【0034】
しかしながら、このとき、楽曲単価マスターテーブルに予め設定した日数である6ヶ月以上であれば、旧譜とみなして、次のステップS5へ進み、楽曲の過去1ヶ月間に行われたダウンロード回数が前記楽曲単価マスターテーブルに設定されている日数(本例では、「100」)に達しているかどうかを判断する。もし、設定日数に達していなければ、ステップS6に進んで、その楽曲に対して、前記楽曲単価マスターテーブルを参照して、サービス単価を新譜の場合よりも割り引いた値段(本例では「20円」)に更新する。逆に、設定日数(本例では、「100」)に達していれば、ステップS7に進んで、前記楽曲単価マスターテーブルを参照して、サービス単価を更に割り引いて値段(本例では「15円」)に更新する。なお、これらの処理とは別に、利用者1からのダウンロードが熱田場合においても、ステップ7に示すように、ダウンロード要求のあった楽曲に対してダウンロード回数を加算して楽曲データベースを更新する。
【0035】
以上のようにして、楽曲データベース32は、利用者1からのダウンロード要求が生じた場合や提供者3の管理者などの要求があった場合に、その都度更新されて常に最新のデータが蓄積されるため、アップロードされた楽曲の実力に相応するサービス単価を決定することができる。また、利用者1に人気が無くなった楽曲は割り引いたサービス単価で提供されるため、このようなサービス単価を見た利用者1が割安感を持ったとき、このような楽曲をダウンロードしたいという気持ちを喚起することができる。したがって、このような人気が無くなった楽曲に対しても、再びダウンロード回数が上がることとなって、このような面からも売上高の上昇を期待できることとなる。
【0036】
なお、本発明のダウンロードサービスの提供方法においては、前述のように各楽曲のサービス単価が単価別に分けられている。そこで、このような利点を活かして、特に希望する楽曲はないが、サービス単価が安い楽曲の中で気に入った楽曲があればダウンロードしてみたいと言う利用者1に対して、サービス単価別に楽曲をソートして楽曲の一覧が見られるようなサービスを提供することも好ましい態様である。また、サービス単価別での楽曲の一覧表示だけではなく、例えば、人気のバロメータであるダウンロード回数別、リリースされた日からの経過日数別などによっても楽曲の一覧表示を可能にしておくことも好ましい態様である。その際、このようなサービスを利用者1に提供する際に、着メロ配信サービスにアクセスしてきた利用者1にどのようなサービスを利用することができるのかを知らせるために、その内容(着メロ・サービスメニュー21)を携帯端末11の表示手段に表示する必要がある。
【0037】
そこで、最後に、このような場合における携帯端末11への着メロ・サービスメニュー21に係わる画面表示の実施形態について以下に図4を参照しながら説明する。
【0038】
携帯端末11から着メロ配信サービスを受けたいと希望する利用者1は、キャリヤ2が提供する着メロ・サービスメニュー21に先ずアクセスする。すると、図4の「画面表示01」に例示した基本画面が表示される。そこで、利用者1はこの基本画面から希望するサービスのカテゴリーを携帯端末11に付属するキー入力などによって選択する。なお、本例では、利用者1が「料金別検索(前記のサービス単価別検索)」というジャンルを選択した場合と、「特集コーナー」というジャンルを選択した場合について示してある。
【0039】
なお、ここでは前者の例について説明するが、後者の例についてはその詳細説明を省略する。ただし、この後者の場合においても、前者の場合と選択手順は同様に画面表示される選択指示に従って、利用者1が携帯端末11のキーなどのデータ入力手段を操作すればよいことは言うまでもない。
【0040】
そこで、利用者1が前者の「料金別検索」を選択した場合について以下に説明する。この場合は、「料金別検索」を選択すると、直ちに提供者3が提供するサービス単価の一覧が表示される(画面表示02)。このとき、「画面表示02」の表示例にあるように、「本コーナーでは、下記で指定した料金だけの曲を検索することができます」といったサービス内容の解説を表示することは好ましい態様である。なお、この時表示されたサービス単価の一覧は、既に述べた楽曲単価マスターテーブルに載っているサービス単価と対応していることは言うまでも無い。
【0041】
次いで、利用者1は、この画面表示から価格を優先して一番サービス単価が安い「15円」を選択したとすると、この「15円」のサービス単価で提供されるサービスの内容の一覧が表示される(画面表示03)。そこで、利用者1は「特集コーナー」というジャンルを選択すると、この「特集コーナー」に提供されているサービスの一覧を表示することができる(画面表示04)。このとき、利用者1が「爆笑メロディ」を選択すると、「楽曲一覧」を表示するか、「アーティスト一覧」を表示するかを利用者1に選択させる(画面表示05)。ここで、利用者1が「楽曲一覧」表示を選択すると、提供可能な楽曲の一覧が表示されることとなる(画面表示06)。そして、利用者1は最終的にこの楽曲一覧表示から自分が気に入った楽曲を選択することができる(画面表示11)。そして、利用者1が検索した楽曲が自分の気に入った楽曲であれば、「画面表示11」に表示されるダウンロードを選択することによって、キャリヤ2から提供者3のサービス提供サーバー31に楽曲のダウンロード指示が出され、これによって、サービス提供サーバー31は楽曲データベース32から該当する楽曲を検索して、利用者1の携帯端末11へこの楽曲をダウンロードする。
