JP2004058929A - 車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置 - Google Patents

車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置 Download PDF

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Abstract

【課題】雨や雪の日に車両に乗降する際、歩行者を濡らさないようにし自らも雨に濡れないで乗降できる雨除け用エアカーテン装置を提供する。
【解決手段】ファンの送風により横に幅広くエアを吹き出すノズル1を車両乗降口5のドア2に設け、ノズル1の吹き出し方向を、雨を乗降口5より上に吹き上げる方向に設定した構成とし、ノズル1がドア2のサッシ3の上框上縁に沿って配置されてもよいし、ファンの電源回路にはドアスイッチの作動に連動して電源が供給されてもよく、ファンの電源回路が雨感知センサ回路で開閉可能に接続されていてもよいし、ノズルの横長の吹き出し口に水平吹き出し方向を設定する整流板が多数配置されていてもよい。ドアのガラスサッシの上框部分や雨除けひさしをノズル兼用の構造としてもよい。ノズルを軸回りに適宜回しても良い。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、雨や雪の日に車両に乗降する際、歩行者を濡らさないようにして乗降口上部の一定範囲にエアを吹き付けて自らも雨に濡れないで乗降できるようにした車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両は、その乗降口から出入りするとき開けたドアの上方には雨をさえぎる屋根状のものがない場合が多く、傘を必要とするような降雨量のときには車両から降りる前に乗降口で傘を開閉する必要がある。この乗降口での傘の開閉時に少なくとも片手は外に出た状態となり、降雨量が多いときなど手や衣服の袖、ドア内面などが一瞬の内にずぶ濡れになってしまうことがある。また、車両に乗り込む時にも傘を折り畳む際には同様に濡れてしまうことになる。
従来では、この降雨時において車両に乗降する際、雨に濡れないようにしてできる対策として、例えば実願平4−61273号公報に開示された装置がある。この装置では、キャビンの上部に電動ファンを配置しこれを覆ったカバー内部にダクトを左右乗降口位置に開設したスリットまで延設し、この乗降位置上部のスリットから車両の外方に向けてエアを吹き出させることにより、乗降口近傍に降り込む雨を車両の外方、つまり車両から側方に向けてに吹き飛ばすことで乗降口近辺に雨除けエリアを形成して乗降者が雨に濡れないで乗降できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この乗降口近傍に降り込む雨を、乗降位置上部の外向きのスリットから吹き出させたエアで吹き飛ばすと、雨は車両から横方向、つまりドアを開ける方向に向けて直接飛び散るから、車両近くの歩行者などを濡らしてしまうという問題がある。
【0004】
本発明は、上述のような従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、まず、歩行者などに対して雨や雪を吹き付けさせないようにし、そして、降ってくる雨や雪に濡れることなく車両に乗降できるようにした車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明請求項1記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置にあっては、ファンの送風により横に幅広くエアを吹き出すノズルを車両乗降口ドアの上縁部に設け、該ノズルの吹き出し方向を、ドアの開き始めからエアが車両の上方に向け雨を吹き上げる方向に設定したことを特徴とする。
尚、ここで車両乗降口ドアとはヒンジ式のドアを指す。
【0006】
請求項2記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置にあっては、請求項1に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置において、ドアのガラス窓サッシ上框部分が中空に形成されその内部がファンに連通する送風路に形成されると共に該上框上面部分にエアの吹き出し口が開設されて前記上框部分がノズル兼用に形成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置にあっては、請求項1に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置において、ドアのガラス窓サッシ上框部分に取付けられた雨除けひさし(庇)が中空状でファンに連通する送風路を有すると共に該上框の上面に沿って車両側にエアを吹き出す吹き出し口が開設されていることを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置にあっては、請求項1ないし請求項3の内いずれかの項に