JP2004055996A - 電子部品の接続方法および接続装置、並びに電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電子部品の接続方法および接続装置、並びに電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ドライバIC等の電子部品をACF等の加圧導電性の樹脂材を介して接続する場合に、電子部品への加熱を抑制すること。
【解決手段】上下の加圧ヘッド4,5により、液晶表示パネル1のドライバIC2と下ガラス基板3aとをACF13を所定圧力を以って挟みこむ。上側の加圧ヘッド5には、ホーン6、超音波発生源7が設けられており、当該加圧ヘッド5に超音波を加えることで、ACFを加熱する。ACF13は、加熱されることで軟化し、下ガラス基板3aとドライバIC2とを接着する。また、加圧により樹脂内の金属粒子が接触して上下導通し、ドライバIC2が下ガラス基板3aの電極パターンと電気的に接続する。これにより、ドライバIC2を下ガラス基板3aの電極パターン上に最小限の加熱によって実装できる。
【選択図】      図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液晶テレビ、パーソナルコンピュータ、携帯電話機等に適用され、ドライバIC等の電子部品をACF等の加圧導電性の樹脂材を介して接続する場合に、電子部品への加熱を抑制できる電子部品の接続方法および接続装置、並びに電気光学装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、液晶表示装置のガラス基板上に直接ドライバICを実装するCOG(Chip On Glass)と呼ばれる技術が知られている。このCOG実装においては、回路基板上にACF(異方性導電フィルム:Anisotoropic Conductive Film)を接着し、このACF上にドライバICを載せて仮圧着する。ACFは、絶縁性のエポキシ系熱硬化型樹脂の内部に2μm程度の多数の金属粒子を混入したものである。
【0003】
続いて、回路基板およびドライバICと共にドライバ実装領域を加熱すると共に、回路基板とドライバICとを加圧し、最初の100℃程度の範囲でACFを軟化させ、引き続き200℃程度まで温度を上昇させることで硬化させる。これにより、回路基板とドライバICとが接着固定される。このとき、ACFはドライバICを圧着する際に所定圧力により加圧されることで、樹脂内の金属粒子が互いに接触しドライバICと回路基板との間が導通状態になる。また、ACFを介在した電子部品の接続は液晶表示装置に限らず、その他の電子機器においても用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ACFによる圧着を行う場合、ドライバICの実装領域をある程度加熱する必要がある。このため、ドライバICに損傷等の不具合が生じ易くなるという問題点がある。
【0005】
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ドライバIC等の電子部品をACF等の加圧導電性の樹脂材を介して接続する場合に、電子部品への加熱を抑制できる電子部品の接続方法および接続装置、並びに電気光学装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明による電子部品の接続方法は、第1の電子部品と第2の電子部品との間に接着用樹脂材を介在させ、この接着用樹脂材を加圧すると共に当該接着用樹脂材に超音波を加えることを特徴とする。
【0007】
超音波エネルギーが接着用樹脂材に加わることで接着用樹脂材が発熱軟化する。この接着用樹脂材により基板と電子部品とが接着固定されると共に、前記接着用樹脂材が導電性を有する場合は電子部品同士が電気的に接続する。更に、接着用樹脂材が加圧導電性を有する場合は、第1の電子部品と第2の電子部品を接続用樹脂材を挟んで加圧することで両者が電気的に導通する。接続対象となる電子部品は、上記回路基板やIC等に限定されない。また、接着用樹脂材の典型例は、ACF(Anisotoropic Conductive Film)、ACP(Anisotoropic Conductive Paste)、NCF(No Conductive Film)、NCP(No Conductive Paste)である。これにより、電子部品全体を加熱することなく、電子部品同士を固定すると共に電気的な接続を図ることができるので、加熱による部品損傷等の不具合を回避できる。
【0008】
つぎの発明による電子部品の接続方法は、回路基板と電子部品との間に接着用樹脂材を介在させる工程と、前記回路基板と前記電子部品を超音波発生装置のヘッドの間に挟み、記回路基板および前記電子部品を加圧すると共に当該ヘッドから超音波を与える工程とを含むことを特徴とする。
