JP2004058845A - 車両構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】重量やコストを大幅に増加させることなくフロアトンネルの剛性及び強度向上を図った車両構造を提供する。
【解決手段】車両前後方向に延びるフロアトンネル(10)と排気系部品(22)との間に荷重伝達部材(9,24)を備え、この荷重伝達部材は、車両側方から外力を受けたときにのみフロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結するよう設けられている(クリアランスd)。
【選択図】 図2
【解決手段】車両前後方向に延びるフロアトンネル(10)と排気系部品(22)との間に荷重伝達部材(9,24)を備え、この荷重伝達部材は、車両側方から外力を受けたときにのみフロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結するよう設けられている(クリアランスd)。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両構造に係り、詳しくは、側面衝突時においても車両幅方向の剛性及び強度を確保可能な車両のフロア周り構造に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
車両においては、車両前後方向のフロア剛性及び強度確保等の理由から、通常、フロアにはフロアパネルを凹状に、即ち室内側に向けて凸状に変形させるようにして車両前後方向にフロアトンネルが延設されている。そして、このフロアトンネルには、排気管等の排気系部品やブレーキチューブ等が配設され支持されており、これによりフロアトンネル内側の空間が有効に活用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、側面衝突に対する安全性向上のニーズが高まっており、側面衝突時において室内空間を確保することが重要な課題となっている。
【0004】
この課題を解決するには、車両側面のセンタピラーやルーフレールサイド等を補強することも有効ではあるが、側面衝突する衝突物(他の車両等)は多くの場合ドア下のサイドシルに衝突するため、センタピラーやルーフレールサイド等を補強するよりもフロア周りを補強する方が効果的である。
【0005】
また、図5を参照すると、車両側方から衝撃力が加わったときのフロア100周りの屈曲変形前の状態(二点鎖線)と屈曲変形後の状態(実線)とがフロア断面図で示されているが、上述のようにフロア100に車両前後方向に延びてフロアトンネル110が設けられていると、同図に示すように、側面衝突により車両側方から衝撃力が加わったときにおいて、フロアトンネル110が剛性及び強度が低いために排気系部品120を外に追い出しながら屈曲変形し、室内空間が圧迫され易いという問題があり、この点でもフロア周りを補強することは重要である。
【0006】
そこで、クロスメンバの強度を向上させたり別途補強部材を設ける等してフロアトンネル部を補強することが考えられるが、この場合、例えば排気系部品等との干渉を回避しながら補強を行う必要があり、部材が大型化し、重量やコストが大幅に増加するという問題がある。
【0007】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、重量やコストを大幅に増加させることなくフロアトンネルの剛性及び強度向上を図った車両構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1の車両構造に係る発明では、フロア背面側に開口するようフロアパネルを凹状に変形させて設けられ、車両前後方向に延びるフロアトンネルと、前記フロアトンネルの内部に収容される排気系部品と、前記フロアトンネルと前記排気系部品との間に配設される荷重伝達部材とを備え、前記荷重伝達部材は、車両側方から外力を受けたときにのみ前記フロアトンネルの両側下部が前記排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結するよう設けられていることを特徴としている。
【0009】
従って、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、フロアトンネルは剛性及び強度が低いために屈曲変形しようとするが、フロアトンネルの内部に収容された排気系部品とフロアトンネルとの間には車両側方から外力を受けたときにのみフロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結する荷重伝達部材が配設されているので、車両側方から外力を受けると、補強材を別途設けることなく排気系部品がフロアの補強材として良好に機能することになり、重量やコストを大幅に増加させることなくフロアトンネルの過度の屈曲変形が防止される。
【0010】
