JP2004055389A - ドーム押えシート及びその製造方法、並びに前記ドーム押えシートを用いたスイッチ - Google Patents
ドーム押えシート及びその製造方法、並びに前記ドーム押えシートを用いたスイッチ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004055389A JP2004055389A JP2002212487A JP2002212487A JP2004055389A JP 2004055389 A JP2004055389 A JP 2004055389A JP 2002212487 A JP2002212487 A JP 2002212487A JP 2002212487 A JP2002212487 A JP 2002212487A JP 2004055389 A JP2004055389 A JP 2004055389A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dome
- shaped member
- actuator
- holding sheet
- pressing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H2217/00—Facilitation of operation; Human engineering
- H01H2217/01—Off centre actuation
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H2221/00—Actuators
- H01H2221/05—Force concentrator; Actuating dimple
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
Abstract
【課題】キー部材を押圧する際にキー部材とドーム状部材との中心がずれていても良好なクリック感を得る。
【解決手段】キースイッチ1は、可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材7が基板3上の接点部5Aをほぼ中央にして覆うように配置され、ドーム状部材7の凸面側はドーム押えシート9により貼着して押さえられる。ドーム押えシート9の外方には押圧部15を備えたアクチュエータ11が配置される。ドーム押えシート9は、ドーム状部材7の凸面側の頂点に接する位置でアクチュエータ11側の面に前記押圧部15に係合すべく突出する突起部17が設けられている。たとえアクチュエータ11の中心軸がずれても、アクチュエータ11の押圧力は突起部17を介してドーム状部材7の頂点に伝わるので、良好なクリック感が得られ、且つドーム状部材7の耐久性が向上する。
【選択図】 図1
【解決手段】キースイッチ1は、可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材7が基板3上の接点部5Aをほぼ中央にして覆うように配置され、ドーム状部材7の凸面側はドーム押えシート9により貼着して押さえられる。ドーム押えシート9の外方には押圧部15を備えたアクチュエータ11が配置される。ドーム押えシート9は、ドーム状部材7の凸面側の頂点に接する位置でアクチュエータ11側の面に前記押圧部15に係合すべく突出する突起部17が設けられている。たとえアクチュエータ11の中心軸がずれても、アクチュエータ11の押圧力は突起部17を介してドーム状部材7の頂点に伝わるので、良好なクリック感が得られ、且つドーム状部材7の耐久性が向上する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話などの小型電子機器に組み込まれるキースイッチなどのスイッチにおけるドーム押えシート及びその製造方法、並びに前記ドーム押えシートを用いたスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5を参照するに、従来例1のキースイッチ101は、プリント配線基板103の上に導電性材料からなる接点部105Aが備えられ、この接点部105Aの周りに接点部105Bが環状に備えられている。可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材107が、その外周を接点部105Bに接続して載置されている。このドーム状部材107は導電材料としての例えばステンレスの材料からなる。さらに、ドーム状部材107は上記の接点部105Aをほぼ中央にして覆うように、つまり椀型形状の凹面の中心方向側に前記接点部105Aが位置するように配置されているので、ドーム状部材107の頂点が下方へ押圧されると、頂点付近が反転して凹むように押し込まれて接点部105Aに接触し、導通することになる。
【0003】
また、ドーム状部材107は、椀型形状の凸面側が例えば樹脂シートからなるドーム押えシート109により貼着されて押さえられ位置決めされている。ちなみに、ドーム押えシート109の下面と椀型形状の凸面は粘着剤により貼着されている。
【0004】
上記のドーム押えシート109の上方には、アクチュエータとしての例えばキー部材111が図示せざるスプリング等の付勢手段により図5において常時上方へ付勢されており、プリント配線基板103から離間した位置に配置されている。なお、キー部材111は例えば指で押すための操作部113と前記ドーム状部材107のほぼ頂点を接点部105Aに対して接触せしめるべく押圧する押圧部115とから構成されている。
【0005】
したがって、キー部材111の操作部113が押し込まれると、図6に示されているように、押圧部115によりドーム押えシート109の上からドーム状部材107の頂点付近が押し下げられる。ドーム状部材107の頂点付近が反転して凹むように押し込まれて接点部105Aに接触して導通状態になり、キースイッチ101がON状態となる。上記のように、ドーム状部材107が反転して凹む際に、クリック感が得られるようになっている。
【0006】
図7を参照するに、従来例2のキースイッチ117としては、特開2001−135189号に開示されているように、プリント配線基板103の上に、それぞれ導電性材料からなる接点部105Aとこの接点部105Aの周りに環状の接点部105Bが配置され、接点部105Bの上に椀型形状のドーム状部材119が接続され、接点部105Aをほぼ中央にして覆うように配置されている。このドーム状部材119には、椀型形状の中央の頂点に上記の接点部105Aと反対方向に突出した突起部121が設けられている。このドーム状部材119は、椀型形状の凸面側が前述したようにドーム押えシート123により貼着されて押さえられ位置決めされており、ドーム押えシート123の上方には、アクチュエータとしての例えばキー部材125が前述した従来例1と同様に上下動自在に設けられている。
【0007】
したがって、キー部材125の操作部127が押し込まれると、下面の押圧部129によりドーム押えシート123の上からドーム状部材119の頂点の突起部121が押し下げられる。この突起部121の周囲付近が反転して凹むように押し込まれ、突起部121の付け根の下面が接点部105Aに接触して導通状態になり、キースイッチ117がON状態となる。
【0008】
図8を参照するに、従来例3のキースイッチ131としては、特開平11−96848号に開示されているように、プリント配線基板103の上に接点部105Aとこの接点部105Aの周りに環状の接点部105Bが配置され、接点部105Bの上に椀型形状のドーム状部材133が接続され、接点部105Aをほぼ中央にして覆うように配置されている。このドーム状部材133は、椀型形状の凸面側が前述した従来例2のようにドーム押えシート135により貼着されて押さえられ位置決めされており、このドーム押えシート135の下面にはドーム状部材133の頂点を下方へ押圧すべく突起部137がドーム状部材133の側に向けて突出している。また、ドーム押えシート135の上方には、アクチュエータとしての例えばキー部材125が前述した従来例2と同様に上下動自在に設けられている。