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置において、ファンの電源回路にはドアスイッチの作動に連動して電源が供給されることを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置にあっては、請求項1ないし請求項4の内いずれかの項に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置において、ファンの電源回路が雨感知センサ回路で開閉可能に設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項6記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置にあっては、請求項1ないし請求項5の内いずれかの項に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置において、ノズルの横長の吹き出し口に横方向の吹き出し方向を設定する整流板が多数配置されていることを特徴とする。
【0011】
【作用および効果】
本発明請求項1に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置では、車両のドアに設けるノズルは、ドア内側または外側の上縁などに配置される。そして、そのノズルはドアを小さく開けた段階でエアの吹き出し方向が乗降口より上を向いている。このため、ノズルから吹き出すエアは乗降口の上方向、つまり車両の屋根の上方向に雨を吹き払うことになり、ドアを開けたとき、雨が乗降口から内部に浸入することはない。大きく開けてもこの状態は保たれ、ドアと乗降口との間には雨が落ちてこない状態となっている。
【0012】
従って請求項1に記載の発明にあっては、ノズルから吹き出すエアは降っている雨や雪を開いたドアから車両の屋根の上方向に吹き付け、車両の側方、つまり歩行者がいる方向には吹き付けることがないから、この雨除け用エアカーテン装置を使用することによって車両側方の歩行者を濡らすような迷惑を掛けることはない。尚、送風ファンの吹き付け力は、屋根の上方に向けて吹き付けた雨が車両を越えてその側の歩行者にかからないように調整される。
また、開いたドアと乗降口との間には雨が落ちてこないため、乗降口から出した手や衣服の袖を濡らすことなく傘の開閉を行ない濡れることなく乗降することができる。
また、吹き出しはドア側から行なわれるので、ドアを大きく開けてもドア内面を濡らさず快適に使用することができるなどの効果が得られる。
【0013】
本発明請求項2に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置では、ドアのガラス窓サッシ上框部分がファンに連通する送風路を有しているので、ファンの駆動により上框内部に送風されたエアは、該上框上面部分の吹き出し口から吹き出し、このドアと乗降口との間に降ってくる雨を車両側上方に吹き上げることになる。
従って、本発明請求項2に記載の発明にあっては、別構造のノズルを不要とし、ドア上部の構造を従来構造とほぼ変わらなく形成し、すっきりした構造としながら歩行者などに雨を吹きかけないようにして自身も雨に濡れることなく乗降することができるなどの効果が得られる。
【0014】
本発明請求項3に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置では、ドア上部に取付けた雨除けひさしがファンに連通する送風路を有しているので、ファンの駆動により雨除けひさし内部に送風されたエアは、該雨除けひさしの吹き出し口から吹き出し、このドアと乗降口との間に降ってくる雨を車両側上方に吹き上げることになる。
従って、本発明請求項3に記載の発明にあっては、走行中開けた窓から雨が吹き込まない機能を有しながら、停車時にあっては歩行者などに雨を吹きかけないようにして乗降者も雨に濡れることなく乗降できる機能をコンパクトに形成することができるなどの効果が得られる。
【0015】
本発明請求項4に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置では、エア吹き出し用ファンの電源回路にドアスイッチの作動に連動して電源が供給されるように形成されている。この場合、閉じたドアを開けると、ドアスイッチの作動に連動してノズルのエア吹き出しが行なわれる。
従って請求項4に記載の発明にあっては、特別の操作をすることなく、ただ、単にドアを開閉する簡単な操作だけで自動的にエア吹き出しを行なうことができる。
また、ドアが開いている時のみエア吹き出しを行なうため、電力の消費を最小限にすることができるなどの効果が得られる。
【0016】
本発明請求項5に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置では、ファンの電源回路が雨感知センサ回路で開閉可能となっており、雨天時に雨感知センサが降雨を感知した段階で電源回路を閉じる、つまり作動状態とすることにより、雨の日にはファンを自動的に駆動させることができる。
