JP2004062369A - マルチタスク携帯端末及び携帯通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作でタスク管理を行うことができるマルチタスク処理が可能な携帯端末を提供することを目的とする。
【解決手段】2以上のアプリケーション106a〜106cを並列して実行可能なマルチタスク携帯端末1において、択一的に選択されたアプリケーションにより表示制御が行われる画面表示部2と、実行中の各アプリケーション106a〜106cの動作状態を示すタスクリストを画面表示部2に表示させるリスト表示処理部104と、画面表示部2の表示制御を行うアプリケーションをタスクリストから選択するタスク切替処理部101とを備えたことを特徴とするマルチタスク携帯端末。
【選択図】 図2
【解決手段】2以上のアプリケーション106a〜106cを並列して実行可能なマルチタスク携帯端末1において、択一的に選択されたアプリケーションにより表示制御が行われる画面表示部2と、実行中の各アプリケーション106a〜106cの動作状態を示すタスクリストを画面表示部2に表示させるリスト表示処理部104と、画面表示部2の表示制御を行うアプリケーションをタスクリストから選択するタスク切替処理部101とを備えたことを特徴とするマルチタスク携帯端末。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチタスク携帯端末及び携帯通信端末に係り、さらに詳しくは、小型の画面表示部を有しマルチタスク処理が可能な携帯端末、例えば携帯電話機におけるタスク切替時の操作性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の情報端末、いわゆるPC(Personal Computer)によるタスクリスト表示の一例を示した図であり、WINDOWS(登録商標)2000のタスクマネージャーによって表示されるウインドウが示されている。図中の200はタスクリスト表示部、201はフォーカス、202はタスク終了ボタン、203はタスク切替ボタン、204はタスク起動ボタンである。
【0003】
最近のPCは、そのほとんどがWINDOWS(登録商標)等のOS管理下でマルチタスク処理を行っており、PCの利用者が所定のキー操作(WINDOWS(登録商標)用PCではCtrlキー、Altキー、Delキーの同時押下)を行うことにより、ディスプレイ装置の表示画面内に図6に示したウインドウを表示させることができる。
【0004】
当該ウインドウ内のタスクリスト表示部200には、実行中の各アプリケーションの名称がファイル名等により表示されており、利用者は、このタスクリストによって実行中のアプリケーションを確認することができる。また、フォーカス201を移動させてアプリケーションを選択し、ボタン202〜204を操作することにより、アプリケーションを終了し、アクティブ化されたアプリケーションを切り替え、あるいは、新たなアプリケーションを起動することができる。
【0005】
また、図7は、従来の携帯情報端末、いわゆるPDA(Personal Digital Assistant)によるタスクリスト表示の一例を示した図である。図中の300はPDA本体、301はタスクボタン、302は液晶表示部である。PCと同様、PDAもOS管理下でマルチタスク処理を行っており、利用者がタスクボタン301を操作することにより、実行中の各アプリケーションの名称からなるタスクリストが液晶表示部302に表示される。利用者は、このタスクリストによって、実行中のアプリケーションを確認することができる。
【0006】
一般に、マルチタスク処理を行う情報端末では、選択された1つのアプリケーションのみがアクティブ化され、画面表示部やキー入力部などのユーザインターフェースの主要部を占有する。そして、他のアプリケーションは、バックグランドで実行処理されるため、利用者が、直接その動作状況を確認し、あるいは、制御することはできない。
【0007】
この様な事情から、マルチタスク情報端末は、PC及びPDAのいずれの場合も、上記タスクリストからアクティブ化したいアプリケーションを選択することによって、任意のアプリケーションをアクティブ化するタスク切替の機能を有している。また、実行中のアプリケーションの終了等も、同様にして、タスクリストを表示させて所望のアプリケーションを選択することによって行うことができる。
【0008】
なお、本明細書では、アプリケーション及びタスクの語を、特定機能を実現するためのプログラム実行処理を示す同義語とし、区別することなく用いている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した通り、従来の情報処理端末において、タスクリストとして表示されるのは実行中のアプリケーションを示す名称(例えばファイル名)であった。このため、当該タスクリストに表示されたアプリケーションが起動中であることは確認できるが、各アプリケーションがどの様な実行状況にあるのかは確認することができず、利用者は、各アプリケーションの実行状況に応じてタスク切替等を行うことができないという問題があった。すなわち、従来のタスクリストは、タスク切替等の対象となる選択肢としてアプリケーション名を示すのみであって、各アプリケーションの動作状況に関する情報を提示していなかった。
【0010】
例えば、利用者が、各アプリケーションの動作状況を比較検討して、タスク切替を行おうとする場合であれば、検討対象となるアプリケーションを順にアクティブ化させて動作状況を確認する必要がある。この場合、何度もタスクリストを表示させ、アプリケーションを選択する必要があり、煩雑な操作を行う必要があった。
【0011】
さらに、PCのような情報端末の場合、一般にディスプレイ画面が広く、WINDOWS(登録商標)のようなGUIを備えていれば、多数のアプリケーションについてそれぞれの動作状況を容易に確認することもできる。しかしながら、PDAや携帯電話機等のような携帯端末では、一般にディスプレイ画面が狭く、1つのアプリケーションがディスプレイ画面の主要部を占有する場合が多い。このため、これらの携帯端末においてマルチタスク処理を行う場合であれば、上述した様に、利用者が、順次にアプリケーションを切り替えて、動作状況を確認する必要が生ずる。
【0012】
特に、携帯電話機の場合、ディスプレイ画面が極めて狭いため、選択された1つのアプリケーションが表示画面を占有し、かつ、操作性もPCやPDAに比べて劣ることから、マルチタスク化にともなって各アプリケーションの動作状況を確認する際の操作性が問題となる。
【0013】
