JP2004054396A - リソース管理装置、リソース管理方法、リソース管理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

リソース管理装置、リソース管理方法、リソース管理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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大泉 充弘
Junichi Ikeda
池田 純一
Yutaka Yoneda
米田 豊
Noriyuki Terao
寺尾 典之
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Abstract

【課題】タスクの所要時間、リソースの効率、仕事率などの能力、及びリソースの負荷を含むリソースの処理状態を表示し、かつ複数のタスクの処理量、処理率などを一元管理することができるリソース管理装置、リソース管理方法、リソース管理プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】複数のリソースのそれぞれが複数のタスクを処理する場合に、リソース状態情報を取得するリソース状態情報入力部10と、前記複数のタスクをその属性によりグループ分けし、前記リソース状態情報を前記グループごとに管理し、前記グループごとに更新されたリソース状態情報により、リソース状態図形を生成して、前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置し、タイムチャートを生成するリソース状態情報処理部30と、前記タイムチャートを表示するリソース状態表示部20とを設ける。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製造ラインの工程管理、画像処理システムの画像データ管理などのリソース管理に適用されるリソース管理装置、リソース管理方法、リソース管理プログラム及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のリソース管理装置は、ガントチャートを用い、それぞれのリソース(作業者や製造装置)が行うタスクの進行状況を、リソースごとに設定されたカード状や板状のタスクバー(各タスクの実行期間などを表す)で時間軸上に配置し、タスク管理を行うものであった。この種のリソース管理装置に関するものとしては、特開平6−195345号公報、特開平10−118896号公報、特許第2973930号公報がある。
【0003】
この種のリソース管理装置においては、作業行程などのタスクごとに開始時間、終了時間、所要期間を設定し、それらを図形化して時間軸上に並べて表示する。また、タスク同士の依存関係(前のタスクが終了したら、次のタスクへ進む)があれば、グラフィック表示によりタスクバーをつないで、依存関係を保つ。さらに、タスクバーの移動や長さを変更することにより、タスクの実行計画を修正して表示する。このようにして、リソース(作業者や製造装置)が行うタスクを管理することができる。なお、ガントチャートを用いたリソース管理装置には、ガントチャートと等価な情報をテキストファイルに書き出し、読み込むツールなども既に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のリソース管理装置では、ガントチャートを用いてタスクの所要時間は表現されていたが、タスクを処理するリソースの能力(効率)を表現する点については配慮がなされておらず、リソースの能力とタスクの所要時間との関係が表現されないという問題があった。具体的には、能力の高いリソース(高性能の製造装置、熟練の作業者)は、能力の低いリソースに比べ、同じタスクを速く処理することが可能であって、タスクの所要時間は短縮されることになる。ここで、前述した従来のリソース管理装置においては、リソースの能力とタスクの所要時間との因果関係を視覚的に表現できなかった。また、前述した従来のリソース管理装置では、リソースの負荷をグラフィック表示する機能がないために、リソース管理者がグラフィック表示を目視してリソースの能力に余裕があるか否か、リソースの能力の限界に近いか否か、などを判断することは困難であった。