JP2004061779A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2004061779A
JP2004061779A JP2002218973A JP2002218973A JP2004061779A JP 2004061779 A JP2004061779 A JP 2004061779A JP 2002218973 A JP2002218973 A JP 2002218973A JP 2002218973 A JP2002218973 A JP 2002218973A JP 2004061779 A JP2004061779 A JP 2004061779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
liquid crystal
crystal display
circuit
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002218973A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Monjo
門條 由男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002218973A priority Critical patent/JP2004061779A/ja
Publication of JP2004061779A publication Critical patent/JP2004061779A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】液晶の応答速度を速くすることなく、スクリーンに投影される動画を明確に表示する。光源の寿命を極めて長くしてメンテンナスを著しく簡単にして、ランニングコストをも低減する。電源オンと同時に使用できるようにして待ち時間をなくし、光源の光利用効率を著しく高くして、光源の発熱と消費電力を少なくする。
【解決手段】プロジェクタは、複数の発光ダイオードを並べているLED光源1と、このLED光源1から放射される光の透過率又は反射率を変化させて画像を作成する液晶表示部2と、この液晶表示部2で作成される画像をスクリーン8に投影する投影レンズ3と、液晶表示部2を制御する映像回路4と、映像回路4が液晶表示部2に画像を作成する垂直同期信号に同期して、LED光源1を点滅する点灯回路5とを備える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリーンに画像を表示するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプロジェクタの一例を図1と図2の概略図に示す。図1のプロジェクタは、キセノンランプである光源20と、光源20の光を赤、青、緑に分光すると共に、集合する色分解・再結合用プリズム光学系21と、この色分解・再結合用プリズム光学系21で分光された光の画像を作成する赤、青、緑の液晶表示部22と、色分解・再結合用プリズム光学系21で再結合された画像をスクリーンに投影する投影レンズ23とを備えている。
【0003】
図2のプロジェクタは、キセノンランプである光源20と、光源20の光を赤、青、緑に分光する赤、青、緑のダイクロイックミラ24と、ダイクロイックミラ24で分光された赤、青、緑の光でカラー画像を作成する液晶表示部22と、この液晶表示部22を透過した赤、青、緑からなるカラー画像をスクリーン26に投影するフレネルレオンズ25と投影レンズ23とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図1と図2に示す従来のプロジェクタは、キセノンランプである光源を点灯している状態で、液晶表示部の画像をスクリーンに投影する。ところで、液晶表示部は、応答時間が遅いので画像を速やかに変更して速い動画をくっきりと表示できない欠点がある。この弊害を解消することを目的として、より応答速度の速い液晶が開発されている。しかしながら、現在製造されている最も速い液晶であっても、極めて速く変化する動画を明瞭な画像で表示するのは難しい。
【0005】
本発明の第1の目的は、この弊害を解消すること、すなわち液晶の応答速度を速くすることなく、スクリーンに投影される動画を明確に表示できるプロジェクタを提供することにある。
【0006】
さらに、従来のプロジェクタの光源に使用されるキセノンランプは、数千時間も使用すると交換する必要があり、メンテナンスに手間がかかる欠点がある。キセノンランプの寿命は、フィラメントを加熱するタイプの電球に比較し長いものであるが、数千時間も使用すれば交換する必要があり、ランニングコストも高くなる。
【0007】
また、キセノンランプは、点灯に時間がかかる欠点もある。とくに消灯した直後に点灯すると、正常な状態になるまでに相当な時間がかかる。このため、従来のプロジェクタは、電源をオンにしてから正常に使用できるまでの待ち時間が長くなる欠点がある。
【0008】
さらに、カラーのプロジェクタは、消費電力と発熱が極めて大きくなる欠点もある。それは、キセノンランプから放射される発光の一部のみが利用されて、発光全体を有効に利用できないからである。キセノンランプの白色光は、フィルターで赤、青、緑の光に分光されるが、このとき、フィルターは一部の光を透過し、残りの吸収して分光する。このため、フィルターを透過させることで、相当量の光が吸収される。したがって、キセノンランプの発光は、一部が利用されるにすぎず、全発光が効率よくスクリーンに投射されない。
【0009】