例えば、最近の携帯電話機FOMA N2001,N2002では、通話機能とブラウザ機能とのマルチタスクを実現しているが、バックグランドで実行されているアプリケーションは、それが起動していることをアイコンで表示するのみである(「FOMA」は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標である)。種々のアプリケーションが並列実行されるマルチタスク環境下において、このような表示だけでは、一体どの様なアプリケーションが起動され、それぞれがどの様な動作状況であるのかを利用者が判断することは困難である。
【0014】
図8は、マルチタスク処理可能な従来の携帯電話機の表示画面の一例を示した図である。通話及びiモード用ブラウザが並列処理され、通話アプリケーションがアクティブ化され、ブラウザアプリケーションがバックグランドで実行されているものとする(「iモード」は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標である)。この場合、通話アプリケーションが、画面表示部2の主要部の表示制御を行い、ブラウザアプリケーションが、画面表示部2の一部に実行中であることを示すアイコンCを表示する。
【0015】
この様にIMT(International Mobile Telecommunication)2000の通信方式に対応した最近の携帯電話機では、2以上の通信処理を並列して実行可能であり、複数の通信アプリケーションを並列動作させることができる。このような通信アプリケーションのマルチタスク処理を行う場合、各アプリケーションの通信状況に応じてタスク切替可能であることが求められる。しかしながら、各通信アプリケーションの通信状態を把握するには、各通信プリケーションについて順次にタスク切替を実際に行って、それぞれの動作状態を確認する煩雑な操作を行う他ないという問題があった。
【0016】
さらに、各通信アプリケーションにイベントを発生させ、当該イベントに基づいて画面表示を行えば、バックグランドで実行中の通信アプリケーションについても通信状況を把握することができる。しかしながら、この様な方法を採用すれば、ソフトウエアが複雑化するという問題があった。
【0017】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、利用者が簡単な操作でタスク管理を行うことができるマルチタスク処理が可能な携帯端末及び携帯通信端末を提供することを目的とする。また、本発明は、簡単な操作で実行中の各アプリケーションの動作状態を表示することができるマルチタスク処理が可能な携帯通信端末を提供することを目的とする。さらに、本発明は、利用者が簡単な操作で通信アプリケーションのタスク切替等を行うことができるマルチタスク処理が可能な携帯通信端末を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明によるマルチタスク携帯端末は、2以上のアプリケーションを並列して実行可能なマルチタスク携帯端末において、択一的に選択されたアプリケーションにより表示制御が行われる画面表示部と、実行中の各アプリケーションの動作状態を示すタスクリストを画面表示部に表示させるリスト表示処理部と、画面表示部の表示制御を行うアプリケーションをタスクリストから選択するタスク切替処理部とを備えて構成される。このような構成により、タスクリストを表示させて、各アプリケーションの動作状態を確認することができる。
【0019】
請求項2に記載の本発明によるマルチタスク携帯端末は、上記画面表示部は、択一的に選択されたアプリケーションにより表示領域の過半領域が占有されるように構成される。この様なマルチタスク携帯端末において、実行中の各アプリケーションの動作状態からなるタスクリストを表示させることは特に好適である。
【0020】
請求項3に記載の本発明によるマルチタスク携帯端末は、各アプリケーションの動作状態を保持する動作状態テーブルをさらに備え、上記リスト表示処理部は、タスクボタンの操作に基づいて、動作状態テーブルからタスクリストを生成し、画面表示部に表示させるように構成される。
【0021】
請求項4に記載の本発明による携帯通信端末は、2以上のアプリケーションが並行して通信処理を実行可能な携帯通信端末において、択一的に選択されたアプリケーションにより表示制御が行われる画面表示部と、実行中の各アプリケーションの動作状態を示すタスクリストを画面表示部に表示させるリスト表示部とを備えて構成される。
【0022】
請求項5に記載の本発明による携帯通信端末は、上記画面表示部が、択一的に選択されたアプリケーションにより表示領域の過半領域が占有されるように構成される。
【0023】
請求項6に記載の本発明による携帯通信端末は、上記リスト表示部が、実行中の各アプリケーションの通信状態を表示するように構成される。このような構成により、タスクリストを表示させて、各アプリケーションの通信状態を確認することができる。
【0024】
請求項7に記載の本発明による携帯通信端末は、画面表示部の表示制御を行うアプリケーションをタスクリストから選択するタスク切替部を備えて構成される。この様な構成により、各アプリケーションの動作状態を考慮して、タスク切替を行うことができる。
【0025】
請求項8に記載の本発明による携帯通信端末は、各アプリケーションの動作状態を保持する動作状態テーブルを備え、上記リスト表示部が、タスクボタンの操作に基づいて、動作状態テーブルを用いて作成したタスクリストを画面表示部に表示させるように構成される。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による携帯電話機の外観の一例を示した図である。図中の1は携帯電話機、2は画面表示部、3はSWキー、4はタスクボタン、5はダイヤルキー、6は受話器、7は送話器、8はアンテナである。画面表示部2は、静止画、動画、文字などを表示する表示手段であり、通常は、小型化及び軽量化が容易な液晶表示装置が用いられる。
【0027】
SW(ソフトウエア)キー3は、画面表示部2に隣接して配置され、画面表示部2内に各キーに対応する操作案内が表示される操作キーであり、ここでは3つのSWキーが設けられている。中央のSWキーは、少なくとも2方向(ここでは上下方向)への押圧操作により移動入力を行うことができ、押下操作により決定入力を行うことができる入力操作キー(選択キー)である。タスクボタン4は、押下操作によってタスクリストを表示させるための入力操作キーである。ダイヤルキー5は、「0」〜「9」、「♯」、「*」が割り当てられたダイヤル入力などに用いられる入力操作キーである。