【0042】
ここで念のため再び付言すると、上述の携帯端末に使用する「着メロ」に係るダウンロードサービスに特化した説明であるが、上述の説明において、「楽曲」を「画像」、「ゲーム」などの「携帯端末に利用可能なコンテンツ」と置き換え、上述の「着メロ」サービスにかかわるサービス単価やその他の項目をこのようなコンテンツに則して変更すれば、「着メロ」のダウンロードサービス以外にも容易に適用できることは明らかである。したがって、これらのコンテンツについての個別の実施態様に係る説明は、説明の重複を避けるために省略した。
【0043】
なお、本発明のサービス提供方法によれば、一定数以上のダウンロードを行ったサービス利用者を前記楽曲データベースに入力してデータベース化しておくこともできるため、これらのサービス利用者に対しては特別の割引価格を設定したり、あるいは着メロサービス以外の特別サービスも利用できるようにしたりするなど、サービス利用者の利用頻度に合わせたサービスも提供できる。このように、本発明のサービス提供方法によれば、サービスの多様化、差別化、あるいは高付加価値化が可能となり、競合他社と比べて質の高いサービスを提供することができ、その利用価値は極めて高い。
【0044】
【発明の効果】
以上に述べた本発明のサービス提供方法によれば、不人気なコンテンツや鮮度が落ちたコンテンツなどに対しては、サービス利用者がダウンロードする回数が減少するため、そのダウンロード回数をカウントし、そのカウント数に応じた価格体系を実現することができる。また、新しいコンテンツがリリースされた場合に、そのコンテンツが陳腐にならない期間(例えば6ヶ月間)は高いサービス単価に設定するが、その期間が過ぎればサービス単価を割り引くといったサービスを提供するため、新しく提供したコンテンツの鮮度が落ちても一定のサービス料収入を得ることができる。
【0045】
したがって、本発明のサービス提供方法によれば、従来のように、どのようなコンテンツであっても一律にサービス単価を切り下げると言う安易なダウンロードサービスを採用せずに、サービス利用者がダウンロードしたいと感じるコンテンツの実力に合った価格体系を採用することができる。このため、新しいコンテンツと同じ料金だと鮮度の落ちたコンテンツはパッタリと売れなくなるといった問題が回避され、鮮度の落ちたコンテンツに対してはその実力に応じた価格体系を設定でき、これによって、極端な売上げの落ち込みを防止でき、全体の売上げを維持できるという効果を奏する。
【0046】
また、本発明のサービス提供方法によれば、サービス利用者は、そのコンテンツがリリースされた日からの経過日数、一定期間内(例えば、一週毎、一ケ月毎、あるいは一年毎)のダウンロード回数、あるいはサービス単価などをキーワードとして、サービス提供者が提供するコンテンツデータベースを使用することで、目当てのコンテンツを検索することができるという効果も奏する。
【0047】
更には、本発明のサービス提供方法によれば、何らかの事情で入手が困難なコンテンツについては、他のコンテンツとは異なる特別の価格設定もできるといった柔軟な価格体系を採用したり、希望する利用者に対しては会員制として、一定数以上のダウンロードを行ったサービス利用者をデータベース化しておくこともできるため、これらのサービス利用者に対しては特別の割引価格を設定したり、ダウンロードサービス以外の特別サービスも利用できるようにしたりするなど、サービス利用者の利用頻度に合わせたサービスも提供できるといった効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダウンロードサービスの提供方法の模式説明図である。
【図2】ダウンロードサービスに提供するコンテンツ(本例では”楽曲”)の付加価値に応したサービス単価の決定方法を説明するための説明図である。
【図3】コンテンツデータベース(本例では”楽曲データベース”)を管理するための処理の流れを例示したフローチャートである。
【図4】コンテンツ・サービスメニュー(本例では”着メロ・サービスメニュー”)の画面表示の形態を例示した説明図である。
【符号の説明】
1:サービス利用者
2:キャリヤ
3:サービス提供者
11:携帯端末
31:サービス提供サーバー
32:コンテンツ・サービスメニュー(楽曲データベース)
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話のような通信端末に対して、着信又は保留メロディのダウンロードサービスを提供するための方法に間する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やパーソナルハンディホンシステム(PHS)のような通信端末に対して、単なる通話サービスに限らず、例えば、利用者からの伝言の録音、文字情報の送信、メール情報の送受信などの各種サービスが提供されるようになってきた。