本発明の第2の目的は、従来のプロジェクタのこれ等の欠点を一挙に解決することを目的に開発されたものである。したがって本発明の重要な目的は、光源の寿命を極めて長くしてメンテンナスを著しく簡単にして、ランニングコストをも低減し、さらに、電源オンと同時に使用できるようにして待ち時間をなくし、光源の光利用効率を著しく高くして、光源の発熱と消費電力を少なくできるプロジェクタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のプロジェクタは、複数の発光ダイオードを並べているLED光源1と、このLED光源1から放射される光の透過率又は反射率を変化させて画像を作成する液晶表示部2と、この液晶表示部2で作成される画像をスクリーン8に投影する投影レンズ3と、液晶表示部2を制御する映像回路4と、映像回路4が液晶表示部2に画像を作成する垂直同期信号に同期して、LED光源1を点滅する点灯回路5とを備える。
【0011】
点灯回路5は、液晶表示部2が1フレームに1回の割合で、あるいは1フレームに複数回の割合でLED光源1を点灯することができる。この点灯回路5は、1秒間のフレーム数で発光ダイオードの点灯を制御する画面枚数検出制御回路15を有する。画面枚数検出制御回路15は、1秒間のフィールド数で、発光ダイオードの点灯を制御することもできる。フィールド数とフレーム数は相関関係がある。NTSC式のテレビジョンは、インターレス走査をするので、2フィールドが1フレームとなる。飛び越し走査をして、2画面に相当する2フィールドの画像で、1コマに相当する1フレームの画像を構成するからである。コンピュータのモニタは、ノンインターレス走査をするので1フィールドが1フレームとなる。したがって、フィールドとフレームの関係は、インターレス方式にあっては2フィールドが1フレームとなり、ノンインターレス方式にあっては1フィールドが1フレームとなる。このため、本明細書において、ノンインターレス方式においては、フィールドはフレームに相当し、反対にフレームはフィールドに相当する。また、インターレス方式においては、2フィールドを1フレームと同じ意味と解釈する。
【0012】
画面枚数検出制御回路15は、たとえば1秒間のフィールド数が100フィールドよりも少ない状態で、1フィールドに複数回の割合で発光ダイオードを点灯する。点灯回路5は、1秒間のフィールド数が少ない入力画像信号を入力して、フリッカーをなくすることができる。とくに、1秒間のフィールド数が相当に少なくて、フリッカーが顕著になる入力画像信号を入力して、フリッカーをなくすることができる。
【0013】
さらに、点灯回路5は、発光ダイオードの点灯開始時間を特定する点灯開始回路11で発光ダイオードの点灯開始時間を特定することができる。この点灯開始回路11は、垂直同期信号に基づいて発光ダイオードの点灯開始時間を特定する。さらに、この点灯開始回路11にはタイマーが使用できる。
【0014】
点灯回路5は、発光ダイオードの消灯時間を消灯回路12で特定できる。この消灯回路12は、たとえば垂直同期信号の間にある映像信号を検出して発光ダイオードの消灯時間を特定することができる。とくに、この消灯回路12は、映像信号の開始時間で発光ダイオードを消灯し、あるいは映像信号開始時間よりも遅くあるいは速く発光ダイオードを消灯することができる。また、消灯回路12は、垂直同期信号、点灯開始回路11から出力される点灯開始パルス、垂直同期信号及び水平同期信号のいずれかを検出して発光ダイオードの消灯時間を特定することもできる。
【0015】
さらに、本発明のプロジェクタは、LED光源1を、赤LED光源1Rと青LED光源1Bと緑LED光源1Gとで構成し、液晶表示部2を、赤液晶表示部2Rと青液晶表示部2Bと緑液晶表示部2Gとで構成することができる。このプロジェクタは、赤LED光源1Rが赤液晶表示部2Rに赤色光を照射し、青LED光源1Bが青液晶表示部2Bに青色光を照射し、緑LED光源1Gが緑液晶表示部2Gに緑色光を照射し、赤液晶表示部2Rと青液晶表示部2Bと緑液晶表示部2Gで作成された画像を合成して投影レンズ3でスクリーン8に表示する。
【0016】
さらに、本発明のプロジェクタは、赤液晶表示部2Rと、青液晶表示部2Bと、緑液晶表示部2Gの画像を、合成用光学系6で合成してスクリーン8に表示することができる。このプロジェクタは、赤液晶表示部2Rと、青液晶表示部2Bと、緑液晶表示部2Gの画像を、赤、青、緑の3色のトリミングフィルタ17に透過させて合成用光学系6で合成することにより、スクリーン8に混色のない綺麗な画像を表示できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのプロジェクタを例示するものであって、本発明はプロジェクタを下記のものに特定しない。
【0018】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0019】
図3と図4に示すプロジェクタは、複数の発光ダイオードを並べているLED光源1と、このLED光源1から放射される光の透過率又は反射率を変化させて画像を作成する液晶表示部2と、この液晶表示部2で作成される画像をスクリーン8に投影する投影レンズ3と、液晶表示部2を制御する映像回路4と、映像回路4が液晶表示部2に画像を作成する垂直同期信号に同期して、LED光源1を点滅する点灯回路5とを備える。図3の液晶表示部2は、光の透過率を変化させて動画である画像を作成し、図4の液晶表示部2は、光の反射率を変化させて動画である画像を作成する。この図のプロジェクタは、フルカラーの画動を表示するために、赤、青、緑の画像を合成する合成用光学系6を備える。本発明は、液晶表示部の構造を特定しない。液晶表示部2は、光の透過率や反射率を変化させて画像を作成できる全ての機構とすることができる。液晶表示部2は、偏光板と液晶プレートとを積層してなる、現在のプロジェクタに使用される液晶ディスプレイも使用できる。さらに、本発明のプロジェクタは、液晶表示部の構成を特徴とするものでなく、液晶表示部として、これから開発されるものであって、反射率や透過率を変化させて画像を作成できる全てのものが使用できる。