【0028】
受話器6は、通話時の受話音声を出力するためのスピーカからなり、送話器7は通話時の送話音声を入力するためのマイクロフォンからなる。アンテナ8は、セルラー無線基地局(不図示)との間で通信を行う際に用いられる。また、この携帯電話機1は、図示しないIR通信のための赤外線送受光部を備えている。
【0029】
図2は、図1の携帯電話機1の要部の一構成例を示したブロック図である。図中の2は画面表示部、3はSWキー、4はタスクボタン、6はスピーカ、7はマイクロフォン、8はアンテナ、10は制御部、11は無線部、12は動作状態テーブルである。
【0030】
制御部10は、携帯電話機1の動作制御を行うマイクロプロセッサにより構成され、画面表示部2等の制御をプログラムに基づいて行っている。無線部11は、アンテナ8を介して無線通信を行うための送受信回路等からなる。動作状態テーブル12は、実行中のアプリケーションごとの動作状態に関する情報からなるデータテーブルであり、半導体メモリ等の記憶装置に記憶保持されている。
【0031】
制御部10は、さらにタスクリスト表示やタスク切替等を行うタスク管理部100と、画面表示部2等の制御を行う入出力制御部105と、アプリケーションプログラムの実行処理を行うアプリケーション実行処理部106により構成される。
【0032】
アプリケーション実行処理部106は、様々なアプリケーションプログラム(アプリケーション)からなる。例えば、通話、インターネット・イントラネット・iモード上のサイト等を閲覧するためのブラウザ、IR(赤外線)通信、外部接続機器との有線通信、ネットワークサービス(留守番電話サービス等の設定・状態確認)のための通信、スケジュール管理、電話帳管理等を行うためのアプリケーションプログラムからなる。これらのアプリケーションのうち、通信処理を行うための通信アプリケーションは、無線部11や図示しない赤外線送受光部などの制御を行っている。
【0033】
アプリケーション106a〜106cは、並列実行中のプログラムであり、通常、アクティブ化されたいずれか1つのアプリケーションのみが、入出力制御部105を介して、画面表示部2、スピーカ6及びマイクロフォン7による入出力を制御している。このため、アクティブ化されたアプリケーションが画面表示部2を占有している。また、各アプリケーション106a〜106cは、それぞれの動作状態が変化するたびに、その動作状態を動作状態テーブル12へ書き込んでいる。
【0034】
入出力制御部105は、アプリケーション実行処理部106及びタスク管理部100の制御に基づいて、画面表示部2、スピーカ6及びマイクロフォン7の制御を行っている。すなわち、アプリケーション実行処理部106で実行中のアプリケーション106a〜106c又はタスク管理部100が、入出力制御部105を介して画面表示部2の表示制御を行っている。
【0035】
タスク管理部100は、タスク管理を行うプログラムであり、通常はOS(オペレーティングシステム)の一部として提供される。このタスク管理部100は、アプリケーション選択部102、フォーカス移動処理部103及びリスト表示部104からなる。
【0036】
リスト表示部104は、タスクボタン4の押下操作を検出して、画面表示部2にタスクリストを表示させる。このタスクリストは、動作中の各アプリケーションの動作状態からなり、画面表示部2を占有する。リスト表示部104は、動作状態テーブル12に保持されている動作状態を読み出してタスクリストを作成し、入出力制御部105を介して画面表示部2に表示させる。
【0037】
タスクリストでは、アプリケーションに対応したいずれか1つの表示項目にフォーカスFが当てられている。フォーカスFが当てられた表示項目は、カーソル表示、反転表示、点滅表示等として利用者により認識可能に表示される。フォーカス移動処理部103は、中央のSWキーの上下方向への押圧操作を検出して、タスクリスト内のフォーカスFを他の表示項目に移動させる。なお、フォーカス移動時には、必要に応じてタスクリストのスクロールが行われる。
【0038】
アプリケーション選択部102は、中央のSWキーの押下操作を検出して、タスク切替を行う。すなわち、その時、フォーカスFが当てられているアプリケーションをアクティブ化し、当該アプリケーションに画面表示部2を占有させる。この様にして、フォーカス移動処理部103及びアプリケーション選択部102からなるタスク切替部101によって、タスク切替が行われる。
【0039】
次に、この携帯電話機1の動作について説明する。図3の(a)〜(d)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子の一例を示した図である。(a)はタスク切替の操作前の状態を示した図であり、ここでは、通話中のため、画面表示部2が通話アプリケーションによって占有され、「通話中」の表示及びアニメーション表示が行われているものとする。
【0040】
この状態で、利用者がタスクボタン4を操作すると、画面表示部2にはタスクリストが表示される。ここでは実行中のアプリケーションの通信状態として「メッセージ受信中」、「問合中」、「通話中」、「SMS受信中」、「スケジュール一覧表示中」が表示される。最初のフォーカスFは「通話中」に当てられている(図中の(b))。
【0041】
例えば、iモードを利用中であってブラウザ表示にともなうパケット通信中であれば「サイト接続中」という表示が行われる。また、有線接続された外部機器を通じてパケット通信中であれば「外部機器、パケット通信中」という表示が行われる。なお、通信アプリケーションの場合には、その通信状態が表示され、その他のアプリケーションの場合には、通話状態以外の動作状態が表示されるものとする。
【0042】
このような動作状態からなるタスクリストによって、利用者は、実行中のアプリケーション全ての動作状態を確認することができ、タスク切替を行うアプリケーションを判断することができる。
【0043】
例えば、ショートメッセージを受信中のSMS(Short Message Service)アプリケーションをアクティブ化しようとする場合には、利用者が中央のSWキーを2方向に操作して、フォーカスを「SMS受信中」に移動させた後、当該SWキー3の押下操作により、アプリケーションを決定する(図中の(c))。この様にして選択されたSMSアプリケーションがアクティブ化され、画面表示部2を占有する(図中の(d))。
【0044】