これにより、簡単な構成にして車両の室内空間の圧迫が確実に抑制され、側面衝突時における安全性が向上し、乗員の保護強化が図られる。
一方、車両側方から外力を受けないときには、フロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結しないことになるので、排気系部品の振動(エンジン振動等)がフロアに伝達されることが防止される。
【0011】
また、請求項2の車両構造に係る発明では、前記荷重伝達部材は、車両幅方向に延びる凸状部材と、該凸状部材を挿通可能な孔部材とからなるガイド手段を含んでなることを特徴としている。
【0012】
従って、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、凸状部材が車両幅方向で孔部材により良好にガイドされることになり、これによりフロアトンネルの両側下部が確実に排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結する。
【0013】
また、請求項3の車両構造に係る発明では、前記ガイド手段は、前記凸状部材と前記孔部材とが防振部材を介して連結されていることを特徴としている。
従って、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、凸状部材が孔部材により良好にガイドされる一方、車両側方から外力を受けないときには、フロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結しないことに加え、防振部材の防振効果が発揮され、排気系部品の振動(エンジン振動等)のフロアへの伝達を良好に防止しながら排気系部品がフロアに良好に支持される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両構造の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1を参照すると、本発明に係るフロア周り構造が車両を室外側から視た図で示されており、図2を参照すると、図1中のA−A線に沿う断面図が示されており、以下、図1及び図2を参照しながら説明する。
【0015】
車両のフロア1は、フロアパネル2の両側に一対のサイドシル4、4が溶接されて構成されている。なお、一対のサイドシル4、4は、サイドボディーの下部部品であり、センタピラー5、5等の部品が溶接されている。
【0016】
フロアパネル2には、フロアパネル2を凹状に、即ち室内側に向けて凸状に変形させるようにして車両前後方向にフロアトンネル10が延設されており、これにより、フロア1の車両前後方向の剛性及び強度が確保されている。
【0017】
また、フロアパネル2の室内側には、左右一対のフロントクロスメンバ6、6及びセンタクロスメンバ7、7が配設され、フロアパネル2及びサイドシル4、4に溶接されており、これによりフロア1の車両幅方向の剛性及び強度も確保されている。
【0018】
フロアトンネル10の室外側の凹部空間12には、ブレーキチューブ等(図示せず)の他、排気管20に介装されたプレマフラーユニット22が排気管20とともに収容されている。つまり、フロアトンネル10の室外側の凹部空間12には、ブレーキチューブ等とともに排気系部品が収容されており、凹部空間12が有効に活用されている。
【0019】
プレマフラーユニット22は、排気管20のさらに下流に設けられたマフラー(図示せず)とともに消音機能を発揮する装置であって、断面楕円形状をした密閉容器の内部に消音用の隔壁を形成して構成されており、楕円形状の長径方向では比較的高い剛性及び強度を有している。なお、プレマフラーユニット22は、触媒コンバータを兼ね備えたものであってもよい。
【0020】
フロアトンネル10の室外側のフロアトンネル10の両側下部には、フロントクロスメンバ6、6及びセンタクロスメンバ7、7に対応するように位置してプレマフラーユニット22を支持するためのフロア側マウントブラケット8が複数溶接されており、当該フロア側マウントブラケット8には、それぞれ車両幅方向に水平にして且つ凹部空間12側、即ちプレマフラーユニット22側に延びるようにして支持ピン(荷重伝達部材、凸状部材、ガイド手段)9が一体に設けられている。詳しくは、フロア側マウントブラケット8は、互いに対向するフロア側マウントブラケット8の支持ピン9の軸線が略同軸となるようにしてフロアパネル2に溶接されている。
【0021】
一方、プレマフラーユニット22には、上記複数のフロア側マウントブラケット8に対応するようにしてマフラー側マウントブラケット(荷重伝達部材、孔部材、ガイド手段)24が複数溶接されている。
【0022】
そして、図1、2に示すように、フロア側マウントブラケット8の支持ピン9がマフラー側マウントブラケット24を支持している。つまり、プレマフラーユニット22は、マフラー側マウントブラケット24、支持ピン9、フロア側マウントブラケット8を介して、フロントクロスメンバ6、6またはセンタクロスメンバ7、7に対応した位置でフロア1に支持されている。
