JP2004055923A - 電子部品供給装置および電子部品実装装置 - Google Patents

電子部品供給装置および電子部品実装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品の実装の効率が向上する電子部品供給装置および電子部品実装装置を提供することにある。
【解決手段】テープカートリッジ6は、リール4を回転自在に保持するリール保持機構61と、このリール保持機構61に保持されたリール4に巻回されたエンボステープ5を、マウンタに送り出す包装体送り機構62と、エンボステープ5の送り出しとともに、カバーテープ53を剥離するカバーテープ剥離機構63とを備え、カバーテープ剥離機構63は、剥離したカバーテープ53を案内するカバーテープ案内部64と、案内されたカバーテープ53を挟持する支持ロール651および付勢ロール652を備え、ロール651、652がカバーテープ53に張力をかけてテープ本体51からカバーテープ53を剥がす剥離部本体65と、剥がされたカバーテープ53をテープカートリッジ6外部に送り出すカバーテープ送出部66とを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品供給装置および電子部品実装装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、電子部品を収納するエンボステープ等のテープ状の包装体は、所定ピッチで複数の凹部が連続して形成されたテープ本体と、このテープ本体の凹部に収納される複数の電子部品と、これらの電子部品が収納された複数の凹部を塞ぐカバーテープとを備えた構成のものが一般的に知られている。
実際の電子部品の実装作業では、電子部品実装装置が、包装体のカバーテープを剥がして、電子部品を被実装体に実装する。
【0003】
この電子部品実装装置は、様々な種類の装置が開発されている。例えば、電子部品実装装置は、包装体が巻回されたリールが装着され、前記カバーテープを剥がして凹部内の電子部品を露出させ、電子部品実装装置の実装装置本体にこの電子部品を供給する電子部品供給装置(いわゆるテープカートリッジ)と、供給された電子部品を被実装体に実装する実装装置本体(いわゆるマウンタ)とを備える構成のものが一般的に知られている。
【0004】
さらに、電子部品供給装置は、前記リールを回転自在に保持するリール保持機構と、このリール保持機構に保持されたリールに巻回された包装体を、前記実装装置本体に送り出す包装体送り機構と、この送り機構による前記包装体の送り出しとともに、前記カバーテープを剥離するカバーテープ剥離機構と、剥がされたカバーテープを巻き取る巻き取りロールとを備え、実装装置本体は、この包装テープを移動させる動力部と、カバーテープを剥がされた包装体の凹部から電子部品を取り出し、該被実装体に搬送する吸着搬送部とを備えている構成のものが一般的である。
【0005】
ここで、電子部品実装装置により電子部品の実装を行う際には、まずリールに巻かれた包装テープを動力部により、実装装置本体側へ移動させる。その後、剥離部により、カバーテープを剥がす。吸着搬送部が、カバーテープを剥がされた包装体の凹部内の電子部品を吸着し、該凹部から、電子部品を取り出す。そして、吸着搬送部が、基板上へ電子部品を搬送し、基板上の所定の位置に電子部品を配置して、電子部品の実装が完了する。
この際、剥がされたカバーテープは、巻き取りロールにより、巻き取って回収していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子部品の基板への実装作業が進み、巻き取りロールによりこのカバーテープが、いっぱいになるまでカバーテープを巻き取ると、巻き取りロールを交換するために、電子部品実装装置自体の運転を止めなければならない。そのため、電子部品の実装の効率を低下させるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、電子部品の実装の効率が向上する電子部品供給装置および電子部品実装装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達するために、本発明の電子部品供給装置は、所定ピッチで複数の凹部が連続して形成されたテープ本体と、このテープ本体の凹部に収納される複数の電子部品と、これらの電子部品が収納された複数の凹部を塞ぐカバーテープとを備えたテープ状の包装体が巻回されたリールが装着され、前記カバーテープを剥がして凹部内の電子部品を露出させ、電子部品実装装置の実装装置本体にこの電子部品を供給する電子部品供給装置であって、前記リールを回転自在に保持するリール保持機構と、このリール保持機構に保持されたリールに巻回された包装体を、前記実装装置本体に送り出す包装体送り機構と、この送り機構による前記包装体の送り出しとともに、前記カバーテープを剥離するカバーテープ剥離機構とを備え、このカバーテープ剥離機構は、送り出される包装体の上部に配置され、剥離したカバーテープを案内するカバーテープ案内部と、このカバーテープ案内部により案内されたカバーテープを挟持する一対の回転可能なロールを備え、該ロールが回転することで前記カバーテープに所定の張力をかけて前記テープ本体からカバーテープを剥がす剥離部本体と、剥がされたカバーテープを該電子部品供給装置外部に送り出すカバーテープ送出部とを備えていることを特徴とする。