さらに、前述した従来のリソース管理装置では、例えば、同じ種類のタスクがガントチャート上に複数個並んでいて、それらの処理時間を更新する場合に、複数のタスクをまとめて扱うことができず、一つずつ編集しなければならないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、タスクの所要時間だけでなく、リソースの効率、仕事率などの能力、及びリソースの負荷を含むリソースの処理状態を表示することができ、かつ複数のタスクの処理量、処理率などをまとめて管理することができるリソース管理装置、リソース管理方法、リソース管理プログラム及び記録媒体を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明のリソース管理装置は、複数のリソースのそれぞれが複数のタスクを処理する場合に、前記リソースによるタスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、及び、前記リソースの状態を保持する時間を含むリソース状態情報を取得するリソース状態情報取得手段と、前記複数のタスクを予め設定された属性によりグループごとに分け、前記リソース状態情報取得手段で取得されたリソース状態情報を前記グループごとに管理するグループ管理手段と、前記グループ管理手段で前記グループごとに更新されたリソース状態情報により、前記リソースの処理状態及び状態保持の経過を表す直角三角形と台形とを含むリソース状態図形を生成して、前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置し、タイムチャートを生成するタイムチャート生成手段と、前記グループ管理手段で前記グループごとに更新されたリソース状態情報により、前記タイムチャート生成手段で生成されたタイムチャートを表示するリソース状態表示手段とを設けた構成を有している。
この構成により、タスクの所要時間だけでなく、処理率や処理量を表現できるので、従来のタイムチャートに比べてリソースの状態を把握し易い。また、処理率や処理量や保持時間などのリソース状態情報が更新された場合に、グループごとにリソース状態情報を更新することにより、グループ化されているリソース状態図形(直角三角形、台形を含む)の形状を一律に更新できるので、タイムチャートの作成時間を短縮し、リソース管理が簡単になる。
【0007】
また、請求項2に係る本発明のリソース管理装置は、請求項1において、前記グループ管理手段には、複数のタスクのいずれかに同一のグループ名を付与し、前記タスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率を含む属性情報をグループごとに管理する手段を設けた構成を有している。
この構成により、タスクの処理率、処理量、保持時間などが更新された場合には、グループ化機能の属性を更新することにより、グループ化されているリソース状態図形を一律に更新できるので、タイムチャートの作成時間を短縮し、リソース管理が簡単になる。
【0008】
また、請求項3に係る本発明のリソース管理装置は、請求項1または2において、前記タイムチャート生成手段には、前記直角三角形によって前記タスクの処理量及び前記処理率を表し、前記直角三角形の高さによって前記処理量を表し、前記直角三角形の底辺によって処理時間を表し、前記直角三角形の底辺と斜辺のなす角によって前記処理率を表し、さらに、前記直角三角形と同一高さの長方形の一辺と、前記直角三角形の底辺と垂直な辺とが接するように表された前記台形によって、前記リソース処理状態が保持されていることを表す手段を設けた構成を有している。
この構成により、タスクの所要時間、リソースの処理能力及びリソースの負荷を図形表現できるので、従来のガントチャートなどに比べてリソースの状態を直感的に把握し易い。
【0009】
さらに、請求項4に係る本発明のリソース管理方法は、複数のリソースのそれぞれが複数のタスクを処理する場合に、個々のリソースによるタスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、及び、前記リソースの状態を保持する時間を含むリソース状態情報を取得する第1のステップと、第1のステップで取得されたリソース状態情報により、前記リソースの処理状態及び状態保持の経過を表す直角三角形と台形とを含むリソース状態図形を生成して、前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置し、タイムチャートを生成する第2のステップと、第2のステップで生成されたタイムチャートを表示する第3のステップとを実行し、第2のステップでは、第1のステップで取得された当該タスクのリソース状態情報が更新されていた場合に、当該タスクと同一のグループに予め設定されている他タスクのリソース状態情報を更新し、更新後のリソース状態情報により、前記リソース状態図形を含むタイムチャートを生成している。
