JP2004061305A - 静電容量センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】高温高湿環境下に長時間置かれてもドリフト劣化が起こりづらく、また形状小型化が可能な静電容量センサ、とりわけ湿度検出センサを提供する。
【解決手段】1×10−5/℃以下の線熱膨張係数を有する絶縁基板1と、その絶縁基板1の表面に、所定の間隔を置いて対向配置された一対の電極2a,2bと、一対の電極2a,2bの間に充填され、かつ一対の電極2a,2bを埋設して配置された感湿膜材料3とを有する静電容量センサであって、一対の電極2a,2bが1×10−5/℃以下の線熱膨張係数を有する導電材料から成り、一対の電極2a,2bの厚み(t)が1〜11μmであり、かつ一対の電極2a,2b間の面間間隔(d)が0.5〜5μmである静電容量センサ。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は静電容量センサに関し、更に詳しくは、従来になく形状小型化が可能であり、高温高湿環境下で使用したときのドリフト劣化が抑制されるように設計されている静電容量センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
感湿材料として高分子膜を用いた湿度検出センサは、大別して静電容量を測定するタイプのものと電気抵抗を測定するタイプの2種類がある。これらのうち、静電容量を測定して湿度を検出するタイプのものは、湿度応答性が良好で、ヒステリシスが小さく、感湿特性の湿度依存性も小さく、計測可能な湿度・温度範囲も広いという特徴を備えている。
【0003】
後者のタイプのセンサとしては、例えば次のような平行平板型のコンデンサ構造のものが主流となっており、それは既に実使用されている。
そのセンサは、一般に、絶縁基板の片面に、薄い下側電極と、電気絶縁性でかつ感湿特性を有する高分子材料から成る感湿膜と、多孔質構造の薄い上側電極とをこの順序で積層して成るセンサ本体が形成され、下側電極と上側電極のそれぞれからはリード線を引き出した構造のものである。
【0004】
このセンサは次のような作動原理に基づいて環境中の湿度を検出する。
上記センサを例えばある相対湿度の環境下に置くと、環境中の水蒸気ガス(水分子)は多孔質構造の上側電極を透過してその下に位置する感湿膜の表面にまで到達し、更に、当該感湿膜の内部に吸蔵される。
【0005】
その場合の吸蔵現象は、環境中の相対湿度との間で平衡状態が形成されるまで続行する。そして、平衡状態が形成されたのちにあっては、水蒸気ガスの感湿膜への吸蔵と吸蔵ガスの感湿膜からの脱離とが起こり、結局、感湿膜には、環境中の相対湿度に対応するある一定量の水蒸気ガスが吸蔵された状態になる。
【0006】
そして、感湿膜内への水蒸気ガスの上記した吸蔵量は、環境中の相対湿度に比例し、また、コンデンサ構造になっている上記センサ本体の静電容量は感湿膜に吸蔵されている水蒸気ガスの吸蔵量に比例する。
【0007】
したがって、上側電極と下側電極から引き出されている各リード線をインピーダンスアナライザに接続して、センサ本体の静電容量に関する出力信号を検出すれば、その出力信号に基づいて感湿膜への水蒸気ガスの吸蔵量、すなわち、環境中の相対湿度を測定することができる。
【0008】
そして、実際の湿度検出は次のようにして行われる。
まず、組み立てたセンサの感湿特性が測定される。すなわち、温度25℃で、相対湿度がx,x,…xである基準環境を作成し、各基準環境の中にセンサを配置してインピーダンスアナライザで各基準環境下におけるセンサの検出信号(静電容量)c,c,…cを測定する。そして、相対湿度と検出信号との関係:x vs c,x vs c,…x vs cを把握し、これを測定装置に記憶させておく。
【0009】
そして実際の湿度検出が行われる。すなわち、このセンサを湿度測定対象の環境の中に配置し、そのときの出力信号を検出する。その出力信号が、仮にcであったとすれば、測定対象の環境における相対湿度をxとして測定装置が読みとる。
この検出方式は、上記した水蒸気ガス以外の分子、例えば極性を有するホルムアルデヒド,アセトン,アルコールなどに対しても適用することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した平行平板型のコンデンサ構造の静電容量センサの場合、次のような問題がある。