【0009】
このような本発明によれば、カバーテープ剥離機構のカバーテープ案内部により剥離したカバーテープを案内する。この案内されたカバーテープを挟持する剥離部本体の一対のロールが回転することで前記カバーテープに所定の張力をかけて前記テープ本体からカバーテープを剥がす。そして、剥がされたカバーテープを該電子部品供給装置外部に送り出す。従って、外部に送り出されたカバーテープを実装作業中に回収できるため、従来のような巻き取りロールがカバーテープでいっぱいになることがなく、装置を停止して巻き取りロールを交換する必要がないので、実装装置自体の運転を止める必要がないので、電子部品の実装の効率が向上する電子部品供給装置とすることができる。
【0010】
本発明の電子部品供給装置では、前記剥離部本体は、いずれか一方のロールの回転軸に力を作用させることにより、この一方のロールを他方のロール側に付勢する付勢部材を備え、この付勢部材による力の作用線は、前記一方のロールおよび前記他方のロールの回転中心を結ぶ線に対して傾斜していることが好ましい。ここで、この傾斜の方向は、カバーテープの送り出し方向とは反対方向であることが望ましい。
【0011】
この本発明によれば、この付勢部材による力の作用線は、前記一方のロールおよび前記他方のロールの回転中心を結ぶ線に対して傾斜していることにより、例えば、カバーテープと他方のロールの接触する長さ(面積)を多くとることができ、カバーテープと他方のロールとの接触抵抗を増すから、カバーテープを適切な張力で引っ張ることができる。
【0012】
本発明の電子部品供給装置では、前記包装体送り機構は、前記実装装置本体からの駆動力により回転し、前記包装体のテープ本体側に係合して該包装体を送り出すスプロケットを備え、前記剥離部本体のいずれか一方のロールは、その外周が回転伝達機構を介して、前記スプロケットの外周と係合していることが好ましい。
この構成によれば、包装体の送り出しとカバーテープの引っ張りを同期させることができるため、カバーテープが必要以上に引っ張られたり、たるみを生じることがない。
【0013】
本発明の電子部品供給装置では、前記カバーテープ送出部は、装着されたリールの外周端部に当接し、該リールの回転により回転し、前記カバーテープを該電子部品供給装置外部に送り出す送出ロールを備えていることが好ましい。
これによれば、送出ロールは、該リールの回転により回転するから、送出ロールを回転させるモータ等の駆動源を必要としないので、簡単な構造でカバーテープを送り出すことができる。
【0014】
本発明の電子部品供給装置では、前記カバーテープ送出部は、前記剥離部本体および前記送出ロールの間に設けられ剥離したカバーテープが挿通される矩形枠状のガイド部を備えていることが好ましい。
【0015】
これによれば、カバーテープがこのガイド部に挿通されるから、前記剥離部本体および前記送出ロールの間での剥離したカバーテープのたるみやねじれを調製することができるので、カバーテープをスムーズに送り出すことができる。
【0016】
本発明の電子部品供給装置では、前記リール保持機構は、前記リールの回転中心に装着される回転軸部と、この回転軸部を支持する軸支持部とを備え、この軸支持部は、前記リールの側面に対向配置される板状体と、この板状体の外周の一部を切欠形成した凹部とを備えていることが好ましい。
この構成によれば、例えば、リールの回転中心に回転軸部を装着し、板状体の開口している凹部に回転軸部を装着する。従って、リールを取り替える際には、回転軸部を取り外し、開口している凹部の開口側からリールを取り替えるだけでよいので、取り替え作業を迅速に行うことができる。
【0017】
本発明の電子部品実装装置は、所定ピッチで複数の凹部が連続して形成されたテープ本体と、このテープ本体の凹部に収納される複数の電子部品と、これらの電子部品が収納された複数の凹部を塞ぐカバーテープとを備えたテープ状の包装体が巻回されたリールが装着され、前記カバーテープを剥がして凹部内の電子部品を露出させ、電子部品実装装置の実装装置本体にこの電子部品を供給する電子部品供給装置と、供給された電子部品を被実装体に実装する実装装置本体とを