【0020】
図のプロジェクタは、フルカラーの動画をスクリーン8に表示するために、赤、青、緑のLED光源1を備える。すなわち、図のプロジェクタは、赤LED光源1Rと、青LED光源1Bと、緑LED光源1GとでLED光源1を構成している。ただし、本発明のプロジェクタは、必ずしも赤、青、緑のLED光源を設ける必要はない。単色の発光ダイオードのみを使用してなるLED光源で、スクリーン8にモノクロの画像を表示できるからである。モノクロのプロジェクタは、白色の発光ダイオードでLED光源を構成する。ただし、赤、青、緑のLED光源を使用して、モノクロの画像を表示することもできる。また、赤、青、緑のLED光源のいずれかひとつを使用して、モノクロの画像を表示することもできる。
【0021】
赤、青、緑のLED光源1は、所定の輝度を実現するために、複数の発光ダイオードを平面に並べている。複数の発光ダイオードは縦横に並べられる。赤、青、緑のLED光源は、たとえば10〜3,000,000個、好ましくは20〜100,000個、さらに好ましくは30〜10,000個の発光ダイオードで構成する。赤と青と緑の発光ダイオードからなるLED光源は、トータルでは3倍の個数の発光ダイオードで構成される。ただし、LED光源は、必ずしも複数の発光ダイオードを縦横に並べる必要はなく、また平面状に並べる必要もない。たとえば、複数の発光ダイオードを球面に並べるように配列することもできる。複数の発光ダイオードは、液晶表示部2に光を照射する方向に向けて固定される。
【0022】
LED光源1を構成する複数の発光ダイオードは、互いに直列並列に接続され、さらに複数の発光ダイオードを直列並列に接続している直列並列回路が、さらに直列並列に接続される。複数の発光ダイオードは、たとえば、図5に示すように、互いに直列並列に接続して格子状に配列することができる。このように接続される発光ダイオードは、仮にいずれかの発光ダイオードが故障して点灯しなくなっても、また回路のいずれかの部分が断線しても、残りの全ての発光ダイオードを点灯できる特長がある。ただし、全ての発光ダイオードを直列に接続し、あるいは並列に接続することもできる。赤、青、緑のLED光源からなるLED光源1は、全ての発光ダイオードを一緒に点滅する。このプロジェクタは、点灯回路5を簡単にできる。ただし、本発明のプロジェクタは、赤LED光源1Rと、青LED光源1Bと、緑LED光源1Gを、時間をずらせて別々に点灯することもできる。
【0023】
LED光源1は、液晶表示部2に向かって光を照射する。図3のプロジェクタは、発光ダイオードの発光を集光して、効率よく液晶表示部2を照射するために、LED光源1と液晶表示部2との間に光集光部7を設けている。光集光部7は、内面に光の反射層を設けている板材を筒状にしている。ただし、光集光部7は、プラスチックやガラス等の透明体を図に示す角錘状に成形することもできる。透明体の光集光部7は、入射された発光ダイオードの光を、周囲の内面で全反射して先端から液晶表示部2に照射する。図のプロジェクタは、LED光源1と液晶表示部2を四角形とするので、光集光部7を先端を細く絞っている四角錘の形状としている。本発明のプロジェクタは、必ずしも光集光部を設ける必要はない。発光ダイオードに集束レンズを備えるタイプを使用して、発光を有効に液晶表示部に照射できるからである。
【0024】
液晶表示部2は、縦横に並べた多数のドットを有し、各々のドットの光透過度又は反射率を変更して動画を作成する。液晶表示部2のドット数は、たとえば640×480である。図のプロジェクタは、赤、青、緑の画像を合成してフルカラーの画像を作成するために、液晶表示部2を、赤液晶表示部2Rと、青液晶表示部2Bと、緑液晶表示部2Gで構成している。赤液晶表示部2Rには赤LED光源1Rから赤色光が照射され、青液晶表示部2Bには青LED光源1Bから青色光が照射され、緑液晶表示部2Gには緑LED光源1Gから緑色光が照射される。赤液晶表示部2Rと、青液晶表示部2Bと、緑液晶表示部2Gで作成された画像は、合成用光学系6で合成され、合成されたフルカラーの画像が投影レンズ3でスクリーン8に表示される。
【0025】
図4の合成用光学系6は、赤液晶表示部2Rと、青液晶表示部2Bと、緑液晶表示部2Gの画像を合成する2枚の鏡9を備えている。2枚の鏡9は、青赤色光を透過させて、赤色光と緑色光を直角に反射して、赤、青、緑の動画を合成する。ただし、本発明のプロジェクタは、合成用光学系を図に示すものに特定しない。合成用光学系には、赤、青、緑の動画を1枚に合成できる全てのもの、たとえばプリズムや鏡等を組み合わせたものが使用できる。
【0026】
投影レンズ3は、合成用光学系6で合成されたフルカラーの動画である画像を、スクリーン8に投影する。投影レンズ3は、好ましくは焦点距離を変更できるズームレンズである。ズームレンズである投影レンズ3は、スクリーン8に投影する画像の大きさを調整できる。
【0027】
映像回路4は、映像信号と同期信号を含む入力画像信号で液晶表示部2を制御して、液晶表示部2に動画である画像を作成する。映像回路4は、垂直同期信号に同期して、液晶表示部2に動画を表示する。図のプロジェクタは、赤液晶表示部2Rと、青液晶表示部2Bと、緑液晶表示部2Gとを備えるので、映像回路4は、各々の液晶表示部2に赤、青、緑の画像を表示させる。液晶表示部2に表示する画像を、垂直同期信号に同期して切り換えて動画を表示する。映像回路4は、1フレームの画像を、入力画像信号に含まれる垂直同期信号の間の赤、青、緑の画像信号で作成する。図のプロジェクタは、赤、青、緑の映像回路4を備えているので、赤の映像回路4は赤液晶表示部2Rの画像を作成し、青の映像回路4は青液晶表示部2Bの画像を作成し、緑の映像回路4は緑液晶表示部2Gの画像を作成する。
【0028】