【0009】
回路基板と電子部品との間に接着用樹脂材を介在した状態で、ヘッドから超音波を加えると、接着用樹脂材に超音波エネルギーが加わり発熱する。これにより、電子部品全体を加熱することなく、回路基板に対して電子部品を実装できるので、加熱による部品損傷等の不具合を回避できる。また、前記接着用樹脂材が導電性を有する場合は回路基板と電子部品が電気的に接続する。更に、接着用樹脂材が加圧導電性を有する場合は、回路基板と電子部品の間に接続用樹脂材を挟んで加圧することで両者が電気的に導通する。
【0010】
つぎの発明による電子部品の接続方法は、前記接着用樹脂材は、前記回路基板と電子部品との間に接着状態で介在させられることを特徴とする。接着状態で介在させることで、回路基板と電子部品とを取り扱うときのハンドリング性が向上する。このため、電子部品の接続を容易にできる。
【0011】
つぎの発明による電子部品の接続方法は、前記回路基板と前記電子部品との間に前記接着用樹脂材を介在させる前記工程の後に、前記回路基板と前記電子部品を超音波発生装置のヘッドの間に挟み、記回路基板および前記電子部品を加圧すると共に当該ヘッドから超音波を与える工程を行うことを特徴とする。
【0012】
つぎの発明による電子部品の接続方法は、回路基板と電子部品との間に接着用樹脂材を介在させる工程と、前記接着用樹脂を前記回路基板または電子部品の一方に仮固定する工程と、前記回路基板と前記電子部品を超音波発生装置のヘッドの間に挟み、前記回路基板および前記電子部品を加圧すると共に当該ヘッドから超音波を与える工程とを含むことを特徴とする。
【0013】
電子部品または回路基板の一方に接着用樹脂材を仮固定することで、仮固定していない電子部品または回路基板との間で超音波摩擦を生じさせることができる。これにより、接着用樹脂材が摩擦熱により加熱されて軟化し、回路基板と電子部品とを接合する。これにより、電子部品全体を加熱することなく、回路基板に対して電子部品を実装し、加熱による部品損傷等の不具合を回避できる。なお、前記仮固定は、回路基板または電子部品に対して仮接着する等の方法が考えられる。また、前記接着用樹脂材が導電性を有する場合は回路基板と電子部品が電気的に接続する。更に、接着用樹脂材が加圧導電性を有する場合は、回路基板と電子部品の間に接続用樹脂材を挟んで加圧することで両者が電気的に導通する。
【0014】
つぎの発明による電子部品の接続方法は、回路基板とIC等の電子部品との間に接着用樹脂材を介在させる工程と、前記回路基板および前記電子部品と前記接着用樹脂材との間に超音波振動を与えると共に前記回路基板と前記電子部品を加圧する工程とを含むことを特徴とする。
【0015】
例えば接着用樹脂材に超音波振動を与えて、回路基板との間で超音波摩擦を生じさせ、この摩擦熱により接着用樹脂材を軟化させ、電子部品と回路基板とを接合する。これにより、電子部品全体を加熱することなく、回路基板に対して電子部品を実装し、加熱による部品損傷等の不具合を回避できる。なお、前記接着用樹脂材が導電性を有する場合は回路基板と電子部品が電気的に接続する。更に、接着用樹脂材が加圧導電性を有する場合は、回路基板と電子部品の間に接続用樹脂材を挟んで加圧することで両者が電気的に導通する。
【0016】
つぎの発明による電子部品の接続装置は、それらの間に接着用樹脂材を介在させる電子部品および回路基板を加圧するヘッドと、超音波を発生しその発生した超音波により前記ヘッドを振動させる超音波発生源とを備えたことを特徴とする。
【0017】
ヘッドにより回路基板と電子部品とを挟み、その状態で超音波を加えることで、これらの間に介在している接着用樹脂材が加熱される。これにより、回路基板と電子部品とが接合する。この接続装置によれば、電子部品全体を加熱することなく、回路基板に対して電子部品を実装して、加熱による部品損傷等の不具合を回避できる。また、前記接着用樹脂材が導電性を有する場合は回路基板と電子部品が電気的に接続する。更に、接着用樹脂材が加圧導電性を有する場合は、回路基板と電子部品の間に接続用樹脂材を挟んで加圧することで両者が電気的に導通する。
【0018】
つぎの発明による電子部品の接続装置では、上記構成において、ヘッドにより回路基板と電子部品を押圧している部分以外を支持する支持部をさらに備えるようにするのが好ましい。
【0019】