【0023】
図3を参照すると、プレマフラーユニット22のフロア1への組み付け図(1箇所のみ示す)が示されており、以下、図3をも参照して、プレマフラーユニット22とフロア1との取り付け関係について詳細に説明する。
【0024】
図3に示すように、マフラー側マウントブラケット24は円錐台形状に突出しており、当該突出した頂面には円形の開口25が穿設されている。当該開口25の周縁には、中央に貫通孔29を有したラバー材(防振部材)28が当該開口25の周縁を挟むように嵌合されており、フロア側マウントブラケット8に設けられた支持ピン9は、当該ラバー材28の貫通孔29に挿通されている。つまり、プレマフラーユニット22は、実際には防振材としてのラバー材28、支持ピン9を介して、フロントクロスメンバ6、6またはセンタクロスメンバ7、7に対応した位置でフロア1に支持されている。これにより、プレマフラーユニット22がエンジン振動等により振動しても、当該振動がラバー材28の防振作用によってフロア1へ伝達することが防止される。
【0025】
なお、同図に示すように、支持ピン9の先端には当該支持ピン9の軸部及び貫通孔29よりも大径の球状部分9aが設けられており、これにより、貫通孔29に挿通された支持ピン9の抜けが防止される。
【0026】
ところで、図2に示すように、プレマフラーユニット22がフロア1へ取り付けられた状態では、ラバー材28とフロア側マウントブラケット8との間には、それぞれ所定のクリアランスdが形成されるよう構成されている。このようにラバー材28とフロア側マウントブラケット8との間に所定のクリアランスdを設けるようにすると、プレマフラーユニット22の振動がフロア1へ伝達することが防止される。特に、プレマフラーユニット22は、上述の如くラバー材28を介してフロア1に連結されているので、所定のクリアランスdに加え、ラバー材28の防振作用により、上記振動のフロア1への伝達は良好に防止されることになる。
【0027】
なお、この所定のクリアランスdは厳密なものではなく、互いに対向するフロア側マウントブラケット8、8間においてフロア側マウントブラケット8とプレマフラーユニット22との間に全体として2dなるクリアランスが存在していれば十分である。また、所定のクリアランスdは必要最小であるのがよい。実際には、所定のクリアランスdは、プレマフラーユニット22をフロア1に組み付ける際において、左右いずれか一方の支持ピン9を貫通孔29に挿通した後、干渉して他方の支持ピン9を貫通孔29に挿通できないということがない程度の寸法に設定される。
【0028】
以下、このように構成された本発明に係る車両構造の作用について説明する。
図4を参照すると、本発明に係るフロア周り構造を有した車両に対し車両側方から衝撃力を加えた場合の想定図が上記図2に対応して示されており、以下、図4に基づき、上記従来の場合(図5参照)と対比して説明する。
【0029】
車両側方から衝撃力が加わると、衝撃力はサイドシル4、フロアパネル2或いはフロントクロスメンバ6及びセンタクロスメンバ7を経てフロアトンネル10に伝達される。
【0030】
このように衝撃力がフロアトンネル10に伝達されると、本発明の車両構造では、支持ピン9が車両幅方向に水平且つ凹部空間12側に延びるようにフロア側マウントブラケット8に設けられ、プレマフラーユニット22は当該支持ピン9がラバー材28に挿通されるようにしてマフラー側マウントブラケット24に支持されてフロントクロスメンバ6、6またはセンタクロスメンバ7、7に対応した位置でフロア1に支持されているので、支持ピン9がラバー材28の貫通孔29ひいては開口25にガイドされて摺動し、フロア側マウントブラケット8がフロアトンネル10を若干変形させながら所定のクリアランスdを埋めるように移動し、さらにプレマフラーユニット22が反対側の所定のクリアランスdを埋めるように移動する。つまり、車両側方から衝撃力が加わると、フロア側マウントブラケット8とラバー材28とが当接することになる。
【0031】
そして、このようにフロア側マウントブラケット8とラバー材28とが当接すると、一対のフロントクロスメンバ6、6及びセンタクロスメンバ7、7がプレマフラーユニット22を挟んで直線的に連結して一体となり、プレマフラーユニット22はフロントクロスメンバ6やセンタクロスメンバ7の一部の如く機能することになる。
【0032】
即ち、従来であれば、図5に示したように、車両側方から衝撃力がフロアトンネル10に伝達されると、フロアトンネル110は剛性及び強度が低いために排気系部品120を外に追い出しながら屈曲変形するのであるが、本発明に係るフロア構造においては、補強材を別途設けなくてもプレマフラーユニット22が補強材として有効に機能することになり、重量やコストを大幅に増加させることなく側面衝突時におけるフロアトンネル10の剛性及び強度を確実に向上させ、フロアトンネル10の過度の屈曲変形を好適に防止することができる。