点灯回路5は、映像回路4が液晶表示部2に作成する画像に同期して、1フレームの画像に対して1回の割合で、あるいは1フレームの画像に対して複数回の割合でLED光源1の発光ダイオードを点灯する。LED光源1の発光ダイオードは、連続しては点灯されない。1フレームに1回または複数回の割合で一定時間点灯される。したがって、点灯回路5がLED光源1の発光ダイオードを点灯する時間は、1フレームを表示する時間よりも短く制御される。たとえば、映像回路4が30フレーム/秒の割合で画像を作成する場合、発光ダイオードの点灯時間は33msecよりも短く制御される。
【0029】
発光ダイオードの点灯時間を短くするほど、動画の解像度は向上する。点灯時間における液晶表示部2の各々のドットを構成している液晶の光透過率や反射率の変化が少なくなるからである。理想的な動画は、1フレームに表示される画像が変化しない状態である。しかしながら、液晶は応答時間に遅れがあるので、現実には1フレームの画像を表示する状態で光の透過率や反射率が変化する。すなわち、映像信号の画像に完全に一致する画像になるまでに時間がかかり、ゆっくりと画像が作成される。このためスクリーン8に投影される画像は、正確には映像信号に完全に一致する画像とはならず、1フレームの間で変化しながら次第に映像信号の画像に近付くように変化する。発光ダイオードの点灯時間を短くすると、点灯時間における液晶の変化を少なくできる。このため、1フレームの画像変化が少なくなって、画像の解像度が向上する。
【0030】
ただ、発光ダイオードの点灯時間が短か過ぎると、スクリーン8に投影される画像の明るさが低下する。発光ダイオードの平均電力が小さくなるからである。発光ダイオードの平均電力を少なくして輝度が低下すると、発光ダイオードに流す電流を増加して輝度を高くすることができる。とくに、発光ダイオードはパルス電流を流す状態では、非常に大きな電流を流すことができる。休止時間によって平均電流が減少されるからである。このため、発光ダイオードの電流を相当に大きくして、スクリーン8に投影される画像を明るくできる。ただ、発光ダイオードは、極めて大きい電流を流す領域では、必ずしも電流に正比例して発光輝度は増加しない。発光輝度が飽和するからである。したがって、発光ダイオードの電流を増加すると共に、発光ダイオードの点灯時間をも制御して、スクリーン8に投影される画像の明るさを調整する。スクリーン8の画像は、発光ダイオードの点灯時間を長くして明るくできる。さらに、LED光源1を構成する発光ダイオードの個数を多くし、あるいは発光ダイオードに、より発光輝度の高いものを使用してスクリーン8の画像を明るくすることもできる。
【0031】
以上のことから、LED光源1を構成している発光ダイオードの点灯時間は、要求される画像の解像度と、画像の明るさと、発光ダイオードの明るさと、LED光源1を構成する発光ダイオードの個数を考慮して、たとえば、1フレームの時間の10〜80%、好ましくは20〜60%、さらに好ましくは30〜50%に設定される。さらに、1フレームに複数回(n回)の割合で発光ダイオードを点灯する場合は、発光ダイオードの点灯時間は前述の時間の1/nとする。高速で動く動画の解像度を高くする用途においては、発光ダイオードの点灯時間を短くし、スクリーン8の画像を明るくする用途にあっては、発光ダイオードの点灯時間を長くする。
【0032】
入力画像信号でLED光源1の発光ダイオードを点滅する点灯回路5のブロック図を図6に示す。この図の点灯回路5は、入力画像信号から垂直同期信号を分離する同期分離回路10と、同期分離回路10の垂直同期信号から1秒間のフレーム数を検出して、発光ダイオードの点灯を制御する画面枚数検出制御回路15と、同期分離回路10で分離された垂直同期信号をトリガー信号として、このトリガーから所定の時間ずれた発光ダイオードの点灯開始パルスを発生させる点灯開始回路11と、この点灯開始回路11の点灯開始パルスから所定時間ずれた発光ダイオードの消灯パルスを発生される消灯回路12と、点灯開始回路11の点灯開始パルスと消灯回路12の消灯パルスで発光ダイオードを点灯するスイッチング回路13と、発光ダイオードの電流を制御する電流制御回路14と、各々の発光ダイオードの電流を制御して照度むらを解消する輝度むら補正回路16とを備える。
【0033】
同期分離回路10は、入力画像信号に含まれる垂直同期信号を分離する回路であるから、同期信号を入力画像信号から分離して入力するプロジェクタは、同期分離回路10を必要としない。
【0034】
画面枚数検出制御回路15は、垂直同期信号のタイミングから1秒間のフレーム数、またはフィールド数を検出する。インターレス方式においては、2フィールドの画像で、1コマに相当する1フィールドの画像を構成するので、2フィールドが1フレームとなる。これに対して、ノンインターレス方式においては1フィールドが1フレームとなる。フィールドとフレームは相関関係があるので、画面枚数検出制御回路15は、フィールド数を検出し、あるいはフレーム数を検出して発光ダイオードの点灯回数を制御できる。人間の目は、1秒間のフィールド数が、輝度により変化するが、50〜60フィールド/秒よりも少ないと、ちらつき、すなわちフリッカーを感じるようになる。画面枚数検出制御回路15は、1秒間のフィールド数が少なくなってフリッカーが発生するときに、1フィールドに複数回(n回)、発光ダイオードを点灯してフィールド数を等価的に多くしてフリッカーを防止する。画面枚数検出制御回路15は、たとえば1秒間のフィールド数が100フィールドよりも少ない状態で、1フィールドに複数回(n回)の割合で発光ダイオードを点灯する。1フィールドにn回発光ダイオードを点灯させると、1秒間の等価的なフィールド数はもとのn倍となる。このように、1フィールドに複数回の割合で発光ダイオードを点灯するプロジェクタは、1秒間のフィールド数がフリッカーを感じる程度であっても、画面をちらつかないように表示できる。たとえば、1秒間に1フィールドの入力画像信号が入力されても、1フィールドに、たとえば80回以上の割合で発光ダイオードを点灯して、ちらつきを解消できる。さらに、1秒間のフィールド数がフリッカーを感じることがない程度であっても、1フィールドに発光ダイオードを複数回点滅することもできる。画面枚数検出制御回路15は、点灯開始回路11と消灯回路12を制御して、発光ダイオードの点灯を制御する。
