JP2004057397A - 椅子のヘッドレスト装置 - Google Patents

椅子のヘッドレスト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004057397A
JP2004057397A JP2002218719A JP2002218719A JP2004057397A JP 2004057397 A JP2004057397 A JP 2004057397A JP 2002218719 A JP2002218719 A JP 2002218719A JP 2002218719 A JP2002218719 A JP 2002218719A JP 2004057397 A JP2004057397 A JP 2004057397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headrest
support rod
backrest
pillow support
pillow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002218719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4202691B2 (ja
Inventor
Naoki Numa
沼 直樹
Takeshi Nakayama
中山 健
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2002218719A priority Critical patent/JP4202691B2/ja
Publication of JP2004057397A publication Critical patent/JP2004057397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4202691B2 publication Critical patent/JP4202691B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】ヘッドレストの位置と向きとを、着座者の体型や着座姿勢に応じた最適なものに選択できるとともに、構造が簡単で、ヘッドレストを安定して強力に支持することができ、しかも容易に調節できるようにした椅子のヘッドレスト装置を提供する。
【解決手段】背凭れの上部に、ほぼ上下方向を向く枕支持杆10の下端部を、左右方向を向く軸回りに角度調節可能として枢着し、かつ枕支持杆10の上端部に、ヘッドレスト11を、左右方向を向く軸回りに角度調節可能として枢着する。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子のヘッドレスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置としては、例えば、車両用シートに広く適用されているように、背凭れの上端から上方に向かって段階的に進退し得るようにした左右1対のロッド(枕支持杆)の上端にヘッドレストを固着したもの、及び上記ロッドに対して、ヘッドレストを左右方向を向く軸回りに回動可能としたもの等が知られている。
また、家具用の椅子に適用したものとしては、例えば、特開2001−314268号公報に記載されているように、正面視上向きコ字状をなすスティ(枕支持杆)の下端部を、左右方向を向く軸回りに回動可能として背凭れに装着するとともに、スティにおける左右1対の縦杆に、ヘッドレストを高さ調節可能として装着したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来のいずれの装置でも、着座者の体型や着座姿勢によっては、着座者の頭部へのヘッドレストの当たり面が、必ずしも最適なものとなるとは限らない。
例えば、ヘッドレストを高くしたときと、低くしたときとでは、その前後位置とヘッドレストの当たり面の角度をも変更したい場合が多く、従来のものでは、その要求を満足することができないのが現状である。
【0004】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、ヘッドレストの位置と向きとを、着座者の体型や着座姿勢に応じた最適なものに選択できるとともに、構造が簡単で、ヘッドレストを安定して強力に支持することができ、しかも容易に調節できるようにした椅子のヘッドレスト装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1) 背凭れの上部に、ほぼ上下方向を向く枕支持杆の下端部を、左右方向を向く軸回りに角度調節可能として枢着し、かつ前記枕支持杆の上端部に、ヘッドレストを、左右方向を向く軸回りに角度調節可能として枢着する。
【0006】