従って請求項5に記載の発明にあっては、電源回路をドアスイッチで開閉できるようにしておくと、雨の日、エンジンキーを抜いた状態でもドアを開閉させるだけで直ちにファンを駆動させることができるなどの効果が得られる。
【0017】
本発明請求項6に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置では、ノズルはドアと一体となって回動するから、ドアの開度によってエア吹き出し口が乗降口に向けた状態から車体にほぼ直交した状態まで変位する。このエア吹き出し口が車体にほぼ直交する状態となったとき、整流板がエアを乗降口方向に向けて吹き出すように調整しておくとドアの開け始めから大きく開けた状態までエアを乗降口上方に集中して吹き出させることができる。
従って、請求項6に記載の発明にあっては、ドアの開け始めから大きく開けた状態までエアを乗降口上方に集中して吹き出させ良好なエアカーテンを設けることができるという効果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。図1は実施の形態1の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置の使用状態示す説明図、図2は車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置を取付けたドア内面側を示す説明図、図3は要部を拡大して示す説明図であり(イ)はドアを閉じた不使用の状態を示し、(ロ)はドアの開き始めた使用状態を示している。
図中1はノズル、2は運転席側のドアであり、前記ノズル1は長尺な筒状に形成されてドア2の内面側における上縁部、つまりサッシ3の上框に沿って装着されている。
また、前記ノズル1は略全長に亘るスリット状の吹き出し口4が開設され、この吹き出し口4は図3(イ)に示すようにドア2の開け始めでも乗降口5の屋根6より上方にエア7を吹き付ける角度が付与されている。また、この吹き出し口4にはドア2を最大開けた状態で乗降口5の上方に向けエア吹き出しを行なうように方向が調整された整流板4aが多数設けられている。
【0019】
前記ノズル1の一端側にはダクト8が連通され、このダクト8はドア2内に導入されてドア内部で送風ファン9に接続されている。この送風ファン9の図示しない電源回路にはドアスイッチの作動に連動して電源(例えば足下照明用の電源と同系統の電源)が供給され、かつ同電源回路は図示しないワイパー装置の雨感知センサ回路で開閉するように設けられている。尚、10はこの雨除け用エアカーテン装置を備えた乗用車の車体、11はそのドア2を開けたときのドア2と乗降口5との間の空間部分、12は雨である。
【0020】
次に、本実施の形態の雨除け用エアカーテン装置における作用を説明する。
降雨時に乗車する時、ドア2を開けるとドアスイッチが作動しバッテリからの電源を接続する。この時雨感知センサは降雨を感知しているので、電源回路は閉じられた状態となっており、送風ファン9は直ちに駆動する。この送風ファンの駆動により、ダクト8を介して送られたエア7が吹き出し口4を介して吹き出す。 このエアの吹き出しは図3(ロ)に示すようにドア2の開け始めから乗降口5の屋根6を越えるように行なわれ、雨12をその屋根6方向に吹き飛ばす。このため雨が室内に吹き込まれたりドア内面を濡らすことがない。
また、この場合、整流板4aによって、ドア2を最大開けた状態でも乗降口5の上方に向けエア吹き出しを行なうように方向が調整されているから、ドア2を大きく開けても空間部分11の範囲内は雨よけが良好に維持される。
また、その乗降口5から乗り込んだ後、大きく開けたドア2と乗降口5との間の空間部分で傘を折り畳む。この空間部分11には雨が降り込んでいないため、その手や衣服の袖などを濡らすことなく行なうことができる。
乗用車から降りる場合も同様に行なうことができ、いずれにしても雨は乗用車の屋根方向に吹き上げるから、歩行者に吹き付けることはない。
【0021】
以上、説明してきたように本実施の形態1の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置にあっては、ノズル1から吹き出すエア7は降っている雨12や雪を開いたドア2から乗用車の屋根6の上方向に吹き付け、車体10の側方、つまり歩行者がいる方向には吹き付けることがないから、この雨除け用エアカーテン装置を使用することによって車両側方の歩行者を濡らすような迷惑を掛けることはない。タクシー等歩行者に近づけて停止するような車両には極めて有効である。
また、開いたドア2と乗降口5との間には雨12が落ちてこないため、乗降口5から出した手や衣服の袖を濡らすことなく傘の開閉を行なうことができる。
また、吹き出しはドア2側から行なわれるので、ドア2を大きく開けてもドア内面を濡らさず快適に使用することができる。
また、送風ファン9の電源回路がドアスイッチで開閉できるようにしているため特別の操作をすることなく、ただ、単にドア2を開閉する簡単な操作だけで自動的にエア12の吹き出しを行なうことができる。