【0033】
これにより、重量やコストの大幅な増加なく簡単な構成にして車両の室内空間の圧迫を確実に抑制できることになり、側面衝突時における安全性を向上させ、乗員の保護強化を図ることができる。
【0034】
以上で本発明に係る車両構造の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、支持ピン9を備えたフロア側マウントブラケット8をフロアパネル2側に取り付け、開口25のあるマフラー側マウントブラケット24をプレマフラーユニット22側に取り付けるようにしたが、これらは逆であってもよい。つまり、支持ピン9をプレマフラーユニット22側に設け、開口25をフロアパネル2側に設けるようにしてもよい。
【0035】
また、上記実施形態では、フロア側マウントブラケット8やマフラー側マウントブラケット24をフロントクロスメンバ6、6やセンタクロスメンバ7、7に対応して設けるようにしたが、これらフロア側マウントブラケット8やマフラー側マウントブラケット24をクロスメンバのない位置に設けるようにしても本発明を良好に適用可能である。
【0036】
また、上記実施形態では、マフラー側マウントブラケット24の開口25にラバー材28を設け、プレマフラーユニット22を支持するようにしたが、ラバー材28を設けず、支持ピン9でプレマフラーユニット22を支持しない構成としても本発明の効果を十分に得ることができる。この場合には、プレマフラーユニット22を支持するため、公知の支持部材を別途設けるようにすればよい。
【0037】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の請求項1の車両構造によれば、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、フロアトンネルは剛性及び強度が低いために屈曲変形しようとするが、フロアトンネルの内部に収容された排気系部品とフロアトンネルとの間には車両側方から外力を受けたときにのみフロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結する荷重伝達部材が配設されているので、車両側方から外力を受けると、補強材を別途設けることなく排気系部品をフロアの補強材として良好に機能させるようにでき、重量やコストを大幅に増加させることなくフロアトンネルの過度の屈曲変形を防止できる。これにより、簡単な構成にして車両の室内空間の圧迫を確実に抑制でき、側面衝突時における安全性を向上させ、乗員の保護強化を図ることができる。
【0038】
一方、車両側方から外力を受けないときには、フロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結しないことになるので、排気系部品の振動(エンジン振動等)のフロアへの伝達を防止できる。
【0039】
また、請求項2の車両構造によれば、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、凸状部材が車両幅方向で孔部材により良好にガイドされるので、フロアトンネルの両側下部が確実に排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結するようにできる。
【0040】
また、請求項3の車両構造によれば、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、凸状部材が孔部材により良好にガイドされる一方、車両側方から外力を受けないときには、フロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結しないことに加え、防振部材の防振効果が発揮され、排気系部品の振動(エンジン振動等)のフロアへの伝達を良好に防止しながら排気系部品をフロアに支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロア周り構造を室外側から視た図である。
【図2】図1中のA−A線に沿う断面図である。
【図3】プレマフラーユニットのフロアへの組み付け状態を示す図である。
【図4】本発明に係るフロア周り構造を有した車両に対し車両側方から衝撃力を加えた場合の想定図である。
【図5】従来のフロア断面図であって、車両側方から衝撃力が加わったときのフロア周りの屈曲変形前の状態(二点鎖線)と屈曲変形後の状態(実線)とを示す図である。
【符号の説明】
1 フロア
2 フロアパネル
6 フロントクロスメンバ
7 センタクロスメンバ
8 フロア側マウントブラケット
9 支持ピン(荷重伝達部材、凸状部材、ガイド手段)
10 フロアトンネル
22 プレマフラーユニット(排気系部品)
24 マフラー側マウントブラケット(荷重伝達部材、孔部材、ガイド手段)
25 開口