(2) 上記(1)項において、枕支持杆を、長手方向に伸縮可能のものとする。
【0007】
(3) 上記(1)または(2)項において、背凭れと枕支持杆の下端部との間、または枕支持杆の上端部とヘッドレストとの間に、背凭れに対する枕支持杆の回動、または枕支持杆に対するヘッドレストの回動に抵抗力を付与する抵抗力付与手段を設ける。
【0008】
(4) 上記(3)項において、背凭れに対する枕支持杆の回動に抵抗力を付与する抵抗力付与手段を、枕支持杆の下端部の枢軸部分を、背凭れの上部に設けた支持部に、弾性体を挟んで左右方向に締め付けるようにした締め付け手段を有するものとする。
【0009】
(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、枕支持杆の下端部の枢軸部分と、背凭れの上部に設けた支持部との対向面のいずれか一方に凸部を、かつ他方に、前記凸部が遊嵌する凹部を設け、前記凸部と凹部との係合により、枕支持杆の回動角度を規制するようにする。
【0010】
(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、枕支持杆の下端部を、左右方向に二股に分岐し、各分岐部の先端に、左右方向を向く筒部を設け、各筒部を、背凭れの上部に設けた左右1対の支持部の側面に、左右方向を向く軸をもって枢着する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図11は、本発明の一実施形態を備える椅子を示す。
【0012】
図1〜図3に示すように、この椅子は、脚(1)によって支持された支基(2)に、座(3)と背凭れ(4)とが互いに連動して後傾し得るようにして装着されている。
【0013】
背凭れ(4)は、前方を向く水平部(6a)(6a)の前端部が支基(2)に左右方向を向く軸(5)をもって枢着された側面視L字状をなす左右1対の背凭れ支持杆(6)(6)と、この背凭れ支持杆(6)(6)における水平部(6a)(6a)の後端から起立する起立部(6b)(6b)の上端同士を連結する左右方向を向く上部フレーム(7)と、両背凭れ支持杆(6)(6)における起立部の上部と下部との4個所に取り付けられ、着座者の背を直接受けるネット材よりなる背当部材(8)とからなっている。
【0014】
なお、背凭れ(4)を、背凭れ支持杆(6)(6)と上部フレーム(7)とが、厚肉の背当部材(8)内に一体的に埋設されたものとしてもよい。
【0015】
この実施形態では、背凭れ(4)における上部フレーム(7)に、ヘッドレスト装置(9)が取り付けられている。
ヘッドレスト装置(9)は、下端部が上部フレーム(7)に左右方向を向く軸回りに角度調節可能として枢着され、かつ長手方向に伸縮可能としたほぼ上下方向を向く枕支持杆(10)の上端部に、ヘッドレスト(11)を、左右方向を向く軸回りに角度調節可能として枢着したものよりなっている。
【0016】
図4〜図8に示すように、枕支持杆(10)は、下端部が上部フレーム(7)に枢着され、ほぼ上方を向くとともに、前面(側面)に縦長方形の開口(12)が設けられた平面視ほぼ三角形状の支持筒(13)と、この支持筒(13)内に上方より摺動自在に嵌合され、かつ上端部にヘッドレスト支持部(14)が形成されるとともに、上記開口(12)に対向する面に、被係合部である左右方向を向く複数の凹溝(15)が上下多段状に設けられた昇降杆(16)と、上記開口(12)を閉塞するように支持筒(13)の前面に着脱自在に設けられ、かつ昇降杆(16)の複数の凹溝(15)に選択的に弾性係合することにより、昇降杆(16)を所望の高さに保持しうる弾性変形可能な係合部である左右方向を向く丸棒状の突条(17)を有する閉塞部材(18)とを備えている。
【0017】
支持筒(13)の下端部は、左右方向に逆V字状の二股状をなして分岐し、両分岐部(19)(19)の下端部には、左右方向を向く筒部(20)(20)がそれぞれ設けられている。
【0018】
各筒部(20)は、上部フレーム(7)に止めねじ(21)をもって固着された左右1対の支持部材(支持部)(22)(22)の内側面に、左右方向を向く軸(23)をもって枢着されている。
【0019】
図4に示すように、この軸(23)は、拡径鍔部(24)の両側に、雄ねじ部(25)(26)を有し、かつ長い方の雄ねじ部(26)の基部の外周面にスパナ掛け用の1対の平削面(27)が形成された鍔付ボルトにより形成されている。
【0020】
一方の雄ねじ部(25)は、支持部材(22)を貫通して、その先端部に螺合する袋ナット(28)を締付けることにより、支持部材(22)に、他方の雄ねじ部(26)が互いに内方を向くようにして、固着されている。
【0021】