【0035】
図7は、1フィールドに1回の割合で発光ダイオードを点灯するタイミングチャートを示し、図8は1フレームに2回の割合いで発光ダイオードを点灯するタイミングチャートを示している。ノンインターレス方式の入力画像信号においては、図9に示すように垂直同期信号の間が1フィールドであって、しかも1フレームとなる。インターレス方式の入力画像信号にあっては、図10に示すように、垂直同期信号の間が1フィールドとなり、2フィールドが1フレームとなる。図7は1フィールドに1回の割合で発光ダイオードを点灯し、図8は1フィールドに2回の割合で発光ダイオードを点灯している。ノンインターレス方式において、フィールドはフレームと同じになるので、図7は1フレームに1回の割合で発光ダイオードを点灯し、図8は1フレームに2回の割合で発光ダイオードを点灯している。インターレス方式は、2フィールドが1フレームに相当するので、図7と図8がインターレス方式の場合には、図7は1フレームに2回の割合で発光ダイオードを点灯し、図8は1フレームに4回の割合で発光ダイオードを点灯することになる。本発明のプロジェクタは、図示しないが、1フィールドに3回以上の割合で発光ダイオードを点灯することもできる。
【0036】
点灯開始回路11はタイマーである。タイマーである点灯開始回路11は、垂直同期信号から発光ダイオードの点灯を開始するまでの遅延時間(T1)を特定する。ただし、点灯開始回路11は、必ずしもタイマーとする必要はない。たとえば、垂直同期信号をトリガー信号として、水平同期信号の数をカウントするカウンター等も使用できる。
【0037】
消灯回路12は、点灯された発光ダイオードの消灯時間を特定する。図7は、映像信号開始時間を発光ダイオードの消灯時間とするタイミングチャートを示している。このタイミングチャートで発光ダイオードを消灯する消灯回路12は、映像信号の開始時間を検出し、映像信号の開始時間で消灯パルスを出力し、消灯パルスのタイミングで発光ダイオードを消灯する。この消灯回路12は、映像信号開始時間に消灯パルスを出力して発光ダイオードを消灯させるが、発光ダイオードの消灯時間は映像信号開始時間よりも遅く、あるいは速くすることもできる。このことを実現する消灯回路12として、タイマーが使用できる。消灯回路12は、映像信号でなくて垂直同期信号に基づいて発光ダイオードを消灯する時間を特定することもできる。この消灯回路12は、垂直同期信号をトリガーパルスとしてカウントを開始するタイマーで実現できる。タイマーは、カウントアップする消灯パルスを出力して発光ダイオードを消灯する。また消灯回路12は、点灯開始回路11から出力される点灯開始パルスに基づいて、発光ダイオードの消灯時間を特定することもできる。この消灯回路12も点灯開始パルスでカウントを開始するタイマーで実現できる。この消灯回路12であるタイマーも、カウントアップしたときに消灯パルスを出力して、発光ダイオードを消灯する。さらにまた、消灯回路12は、垂直同期信号と水平同期信号の両方に基づいて発光ダイオードの消灯時間を特定することができる。この消灯回路12は、垂直同期信号でリセットして、水平同期信号をカウントするカウンターで実現できる。この消灯回路12は、カウンターのカウント値が設定値になると消灯パルスを出力して、発光ダイオードを消灯する。
【0038】
発光ダイオードは、図7に示すように、点灯開始時間から消灯時間まで点灯される。発光ダイオードの点灯時間(T2)は、たとえば、1フィールドの時間の10〜99%、好ましくは20〜80%、さらに好ましくは30〜50%に設定される。
【0039】
液晶表示部2は、ふたつの垂直同期信号の間にある映像信号で1画像を表示する。したがって、1フィールドに1回の割合で発光ダイオードを点灯する点灯回路5は、図7に示すように、1フィールドに1回の割合でLED光源1の発光ダイオードを点灯する。ただし、本発明のプロジェクタは、図8に示すように、1フィールドに2回の割合で、発光ダイオードを点灯することもできる。この点灯回路は、1回目に発光ダイオードを点灯する第1点灯開始パルスと、この第1点灯開始パルスで点灯した発光ダイオードを消灯する消灯パルスと、2回目に発光ダイオードを点灯する第2点灯開始パルスと、第2点灯開始パルスで点灯した発光ダイオードを消灯する第2消灯パルスをタイマーで発生させることができる。このタイマーは、垂直同期信号でカウントを開始して、第1点灯開始パルスと、第1消灯パルスと、第2点灯開始パルスと、第2消灯パルスを出力する時間を記憶している。このタイマーは、垂直同期信号を検出してカウントを開始し、設定時間になると第1点灯開始パルス、第1消灯パルス、第2点灯開始パルス、第2消灯パルスを順番に出力して、発光ダイオードを点滅する。同じようにして、1フィールドに3回以上の割合で、発光ダイオードを点灯することができる。
【0040】
輝度むら補正回路16は、LED光源1を構成している発光ダイオードの発光強度を制御して、スクリーン8の輝度むらを少なくする。LED光源1は、スクリーン8を所定の明るさとするために、多数の発光ダイオードを集合して、赤LED光源1Rと、青LED光源1Bと、緑LED光源1Gを構成する。輝度むら補正回路16は、LED光源1を構成している各々の発光ダイオードの発光出力を制御して、スクリーン8の輝度むらを解消する。たとえば、スクリーン8の隅部の明るさが中央部分よりも暗くなる場合、スクリーン8の隅部を照射する発光ダイオードの出力を大きくする。輝度むら補正回路16は、発光ダイオードの発光時間を長くし、あるいは駆動電流を大きくして、発光出力を大きくする。