接着用樹脂材を間に介在した電子部品および回路基板を前記ヘッドとの間で挟む第2のヘッドを更に備えたことを特徴とする。更に、前記第2のヘッドは前記超音波発生源からの超音波によって振動させられていることを特徴とする。つぎの発明による電気光学装置の製造方法は、上記いずれか一つに記載の電子部品の接続方法を用いることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この発明の実施の形態の構成要件には、いわゆる当業者により置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に係るドライバIC実装装置を示す斜視図である。図2は、実装部位を拡大した側面図である。図3は、加圧ヘッドと液晶表示装置の位置関係を示す平面図である。同図に示すドライバIC実装装置100は、液晶表示パネル1のドライバIC2をガラス基板3ごと挟み込む上下一対の加圧ヘッド4,5と、上側の加圧ヘッド5に取り付けたホーン6と、ホーン6に設けた超音波発生源7と、液晶表示パネル1を支持する支持台8とを有している。
【0022】
上側の加圧ヘッド5は、油圧シリンダー9又はサーボモータ制御の直動装置により上下に昇降動作を行う。下側の加圧ヘッド4は固定されており、その上面4aは支持台8の支持面8aと略面一になる。また、支持台8には、液晶表示パネル1を押さえることで仮固定する固定ブロック10が上方に配置されており、この固定ブロック10は油圧シリンダー11により昇降動作を行う。また、ホーン6および超音波発生源7は、上側の加圧ヘッド5に固定されており(図示省略)、当該加圧ヘッド5と共に昇降する。また、下側の加圧ヘッド4にホーン6および超音波発生源7を取り付けても良い。なお、液晶表示パネル1は、上ガラス基板および下ガラス基板の間に液晶を封入し、上下ガラス面に偏光板を設けた構成である(詳細は図示省略)。
【0023】
次に、液晶表示パネル1の下ガラス基板3aには、ドライバIC2の実装領域12が設けられており、当該下ガラス基板3aの表面にはITO(Indium Thin Oxide)膜からなる複数の電極パターンが形成されている(図示省略)。OLB(Outer Lead Bonding)工程では、この電極パターン上にACFシート13を載せ、更にドライバIC2を位置合わせしながら当該ACF13上に載せ、この状態でドライバIC2を仮圧着する。
【0024】
次に、液晶表示パネル1を支持台8に載せ、固定ブロック10により保持する。この状態で図3に示すように、下側の加圧ヘッド4の上面4aにドライバIC2の実装領域12が位置する。固定ブロック10の保持圧力は、その圧力によりガラス基板3が損傷しない程度に制御する。続いて、上側の加圧ヘッド5を降ろし、図2に示すように、上下の加圧ヘッド4,5により下ガラス基板3a、ACF13、ドライバIC2を挟み込む。
【0025】
この状態で、超音波発生源7により所定周波数の超音波を発生し、ホーン6により共鳴させることで上側の加圧ヘッド5を加振する。また、加圧ヘッド5は、所定圧力により下ガラス基板3a、ACF13、ドライバIC2を挟み込む。具体的には、ACF13内の金属粒子同士が接触する圧力を持って挟み込むようにする。液晶表示パネル1に超音波を加えると、超音波の作用によりACF13が加熱される。ACF13は、加熱されることで軟化し、下ガラス基板3aとドライバIC2とを接着する。また、加圧により樹脂内の金属粒子が接触し、上下導通する。これにより、ドライバIC2が下ガラス基板3aの電極パターンと電気的に接続する。
【0026】
以上のようにすれば、ドライバIC2を下ガラス基板3aの電極パターン上に最小限の加熱により実装が可能になる。また、上記実施の形態1では、接続対象を下ガラス基板3aの電極パターンとドライバIC2としたが、これに限定されない。例えば、回路基板に対する半導体チップの接合などにも適用できる。更に、ACF13の代わりに、ACPを用いることもできる。
【0027】
(実施の形態2)
図4は、この発明の実施の形態2に係るドライバIC実装装置を示す説明図である。このドライバIC実装装置200では、上記実施の形態1のドライバIC実装装置100の上側の加圧ヘッド5に、ドライバIC2を入れ込む凹部201が設けられている点が異なる。その他の装置構成は実施の形態1と同様であるため説明を省略する。この加圧ヘッド5の凹部201にドライバIC2を遊嵌し、上側の加圧ヘッド5に超音波振動を加える。一方、ドライバIC2は、AFC13に対して貼り付けられておらず、この加圧ヘッド5により位置決めされて当該ACF13上に載っているだけである。
【0028】
加圧ヘッド5に超音波を加えると、ドライバIC2が凹部201に嵌め込まれているので、当該ドライバIC2とACF13との間に相対移動が生じ、このときの摩擦熱によりACF13が加熱される。ACF13は、加熱されることで軟化し、下ガラス基板3aとドライバIC2とを接着する。また、加圧ヘッド4,5による加圧により樹脂内の金属粒子が接触し、上下導通する。これにより、ドライバIC2が下ガラス基板3aの電極パターンと電気的に接続する。このようにすれば、ドライバIC2を下ガラス基板3aの電極パターン上に最小限の加熱により実装が可能になる。なお、上記凹部201を省略し、下ガラス基板3aにドライバIC2を仮接着することで、ドライバIC2を保持するようにしても良い。