他方の雄ねじ部(26)には、左右の筒部(20)の内面における中間部に設けられた内向き鍔部(29)の中央孔(30)が挿通されるとともに、拡径鍔部(24)と内向き鍔部(29)との間、及び内向き鍔部(29)と、雄ねじ部(26)に螺合した締め付け手段をなす袋ナット(31)との間に、弾性体である1個または複数個の皿ばね(32)と1個または複数個の摩擦板(33)とからなる抵抗力付与手段(34)をそれぞれ介在させて、袋ナット(31)を締め付けることにより、支持筒(13)の軸(23)まわりの回動に所要の抵抗力を付与しうるようになっている。この抵抗力は、袋ナット(31)の締め付け量を調節することにより、調節することができる。
【0022】
なお、図4に示す例では、筒部(20)の内向き鍔部(29)より外側の抵抗力付与手段(34)は、1個の皿ばね(32)と3個の摩擦板(33)とからなるものとし、また、内向き鍔部(29)より内側の抵抗力付与手段(34)は、2個の皿ばね(32)と2個の摩擦板(33)とからなるものとしてある。
【0023】
各支持部材(22)の内側面における偏心部には、軸(23)と平行に突出する側面視円弧状の凸部(35)が一体的に形成されており、それに対向する筒部(20)の外端面には、円周方向の長さを凸部(35)の同方向の長さより大とした円弧状の凹部(36)が設けられ、凹部(36)に凸部(35)を嵌合することにより、支持筒(13)における軸(23)まわりの回動角度を、所要の範囲に規制しうるようにしてある。
【0024】
なお、凸部(35)を筒部(20)側に設け、かつ凹部(36)を支持部材(22)側に設けてもよい。
【0025】
図5〜図8に示すように、支持筒(13)の横断面形状は、後部中央に、前方に向かって90°の挾角をもって平面視V字状に拡開する頂角部を配設した直角二等辺三角形状とし、それに対向する昇降杆(16)の後面を、支持筒(13)の後部の前面にほぼ補形をなす形状とすることにより、昇降杆(16)が支持筒(13)内を、ねじれが生じることなく、常に円滑に上下動しうるようにしてある。
【0026】
支持筒(13)における後部中央の前面には、下端から上端よりやや下方の位置まで至る上下方向を向く溝条(37)が設けられており、それに対応する昇降杆(16)の下端後部には、常時は上記溝条(37)内に嵌合し、昇降杆(16)を予め定めた位置まで上昇させたとき、溝条(37)の上端に係合して、昇降杆(16)のそれ以上の上昇を阻止するようにした外向きの係合爪(38)が設けられている。
【0027】
この係合爪(38)を、昇降杆(16)の内方に向けて弾性変形可能なように、昇降杆(16)と一体的に形成することにより、これを内方に弾性変形させて、昇降杆(16)を支持筒(13)から上方に抜き出したり、または逆に差し込んだりすることができる。
【0028】
昇降杆(16)を支持筒(13)から抜き出す際には、開口(12)から閉塞部材(18)を外し、開口(12)に指を挿入して、溝条(37)の上端に係合している係合爪を、内方に弾性撓曲させて、容易に係合を解除させることができる。
【0029】
閉塞部材(18)は、縦長の方形板状をなし、その下端部を、支持筒(13)の前面における開口(12)の下縁部の内側に挿入し、かつ上端部に設けたボス部(39)を、支持筒(13)の前面における開口(12)の上部に突設した突軸(40)に嵌合し、かつ突軸(40)の前端に止着した止めねじ(41)の頭部(41a)で、ボス部(39)を突軸(40)から抜け止めし、さらに、中位部の両側より後方に向けて延設した左右1対の外向き係止爪(42)を、支持筒(13)における開口(12)の中位部両側面に設けた係合溝(43)に嵌合係止することにより、支持筒(13)の前面に、開口(12)を閉塞するようにして取り付けられている。
【0030】
閉塞部材(18)の中央部には、上下方向を向く互いに平行な2条のスリット(44)(44)が設けられ、両スリット(44)(44)間に可撓片(45)が形成されている。
【0031】
可撓片(45)の上端部には、薄肉とした易撓曲片(46)が設けられ、その直下の可撓片(45)の上部後面に、上述の横向き丸棒状の突条(17)が後方に向かって突出するようにして設けられている。
【0032】
この可撓片(45)が前方に弾性撓曲することにより、突条(17)が、昇降杆(16)の複数の凹溝(15)に選択的に弾性係合して、昇降杆(16)を段階的な所望の高さに保持することができるのである。
【0033】
図5及び図9〜図11に示すように、昇降杆(16)の上端部は、弾性を有する合成樹脂材料により、左右方向に開きかつ前方を向く二股V字状に形成し、各分岐部(47)の前端には、短寸の横向き軸部(48)と、その前面中央に突設した有頭軸(49)とからなるヘッドレスト支持部(14)がそれぞれ形成されている。
【0034】
横向き軸部(48)の前面は、前方に向かって突出する側面視凸形円弧状の枕受け面(48a)をなしている。
【0035】