備えた電子部品実装装置であって、前記電子部品供給装置は、前述の電子部品供給装置であることを特徴とする。
これによれば、前述と同様の作用・効果を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る電子部品実装装置1が示されている。電子部品実装装置1は、テープ状の包装体であるエンボステープ5がリール4に巻回されて設置され、このエンボステープ5内に収納された電子部品52を取り出して被実装体である基板33に電子部品52を実装するものであり、電子部品52を被実装体である基板33に実装する実装装置本体であるマウンタ3と、マウンタ3にこの電子部品52を供給する電子部品供給装置であるテープカートリッジ6とを備えて構成されている。
【0019】
マウンタ3は、図1に示されるように、吸着搬送部32とを備えて構成されている。
吸着搬送部32は、本体321と、吸着部322とを備え、エンボステープ5から電子部品52を取り出し、基板33に搬送する。
本体321は、公知の搬送装置で構成され、上下左右に可動が可能である。吸着部322は、空気を引き込んで、電子部品52を吸着するものである。
なお、基板33は、図示しないが、公知の搬送手段により、所定の位置まで搬送される。
【0020】
リール4は、図1、2に示されるように、エンボステープ5が巻かれるものであり、中心管41を2つの円盤状の部材であるリール板42の中心部分に挟み込んで構成されている。中心管41は、円管形状である。リール板42は、段ボール製である。
【0021】
エンボステープ5は、図1、2、詳しくは、図3に示されるように、所定ピッチで複数の凹部51Aが連続して形成されたテープ本体51と、このテープ本体51の凹部51Aに収納される複数の電子部品52と、これらの電子部品52が収納された複数の凹部51Aを塞ぐカバーテープ53とを備えている。
エンボステープ5のその幅方向端部には、凹部51Aの配列方向に沿って、所定ピッチで複数の送り孔51Bが連続形成されている。テープ本体51は、透明なプラスチック製のテープである。凹部51Aは、直方体形状である。電子部品52は、半導体製品等の部品である。カバーテープ53は、透明なテープであり、テープ本体51に熱圧着されている。
【0022】
テープカートリッジ6は、詳しくは、図2に示されるように、リール4を回転自在に保持するリール保持機構61と、このリール保持機構61に保持されたリール4に巻回されたエンボステープ5を、マウンタ3に送り出す包装体送り機構62と、この包装体送り機構62によるエンボステープ5の送り出しとともに、カバーテープ53を剥離するカバーテープ剥離機構63とを備えて構成されている。
【0023】
リール保持機構61は、リール4の回転中心である中心管41内に装着される回転軸部611と、この回転軸部611を支持する軸支持部612とを備えて構成されている。
回転軸部611は、金属製の棒状の部材である。軸支持部612は、リール4の側面に対向配置される板状体612Aと、この板状体612Aの外周の一部を切欠形成した凹部612Bとを備えている。板状体612Aは、金属製の略台形形状の部材である。
【0024】
包装体送り機構62は、テープカートリッジ6の図示右側端縁に設けられ、スプロケット621を備えて構成されている。スプロケット621は、その外周に一定間隔で複数の歯が設けられている。スプロケット621に設けられた複数の歯は、複数の送り孔51B(図3参照)の間隔と同じ間隔で設けられている。さらに、スプロケット621は、マウンタ3からの駆動力により回転し、エンボステープ5のテープ本体51側に係合してエンボステープ5を送り出すものである。このマウンタ3からの駆動力は、スプロケット621に押し込む力を与え、間欠的にスプロケット621を回転させることによる、いわゆるラチェット機構により伝達される。
【0025】
カバーテープ剥離機構63は、送り出されるエンボステープ5の上部に配置され、剥離したカバーテープ53を案内するカバーテープ案内部64と、このカバーテープ案内部64により案内されたカバーテープ53を挟持する一対の回転可能な支持ロール651および付勢ロール652を備え、支持ロール651および付勢ロール652が回転することでカバーテープ53に所定の張力をかけてテープ本体51からカバーテープ53を剥がす剥離部本体65と、剥がされたカバーテープ53をテープカートリッジ6外部に送り出すカバーテープ送出部66とを備えて構成されている。
【0026】
カバーテープ案内部64は、テープカートリッジ6の図示右側端縁側に設けられた水平部641と、リール保持機構61側に設けられた傾斜部642と、傾斜部642の上方に配置された固定ロール643と、水平部641と傾斜部642の間に形成されたスリット644とを備えて構成されている。