【0029】
(実施の形態3)
図5は、この発明の実施の形態3に係るドライバIC実装装置を示す説明図である。このドライバIC実装装置300は、ACFシート301の一端部301aをホーン6により保持し、他端部301bをスプリング302により保持した構成である。ホーン6先端にはクランプ装置303が設けられており、ACFシート301の一端部301aを保持している。一方、反対側の他端部301bは、スプリング302に設けたクランプ装置304により、ACFシート301の他端部301bを保持している。ACFシート301は、スプリング302の引張力が加わっている。また、ACFシート302は、下側の加圧ヘッド4上の下ガラス基板3aと、上側の加圧ヘッド5のドライバIC2との間に介在している。加圧ヘッド4,5は、所定圧力により、下ガラス基板3a、ACF301、ドライバIC2を挟んでいる。
【0030】
この状態でホーン6の超音波発生源7を駆動し、ACF301に超音波振動を加えると、ACF301としたガラス基板3a、およびACF301とドライバIC2との間の摩擦熱により当該ACF13が加熱される。ACF13は、加熱されることで軟化し、下ガラス基板3aとドライバIC2とを接着する。また、加圧ヘッド4,5による加圧により樹脂内の金属粒子が接触し、上下導通する。これにより、ドライバIC2が下ガラス基板3aの電極パターンと電気的に接続する。このようにすれば、ドライバIC2を下ガラス基板3aの電極パターン上に最小限の加熱により実装が可能になる。
【0031】
(実施の形態4)
図6は、この発明の実施の形態4に係る電子部品の実装形態を示す平面図である。用いる装置は、上記実施の形態1に記載のドライバIC実装装置をドライバICのみならず、この他の電子部品の実装に適用できるようにしたもので、具体的な構成は略同一である。この装置では、加圧ヘッド4,5(加圧ヘッド5は図示省略、図1参照)の間に液晶表示パネル350の下ガラス基板351の端部と、ACF352と、FPC353とを重ね合わせて挟み込む。なお、下ガラス基板351には、ドライバIC354が実装されている。この状態で加圧ヘッド5に超音波を印加すると、この超音波の作用によりACF352が加熱されて軟化し、下ガラス基板351とFPC353とが接着する。また、加圧により樹脂内の金属粒子が接触し、上下導通する。これにより、FPC353の電極パターン353aと下ガラス基板351の電極パターン351aとが電気的に接続する。
【0032】
図7は、この発明の実施の形態4に係る電子部品の別の実装形態を示す平面図である。上記同様の装置を用い、その加圧ヘッド4,5の間に回路基板360、ACF361、FPC362を重ね合わせて挟み込む。なお、FPC362上には、ドライバIC363が実装されている。この状態で加圧ヘッド5に超音波を印加すると、この超音波の作用によりACF361が加熱されて軟化し、回路基板360とFPC362とが接着する。また、加圧により樹脂内の金属粒子が接触し、上下導通する。これにより、FPC362の電極パターン362aと回路基板360の電極パターン360aとが電気的に接続する。
【0033】
(実施の形態5)
図8は、この発明の実施の形態5に係る電子機器である携帯電話機を示す斜視図である。この携帯電話機400は、上記実施の形態1〜4の実装工程を経て製造した液晶表示パネル1と、この液晶表示パネル1および電子回路401を収納する筐体402と、マイク403およびスピーカー404とを備えている。携帯電話機400では、電子回路401の信号データ等を液晶表示パネル1のドライバIC2に送り、ドライバIC2は取得したデータに基づいて液晶表示パネル1を駆動制御する。
【0034】
また、上記実施の形態1〜4に示す液晶表示パネル1は、携帯電話機のほか、液晶テレビ、カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、券売機、腕時計等にも適用できる。また、上記実施の形態では、液晶表示パネル1のドライバIC2の実装を例に挙げたが、この他の半導体素子の場合にも適用できる。例えばSOG(System On Glass)の表示装置に用いる半導体素子等にも有用である。
【0035】
なお、上記電気光学装置としては、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置、電気泳動ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、電界放出ディスプレイ装置(フィールドエミッションディスプレイ装置)、LED表示装置(ライトエミッティングダイオードディスプレイ装置)等にも適用可能である。
【0036】