【0041】
さらに、図3のプロジェクタは、合成用光学系6と液晶表示部2との間にトリミングフィルタ17を配設している。トリミングフィルタ17は、赤色光を透過させる赤のトリミングフィルタ17Rと、青色光を透過させるの青のトリミングフィルタ17Bと、緑色光を透過させるの緑のトリミングフィルタ17Gからなる。赤のトリミングフィルタ17Rは、赤の液晶表示部2Rと合成用光学系6との間に配設されて、赤の画像を透過させて合成用光学系6に入射する。青のトリミングフィルタ17Bは、青の液晶表示部2Bと合成用光学系6との間に配設されて、青の画像を透過させて合成用光学系6に入射する。緑のトリミングフィルタ17Gは、緑の液晶表示部2Gと合成用光学系6との間に配設されて、緑の画像を合成用光学系6に入射する。図に示すように、トリミングフィルタ17を設けているプロジェクタは、スクリーン8に綺麗な色彩の画像を表示できる。とくに、LED光源を使用する本発明のプロジェクタは、トリミングフィルタ17に、透過させる光の通過帯域幅の狭いものを使用できるので、赤、青、緑の画像の色純度を高くして、スクリーン8に綺麗な色の画像を表示できる。トリミングフィルタ17が、合成用光学系6を透過した不要な光を吸収して、赤、青、緑の画像のみを合成用光学系6で合成してスクリーン8に表示できるからである。合成用光学系は、入射される青の光が、透過して赤と緑の液晶表示部に照射される性質がある。同じように、赤と緑の入射光も、他の部分に透過される。合成用光学系を透過して赤と緑の液晶表示部を照射する光は、液晶表示部で反射されて再び合成用光学系に入射されてスクリーンに表示される。この現象は、スクリーンの画像の色純度を悪くする。それは、赤、青、緑の画像が互いに影響して、スクリーンに表示されるからである。トリミングフィルタ17が光を透過させる帯域幅が狭いと、合成用光学系を透過する不要な光成分を充分に吸収できる。このため、通過帯域幅の狭いトリミングフィルタ17のプロジェクタは、合成用光学系6を透過した不要な光を効率よく吸収して、スクリーン8に投影される赤、青、緑の画像の混色を有効に防止し、色純度の高い綺麗な画像を表示できる。
【0042】
以上の実施例のプロジェクタは、LED光源の発光ダイオードを、オンオフに切り換えられるスイッチング回路で点滅しているが、本発明は、図11に示すように、発光ダイオードの発光出力をゆっくりと変化させて点滅することもできる。このスイッチング回路は、発光ダイオードの電流を制御して点滅する。さらに、このスイッチング回路は、発光ダイオードを完全に消灯することなく、消灯状態でほとんど見えない程度に、あるいはわずかに見える程度の輝度に発光して、実質的には点滅することもできる。
【0043】
【発明の効果】
本発明のプロジェクタは、液晶の応答速度を速くすることなく、スクリーンに投影される動画を明確に表示できる特長がある。それは、本発明のプロジェクタが、複数の発光ダイオードを並べているLED光源から放射される光の透過率又は反射率を液晶表示部で変化させて画像を作成してスクリーンに投影しており、液晶表示部を映像回路で制御すると共に、映像回路が液晶表示部に画像を作成する垂直同期信号に同期して、点灯回路でLED光源を点滅しているからである。本発明のプロジェクタは、光源である発光ダイオードを、映像回路の垂直同期信号に同期して点滅させるので、点灯時間における液晶の光透過率や反射率の変化を少なくして、動画の解像度を向上できる。したがって、液晶の応答速度を速くすることなく、スクリーンに投影される動画を明確に表示できる。また、光源を点滅させることにより、休止時間によって平均電流を減少できるので、消費電力を小さくできる特長もある。
【0044】
さらに、本発明のプロジェクタは、光源に発光ダイオードを使用するので、従来のキセノンランプに比べて寿命を極めて長くできる特長がある。このため、交換にかかる手間を省略できると共に、メンテナンスを著しく簡単にしてランニングコストを低減できる。さらに、発光ダイオードは、キセノンランプのように点灯に時間がかかることなく、また消灯した直後に点灯しても直ちに正常な状態で点灯できる特性があるので、電源オンと同時に使用できるようにして待ち時間を皆無にできる特長がある。
【0045】
さらに、本発明のプロジェクタは、消費電力と発熱を極めて小さくできる特長もある。それは、従来のキセノンランプを光源とするプロジェクタのように、放射される発光の一部のみを利用することなく、発光ダイオードの発光全体を有効に利用できるからである。従来のプロジェクタは、光源に使用するキセノンランプの光をフィルターに透過させて分光するので、相当量の光がフィルターで吸収されて、全発光を効率よくスクリーンに投射できない。これに対して、本発明のプロジェクタは、光源を発光ダイオードとすることにより、フィルターで分光することなく、いいかえるとフィルターで吸収されることなく特定の波長の色を効率よく放射できるので、光源の光利用効率を著しく高くして、光源の発熱と消費電力を低減できる。とくに、赤、青、緑の発光ダイオードを光源とすることにより、フルカラーの画像を理想的に作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプロジェクタの概略構成図
【図2】従来の他のプロジェクタの概略構成図
【図3】本発明の一実施例にかかるプロジェクタの概略構成図
【図4】本発明の他の実施例にかかるプロジェクタの概略構成図
【図5】複数の発光ダイオードを接続する一例を示す回路図
【図6】LED光源の発光ダイオードを点滅する点灯回路のブロック図
【図7】点灯回路がLED光源の発光ダイオードを点滅するタイミングチャート図
【図8】点灯回路が発光ダイオードを点灯するタイミングの他の一例を示すタイミングチャート図
【図9】ノンインターレス方式の入力画像信号のタイミングチャート図
【図10】インターレス方式の入力画像信号のタイミングチャート図