この方法により、前述したようにタスクの所要時間、処理率及び処理量を表現できるので、従来のタイムチャートに比べてリソースの状態を把握し易い。また、処理率、処理量、保持時間などのリソース状態情報が更新された場合に、グループごとにリソース状態情報を更新することにより、グループ化されているリソース状態図形(直角三角形、台形を含む)の形状を一律に更新できるので、タイムチャートの作成時間を短縮し、リソース管理が簡単になる。
【0010】
さらに、請求項5に係る本発明のリソース管理方法は、請求項4において、第2のステップでは、同一のグループに属するタスクを表す前記直角三角形及び前記台形の形状が合同となるよう、前記リソース状態図形を生成している。
この方法により、グループ化されているリソース状態図形が一律に同一形状となるように更新するので、タイムチャートからリソース状態が更新されたことを直感的に把握し易い。
【0011】
さらに、請求項6に係る本発明のリソース管理方法は、請求項4または5において、第2のステップでは、前記直角三角形によって前記タスクの処理量及び前記処理率を表し、前記直角三角形の高さによって前記処理量を表し、前記直角三角形の底辺によって処理時間を表し、前記直角三角形の底辺と斜辺のなす角によって前記処理率を表し、さらに、前記直角三角形と同一高さの長方形の一辺と、前記直角三角形の底辺と垂直な辺とが接するように表された前記台形によって、前記リソース処理状態が保持されていることを表している。
この方法により、前述のようにタスクの所要時間、リソースの処理能力及びリソースの負荷を図形表現できるので、従来のガントチャートなどに比べてリソースの状態を直感的に把握し易い。
【0012】
また、請求項7に係る本発明のリソース管理プログラムは、コンピュータに、複数のリソースのそれぞれが複数のタスクを処理する場合に、個々のリソースによるタスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、及び、前記リソースの状態を保持する時間を含むリソース状態情報を取得する第1のステップと、第1のステップで取得されたリソース状態情報により、前記リソースの処理状態及び状態保持の経過を表す直角三角形と台形とを含むリソース状態図形を生成して、前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置し、タイムチャートを生成する第2のステップと、第2のステップで生成されたタイムチャートを表示する第3のステップとを実行させ、第2のステップでは、第1のステップで取得された当該タスクのリソース状態情報が更新されていた場合に、当該タスクと同一のグループに予め設定されている他タスクのリソース状態情報を更新し、更新後のリソース状態情報により、前記リソース状態図形を含むタイムチャートを生成している。
このプログラムにより、前述したようにタスクの所要時間、処理率及び処理量を表現できるので、従来のタイムチャートに比べてリソースの状態を把握し易い。また、処理率、処理量、保持時間などのリソース状態情報が更新された場合に、グループごとにリソース状態情報を更新することにより、グループ化されているリソース状態図形(直角三角形、台形を含む)の形状を一律に更新できるので、タイムチャートの作成時間を短縮し、リソース管理が簡単になる。さらに、ネットワークを介してプログラムを移動することにより、プログラムの配布や入れ替えが容易になる。
【0013】
また、請求項8に係る本発明の記録媒体は、コンピュータに、複数のリソースのそれぞれが複数のタスクを処理する場合に、個々のリソースによるタスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、及び、前記リソースの状態を保持する時間を含むリソース状態情報を取得する第1のステップと、第1のステップで取得されたリソース状態情報により、前記リソースの処理状態及び状態保持の経過を表す直角三角形と台形とを含むリソース状態図形を生成して、前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置し、タイムチャートを生成する第2のステップと、第2のステップで生成されたタイムチャートを表示する第3のステップとを実行させ、第2のステップでは、第1のステップで取得された当該タスクのリソース状態情報が更新されていた場合に、当該タスクと同一のグループに予め設定されている他タスクのリソース状態情報を更新し、更新後のリソース状態情報により、前記リソース状態図形を含むタイムチャートを生成するためのリソース管理プログラムを記録するリソース管理プログラムを記録している。