【0027】
水平部641は、スプロケット621よりも上側に配置され、テープ本体51がスプロケット621から外れないようにする。
傾斜部642は、水平の部分とリール保持機構61側にいくに従って上方に傾斜している部分とから構成されている。固定ロール643は、傾斜部642の上方に配置され、カバーテープ53を傾斜部642と挟み込んで上側から支持するものである。スリット644は、上方に矩形形状に開口しており、カバーテープ53を挿通させる。
【0028】
剥離部本体65は、支持ロール651と、付勢ロール652と、付勢ロール652を支持する支持棒653と、軸支持部612に接続される接続部654と、付勢ロール652の回転軸に力を作用させることにより、この付勢ロール652を支持ロール651側に付勢する付勢部材であるコイルバネ655とを備えて構成されている。
【0029】
支持ロール651は、その中心651Aで板状体612Aの端縁に軸止され、2枚の円板状の部材と、これら2枚の円板状の部材に同心状に挟まれた円筒状の部材とから構成されている。支持ロール651の円筒状の部材の表面と付勢ロール652との間でカバーテープ53を挟持するようになっている。
支持ロール651の外周は、図示しない回転伝達機構を介して、前述した包装体送り機構62のスプロケット621の外周と係合している。
【0030】
付勢ロール652は、その表面がゴム製である。支持棒653は、棒状の部材であり、付勢ロール652の中心652Aをその先端部分で軸止して支持する。この支持棒653には、上側に、回動軸653Aが設けられ、接続部654に軸止され、付勢ロール652を付勢する方向を自在に変えることができる。
接続部654は、板状の部材であり、等間隔に複数のネジ654Aにより軸支持部612の板状体612A側面に接続・固定されている。
コイルバネ655は、その上端が、支持棒653の上端に接続され、その下端が、接続部654の下端に接続されている。
【0031】
このコイルバネ655による力の作用線B(図2参照)は、支持ロール651および付勢ロール652の回転中心(651Aおよび652A)を結ぶ線Aに対して傾斜している。この傾斜の方向は、カバーテープ53の送り出し方向とは反対方向である。
【0032】
カバーテープ送出部66は、装着されたリール4の外周端部に当接し、リール4の回転により回転し、カバーテープ53をテープカートリッジ6外部に送り出す送出ロール661と、剥離部本体65および送出ロール661の間に設けられ、剥離したカバーテープ53が挿通される矩形枠状のガイド部665とを備えて構成されている。
【0033】
送出ロール661は、リール形状に構成され、その側面にロール固定部662が接続されている。
ロール固定部662は、板状の部材であり、その中央部分には、図示しない長孔が形成され、送出ロール661を図示上下方向に移動させることができる。
ロール固定部662の下部には、水平方向に固定板663が接続されている。固定板663は、板状体612Aに図示左右方向に固定が可能にされている。
【0034】
ガイド部665は、基部666と、基部666の上部に設けられたリング部667とを備えて構成されている。
基部666は、板状体612Aの所定位置に移動が可能であり、固定することができるものである。
リング部667は、横長の矩形状のリングであり、かつそのリングの上方の一部分が切り欠かれ、不連続なリング形状であり、剥離したカバーテープ53が挿通される。
【0035】
電子部品実装装置1のエンボステープ5の供給の準備から電子部品52の実装に至るまでの手順を以下に述べる。
【0036】
(供給前準備)
図2に示されるように、まず、リール4をリール保持機構61の凹部612Bに固定する。リール4に巻かれたエンボステープ5を供給方向に引き出し、カバーテープ案内部64の水平部641とスプロケット621の間を挿通させる。この際、送り孔51B(図3参照)にスプロケット621の歯を係合させて、カバーテープ53を剥がす。このカバーテープ53をスリット644を挿通させて、固定ロール643と傾斜部642の間を通す。
【0037】
そして、カバーテープ53を付勢ロール652と支持ロール651の間を通し、付勢ロール652で、カバーテープ53を付勢する。
さらにカバーテープ53を引き出し、ガイド部665のリング部667を通す。最後に、カバーテープ53を送出ロール661の上側を通るようにして引き出す。
【0038】
(エンボステープ5の供給)