図4の(a)及び(b)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子について、他の例を示した図である。タスクボタン4の操作によって、「新メッセージがあります」、「留守番電話サービス開始中」、「終話」、「SMS受信中」、「スケジュール一覧表示中」という各アプリケーションの動作状態が表示されている(図中の(a))。
【0045】
電子メールのアプリケーションが、新メッセージ(未読の受信メッセージ)があるという状態を表示しているため、当該アプリケーションにフォーカスFを当てて選択すれば、電子メールのアプリケーションが画面表示部2を占有し、電子メールの閲覧を行うことができる(図中の(b))。
【0046】
図5の(a)及び(b)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子について、さらに他の例を示した図である。タスクボタン4の操作によって、図4の(a)と同様のタスクリストを表示させた状態(図5の(a))において、「スケジュール一覧表示中」と表示されたスケジュール管理のアプリケーションにフォーカスFを当てて選択すれば、スケジュール管理のアプリケーションが画面表示部2を占有し、スケジュールの確認、編集等を行うことができる(図中の(b))。
【0047】
本実施の形態によれば、マルチタスク処理が可能な携帯端末の画面表示部に、タスクリストとして、実行中のアプリケーションの動作状況を一覧表示させることができる。このため、複数のアプリケーションについて順次にタスク切替を行って、それぞれの動作状態を確認するという煩雑な操作を行うことなく、各アプリケーションの動作状態を把握することができる。
【0048】
特に、IMT2000携帯電話機の場合であれば、2以上の通信処理、例えば、通話をしながら、ブラウザを利用し、外部接続機器で通信しながら、ショートメッセージを受信するような並列処理が可能であるが、このような複数の通信機能の並列実行中においても、各々の通信状況を管理することができる。このため、各アプリケーションからのイベント発生ごとに、当該イベントによって起動され、画面表示部2を占有するような画面制御を行う必要がない。
【0049】
また、タスクリストからアプリケーションを選択してタスク切替を行う際、煩雑な操作を行うことなく、各アプリケーションの動作状態を考慮してアプリケーションを決定することができる。特に、携帯電話機等のように画面表示部が狭く、択一的に選択されたアプリケーションが、画面表示部を占有する小型の携帯端末に好適である。
【0050】
なお、本実施の形態では、動作中の各アプリケーションの動作状態を文字情報として表示する場合の例について説明したが、本発明は、このような場合に限定されない。例えば、動作中のアプリケーションによる画面表示の一部を表示し、利用者は、これらの表示のいずれかを選択するようにしてもよい。
【0051】
また、本実施の形態では、アクティブ化されたアプリケーションが画面表示部2を占有する場合の例について説明したが、本発明はこの様な場合に限定されない。少なくとも画面表示部2に同時に表示可能な数よりも多くのアプリケーションが並列実行している場合に適用することができ、特に、択一的に選択された1つのアプリケーションが、画面表示部2の過半領域を占有する場合に好適である。
【0052】
また、IMT2000用の携帯電話機等において、非同期で発生するイベントによりアプリケーションが起動された場合、後から発生したアプリケーションをタスクリスト上で優先的に表示させてもよい。例えば、リスト表示部104が、アプリケーションの起動時刻に基づいて、アプリケーションの動作状態の表示を並び替えてタスクリストを作成してもよい。この様にすれば、利用者は、イベント発生後に、新たに起動されたアプリケーションの動作状態をタスクリストで容易に確認し、利用者の必要性に応じて、適宜に、非同期に発生したアプリケーションへの切り替えを行うことができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、タスクリストにより、実行中のアプリケーションを表示するとともに、アプリケーションの動作状態を表示することができる。このため、利用者が簡単な操作でタスク管理を行うことができるマルチタスク処理が可能な携帯端末及び携帯通信端末を提供することができる。
【0054】
また、本発明によれば、簡単な操作により、実行中の各アプリケーションの動作状態を表示することができるマルチタスク処理が可能な携帯通信端末を提供することができる。さらに、本発明によれば、簡単な操作により、各通信アプリケーションの動作状態を考慮して、通信アプリケーションのタスク切替等を行うことができるマルチタスク処理が可能な携帯通信端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による携帯電話機の外観の一例を示した図である。
【図2】図1の携帯電話機1の要部の一構成例を示したブロック図である。
【図3】(a)〜(d)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子の一例を示した図である。
【図4】(a)及び(b)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子について、他の例を示した図である。
【図5】(a)及び(b)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子について、さらに他の例を示した図である。
【図6】従来の情報端末(PC)によるタスクリスト表示の一例を示した図である。
【図7】従来の携帯情報端末(PDA)によるタスクリスト表示の一例を示した図である。
【図8】マルチタスク処理可能な従来の携帯電話機の表示画面の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機、2 画面表示部、3 SWキー、4 タスクボタン、
5 ダイヤルキー、6 スピーカ、7 マイクロフォン、8 アンテナ、
10 制御部、11 無線部、12 動作状態テーブル、
100 タスク管理部、101 タスク切替部、
102 アプリケーション選択部、103 フォーカス移動処理部、
104 リスト表示部、105 入出力制御部、
106 アプリケーション実行処理部、
106a〜106c 実行中アプリケーション、F フォーカス