この記録媒体により、前述したようにタスクの所要時間、処理率及び処理量を表現できるので、従来のタイムチャートに比べてリソースの状態を把握し易い。また、処理率、処理量、保持時間などのリソース状態情報が更新された場合に、グループごとにリソース状態情報を更新することにより、グループ化されているリソース状態図形(直角三角形、台形を含む)の形状を一律に更新できるので、タイムチャートの作成時間を短縮し、リソース管理が簡単になる。さらに、携帯可能な記録媒体を用いることにより、この記録媒体に記録されているプログラムを容易に移動できるので、プログラムの配布や入れ替えの作業が軽減される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るリソース管理装置の機能構成を示す。これは、タスクを複数のリソースにより処理する場合に、タスクの所要時間だけでなく、リソースの能力や効率や処理率を含むリソースの処理状態を図形化し、タイムチャートして表示することによりリソースを管理するものである。なお、前記タイムチャートでは、後述するようにリソースの処理量が多角形の一辺の長さで表され、かつ前記リソースの処理率が前記多角形の一辺の勾配で表されている前記多角形が時間軸上に配列され、さらに前記リソースの負荷の合計が長方形を重畳させることで表されている図形(台形を含む)が前記時間軸上に配列されている。また、前記タイムチャートに表示された図形(直角三角形、台形などの多角形を含む)をリソース状態図形ともいう。
【0015】
図1において、リソース状態情報入力部10は、個々のリソースによるタスクの処理量、処理時間、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、前記リソースの状態を保持する時間、及び、タスク間の相関関係(依存関係を含む)などの情報を入力して設定するものである。また、リソース状態情報入力部10は、既に設定された情報に対する更新要求を受け付け、更新情報を入力して設定するものである。
【0016】
リソース状態情報処理部30は、予め記憶されたリソース管理プログラムにより、本実施形態のリソース管理機能を実現するものである。また、リソース状態情報処理部30は、リソース状態情報入力部10により入力された情報を用いて、個々のリソースによるタスクの処理量、処理時間、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、及び、前記リソースの状態を保持する時間、タスク間の相関関係(依存関係を含む)を示す値を求め、さらに求めた値によりリソース状態を図形化して表示するための図形データを生成してリソース状態表示部20へ渡すものである。また、リソース状態情報処理部30は、リソース状態情報入力部10により入力された情報を用いて、各タスクの属性としてグループ名、処理率、処理量などを更新可能に設定し、設定された内容を属性記憶部41へ渡すものである。ここで、同一グループに属するタスクは同一種類であり、後述するグループ化機能により同一グループに属する一つのタスクの属性情報が更新されると、リソース状態情報処理部30により、前記同一タスクに属する他のタスクの当該属性情報も同時に更新されることとなる。また、リソース状態情報処理部30は、直角三角形、台形などによって図形表現されたリソース処理状態の情報(リソース状態図形データ(前記図形データに含まれる)など)をリソース状態情報記憶部40へ渡すものである。なお、グループ化機能とは、同種類の作業を行うタスクに同一グループ名を付与して属性情報(処理量、処理率、状態保持時間など)を管理するものであり、前記タスクを表すリソース状態図形についてもグループごとに管理するものである。したがって、複数のタスクの処理量及び処理率などのリソース状態情報を属性情報としてグループごとに管理し、一つのタスクのリソース状態情報が更新された場合には、同一グループに属する全タスクのリソース状態情報が同様に一括更新されることになる。
【0017】
リソース状態表示部20は、リソース状態情報処理部30より取得したリソース状態図形データを表示するものである。すなわち、リソース状態表示部20は、リソースごとに同期して並列に配置された時間軸上に時系列に配置された直角三角形とこの直角三角形を含む台形により、リソースの処理状態及び状態保持の経過を表示するものである。
【0018】
リソース状態情報記憶部40は、リソース状態情報入力部10により入力された前記処理量、処理時間、前記処理率、前記リソースの状態を保持する時間などの情報、及び、リソース状態情報処理部30により取得されたリソース状態図形データを含むタイムチャートデータを記憶するものである。ここで、前記タイムチャートデータは、リソース状態情報処理部30によりテキストファイル形式に変換されたものでもよい。
【0019】
属性記憶部41は、リソース状態情報処理部30により更新された各タスクの属性情報を記憶するものである。前記属性情報としては、図2に示すように、同一タスクに対して同一グループ名、処理率、処理量などが付与されている。図2において、(a)にはタスク711の属性情報が示され、(b)にはタスク712の属性情報が示され、(c)にはタスク713の属性情報が示され、タスク711〜712は同一グループに属している。