【図11】点灯回路がLED光源の発光ダイオードを点滅する他の一例を示すタイミングチャート図
【符号の説明】
1…LED光源      1R…赤LED光源
1G…緑LED光源
1B…青LED光源
2…液晶表示部      2R…赤液晶表示部
2G…緑液晶表示部
2B…青液晶表示部
3…投影レンズ
4…映像回路
5…点灯回路
6…合成用光学系
7…光集光部
8…スクリーン
9…鏡
10…同期分離回路
11…点灯開始回路
12…消灯回路
13…スイッチング回路
14…電流制御回路
15…画面枚数検出制御回路
16…輝度むら補正回路
17…トリミングフィルタ 17R…赤のトリミングフィルタ
17G…緑のトリミングフィルタ
17B…青のトリミングフィルタ
20…光源
21…色分解・再結合用プリズム光学系
22…液晶表示部
23…投影レンズ
24…ダイクロイックミラ
25…フレネルレオンズ
26…スクリーン

Claims (12)

  1. 複数の発光ダイオードを並べているLED光源(1)と、このLED光源(1)から放射される光の透過率又は反射率を変化させて画像を作成する液晶表示部(2)と、この液晶表示部(2)で作成される画像をスクリーン(8)に投影する投影レンズ(3)と、液晶表示部(2)を制御する映像回路(4)と、映像回路(4)が液晶表示部(2)に画像を作成する垂直同期信号に同期して、LED光源(1)を点滅する点灯回路(5)とを備えるプロジェクタ。
  2. 点灯回路(5)が、1フレームに1回の割合でLED光源(1)を点灯する請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 点灯回路(5)が、1フレームに複数回の割合でLED光源(1)を点灯する請求項1に記載のプロジェクタ。
  4. 点灯回路(5)が、1秒間のフレーム数又はフィールド数で発光ダイオードの点灯を制御する画面枚数検出制御回路(15)を有する請求項1に記載されるプロジェクタ。
  5. 画面枚数検出制御回路(15)が、1秒間のフィールド数が100フィールドよりも少ない状態で、1フィールドに複数回の割合で発光ダイオードを点灯する請求項4に記載されるプロジェクタ。
  6. 点灯回路(5)が、発光ダイオードの点灯開始時間を特定する点灯開始回路(11)を備え、この点灯開始回路(11)が垂直同期信号に基づいて発光ダイオードの点灯開始時間を特定する請求項1に記載されるプロジェクタ。
  7. 点灯開始回路(11)がタイマーである請求項6に記載されるプロジェクタ。
  8. 点灯回路(5)が発光ダイオードの消灯時間を特定する消灯回路(12)を備え、消灯回路(12)が映像信号を検出して発光ダイオードの消灯時間を特定する請求項1に記載されるプロジェクタ。
  9. 消灯回路(12)が、映像信号の開始時間で発光ダイオードを消灯し、あるいは映像信号開始時間よりも遅くあるいは速く発光ダイオードを消灯する請求項8に記載されるプロジェクタ。
  10. 消灯回路(12)が、垂直同期信号、点灯開始回路(11)が出力する点灯開始パルス、垂直同期信号及び水平同期信号の少なくともひとつを検出して発光ダイオードの消灯時間を特定する請求項1に記載されるプロジェクタ。
  11. LED光源(1)が、赤LED光源(1R)と、青LED光源(1B)と、緑LED光源(1G)とを備え、液晶表示部(2)が、赤液晶表示部(2R)と、青液晶表示部(2B)と、緑液晶表示部(2G)とを備えており、赤LED光源(1R)が赤液晶表示部(2R)に赤色光を照射し、青LED光源(1B)が青液晶表示部(2B)に青色光を照射し、緑LED光源(1G)が緑液晶表示部(2G)に緑色光を照射し、赤液晶表示部(2R)と、青液晶表示部(2B)と、緑液晶表示部(2G)で作成された画像を合成して投影レンズ(3)でスクリーン(8)に表示するようにしてなる請求項1に記載のプロジェクタ。
  12. 赤液晶表示部(2R)と、青液晶表示部(2B)と、緑液晶表示部(2G)の画像を合成する合成用光学系(6)を備え、赤液晶表示部(2R)と、青液晶表示部(2B)と、緑液晶表示部(2G)の画像を、赤、青、緑の3色のトリミングフィルタ(17)に透過させて合成用光学系(6)で合成する請求項11に記載のプロジェクタ。
JP2002218973A 2002-07-26 2002-07-26 プロジェクタ Pending JP2004061779A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002218973A JP2004061779A (ja) 2002-07-26 2002-07-26 プロジェクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002218973A JP2004061779A (ja) 2002-07-26 2002-07-26 プロジェクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004061779A true JP2004061779A (ja) 2004-02-26

Family

ID=31939988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002218973A Pending JP2004061779A (ja) 2002-07-26 2002-07-26 プロジェクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004061779A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337835A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Hitachi Ltd 投射型映像表示装置