【0011】
すなわち、高温高湿環境下で長時間使用していると、その環境における真実の相対湿度に対応した出力信号(静電容量)ではなく、前記相対湿度よりも高い相対湿度に対応した出力信号(静電容量)を発信するという傾向を示すことである。
【0012】
例えば、環境の真実の相対湿度がxであったとしても、そのときのセンサの出力信号はc+Δcとなり、そのため、センサとしては環境の相対湿度をxnとして表示するのではなく、x+Δxとして表示することが起こる。逆にいえば、センサが出力信号cを示したとしても、環境の真実の相対湿度はxではなく、x+Δxになっているということである。そしてこのような現象は、通常、センサのドリフト劣化と呼ばれている。
【0013】
また、この平行平板型コンデンサ構造のセンサの場合、インピーダンスアナライザで測定する検出信号(静電容量)の測定値の不確かさを小さくしてその信頼性を高めるためには、厚みが一定であるとすれば、感湿膜の膜面積を大きくすることが必要になってくる。
【0014】
そのため、このセンサの場合、全体の形状は大型化し、使用者側の小型化要求に充分に対応しきれないという問題がある。
本発明は、コンデンサ構造のセンサが有している上記したドリフト劣化という一般的な問題を解決し、同時に小型化要求にも対応することができる新規構造の静電容量センサの提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、1×10−5/℃以下の線熱膨張係数を有する絶縁基板と、前記絶縁基板の表面に、所定の間隔を置いて対向配置された少なくとも一対の電極と、前記少なくとも一対の電極の間に充填され、かつ前記少なくとも一対の電極を埋設して配置された感湿膜材料とを有する静電容量センサであって、
前記電極が1×10−5/℃以下の線熱膨張係数を有する導電材料から成り、前記電極の厚みが1〜11μmであり、かつ前記電極間の面間距離が0.5〜5μmであることを特徴とする静電容量センサが提供される。
【0016】
好ましくは、前記一対の電極を埋設する前記感湿膜材料の内部また上部には、多孔質構造または網目構造の導電性薄膜が形成されているの静電容量センサが提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明の静電容量センサに関する設計思想について説明する。
(1)一般に感湿膜は、高分子材料の重縮合によって形成された骨格部と、この骨格部の中に微細孔の形態をとって3次元的に分布する自由体積部とで構成されている。そして、水蒸気ガスの感湿膜への吸蔵現象とは、水蒸気ガスが上記した自由体積部に捕捉される現象であると解釈することができる。
【0018】
したがって、センサが環境の相対湿度と平衡状態にあるということは、感湿膜の上記自由体積部に、相対湿度に見合った水蒸気ガスが吸蔵されており、そのうえで等量の吸蔵水蒸気ガスと脱離水蒸気ガスが自由体積部に出入りしている状態であると考えてよい。
【0019】
(2)そして、このセンサが高温高湿環境下に置かれると、感湿膜は膨潤し、またこの感湿膜を挟み込んでいる一対の電極も熱膨張する。
感湿膜が膨潤すると、自由体積部の相対的な体積割合は増加してその自由体積部に吸蔵される水蒸気ガスは膨潤前(すなわち基準環境下の状態)に比べて増量する。そして、吸蔵された水蒸気ガスの一部はクラスター化し、それは、センサを高温高湿環境から基準環境下に戻しても自由体積部内に滞留する。
【0020】
その結果、この状態で計測される静電容量は、基準環境下で計測された静電容量に比べて、増量し、クラスター化した水蒸気ガスの静電容量に相当する分だけ大きい値となる。
【0021】
逆にいえば、仮に高温高湿環境下におけるセンサの検出信号がcであったとしても、それは基準環境下で計測した相対湿度xに相当する信号ではなく、実際は、相対湿度x+Δxに対応する信号になっている。
【0022】
(3)ドリフト劣化は上記したメカニズムに基づいて生起する。したがって、このメカニズムの発生を防止または抑制するためには、センサを高温高湿環境下に置いたときに、感湿膜が膨潤してその自由体積部の割合が増加しないようにすればよい。
【0023】