【0020】
図3は、本発明の第1の実施形態に係るリソース管理装置のハードウェア構成を示す。ここでは、コンピュータ装置によって前述したリソース管理装置を実現している。
【0021】
図3において、入力装置1は、キーボード、マウス、タッチパネル、スキャナ等で情報入力に用いられるものである。表示装置2は、CRTまたは液晶ディスプレイ(LCD)等で構成され、入力装置1から入力され、あるいはネットワーク接続装置7を介して入力されたリソース処理状態情報をタイムチャートとして表示するものである。中央処理ユニット(以下、CPUともいう)3は、装置全体を制御し、本実施形態のリソース管理機能(グループ化機能を含む)を実現するものである。メモリ4は、ROMやRAM等で構成され、CPU3の制御プログラムを記憶するとともに、この制御プログラムがCPU3によって実行されるときにー時的に作成される情報等を保持するものである。記憶装置5は、ハードディスク、リムーバブルディスク等で構成され、前述したリソース状態情報及びプログラムやプログラム実行時の一時的な情報等を記憶するものである。媒体駆動装置6は、プログラムやデータ等を記録した記録媒体を装着して読み込み、メモリ4または記憶装置5へ格納するのに用いられる。ネットワーク持続装置7は、リソース管理装置をネットワークへ接続するためのインタフェースであり、このネットワークを介して他の通信装置やサーバと信号及びデータを遣り取りするものである。バス8は、前述の装置1〜7間を接続するものである。
【0022】
また、前記ネットワークは、コンピュータ装置と他のコンピュータ装置とを結合するための伝送路であって、一般には、ケーブルで実現され、通信プロトコルにはTCP/IPが使われる。但し、伝送路としてはケーブルだけでなく、それらの間の通信プロトコルが一致するものであれば無線、有線及び放送波のいずれでもよく、例えば、構内網(LAN)、広域網(WAN)、インターネット、アナログ電話網、ディジタル電話網(ISDN)、パーソナルハンディホンシステム(PHS)、携帯電話網、衛星通信網等を用いることができる。
【0023】
さらに、前述した記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、ICメモリカード等)、光媒体(例えば、シーディーロム(CD−ROM)、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、光磁気ディスク(MO)、ミニディスク(MD)、書き込み可能なCD(CD−R)等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク(FD)等)のいずれであってもよい。
【0024】
また、前述した記録媒体からインストールされたプログラム、換言すれば、前述の記録媒体に記憶されたプログラムとしては、本実施形態のリソース管理機能を実現するために用いられるリソース管理プログラムがある。ここでは、リソース管理プログラムを予めCD−ROM等の記録媒体に書き込んでおき、このCD‐ROM等を媒体駆動装置6に装着して、このリソース管理プログラムをメモリ4あるいは記憶装置5に格納し、CPU3により実行することによって、本実施形態のリソース管理機能を実現するものである。さらに、リソース管理プログラムがROM等のような半導体の記録媒体に記録されている場合には、リソース管理プログラムは、媒体駆動装置6からではなく、直接、メモリ4ヘロードされ、実行されることとなる。
【0025】
なお、メモリ4へロードしたリソース管理プログラムを実行することにより、本実施形態のリソース管理機能が実現されるだけでなく、リソース管理プログラムの指示に基づき、オペレーティングシステム等が実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって本実施形態のリソース管理機能が実現されるようにしてもよい。また、ネットワーク接続装置7によりネットワーク上の所定のサーバと接続し、このサーバからリソース管理プログラムをメモリ4や記憶装置5にインストールしてもよい。
【0026】
次に、本実施形態に係るリソース管理プログラムを説明する。前記リソース管理プログラムは、CPU3(コンピュータ装置に含まれる)に、図4に示すステップS101〜S104(図5に示すステップS1021〜S1024を含む)を実行させるものである。
【0027】