更に、電源回路への電源供給を乗用車が備えたワイパー装置の雨感知センサ回路で行なうようにしたので、雨の日、エンジンキーを抜いた状態でもドアを開閉させるだけで確実にファンを駆動させることができる。
また、ドアが開いている時のみエア吹き出しを行なうため、電力の消費を最小限にすることができる。
また、ドア2を大きく開けたときでもエアカーテンが乗降口5に向くようにノズルの整流板4aの向きを設定しておくことにより、大きく開けたドア2の遠い先の方からでもエア12を乗降口5に向け吹き出させ雨除けに良好なエアカーテンを設けることができるなどの効果が得られる。
【0022】
次に、実施の形態2を図面により説明する。図4は実施の形態2のノズル兼用としたドアのガラス窓サッシにおける上框部分示す断面図、図5は同部分の作動状態を順を追って示す説明図である。尚、以下に説明する実施の形態において前記実施の形態1の構成と同一構成部分には同一の符号を付してその具体的な説明は省略することとする。
図中15は本実施の形態におけるドア2のガラス窓サッシ、16はこのガラス窓サッシ15の上框部分である。この上框部分16は中空状に形成されてその内部を送風路17と成している。そして、ドア2を閉じたとき、この上框部分16の上面は図4に示すように車体10側に向けて傾斜した状態となっており、その中央付近長手方向に吹き出し口4が開設されノズル兼用となっている。送風路17の基端側はドア本体内部まで挿入されて送風ファンに連通されている。
18は昇降口上部の横縁部分であって前記上框部分16を覆う広さを有しており、前記吹き出し口4を挟んでその上部には上框部分16側に防水用シール19が、また下部には横縁部分18側に防水用のシール20が貼付されている。図中21はガラス窓である。
【0023】
次に、図5を追加して実施の形態2の作用・効果を説明する。
本実施の形態ではドア2を少し開けたとき、ドアガラスサッシの上框部分16からエアを吹き出す。つまり、上框部分16に開設した吹き出し口4からエア7を吹き出す。このとき防水用シール19が昇降口上部の横縁部分18から離れた状態となっているから、この開口部に降る雨は下方から吹き出したエアによって上方に吹き上げられる。さらにドア2を開けると横縁部分18などの障害物がなくなるから、乗降口5の上方に向けてエアを吹き出しこの乗降口5とドア2との間に降る雨12を乗降口上方にて車両の屋根6側に吹き飛ばすことになる。
以上、説明してきたように本実施の形態2の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置にあっては、ドアガラスサッシの上框部分16をノズル兼用に設けたので、窓の周りがすっきりとなり、視界も良好となる。また、雨除け作用はドアのほぼ上端から行なわれるのでドアの内面をほとんど濡らすことなく開閉できるなどの効果が得られる。
【0024】
次に、実施の形態3を図面により説明する。図6(イ)はこの実施の形態3のノズル兼用に設けられたガラス窓の雨除けひさしを示す断面図、同(ロ)は雨除けひさし装着部分を示す断面図である。
図中23は雨よけひさしであり、ドア2のガラス窓サッシ24における上框部分25の外面側に装着されている。この雨よけひさし23は、長手方向に沿って設けられた中空状の送風路26を有すると共に、この送風路26に連通し上框部分25の上縁に沿って車両の屋根6側にエア7を吹き出す吹き出し口27が開設されている。この吹き出し口27は、ドア2を閉じた状態で車両の屋根6の上方に向けてエア7を吹き出すように向けられている。
そして前記ガラス窓サッシ24にはドア内部に収納された送風ファン9からのダクト28の開口部29が開設されており、前記送風路26はその基端側がこの開口部29に連通されている。
【0025】
次に、この実施の形態3の作用・効果を説明する。
本実施の形態ではドア2を開ける瞬間からこのドア2の上縁外側から車両の屋根6の上方に向けエアを吹き出す。つまり、送風ファンのエアはダクト28から開口部29を介し雨除けひさし23の送風路26に送風され、屋根6の上部を目指した吹き出し口27により雨除けひさし23の略全長に亘って吹き出し、何にも邪魔されることなくドア2を開く瞬間から乗降口上部の雨を屋根6側に吹き飛ばすことになる。
以上、説明してきたように本実施の形態3の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置にあっては、雨除けひさし23をノズル兼用に設けたので、室内側への突起物もなく安全にした上、走行中に開けている窓の雨除け機能を有しながら停止時の雨除け効果も得られる。また、ドアの開け始めから雨が乗降口5に落ちてこないのでほぼ濡れることなく乗降できるなどの効果が得られる。
【0026】
次に、実施の形態4を図面により説明する。図7(イ)はこの実施の形態4の送風要領を示す説明図、同(ロ)は要部を示す説明図である。
本実施の形態4の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置は、送風ファン9をエンジンルーム31に設けたことに特徴がある。車体側の送風ファン9からのダクト8とドア2側のダクト8はフレキシブルチューブ32で連通させている。