上記したことを実現するために、本発明では、感湿膜をその両面から挟み込んでいる一対の電極を、その線熱膨張係数が少なくとも感湿膜を構成する高分子材料の線熱膨張係数よりも小さい材料で形成し、かつその電極を、感湿膜と同程度の線熱膨張係数を有する絶縁基板に固定配置する。このようにすれば、センサを高温高湿環境下に置いたときに生起する感湿膜の膨潤は、その感湿膜の両面に固定配置され、しかも熱膨張量が小さい一対の電極によって強制的に抑制されることになる。このとき、電極が配置されている絶縁基板も当該電極と同程度の熱膨張量になるので、電極と絶縁基板の相互の位置関係は変わらない。
【0024】
本発明のセンサは、基本的には、以上の設計思想に立脚してなされたものであり、かつ、製造のしやすさ、静電容量の測定値に関する信頼性の確保などの要素も考慮して開発されたものである。
【0025】
本発明のセンサの1例Aを図1と図2に示す。図1はセンサAの平面図であり、図2は図1のII−II線に沿う断面図である。
このセンサAでは、いずれも後述する厚み(t)を有する電極2Aと電極2Bから成る一対の電極2が前記絶縁基板1の表面1aに固定配置されている。
【0026】
そして、電極2Aと電極2Bの先端部は複数に分割され、それぞれの先端部2a,2bは互いに所定の面間間隔(d)をおいて櫛歯状に組合されて対向配置されている。
【0027】
また、上記した先端部2aと先端部2bの間を感湿膜材料3で充填して厚みがdの感湿膜3Aが形成され、同時に電極2Aと電極2Bの上部にはこれら電極を埋設して上部感湿膜3Bが形成されている。
【0028】
したがって、電極の先端部2a,2bの間には、感湿膜材料3が充填されて感湿膜が形成されることにより、ここに、先端部2a−感湿膜材料(感湿膜)3A−先端部2bから成る縦型コンデンサ構造Cが絶縁基板1の上に複数個(図では8個)形成される。
【0029】
このセンサAは、電極2Aと電極2Bのそれぞれの端部に例えば導電性接着剤を用いてリード線(図示しない)を取付け、リード線をインピーダンスアナライザに接続し、測定対象の環境下に置き、そのときの静電容量を測定するという態様で使用される。
【0030】
このセンサAにおいて、まず絶縁基板1としては、電極材料の線熱膨張係数と同程度であるが、しかし感湿膜の線熱膨張係数より小さい線熱膨張係数を有する電気絶縁性の材料から成る基板であれば何であってもよく、例えば、ガラス;石英;シリコン;窒化ケイ素,窒化アルミニウム,ジルコニア,サイアロンのようなセラミックス;サファイアなどの基板をあげることができる。これらのうち、ガラス基板は価格の点や基板加工が行いやすいなどの点から好適である。
【0031】
ここで、感湿膜材料3としては、電気絶縁性でかつ感湿特性を備えるものであれば何であってもよく、例えば、ポリイミド,ポリスルホン,ポリエーテルスルホン,ポリエーテルイミド,ポリエーテル,ポリアミドイミド,ポリフェニレンオキサイド,ポリカーボネート,ポリメタクリル酸メチル,ポリブチレンテレフタレート,ポリエチレンテレフタレート,ポリエチルエーテルケトン,ポリエーテルケトン,セルロースアセテートブチル,セルロースアセテートなどの有機高分子材料、および架橋高分子材料をあげることができる。
【0032】
これらのうち、腐食環境下でも変質を起こしづらく、感湿特性の長期安定性が良好であるという点で架橋ポリイミドが好適である。
電極2A,電極2Bの構成材料は、上記した感湿膜材料よりも線熱膨張係数が小さい値の材料であることが必要である。センサAを高温高湿環境下に置いたときに、感湿膜3が膨潤することを強制的に抑止するためである。
【0033】
なお、上記した感湿膜材料3の線熱膨張係数は、概ね2×10−5/℃以上の値である。
したがって、センサAの製造に用いる電極材料としては、線熱膨張係数が1×10−5/℃以下の値を有する導電材料であることが必要になる。
【0034】
このようなことから、電極2A,電極2Bの構成材料としては、例えば、Si,SiC,GaAs,ポリシリコンなどをあげることが出来る。これらのうち、製造がしやすい、入手しやすいなどの点から、電極材料としては、Siであることが好ましい。
【0035】
上記した構造において、電極2Aと電極2Bの厚み、したがって先端部2a,2bの厚み(t)は1〜11μmに設定され、また、電極2Aと電極2Bとの間隔、具体的には縦型コンデンサ構造Cを形成している先端部2aと先端部2bの面間間隔(d)は0.5〜5μmに設定される。
【0036】
厚み(t)を1μmより薄くしたり、また面間間隔(d)を5μmより広くすると、図2で示した縦型コンデンサ構造Cの容量が小さくなりすぎてその検出信号が弱くなり、インピーダンスアナライザで目盛実測される測定値(静電容量)の信頼性が低下する。
【0037】
目盛実測された測定値が、相対湿度1%以下まで信頼できる値として測定可能にするためには、厚み(t)は1μm以上とし、また面間間隔(d)を5μm以下に設定することが必要である。
【0038】
一方、面間間隔(d)を0.5μmより薄くすると、後述する感湿膜の形成時に、先端部2a,2bの間に感湿膜材料の樹脂液が充填されにくくなるとともに、その後の架橋重合の進行が不充分となり、その結果、良好な感湿特性を有する感湿膜の形成が困難になる。すなわち、不良品の発生率が高くなる。
【0039】
また、厚み(t)を11μmより厚くすると、感湿膜中への水蒸気ガスの吸蔵・脱離が悪くなり、その結果、、センサAのヒステリシスが急激に悪化して測定値の信頼性が大幅に低下する。
【0040】
このセンサAでは、測定値(静電容量)は縦型コンデンサ構造Cの静電容量として仮定されている。しかしながら、実際問題としては、電極2A(先端部2a)と電極2B(先端部2b)の上にも上部感湿膜3Bが形成されているので、電極2A−上部感湿膜3B−電極2Bでも1個のコンデンサ構造を構成している。そのため、実測される静電容量は、縦型コンデンサ構造Cの静電容量の外に、このコンデンサ構造の静電容量も加算された値になっている。
【0041】
必要な測定値は縦型コンデンサ構造Cの静電容量であるから、上記したコンデンサ構造の影響を測定値から消去することが好ましい。
上記したことを考慮して、本発明においては、図3で示したように、電極2A(先端部2a)と電極2B(先端部2b)の上方に位置する上部感湿膜3Bの中に、導電材料で多孔質構造または網目構造の膜4を形成し、それをシールド膜として機能させる構造のセンサAが提供される。
【0042】
このセンサAの場合、電極2A−上部感湿膜3B−電極2Bから成るコンデンサ構造による静電容量の影響がシールド膜4の作用で消去され、測定値はほとんどが縦型コンデンサ構造Cの静電容量として測定されることになる。
【0043】
次に、センサA、センサAの製造方法の1例を以下に説明する。
まず、絶縁基板1と導電性基板を接合した接合基板を製造する。ここで、導電性基板は、本発明のセンサにおける電極になる部材である。なお、この接合基板としては、例えばガラス基板の片面にSiウェハが接合されている市販のSOI(Silicon On Insulator)を用いることができる。
【0044】
ついで、接合基板の導電性基板に研磨処理またはエッチング処理を施して、当該導電性基板を前記した厚み(t)となるまで薄膜化して、図4で示したような出発基板を製造する。
【0045】
ついで、この基板の導電性薄膜に対し、例えばフォトリソグラフィーとエッチング、またはICPエッチングを行って、当該薄膜を、図1と図2で示したような電極2A(先端部2a)、電極2B(先端部2b)にパターニングして中間材を製造する(図5)。
【0046】
ついで、電極2A,2Bの間に感湿膜材料を充填して感湿膜3Aを形成し、また、電極2A,2Bを埋設して上部感湿膜3Bを形成し、図6で示したコンデンサ構造を製造する。
【0047】
具体的には、所定の高分子材料から成り、所定の粘度に調整した樹脂液を中間材の上に例えばスピンコート法で塗布したのち、熱処理を施し、乾燥、更に架橋重合して感湿膜にする。
【0048】
そして最後に、電極の上の感湿膜の一部を除去して電極表面を露出させ、そこにリード線を接合することにより、本発明のセンサAが得られる。
なお、センサAを製造する際には、図6で示したセンサAの上部感湿膜3Bの上に、厚みが数百〜数千Å程度の多孔質構造または網目構造のシールド膜4を形成し、更にその上にオーバコート膜を成膜すればよい。
【0049】
図3は、本発明の別のセンサ例Aを示す平面図である。
このセンサAは、いずれも厚みが1〜11μmである電極2Aと電極2Bの先端部がそれぞれ円弧状になっていて、各円弧状の先端部が対向配置されている。そして、各円弧状の先端部間の面間間隔は0.5〜5μmになっていて、ここに充填される感湿膜材料と組合わさって縦型コンデンサ構造が形成されている。
【0050】
図8は、本発明の更に別のセンサ例Aを示す平面図である。
このセンサAの場合、電極2Aと電極2Bの先端部はそれぞれ凹凸状で対向配置されている。そして、各先端部の間には感湿膜材料が充填されてコンデンサ構造が形成されている。
【0051】
図9と、図9のX−X線に沿う断面図である図10は、本発明の更に別のセンサBを示す。
このセンサBの場合は、絶縁基板1の上に、先端部2aが互いに連結している下側電極2Aと、同じく先端部2bが互いに連結し、かつ下側電極2Aの上方に位置する箇所は開口部2cになっている上側電極2Bが形成されている。
【0052】
上側電極2Bの先端部2bと下側電極2Aの先端部2bは、互いに櫛歯状に対向配置されており、先端部2aと先端部2bの間には感湿膜材料3が介在して感湿膜を形成し、複数(図では14個)の縦型コンデンサ構造が形成されている。
【0053】
このセンサBにおいても、先端部2aと先端部2bの厚み(t)は1〜11μmに設計されており、先端部2aと先端部2bの面間間隔(d)は0.5〜5μmに設計されている。
【0054】
このセンサBの場合、水蒸気ガスは上部電極2Bの開口部2cを介して感湿膜3で吸蔵・脱離される。各縦型コンデンサ構造の静電容量は、各先端部が連結しているので、下部電極2Aの1箇所と上部電極2Bの1箇所にそれぞれ接合されたリード線を介して測定される。
【0055】
【実施例】
実施例1
図1と図2で示したセンサAを次のようにして製造した。
【0056】
ガラス基板の片面にSiウェハが接合されているSOIのSiウェハ側を研磨して、異なる厚み(t)のSi薄膜を有する基板にした。
ついで、Si薄膜の厚みが異なってそれぞれの基板の当該Si薄膜にICPエッチングを施して、先端部2aと先端部2bの面間間隔(d)が5μmである電極2Aと電極2Bをパターニングした。
【0057】
この電極パターンの上からポリイミド系樹脂液を塗布したのち、温度300℃で熱処理して架橋重合を進めて感湿膜3を形成し、コンデンサ構造Cを有する各種のセンサAを製造した。
【0058】
なお、Siの線熱膨張係数は3.3×10−6/℃、ポリイミド感湿膜の線熱膨張係数は5×10−5/℃である。
ついで、電極2Aと電極2Bの端部を覆う感湿膜を除去し、表出した各端部にCuリード線を導電接着剤で接合した。
【0059】
これらのセンサにつき、まず、温度25℃で相対湿度10%の雰囲気中に放置してそのときの静電容量(C:pF)を測定し、続いて、温度40℃で相対湿度90%の雰囲気中に20時間放置したのち、再び温度25℃で相対湿度10%の雰囲気中に戻し、そのときの静電容量(C:pF)を測定した。
【0060】
測定は、LCZメータを用いて行った(測定条件:周波数100kHz、印加電圧1.0V)。
値の方がC値より大きくなる。これは、後者の高温高湿環境下で吸蔵された水蒸気ガスの一部が前者の環境下に戻った時点ではクラスター化しているためである。
【0061】
したがって、C−Cをセンサの感湿ヒステリシスと呼ぶ。この値を電極の厚み(t)との関係として図11に示した。
図11から明らかなように、電極の厚み(t)が11μmより厚くなると、センサの感湿ヒステリシスは急激に大きくなり、測定値の信頼性は大幅に低下する。
【0062】
実施例2
電極2A,2Bの厚み(t)は5μmと一定にし、面間間隔(d)を変化させた以外は、実施例1と同様にして各種のセンサAを製造した。
【0063】
この製造工程においては、面間間隔(d)が狭くなると感湿膜に欠陥が生じて製造歩留まりが低下した。
そこで、面間間隔(d)が3μmであるときの製造歩留まりを100とした場合に、面間間隔(d)を変化させたときの製造歩留まりの相対指数を求めた。その結果を図12に示した。
【0064】
図12から明らかなように、面間間隔(d)が0.5μmより狭くなると、製造歩留まりは急激に低下している。
実施例3
SOIを用い、また感湿膜材料としてポリイミドを用いて電極(先端部)の厚み(t)が5μm、電極(先端部)の面間間隔(d)が5μmであり、上部感湿膜3Bの厚みが3μmであり、かつ、この上部感湿膜3Bの中にCrから成る厚み2000Åのシールド膜が配置されている、図3で示した構造のセンサAを製造した。
【0065】
いずれも温度が25℃で、相対湿度が例えば10%,25%,45%,70%,90%の5水準で管理されているそれぞれの基準環境を作成し、これら環境にセンサを配置し、そのときの静電容量を測定した。