【0009】
したがって、キー部材125の操作部127が押し込まれると、下面の押圧部129によりドーム押えシート135の上から突起部137を介してドーム状部材133の頂点が押し下げられる。ドーム状部材133の頂点付近が反転して凹むように押し込まれて接点部105Aに接触して導通状態になり、キースイッチ131がON状態となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来例1のキースイッチ101においては、図6に示されているように例えばキースイッチ101の組み立て工程時に、あるいはキー部材111が押し込まれる際に、図6において左右方向にずれてキー部材111の中心軸CL2とドーム状部材107の中心軸CL1がずれた場合には、ドーム状部材107が中心軸CL1からずれた位置で凹むためにクリック率の低下並びにクリック感が鈍くなるためにクリック感の悪化を招くという問題点があった。
【0011】
また、従来例2のキースイッチ117においては、ドーム状部材119自体に突起部121が設けられているので、ドーム状部材119自体に歪みが生じるために耐久性が悪くなる。特に、ドーム状部材119が小さくなると、上記の耐久性を低下せしめるという悪影響が大きくなるという問題点があった。また、ドーム状部材119の頂点に突起部121が設けられているので、ドーム押えシート123の下面の粘着剤とドーム状部材119の凸面との貼着面が少なくなる。そのために、キースイッチ117の寿命試験を行うと、上記の接着が剥がれるのでドーム状部材119の位置決め状態が不安定となるためにドーム状部材119の頂点が本来の中心軸からずれることになり、接点部105Aとの接触不良が生じるという問題点があった。
【0012】
また、従来例3のキースイッチ131においては、ドーム押えシート135の下面に突起部137が設けられているので、従来例2のキースイッチ117の場合と同様に、ドーム押えシート135の下面の粘着剤とドーム状部材133の凸面との貼着面が少なくなる。そのために、キースイッチ131の寿命試験を行うと、上記の接着が剥がれるのでドーム状部材133の位置決め状態が不安定となるためにドーム状部材133の頂点が本来の中心軸からずれることになり、接点部105Aとの接触不良が生じるという問題点があった。
【0013】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、キー部材を押圧する際にキー部材とドーム状部材との中心がずれていても良好なクリック感を得られるようにしたドーム押えシート及びその製造方法、並びに前記ドーム押えシートを用いたスイッチを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明のドーム押えシートは、基板上の接点部をほぼ中央にして覆うように配置した可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材と、このドーム状部材を前記接点部に対して接近、離間すべく押圧する押圧部を備えたアクチュエータと、の間で前記ドーム状部材の凸面側を貼着して押さえるドーム押えシートにおいて、
前記ドーム状部材の凸面側の頂点に接する位置で前記アクチュエータ側の面に前記アクチュエータに係合すべく突出する突起部を設けてなることを特徴とするものである。
【0015】
したがって、ドーム押えシートはアクチュエータ側の面に突起部を設けたので、このドーム押えシートが用いられるスイッチでは、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータがオフセンターを起こしても、アクチュエータの押圧部が常に一定して中心軸にある突起部を押すためドーム状部材は突起部直下の頂点付近が反転して凹んで接点部に接触して導通状態となるので、良好なクリック感が得られ、且つドーム状部材の耐久性が向上する。
【0016】
また、ドーム押えシートの下面はドーム状部材の凸面に確実に貼着されるのでキースイッチの寿命試験が行われても接着が剥がれることがないので、従来のようにドーム状部材が中心軸からずれて接点部と接触不良を起こす事態は生じない。
【0017】
請求項2によるこの発明のドーム押えシートは、請求項1記載のドーム押えシートにおいて、前記突起部が、前記アクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさを有していることを特徴とするものである。
【0018】
したがって、ドーム押えシートがドーム状部材の凸面に確実に貼着されることからドーム押えシートの突起部は強度的に安定するので、アクチュエータの押圧部が突起部に僅かでも係合していれば、アクチュエータの押圧力が突起部を介してドーム状部材の頂点に確実に伝わる。突起部がアクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさを有しているので安定したクリック感が得られる。
【0019】
請求項3によるこの発明のドーム押えシートの製造方法は、基板上の接点部をほぼ中央にして覆うように配置した可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材と、このドーム状部材を前記接点部に対して接近、離間すべく押圧する押圧部を備えたアクチュエータと、の間で前記ドーム状部材の凸面側を貼着して押さえるドーム押えシートの製造方法において、
前記ドーム押えシートに、前記ドーム状部材の凸面側の頂点に接する位置で前記アクチュエータ側の面に樹脂材を一層又は複数層に積層して固化せしめることにより、前記アクチュエータに係合する突起部を形成することを特徴とするものである。
【0020】
したがって、突起部は樹脂材を一層又は複数層に積層して固化させることにより、厚みや大きさが精度良く容易に形成されるので、突起部を確実にドーム状部材の頂点に位置せしめることができる。このようなドーム押えシートが用いられるスイッチでは、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータがオフセンターを起こしても、アクチュエータの押圧部が常に一定して中心軸にある突起部を押すためドーム状部材は突起部直下の頂点付近が反転して凹んで接点部に接触して導通状態となるので、良好なクリック感が得られ、且つドーム状部材の耐久性が向上する。
【0021】
また、複数のキースイッチが一つの平面あるいは曲面上に配列されている場合は、上記の理由から複数のキースイッチに該当する突起部が一枚のドーム押えシート上に複数のキースイッチの所定の位置に正確に同時に形成される。
【0022】
請求項4によるこの発明のスイッチは、接点部を備えた基板と、前記接点部をほぼ中央にして覆うように配置した可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材と、このドーム状部材の凸面側を貼着して押さえるドーム押えシートと、このドーム押えシートを介して外方から前記ドーム状部材を前記接点部に対して接近、離間すべく押圧する押圧部を備えたアクチュエータと、からなるスイッチにおいて、前記ドーム押えシートに、前記ドーム状部材の凸面側の頂点に接する位置でアクチュエータ側の面にアクチュエータの押圧部に係合すべく突出する突起部を設けてなることを特徴とするものである。
【0023】
したがって、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータがオフセンターを起こしても、アクチュエータの押圧部が常に一定して中心軸にある突起部を押すためドーム状部材は突起部直下の頂点付近が反転して凹んで接点部に接触して導通状態となるので、良好なクリック感が得られ、且つドーム状部材の耐久性が向上する。
【0024】