有頭軸(49)は、この枕受け面(48a)の法線の方向を向くようにして突設された軸部(49a)と、その前端に設けられた円板状の拡幅頭部(49b)と、この拡幅頭部(49b)の左右両側部の後面に設けられた半球状、または左右方向を向く半円柱状の突起(49c)とを備えている。なお、この例では、拡幅頭部(49b)は円板状としてあるが、左右方向に長い方形板状またはその他の形状としてもよい。
【0036】
ヘッドレスト(11)は、ほぼ倒立二等辺三角形状の後部シェル(50)の前面に、クッション材(51)と表装材(52)とを前面に張着したほぼ同形の前部シェル(53)を、着脱自在に取り付けたものよりなり、後部シェル(50)の後面には、枕受け面(48a)とほぼ同一曲率の側面視凹型円弧状の左右1対の嵌合面(54)(54)と、各嵌合面(54)内において有頭軸(49)の軸部(49a)が挿通しうるようにした上下方向を向く左右1対の長孔(55)と、各長孔(55)の対向縁の中間部(または上下の端部)に、狭幅部(56)を介して、互いに内方を向くように連設された拡大孔(57)とが設けられている。
【0037】
左右の長孔(55)(55)間の間隔は、外力を加えないときの左右の有頭軸(49)(49)間の間隔と同一とし、また各拡大孔(57)の位置と大きさとは、昇降杆(16)の上端部における左右の分岐部(47)(47)を互いに内方へ向かって弾性撓曲させることにより、左右の有頭軸(49)の拡幅頭部(49b)を、対応する拡大孔(57)に同時に、または1個を先に挿入して、その軸部(49a)を狭幅部(56)を通じて長孔(55)内に位置させた後、他方を挿入するように、順次に挿入しうるような関係としてある。
【0038】
したがって、左右の拡大孔(57)(57)を利用して、左右の有頭軸(49)(49)の軸部(49a)(49a)を、その前端の拡幅頭部(49b)(49b)が後部シェル(50)の前方に位置するようにして、後部シェル(50)の左右の長孔(55)(55)内に嵌合し、かつ左右の後部シェル(50)の左右の嵌合面(54)(54)を、左右の枕受け面(48a)(48a)に嵌合して、後部シェル(50)及びそれと一体のヘッドレスト(11)全体を、昇降杆(16)の上端部のヘッドレスト支持部(14)に、横向き軸部(48)(48)を中心として上下方向に首振り可能として簡単に装着することができる。
【0039】
有頭軸(49)の拡幅頭部(49b)の両側部と、後部シェル(50)の前面との間には、枕受け面(48a)とほぼ同一の曲率中心の円弧状をなし、かつ上下の端部が、後部シェル(50)の前面に突設した上下の突片(58)(59)の内側に係止され、中間部が前後方向に弾性撓曲しうるようにした合成樹脂製の板ばね材(60)が配設されている。
【0040】
板ばね材(60)は、正面視縦長方形をなし、中央には、上端が開口するとともに、有頭軸(49)の軸部(49a)が挿通するようにした上下方向を向くスリット(61)が形成されている。
【0041】
板ばね材(60)におけるスリット(61)の両側方の前面には、有頭軸(49)における拡幅頭部(49b)の後面両側部に設けられた突起(49c)が選択的に弾性係合しうるようにした複数の左右方向を向く凹条(凹部)(62)が、上下方向にわずかの間隔をもって連続して設けられ、板ばね材(60)の前面は、図11に示すように、上下方向に連続する側面視波形面となっている。
【0042】
この波形面に、有頭軸(49)における各突起(49c)が圧接することにより、ヘッドレスト(11)を横向き軸(48)を中心として上下方向に回動させる際に、各突起(49c)が上下に隣接する凹条(62)に一段ずつ歩進的に弾性係合し、ヘッドレスト(11)の回動操作に節度感のある抵抗力を付与することができる。
【0043】
すなわち、この例では、有頭軸(49)における突起(49c)と板ばね材(60)とにより、枕支持杆(10)に対するヘッドレスト(11)の回動に抵抗力を付与する抵抗力付与手段が形成されている。
【0044】
この実施形態によると、解除レバー等を操作することなく、枕支持杆(10)を前後方向に起倒させたり、ヘッドレスト(11)を枕支持杆(10)に対して回動させたりして、ヘッドレスト(11)の位置と向きとを、着座者の体型や着座姿勢に応じて、適時に簡単に最適な状態にすることができる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、枕支持杆を背凭れに対して前後方向に回動しうるとともに、ヘッドレストを枕支持杆の上端部に対して左右方向を向く軸回りに回動できるので、ヘッドレストの位置、特に前後位置と、向きとを、着座者の体型や着座姿勢に応じた最適なものに選択することができる。
【0046】
請求項2記載の発明によると、さらに、ヘッドレストの上下位置をも自由に選択できるので、ヘッドレストの調節可能範囲が増す。
【0047】
