JP2004058864A - ステアリングホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングホイールの表面にヒータの結線部等の構成部材が浮き出さず、かつ面状発熱体を備える場合と備えない場合の両方においてステアリングホイールの芯体を共用することで安価なステアリングホイールを提供すること目的とすること。
【解決手段】面状発熱体13の線状ヒータ15と給電線19の結線部20をステアリングホイール11のボス部11b内に設けることにより、結線部20がステアリングホイール11の表面に浮き出さず、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えず、外観上美しいステアリングホイール11を提供できるとともに、ステアリングホイール11の芯体12の形状を面状発熱体13を備える場合と備えない場合で変える必要がなく、共用することで安価なステアリングホイール11を提供することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車、モーターボート等に用いられるステアリングホイールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車、モーターボート等の運転時の快適性を向上する手段の一つとして、寒冷地向けにステアリングホイールに面状発熱体を組み込んだものが考えられ、実用化されている。
【0003】
従来、この種のステアリングホイールとしては、例えば特開昭61−81273号公報に記載されているようなものがあった。図7は、前記公報に記載された従来のステアリングホイールを示すものである。
【0004】
図7において、1はステアリングホイール、2はステアリングホイール1の芯体、3はステアリングホイール1の芯体2の外周上に配設された断熱材、4は断熱材3の外周上に配設された面状発熱体で、面状発熱体4は、ヒータ線5、ヒータ線5に電力を供給する給電線6から構成されており、7はヒータ線5と給電線6との結線部で、結線部7は、断熱材3を介してステアリングホイール1のスポーク部1aの裏側に配設されている。
【0005】
また、8は面状発熱体4の温度を検知するサーミスタで、サーミスタ8はステアリングホイール1のリング部1bに配設されており、それらの外周を表皮9で覆っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、結線部7が断熱材3を介してステアリングホイール1のスポーク部1aの裏側に配設されているので、そのままではステアリングホイール1の表面に凹凸が生じ、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えたり、外観上美しくないという課題を有していた。
【0007】
また、サーミスタ8がステアリングホイール1のリング部1bに配設されているため、そのままではステアリングホイール1の表面に凹凸が生じ、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えたり、外観上美しくないという課題およびサーミスタ8の上方を運転者が握った場合と握っていない場合でサーミスタ8の検知温度が異なるため安定した温度制御ができないという課題を有していた。
【0008】
なお、上記課題を解決するために断熱材3を除き、ステアリングホイール1の芯体2に形成した凹部に結線部7やサーミスタ8を埋設した場合には、面状発熱体4を備える場合と備えない場合でステアリングホイール1の芯体2の形状を変えなくてはならないため、ステアリングホイール1の芯体2が共用できず、安価なステアリングホイール1が提供できないという課題も有していた。
【0009】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ステアリングホイールの表面に面状発熱体のヒータの結線部等の構成部材が浮き出さず、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えず、外観上美しいステアリングホイールを提供できるとともに、面状発熱体を備える場合と備えない場合の両方において、ステアリングホイールの芯体を共用することで安価なステアリングホイールを提供すること目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のステアリングホイールは、面状発熱体のヒータと給電線の結線部をステアリングホイールのボス部内に設けるようにしたものである。
【0011】
これによって、結線部がステアリングホイールの表面に浮き出さず、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えず、外観上美しいステアリングホイールを提供できるとともに、ステアリングホイールの芯体の形状を面状発熱体を備える場合と備えない場合で変える必要がなく、ステアリングホイールの芯体を共用することで安価なステアリングホイールを提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、支持体と、前記支持体に配設されるヒータと、前記ヒータに電力を供給する給電線からなる面状発熱体を備え、前記ヒータと給電線の結線部をステアリングホイールのボス部内に配設することにより、結線部がステアリングホイールの表面に浮き出さず、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えず、外観上美しいステアリングホイールを提供できるとともに、ステアリングホイールの芯体の形状を面状発熱体を備える場合と備えない場合で変える必要がなく、ステアリングホイールの芯体を共用することで安価なステアリングホイールを提供することができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、特に請求項1に記載のステアリングホイールに、温度検知素子と、温度検知素子加熱用ヒータと、温度制御装置とを設け、温度検知素子と、温度検知素子加熱用ヒータをステアリングホイールのボス部内に配設することにより、サーミスタの上方を運転者が握ることがないため、温度検知が安定し、安定した温度制御ができるとともに、サーミスタがステアリングホイールの表面に浮き出さず、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えず、外観上美しいステアリングホイールを提供できるとともに、ステアリングホイールの芯体の形状を面状発熱体を備える場合と備えない場合で変える必要がなく、ステアリングホイールの芯体を共用することで安価なステアリングホイールを提供することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、特に請求項1に記載のステアリングホイールに温度制御用サーモスタットと、サーモスタットを加熱するサーモスタット加熱用ヒータを設け、サーモスタットとサーモスタット加熱用ヒータと、サーモスタット加熱用ヒータと、サーモスタットとサーモスタット加熱用ヒータの結線部をステアリングホイールのボス部内に配設することにより、サーモスタットの上方を運転者が握ることがなく、サーモスタットの温度上昇が安定し、安定した温度制御ができるとともに、サーモスタットがステアリングホイールの表面に浮き出さず、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えず、外観上美しいステアリングホイールを提供できるとともに、ステアリングホイールの芯体の形状を面状発熱体を備える場合と備えない場合で変える必要がなく、ステアリングホイールの芯体を共用できるとともに、サーミスタと温度制御装置による方法よりも構成部材品を削減することができ、さらに安価なステアリングホイールを提供することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、特に請求項1に記載のステアリングホイールの面状発熱体のヒータを複数本の導体を編組状に構成した線状ヒータとすることにより、線状ヒータが偏平となり、線状ヒータがステアリングホイールの表面にさらに浮き出さず、ステアリングホイールの表面の凹凸がさらに少なくなり、さらに外観の美しいステアリングホイールを提供することができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、線状ヒータを金属繊維強化を利用した合金線で構成することにより、ステアリングホイールのスポーク部とボス部間の線状ヒータの強度が高くなり、ステアリングホイールのスポーク部とボス部間の線状ヒータの耐久性を向上できるため、ステアリングホイールのスポーク部とボス部間の線状ヒータの断線を防止できる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、ステアリングホイールのスポーク部の断面外周方向に線状ヒータ、支持体の順に配設することにより、ステアリングホイールのスポーク部とボス部間に線状ヒータが露出しなくなり、ステアリングホイールのスポーク部とボス部間の線状ヒータの耐久性を向上できるため、ステアリングホイールのスポーク部とボス部間の線状ヒータの断線を防止することができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、線状ヒータの導体にメッキを施すことにより、耐水性や耐腐食性および、半田付性を向上できるようになると共に、ヒータ表面の硬度を高めることができるようになり、ステアリングホイールのスポーク部とボス部間の線状ヒータの耐久性をさらに向上できる。
【0019】
請求項8に記載の発明は、線状ヒータの導体に絶縁被覆を施すことにより、耐水性や耐腐食性を向上できると共に、ヒータ表面の硬度を高めることができるようになり、ステアリングホイールのスポーク部とボス部間の線状ヒータの耐久性をさらに向上できる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例におけるステアリングホイールの平面図を示すものであり、図2は図1のA部における拡大図を示すものである。
【0022】
図1において、11はステアリングホイール、12はステアリングホイールの芯体であり、ステアリングホイールの芯体12上に面状発熱体13が配設されており、面状発熱体13上に革、合成皮革等からなる表皮14が巻きつけられている。また、面状発熱体13には、線状ヒータ15が、不織布あるいは発泡ウレタン、発泡ポリエチレン等の発泡樹脂等からなる支持体16に縫着されており、前記面状発熱体13の支持体16の少なくとも一つの端部16aは、ステアリングホイール11のスポーク部11aを通過して、ボス部11b内まで延長されている。
【0023】
さらに、図2において支持体の端部16aには、面状発熱体13の温度検知を行うサーミスタ17、サーミスタ17を加熱するサーミスタ加熱用ヒータ17a、線状ヒータ15に電力を供給する給電線19、および線状ヒータ15と給電線19の結線部20が設けられており、前記支持体の端部16aと、温度制御装置18が、ステアリングホイール11のボス部11b内に配設されている。
【0024】
なお、サーミスタ17および結線部20は、接着あるいは粘着テープなどで支持体16に固定されている。
【0025】
また、線状ヒータ15は電源を供給する給電線19と接続部20で半田付け、スポット溶接などの方法で接続され、熱収縮チューブ21などで絶縁されている。