本実施の形態の雨除け用エアカーテン装置は送風ファン9をエンジンルームに配置させたことから、要領の大きなファンが設置でき、このため複数のドア分を1台で賄わせ電気配線などを簡略化できると共に室内の騒音低減に役立つという効果が得られる。
【0027】
次に、実施の形態5を図面により説明する。図8はこの実施の形態5のノズル取付け部構造を示す説明図、図9(イ)はノズル単体を示す斜視図、同(ロ)〜(ニ)は(イ)図のA−A線における断面図、同(ホ)は(イ)図のB−B線における断面図であり、このB−B断面は吹き出し口の傾斜方向と平行に断面したものである。
本実施の形態5の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置は、エアの吹き出し口を適宜距離を離して点在させたことに特徴がある。
つまり、実施の形態2ではガラス窓サッシ15の上框部分16を中空状に形成してその内部を送風路17とし、その上面中央付近長手方向に吹き出し口4を開設したが、本実施の形態5では、ガラス窓サッシの上框34は中空状に形成されると共に略水平部分上面に適宜距離で3カ所に貫通穴35が設けられている。
そして36a〜36cはボタン形ノズルであり、それぞれ上面には下面に貫通する吹き出し口37a〜37cが断面視して平面の扇状(図9(ホ)参照)に開設されると共に、その平面方向が垂線に対し36a、36b、36cの順に傾斜角が大きくなるように設定されている。38は整流板である。図中aの斜線部がノズル36aによるエアカーテン部、以下同様にbの斜線部がノズル36bによるエアカーテン部、cの斜線部がノズル36cによるエアカーテン部である。
また、39は前記貫通穴35への嵌合部であり周囲に抜け止め40が突設されている。そして前記貫通穴35への嵌め込みは、図10に示すようにドア2を乗降可能な程度に開いたとき、各吹き出し口37a〜37cが適宜ダブリながら乗降口5とドア2との間を覆うように行なわれる。そうすると、各吹き出し口37a〜37cの角度が異なるため車両の屋根からフロントガラスの傾斜による乗降口形状に各々が沿ってその上方に吹き出すようになっている。
尚、前記ノズルの個数は任意に設定できるものであり、2個でもよいし4個以上に設定してもよい。また、取付け部位も任意に設定することができる。
【0028】
以上、説明してきたように本実施の形態5の雨除け用エアカーテン装置にあっては、各ノズルにおけるエアの吹き出しを扇状に広げたので吹き出したエア同士をダブらせることができ、これにより雨の漏れるのを良好に防止することができる。また、吹き出し方向も簡単に調整することができる。
また、ガラス窓サッシの上框34は3カ所に小さな穴を空けるだけで済むから、サッシの強度をほとんど弱めることがない。
ノズルもプラスチックで製造できコスト低減を図ることができるし取り換えも簡単で安価に行なうことができるなどの効果が得られる。
【0029】
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限定されるものではない。
ノズルの装着位置、吹き出し口の形状、送風ファンの構造や収納場所などは任意に設定できるものである。また、小型のエアコンプレッサを使用することもできる。
送風ファンを別置きする代わりに、ノズル内部に長尺な多翼ファンを軸支して直接送風させるようにしてもよい。
送風ファンの電源回路には手動で操作する電源スイッチを設けて任意に操作できるようにしてもよい。
また、図11(イ)に示すようにドアの開き角度を利用してノズル1の吹き出し口4の角度を適正方向に向ける構成とすることもできる。この場合、図11(ロ)に示すように、ドア側とノズル側をユニバーサルジョイント42と伸縮アーム43で接続し、この伸縮アーム43を六角棒44とこの六角棒44を挿入する六角穴付きパイプ45で形成してもよい。ノズル1は適宜軸受け46で回動自在に軸支するようにする。ノズル1はドアのヒンジ側で傾斜の大きい部分1aのみを回動可能とし、傾斜が少ないかほぼ水平な部分は固定することとし、この固定部分1bとは簡単なスイベルジョイント47等で接続する。このような構成とすることにより、傾斜側のノズル部分もドアの開き度に合わせてエアカーテンを乗降口上部に向かわせ雨を室内に吹き込ませることなく効率よく雨除けさせることができるという効果が得られる。
【0030】
また、図12(イ)、(ロ)は前記ユニバーサルジョイント42と伸縮アーム43の組み合わせ部分に代え、回転力付与をリンク式にした他の例を示す。
つまり支軸50でドア2と同方向に回動可能とするアーム51を車体10側に設け、ノズル1a側にはその終端から軸52を延設しリンク53の一端を固定する。そして、このリンク53の他端側に長穴54を開設し、この長穴54に前記アーム51の先端に突設した突起55を摺動自在に嵌合させることにより構成されている。
この構造による作用は次のようになる。つまりドア2が閉じている時にはリンク53はほぼ垂直に立った状態となって突起55は長穴54の下端側に配置された状態となっている。そしてドア2を開けるに連れリンク53の軸固定部と突起55との距離は長くなっていくから、リンク53は突起55を長穴54で摺動させながら倒れて行くことで対応する。このリンク53の倒れ動作により、軸52を介してノズルを上向きから車体上方に向け回転させることになる。また、この際、ドア2の回転に連れリンク53が向きを変えるから、アーム51は支軸50でドア開き側に回転することにより対応するのである。