ステップS101(第1のステップに含まれる)においては、入力装置1から入力されるか、あるいはネットワークを介してネットワーク接続装置7から入力された、リソースの処理状態を示す情報を入力して登録及び更新する。この情報には、前記リソースが処理する当該タスクの属性情報が含まれている。
【0028】
ステップS102(第2のステップに含まれる)においては、前記リソースにより、所定のタスクを実行しながら、CPU3により、ステップS101で登録・更新された情報、及び、記憶装置5に予め登録されている情報のいずれかを用いてリソースの処理状態を計算する。ここでは、CPU3により、入力装置1などで入力された情報、及び、CPU3により、各リソースから取得された情報を用いてリソースの処理量を求め、さらにリソースの処理率(単位時間あたりの処理量を示す)を求め、この処理率の合計(リソースの負荷の合計)を求めている。
【0029】
ステップS103(第3のステップに含まれる)においては、ステップS102で算出されたリソースの処理状態を示すデータにより、前記タスクの実行中に、表示装置2により、直角三角形を含む多角形を用いてリソースの処理状態を表示する。ここでは、表示装置22により、前述したリソースの処理量を多角形(直角三角形を含む)の一辺の長さで表し、かつリソースの処理率を多角形の一辺の勾配で表し、この多角形を時間軸上に配列し、リソースの負荷の合計を、長方形を重畳させた段差部を有する図形(ここでは、ステップ形状を用いている)で表し、この図形を時間軸上に配列して表示する。さらに、例えば、画像読取り及び画像形成のタスクを処理するリソースの処理量、処理時間などが変更され、リソースの単位時間あたりの処理量(処理率)が変化した場合には、この変化を、前述したステップ形状の段差部に反映させて表示する。また、処理時間が変化した場合には、前述したステップ形状の時間軸上の位置を更新して表示する。
【0030】
ステップS104においては、入力装置1によりリソースの処理状態に関する情報が更新されたか否かを判断する。ここで、リソースの処理状態に関する情報が更新された場合は、ステップS101に戻り、リソースの処理状態に関する情報が更新されなかった場合には、処理を終了する。
【0031】
さらに、ステップS102には、ステップS1021〜S1024が含まれている。
ステップS1021において、CPU3は、記憶装置5に記憶されている属性情報を参照し、前述のように属性情報が入力及び更新された当該タスクのグループ名と、他のタスクのグループ名とを比較する。
ステップS1022において、CPU3は、前述のように属性情報が入力及び更新されたタスクと同一のグループ名を有するタスクがあるか否かを判断する。ここで、同一のグループ名を有するタスクがある場合はステップS1023へ進み、同一のグループ名を有するタスクがない場合にはステップS1024へ進む。
ステップS1023において、CPU3は、前述のように属性情報が入力及び更新されたタスクと同一のグループ名を有するタスクの属性情報を前述したものと同様に更新し、更新された属性情報を記憶装置5に登録する。
ステップS1024において、CPU3は、ステップS101で入力及び更新された属性情報、またはステップS101、S1023で入力及び更新された属性情報により、リソースの処理状態を示す図形表現データ(リソース状態図形を含む)を生成して表示装置2に渡す。
【0032】
次に、図6〜図8を用い、本実施形態におけるリソースの処理状態の表示方法を具体的に説明する。ここでは、リソースが「あるタスクを処理する」という状態にあって、直角三角形及び台形を含むリソース状態図形により、リソースの処理状態を表示する場合を示す。
【0033】
図6において、直角三角形11の底辺を含む横軸12は時間軸を表し、底辺と斜辺のなす内角の角度13は、リソースの処理率を表し、底辺に垂直な辺の長さ14はリソースの処理量を表す。また、直角三角形11の底辺の長さ15は、リソースの処理時間を表す。また、リソースの処理率を表す角度13は非直角である。この角度13の変化により、単位時間あたりの処理量が変化することを表せる。このように、リソースがある処理率(角度13に相当する)で、ある処理量(長さ14に相当する)のタスクの処理をある処理時間(長さ15に相当する)に実行することを、直角三角形11を用いて表現できる。
【0034】
図7において、台形41は、リソースが「ある一つのタスクを処理し、その後その状態を保持する」という状態を表現している。横軸42は、時間軸である。台形41に含まれる直角三角形の内角の角度43は、処理率を表す。この処理率は、単位時間あたりの処理量である。台形41の高さ44は、処理量を表す。この処理量は、保持量でもある。前記直角三角形の底辺の長さ45は、処理時間を表す。台形41に含まれる長方形の底辺の長さ46は、リソース状態の保持時間を表す。換言すれば、台形41により、リソースが処理率43で処理量44のタスクの処理を処理時間45で行い、さらにリソース状態を保持時間46だけ保持することを表現する。このように、台形もしくは台形に近い多角形でリソースの処理と保持の連続した状態を表現できる。