【0026】
以上のように構成されたステアリングホイール11について、以下その動作、作用を説明する。
【0027】
まず、線状ヒータ15と給電線19の結線部20をステアリングホイール11のボス11b内部に設けるようにしたもので、これによって、結線部20がステアリングホイール11の表面に浮き出さず、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えず、外観上美しいステアリングホイール11を提供できるとともに、ステアリングホイール11の芯体12の形状を面状発熱体を備える場合と備えない場合で変える必要がなく、ステアリングホイール11の芯体12を共用することで安価なステアリングホイール11を提供することができる。
【0028】
また、本実施例では、サーミスタ17を面状発熱体13の線状ヒータ15の一部で形成したサーミスタ加熱用ヒータ17aで加熱することにより、サーミスタ17の温度を変化させ、サーミスタ17の温度と設定温度を比較して線状ヒータ15およびサーミスタ加熱用ヒータ17aに供給する電力をオンオフを繰り返す温度制御装置(図示せず)により、面状発熱体13の温度制御を行っており、サーミスタ17の温度と面状発熱体13の温度の相関をとっているため、サーミスタ17と、面状発熱体13の線状ヒータ15の一部で形成したサーミスタ加熱用ヒータ17aとをステアリングホイール11のボス11b内部に配設できるようになる。
【0029】
以上のようにサーミスタ17と、面状発熱体13の線状ヒータ15の一部で形成したサーミスタ加熱用ヒータ17aとをステアリングホイール11のボス11b内部に配設したことにより、サーミスタ17の上方を運転者が握ることがないため、サーミスタ17の温度検知が安定し、面状発熱体13の安定した温度制御ができるとともに、サーミスタ17がステアリングホイール11の表面に浮き出さず、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えず、外観上美しいステアリングホイール11を提供できるとともに、ステアリングホイール11の芯体12の形状を面状発熱体13を備える場合と備えない場合で変える必要がなく、ステアリングホイール11の芯体12を共用することで安価なステアリングホイール11を提供することができる。
【0030】
なお、本実施例では面状発熱体のヒータ15を線状としたが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば面状などでも良い。
【0031】
(実施例2)
図3は、本発明の第2の実施例のステアリングホイールの平面図を示すものであり、図4は図3のB部における拡大図を示すものである。
【0032】
図3および図4において、実施例1の構成と異なるところは温度制御装置をサーモスタット22とサーモスタット22の下方に設けた線状ヒータ15の一部で形成したサーモスタット加熱用ヒータ23で構成し、サーモスタット22とサーモスタット加熱用ヒータ23およびサーモスタット22とサーモスタット加熱用ヒータ23の結線部24をステアリングホイール11のボス部11b内に配設させた点である。
【0033】
なお、サーモスタット22とサーモスタット加熱用ヒータ23、および線状ヒータは直列に接続されている。
【0034】
以上のように構成されたステアリングホイールについて、以下その動作、作用を説明する。
【0035】
まず、面状発熱体13に電力を供給すると、線状ヒータ15および線状ヒータ15の一部で形成したサーモスタット加熱用ヒータ23が発熱し、サーモスタット22は、下方にあるサーモスタット加熱用ヒータ23で加熱され、所定時間経過後、サーモスタット22がオフする。そして、サーモスタット22とサーモスタット加熱用ヒータ23も直列に接続されているため、サーモスタット22がオフすると、サーモスタット加熱用ヒータ23にも電力が供給されなくなり、サーモスタット22が加熱されなくなるため、サーモスタット22が冷却し、所定時間を経過するとサーモスタット22がオンとなる。
【0036】
このようなオンオフを繰り返すことにより、サーモスタットに直列に接続された面状発熱体13の線状ヒータ15の温度制御を行っているため、サーモスタット22と、サーモスタット加熱用ヒータ23とをステアリングホイール11のボス11b内部に配設できるようになる。
【0037】
以上のようにサーモスタット22と、サーモスタット22を加熱するサーモスタット加熱用ヒータ23とを設け、サーモスタット22とサーモスタット加熱用ヒータ23をステアリングホイール11のボス部11b内に配設したことにより、サーモスタット22の上方を運転者が握ることがなく、サーモスタット22の温度上昇が安定し、安定した温度制御ができるとともに、サーモスタット22がステアリングホイール11の表面に浮き出さず、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えず、外観上美しいステアリングホイール11を提供できるとともに、ステアリングホイール11の芯体12の形状を面状発熱体13を備える場合と備えない場合で変える必要がなく、ステアリングホイール11の芯体12を共用できるとともに、サーミスタと温度制御装置による方法よりも構成部材品を削減することができ、さらに安価なステアリングホイール11を提供することができる。
【0038】
(実施例3)
図5は、本発明の第3の実施例のステアリングホイールの面状発熱体に用いられる線状ヒータの平面図である。
【0039】
図5において、線状ヒータ15は、複数本の導体25を編組状に構成したものである。
【0040】
以上のように構成されたステアリングホイール用面状発熱体について、その動作、作用を説明する。
【0041】
線状ヒータ15を、複数本の導体25を編組状に構成することにより、線状ヒータ15がさらに偏平となり、線状ヒータ15がステアリングホイール11の表面にさらに浮き出さず、ステアリングホイール11の表面の凹凸がさらに少なくなり、さらに外観の美しいステアリングホイール11を提供することができる。
【0042】
また、本実施例の線状ヒータ15を金属繊維強化を利用した合金線で構成することにより、ステアリングホイール11のスポーク部11aとボス部11b間の線状ヒータ15の強度が高くなり、ステアリングホイール11のスポーク部11aとボス部11b間の線状ヒータ15の耐久性を向上できるため、ステアリングホイール11のスポーク部11aとボス部11b間の線状ヒータ15の断線を防止できる。
【0043】
(実施例4)
図6は、図1のC−C部における本発明の第3の実施例のステアリングホイールの断面図である。
【0044】
図6において、ステアリングホイール11の芯体12は、芯金26と、芯金26上に成形された硬質ウレタン等からなる被覆材27により構成されており、被覆材27上に、面状発熱体13の線状ヒータ15、支持体16の順に配設されている。
【0045】
以上のように構成されたステアリングホイールについて、その動作、作用を説明する。
【0046】
ステアリングホイール11のリング断面外周方向に線状ヒータ15、支持体13の順に配設することにより、ステアリングホイール11のスポーク部11aとボス部11b間に線状ヒータ15が露出しなくなり、ステアリングホイール11のスポーク11a部とボス部11b間の線状ヒータ15の耐久性を向上できるため、ステアリングホイール11のスポーク部11aとボス部11b間の線状ヒータ15の断線を防止することができる。
【0047】
また、本実施例の線状ヒータ15の導体にメッキを施すことにより、耐水性や耐腐食性および、半田付性を向上できるようになると共に、線状ヒータ15表面の硬度を高めることができるようになり、ステアリングホイール11のスポーク部11aとボス部11b間の線状ヒータ15の耐久性をさらに向上できる。
【0048】
また、本実施例の線状ヒータ15の導体に絶縁被覆を施すことにより、耐水性や耐腐食性を向上できると共に、線状ヒータ15表面の硬度を高めることができるようになり、ステアリングホイール11のスポーク部11aとボス部11b間の線状ヒータ15の耐久性をさらに向上できる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ステアリングホイールの表面に面状発熱体のヒータの結線部等の構成部材が浮き出さず、ステアリング操作時に運転者に不快感を与えず、外観上美しいステアリングホイールを提供できるとともに、面状発熱体を備える場合と備えない場合の両方において、ステアリングホイールの芯体を共用することで安価なステアリングホイールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のステアリングホイールの平面図
【図2】本発明の実施例1のステアリングホイールの拡大図
【図3】本発明の実施例2のステアリングホイールの平面図
【図4】本発明の実施例2のステアリングホイールの拡大図
【図5】本発明の実施例3の線状ヒータの拡大図
【図6】本発明の実施例4の面ステアリングホイールの断面拡大図
【図7】従来のステアリングホイールの平面図
【符号の説明】
11 ステアリングホイール
11a スポーク部
11b ボス部
13 面状発熱体
15 線状ヒータ
16 支持体
17 サーミスタ(温度検知素子)
17a サーミスタ加熱用ヒータ(温度検知素子加熱用ヒータ)
19 給電線
20、24 結線部
22 サーモスタット
23 サーモスタット加熱用ヒータ
25 導体

Claims (8)

  1. 支持体と、前記支持体に配設されるヒータと、前記ヒータに電力を供給する給電線からなる面状発熱体を備え、前記ヒータと給電線の結線部をステアリングホイールのボス部内に配設してなるステアリングホイール。
  2. 面状発熱体の温度検知を行なう温度検知素子と、前記温度検知素子を加熱する温度検知素子加熱用ヒータと、前記面状発熱体の温度制御を行なう温度制御装置を備え、前記温度検知素子と温度検知素子加熱用ヒータをステアリングホイールのボス部内に配設してなる請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 面状発熱体の温度制御を行なう温度制御用サーモスタットと、前記サーモスタットを加熱するサーモスタット加熱用ヒータを備え、前記サーモスタットと、サーモスタット加熱用ヒータと、サーモスタットとサーモスタット加熱用ヒータの結線部をステアリングホイールのボス部内に配設してなる請求項1に記載のステアリングホイール。
  4. 面状発熱体のヒータは複数本の導体を編組状に構成した線状ヒータからなる請求項1〜3項のいずれか1項に記載のステアリングホイール。
  5. 面状発熱体のヒータは金属繊維強化を利用した合金線で構成した線状ヒータからなる請求項1〜4項のうちいずれか1項に記載のステアリングホイール。
  6. ステアリングホイールのスポーク部の断面外周方向に面状発熱体の線状ヒータ、支持体の順に配設してなる請求項4または5項に記載のステアリングホイール。
  7. 面状発熱体の線状ヒータは、導体にメッキを施した請求項4〜6項のいずれか1項に記載のステアリングホイール。
  8. 面状発熱体の線状ヒータは、導体に絶縁被覆を施した請求項4〜6項のいずれか1項に記載のステアリングホイール。
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