JP2007241286A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Samsung Electronics Co Ltd ディスプレイバックライティングの同期動作のための方法と回路
JP2007323076A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Thomson Licensing ディスプレイ装置制御方法及び回路
KR100814833B1 (ko) 2005-11-07 2008-03-20 (재)대구경북과학기술연구원 Led 어레이를 광원으로 사용한 프로젝션 시스템
US7625091B2 (en) 2004-09-06 2009-12-01 Nikon Corporation Illuminating device and projector device
CN101006392B (zh) * 2004-11-26 2010-05-05 株式会社尼康 投影仪装置
US8454172B2 (en) 2004-11-26 2013-06-04 Nikon Corporation Projector device
JP2014021356A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Sharp Corp 光源制御装置およびバックライト装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7625091B2 (en) 2004-09-06 2009-12-01 Nikon Corporation Illuminating device and projector device
US8061850B2 (en) 2004-09-06 2011-11-22 Nikon Corporation Illuminating device and projector device to be mounted into electronic apparatus
CN101006392B (zh) * 2004-11-26 2010-05-05 株式会社尼康 投影仪装置
US8454172B2 (en) 2004-11-26 2013-06-04 Nikon Corporation Projector device
JP2006337835A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Hitachi Ltd 投射型映像表示装置
KR100814833B1 (ko) 2005-11-07 2008-03-20 (재)대구경북과학기술연구원 Led 어레이를 광원으로 사용한 프로젝션 시스템
JP2007241286A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Samsung Electronics Co Ltd ディスプレイバックライティングの同期動作のための方法と回路
JP2007323076A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Thomson Licensing ディスプレイ装置制御方法及び回路
JP2014021356A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Sharp Corp 光源制御装置およびバックライト装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3866651B2 (ja) 投写型表示装置
US7923940B2 (en) Discharge lamp lighting device and projector
TW200400365A (en) Image display device and projector
JP4256423B2 (ja) 2次元画像形成装置
JP3873845B2 (ja) 映像表示装置
WO2004031850A1 (ja) 投影表示装置
US20100091048A1 (en) Frame synchronization of pulse-width modulated backlights
CN1447594A (zh) 图像显示装置
JP2004302254A (ja) 投射型表示装置
US7281806B2 (en) System and method for projecting a video image with a temporal LED combiner
JPH0876078A (ja) 画像表示装置
JP2004061779A (ja) プロジェクタ
JP2011249976A (ja) 表示装置
JP2005156711A (ja) 光源装置およびその駆動方法ならび映像表示装置
JP2004333576A (ja) 画像表示装置及び画像表示装置用光源ユニット
JP2005181528A (ja) 発光ダイオード式投写装置
JP3689688B2 (ja) プロジェクタ
JP2007003847A (ja) 照明装置及び投写型映像表示装置
US9154754B2 (en) Projector and method for controlling projector
WO2012147442A1 (ja) プロジェクタ
US20060126021A1 (en) Scrolling color system with ac-operated lamp
JP2003339052A (ja) カラー映像表示装置
JPH04293035A (ja) 投射型液晶テレビ用光源装置
JP2001268588A (ja) 照明装置および投写型表示装置
JP2000180823A (ja) プロジェクタの照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308