請求項3記載の発明によると、抵抗力付与手段により、枕支持杆を背凭れに保持したり、またはヘッドレストを枕支持杆に保持したりすることができ、その抵抗力付与手段の抵抗力に抗して、枕支持杆を背凭れに対して回動させたり、またはヘッドレストを枕支持杆に対して回動させたりすることができるので、それらの角度調節作業を容易に行うことができる。
【0048】
請求項4記載の発明によると、背凭れに対する枕支持杆の回動に抵抗力を付与する抵抗力付与手段を、簡単な構造のものとすることができるとともに、枕支持杆の角度調節を容易に行うことができる。
【0049】
請求項5記載の発明によると、簡単な構造で、背凭れに対する枕支持杆の回動角度を規制することができる。
【0050】
請求項6記載の発明によると、枕支持杆、ひいてはヘッドレストを、安定して強力に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を備える椅子の正面図である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】同じく、平面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う横断平面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う拡大縦断側面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿う縦断正面図である。
【図9】図5のIX−IX線に沿う横断平面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う縦断正面図である。
【図11】図9のXI−XI線に沿う縦断側面図である。
【符号の説明】
(1)脚
(2)支基
(3)座
(4)背凭れ
(5)軸
(6)支持杆
(6a)水平部
(6b)起立部
(7)上部フレーム
(8)背当部材
(9)ヘッドレスト装置
(10)枕支持杆
(11)ヘッドレスト
(12)開口
(13)支持筒
(14)ヘッドレスト支持部
(15)凹溝(被係合部)
(16)昇降杆
(17)突条(係合部)
(18)閉塞部材
(19)分岐部
(20)筒部
(21)止めねじ
(22)支持部材(支持部)
(23)軸
(24)拡径鍔部
(25)(26)雄ねじ部
(27)平削面
(28)袋ナット
(29)内向き鍔部
(30)中央孔
(31)袋ナット(締め付け手段)
(32)皿ばね
(33)摩擦板
(34)抵抗力付与手段
(35)凸部
(36)凹部
(37)溝条
(38)係合爪
(39)ボス部
(40)突軸
(41)止めねじ
(41a)頭部
(42)外向き係止爪
(43)係合溝
(44)スリット
(45)可撓片
(46)易撓曲片
(47)分岐部
(48)横向き軸部
(48a)枕受け面
(49)有頭軸
(49a)軸部
(49b)拡幅頭部
(49c)突起
(50)後部シェル
(51)クッション材
(52)表装材
(53)前部シェル
(54)嵌合面
(55)長孔
(56)狭幅部
(57)拡大孔
(58)(59)突片
(60)板ばね材
(61)スリット
(62)凹条(凹部)

Claims (6)

  1. 背凭れの上部に、ほぼ上下方向を向く枕支持杆の下端部を、左右方向を向く軸回りに角度調節可能として枢着し、かつ前記枕支持杆の上端部に、ヘッドレストを、左右方向を向く軸回りに角度調節可能として枢着したことを特徴とする椅子のヘッドレスト装置。
  2. 枕支持杆を、長手方向に伸縮可能のものとした請求項1記載の椅子のヘッドレスト装置。
  3. 背凭れと枕支持杆の下端部との間、または枕支持杆の上端部とヘッドレストとの間に、背凭れに対する枕支持杆の回動、または枕支持杆に対するヘッドレストの回動に抵抗力を付与する抵抗力付与手段を設けた請求項1記または2記載の椅子のヘッドレスト装置。
  4. 背凭れに対する枕支持杆の回動に抵抗力を付与する抵抗力付与手段が、枕支持杆の下端部の枢軸部分を、背凭れの上部に設けた支持部に、弾性体を挟んで左右方向に締め付けるようにした締め付け手段を有するものである請求項3載の椅子のヘッドレスト装置。
  5. 枕支持杆の下端部の枢軸部分と、背凭れの上部に設けた支持部との対向面のいずれか一方に凸部を、かつ他方に、前記凸部が遊嵌する凹部を設け、前記凸部と凹部との係合により、枕支持杆の回動角度を規制するようにした請求項1〜4のいずれかに記載の椅子のヘッドレスト装置。
  6. 枕支持杆の下端部を、左右方向に二股に分岐し、各分岐部の先端に、左右方向を向く筒部を設け、各筒部を、背凭れの上部に設けた左右1対の支持部の側面に、左右方向を向く軸をもって枢着した請求項1〜5のいずれかに記載の椅子のヘッドレスト装置。