【0003】
また、携帯端末においても、電話番号や名前等を記憶するメモリダイアル機能、着信履歴やダイアル履歴を保持する履歴メモリ機能、着信不能時に発呼者からの伝言を録音する伝言メモ機能、メール情報などを送受信するメール機能、着信音(着信メロディともいう)や通信保留音(保留メロディともいう)を選択したり任意に作成や変更が可能な着信音設定機能など、各種機能が搭載されるようになっている。
【0004】
ところで、前記着信メロディや保留メロディに関しては、これらの通信端末を製造工場から出荷する時に、既に複数種類用意されてはいるのが普通であるが、この種の着信あるいは保留メロディは、利用者が気に入ったメロディでないことが多い。このため、携帯端末の利用者は自分が気に入ったメロディに変更したいという要求があり、このような要求に応えるために、特開平10−150505号公報や特開平10−173737号公報に提案されているような着信あるいは保留メロディ(以下、これらを略称して、”着メロ”ともいう)を携帯端末にダウンロードするためのサービスが提供されている。このような着メロなどのコンテンツのダウンロードサービスはサービスを受けると課金される有料サービスであって、通常、利用者がダウンロードするコンテンツ数にサービス単価を掛け合わせて課金される。
【0005】
しかしながら、この従来の課金システムでは、ダウンロードする楽曲などのコンテンツが新しいものであるか、陳腐化した古いものであるか(”楽曲”を例に取ると、”新譜”であるか、あるいは”旧譜”であるか)のいかんかにかかわらず、また人気のあるコンテンツであるか、人気のないコンテンツであるか(”楽曲”を例に取ると、”人気曲”であるか、あるいは”不人気曲”であるか)のいかんにかかわらず一律のサービス単価が決められ課金されていた。このため、サービス利用者にとっては、陳腐化したコンテンツや人気のないコンテンツには割高感があり、このようなコンテンツをダウンロードする利用者の数が急速に減少し、これに対応して売上高も急降下すると言う問題があった。
【0006】
しかしながら、このような現状にもかかわらず、昨今では着メロなどのコンテンツのダウンロードサービスを提供するプロバイダーが増加してその競争が激化しており、単にサービス単価を値下げすると言う安易な方法を採ると採算割れに陥る可能性が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べた従来のコンテンツのダウンロードサービスが有する問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、従来方法のように「サービス単価の切り下げ」という安易な値下げ競争には走らずに、サービスを提供するプロバイダー間での競争に打ち勝つための優れたアイディアを提供することにある。
【0008】
すなわち、最終的に本発明が目的とするところは、サービス利用者が経済的にはもちろんのこと、その使用感においても満足感を得ることができる新奇なアイディアを盛り込んだダウンロードサービスを提供することにある。そして、これよって、利用者のニーズに合致し、利用者の利用頻度の増大が期待でき、その上、低価格のみに依存しない柔軟なサービス単価を設定できる収益性の高いサービスを提供することによって、サービス利用者に満足してもらえる上に、サービス提供者もその利益を享受でき、更には競合他社に打ち勝つことができるコンテンツのダウンロードサービスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
ここに、以上に述べた課題を解決するための本発明として、「携帯端末に使用するコンテンツのダウンロードサービスの提供方法において、ダウンロードサービスに供する各コンテンツの付加価値に応じて各コンテンツのサービス単価を決定し、決定したサービス単価をサービス提供サーバーに接続するコンテンツデータベースに入力し、ダウンロードサービスの利用者がコンテンツのダウンロードを希望した際に該コンテンツデータベースに入力されたサービス単価にコンテンツのダウンロード数を掛け合わせて利用者への課金料金を計算して利用者に課金する、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法」が提供される。
【0010】
その際、本発明においては、前記課題を解決するために、ダウンロードサービスに供する各コンテンツのリリース日からの経過日と、利用者が各コンテンツをダウンロードした回数とを少なくとも前記コンテンツデータベースに逐次入力して更新し、更新されたデータを基にしてサービスに供する各コンテンツを新しいコンテンツ/旧いコンテンツあるいは人気コンテンツ/不人気コンテンツなどに分別して各コンテンツの付加価値を決定することが好ましい。
【0011】
