JP2004055696A - 基板ロットの合成装置及び合成方法 - Google Patents

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Takeya Kawamura
川村 武也
Kiichirou Ootsubo
大坪 記一郎
Akihiko Matsukura
松倉 明彦
Hiroshi Mihira
三平 博
Masaaki Sato
佐藤 雅明
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Abstract

【課題】大径の基板からなる基板ロットであっても垂直状態で容易に搬送、洗浄等を施行可能とするとともに、簡単な手法で以って基板ロット組付け支持体の容積を最小限に保持して配置スペースを低減し得る基板ロットの合成装置及び合成方法を提供する。
【解決手段】複数枚の基板を重ね合わせてなる基板ロットを複数個合成して1個の合成基板ロットを形成する基板ロットの合成装置において、前記各基板の端部を支持する複数の支持板が立設された支持枠体と該支持枠体を往復駆動せしめる駆動シリンダとを備え、前記各支持板の間の合成空間に置かれた基板ロットの各基板の間に支持板に支持された他の基板ロットの各基板を所定間隔をおいて重ね合わせて複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成するように構成してなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェーハの洗浄システム等に適用され、多関節マニピュレータにより搬入された複数枚の基板を所定間隔をおいて重ね合わせてなる基板ロットを複数個合成して1個の合成基板ロットを形成する基板ロットの合成装置及び合成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板収納カセット内に、板面を水平にした複数枚の基板(ウェーハ)を重ねて収納された基板ロットを多関節マニピュレータにより取り出して洗浄装置側に移載、搬送する基板の移載、搬送システムとして、特開平10−209243号、特開平10―335425号、特開平11―238782号等の発明が提案されている。
【0003】
特開平10−209243号においては、基板収納カセット内に板面を水平にして複数枚重ねて収納された基板ロットを4関節マニピュレータにより取り出し、該マニピュレータを回転させて基板の板面を垂直方向に向けてから、該基板ロットを基板の板面を垂直にして支持枠体に基板ロット毎に並置し、各支持枠体に基板ロットを支持した形態にて洗浄装置等の次工程処理装置に搬送するようになっている。
【0004】
特開平10―335425号においては、基板(ウェーハ)収納カセット内に、基板を並列に支持する支持溝が形成された支持台を上下に昇降させ該支持台に収納された基板を把持し上昇させるリフト部材を設け、該リフト部材が上昇する途中に基板配列方向と平行な左右一対のウェーハチャックを設け、該ウェーハチャックの外周面に基板を把持する把持溝と基板を通過させる通過溝とを複数形成し、前記ウェーハチャックに平行な方向を中心軸として回動可能に枢支し、該回動により前記ウェーハチャックに形成した外周面の溝部を切り換え、前記基板を把持及び通過させることにより、基板の移載を行うように構成されている。
また、特開平11―238782号においては、基板搬送ロボットに一対の保持柱を設け、各保持柱に垂直方向に基板支持用の溝を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平10−209243号にあっては、基板収納カセット内に基板の板面を水平にして収納された基板ロットを4関節マニピュレータにより90°回転させて垂直に向け、基板ロット毎に支持枠体に移載し支持するようになっている。
このためかかる従来技術にあっては、基板ロット毎に支持枠体を用意して該基板ロットを支持した形態にて基板ロットを支持する支持体を次工程に搬送することを要し、このため基板ロット組付け支持体が基板ロット数必要となって該基板ロット組付け支持体の容積が基板ロット数倍となり、該基板ロット組付け支持体の配置スペースが大きくなるとともに、基板ロット組付け支持体の搬送も基板ロット毎に行うこととなり搬送性に課題がある。
【0006】
ここで、前記のような半導体基板にあっては、外径が300mm程度の大径基板では基板収納カセット内に基板の板面を水平状態にして収納していることから、基板の板面を垂直にして搬送、洗浄等の工程を行うにあたっては、板面が水平状態にある基板を多関節マニピュレータ等によって取り出して該マニピュレータを回転させ基板の板面を垂直方向に向けて支持枠体に支持するようになっている。
しかるに、特開平10―335425号及び特開平11―238782号の発明にあっては、基板収納カセット内に基板の板面を垂直に並置した状態で次工程までの移載や搬送を行うことを前提としているため、前記のように外径が300mm程度の大径基板の板面を水平状態にして収納している基板ロットには適用できない、
等の問題点を有している。
【0007】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、大径の基板からなる基板ロットであっても垂直状態で容易に搬送、洗浄等を施行可能とするとともに、簡単な手法で以って基板ロット組付け支持体の容積を最小限に保持して配置スペースを低減し得る基板ロットの合成装置及び合成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するため、請求項1記載の発明として、複数枚の基板を所定間隔をおいて重ね合わせてなる基板ロットを複数個合成して1個の合成基板ロットを形成する基板ロットの合成装置において、前記基板ロットを構成する各基板の端部を支持する複数の支持板が垂直に立設された支持枠体と、該支持枠体を垂直方向に往復駆動せしめる駆動シリンダとを備え、前記支持枠体の各支持板の間に形成される合成空間に配置された前記基板ロットの各基板の間に前記支持板に支持された他の基板ロットの各基板を前記駆動シリンダによる該支持枠体の垂直移動により所定間隔をおいて重ね合わせて複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成するように構成してなることを特徴とする基板ロットの合成装置を提案する。
【0009】
請求項1において、好ましくは請求項4記載のように、前記基板ロットを支持する上部及び下部の2つの支持空間を備え、前記下部支持空間には2個の前記基板ロットの基板を所定間隔をおいて重ね合わせ複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成する合成部が構成され、前記上部支持空間には前記合成前の基板ロットが各基板の端部を前記各支持板の上端部にて支持されて配置される基板ロット支持部が構成されるのがよい。
【0010】
請求項2ないし3記載の発明は、前記基板ロット合成装置の具体的構成に係り、請求項2記載の発明は請求項1において、前記支持枠体は、前記駆動シリンダに連結される可動ベース上に前記複数の支持板が垂直方向に立設されてなり、前記各支持板の間の前記合成空間に配置された基板ロットの各基板の間に前記各支持板の上端部に支持された他の基板ロットの各基板を挿入可能にされた隙間が形成され、該隙間内に前記駆動シリンダの下降により前記他の基板ロットの各基板を挿入することにより、複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成するように構成してなることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は請求項1において、前記支持枠体の側部に対をなして立設されて前記駆動シリンダにより該支持枠体とともに上下動せしめられるシリンダポストと、該シリンダポストの上端部間に架設されて前記支持板に支持された各基板の端部を押える上部ガイドとを備えてなることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は請求項1ないし4の発明に係る基板ロットの合成装置を使用する方法の発明であり、複数枚の基板を所定間隔をおいて重ね合わせてなる基板ロットを複数個合成して1個の合成基板ロットを形成する基板ロットの合成方法において、第1の基板ロットを合成装置の下部側に支持して配置し、他の基板ロットの各基板の端部を支持枠体に立設された複数の支持板の上端部で支持して該支持板とともに他の基板ロットを下降させて前記第1の基板ロットの各基板の間に前記他の基板ロットの各基板を挿入して複数の基板ロットの各基板を所定間隔をおいて重ね合わせて複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成することを特徴とする。
【0013】
かかる発明によれば、多関節マニピュレータ等の搬送手段によって搬送された第1の基板ロットを、該基板ロットの各基板を装置の下部側に位置し垂直方向に立設されている支持枠体の複数の支持板間に形成された合成空間に夫々挿入して装置本体等の固定側に支持し、前記第1の基板ロットと同様にして搬送されてきた第2の(他の)基板ロットの各基板の端部を前記各支持板の上端部で支持し、前記支持枠体に連結される駆動シリンダを作動させて該支持板を下降させ、前記各合成空間に配置されている第1の基板ロットの各基板間に形成された隙間内に前記第2の基板ロットの各基板を挿入する。かかる過程により第1の基板ロットの各基板の間に第2の基板ロットの各基板が所定の間隔で以って重ね合わせられることとなる。
【0014】
従ってかかる発明によれば、基板ロット合成装置において駆動シリンダに連結されて垂直方向に往復移動する支持枠体に立設された複数の支持板の間に形成される合成空間内に夫々支持された第1の基板ロットを構成する各基板の両側に、駆動シリンダを下降させて前記支持板の上端部に支持された第2の(他の)基板ロットの各基板を挿入することにより、第1の基板ロットの各基板の間に第2の基板ロットの各基板が所定の間隔で以って重ね合わせることができる。
【0015】
従って、複数の基板ロットの各基板を支持板の昇降により所定間隔をおいて重ね合わせるのみで、複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成して次工程処理装置に移載、搬送可能な形態にすることが可能となり、従来技術のように基板ロット毎に搬送するのが不要となり、基板ロット組立体(合成体)の容積が従来技術に比べて約半分以下となる。
これによって、基板ロット組立体の搬送工程が半減されて搬送工数を低減できるとともに、該基板ロット組立体の配置スペースを低減できる。
また、第1の基板ロットを構成する各基板と第2の基板ロットを構成する各基板との重ね合わせ時のずれ量を変化させることにより、基板ロット間の間隔を自在に調節できる。
【0016】
また、請求項4のように構成すれば、基板ロット合成装置を上下方向に2つの支持空間に分けて、下部支持空間には複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成する合成部を構成し上部支持空間には前記合成前の基板ロット支持して前記合成部に供給する基板ロット支持部を構成したので、基板ロットを反転させるための反転機構が不要となって基板ロット合成装置の設置面積が最小限で済み、該装置の設置スペースを低減することができる。
加えて、基板ロット合成装置の上方において基板ロットの反転を行なわないので、該反転にう伴う発塵や基板の汚染の発生を防止できる。
さらに、基板ロットを重力に逆らうことなく上下方向に移動して合成するので、基板ロットの合成作業を円滑に行うことができて作業能率が向上する。
【0017】
また、請求項3のように構成すれば、駆動シリンダ直結されるシリンダポストの上端部間に架設された上部ガイドにより支持板に支持された各基板の上端部を押えて基板ロットの合成を行うので、基板外径が大きくなっても基板にバタツキを生ずることなく基板ロットの合成を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0019】
図1は本発明の実施例に係る半導体基板ロットの合成装置の正面図、図2は側面図(図1のA矢視図)である。図3は図1のZ部拡大図、図4は図1のY部拡大図である。図5、図6は基板ロットの合成状態を示す図で、図5は図1対応図、図6は図5のB矢視図である。図7は図5のX部拡大図である。図8は本発明に係る基板ロット合成装置を備えた半導体基板の移載、搬送装置の全体構成図である。
【0020】
本発明が適用される半導体基板の移載、搬送装置を示す図8において、1は複数(1個でもよい)のウェーハカセット4内に収納された半導体ウェーハ(基板)で、複数枚(通常25枚)を1ロットとして該ウェーハ1の板面を水平にして収納されている。
2は6自由度アームマニピュレータからなる多関節マニピュレータで、先端部に前記ウェーハ1のロット即ちウェーハロット01を把持するロボットハンド29を備え、マニピュレータ駆動装置(図示省略)により6自由度(複数自由度であればよい)でもって操作可能となっており、該ロボットハンド29により前記ウェーハロット01を個別に把持して6自由度で以って動作し、前記ウェーハカセット4内にウェーハ1の板面を水平にして収納されたウェーハロット01を把持してから該板面を垂直方向に回転させ、後述するウェーハロット合成装置3に搬送して移載するようになっている。
【0021】
3は本発明の対象とするウェーハロット合成装置3で、前記多関節マニピュレータ2によってウェーハカセット4から移載されたウェーハロット01を垂直に並置して支持する支持枠体38を有し、ロット合成駆動装置(図示省略)により油圧式、空圧式、または電動式の駆動シリンダ33を介してシリンダポスト32を上下動させて、2個(複数であればよい)のウェーハロット01のウェーハ1同士を所定間隔をおいて重ね合わせることにより、単一の支持体に一括支持せしめて一体に合成するものであり、詳細は後述する。
【0022】
5はウェーハ搬送装置で、前記ウェーハロット合成装置3において単一の支持体に合成されたウェーハロット01を走行レール6に沿って洗浄槽7まで搬送するもので、走行レール6上を転動する車輪を備えたベース51上に立設された支柱52の上部にアーム53を上下動可能に取り付け、該アーム53に水平移動可能に前記ウェーハロット01を把持する把持部材54を取り付けて構成されている。
該ウェーハ搬送装置5自体の構成は公知であるので、詳細な説明は省略する。
【0023】
前記ウェーハロット合成装置3の詳細を示す図1〜2において、10は本体フレーム、32は該本体フレーム10の内側に左右に対をなして設けられたシリンダポストである。該シリンダポスト32は前記本体フレーム10に対し垂直方向に往復移動可能に取り付けられている。前記本体フレーム10の下部内側には後述する支持枠体38の下降時のスペースである本体下部空間3cが形成されている。
41は前記シリンダポスト32、32の下端部に固定された可動ベース、38は該可動ベース41上に固定された支持枠体である。図3に示すように、該支持枠体38には複数の支持板39が所定のピッチつまり前記ウェーハロット01におけるウェーハ1と同一のピッチPにて垂直に立設されている。33は油圧式、空圧式、または電動式の駆動シリンダで、これのピストンロッド33aの上端部は連結板41aを介して前記可動ベース41に連結されている。
従って、前記駆動シリンダ33のピストンロッド33aの垂直往復動は、連結板41a及び可動ベース41を介してシリンダポスト32に伝達され、該シリンダポスト32とともに支持板39を備えた支持枠体38が垂直方向に往復動することとなる。
【0024】
前記対をなすシリンダポスト32の間には前記ウェーハロット01を支持する上部及び下部の2つの支持空間が形成されている。後述するように、下部側の支持空間は、2個のウェーハロット01のウェーハ1を所定間隔をおいて重ね合わせて複数のウェーハロット01を1個の合成ウェーハロットに合成する合成部3bとなっている。また前記上部側の支持空間は前記合成部3bにて合成前のウェーハロット01が各ウェーハ1の端部を前記各支持板39の上端部にて支持されるようにした基板ロット支持部3aとなっている。
【0025】
図2において、44は前記合成部3bにてウェーハロット01を下部から支持するように2箇所に設けられた支持片、35は該合成部3bにおいてウェーハロット01の両側部に当接して案内する側部ガイドである。
また、40は前記左右のシリンダポスト32の上部に設けられたガイド支持部材で、該ガイド支持部材40にはアーム36aを介して上部ガイド36が揺動可能に支持され、その外周面で前記基板ロット支持部3aに置かれたウェーハロット01の上端部を押さえるようになっている。
【0026】
かかる構成からなる基板ロット合成装置において、前記多関節マニピュレータ2(図8参照)には、図2に示されるように、ウェーハロット01を把持するロボットハンド29が装着されており、該ウェーハロット01の各ウェーハ1は、該ロボットハンド29のウェーハ支持プレート22に2箇所の固定型支持ピン25及び1箇所の可動型支持ピン28により支持されてウェーハロット合成装置3に搬入される。
【0027】
図1及び図2に示されるように、前記駆動シリンダ33のピストンロッド33aが伸長して、シリンダポスト32及び支持板39を備えた支持枠体38が上方に位置した状態にて、先ず、図2のように前記多関節マニピュレータ2のロボットハンド29により第1のウェーハロット01aを該ウェーハロット合成装置3の合成部3bに搬入して、前記支持片44により下部の2箇所を支持することにより整定させる。
このときには、図3に示されるように、第1のウェーハロット01aの各ウェーハ1は、前記支持枠体38に前記第1のウェーハロット01aにおけるウェーハ1のピッチと同一のピッチPにて立設されている複数の支持板39間に形成された合成空間38aに夫々挿入され、前記のように支持片44により支持されている。
【0028】
次いで、図2に示すように、合成対象である他のウェーハロットつまり第2のウェーハロット01bを多関節マニピュレータ2のロボットハンド29により前記基板ロット支持部3aに搬入し、図4に示すように、これの各ウェーハ1の下端部を前記各支持板39の上端部で支持する。
この際において、前記合成部3bにて支持されている第1のウェーハロット01aの各ウェーハ1と、基板ロット支持部3aにおいて各支持板39の上端部で支持されている第2のウェーハロット01bの各ウェーハ1とは、表面1a同士及び裏面1b同士を対向させるとともに表面1aの間隔Pを裏面1bの間隔Pよりも大きく形成するように配置する。このように配置することにより、裏面1b同士が先に接触することとなってウェーハ1の表面1a同士の接触を回避できる。
【0029】
次いで、前記駆動シリンダ33のピストンロッド33aを縮小させて、シリンダポスト32及び支持板39を図4のU矢のように下降させる。これと同時に該支持板39の上端部に支持されている第2のウェーハロット01bが上端部を前記上部ガイド36によって押さえられながら下降し、前記合成部3bの各合成空間38aに置かれている第1のウェーハロット01aの各ウェーハ1間に形成された隙間39b(図3参照)内に、該第2のウェーハロット01bの各ウェーハ1が挿入される。
この場合、前記上部ガイド36により第2のウェーハロット01bの上端部を押えてウェーハロット01a、01bの合成を行うので、ウェーハ1の外径が大きくなっても該ウェーハ1にバタツキを生ずることなくウェーハロット01a、01bの合成を行うことができる。
【0030】
そして、図5及び図6に示されるように、前記支持枠体38と一体の支持板39が、前記本体下部空間3c内の最下方位置まで下降すると、前記合成部3bにおいて前記第1のウェーハロット01aに第2のウェーハロット01bが完全に重ね合わされた形態となる。
即ち、図7に示されるように、前記第1のウェーハロット01aの各ウェーハ1の間に第2のウェーハロット01bの各ウェーハ1が、夫々のウェーハロット01a、01bにおけるウェーハ1のピッチPの約半分のピッチで以って重ね合わされ、前記2つのウェーハロット01a、01bは1つの支持体に合成される。
尚、前記のように、第1のウェーハロット01aの各ウェーハ1と第2のウェーハロット01bの各ウェーハ1とは、表面1a同士及び裏面1b同士を対向させるとともに表面1aの間隔Pを裏面1bの間隔Pよりも大きく形成するように配置されている。
【0031】
以上のように、かかる実施例によれば、複数のウェーハロット01の各ウェーハ1を支持板39の昇降により所定間隔をおいて重ね合わせるのみで、複数のウェーハロット01を1個の合成ウェーハロットに合成して次工程の洗浄槽7に搬送可能な形態にすることが可能となり、従来技術のようにウェーハロット01毎に搬送するのが不要となり、ウェーハロット01組立体(合成体)の容積が従来技術に比べて約半分以下となる。
尚、この実施例では第1のウェーハロット01a及び第2のウェーハロット01bに2個のウェーハロットを合成するものであるが、該ウェーハロットを3個以上合成することも可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明によれば、駆動シリンダにより垂直方向に往復移動せしめられる支持枠体に立設された複数の支持板の間に形成される合成空間内に支持された第1の基板ロットの各基板の両側に、駆動シリンダを下降させて前記支持板の上端部に支持された第2の(他の)基板ロットの各基板を挿入することにより、第1の基板ロットの各基板の間に第2の基板ロットの各基板を所定の間隔で以って重ね合わせることができる。
従って、複数の基板ロットの各基板を支持板の昇降により所定間隔をおいて重ね合わせるのみで、複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成して次工程処理装置に移載、搬送可能な形態にすることが可能となり、従来技術のように基板ロット毎に搬送するのが不要となり、基板ロット組立体(合成体)の容積が従来技術に比べて約半分以下となる。これによって、基板ロット組立体の搬送工程が半減されて搬送工数を低減できるとともに、該基板ロット組立体の配置スペースを低減できる。
また、第1の基板ロットを構成する各基板と第2の基板ロットを構成する各基板との重ね合わせ時のずれ量を変化させることにより、基板ロット間の間隔を自在に調節できる。
【0033】
また、請求項4のように構成すれば、基板ロット合成装置を上下方向に2つの支持空間に分けて、下部支持空間には複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成する合成部を構成し上部支持空間には前記合成前の基板ロット支持して前記合成部に供給する基板ロット支持部を構成したので、基板ロットを反転させるための反転機構が不要となって基板ロット合成装置の設置面積が最小限で済み、該装置の設置スペースを低減することができる。
加えて、基板ロット合成装置の上方において基板ロットの反転を行なわないので、該反転にう伴う発塵や基板の汚染の発生を防止できる。
さらに、基板ロットを重力に逆らうことなく上下方向に移動して合成するので、基板ロットの合成作業を円滑に行うことができて作業能率が向上する。
【0034】
また、請求項3のように構成すれば、駆動シリンダ直結されるシリンダポストの上端部間に架設された上部ガイドにより支持板に支持された各基板の上端部を押えて基板ロットの合成を行うので、基板外径が大きくなっても基板にバタツキを生ずることなく基板ロットの合成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体基板ロットの合成装置の正面図である。
【図2】前記実施例における半導体基板ロットの合成装置の側面図(図1のA矢視図)である。
【図3】図1のZ部拡大図である。
【図4】図1のY部拡大図である。
【図5】基板ロットの合成状態を示す図1対応図である。
【図6】図5のB矢視図である。
【図7】図5のX部拡大図である。
【図8】本発明に係る基板ロット合成装置を備えた半導体基板の移載、搬送装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1   ウェーハ(基板)
01、01a、01b ウェーハロット
2   多関節マニピュレータ
3   ウェーハロット合成装置
3a  基板ロット支持部
3b  合成部
3c  本体下部空間
4   ウェーハカセット
5   ウェーハ搬送装置
7   洗浄槽
10  本体フレーム
22  ウェーハ支持プレート
25、28 ウェーハ支持ピン
29  ロボットハンド
32  シリンダポスト
33  駆動シリンダ
35  側部ガイド
36  上部ガイド
38  支持枠体
38a 合成空間
39  支持板
39b 隙間
41  可動ベース
45  支持片

Claims (5)

  1. 複数枚の基板を所定間隔をおいて重ね合わせてなる基板ロットを複数個合成して1個の合成基板ロットを形成する基板ロットの合成装置において、前記基板ロットを構成する各基板の端部を支持する複数の支持板が垂直に立設された支持枠体と、該支持枠体を垂直方向に往復駆動せしめる駆動シリンダとを備え、前記支持枠体の各支持板の間に形成される合成空間に配置された前記基板ロットの各基板の間に前記支持板に支持された他の基板ロットの各基板を前記駆動シリンダによる該支持枠体の垂直移動により所定間隔をおいて重ね合わせて複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成するように構成してなることを特徴とする基板ロットの合成装置。
  2. 前記支持枠体は、前記駆動シリンダに連結される可動ベース上に前記複数の支持板が垂直方向に立設されてなり、前記各支持板の間の前記合成空間に配置された基板ロットの各基板の間に前記各支持板の上端部に支持された他の基板ロットの各基板を挿入可能にされた隙間が形成され、該隙間内に前記駆動シリンダの下降により前記他の基板ロットの各基板を挿入することにより、複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成するように構成してなることを特徴とする請求項1記載の基板ロットの合成装置。
  3. 前記支持枠体の側部に対をなして立設されて前記駆動シリンダにより該支持枠体とともに上下動せしめられるシリンダポストと、該シリンダポストの上端部間に架設されて前記支持板に支持された各基板の端部を押える上部ガイドとを備えてなることを特徴とする請求項1記載の基板ロットの合成装置。
  4. 前記基板ロットを支持する上部及び下部の2つの支持空間を備え、前記下部支持空間には2個の前記基板ロットの基板を所定間隔をおいて重ね合わせ複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成する合成部が構成され、前記上部支持空間には前記合成前の基板ロットが各基板の端部を前記各支持板の上端部にて支持されて配置される基板ロット支持部が構成されてなることを特徴とする請求項1記載の基板ロットの合成装置。
  5. 複数枚の基板を所定間隔をおいて重ね合わせてなる基板ロットを複数個合成して1個の合成基板ロットを形成する基板ロットの合成方法において、第1の基板ロットを合成装置の下部側に支持して配置し、他の基板ロットの各基板の端部を支持枠体に立設された複数の支持板の上端部で支持して該支持板とともに他の基板ロットを下降させて前記第1の基板ロットの各基板の間に前記他の基板ロットの各基板を挿入し、複数の基板ロットの各基板を所定間隔をおいて重ね合わせて複数の基板ロットを1個の合成基板ロットに合成することを特徴とする基板ロットの合成方法。
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CN113611642A (zh) * 2021-10-11 2021-11-05 西安奕斯伟硅片技术有限公司 硅片承载装置和分离设备

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