【0035】
図8において、横軸54は時間軸である。リソース〜リソースの各タスクは横軸54と同様の時間軸上に配置されている。リソースは、タスク511〜513を周期515で処理する。リソースは、タスク521〜523を周期525で処理する。リソースは、タスク531〜533を周期535で処理し、処理状態を保持する。ここでは、「リソースがタスク511を処理した後に、リソースがタスク521を処理し、その後にリソースがタスク531を処理し、処理状態を保持する」ということを時系列的に表現している。また、タスク511〜513のそれぞれの形状を同一とし、タスク521〜523のそれぞれの形状を同一とし、タスク531〜533のそれぞれの形状を同一とすることによって、リソース〜リソースのそれぞれは3度同じタスクを処理するということを表現している。このように、三つのリソース〜リソースが流れ作業を行い、複数のタスクを処理して、処理状態を保持することを表現でき、かつ各リソースがどのくらいの効率(能力で)処理をしているのかを表現できる。
【0036】
次に、図9、図10を用い、本実施形態に係るリソース管理方法を説明する。ここでは、同一種類のタスクをグループ化して管理する場合を示す。
図9において、リソースは、タスク611〜613を周期615で処理するように予定されている。リソースは、タスク621〜623を周期625で処理するように予定されている。図9に示す状態から、図10に示すようにリソースの処理率が下がった場合には、処理量は同じであるが一つのタスクを処理する時間が長くなるので、リソースの処理の開始時間が遅れるように再配置されることになる。この場合に、タスク711〜713に同一グループ名を付与して予めグループ化しておき、入力装置1などによる入力及び更新動作で、タスク711〜713のいずれか一つの処理率を所定量だけ下げることにより、CPU3は、タスク711〜713の全ての処理率を前記所定量だけ下げて更新する。さらに、CPU3から表示装置2に対しては、前記処理率が同一に更新されたタスク711〜713を表すリソース状態図形データが渡される。したがって、表示装置2においては、タスク711〜713を表す三角形の形状がまとめて変更及び表示される。
【0037】
なお、タスク711〜713の属性情報(図2に示す)は、記憶装置5に同一グループとして登録され、CPU3により更新可能となっている。ここで、同一グループの一つのタスクの属性を変更することにより、同一グループの他のタスクの属性も連動して変更され、変更後の属性情報が同一グループの全ての直角三角形の形状に反映される。したがって、同一グループのタスクを表す直角三角形あるいは台形は合同となる。この変更に伴い、同一グループの全てのタスクの開始時間も繰り下がることになる。これは、予めタスク711〜713の周期に変更がなく、周期の値も同一に設定されているためである。図10では、矢印716〜718によりリソースの処理終了後にリソースの処理が始まることが表現されている。このように、タスク711〜713のいずれかが持つ属性を、グループ名によるグループ化機能を用いてまとめて変更できるので、リソース管理を簡単に行うことができる。
【0038】
本発明の第1の実施形態に係るリソース管理装置は、複数のリソースのそれぞれが複数のタスクを処理する場合に、前記リソースによるタスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、及び、前記リソースの状態を保持する時間を含むリソース状態情報を取得するリソース状態情報入力部10(リソース状態情報取得手段に含まれる)と、前記複数のタスクを予め設定されたグループ名(属性に含まれる)によりグループごとに分け、リソース状態情報入力部10で取得されたリソース状態情報を前記グループごとに管理するリソース状態情報処理部30、リソース状態情報記憶部40、及び属性記憶部41(グループ管理手段に含まれる)と、前記グループごとに更新されたリソース状態情報により、前記リソースの処理状態及び状態保持の経過を表す直角三角形と台形とを含むリソース状態図形を生成して、前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置し、タイムチャートを生成するリソース状態情報処理部30(タイムチャート生成手段に含まれる)と、前記グループごとに更新されたリソース状態情報により、リソース状態情報処理部30で生成されたタイムチャートを表示するリソース状態表示部20(リソース状態表示手段に含まれる)とを設けているので、処理率や処理量や保持時間を変化させた時には、例えば、タスクの属性(処理量、処理率、状態保持時間など)を変えることにより、リソース状態情報処理部30などによるグループ化機能でグループ化されている、リソース状態図形の形状をまとめて変更することができるために、タイムチャートの作成時間を短縮し、リソース管理が簡単にできるようになる。