このとき、前記経過日を超過して旧くなったコンテンツに対してサービス単価を引き下げることがサービス利用者のサービスを受けようとする欲求を引き出すことができるため好ましく、更には、このようなコンテンツに対して、前記コンテンツデータベースを参照してダウンロードサービスを利用した利用者のダウンロード回数が所定数に達しなかった場合に、そのサービス単価を引き下げることが好ましい。
【0012】
また、本発明においては、必要に応じて、他のサービス提供者が提供しないコンテンツ、利用者に特に要望の多いコンテンツなどのように高付加価値を有するコンテンツに対しては、通常のサービス単価よりも高額に設定するなどのサービスを提供することによって、柔軟な価格体系を実現でき、提供するサービスの差別化と多様化が可能となるので好ましい。
【0013】
また、本発明においては、各コンテンツの付加価値に応じて設定されたサービス単価を基にして、サービス利用者が希望するサービス単価に合致するコンテンツの一覧を利用者の携帯端末に表示するようにしているため、サービス単価がネックとなるサービス利用者に対して、利用可能なコンテンツを提示することもでき、サービスの多様化と高付加価値化を実現できるので好ましい。
【0014】
更には、本発明においては、ダウンロードするコンテンツ一覧を前記ダウンロード回数別あるいは前記経過日数別にサービス利用者の携帯端末に表示すれば、より利用者が望むコンテンツを提供できるため、多様なサービス利用者のニーズに応えることができると言う点で好ましい。
【0015】
なお、本発明は、前記コンテンツが着信又は保留メロディに係わる楽曲である場合により質の高いダウンロードサービスが期待できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を必要に応じて図面を参照しながら詳細に説明するが、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0017】
本発明は、前記着メロ、画像データ、ゲームなどの携帯端末で利用可能な各種コンテンツに係るダウンロードサービスの提供方法に関する。しかしながら、このような一般的なコンテンツに関する説明では、本発明の内容を理解するのを難しくするおそれがあるため、以下に述べる説明においては、コンテンツとして、前述した「着メロ」を具体例に採って説明することにする。しかしながら、この「着メロ」というコンテンツは、容易にその他のコンテンツ、例えば「画像データ」、「ゲーム」などの「利用者が得たい高付加価値を有する情報」を含むコンテンツの場合にも当てはめることができることは言うまでもない。
【0018】
図1は、本発明を模式的に説明するために例示した説明図である。この図1において、参照符号1は本発明のサービスを利用するサービス利用者(以下、”利用者”と称する)、参照符号2は携帯端末などの移動局へ通信通話サービスを提供する事業者(以下、”キャリヤ”と称する)、そして、参照符号3は着メロなどのダウンロードサービスを提供するサービス提供者(以下、”提供者”と称する)をそれぞれ示す。なお、○で囲んだ数字は、本発明のサービス提供方法の理解を助けるために、その処理が行われる手順を簡単なコメントと共に図中に示したもので、例えば、○中に「1」が記載された例では、以下の説明において「手順1」と記載している。
【0019】
前記図1に例示したように、一方において、利用者1は着メロのダウンロードサービスを受けたい場合に、利用者1が保有する携帯電話などの携帯端末11からキャリヤ2が提供する着信音データ配信サービスにアクセスする。そうすると、そのサービス内容を示す文字情報が利用者の携帯端末11へ送信され、携帯端末11の表示部にサービス内容の表示を行う。次いで、着メロサービスメニュー21の表示を行い、このメニュー21を見た利用者1は携帯端末11に備えられたキー入力などの入力手段によって楽曲データの候補を検索して、目的とする楽曲を見つけ出したらキー入力によってその楽曲を選択する(手順1)。
【0020】
他方において、サービスの提供者3は、キャリヤ2が提供する着信音データ配信サービスにメニュー21表示される楽曲について、サービス提供サーバー31に樂曲データベース32を構築しておく。したがって、前述のように楽曲の選択入力がなされると、サービス提供サーバー31に対してそれに該当する樂曲データが選択されたという情報がキャリヤ2から送信され、該当する楽曲のダウンロードが指示される(手順2)。このようにしてキャリヤ2側から送信されたダウンロード指示情報に基づいて、提供者3側ではサービス提供サーバー31に構築した樂曲データベース32から該当する楽曲を検索し、楽曲データベース32から該当する楽曲を読み出すことによって、利用者1が保有する携帯端末11へ所望の楽曲からなる着メロを送信する準備を完了する。そして、最終的に利用者1が希望した楽曲がサービス提供サーバー31から利用者1の携帯端末11へのダウンロードが実行される(手順3)。
【0021】
以上に述べたようにして、利用者1が着メロ配信サービスを利用すると、直ちに、提供者3はサービス提供サーバー31からダウンロードされた楽曲のカテゴリーに対応するからサービス単価とダウンロードされた楽曲数を掛け合わせて、そのサービス利用代金を算出し、利用者1に課金するためのデータを作成する。そして、課金計算と課金準備が調うと、提供者3はキャリヤ2に対して、課金通知を行う(手順4)。この手順4に示したキャリヤ2の課金通知によって、利用者1が利用したサービス料金の徴収を提供者3が直接行うのではなく、キャリヤ2に代行してもらう。したがって、提供者3からの通知によって、キャリヤ2は利用者1に対する請求書22を作成して、この請求書22を利用者1に発行する(手順5)。
【0022】
以上に述べた手順は、従来の着メロサービスの提供方法においても用いられている方法ではあるが、本発明ではこのようなサービスに対して付加価値を追加して行うことを最大の特徴とする。そこで、本発明の着メロサービスの提供方法が一大特徴とするところを以下に具体的に説明する。
【0023】
本発明において、利用者1がダウンロードする楽曲のサービス単価は、その楽曲が有する付加価値に応じて設定する。すなわち、利用者1がある程度の費用がかかってもダウンロードしたいと思うような楽曲には、それに対応した高いサービス単価を設定し、利用者1に人気の無い楽曲に対しては安価なサービス単価を設定する。これによって、従来は、新譜/旧譜あるいは人気曲/不人気曲といった楽曲に対しても一律の料金が課金され、しかも、着メロサービスを提供するプロバイダー間の競争激化に伴う安値競争に走っていたのが、提供する楽曲の実力に応じたサービス単価を設定できるために、売上高の減少を防ぐことができる。
【0024】
しかも、他のプロバイダーが提供するサービスとの差別化が可能となって、本発明のサービス提供方法の付加価値も同時に上昇する。何故ならば、例えばサービス価値が低下した旧譜や不人気な楽曲については、利用者1からのダウンロードの要求頻度は著しく低下するが、このような楽曲に対しては他のプロバイダーよりも低額のサービス単価を設定でき、逆に、利用者1がある程度高額のサービス単価を支払ってでもダウンロードしたいと望む楽曲に対しては、それに相応する高額の単価を設定することができるからである。
【0025】
図2は、以上に述べたサービスとして提供する楽曲の実力に対応したサービス単価の決定方法を説明するための説明図である。この図2に例示したように、楽曲がリリースされた日から6ヶ月未満の楽曲に対しては、利用者1の人気が高いために、そのサービス単価を例えば25円に設定しても、利用者1のダウンロードサービスを受けたいと言う欲求は下がることはない。
【0026】
しかしながら、楽曲がリリースされた日から6ヶ月以上を経過してしまうと、利用者1がダウンロードしたいと言う欲求は急激に低下するため、そのサービス単価を下げて20円に設定する。このようにすれば、鮮度が落ちた楽曲であっても、新譜に比べれば、割安感があるためこのような楽曲をダウンロードしたいと言う欲求が再び喚起されて、着メロダウンロードサービスを利用する利用者数が再び増加することとなる。したがって、ある程度のサービス単価の値下げを実施しても、サービス利用者数が値下げ前よりも増加することとなって、売上高を維持することが可能となる。その際、提供者3側で各楽曲の一定期間におけるダウンロード回数をそれぞれカウントしておき、ダウンロード回数が設定数以上の場合(本例では100ダウンロード以上)では、サービス単価を20円に維持しておき、ダウンロード回数が設定数を越えない場合(本例では100ダウンロード未満)では、サービス単価を更に引き下げて、15円とする。
【0027】
なお、前記の実施形態例で用いた新譜/旧譜の判断基準であるリリースされてから経過した日については、前記例の「6ヶ月」に限定する必要は無く、例えば週単位、10日単位、月単位など適宜設定できることはいうまでもない。また、サービス単価の設定についても前記例に限定されることはなく、ビジネスを実施する上でのいろいろな要因によって左右されることは言うまでもなく、サービスを提供する管理者が適宜設定できる性質のものである。
【0028】
以上に述べた楽曲の曲名、サービス単価の設定、リリースされてからの経過日、サービスに供される楽曲のダウンロード回数などのデータ、あるいは、場合によって、ダウンロードを行った利用者1の顧客リストなどの情報は、サービス提供サーバー31に接続する楽曲データベース32に記憶され、必要に応じて読み書き自在に取り出されると共に、サービス単価の更新、リリースされてからの経過日の更新、ダウンロード回数の更新などは、サービス提供サーバー31に接続するコンピュータによってバッチ処理及び/又はリアルタイム処理によって行われる。なお、楽曲データベース32への新譜登録に関しては、例えば、毎週一回といった頻度で、新曲をあらかじめ着メロ用に編曲したバージョンを楽曲データベース32に登録しておき、原楽曲の新譜CDが発売されるのと同日にキャリヤ2が提供する携帯端末11の着メロサービスメニュー21に登録するようにすることが好ましい。
【0029】
以下、前記楽曲データベース32について、これを管理する処理の流れについて図3に例示したフローチャートに基づいてその処理の詳細を説明する。
【0030】
先ず、図3に例示した処理の流れは、楽曲データベース32を更新する場合の手順を示したもので、利用者1からダウンロード要求があった場合や必要に応じてデータベースの管理者の要求があった場合に行われる。
【0031】
ここで、前者の利用者1からダウンロード要求があった場合は、処理ステップS1によって、利用者からのダウンロード要求であることが確認した後、ダウンロード要求のあった楽曲に係わるダウンロード回数だけ加算して、その楽曲のダウンロード回数を更新して楽曲データベース32に登録し、楽曲データベース32の更新処理を完了する。なお、このように絶えず楽曲データベース32のダウンロード回数を最新の数に更新することによって、人気曲をモニターすることができ、次に、楽曲単価マスターテーブルを管理者が改定する時の参考資料とすることができる。更には、このような更新データの履歴を楽曲データベース32に記憶しておくと、これらの履歴を参照することで、どのようなジャンルの楽曲をアップロードすれば、売上高の増大につながるかを解析できるデータともなる。
【0032】
次に、後者のデータベース管理者からの楽曲データベース32の更新要求があった場合は、新曲のサービス単価やプレミアム単価を決定するような場合であるから、処理ステップS2へ進む。この場合には、新曲のサービス単価を決定するために、図2に例示したように、楽曲データベース32に記憶されている楽曲単価マスターテーブルから標準サービス単価を参照し、例えば毎週一回といった頻度で、新譜の価値に相当するサービス単価を楽曲データベース32に設定して更新する(S2)。なお、この場合、入手が困難であるとか、著作権の問題があるなどして、サービスが競合する他社がアップロードしていない楽曲やその他の何らかの理由で利用者1がある程度の出費を覚悟してもダウンロードしたいと思うような楽曲については、図2に例示した楽曲単価マスターテーブルには記載を省略したが、そのサービス単価にプレミアム価格を上乗せするように、楽曲単価マスターテーブルを改定できるようにすることも好ましい態様である。
【0033】
ただし、既に楽曲データベース32に登録済みの楽曲については、先ず、その楽曲がリリースされた日からの経過日を算出する(S3)。次いで、このようにして算出した楽曲の経過日が前記楽曲単価マスターテーブルに予め設定した日数(本例では「6ヶ月」)を超過するかどうかを判断する(S4)。このとき6ヶ月未満であれば、新譜であるとして、前記ステップS2において更新された新譜のサービス単価を維持して楽曲データベース32の更新を完了する。
【0034】
しかしながら、このとき、楽曲単価マスターテーブルに予め設定した日数である6ヶ月以上であれば、旧譜とみなして、次のステップS5へ進み、楽曲の過去1ヶ月間に行われたダウンロード回数が前記楽曲単価マスターテーブルに設定されている日数(本例では、「100」)に達しているかどうかを判断する。もし、設定日数に達していなければ、ステップS6に進んで、その楽曲に対して、前記楽曲単価マスターテーブルを参照して、サービス単価を新譜の場合よりも割り引いた値段(本例では「20円」)に更新する。逆に、設定日数(本例では、「100」)に達していれば、ステップS7に進んで、前記楽曲単価マスターテーブルを参照して、サービス単価を更に割り引いて値段(本例では「15円」)に更新する。なお、これらの処理とは別に、利用者1からのダウンロードが熱田場合においても、ステップ7に示すように、ダウンロード要求のあった楽曲に対してダウンロード回数を加算して楽曲データベースを更新する。
【0035】
以上のようにして、楽曲データベース32は、利用者1からのダウンロード要求が生じた場合や提供者3の管理者などの要求があった場合に、その都度更新されて常に最新のデータが蓄積されるため、アップロードされた楽曲の実力に相応するサービス単価を決定することができる。また、利用者1に人気が無くなった楽曲は割り引いたサービス単価で提供されるため、このようなサービス単価を見た利用者1が割安感を持ったとき、このような楽曲をダウンロードしたいという気持ちを喚起することができる。したがって、このような人気が無くなった楽曲に対しても、再びダウンロード回数が上がることとなって、このような面からも売上高の上昇を期待できることとなる。
【0036】
なお、本発明のダウンロードサービスの提供方法においては、前述のように各楽曲のサービス単価が単価別に分けられている。そこで、このような利点を活かして、特に希望する楽曲はないが、サービス単価が安い楽曲の中で気に入った楽曲があればダウンロードしてみたいと言う利用者1に対して、サービス単価別に楽曲をソートして楽曲の一覧が見られるようなサービスを提供することも好ましい態様である。また、サービス単価別での楽曲の一覧表示だけではなく、例えば、人気のバロメータであるダウンロード回数別、リリースされた日からの経過日数別などによっても楽曲の一覧表示を可能にしておくことも好ましい態様である。その際、このようなサービスを利用者1に提供する際に、着メロ配信サービスにアクセスしてきた利用者1にどのようなサービスを利用することができるのかを知らせるために、その内容(着メロ・サービスメニュー21)を携帯端末11の表示手段に表示する必要がある。
【0037】
そこで、最後に、このような場合における携帯端末11への着メロ・サービスメニュー21に係わる画面表示の実施形態について以下に図4を参照しながら説明する。
【0038】
携帯端末11から着メロ配信サービスを受けたいと希望する利用者1は、キャリヤ2が提供する着メロ・サービスメニュー21に先ずアクセスする。すると、図4の「画面表示01」に例示した基本画面が表示される。そこで、利用者1はこの基本画面から希望するサービスのカテゴリーを携帯端末11に付属するキー入力などによって選択する。なお、本例では、利用者1が「料金別検索(前記のサービス単価別検索)」というジャンルを選択した場合と、「特集コーナー」というジャンルを選択した場合について示してある。
【0039】
なお、ここでは前者の例について説明するが、後者の例についてはその詳細説明を省略する。ただし、この後者の場合においても、前者の場合と選択手順は同様に画面表示される選択指示に従って、利用者1が携帯端末11のキーなどのデータ入力手段を操作すればよいことは言うまでもない。
【0040】
そこで、利用者1が前者の「料金別検索」を選択した場合について以下に説明する。この場合は、「料金別検索」を選択すると、直ちに提供者3が提供するサービス単価の一覧が表示される(画面表示02)。このとき、「画面表示02」の表示例にあるように、「本コーナーでは、下記で指定した料金だけの曲を検索することができます」といったサービス内容の解説を表示することは好ましい態様である。なお、この時表示されたサービス単価の一覧は、既に述べた楽曲単価マスターテーブルに載っているサービス単価と対応していることは言うまでも無い。
【0041】
次いで、利用者1は、この画面表示から価格を優先して一番サービス単価が安い「15円」を選択したとすると、この「15円」のサービス単価で提供されるサービスの内容の一覧が表示される(画面表示03)。そこで、利用者1は「特集コーナー」というジャンルを選択すると、この「特集コーナー」に提供されているサービスの一覧を表示することができる(画面表示04)。このとき、利用者1が「爆笑メロディ」を選択すると、「楽曲一覧」を表示するか、「アーティスト一覧」を表示するかを利用者1に選択させる(画面表示05)。ここで、利用者1が「楽曲一覧」表示を選択すると、提供可能な楽曲の一覧が表示されることとなる(画面表示06)。そして、利用者1は最終的にこの楽曲一覧表示から自分が気に入った楽曲を選択することができる(画面表示11)。そして、利用者1が検索した楽曲が自分の気に入った楽曲であれば、「画面表示11」に表示されるダウンロードを選択することによって、キャリヤ2から提供者3のサービス提供サーバー31に楽曲のダウンロード指示が出され、これによって、サービス提供サーバー31は楽曲データベース32から該当する楽曲を検索して、利用者1の携帯端末11へこの楽曲をダウンロードする。
【0042】
ここで念のため再び付言すると、上述の携帯端末に使用する「着メロ」に係るダウンロードサービスに特化した説明であるが、上述の説明において、「楽曲」を「画像」、「ゲーム」などの「携帯端末に利用可能なコンテンツ」と置き換え、上述の「着メロ」サービスにかかわるサービス単価やその他の項目をこのようなコンテンツに則して変更すれば、「着メロ」のダウンロードサービス以外にも容易に適用できることは明らかである。したがって、これらのコンテンツについての個別の実施態様に係る説明は、説明の重複を避けるために省略した。
【0043】
なお、本発明のサービス提供方法によれば、一定数以上のダウンロードを行ったサービス利用者を前記楽曲データベースに入力してデータベース化しておくこともできるため、これらのサービス利用者に対しては特別の割引価格を設定したり、あるいは着メロサービス以外の特別サービスも利用できるようにしたりするなど、サービス利用者の利用頻度に合わせたサービスも提供できる。このように、本発明のサービス提供方法によれば、サービスの多様化、差別化、あるいは高付加価値化が可能となり、競合他社と比べて質の高いサービスを提供することができ、その利用価値は極めて高い。
【0044】
【発明の効果】
以上に述べた本発明のサービス提供方法によれば、不人気なコンテンツや鮮度が落ちたコンテンツなどに対しては、サービス利用者がダウンロードする回数が減少するため、そのダウンロード回数をカウントし、そのカウント数に応じた価格体系を実現することができる。また、新しいコンテンツがリリースされた場合に、そのコンテンツが陳腐にならない期間(例えば6ヶ月間)は高いサービス単価に設定するが、その期間が過ぎればサービス単価を割り引くといったサービスを提供するため、新しく提供したコンテンツの鮮度が落ちても一定のサービス料収入を得ることができる。
【0045】
したがって、本発明のサービス提供方法によれば、従来のように、どのようなコンテンツであっても一律にサービス単価を切り下げると言う安易なダウンロードサービスを採用せずに、サービス利用者がダウンロードしたいと感じるコンテンツの実力に合った価格体系を採用することができる。このため、新しいコンテンツと同じ料金だと鮮度の落ちたコンテンツはパッタリと売れなくなるといった問題が回避され、鮮度の落ちたコンテンツに対してはその実力に応じた価格体系を設定でき、これによって、極端な売上げの落ち込みを防止でき、全体の売上げを維持できるという効果を奏する。