28 ラバー材(防振部材)
29 貫通孔
d クリアランス
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両構造に係り、詳しくは、側面衝突時においても車両幅方向の剛性及び強度を確保可能な車両のフロア周り構造に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
車両においては、車両前後方向のフロア剛性及び強度確保等の理由から、通常、フロアにはフロアパネルを凹状に、即ち室内側に向けて凸状に変形させるようにして車両前後方向にフロアトンネルが延設されている。そして、このフロアトンネルには、排気管等の排気系部品やブレーキチューブ等が配設され支持されており、これによりフロアトンネル内側の空間が有効に活用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、側面衝突に対する安全性向上のニーズが高まっており、側面衝突時において室内空間を確保することが重要な課題となっている。
【0004】
この課題を解決するには、車両側面のセンタピラーやルーフレールサイド等を補強することも有効ではあるが、側面衝突する衝突物(他の車両等)は多くの場合ドア下のサイドシルに衝突するため、センタピラーやルーフレールサイド等を補強するよりもフロア周りを補強する方が効果的である。
【0005】
また、図5を参照すると、車両側方から衝撃力が加わったときのフロア100周りの屈曲変形前の状態(二点鎖線)と屈曲変形後の状態(実線)とがフロア断面図で示されているが、上述のようにフロア100に車両前後方向に延びてフロアトンネル110が設けられていると、同図に示すように、側面衝突により車両側方から衝撃力が加わったときにおいて、フロアトンネル110が剛性及び強度が低いために排気系部品120を外に追い出しながら屈曲変形し、室内空間が圧迫され易いという問題があり、この点でもフロア周りを補強することは重要である。
【0006】
そこで、クロスメンバの強度を向上させたり別途補強部材を設ける等してフロアトンネル部を補強することが考えられるが、この場合、例えば排気系部品等との干渉を回避しながら補強を行う必要があり、部材が大型化し、重量やコストが大幅に増加するという問題がある。
【0007】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、重量やコストを大幅に増加させることなくフロアトンネルの剛性及び強度向上を図った車両構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1の車両構造に係る発明では、フロア背面側に開口するようフロアパネルを凹状に変形させて設けられ、車両前後方向に延びるフロアトンネルと、前記フロアトンネルの内部に収容される排気系部品と、前記フロアトンネルと前記排気系部品との間に配設される荷重伝達部材とを備え、前記荷重伝達部材は、車両側方から外力を受けたときにのみ前記フロアトンネルの両側下部が前記排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結するよう設けられていることを特徴としている。
【0009】
従って、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、フロアトンネルは剛性及び強度が低いために屈曲変形しようとするが、フロアトンネルの内部に収容された排気系部品とフロアトンネルとの間には車両側方から外力を受けたときにのみフロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結する荷重伝達部材が配設されているので、車両側方から外力を受けると、補強材を別途設けることなく排気系部品がフロアの補強材として良好に機能することになり、重量やコストを大幅に増加させることなくフロアトンネルの過度の屈曲変形が防止される。
【0010】
これにより、簡単な構成にして車両の室内空間の圧迫が確実に抑制され、側面衝突時における安全性が向上し、乗員の保護強化が図られる。
一方、車両側方から外力を受けないときには、フロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結しないことになるので、排気系部品の振動(エンジン振動等)がフロアに伝達されることが防止される。
【0011】
また、請求項2の車両構造に係る発明では、前記荷重伝達部材は、車両幅方向に延びる凸状部材と、該凸状部材を挿通可能な孔部材とからなるガイド手段を含んでなることを特徴としている。
【0012】
従って、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、凸状部材が車両幅方向で孔部材により良好にガイドされることになり、これによりフロアトンネルの両側下部が確実に排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結する。