なお、上記接続は、電子部品同士または電子部品と回路基板とが電気的に接続される場合以外に、単にこれらを接着する場合にも適用できる。例えば、NCP(No n Conductive Paste),NCF(No Conductive Film)接続方式を用いて、電子部品同士、または電子部品および回路基板の上下間の接続端子を直接圧接させその圧接状態のままで接着用樹脂材により電子部品同士、または電子部品および回路基板を固定する構造を採るようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の電子部品の接続方法および接続装置、並びに電気光学装置の製造方法によれば、電子部品全体を加熱することなく、電子部品同士を固定すると共に電気的な接続を図ることができるので、加熱による部品損傷等の不具合を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るドライバIC実装装置を示す斜視図である。
【図2】実装部位を拡大した側面図である。
【図3】加圧ヘッドと液晶表示装置の位置関係を示す平面図である。
【図4】この発明の実施の形態2に係るドライバIC実装装置を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態3に係るドライバIC実装装置を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態4に係る電子部品の実装形態を示す平面図である。
【図7】この発明の実施の形態4に係る電子部品の別の実装形態を示す平面図である。
【図8】この発明の実施の形態5に係る電子機器である携帯電話機を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 ドライバIC実装装置
1 液晶表示パネル
2 ドライバIC
3 ガラス基板
4,5 加圧ヘッド
6 ホーン
7 超音波発生源
8 支持台
10 固定ブロック
13 ACF

Claims (11)

  1. 第1の電子部品と第2の電子部品との間に接着用樹脂材を介在させ、この接着用樹脂材を加圧すると共に当該接着用樹脂材に超音波を加えることを特徴とする電子部品の接続方法。
  2. 回路基板と電子部品との間に接着用樹脂材を介在させる工程と、
    前記回路基板と前記電子部品を超音波発生装置のヘッドの間に挟み、記回路基板および前記電子部品を加圧すると共に当該ヘッドから超音波を与える工程と、を含むことを特徴とする電子部品の接続方法。
  3. 前記接着用樹脂材は、前記回路基板と電子部品との間に接着状態で介在させられることを特徴とする請求項2に記載の電子部品の接続方法。
  4. 前記回路基板と前記電子部品との間に前記接着用樹脂材を介在させる前記工程の後に、前記回路基板と前記電子部品を超音波発生装置のヘッドの間に挟み、記回路基板および前記電子部品を加圧すると共に当該ヘッドから超音波を与える工程を行うことを特徴とする請求項2に記載の電子部品の接続方法。
  5. 回路基板と電子部品との間に接着用樹脂材を介在させる工程と、
    前記接着用樹脂を前記回路基板または電子部品の一方に仮固定する工程と、
    前記回路基板と前記電子部品を超音波発生装置のヘッドの間に挟み、前記回路基板および前記電子部品を加圧すると共に当該ヘッドから超音波を与える工程と、を含むことを特徴とする電子部品の接続方法。
  6. 回路基板と電子部品との間に接着用樹脂材を介在させる工程と、
    前記回路基板および前記電子部品と前記接着用樹脂材との間に超音波振動を与えると共に前記回路基板と前記電子部品を加圧する工程と、
    を含むことを特徴とする電子部品の接続方法。
  7. それらの間に接着用樹脂材を介在させる電子部品および回路基板を加圧するヘッドと、
    超音波を発生しその発生した超音波により前記ヘッドを振動させる超音波発生源と、
    を備えたことを特徴とする電子部品の接続装置。
  8. 前記ヘッドにより回路基板と電子部品を押圧している部分以外を支持する支持部をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の電子部品の接続装置。
  9. 接着用樹脂材を間に介在した電子部品および回路基板を前記ヘッドとの間で挟む第2のヘッドを更に備えたことを特徴とする請求項7または8に記載の電子部品の接続装置。
  10. 前記第2のヘッドは前記超音波発生源からの超音波によって振動させられていることを特徴とする請求項9に記載の電子部品の接続装置。
  11. 上記請求項2〜6のいずれか一つに記載の電子部品の接続方法を用いることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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