図1に示されるように、まず、スプロケット621に設けられた図示しない駆動源を動作させ、このスプロケット621を回転させ、エンボステープ5を供給する。この際、スプロケット621の回転が、図示しない回転伝達機構により、支持ロール651に伝達され、カバーテープ53を引き出す。詳しくは、図2に示されるように、付勢ロール652と支持ロール651は、カバーテープ53を上下から挟み込み、一定の圧力をかけている。この圧力により、カバーテープ53は、一定の張力がかかり、ガイド部665を通り、テープカートリッジ6外部に引き出されるようになる。
【0039】
(エンボステープ5の接続)
エンボステープ5の終端にまで達する前に、このエンボステープの終端と新たなリールに巻かれたエンボステープの先端とを接続テープ等で接続する。そして、送り孔51Bの所定のピッチに対応するように、接続テープに孔を形成する。
【0040】
(電子部品52の実装)
一方、吸着搬送部32の位置までエンボステープ5が移動したら、カバーテープ53が剥がされた凹部51A上に吸着搬送部32が移動し、吸着部322が電子部品と接触する。その後、吸着部322が電子部品52を吸着し、電子部品52を基板33の位置まで搬送し、基板33上に電子部品52を接近させる。そして、基板33上に電子部品52を実装し、その後、再度、吸着搬送部32を凹部51A上に移動させて、吸着・搬送を繰り返す。その間も、エンボステープ5は、吸着・搬送が完了する毎に、供給する方向に移動する。
【0041】
上述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)外部に送り出されたカバーテープ53を実装作業中に回収できるため、従来のような巻き取りロールがカバーテープでいっぱいになることがなく、装置1を停止して巻き取りロールを交換する必要がないので、実装装置1自体の運転を止める必要がないので、電子部品52の実装の効率が向上する電子部品実装装置1とすることができる。
【0042】
(2)コイルバネ655による力の作用線B(図2参照)は、支持ロール651および付勢ロール652の回転中心(651Aおよび652A)を結ぶ線Aに対して傾斜し、この傾斜の方向は、カバーテープ53の送り出し方向の反対方向であることにより、カバーテープ53と支持ロール651の接触する長さ(面積)を多くとることができ、カバーテープ53と支持ロール651との接触抵抗を増すから、カバーテープ53を適切な張力で引っ張ることができる。
【0043】
(3)エンボステープ5の送り出しとカバーテープ53の引っ張りを同期させることができるため、カバーテープ53が必要以上に引っ張られたり、たるみを生じることがない。
【0044】
(4)カバーテープ53がこのガイド部665に挿通されるから、剥離部本体65および送出ロール661の間での剥離したカバーテープ53のたるみやねじれを調製することができるので、カバーテープ53をスムーズに送り出すことができる。
【0045】
(5)リール4を取り替える際には、回転軸部611を取り外し、開口している凹部612Bの開口側からリール4を取り替えるだけでよいので、取り替え作業を迅速に行うことができる。
【0046】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれるものである。例えば、エンボステープ5の接続は、接続テープを貼り付けることで行っていたが、これに限られず、接着剤を用いたり、溶着等の方法により接続しても良い。
また、前記実施形態では、電子部品52を基板33への実装途中にエンボステープ5を供給しながら、エンボステープ5同士の接続を行っていたが、これに限られず、単に、エンボステープ5の終端に達したものを、新たなエンボステープ5の先端と接続するようにしてもよい。
その他、本発明を実施する際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲内で他の構造等としてもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、電子部品の実装の効率が向上する電子部品供給装置および電子部品実装装置を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子部品実装装置を示す概略図である。
【図2】図1の実施形態における電子部品供給装置であるフィーダを示す概略図である。
【図3】図1の実施形態における包装体であるエンボステープを示す斜視図である。
【符号の説明】
1   電子部品実装装置
3   マウンタ
4   リール
5   エンボステープ
6   フィーダ
32   吸着搬送部
33   基板
51   テープ本体
51A   凹部
51B   送り孔
52   電子部品
53   カバーテープ
61   リール保持機構
62   包装体送り機構
63   カバーテープ剥離機構
64   カバーテープ案内部