【0013】
また、請求項3の車両構造に係る発明では、前記ガイド手段は、前記凸状部材と前記孔部材とが防振部材を介して連結されていることを特徴としている。
従って、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、凸状部材が孔部材により良好にガイドされる一方、車両側方から外力を受けないときには、フロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結しないことに加え、防振部材の防振効果が発揮され、排気系部品の振動(エンジン振動等)のフロアへの伝達を良好に防止しながら排気系部品がフロアに良好に支持される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両構造の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1を参照すると、本発明に係るフロア周り構造が車両を室外側から視た図で示されており、図2を参照すると、図1中のA−A線に沿う断面図が示されており、以下、図1及び図2を参照しながら説明する。
【0015】
車両のフロア1は、フロアパネル2の両側に一対のサイドシル4、4が溶接されて構成されている。なお、一対のサイドシル4、4は、サイドボディーの下部部品であり、センタピラー5、5等の部品が溶接されている。
【0016】
フロアパネル2には、フロアパネル2を凹状に、即ち室内側に向けて凸状に変形させるようにして車両前後方向にフロアトンネル10が延設されており、これにより、フロア1の車両前後方向の剛性及び強度が確保されている。
【0017】
また、フロアパネル2の室内側には、左右一対のフロントクロスメンバ6、6及びセンタクロスメンバ7、7が配設され、フロアパネル2及びサイドシル4、4に溶接されており、これによりフロア1の車両幅方向の剛性及び強度も確保されている。
【0018】
フロアトンネル10の室外側の凹部空間12には、ブレーキチューブ等(図示せず)の他、排気管20に介装されたプレマフラーユニット22が排気管20とともに収容されている。つまり、フロアトンネル10の室外側の凹部空間12には、ブレーキチューブ等とともに排気系部品が収容されており、凹部空間12が有効に活用されている。
【0019】
プレマフラーユニット22は、排気管20のさらに下流に設けられたマフラー(図示せず)とともに消音機能を発揮する装置であって、断面楕円形状をした密閉容器の内部に消音用の隔壁を形成して構成されており、楕円形状の長径方向では比較的高い剛性及び強度を有している。なお、プレマフラーユニット22は、触媒コンバータを兼ね備えたものであってもよい。
【0020】
フロアトンネル10の室外側のフロアトンネル10の両側下部には、フロントクロスメンバ6、6及びセンタクロスメンバ7、7に対応するように位置してプレマフラーユニット22を支持するためのフロア側マウントブラケット8が複数溶接されており、当該フロア側マウントブラケット8には、それぞれ車両幅方向に水平にして且つ凹部空間12側、即ちプレマフラーユニット22側に延びるようにして支持ピン(荷重伝達部材、凸状部材、ガイド手段)9が一体に設けられている。詳しくは、フロア側マウントブラケット8は、互いに対向するフロア側マウントブラケット8の支持ピン9の軸線が略同軸となるようにしてフロアパネル2に溶接されている。
【0021】
一方、プレマフラーユニット22には、上記複数のフロア側マウントブラケット8に対応するようにしてマフラー側マウントブラケット(荷重伝達部材、孔部材、ガイド手段)24が複数溶接されている。
【0022】
そして、図1、2に示すように、フロア側マウントブラケット8の支持ピン9がマフラー側マウントブラケット24を支持している。つまり、プレマフラーユニット22は、マフラー側マウントブラケット24、支持ピン9、フロア側マウントブラケット8を介して、フロントクロスメンバ6、6またはセンタクロスメンバ7、7に対応した位置でフロア1に支持されている。
【0023】
図3を参照すると、プレマフラーユニット22のフロア1への組み付け図(1箇所のみ示す)が示されており、以下、図3をも参照して、プレマフラーユニット22とフロア1との取り付け関係について詳細に説明する。
【0024】
図3に示すように、マフラー側マウントブラケット24は円錐台形状に突出しており、当該突出した頂面には円形の開口25が穿設されている。当該開口25の周縁には、中央に貫通孔29を有したラバー材(防振部材)28が当該開口25の周縁を挟むように嵌合されており、フロア側マウントブラケット8に設けられた支持ピン9は、当該ラバー材28の貫通孔29に挿通されている。つまり、プレマフラーユニット22は、実際には防振材としてのラバー材28、支持ピン9を介して、フロントクロスメンバ6、6またはセンタクロスメンバ7、7に対応した位置でフロア1に支持されている。これにより、プレマフラーユニット22がエンジン振動等により振動しても、当該振動がラバー材28の防振作用によってフロア1へ伝達することが防止される。