【0066】
ついで、センサを、温度40℃で相対湿度90%の環境下に200時間放置したのち、再度、上記したそれぞれの基準環境に戻し、そのときの静電容量を測定した。
【0067】
計測された静電容量(これをCで表す)と、相対湿度10%の基準環境で測定された静電容量(これをC10で表す)との比(C/C10)を計算し、その値と上記した相対湿度との関係を図13に示した。
【0068】
図13から明らかなように、センサAのC/C10値は、相対湿度70%までは直線性が保たれている。すなわち、このセンサは高温高湿環境下に長時間曝されてもドリフト劣化の小さいセンサになっている。
【0069】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の静電容量センサは、それを湿度検出センサとして用いた場合、高温高湿環境下においてもドリフト劣化を起こしづらく、信頼性の高い湿度信号を発信している。
【0070】
これは、縦型コンデンサ構造を構成する電極と感湿膜との間で、電極材料の線熱膨張係数を感湿膜の線熱膨張係数より小さくして、感湿膜の膨潤が抑制されるように構造設計したことによってもたらされた効果である。
【0071】
したがって、このセンサは、例えば燃料電池における湿度検出や、施設園芸栽培分野のように極めて高湿の環境を形成することが必要とされる分野に使用して有効である。
【0072】
また、本発明の静電容量センサにおけるコンデンサ構造は、平行平板型のコンデンサ構造と異なり、縦型の構造になっているので、コンデンサ構造を小面積の中に多重化して全体として広い面積(大容量)を、小面積の基板に内蔵させることができる。すなわち、測定される静電容量を下げることなく全体の小型化が可能である。
【0073】
なお、以上の説明は測定対象が環境中の湿度である場合について行ったが、本発明の静電容量センサはこれに限定されるものではなく、高分子膜への吸蔵とその脱離により静電容量を変化させるようなガス類であれば、それを検出対象とするセンサとして使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンサの1例Aを示す平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本発明の別のセンサの1例Aを示す断面図である。
【図4】センサAを製造する際の出発基板を示す断面図である。
【図5】図4の出発基板に電極を形成した状態を示す断面図である。
【図6】感湿膜を形成した状態を示す断面図である。
【図7】本発明のセンサの別の例Aを示す平面図である。
【図8】本発明のセンサの更に別の例Aを示す平面図である。
【図9】本発明のセンサの更に他の例Bを示す平面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図である。
【図11】実施例1において、電極の厚みと感湿ヒステリシスとの関係を示すグラフである。
【図12】実施例2において、電極の面間間隔と製造歩留まりとの関係を示すグラフである。
【図13】実施例3において、C/C10と相対湿度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1     絶縁基板
2A,2B 電極
2a,2b 電極2A,2Bの先端部
3     感湿膜材料
3A    感湿膜
3B    上部感湿膜
4     シールド膜

Claims (2)

  1. 1×10−5/℃以下の線熱膨張係数を有する絶縁基板と、前記絶縁基板の表面に、所定の間隔を置いて対向配置された少なくとも一対の電極と、前記少なくとも一対の電極の間に充填され、かつ前記少なくとも一対の電極を埋設して配置された感湿膜材料とを有する静電容量センサであって、
    前記電極が1×10−5/℃以下の線熱膨張係数を有する導電材料から成り、前記電極の厚みが1〜11μmであり、かつ前記一対の電極間の面間距離が0.5〜5μmであることを特徴とする静電容量センサ。
  2. 前記一対の電極を埋設する前記感湿膜材料の内部または上部には、多孔質構造または網目構造の導電性薄膜が形成されている請求項1の静電容量センサ。
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