この例ではノズル全体を回転させるようになっており、従って折り曲げ部分はジャバラ状ホース等により接続されている。
尚、このノズルの回動は上記に限らず、ギア等を利用してドアの回転角度を得たり、あるいはドアストッパ等の動作から回転角度を取り出し、または予めノズルにスプリングで回転力を付与して吹き出し口を上向きまたは下向きにしておきドアの開度でワイヤが引っ張るにつれノズルを戻すようにして必要の範囲を回動させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態1の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置の使用状態を示す説明図である。
【図2】実施の形態1の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置を取付けたドア内面側を示す説明図である。
【図3】実施の形態1の要部を拡大して示す説明図であり(イ)はドアを閉じた不使用の状態を示す説明図、(ロ)はドアの開き始めた使用状態を示す説明図である。
【図4】
実施の形態2のノズル兼用としたドアのガラス窓サッシにおける上框部分示す断面図である。
【図5】
実施の形態2の同部分の作動状態を順を追って示す説明図である。
【図6】
実施の形態3を示す図であり(イ)はノズル兼用に設けられたガラス窓の雨除けひさしを示す断面図、(ロ)は雨除けひさし装着部分を示す断面図である。
【図7】
実施の形態4を示す図であり(イ)は送風要領を示す説明図、(ロ)は要部を示す説明図である。
【図8】
実施の形態5のノズル取付け部構造を示す説明図である。
【図9】
実施の形態5を示す図であり(イ)はノズル単体を示す斜視図、同(ロ)〜(ニ)は(イ)図のA−A線における断面図、同(ホ)は(イ)図のB−B線において吹き出し口の傾斜方向と平行に断面した断面図である。
【図10】
実施の形態5の各ノズルによるエアカーテンの配置状態を示す説明図である。
【図11】
その他の実施の形態を示す図であり、(イ)はドアの開き角度を利用してノズルの吹き出し口を変更させる説明図、(ロ)は固定側と可動側の接続状態を示す説明図である。
【図12】
その他の実施の形態を示す図であり、(イ)はドアの開き角度を利用してノズルの吹き出し口を変更させるリンク構造の正面図、(ロ)は同平面図である。
【符号の説明】
1 ノズル
2 運転席側のドア
3 ドアサッシ(ドアの上縁)
4 吹き出し口
4a 整流板
5 乗降口
6 乗用車の屋根
7 エア
8 ダクト
9 送風ファン
10 乗用車(車両)
11 ドアと乗降口との間の空間部分
12 雨
16 ガラス窓サッシの上框部分(ノズル)
23 雨除けひさし(ノズル)
27 雨除けひさしの吹き出し口
36a〜36c ボタン型ノズル
37a〜37c ボタン型ノズルの吹き出し口
38 整流板

Claims (6)

  1. ファンの送風により横に幅広くエアを吹き出すノズルを車両乗降口ドアの上縁部に設け、該ノズルの吹き出し方向を、ドアの開き始めからエアが車両の上方に向け雨を吹き上げる方向に設定したことを特徴とする車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置。
  2. ドアのガラス窓サッシ上框部分が中空に形成されその内部がファンに連通する送風路に形成されると共に該上框上面部分にエアの吹き出し口が開設されて前記上框部分がノズル兼用に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置。
  3. ドアのガラス窓サッシ上框部分に取付けられた雨除けひさしが中空状でファンに連通する送風路を有すると共に該上框の上面に沿って車両側にエアを吹き出す吹き出し口が開設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置。
  4. ファンの電源回路にはドアスイッチの作動に連動して電源が供給されることを特徴とする請求項1ないし請求項3の内いずれかの項に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置。
  5. ファンの電源回路が雨感知センサ回路で開閉可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の内いずれかの項に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置。
  6. ノズルの横長の吹き出し口に横方向の吹き出し方向を設定する整流板が多数配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の内いずれかの項に記載の車両乗降口の雨除け用エアカーテン装置。
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