【0025】
なお、同図に示すように、支持ピン9の先端には当該支持ピン9の軸部及び貫通孔29よりも大径の球状部分9aが設けられており、これにより、貫通孔29に挿通された支持ピン9の抜けが防止される。
【0026】
ところで、図2に示すように、プレマフラーユニット22がフロア1へ取り付けられた状態では、ラバー材28とフロア側マウントブラケット8との間には、それぞれ所定のクリアランスdが形成されるよう構成されている。このようにラバー材28とフロア側マウントブラケット8との間に所定のクリアランスdを設けるようにすると、プレマフラーユニット22の振動がフロア1へ伝達することが防止される。特に、プレマフラーユニット22は、上述の如くラバー材28を介してフロア1に連結されているので、所定のクリアランスdに加え、ラバー材28の防振作用により、上記振動のフロア1への伝達は良好に防止されることになる。
【0027】
なお、この所定のクリアランスdは厳密なものではなく、互いに対向するフロア側マウントブラケット8、8間においてフロア側マウントブラケット8とプレマフラーユニット22との間に全体として2dなるクリアランスが存在していれば十分である。また、所定のクリアランスdは必要最小であるのがよい。実際には、所定のクリアランスdは、プレマフラーユニット22をフロア1に組み付ける際において、左右いずれか一方の支持ピン9を貫通孔29に挿通した後、干渉して他方の支持ピン9を貫通孔29に挿通できないということがない程度の寸法に設定される。
【0028】
以下、このように構成された本発明に係る車両構造の作用について説明する。
図4を参照すると、本発明に係るフロア周り構造を有した車両に対し車両側方から衝撃力を加えた場合の想定図が上記図2に対応して示されており、以下、図4に基づき、上記従来の場合(図5参照)と対比して説明する。
【0029】
車両側方から衝撃力が加わると、衝撃力はサイドシル4、フロアパネル2或いはフロントクロスメンバ6及びセンタクロスメンバ7を経てフロアトンネル10に伝達される。
【0030】
このように衝撃力がフロアトンネル10に伝達されると、本発明の車両構造では、支持ピン9が車両幅方向に水平且つ凹部空間12側に延びるようにフロア側マウントブラケット8に設けられ、プレマフラーユニット22は当該支持ピン9がラバー材28に挿通されるようにしてマフラー側マウントブラケット24に支持されてフロントクロスメンバ6、6またはセンタクロスメンバ7、7に対応した位置でフロア1に支持されているので、支持ピン9がラバー材28の貫通孔29ひいては開口25にガイドされて摺動し、フロア側マウントブラケット8がフロアトンネル10を若干変形させながら所定のクリアランスdを埋めるように移動し、さらにプレマフラーユニット22が反対側の所定のクリアランスdを埋めるように移動する。つまり、車両側方から衝撃力が加わると、フロア側マウントブラケット8とラバー材28とが当接することになる。
【0031】
そして、このようにフロア側マウントブラケット8とラバー材28とが当接すると、一対のフロントクロスメンバ6、6及びセンタクロスメンバ7、7がプレマフラーユニット22を挟んで直線的に連結して一体となり、プレマフラーユニット22はフロントクロスメンバ6やセンタクロスメンバ7の一部の如く機能することになる。
【0032】
即ち、従来であれば、図5に示したように、車両側方から衝撃力がフロアトンネル10に伝達されると、フロアトンネル110は剛性及び強度が低いために排気系部品120を外に追い出しながら屈曲変形するのであるが、本発明に係るフロア構造においては、補強材を別途設けなくてもプレマフラーユニット22が補強材として有効に機能することになり、重量やコストを大幅に増加させることなく側面衝突時におけるフロアトンネル10の剛性及び強度を確実に向上させ、フロアトンネル10の過度の屈曲変形を好適に防止することができる。
【0033】
これにより、重量やコストの大幅な増加なく簡単な構成にして車両の室内空間の圧迫を確実に抑制できることになり、側面衝突時における安全性を向上させ、乗員の保護強化を図ることができる。
【0034】
以上で本発明に係る車両構造の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、支持ピン9を備えたフロア側マウントブラケット8をフロアパネル2側に取り付け、開口25のあるマフラー側マウントブラケット24をプレマフラーユニット22側に取り付けるようにしたが、これらは逆であってもよい。つまり、支持ピン9をプレマフラーユニット22側に設け、開口25をフロアパネル2側に設けるようにしてもよい。
【0035】