【0046】
また、本発明のサービス提供方法によれば、サービス利用者は、そのコンテンツがリリースされた日からの経過日数、一定期間内(例えば、一週毎、一ケ月毎、あるいは一年毎)のダウンロード回数、あるいはサービス単価などをキーワードとして、サービス提供者が提供するコンテンツデータベースを使用することで、目当てのコンテンツを検索することができるという効果も奏する。
【0047】
更には、本発明のサービス提供方法によれば、何らかの事情で入手が困難なコンテンツについては、他のコンテンツとは異なる特別の価格設定もできるといった柔軟な価格体系を採用したり、希望する利用者に対しては会員制として、一定数以上のダウンロードを行ったサービス利用者をデータベース化しておくこともできるため、これらのサービス利用者に対しては特別の割引価格を設定したり、ダウンロードサービス以外の特別サービスも利用できるようにしたりするなど、サービス利用者の利用頻度に合わせたサービスも提供できるといった効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダウンロードサービスの提供方法の模式説明図である。
【図2】ダウンロードサービスに提供するコンテンツ(本例では”楽曲”)の付加価値に応したサービス単価の決定方法を説明するための説明図である。
【図3】コンテンツデータベース(本例では”楽曲データベース”)を管理するための処理の流れを例示したフローチャートである。
【図4】コンテンツ・サービスメニュー(本例では”着メロ・サービスメニュー”)の画面表示の形態を例示した説明図である。
【符号の説明】
1:サービス利用者
2:キャリヤ
3:サービス提供者
11:携帯端末
31:サービス提供サーバー
32:コンテンツ・サービスメニュー(楽曲データベース)
Claims (8)
- 携帯端末に使用するコンテンツのダウンロードサービスの提供方法において、ダウンロードサービスに供する各コンテンツの付加価値に応じて各コンテンツのサービス単価を決定し、決定したサービス単価をサービス提供サーバーに接続するコンテンツデータベースに入力し、ダウンロードサービスの利用者がコンテンツのダウンロードを希望した際に該コンテンツデータベースに入力されたサービス単価にコンテンツのダウンロード数を掛け合わせて利用者への課金料金を計算して利用者に課金する、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法。
- ダウンロードサービスに供する各コンテンツのリリース日からの経過日と、利用者が各コンテンツをダウンロードした回数とを少なくとも前記コンテンツデータベースに逐次入力して更新し、更新されたデータを基にしてサービスに供する各コンテンツを新しいコンテンツ/旧いコンテンツあるいは人気コンテンツ/不人気コンテンツなどに分別して各コンテンツの付加価値を決定する請求項1記載の、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法。
- 前記経過日を超過して旧くなったコンテンツに対してサービス単価を引き下げる請求項2記載の、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法。
- 請求項3記載のコンテンツに対して、前記コンテンツデータベースを参照してダウンロードサービスを利用した利用者のダウンロード回数が所定数に達しなかった場合に、そのサービス単価を引き下げることを特徴とする、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法。
- 他のサービス提供者が提供しないコンテンツ、利用者に特に要望の多いコンテンツなどのように高付加価値を有するコンテンツに対しては、通常のサービス単価よりも高額に設定する請求項1記載の、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法。
- 各コンテンツの付加価値に応じて設定されたサービス単価を基にして、サービス利用者が希望するサービス単価に合致するコンテンツの一覧を利用者の携帯端末に表示する請求項1〜5の何れか一項に記載の、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法。
- ダウンロードするコンテンツ一覧を前記ダウンロード回数別あるいは前記経過日数別にサービス利用者の携帯端末に表示する請求項1〜6の何れか一項に記載の、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法。
- 前記コンテンツが着信又は保留メロディに係わる楽曲である請求項1〜7の何れか一項に記載の、コンテンツのダウンロードサービスの提供方法。
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