また、ドーム押えシートの下面はドーム状部材の凸面に確実に貼着されるのでキースイッチの寿命試験が行われても接着が剥がれることがないので、従来のようにドーム状部材が中心軸からずれて接点部と接触不良を起こす事態は生じない。
【0025】
請求項5によるこの発明のスイッチは、請求項4記載のスイッチにおいて、前記突起部が、前記アクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさを有していることを特徴とするものである。
【0026】
したがって、ドーム押えシートがドーム状部材の凸面に確実に貼着されることからドーム押えシートの突起部は強度的に安定するので、アクチュエータの押圧部が突起部に僅かでも係合していれば、アクチュエータの押圧力が突起部を介してドーム状部材の頂点に確実に伝わる。突起部がアクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさを有しているので安定したクリック感が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0028】
図1を参照するに、この実施の形態に係わるキースイッチ1は、FPCなどからなるプリント配線基板3の上に導電性材料からなる接点部5Aが備えられ、この接点部5Aの周りに接点部5Bが環状に備えられている。可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材7が、その外周を接点部5Bに接続して載置されている。このドーム状部材7は導電材料としての例えばステンレスの材料からなる。なお、ドーム状部材7は可撓性のある導電性材料であれば他の金属材料であっても構わない。
【0029】
さらに、上記のドーム状部材7は上記の接点部5Aをほぼ中央にして覆うように、つまり椀型形状の凹面の中心方向側に前記接点部5Aが位置するように配置されているので、ドーム状部材7の頂点が下方へ押圧されると、頂点付近が反転して凹むように押し込まれて接点部5Aに接触し、導通することになる。
【0030】
また、ドーム状部材7は、椀型形状の凸面側が例えば樹脂シートからなるドーム押えシート9により貼着されて押さえられ位置決めされている。ちなみに、ドーム押えシート9の下面と椀型形状の凸面は粘着剤により貼着されている。
【0031】
さらに、ドーム押えシート9の上方には、アクチュエータとしての例えばキー部材11が図示せざるスプリング等の付勢手段により図1において常時上方へ付勢されており、プリント配線基板3から離間した位置に配置され、上下動可能に設けられている。なお、キー部材11は例えば樹脂製からなり、指で押すための操作部13と前記ドーム状部材7のほぼ頂点を接点部5Aに対して接触せしめるべく押圧する押圧部15とから構成されている。
【0032】
この発明の実施の形態の主要部を構成する上記のドーム押えシート9は、前記ドーム状部材7の凸面側の頂点に接する位置でキー部材11側の面、つまり図1においてドーム押えシート9の上面に、キー部材11の押圧部15に係合すべく突起部としての例えば樹脂ディンプル17が突出している。
【0033】
なお、上記の樹脂ディンプル17は、印刷あるいはディスペンスなどの手法により一層又は複数層に積層して固化して形成されている。例えば、印刷の手法ではドーム押えシート9の上面に液状のUV硬化型樹脂を所定の大きさで円形にスクリーン印刷にて形成し硬化させる。その後、さらに上記の1層目のディンプル層の上にスクリーン印刷にて2層目のディンプル層を積層して形成し固化させる。樹脂ディンプルの所望の厚さに達するまで上記のスクリーン印刷を繰り返して複数層のディンプル層を形成するものである。
【0034】
このような手法を用いることにより、上記の樹脂ディンプル17は厚みや大きさが精度良く容易に形成することができるので、樹脂ディンプル17を確実にドーム状部材7の凸面側の頂点に対向する位置に位置決めすることができる。ちなみに、各層の厚みが例えば50〜100μmで全体厚みとして200〜250μmに形成した場合、1層当たりの厚み誤差は±2μm程度になり、全体として±10μm程度に押さえられる。
【0035】
なお、複数のキースイッチ1が一つの平面あるいは曲面上に配列されている場合は、一枚のドーム押えシート9が共通に使用されるので、上記の複数のキースイッチ1に該当する樹脂ディンプル17は印刷あるいはディスペンスの手法により一枚のドーム押えシート9上に複数のキースイッチ1の所定の位置に同時に形成される。
【0036】
なお、上記のように複数のキースイッチ1がある場合、ドーム押えシート9は、個々のドーム状部材7ごとに貼着しても、あるいはドーム押えシート9に複数のドーム状部材7を貼着しても構わない。ちなみに、図1では1つのキースイッチ1のみが図示されているが、後者の状態を示すもので複数のドーム状部材7がそれぞれの頂点付近の範囲でドーム押えシート9に貼着された状態である。
【0037】
上記構成により、キー部材11の操作部13が図示せざるスプリングにより図1において上方へ付勢される付勢力に抗して下方へ押し込まれると、押圧部15によりドーム押えシート9の樹脂ディンプル17の上からドーム状部材7の頂点付近が押し下げられる。
【0038】
このとき、図2に示されているように例えばキースイッチ1の組み立て工程時に、あるいはキー部材11が押し込まれる際に、キー部材11が押し込まれる方向と直交する方向(図2において左右方向)にずれてキー部材11の中心軸CL2とドーム状部材7の中心軸CL1がずれた場合、つまりキー部材11がオフセンターを起こした場合であっても、キー部材11の押圧部15が樹脂ディンプル17の上面に係合して樹脂ディンプル17が下方へ押し下げられる。したがって、ドーム状部材7が押されるポイントは常に一定して中心軸CL1にある樹脂ディンプル17の直下の頂点であるので、良好なクリック感が得られる。ドーム状部材7は頂点付近が反転して凹むように押し込まれて接点部5Aに接触して導通状態になり、キースイッチ1がON状態となる。
【0039】
また、ドーム状部材7は常に一定して中心軸CL1にある樹脂ディンプル17の直下の頂点で押されるので、ドーム状部材7が左右対称に凹むことからドーム状部材7に無理な力がかかったり、変形したりすることがないので、ドーム状部材7の耐久性が向上することとなる。
【0040】
また、ドーム状部材7自体には従来例2のような突起部が設けられていないので、ドーム状部材7自体に歪みが生じることがなく、前記突起部による耐久性の低下という事態は避けられる。また、ドーム状部材7とドーム押えシート9の下面との間には、従来例2及び従来例3のような突起部が設けられていないので、ドーム押えシート9の下面はドーム状部材7の凸面に粘着剤により確実に貼着されることから、ドーム押えシート9の上面の樹脂ディンプル17は強度的に安定している。そのために、例えば、図3に示されているようにキー部材11の押圧部15が樹脂ディンプル17の上面に僅かでも係合している状態にあれば、キー部材からの押圧力が樹脂ディンプル17を介して直下のドーム状部材7は頂点に伝わることになるので、安定したクリック感を得ることができる。
【0041】
したがって、ドーム状部材7の樹脂ディンプル17は、キー部材11が押し込まれる方向と直交する方向にずれる範囲に応じてキー部材11の押圧部15と係合可能な大きさに設けられることにより、キースイッチ1は常時安定したクリック感と導通状態が得られる。しかし、力学的には図4に示されているように押圧部15の下面が少なくとも樹脂ディンプル17の上面の中心にかかっていることが望ましいので、キー部材11は図4において左右方向の移動許容範囲を押圧部15の下面が少なくとも樹脂ディンプル17の上面の中心にかかるように制限するか、あるいは押圧部15の大きさを大きくすることによって調整することが望ましい。しかし、より望ましくは、力学的には図2に示されているように押圧部15の下面が樹脂ディンプル17の上面の全体に当接していることである。
【0042】