また、上記実施形態では、フロア側マウントブラケット8やマフラー側マウントブラケット24をフロントクロスメンバ6、6やセンタクロスメンバ7、7に対応して設けるようにしたが、これらフロア側マウントブラケット8やマフラー側マウントブラケット24をクロスメンバのない位置に設けるようにしても本発明を良好に適用可能である。
【0036】
また、上記実施形態では、マフラー側マウントブラケット24の開口25にラバー材28を設け、プレマフラーユニット22を支持するようにしたが、ラバー材28を設けず、支持ピン9でプレマフラーユニット22を支持しない構成としても本発明の効果を十分に得ることができる。この場合には、プレマフラーユニット22を支持するため、公知の支持部材を別途設けるようにすればよい。
【0037】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の請求項1の車両構造によれば、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、フロアトンネルは剛性及び強度が低いために屈曲変形しようとするが、フロアトンネルの内部に収容された排気系部品とフロアトンネルとの間には車両側方から外力を受けたときにのみフロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結する荷重伝達部材が配設されているので、車両側方から外力を受けると、補強材を別途設けることなく排気系部品をフロアの補強材として良好に機能させるようにでき、重量やコストを大幅に増加させることなくフロアトンネルの過度の屈曲変形を防止できる。これにより、簡単な構成にして車両の室内空間の圧迫を確実に抑制でき、側面衝突時における安全性を向上させ、乗員の保護強化を図ることができる。
【0038】
一方、車両側方から外力を受けないときには、フロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結しないことになるので、排気系部品の振動(エンジン振動等)のフロアへの伝達を防止できる。
【0039】
また、請求項2の車両構造によれば、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、凸状部材が車両幅方向で孔部材により良好にガイドされるので、フロアトンネルの両側下部が確実に排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結するようにできる。
【0040】
また、請求項3の車両構造によれば、側面衝突時のように車両側方から外力を受けると、凸状部材が孔部材により良好にガイドされる一方、車両側方から外力を受けないときには、フロアトンネルの両側下部が排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結しないことに加え、防振部材の防振効果が発揮され、排気系部品の振動(エンジン振動等)のフロアへの伝達を良好に防止しながら排気系部品をフロアに支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロア周り構造を室外側から視た図である。
【図2】図1中のA−A線に沿う断面図である。
【図3】プレマフラーユニットのフロアへの組み付け状態を示す図である。
【図4】本発明に係るフロア周り構造を有した車両に対し車両側方から衝撃力を加えた場合の想定図である。
【図5】従来のフロア断面図であって、車両側方から衝撃力が加わったときのフロア周りの屈曲変形前の状態(二点鎖線)と屈曲変形後の状態(実線)とを示す図である。
【符号の説明】
1 フロア
2 フロアパネル
6 フロントクロスメンバ
7 センタクロスメンバ
8 フロア側マウントブラケット
9 支持ピン(荷重伝達部材、凸状部材、ガイド手段)
10 フロアトンネル
22 プレマフラーユニット(排気系部品)
24 マフラー側マウントブラケット(荷重伝達部材、孔部材、ガイド手段)
25 開口
28 ラバー材(防振部材)
29 貫通孔
d クリアランス
Claims (3)
- フロア背面側に開口するようフロアパネルを凹状に変形させて設けられ、車両前後方向に延びるフロアトンネルと、
前記フロアトンネルの内部に収容される排気系部品と、
前記フロアトンネルと前記排気系部品との間に配設される荷重伝達部材とを備え、
前記荷重伝達部材は、車両側方から外力を受けたときにのみ前記フロアトンネルの両側下部が前記排気系部品を介して車両幅方向で直線的に連結するよう設けられていることを特徴とする車両構造。 - 前記荷重伝達部材は、車両幅方向に延びる凸状部材と、該凸状部材を挿通可能な孔部材とからなるガイド手段を含んでなることを特徴とする、請求項1記載の車両構造。
- 前記ガイド手段は、前記凸状部材と前記孔部材とが防振部材を介して連結されていることを特徴とする、請求項2記載の車両構造。
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