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチタスク携帯端末及び携帯通信端末に係り、さらに詳しくは、小型の画面表示部を有しマルチタスク処理が可能な携帯端末、例えば携帯電話機におけるタスク切替時の操作性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の情報端末、いわゆるPC(Personal Computer)によるタスクリスト表示の一例を示した図であり、WINDOWS(登録商標)2000のタスクマネージャーによって表示されるウインドウが示されている。図中の200はタスクリスト表示部、201はフォーカス、202はタスク終了ボタン、203はタスク切替ボタン、204はタスク起動ボタンである。
【0003】
最近のPCは、そのほとんどがWINDOWS(登録商標)等のOS管理下でマルチタスク処理を行っており、PCの利用者が所定のキー操作(WINDOWS(登録商標)用PCではCtrlキー、Altキー、Delキーの同時押下)を行うことにより、ディスプレイ装置の表示画面内に図6に示したウインドウを表示させることができる。
【0004】
当該ウインドウ内のタスクリスト表示部200には、実行中の各アプリケーションの名称がファイル名等により表示されており、利用者は、このタスクリストによって実行中のアプリケーションを確認することができる。また、フォーカス201を移動させてアプリケーションを選択し、ボタン202〜204を操作することにより、アプリケーションを終了し、アクティブ化されたアプリケーションを切り替え、あるいは、新たなアプリケーションを起動することができる。
【0005】
また、図7は、従来の携帯情報端末、いわゆるPDA(Personal Digital Assistant)によるタスクリスト表示の一例を示した図である。図中の300はPDA本体、301はタスクボタン、302は液晶表示部である。PCと同様、PDAもOS管理下でマルチタスク処理を行っており、利用者がタスクボタン301を操作することにより、実行中の各アプリケーションの名称からなるタスクリストが液晶表示部302に表示される。利用者は、このタスクリストによって、実行中のアプリケーションを確認することができる。
【0006】
一般に、マルチタスク処理を行う情報端末では、選択された1つのアプリケーションのみがアクティブ化され、画面表示部やキー入力部などのユーザインターフェースの主要部を占有する。そして、他のアプリケーションは、バックグランドで実行処理されるため、利用者が、直接その動作状況を確認し、あるいは、制御することはできない。
【0007】
この様な事情から、マルチタスク情報端末は、PC及びPDAのいずれの場合も、上記タスクリストからアクティブ化したいアプリケーションを選択することによって、任意のアプリケーションをアクティブ化するタスク切替の機能を有している。また、実行中のアプリケーションの終了等も、同様にして、タスクリストを表示させて所望のアプリケーションを選択することによって行うことができる。
【0008】
なお、本明細書では、アプリケーション及びタスクの語を、特定機能を実現するためのプログラム実行処理を示す同義語とし、区別することなく用いている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した通り、従来の情報処理端末において、タスクリストとして表示されるのは実行中のアプリケーションを示す名称(例えばファイル名)であった。このため、当該タスクリストに表示されたアプリケーションが起動中であることは確認できるが、各アプリケーションがどの様な実行状況にあるのかは確認することができず、利用者は、各アプリケーションの実行状況に応じてタスク切替等を行うことができないという問題があった。すなわち、従来のタスクリストは、タスク切替等の対象となる選択肢としてアプリケーション名を示すのみであって、各アプリケーションの動作状況に関する情報を提示していなかった。
【0010】
例えば、利用者が、各アプリケーションの動作状況を比較検討して、タスク切替を行おうとする場合であれば、検討対象となるアプリケーションを順にアクティブ化させて動作状況を確認する必要がある。この場合、何度もタスクリストを表示させ、アプリケーションを選択する必要があり、煩雑な操作を行う必要があった。
【0011】
さらに、PCのような情報端末の場合、一般にディスプレイ画面が広く、WINDOWS(登録商標)のようなGUIを備えていれば、多数のアプリケーションについてそれぞれの動作状況を容易に確認することもできる。しかしながら、PDAや携帯電話機等のような携帯端末では、一般にディスプレイ画面が狭く、1つのアプリケーションがディスプレイ画面の主要部を占有する場合が多い。このため、これらの携帯端末においてマルチタスク処理を行う場合であれば、上述した様に、利用者が、順次にアプリケーションを切り替えて、動作状況を確認する必要が生ずる。
【0012】
特に、携帯電話機の場合、ディスプレイ画面が極めて狭いため、選択された1つのアプリケーションが表示画面を占有し、かつ、操作性もPCやPDAに比べて劣ることから、マルチタスク化にともなって各アプリケーションの動作状況を確認する際の操作性が問題となる。
【0013】
例えば、最近の携帯電話機FOMA N2001,N2002では、通話機能とブラウザ機能とのマルチタスクを実現しているが、バックグランドで実行されているアプリケーションは、それが起動していることをアイコンで表示するのみである(「FOMA」は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標である)。種々のアプリケーションが並列実行されるマルチタスク環境下において、このような表示だけでは、一体どの様なアプリケーションが起動され、それぞれがどの様な動作状況であるのかを利用者が判断することは困難である。
【0014】
図8は、マルチタスク処理可能な従来の携帯電話機の表示画面の一例を示した図である。通話及びiモード用ブラウザが並列処理され、通話アプリケーションがアクティブ化され、ブラウザアプリケーションがバックグランドで実行されているものとする(「iモード」は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標である)。この場合、通話アプリケーションが、画面表示部2の主要部の表示制御を行い、ブラウザアプリケーションが、画面表示部2の一部に実行中であることを示すアイコンCを表示する。
【0015】
この様にIMT(International Mobile Telecommunication)2000の通信方式に対応した最近の携帯電話機では、2以上の通信処理を並列して実行可能であり、複数の通信アプリケーションを並列動作させることができる。このような通信アプリケーションのマルチタスク処理を行う場合、各アプリケーションの通信状況に応じてタスク切替可能であることが求められる。しかしながら、各通信アプリケーションの通信状態を把握するには、各通信プリケーションについて順次にタスク切替を実際に行って、それぞれの動作状態を確認する煩雑な操作を行う他ないという問題があった。