また、この発明の実施の形態のキースイッチ1には突起部としての樹脂ディンプル17が設けられていても、上記の理由で、ドーム押えシート9の下面とドーム状部材7の凸面が粘着剤により確実に貼着されるので、キースイッチ1の寿命試験が行われる際、上記の接着が剥がれることがないので、従来のようにドーム状部材7の頂点が本来の中心軸CL1からずれたために生じる接点部5Aとの接触不良という事態は防止される。
【0043】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0044】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、ドーム押えシートはアクチュエータ側の面に突起部を設けたので、このドーム押えシートが用いられるスイッチでは、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータが押し込まれる方向と直交する方向にずれるためにアクチュエータとドーム状部材との中心軸がずれたとしても、アクチュエータの押圧部の押圧力を常に一定して中心軸にある突起部を介してドーム状部材の頂点付近を反転させて凹ませることができるので、良好なクリック感を得ることができ、且つドーム状部材の耐久性を向上できる。言い換えれば、オフセンターによるクリック感の低下を防ぐことができ、信頼性の高いスイッチ構造が可能となる。
【0045】
また、ドーム押えシートの下面はドーム状部材の凸面に確実に貼着されることから上記の接着が剥がれないので、従来のようにドーム状部材が中心軸からずれるために接点部との接触不良が生じるという事態を防止できる。
【0046】
請求項2の発明によれば、ドーム押えシートをドーム状部材の凸面に確実に貼着できることからドーム押えシートの突起部が強度的に安定するので、アクチュエータの押圧部と突起部とが僅かでも係合せしめることにより、アクチュエータの押圧力を突起部を介してドーム状部材の頂点に確実に伝えることができる。したがって、突起部をアクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさとすることにより安定したクリック感を得ることができる。
【0047】
請求項3の発明によれば、樹脂材を一層又は複数層に積層して固化させる突起部は、厚みや大きさを精度良く容易に形成できるので、突起部を確実にドーム状部材の頂点に位置せしめることができる。このようなドーム押えシートが用いられるスイッチでは、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータが押し込まれる方向と直交する方向にずれるためにアクチュエータとドーム状部材との中心軸がずれたとしても、アクチュエータの押圧部の押圧力を常に一定して中心軸にある突起部を介してドーム状部材の頂点付近を反転させて凹ませることができるので、良好なクリック感を得ることができ、且つドーム状部材の耐久性を向上できる。
【0048】
また、複数のキースイッチが一つの平面あるいは曲面上に配列されている場合は、上記の理由から複数のキースイッチに該当する突起部を一枚のドーム押えシート上に複数のキースイッチの所定の位置に正確に同時に形成できる。
【0049】
請求項4の発明によれば、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータが押し込まれる方向と直交する方向にずれるためにアクチュエータとドーム状部材との中心軸がずれたとしても、アクチュエータの押圧部の押圧力を常に一定して中心軸にある突起部を介してドーム状部材の頂点付近を反転させて凹ませることができるので、良好なクリック感を得ることができ、且つドーム状部材の耐久性を向上できる。言い換えれば、オフセンターによるクリック感の低下を防ぐことができ、信頼性の高いスイッチ構造が可能となる。
【0050】
また、ドーム押えシートの下面はドーム状部材の凸面に確実に貼着されることから上記の接着が剥がれないので、従来のようにドーム状部材が中心軸からずれるために接点部との接触不良が生じるという事態を防止できる。
【0051】
請求項5の発明によれば、ドーム押えシートをドーム状部材の凸面に確実に貼着できることからドーム押えシートの突起部が強度的に安定するので、アクチュエータの押圧部と突起部とが僅かでも係合せしめることにより、アクチュエータの押圧力を突起部を介してドーム状部材の頂点に確実に伝えることができる。したがって、突起部をアクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさとすることにより安定したクリック感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、キースイッチの概略的な断面図である。
【図2】図1のキースイッチにおけるアクチュエータが押し込まれたときの概略的な動作説明図である。
【図3】図1におけるアクチュエータの押圧部がドーム押えシートの突起部に係合する状態の概略説明図である。
【図4】図1におけるアクチュエータの押圧部がドーム押えシートの突起部に係合する状態の概略説明図である。
【図5】従来例1のキースイッチの概略的な断面図である。
【図6】図5のキースイッチにおけるアクチュエータが押し込まれたときの概略的な動作説明図である。
【図7】従来例2のキースイッチの概略的な断面図である。
【図8】従来例3のキースイッチの概略的な断面図である。
【符号の説明】
1 キースイッチ(スイッチ)
3 プリント配線基板
5A 接点部
5B 接点部
7 ドーム状部材
9 ドーム押えシート
11 キー部材(アクチュエータ)
13 操作部
15 押圧部
17 樹脂ディンプル(突起部)
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話などの小型電子機器に組み込まれるキースイッチなどのスイッチにおけるドーム押えシート及びその製造方法、並びに前記ドーム押えシートを用いたスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5を参照するに、従来例1のキースイッチ101は、プリント配線基板103の上に導電性材料からなる接点部105Aが備えられ、この接点部105Aの周りに接点部105Bが環状に備えられている。可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材107が、その外周を接点部105Bに接続して載置されている。このドーム状部材107は導電材料としての例えばステンレスの材料からなる。さらに、ドーム状部材107は上記の接点部105Aをほぼ中央にして覆うように、つまり椀型形状の凹面の中心方向側に前記接点部105Aが位置するように配置されているので、ドーム状部材107の頂点が下方へ押圧されると、頂点付近が反転して凹むように押し込まれて接点部105Aに接触し、導通することになる。
【0003】
また、ドーム状部材107は、椀型形状の凸面側が例えば樹脂シートからなるドーム押えシート109により貼着されて押さえられ位置決めされている。ちなみに、ドーム押えシート109の下面と椀型形状の凸面は粘着剤により貼着されている。
【0004】
上記のドーム押えシート109の上方には、アクチュエータとしての例えばキー部材111が図示せざるスプリング等の付勢手段により図5において常時上方へ付勢されており、プリント配線基板103から離間した位置に配置されている。なお、キー部材111は例えば指で押すための操作部113と前記ドーム状部材107のほぼ頂点を接点部105Aに対して接触せしめるべく押圧する押圧部115とから構成されている。
【0005】
したがって、キー部材111の操作部113が押し込まれると、図6に示されているように、押圧部115によりドーム押えシート109の上からドーム状部材107の頂点付近が押し下げられる。ドーム状部材107の頂点付近が反転して凹むように押し込まれて接点部105Aに接触して導通状態になり、キースイッチ101がON状態となる。上記のように、ドーム状部材107が反転して凹む際に、クリック感が得られるようになっている。
【0006】
図7を参照するに、従来例2のキースイッチ117としては、特開2001−135189号に開示されているように、プリント配線基板103の上に、それぞれ導電性材料からなる接点部105Aとこの接点部105Aの周りに環状の接点部105Bが配置され、接点部105Bの上に椀型形状のドーム状部材119が接続され、接点部105Aをほぼ中央にして覆うように配置されている。このドーム状部材119には、椀型形状の中央の頂点に上記の接点部105Aと反対方向に突出した突起部121が設けられている。このドーム状部材119は、椀型形状の凸面側が前述したようにドーム押えシート123により貼着されて押さえられ位置決めされており、ドーム押えシート123の上方には、アクチュエータとしての例えばキー部材125が前述した従来例1と同様に上下動自在に設けられている。
【0007】
したがって、キー部材125の操作部127が押し込まれると、下面の押圧部129によりドーム押えシート123の上からドーム状部材119の頂点の突起部121が押し下げられる。この突起部121の周囲付近が反転して凹むように押し込まれ、突起部121の付け根の下面が接点部105Aに接触して導通状態になり、キースイッチ117がON状態となる。
【0008】
図8を参照するに、従来例3のキースイッチ131としては、特開平11−96848号に開示されているように、プリント配線基板103の上に接点部105Aとこの接点部105Aの周りに環状の接点部105Bが配置され、接点部105Bの上に椀型形状のドーム状部材133が接続され、接点部105Aをほぼ中央にして覆うように配置されている。このドーム状部材133は、椀型形状の凸面側が前述した従来例2のようにドーム押えシート135により貼着されて押さえられ位置決めされており、このドーム押えシート135の下面にはドーム状部材133の頂点を下方へ押圧すべく突起部137がドーム状部材133の側に向けて突出している。また、ドーム押えシート135の上方には、アクチュエータとしての例えばキー部材125が前述した従来例2と同様に上下動自在に設けられている。
【0009】
したがって、キー部材125の操作部127が押し込まれると、下面の押圧部129によりドーム押えシート135の上から突起部137を介してドーム状部材133の頂点が押し下げられる。ドーム状部材133の頂点付近が反転して凹むように押し込まれて接点部105Aに接触して導通状態になり、キースイッチ131がON状態となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来例1のキースイッチ101においては、図6に示されているように例えばキースイッチ101の組み立て工程時に、あるいはキー部材111が押し込まれる際に、図6において左右方向にずれてキー部材111の中心軸CL2とドーム状部材107の中心軸CL1がずれた場合には、ドーム状部材107が中心軸CL1からずれた位置で凹むためにクリック率の低下並びにクリック感が鈍くなるためにクリック感の悪化を招くという問題点があった。
【0011】
また、従来例2のキースイッチ117においては、ドーム状部材119自体に突起部121が設けられているので、ドーム状部材119自体に歪みが生じるために耐久性が悪くなる。特に、ドーム状部材119が小さくなると、上記の耐久性を低下せしめるという悪影響が大きくなるという問題点があった。また、ドーム状部材119の頂点に突起部121が設けられているので、ドーム押えシート123の下面の粘着剤とドーム状部材119の凸面との貼着面が少なくなる。そのために、キースイッチ117の寿命試験を行うと、上記の接着が剥がれるのでドーム状部材119の位置決め状態が不安定となるためにドーム状部材119の頂点が本来の中心軸からずれることになり、接点部105Aとの接触不良が生じるという問題点があった。
【0012】
また、従来例3のキースイッチ131においては、ドーム押えシート135の下面に突起部137が設けられているので、従来例2のキースイッチ117の場合と同様に、ドーム押えシート135の下面の粘着剤とドーム状部材133の凸面との貼着面が少なくなる。そのために、キースイッチ131の寿命試験を行うと、上記の接着が剥がれるのでドーム状部材133の位置決め状態が不安定となるためにドーム状部材133の頂点が本来の中心軸からずれることになり、接点部105Aとの接触不良が生じるという問題点があった。
【0013】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、キー部材を押圧する際にキー部材とドーム状部材との中心がずれていても良好なクリック感を得られるようにしたドーム押えシート及びその製造方法、並びに前記ドーム押えシートを用いたスイッチを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明のドーム押えシートは、基板上の接点部をほぼ中央にして覆うように配置した可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材と、このドーム状部材を前記接点部に対して接近、離間すべく押圧する押圧部を備えたアクチュエータと、の間で前記ドーム状部材の凸面側を貼着して押さえるドーム押えシートにおいて、
前記ドーム状部材の凸面側の頂点に接する位置で前記アクチュエータ側の面に前記アクチュエータに係合すべく突出する突起部を設けてなることを特徴とするものである。
【0015】
したがって、ドーム押えシートはアクチュエータ側の面に突起部を設けたので、このドーム押えシートが用いられるスイッチでは、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータがオフセンターを起こしても、アクチュエータの押圧部が常に一定して中心軸にある突起部を押すためドーム状部材は突起部直下の頂点付近が反転して凹んで接点部に接触して導通状態となるので、良好なクリック感が得られ、且つドーム状部材の耐久性が向上する。
【0016】
また、ドーム押えシートの下面はドーム状部材の凸面に確実に貼着されるのでキースイッチの寿命試験が行われても接着が剥がれることがないので、従来のようにドーム状部材が中心軸からずれて接点部と接触不良を起こす事態は生じない。
【0017】
請求項2によるこの発明のドーム押えシートは、請求項1記載のドーム押えシートにおいて、前記突起部が、前記アクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさを有していることを特徴とするものである。
【0018】
したがって、ドーム押えシートがドーム状部材の凸面に確実に貼着されることからドーム押えシートの突起部は強度的に安定するので、アクチュエータの押圧部が突起部に僅かでも係合していれば、アクチュエータの押圧力が突起部を介してドーム状部材の頂点に確実に伝わる。突起部がアクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさを有しているので安定したクリック感が得られる。
【0019】
請求項3によるこの発明のドーム押えシートの製造方法は、基板上の接点部をほぼ中央にして覆うように配置した可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材と、このドーム状部材を前記接点部に対して接近、離間すべく押圧する押圧部を備えたアクチュエータと、の間で前記ドーム状部材の凸面側を貼着して押さえるドーム押えシートの製造方法において、
前記ドーム押えシートに、前記ドーム状部材の凸面側の頂点に接する位置で前記アクチュエータ側の面に樹脂材を一層又は複数層に積層して固化せしめることにより、前記アクチュエータに係合する突起部を形成することを特徴とするものである。
【0020】
したがって、突起部は樹脂材を一層又は複数層に積層して固化させることにより、厚みや大きさが精度良く容易に形成されるので、突起部を確実にドーム状部材の頂点に位置せしめることができる。このようなドーム押えシートが用いられるスイッチでは、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータがオフセンターを起こしても、アクチュエータの押圧部が常に一定して中心軸にある突起部を押すためドーム状部材は突起部直下の頂点付近が反転して凹んで接点部に接触して導通状態となるので、良好なクリック感が得られ、且つドーム状部材の耐久性が向上する。
【0021】
また、複数のキースイッチが一つの平面あるいは曲面上に配列されている場合は、上記の理由から複数のキースイッチに該当する突起部が一枚のドーム押えシート上に複数のキースイッチの所定の位置に正確に同時に形成される。
【0022】
請求項4によるこの発明のスイッチは、接点部を備えた基板と、前記接点部をほぼ中央にして覆うように配置した可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材と、このドーム状部材の凸面側を貼着して押さえるドーム押えシートと、このドーム押えシートを介して外方から前記ドーム状部材を前記接点部に対して接近、離間すべく押圧する押圧部を備えたアクチュエータと、からなるスイッチにおいて、前記ドーム押えシートに、前記ドーム状部材の凸面側の頂点に接する位置でアクチュエータ側の面にアクチュエータの押圧部に係合すべく突出する突起部を設けてなることを特徴とするものである。
【0023】
したがって、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータがオフセンターを起こしても、アクチュエータの押圧部が常に一定して中心軸にある突起部を押すためドーム状部材は突起部直下の頂点付近が反転して凹んで接点部に接触して導通状態となるので、良好なクリック感が得られ、且つドーム状部材の耐久性が向上する。
【0024】
また、ドーム押えシートの下面はドーム状部材の凸面に確実に貼着されるのでキースイッチの寿命試験が行われても接着が剥がれることがないので、従来のようにドーム状部材が中心軸からずれて接点部と接触不良を起こす事態は生じない。
【0025】
請求項5によるこの発明のスイッチは、請求項4記載のスイッチにおいて、前記突起部が、前記アクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさを有していることを特徴とするものである。
【0026】
したがって、ドーム押えシートがドーム状部材の凸面に確実に貼着されることからドーム押えシートの突起部は強度的に安定するので、アクチュエータの押圧部が突起部に僅かでも係合していれば、アクチュエータの押圧力が突起部を介してドーム状部材の頂点に確実に伝わる。突起部がアクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさを有しているので安定したクリック感が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0028】
図1を参照するに、この実施の形態に係わるキースイッチ1は、FPCなどからなるプリント配線基板3の上に導電性材料からなる接点部5Aが備えられ、この接点部5Aの周りに接点部5Bが環状に備えられている。可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材7が、その外周を接点部5Bに接続して載置されている。このドーム状部材7は導電材料としての例えばステンレスの材料からなる。なお、ドーム状部材7は可撓性のある導電性材料であれば他の金属材料であっても構わない。
【0029】
さらに、上記のドーム状部材7は上記の接点部5Aをほぼ中央にして覆うように、つまり椀型形状の凹面の中心方向側に前記接点部5Aが位置するように配置されているので、ドーム状部材7の頂点が下方へ押圧されると、頂点付近が反転して凹むように押し込まれて接点部5Aに接触し、導通することになる。
【0030】
また、ドーム状部材7は、椀型形状の凸面側が例えば樹脂シートからなるドーム押えシート9により貼着されて押さえられ位置決めされている。ちなみに、ドーム押えシート9の下面と椀型形状の凸面は粘着剤により貼着されている。
【0031】
さらに、ドーム押えシート9の上方には、アクチュエータとしての例えばキー部材11が図示せざるスプリング等の付勢手段により図1において常時上方へ付勢されており、プリント配線基板3から離間した位置に配置され、上下動可能に設けられている。なお、キー部材11は例えば樹脂製からなり、指で押すための操作部13と前記ドーム状部材7のほぼ頂点を接点部5Aに対して接触せしめるべく押圧する押圧部15とから構成されている。
【0032】
この発明の実施の形態の主要部を構成する上記のドーム押えシート9は、前記ドーム状部材7の凸面側の頂点に接する位置でキー部材11側の面、つまり図1においてドーム押えシート9の上面に、キー部材11の押圧部15に係合すべく突起部としての例えば樹脂ディンプル17が突出している。
【0033】
なお、上記の樹脂ディンプル17は、印刷あるいはディスペンスなどの手法により一層又は複数層に積層して固化して形成されている。例えば、印刷の手法ではドーム押えシート9の上面に液状のUV硬化型樹脂を所定の大きさで円形にスクリーン印刷にて形成し硬化させる。その後、さらに上記の1層目のディンプル層の上にスクリーン印刷にて2層目のディンプル層を積層して形成し固化させる。樹脂ディンプルの所望の厚さに達するまで上記のスクリーン印刷を繰り返して複数層のディンプル層を形成するものである。
【0034】
このような手法を用いることにより、上記の樹脂ディンプル17は厚みや大きさが精度良く容易に形成することができるので、樹脂ディンプル17を確実にドーム状部材7の凸面側の頂点に対向する位置に位置決めすることができる。ちなみに、各層の厚みが例えば50〜100μmで全体厚みとして200〜250μmに形成した場合、1層当たりの厚み誤差は±2μm程度になり、全体として±10μm程度に押さえられる。
【0035】
なお、複数のキースイッチ1が一つの平面あるいは曲面上に配列されている場合は、一枚のドーム押えシート9が共通に使用されるので、上記の複数のキースイッチ1に該当する樹脂ディンプル17は印刷あるいはディスペンスの手法により一枚のドーム押えシート9上に複数のキースイッチ1の所定の位置に同時に形成される。
【0036】
なお、上記のように複数のキースイッチ1がある場合、ドーム押えシート9は、個々のドーム状部材7ごとに貼着しても、あるいはドーム押えシート9に複数のドーム状部材7を貼着しても構わない。ちなみに、図1では1つのキースイッチ1のみが図示されているが、後者の状態を示すもので複数のドーム状部材7がそれぞれの頂点付近の範囲でドーム押えシート9に貼着された状態である。
【0037】
上記構成により、キー部材11の操作部13が図示せざるスプリングにより図1において上方へ付勢される付勢力に抗して下方へ押し込まれると、押圧部15によりドーム押えシート9の樹脂ディンプル17の上からドーム状部材7の頂点付近が押し下げられる。
【0038】
このとき、図2に示されているように例えばキースイッチ1の組み立て工程時に、あるいはキー部材11が押し込まれる際に、キー部材11が押し込まれる方向と直交する方向(図2において左右方向)にずれてキー部材11の中心軸CL2とドーム状部材7の中心軸CL1がずれた場合、つまりキー部材11がオフセンターを起こした場合であっても、キー部材11の押圧部15が樹脂ディンプル17の上面に係合して樹脂ディンプル17が下方へ押し下げられる。したがって、ドーム状部材7が押されるポイントは常に一定して中心軸CL1にある樹脂ディンプル17の直下の頂点であるので、良好なクリック感が得られる。ドーム状部材7は頂点付近が反転して凹むように押し込まれて接点部5Aに接触して導通状態になり、キースイッチ1がON状態となる。
【0039】
また、ドーム状部材7は常に一定して中心軸CL1にある樹脂ディンプル17の直下の頂点で押されるので、ドーム状部材7が左右対称に凹むことからドーム状部材7に無理な力がかかったり、変形したりすることがないので、ドーム状部材7の耐久性が向上することとなる。
【0040】
また、ドーム状部材7自体には従来例2のような突起部が設けられていないので、ドーム状部材7自体に歪みが生じることがなく、前記突起部による耐久性の低下という事態は避けられる。また、ドーム状部材7とドーム押えシート9の下面との間には、従来例2及び従来例3のような突起部が設けられていないので、ドーム押えシート9の下面はドーム状部材7の凸面に粘着剤により確実に貼着されることから、ドーム押えシート9の上面の樹脂ディンプル17は強度的に安定している。そのために、例えば、図3に示されているようにキー部材11の押圧部15が樹脂ディンプル17の上面に僅かでも係合している状態にあれば、キー部材からの押圧力が樹脂ディンプル17を介して直下のドーム状部材7は頂点に伝わることになるので、安定したクリック感を得ることができる。
【0041】
したがって、ドーム状部材7の樹脂ディンプル17は、キー部材11が押し込まれる方向と直交する方向にずれる範囲に応じてキー部材11の押圧部15と係合可能な大きさに設けられることにより、キースイッチ1は常時安定したクリック感と導通状態が得られる。しかし、力学的には図4に示されているように押圧部15の下面が少なくとも樹脂ディンプル17の上面の中心にかかっていることが望ましいので、キー部材11は図4において左右方向の移動許容範囲を押圧部15の下面が少なくとも樹脂ディンプル17の上面の中心にかかるように制限するか、あるいは押圧部15の大きさを大きくすることによって調整することが望ましい。しかし、より望ましくは、力学的には図2に示されているように押圧部15の下面が樹脂ディンプル17の上面の全体に当接していることである。
【0042】
また、この発明の実施の形態のキースイッチ1には突起部としての樹脂ディンプル17が設けられていても、上記の理由で、ドーム押えシート9の下面とドーム状部材7の凸面が粘着剤により確実に貼着されるので、キースイッチ1の寿命試験が行われる際、上記の接着が剥がれることがないので、従来のようにドーム状部材7の頂点が本来の中心軸CL1からずれたために生じる接点部5Aとの接触不良という事態は防止される。
【0043】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0044】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、ドーム押えシートはアクチュエータ側の面に突起部を設けたので、このドーム押えシートが用いられるスイッチでは、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータが押し込まれる方向と直交する方向にずれるためにアクチュエータとドーム状部材との中心軸がずれたとしても、アクチュエータの押圧部の押圧力を常に一定して中心軸にある突起部を介してドーム状部材の頂点付近を反転させて凹ませることができるので、良好なクリック感を得ることができ、且つドーム状部材の耐久性を向上できる。言い換えれば、オフセンターによるクリック感の低下を防ぐことができ、信頼性の高いスイッチ構造が可能となる。
【0045】
また、ドーム押えシートの下面はドーム状部材の凸面に確実に貼着されることから上記の接着が剥がれないので、従来のようにドーム状部材が中心軸からずれるために接点部との接触不良が生じるという事態を防止できる。
【0046】
請求項2の発明によれば、ドーム押えシートをドーム状部材の凸面に確実に貼着できることからドーム押えシートの突起部が強度的に安定するので、アクチュエータの押圧部と突起部とが僅かでも係合せしめることにより、アクチュエータの押圧力を突起部を介してドーム状部材の頂点に確実に伝えることができる。したがって、突起部をアクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさとすることにより安定したクリック感を得ることができる。
【0047】
請求項3の発明によれば、樹脂材を一層又は複数層に積層して固化させる突起部は、厚みや大きさを精度良く容易に形成できるので、突起部を確実にドーム状部材の頂点に位置せしめることができる。このようなドーム押えシートが用いられるスイッチでは、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータが押し込まれる方向と直交する方向にずれるためにアクチュエータとドーム状部材との中心軸がずれたとしても、アクチュエータの押圧部の押圧力を常に一定して中心軸にある突起部を介してドーム状部材の頂点付近を反転させて凹ませることができるので、良好なクリック感を得ることができ、且つドーム状部材の耐久性を向上できる。
【0048】
また、複数のキースイッチが一つの平面あるいは曲面上に配列されている場合は、上記の理由から複数のキースイッチに該当する突起部を一枚のドーム押えシート上に複数のキースイッチの所定の位置に正確に同時に形成できる。
【0049】
請求項4の発明によれば、アクチュエータが接点部の方向に押し込まれる際に、たとえアクチュエータが押し込まれる方向と直交する方向にずれるためにアクチュエータとドーム状部材との中心軸がずれたとしても、アクチュエータの押圧部の押圧力を常に一定して中心軸にある突起部を介してドーム状部材の頂点付近を反転させて凹ませることができるので、良好なクリック感を得ることができ、且つドーム状部材の耐久性を向上できる。言い換えれば、オフセンターによるクリック感の低下を防ぐことができ、信頼性の高いスイッチ構造が可能となる。
【0050】
また、ドーム押えシートの下面はドーム状部材の凸面に確実に貼着されることから上記の接着が剥がれないので、従来のようにドーム状部材が中心軸からずれるために接点部との接触不良が生じるという事態を防止できる。
【0051】
請求項5の発明によれば、ドーム押えシートをドーム状部材の凸面に確実に貼着できることからドーム押えシートの突起部が強度的に安定するので、アクチュエータの押圧部と突起部とが僅かでも係合せしめることにより、アクチュエータの押圧力を突起部を介してドーム状部材の頂点に確実に伝えることができる。したがって、突起部をアクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさとすることにより安定したクリック感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、キースイッチの概略的な断面図である。
【図2】図1のキースイッチにおけるアクチュエータが押し込まれたときの概略的な動作説明図である。
【図3】図1におけるアクチュエータの押圧部がドーム押えシートの突起部に係合する状態の概略説明図である。
【図4】図1におけるアクチュエータの押圧部がドーム押えシートの突起部に係合する状態の概略説明図である。
【図5】従来例1のキースイッチの概略的な断面図である。
【図6】図5のキースイッチにおけるアクチュエータが押し込まれたときの概略的な動作説明図である。
【図7】従来例2のキースイッチの概略的な断面図である。
【図8】従来例3のキースイッチの概略的な断面図である。
【符号の説明】
1 キースイッチ(スイッチ)
3 プリント配線基板
5A 接点部
5B 接点部
7 ドーム状部材
9 ドーム押えシート
11 キー部材(アクチュエータ)
13 操作部
15 押圧部
17 樹脂ディンプル(突起部)
Claims (5)
- 基板上の接点部をほぼ中央にして覆うように配置した可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材と、このドーム状部材を前記接点部に対して接近、離間すべく押圧する押圧部を備えたアクチュエータと、の間で前記ドーム状部材の凸面側を貼着して押さえるドーム押えシートにおいて、
前記ドーム状部材の凸面側の頂点に接する位置で前記アクチュエータ側の面に前記アクチュエータに係合すべく突出する突起部を設けてなることを特徴とするドーム押えシート。 - 前記突起部が、前記アクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさを有していることを特徴とする請求項1記載のドーム押えシート。
- 基板上の接点部をほぼ中央にして覆うように配置した可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材と、このドーム状部材を前記接点部に対して接近、離間すべく押圧する押圧部を備えたアクチュエータと、の間で前記ドーム状部材の凸面側を貼着して押さえるドーム押えシートの製造方法において、
前記ドーム押えシートに、前記ドーム状部材の凸面側の頂点に接する位置で前記アクチュエータ側の面に樹脂材を一層又は複数層に積層して固化せしめることにより、前記アクチュエータに係合する突起部を形成することを特徴とするドーム押えシートの製造方法。 - 接点部を備えた基板と、前記接点部をほぼ中央にして覆うように配置した可撓性を備えた椀型形状のドーム状部材と、このドーム状部材の凸面側を貼着して押さえるドーム押えシートと、このドーム押えシートを介して外方から前記ドーム状部材を前記接点部に対して接近、離間すべく押圧する押圧部を備えたアクチュエータと、からなるスイッチにおいて、
前記ドーム押えシートに、前記ドーム状部材の凸面側の頂点に接する位置でアクチュエータ側の面にアクチュエータの押圧部に係合すべく突出する突起部を設けてなることを特徴とするスイッチ。 - 前記突起部が、前記アクチュエータの押圧部の変動範囲内で係合可能な大きさを有していることを特徴とする請求項4記載のスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002212487A JP2004055389A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | ドーム押えシート及びその製造方法、並びに前記ドーム押えシートを用いたスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002212487A JP2004055389A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | ドーム押えシート及びその製造方法、並びに前記ドーム押えシートを用いたスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004055389A true JP2004055389A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31935408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002212487A Pending JP2004055389A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | ドーム押えシート及びその製造方法、並びに前記ドーム押えシートを用いたスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004055389A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100762711B1 (ko) * | 2006-06-15 | 2007-10-02 | 주식회사 모젬 | 발광 키패드용 이엘(el) 디바이스 |
US7923653B2 (en) | 2008-03-28 | 2011-04-12 | Omron Corporation | Key switch sheet and key switch module |
KR101062072B1 (ko) | 2009-05-11 | 2011-09-02 | 신익규 | 휴대폰 키패드용 돔시트 및 그 제조 방법 |
JP2011243476A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Panasonic Corp | プッシュスイッチ |
-
2002
- 2002-07-22 JP JP2002212487A patent/JP2004055389A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100762711B1 (ko) * | 2006-06-15 | 2007-10-02 | 주식회사 모젬 | 발광 키패드용 이엘(el) 디바이스 |
US7923653B2 (en) | 2008-03-28 | 2011-04-12 | Omron Corporation | Key switch sheet and key switch module |
KR101062072B1 (ko) | 2009-05-11 | 2011-09-02 | 신익규 | 휴대폰 키패드용 돔시트 및 그 제조 방법 |
JP2011243476A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Panasonic Corp | プッシュスイッチ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4413892B2 (ja) | キーシート | |
US8410381B2 (en) | Push-on switch | |
JP2006216291A (ja) | 可動接点体及びそれを用いて構成したパネルスイッチ | |
US20070209919A1 (en) | Multi-directional input unit | |
KR100637889B1 (ko) | 가동 접점체 및 이것을 사용한 푸시버튼 스위치 | |
JP2004055389A (ja) | ドーム押えシート及びその製造方法、並びに前記ドーム押えシートを用いたスイッチ | |
US8188388B2 (en) | Operation key structure | |
JP5194764B2 (ja) | 可動接点体およびその製造方法 | |
US7186939B2 (en) | Movable contact unit and panel switch | |
KR100501061B1 (ko) | 접점판 및 이것을 사용한 스위치장치 | |
JP2011100549A (ja) | プッシュスイッチ | |
JP2010040473A (ja) | メンブレンスイッチ | |
JP2007179921A (ja) | メタルドームスイッチ及びスイッチ装置 | |
KR100846335B1 (ko) | 클릭 스프링 부착 시트 및 이를 사용한 스위치 장치 | |
WO2004025677A1 (ja) | キ−スイッチ用ダイヤフラムおよびキ−スイッチ | |
JP2002216582A (ja) | 可動接点体 | |
JP2010097708A (ja) | キースイッチ及びスイッチシート | |
JP2007179923A (ja) | メタルドーム押さえシート及びメタルドームスイッチ | |
JP2007066840A (ja) | スイッチ装置 | |
US20050167258A1 (en) | Movable contact unit | |
JPH1196848A (ja) | スイッチ機構 | |
JP2009193905A (ja) | パネルスイッチ | |
JP2010015726A (ja) | メンブレンスイッチ | |
JP2004031154A (ja) | キースイッチ及びキースイッチ用ダイヤフラム | |
JP2010244795A (ja) | 可動接点付きシート |