JP2002218719A 2002-07-26 2002-07-26 椅子のヘッドレスト装置 Expired - Fee Related JP4202691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002218719A JP4202691B2 (ja) 2002-07-26 2002-07-26 椅子のヘッドレスト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002218719A JP4202691B2 (ja) 2002-07-26 2002-07-26 椅子のヘッドレスト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004057397A true JP2004057397A (ja) 2004-02-26
JP4202691B2 JP4202691B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=31939832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002218719A Expired - Fee Related JP4202691B2 (ja) 2002-07-26 2002-07-26 椅子のヘッドレスト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4202691B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101103560B1 (ko) * 2009-09-10 2012-01-11 (주)제일씨텍 각도 조절이 가능한 헤드레스트 장치
CN109330818A (zh) * 2018-12-07 2019-02-15 青岛大学附属医院 一种神经内科用的缓解神经痛的按摩椅
CN109588897A (zh) * 2019-01-28 2019-04-09 电子科技大学 一种旋转式电动圆床

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101103560B1 (ko) * 2009-09-10 2012-01-11 (주)제일씨텍 각도 조절이 가능한 헤드레스트 장치
CN109330818A (zh) * 2018-12-07 2019-02-15 青岛大学附属医院 一种神经内科用的缓解神经痛的按摩椅
CN109588897A (zh) * 2019-01-28 2019-04-09 电子科技大学 一种旋转式电动圆床
CN109588897B (zh) * 2019-01-28 2024-01-30 电子科技大学 一种旋转式电动圆床

Also Published As

Publication number Publication date
JP4202691B2 (ja) 2008-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7909402B2 (en) Back support for a seat
US9521908B1 (en) Head rest for chair
JP2019063227A (ja) 椅子の構造物の回動構造
KR20120058011A (ko) 가변형 헤드레스트
JP4718975B2 (ja) 椅子のヘッドレスト装置
JP4823548B2 (ja) 椅子の背凭れ装置
JP2004057397A (ja) 椅子のヘッドレスト装置
JPH10179314A (ja) 椅子における背もたれの支持構造
JP3585013B2 (ja) 椅子における背もたれの支持構造
JP4704892B2 (ja) 椅子のヘッドレスト装置
JP4149758B2 (ja) 椅子のヘッドレスト装置
JP4261001B2 (ja) 椅子
JP2004057399A (ja) 椅子のヘッドレスト装置
JP2004057400A (ja) 椅子のヘッドレスト装置
JP4445244B2 (ja) 背凭れ傾動装置
JP6078290B2 (ja) 椅子
JP4209729B2 (ja) 椅子のヘッドレスト装置
JP7295627B2 (ja) 椅子
JP4181348B2 (ja) 椅子の肘フレーム取付構造
JPH1071043A (ja) 椅子座部の傾動調整機構
KR200342421Y1 (ko) 의자용 헤드레스트의 각도조절장치
JP4625402B2 (ja) 椅子のヘッドレスト装置
JP4718974B2 (ja) 椅子のヘッドレスト装置
KR200426287Y1 (ko) 의자용 헤드레스트
JP5284339B2 (ja) 椅子のヘッドレスト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081007

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4202691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees