JP2004060742A - ボールねじ - Google Patents

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Shigeyuki Motohashi
本橋 茂之
Masato Ishiwatari
石渡 正人
Yoshio Miyasaka
宮坂 四志男
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Fuji Kihan Co Ltd
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Abstract

【課題】耐摩耗を向上することができるボールねじを提供する。
【解決手段】ナット部13の第1ねじ溝22を、ねじ軸12の第2ねじ溝23に対向させ、両ねじ溝22,23間に、つる巻状の溝24を形成する。溝24内にボール14転動自在に収容し、ねじ軸12の一端側及び他端側の規制部材で、ボール14の移動範囲を規制する。ナット部13に、移動範囲内に配列された一端側のボール14を他端側へ帰還する帰還経路33を設ける。ナット部13の第1ねじ溝22、ねじ軸12の第2ねじ溝23、ボール14、帰還経路33に、二硫化モリブデンの微粒子を噴射して衝突させ、膜厚Tが0.5μm以下の潤滑剤被膜61を形成する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相対向するねじ溝間にボールが転動自在に収容されたボールねじに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スライダなどの送り機構を形成する際には、ボールねじが用いられており、このボールねじの摺接部分に軟質金属や高分子材料などの固体潤滑被膜を形成する技術が知られている。
【0003】
その形成方法の一つとしてスパッタリング法が挙げられる。しかし、このスパッタリング法では、真空容器を中心とした高価な設備が必要となり、処理設備の複雑化を招くととともに、被膜形成コストが高価なものになるという問題点があった。
【0004】
これを解決する為に、金、銀、鉛、亜鉛、錫、インジウム等の軟質金属や、ポリ四ふっ化エチレン(PTFE)、ペルフルオロアルコキシふっ素樹脂(PTA)等の高分子材料であって、その粒径が0.5〜3.0mmの粒子を、周速40〜70m/sの遠心式投射設備を用いて前記摺接部分に衝突させ、前記固体潤滑被膜を形成するものが知られている(特開平6−109022号公報参照)。この文献には、市販のショットピーニング機又はサンドブラスト機等を使用して前記粒子を吹き付ける技術も記載されている。
【0005】
また、これら以外の方法としては、固体潤滑剤をコーティングして、固体潤滑被膜を形成する技術が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したスパッタリング法により固体潤滑被膜を形成する際には、その膜厚が1〜5μmとなり、また被膜形成コストも高価になる。また、固体潤滑剤をコーティングして固体潤滑被膜を形成する場合、その膜厚は3〜7μmとなる。
【0007】
これにより、前記固体潤滑被膜形成前後では寸法変化が大きくなるため、形成される膜厚を考慮した設計が必要となる。
【0008】
また、前記固体潤滑被膜が剥離した際には、その寸法変化が大きく、ガタが生じてしまう。これにより、ボールねじの作動に支障を来すという問題があった。さらに、ボールねじの送り精度が低下するという問題も生じ得る。
【0009】
一方、軟質金属や高分子材料の粒子を衝突させて固体潤滑被膜を形成するものに関しては、形成される固体潤滑被膜は固着性が低く、潤滑効果の持続性が短いという問題があった。これにより、潤滑油を使うことができない過酷な使用条件下において、前記固体潤滑被膜に剥離が生じ、耐摩耗性が著しく低下し得る。
【0010】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、潤滑用の被膜形成前後で生じる寸法変化に起因した問題点を解消しつつ、耐摩耗性を向上させることができるボールねじを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のボールねじにあっては、周面に雄ねじが形成されたねじ軸と、該ねじ軸が挿通するナット部とを備え、該ナット部の内周面に形成された雌ねじの第1ねじ溝及び前記ねじ軸の前記雄ねじに形成された第2ねじ溝間につる巻状の溝が形成され、この溝内に複数のボールが転動自在に収容されたボールねじにおいて、前記第1ねじ溝、前記第2ねじ溝、及び前記ボールのうちの少なくともいずれか一つの摺接部分に、二硫化モリブデンの微粒子を噴射して衝突固着させ、厚み寸法が0.5μm以下の潤滑剤被膜を形成した。
【0012】
すなわち、ボールねじを構成するナット部内周面の第1ねじ溝と、ねじ軸周面の第2ねじ溝間の溝には、複数のボールが転動自在に収容されており、作動時に摺接する前記第1ねじ溝、前記第2ねじ溝、及び前記ボールのうちの少なくともいずれか一つの摺接部分に二硫化モリブデンの微粒子を噴射し衝突させる。これにより、前記摺接部分には、二硫化モリブデンが固着され、0.5μm以下の厚み寸法を有した潤滑剤被膜が形成される。
【0013】
この二硫化モリブデンは微粒子(中心粒径50μm以下)なので、従来からの粒径が0.5mm〜3mmの粒子に比べ噴射の気流に乗りやすく、高速で対象物に衝突するため、剥離し難い被膜を形成することができる。
【0014】
このため、前記摺接部分に粒径が0.5〜3.0mmの軟質金属や高分子材料の粒子を遠心式等で衝突して被膜を形成する場合と比較して、固着性が向上し、潤滑剤被膜の長寿命化を図ることができる。
【0015】
また、前記潤滑剤被膜の厚み寸法は、0.5μm以下なので、例えばボールねじのボール表面に形成された潤滑剤被膜が仮に剥離した場合であっても、剥離後の寸法変化が1μm以内に抑えられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるボールねじ1を示す図であり、該ボールねじ1は、例えばスライダの送り機構に使用されるものである。
【0017】
このボールねじ1は、周面に雄ねじ11が形成された棒状のねじ軸12と、該ねじ軸12が挿通するナット部13と、該ナット部13と前記ねじ軸12間に設けられた球状の複数のボール14,・・・とを備えている。前記ナット部13の一端部には、側方に延出した鍔部15が形成されており、該鍔部15のボルト挿通穴16へボルトを挿通することにより、所定箇所に固定できるように構成されている。
【0018】
前記ナット部13の内側面には、雌ねじ21が形成されており、該雌ねじ21に形成された第1ねじ溝22と、前記雄ねじ11に形成された第2ねじ溝23とは対向して配置されている。これにより、前記ナット部13の第1ねじ溝22と、前記ねじ軸12の前記第2ねじ溝23との間には、つる巻状の溝24が形成されており、この溝24内には、前記ボール14,・・・が複数転動自在に収容保持されている。
【0019】
前記ねじ軸12の一端側及び他端側には、前記溝24に沿った前記ボール14,・・・の移動範囲を規制するコイル状の第1及び第2の規制部材31,32が設けられており、両規制部材31,32は、前記第2ねじ溝23内に配置された状態で固定されている。そして、前記ナット部13には、前記移動範囲内にて前記溝24に沿って配列された一端側のボール14,・・・を、他端側へ帰還する帰還経路33が形成されている。
【0020】
すなわち、このナット部13の側面には、水平に切り欠かれてなる切欠部41が形成されており、該切欠部41の底面42には、前記溝24に連通するとともに該溝24に沿って配列された前記ボール14,・・・の一端側及び他端側のそれぞれに開口する縦穴43が(一方のみ図示)、ナット部13の外周面側から前記ねじ軸12側へ向けて開設されている。
【0021】
前記切欠部41には、当該切欠部41の形状に適合した樹脂板状のリターンガイド51が、ねじ止め等で固定されている。該リターンガイド51には、前記各縦穴43間に延在する溝部が形成されており、当該リターンガイド51と前記切欠部41の底面42との間には、この溝部によって前記両縦穴43を連通する横穴52が形成されている。該横穴52及び前記両縦穴43にも、前記ボール14,・・・が移動自在に収容されており、これらの穴43,52によって、前記溝24から一方の縦穴43を介して前記横穴52へ移動されたボール14,・・・を、他方の縦穴43を介して前記溝24に帰還する前記帰還経路33が構成されている。
【0022】
そして、前記ねじ軸12の外周面と、前記ナット部13の内側面と、該ナット部13に形成された切欠部41の底面42と、前記ナット部13の前記両縦穴43の内側面と、前記リターンガイド51の溝部内面と、前記各ボール14,・・・表面とのそれぞれには、図2にも示すように、膜厚Tが0.5μm以下の潤滑剤被膜61,・・・が形成されている。なお、この膜厚Tが0.5μm以下の場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものでは無く、この膜厚Tは、薄いほど形成後の寸法変化を抑えることができる。
【0023】
つまり、前記ナット部13の雌ねじ21を構成する前記第1ねじ溝22と、前記ねじ軸12の雄ねじ11を構成する第2ねじ溝23と、前記ボール14,・・・の総てに潤滑剤被膜61,・・・が形成されているとともに、前記ボール14,・・・が環流する帰還経路33にも潤滑剤被膜61が形成されており、前記ボール14,・・・が移動する際に摺接する摺接部分の総てが前記潤滑剤被膜61,・・・で被覆されている。
【0024】
これらの摺接部分に前記潤滑剤被膜61,・・・を形成する際には、二硫化モリブデンの微粒子を圧縮空気で噴射して対象箇所に衝突させ、前記潤滑剤被膜61,・・・を形成するブラスト法を利用する(特開平11−131257号公報参照)。
【0025】
以上の構成にかかる本実施の形態において、ボールねじ1を構成するナット部13内周面の第1ねじ溝22と、ねじ軸12周面の第2ねじ溝23間の溝24には、複数のボール14,・・・が転動自在に収容されており、作動時に摺接し、かつ力が加わる前記第1ねじ溝22、前記第2ねじ溝23、及び前記ボール14の総ての摺接部分に、二硫化モリブデンの微粒子を噴射し衝突固着させて成る膜厚Tが0.5μm以下の潤滑剤被膜61,・・・が形成されている(本実施の形態では、0.1μm以下の潤滑剤被膜を形成した。)。
【0026】
二硫化モリブデンは微粒子(中心粒径50μm以下)なので、従来の粒径が0.5mm〜3mmの粒子に比べ噴射の気流に乗りやすく、高速で対象物に衝突し、剥離し難い潤滑剤被膜61,・・・を形成することができる。これにより、潤滑剤被膜61,・・・の長寿命化を図ることができる。
【0027】
また、前記摺接部分に固体潤滑剤をコーティングして潤滑剤被膜を形成する場合と比較して、前記潤滑剤被膜61,・・・を薄肉に、かつ均一に形成することができる。よって、寸法精度が要求されるボールねじ1のボール14,・・・への適用に特に適している。
【0028】
一方、前記潤滑剤被膜61,・・・の厚み寸法は、本実施の形態において0.1μm以下に設定されている。このため、例えば前記ボール14が摺接する対向したナット部13の第1ねじ溝22の潤滑剤被膜61及びねじ軸12の第2のねじ溝23の潤滑剤被膜61と、前記ボール14,・・・表面の潤滑剤被膜61との総てが仮に剥離した場合であっても、剥離後のボール14から摺接面までの寸法変化を0.6μm以内に抑えることができる。
【0029】
従って、例えば膜厚が5μm前後の被膜が剥離した際に、ボール14の直径が10μm前後小さくなるとともに、ボール14から摺接面までの間隙が10μm前後大きくなる従来方法と比較して、寸法変化に伴う間隙の変化を小さくすることができる。これにより、予圧抜けを防止することができ、作動に支障を来すといった問題の発生を予め防止することができる。また、ボールねじ1の送り精度の維持にも貢献することができる。
【0030】
そして、前記潤滑剤被膜61,・・・を形成する二硫化モリブデン自体が潤滑効果を発揮するため、オイルによる潤滑の補助的な役割のみならず、オイル無しでも十分な摩擦抵抗低減効果を得ることができる。よって、半導体製造工場のクリーンルームや真空室等、潤滑油が使用出来ない環境下で作動する機構への利用が可能となり、利用用途の拡大を図ることができる。
【0031】
ここで、各摺接部分に軟質金属で固体潤滑被膜を形成し、耐久試験を行った試験結果を示す。なお、従来技術で軟質金属として挙げられた金、銀、鉛、亜鉛、錫、インジウムにおいて、鉛は、環境面から使用できず、金、銀、インジウムは、高価なため実現性が薄い。また、亜鉛と錫では、錫のほうが潤滑性が高いため、これを選んで実験を行った。
【0032】
すなわち、0.5μmの錫の被膜が摺接部分に形成されたボールねじを、潤滑油を使わない状態で連続運転した結果、8600revで焼き付きを起こし使用不能になった。これに対し、二硫化モリブデンによって、膜厚0.1μm以下の潤滑剤被膜61,・・・が形成された本実施の形態のボールねじ1を前記と同じ潤滑油を使わない条件にて連続運転した結果2.8×107revまで焼き付きを起こさなかった。
【0033】
このように、潤滑油を使うことができない過酷条件下においても長時間に渡り使用に耐えられることを確認した。
【0034】
そして、従来方法であるコーティングは、膜厚が厚く、剥離した場合の寸法変化により、予圧抜けが生じ得る。また、コーティングは、バインダーとして樹脂を50%程度含んでおり、本実施の形態の100%二硫化モリブデンの被膜と比べると、その潤滑性能は劣るものである。さらに、スパッタリング法は、密着強度は高いものの装置が高価であるため、潤滑剤被膜も高価なものとなる。加えて、コーティングと同様に、剥離後の寸法変化による予圧抜けによる弊害もある。
【0035】
これらの従来方法と比較して、本発明のボールねじに形成した潤滑剤被膜61は、その膜厚を薄く、かつ固着性を高めることができるとともに、低コスト化を図ることができる。
【0036】
なお、本実施の形態にあっては、ボール14,・・・が移動する摺接部分の総てに前記潤滑剤被膜61,・・・を形成する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは無く、作動時に力が加わる第1ねじ溝22、第2ねじ溝23、及び前記ボール14,・・・のうちの少なくともいずれか一つの摺接部分に潤滑剤被膜61,・・・を形成しても良い。
【0037】
また、前記潤滑剤被膜61の形成は、前記ボール14,・・・が摺接する際の摩擦抵抗低減を目的とするため、前記各ボール14,・・・のみに形成しても、十分に効果を得ることができる。この場合、他の部位への潤滑剤被膜61の形成が不要となるため、低コスト化に寄与することができる。
【0038】
さらに、リニアガイドやベアリング等、他の物品にも応用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、噴射加工により極薄い二硫化モリブデンの潤滑剤被膜を強固に固着したボールねじは、コーティング及びスパッタリングによる5μm前後の潤滑剤被膜に比べ寸法精度が要求されるボールねじへの適用に最適である。
【0040】
また、前記潤滑剤被膜の厚み寸法は、0.5μm以下なので、例えばボールねじのボール表面に形成された潤滑剤被膜が仮に剥離した場合であっても、剥離後の寸法変化を1μm以内に抑えることができる。従って、膜厚が5μm前後の被膜が剥離した際に、ボールの直径が10μm前後小さくなる従来方法と比較して、寸法変化に伴う間隙の変化を小さくすることができる。よって、潤滑剤被膜の剥離による予圧抜けを防止することができ、作動に支障を来すといった問題の発生を予め防止することができる。また、ボールねじの送り精度の維持にも貢献することができる。
【0041】
コーティングは、バインダーとして樹脂を50%程度含んでおり、100%二硫化モリブデンの被膜と比べると、その潤滑性能は劣るものである。さらに、スパッタリング法は、密着強度は高いものの装置が高価であるため、潤滑剤被膜も高価なものとなる。加えて、コーティングと同様に、剥離後の寸法変化による予圧抜けによる弊害もある。これらの従来方法と比較して、本発明はその膜厚を薄く、かつ形成される潤滑剤被膜の固着性を高めることができるとともに、低コスト化を図ることができる。
【0042】
さらに、潤滑剤被膜を形成する二硫化モリブデン自体が潤滑効果を発揮するため、オイルによる潤滑の補助的な役割も果たすことができる。また、オイル無しでも十分な摩擦抵抗低減効果を得ることができる。このため、潤滑油を使うことができない半導体製造工場のクリーンルームや真空室などで、作動する機構においても長時間に渡る利用が可能となり、利用用途の拡大を図ることができる。
【0043】
本発明のボールねじは、潤滑剤被膜の剥離に起因した、摩擦抵抗の増大を抑制し、耐摩耗性の向上を図ることにより、寿命の長い大変経済的なボールねじである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図で、(a)は一部断面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図2】同実施の形態の要部を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1  ボールねじ
11  雄ねじ
12  ねじ軸
13  ナット部
14  ボール
21  雌ねじ
22  第1ねじ溝
23  第2ねじ溝
24  溝
61  潤滑剤被膜
T  膜厚(厚み寸法)

Claims (1)

  1. 周面に雄ねじが形成されたねじ軸と、該ねじ軸が挿通するナット部とを備え、該ナット部の内周面に形成された雌ねじの第1ねじ溝及び前記ねじ軸の前記雄ねじに形成された第2ねじ溝間につる巻状の溝が形成され、この溝内に複数のボールが転動自在に収容されたボールねじにおいて、
    前記第1ねじ溝、前記第2ねじ溝、及び前記ボールのうちの少なくともいずれか一つの摺接部分に、二硫化モリブデンの微粒子を噴射して衝突固着させ、厚み寸法が0.5μm以下の潤滑剤被膜を形成したことを特徴とするボールねじ。
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