65   剥離部本体
66   カバーテープ送出部
611   回転軸部
612   軸支持部
612A   板状体
612B   凹部
621   スプロケット
651   支持ロール
651A   中心
652   付勢ロール
652A   中心
655   コイルバネ
661   送出ロール
665   ガイド部
A   各ロールの中心を結ぶ線
B   力の作用線

Claims (7)

  1. 所定ピッチで複数の凹部が連続して形成されたテープ本体と、このテープ本体の凹部に収納される複数の電子部品と、これらの電子部品が収納された複数の凹部を塞ぐカバーテープとを備えたテープ状の包装体が巻回されたリールが装着され、前記カバーテープを剥がして凹部内の電子部品を露出させ、電子部品実装装置の実装装置本体にこの電子部品を供給する電子部品供給装置であって、
    前記リールを回転自在に保持するリール保持機構と、
    このリール保持機構に保持されたリールに巻回された包装体を、前記実装装置本体に送り出す包装体送り機構と、
    この送り機構による前記包装体の送り出しとともに、前記カバーテープを剥離するカバーテープ剥離機構とを備え、
    このカバーテープ剥離機構は、送り出される包装体の上部に配置され、剥離したカバーテープを案内するカバーテープ案内部と、
    このカバーテープ案内部により案内されたカバーテープを挟持する一対の回転可能なロールを備え、該ロールが回転することで前記カバーテープに所定の張力をかけて前記テープ本体からカバーテープを剥がす剥離部本体と、
    剥がされたカバーテープを該電子部品供給装置外部に送り出すカバーテープ送出部とを備えていることを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 請求項1に記載の電子部品供給装置において、
    前記剥離部本体は、いずれか一方のロールの回転軸に力を作用させることにより、この一方のロールを他方のロール側に付勢する付勢部材を備え、
    この付勢部材による力の作用線は、前記一方のロールおよび前記他方のロールの回転中心を結ぶ線に対して傾斜していることを特徴とする電子部品供給装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子部品供給装置において、
    前記包装体送り機構は、前記実装装置本体からの駆動力により回転し、前記包装体のテープ本体側に係合して該包装体を送り出すスプロケットを備え、
    前記剥離部本体のいずれか一方のロールは、その外周が回転伝達機構を介して、前記スプロケットの外周と係合していることを特徴とする電子部品供給装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子部品供給装置において、
    前記カバーテープ送出部は、装着されたリールの外周端部に当接し、該リールの回転により回転し、前記カバーテープを該電子部品供給装置外部に送り出す送出ロールを備えていることを特徴とする電子部品供給装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子部品供給装置において、
    前記カバーテープ送出部は、前記剥離部本体および前記送出ロールの間に設けられ剥離したカバーテープが挿通される矩形枠状のガイド部を備えていることを特徴とする電子部品供給装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子部品供給装置において、
    前記リール保持機構は、前記リールの回転中心に装着される回転軸部と、この回転軸部を支持する軸支持部とを備え、
    この軸支持部は、前記リールの側面に対向配置される板状体と、この板状体の外周の一部を切欠形成した凹部とを備えていることを特徴とする電子部品供給装置。
  7. 所定ピッチで複数の凹部が連続して形成されたテープ本体と、このテープ本体の凹部に収納される複数の電子部品と、これらの電子部品が収納された複数の凹部を塞ぐカバーテープとを備えたテープ状の包装体が巻回されたリールが装着され、前記カバーテープを剥がして凹部内の電子部品を露出させ、電子部品実装装置の実装装置本体にこの電子部品を供給する電子部品供給装置と、供給された電子部品を被実装体に実装する実装装置本体とを備えた電子部品実装装置であって、
    前記電子部品供給装置は、前記請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子部品供給装置であることを特徴とする電子部品実装装置。
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