【0016】
さらに、各通信アプリケーションにイベントを発生させ、当該イベントに基づいて画面表示を行えば、バックグランドで実行中の通信アプリケーションについても通信状況を把握することができる。しかしながら、この様な方法を採用すれば、ソフトウエアが複雑化するという問題があった。
【0017】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、利用者が簡単な操作でタスク管理を行うことができるマルチタスク処理が可能な携帯端末及び携帯通信端末を提供することを目的とする。また、本発明は、簡単な操作で実行中の各アプリケーションの動作状態を表示することができるマルチタスク処理が可能な携帯通信端末を提供することを目的とする。さらに、本発明は、利用者が簡単な操作で通信アプリケーションのタスク切替等を行うことができるマルチタスク処理が可能な携帯通信端末を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明によるマルチタスク携帯端末は、2以上のアプリケーションを並列して実行可能なマルチタスク携帯端末において、択一的に選択されたアプリケーションにより表示制御が行われる画面表示部と、実行中の各アプリケーションの動作状態を示すタスクリストを画面表示部に表示させるリスト表示処理部と、画面表示部の表示制御を行うアプリケーションをタスクリストから選択するタスク切替処理部とを備えて構成される。このような構成により、タスクリストを表示させて、各アプリケーションの動作状態を確認することができる。
【0019】
請求項2に記載の本発明によるマルチタスク携帯端末は、上記画面表示部は、択一的に選択されたアプリケーションにより表示領域の過半領域が占有されるように構成される。この様なマルチタスク携帯端末において、実行中の各アプリケーションの動作状態からなるタスクリストを表示させることは特に好適である。
【0020】
請求項3に記載の本発明によるマルチタスク携帯端末は、各アプリケーションの動作状態を保持する動作状態テーブルをさらに備え、上記リスト表示処理部は、タスクボタンの操作に基づいて、動作状態テーブルからタスクリストを生成し、画面表示部に表示させるように構成される。
【0021】
請求項4に記載の本発明による携帯通信端末は、2以上のアプリケーションが並行して通信処理を実行可能な携帯通信端末において、択一的に選択されたアプリケーションにより表示制御が行われる画面表示部と、実行中の各アプリケーションの動作状態を示すタスクリストを画面表示部に表示させるリスト表示部とを備えて構成される。
【0022】
請求項5に記載の本発明による携帯通信端末は、上記画面表示部が、択一的に選択されたアプリケーションにより表示領域の過半領域が占有されるように構成される。
【0023】
請求項6に記載の本発明による携帯通信端末は、上記リスト表示部が、実行中の各アプリケーションの通信状態を表示するように構成される。このような構成により、タスクリストを表示させて、各アプリケーションの通信状態を確認することができる。
【0024】
請求項7に記載の本発明による携帯通信端末は、画面表示部の表示制御を行うアプリケーションをタスクリストから選択するタスク切替部を備えて構成される。この様な構成により、各アプリケーションの動作状態を考慮して、タスク切替を行うことができる。
【0025】
請求項8に記載の本発明による携帯通信端末は、各アプリケーションの動作状態を保持する動作状態テーブルを備え、上記リスト表示部が、タスクボタンの操作に基づいて、動作状態テーブルを用いて作成したタスクリストを画面表示部に表示させるように構成される。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による携帯電話機の外観の一例を示した図である。図中の1は携帯電話機、2は画面表示部、3はSWキー、4はタスクボタン、5はダイヤルキー、6は受話器、7は送話器、8はアンテナである。画面表示部2は、静止画、動画、文字などを表示する表示手段であり、通常は、小型化及び軽量化が容易な液晶表示装置が用いられる。
【0027】
SW(ソフトウエア)キー3は、画面表示部2に隣接して配置され、画面表示部2内に各キーに対応する操作案内が表示される操作キーであり、ここでは3つのSWキーが設けられている。中央のSWキーは、少なくとも2方向(ここでは上下方向)への押圧操作により移動入力を行うことができ、押下操作により決定入力を行うことができる入力操作キー(選択キー)である。タスクボタン4は、押下操作によってタスクリストを表示させるための入力操作キーである。ダイヤルキー5は、「0」〜「9」、「♯」、「*」が割り当てられたダイヤル入力などに用いられる入力操作キーである。
【0028】
受話器6は、通話時の受話音声を出力するためのスピーカからなり、送話器7は通話時の送話音声を入力するためのマイクロフォンからなる。アンテナ8は、セルラー無線基地局(不図示)との間で通信を行う際に用いられる。また、この携帯電話機1は、図示しないIR通信のための赤外線送受光部を備えている。
【0029】
図2は、図1の携帯電話機1の要部の一構成例を示したブロック図である。図中の2は画面表示部、3はSWキー、4はタスクボタン、6はスピーカ、7はマイクロフォン、8はアンテナ、10は制御部、11は無線部、12は動作状態テーブルである。
【0030】
制御部10は、携帯電話機1の動作制御を行うマイクロプロセッサにより構成され、画面表示部2等の制御をプログラムに基づいて行っている。無線部11は、アンテナ8を介して無線通信を行うための送受信回路等からなる。動作状態テーブル12は、実行中のアプリケーションごとの動作状態に関する情報からなるデータテーブルであり、半導体メモリ等の記憶装置に記憶保持されている。
【0031】
制御部10は、さらにタスクリスト表示やタスク切替等を行うタスク管理部100と、画面表示部2等の制御を行う入出力制御部105と、アプリケーションプログラムの実行処理を行うアプリケーション実行処理部106により構成される。
【0032】
アプリケーション実行処理部106は、様々なアプリケーションプログラム(アプリケーション)からなる。例えば、通話、インターネット・イントラネット・iモード上のサイト等を閲覧するためのブラウザ、IR(赤外線)通信、外部接続機器との有線通信、ネットワークサービス(留守番電話サービス等の設定・状態確認)のための通信、スケジュール管理、電話帳管理等を行うためのアプリケーションプログラムからなる。これらのアプリケーションのうち、通信処理を行うための通信アプリケーションは、無線部11や図示しない赤外線送受光部などの制御を行っている。
【0033】
アプリケーション106a〜106cは、並列実行中のプログラムであり、通常、アクティブ化されたいずれか1つのアプリケーションのみが、入出力制御部105を介して、画面表示部2、スピーカ6及びマイクロフォン7による入出力を制御している。このため、アクティブ化されたアプリケーションが画面表示部2を占有している。また、各アプリケーション106a〜106cは、それぞれの動作状態が変化するたびに、その動作状態を動作状態テーブル12へ書き込んでいる。
【0034】
入出力制御部105は、アプリケーション実行処理部106及びタスク管理部100の制御に基づいて、画面表示部2、スピーカ6及びマイクロフォン7の制御を行っている。すなわち、アプリケーション実行処理部106で実行中のアプリケーション106a〜106c又はタスク管理部100が、入出力制御部105を介して画面表示部2の表示制御を行っている。
【0035】
タスク管理部100は、タスク管理を行うプログラムであり、通常はOS(オペレーティングシステム)の一部として提供される。このタスク管理部100は、アプリケーション選択部102、フォーカス移動処理部103及びリスト表示部104からなる。
【0036】
リスト表示部104は、タスクボタン4の押下操作を検出して、画面表示部2にタスクリストを表示させる。このタスクリストは、動作中の各アプリケーションの動作状態からなり、画面表示部2を占有する。リスト表示部104は、動作状態テーブル12に保持されている動作状態を読み出してタスクリストを作成し、入出力制御部105を介して画面表示部2に表示させる。
【0037】
タスクリストでは、アプリケーションに対応したいずれか1つの表示項目にフォーカスFが当てられている。フォーカスFが当てられた表示項目は、カーソル表示、反転表示、点滅表示等として利用者により認識可能に表示される。フォーカス移動処理部103は、中央のSWキーの上下方向への押圧操作を検出して、タスクリスト内のフォーカスFを他の表示項目に移動させる。なお、フォーカス移動時には、必要に応じてタスクリストのスクロールが行われる。
【0038】
アプリケーション選択部102は、中央のSWキーの押下操作を検出して、タスク切替を行う。すなわち、その時、フォーカスFが当てられているアプリケーションをアクティブ化し、当該アプリケーションに画面表示部2を占有させる。この様にして、フォーカス移動処理部103及びアプリケーション選択部102からなるタスク切替部101によって、タスク切替が行われる。
【0039】
次に、この携帯電話機1の動作について説明する。図3の(a)〜(d)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子の一例を示した図である。(a)はタスク切替の操作前の状態を示した図であり、ここでは、通話中のため、画面表示部2が通話アプリケーションによって占有され、「通話中」の表示及びアニメーション表示が行われているものとする。
【0040】
この状態で、利用者がタスクボタン4を操作すると、画面表示部2にはタスクリストが表示される。ここでは実行中のアプリケーションの通信状態として「メッセージ受信中」、「問合中」、「通話中」、「SMS受信中」、「スケジュール一覧表示中」が表示される。最初のフォーカスFは「通話中」に当てられている(図中の(b))。
【0041】
例えば、iモードを利用中であってブラウザ表示にともなうパケット通信中であれば「サイト接続中」という表示が行われる。また、有線接続された外部機器を通じてパケット通信中であれば「外部機器、パケット通信中」という表示が行われる。なお、通信アプリケーションの場合には、その通信状態が表示され、その他のアプリケーションの場合には、通話状態以外の動作状態が表示されるものとする。
【0042】
このような動作状態からなるタスクリストによって、利用者は、実行中のアプリケーション全ての動作状態を確認することができ、タスク切替を行うアプリケーションを判断することができる。
【0043】
例えば、ショートメッセージを受信中のSMS(Short Message Service)アプリケーションをアクティブ化しようとする場合には、利用者が中央のSWキーを2方向に操作して、フォーカスを「SMS受信中」に移動させた後、当該SWキー3の押下操作により、アプリケーションを決定する(図中の(c))。この様にして選択されたSMSアプリケーションがアクティブ化され、画面表示部2を占有する(図中の(d))。
【0044】
図4の(a)及び(b)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子について、他の例を示した図である。タスクボタン4の操作によって、「新メッセージがあります」、「留守番電話サービス開始中」、「終話」、「SMS受信中」、「スケジュール一覧表示中」という各アプリケーションの動作状態が表示されている(図中の(a))。
【0045】
電子メールのアプリケーションが、新メッセージ(未読の受信メッセージ)があるという状態を表示しているため、当該アプリケーションにフォーカスFを当てて選択すれば、電子メールのアプリケーションが画面表示部2を占有し、電子メールの閲覧を行うことができる(図中の(b))。
【0046】
図5の(a)及び(b)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子について、さらに他の例を示した図である。タスクボタン4の操作によって、図4の(a)と同様のタスクリストを表示させた状態(図5の(a))において、「スケジュール一覧表示中」と表示されたスケジュール管理のアプリケーションにフォーカスFを当てて選択すれば、スケジュール管理のアプリケーションが画面表示部2を占有し、スケジュールの確認、編集等を行うことができる(図中の(b))。
【0047】
本実施の形態によれば、マルチタスク処理が可能な携帯端末の画面表示部に、タスクリストとして、実行中のアプリケーションの動作状況を一覧表示させることができる。このため、複数のアプリケーションについて順次にタスク切替を行って、それぞれの動作状態を確認するという煩雑な操作を行うことなく、各アプリケーションの動作状態を把握することができる。
【0048】
特に、IMT2000携帯電話機の場合であれば、2以上の通信処理、例えば、通話をしながら、ブラウザを利用し、外部接続機器で通信しながら、ショートメッセージを受信するような並列処理が可能であるが、このような複数の通信機能の並列実行中においても、各々の通信状況を管理することができる。このため、各アプリケーションからのイベント発生ごとに、当該イベントによって起動され、画面表示部2を占有するような画面制御を行う必要がない。
【0049】
また、タスクリストからアプリケーションを選択してタスク切替を行う際、煩雑な操作を行うことなく、各アプリケーションの動作状態を考慮してアプリケーションを決定することができる。特に、携帯電話機等のように画面表示部が狭く、択一的に選択されたアプリケーションが、画面表示部を占有する小型の携帯端末に好適である。
【0050】
なお、本実施の形態では、動作中の各アプリケーションの動作状態を文字情報として表示する場合の例について説明したが、本発明は、このような場合に限定されない。例えば、動作中のアプリケーションによる画面表示の一部を表示し、利用者は、これらの表示のいずれかを選択するようにしてもよい。
【0051】
また、本実施の形態では、アクティブ化されたアプリケーションが画面表示部2を占有する場合の例について説明したが、本発明はこの様な場合に限定されない。少なくとも画面表示部2に同時に表示可能な数よりも多くのアプリケーションが並列実行している場合に適用することができ、特に、択一的に選択された1つのアプリケーションが、画面表示部2の過半領域を占有する場合に好適である。
【0052】
また、IMT2000用の携帯電話機等において、非同期で発生するイベントによりアプリケーションが起動された場合、後から発生したアプリケーションをタスクリスト上で優先的に表示させてもよい。例えば、リスト表示部104が、アプリケーションの起動時刻に基づいて、アプリケーションの動作状態の表示を並び替えてタスクリストを作成してもよい。この様にすれば、利用者は、イベント発生後に、新たに起動されたアプリケーションの動作状態をタスクリストで容易に確認し、利用者の必要性に応じて、適宜に、非同期に発生したアプリケーションへの切り替えを行うことができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、タスクリストにより、実行中のアプリケーションを表示するとともに、アプリケーションの動作状態を表示することができる。このため、利用者が簡単な操作でタスク管理を行うことができるマルチタスク処理が可能な携帯端末及び携帯通信端末を提供することができる。
【0054】
また、本発明によれば、簡単な操作により、実行中の各アプリケーションの動作状態を表示することができるマルチタスク処理が可能な携帯通信端末を提供することができる。さらに、本発明によれば、簡単な操作により、各通信アプリケーションの動作状態を考慮して、通信アプリケーションのタスク切替等を行うことができるマルチタスク処理が可能な携帯通信端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による携帯電話機の外観の一例を示した図である。
【図2】図1の携帯電話機1の要部の一構成例を示したブロック図である。
【図3】(a)〜(d)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子の一例を示した図である。
【図4】(a)及び(b)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子について、他の例を示した図である。
【図5】(a)及び(b)は、図1の携帯電話機におけるタスク切替時の様子について、さらに他の例を示した図である。
【図6】従来の情報端末(PC)によるタスクリスト表示の一例を示した図である。
【図7】従来の携帯情報端末(PDA)によるタスクリスト表示の一例を示した図である。
【図8】マルチタスク処理可能な従来の携帯電話機の表示画面の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機、2 画面表示部、3 SWキー、4 タスクボタン、
5 ダイヤルキー、6 スピーカ、7 マイクロフォン、8 アンテナ、
10 制御部、11 無線部、12 動作状態テーブル、
100 タスク管理部、101 タスク切替部、
102 アプリケーション選択部、103 フォーカス移動処理部、
104 リスト表示部、105 入出力制御部、
106 アプリケーション実行処理部、
106a〜106c 実行中アプリケーション、F フォーカス
Claims (8)
- 2以上のアプリケーションを並列して実行可能なマルチタスク携帯端末において、択一的に選択されたアプリケーションにより表示制御が行われる画面表示部と、実行中の各アプリケーションの動作状態を示すタスクリストを画面表示部に表示させるリスト表示処理部と、画面表示部の表示制御を行うアプリケーションをタスクリストから選択するタスク切替処理部とを備えたことを特徴とするマルチタスク携帯端末。
- 上記画面表示部は、択一的に選択されたアプリケーションにより表示領域の過半領域が占有されることを特徴とする請求項1に記載のマルチタスク携帯端末。
- 各アプリケーションの動作状態を保持する動作状態テーブルをさらに備え、
上記リスト表示処理部は、タスクボタンの操作に基づいて、動作状態テーブルからタスクリストを生成し、画面表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載のマルチタスク携帯端末。 - 2以上のアプリケーションが並行して通信処理を実行可能な携帯通信端末において、択一的に選択されたアプリケーションにより表示制御が行われる画面表示部と、実行中の各アプリケーションの動作状態を示すタスクリストを画面表示部に表示させるリスト表示部とを備えたことを特徴とする携帯通信端末。
- 上記画面表示部は、択一的に選択されたアプリケーションにより表示領域の過半領域が占有されることを特徴とする請求項4に記載の携帯通信端末。
- 上記リスト表示部が、実行中の各アプリケーションの通信状態を表示することを特徴とする請求項4に記載の携帯通信端末。
- 画面表示部の表示制御を行うアプリケーションをタスクリストから選択するタスク切替部を備えたことを特徴とする請求項4に記載の携帯通信端末。
- 各アプリケーションの動作状態を保持する動作状態テーブルを備え、
上記リスト表示部は、タスクボタンの操作に基づいて、動作状態テーブルを用いて作成したタスクリストを画面表示部に表示させることを特徴とする請求項4に記載の携帯通信端末。
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