【0039】
また、本発明の第1の実施形態に係るリソース管理装置において、タスクを表す直角三角形に対するグループ化機能により、処理量と単位時間あたりの処理量に相当する処理率を属性として属性記憶部41に記憶し、前記属性に従い、同一グループに属する複数の直角三角形の形状が合同になるよう、タイムチャートに表示しているので、タスクの所要時間、処理率及び処理量などのリソース状態が更新されたことを把握し易いという効果が得られる。
【0040】
また、本発明の第1の実施形態に係るリソース管理装置において、タスクを表す台形に対するグループ化機能により、処理量と単位時間あたりの処理量に相当する処理率と状態保持時間を属性として属性記憶部41に記憶し、前記属性に従い、同一グループに属する複数の台形の形状が合同になるよう、タイムチャートに表示しているので、タスクの所要時間、処理率、処理量及び状態保持時間などのリソース状態が更新されたことを把握し易いという効果が得られる。
【0041】
[第2の実施形態]
図11は、本発明の第2の実施形態に係るプラントの工程管理を示す。なお、本実施形態に係るリソース管理装置は、属性情報を除き、第1の実施形態の機能構成及びハードウェア構成と概ね同様であるために、図1、図3を用いるとともに同一構成には同一符号を付与して説明を省略する。また、本実施形態のリソース管理プログラムは、第1の実施形態と概ね同様であるために、図4、図5を用いる。本実施形態は第1の実施形態とは、さらにを設けた点が相違している。
【0042】
図11において、リソース及びリソースは、プラントの流れ作業で製品を組立てる作業者などに相当する。ここでは、リソース及びリソースとも、1箱に10個の部品を詰める作業を行うものとし、この作業の工程は図12のタイムチャートに示すとおりである。
【0043】
図12において、それぞれの直角三角形1011〜1013、1021〜1023はリソース及びリソースが処理するタスクを表している。
リソースの処理率(以下、作業能力ともいう)は1個/秒であり、この作業能力は直角三角形の傾き1015で表現されている。また、リソースの処理量(以下、作業量ともいう)は10個であり、この作業量は直角三角形の高さ1016で表現されている。また、リソースの処理時間(以下、作業時間ともいう)は10秒であり、この作業時間は直角三角形の底辺の長さ1017で表現されている。さらに、リソースの作業周期は16秒であり、第1の直角三角形の先端から第2の直角三角形の先端までの長さ1018で表現されている。
【0044】
リソースの作業能力は1.2個/秒であり、この作業能力は直角三角形の傾き1025で表現されている。また、リソースの作業量は10個であり、この作業量は直角三角形の高さ1026で表現されている。また、リソースの作業時間は8.3秒であり、この作業時間は直角三角形の底辺の長さ1027で表現されている。さらに、リソースの作業周期は16秒であり、第1の直角三角形の先端から第2の直角三角形の先端までの長さ1028で表現されている。
【0045】
図12では、3個の製品(10個の部品を箱詰めしたもの)を組立てる場合に、リソースが1個目の製品に仕掛かってから、リソースが3個目の製品を組立てるまで、50.3秒(=16秒+16秒+10秒+8.3秒)かかり、この時間は長さ1030で表現されている。
【0046】
この後、作業者の疲労、作業者の交替、あるいは作業の複雑化などの理由で、リソースの作業効率が低下した場合を図13に示す。ここでは、リソースの作業能力が1個/秒から、0.8個/秒に低下したものとする。また、リソースの作業能力は、変化しないものとする。なお、図13では、当初の処理状態(図12に示す)を点線で示し、リソースの作業効率が低下した後の処理状態を実線で示している。
【0047】
リソースの作業能力は、直角三角形1111の傾き1115で表現されている。また、リソースの作業量は10個であり、直角三角形1111の高さ1116で表現されている。ここでは、リソースの作業量は変化しないので、図12に示す高さ1016と図13に示す高さ1116とは同一である。また、リソースの作業時間は、12.5秒となり、直角三角形1111の底辺の長さ1117で表現されている。また、リソースの作業周期は、18.5秒に延長され、第1の直角三角形の先端から第2の直角三角形の先端までの長さ1118で表現されている。
【0048】
図13では、3個の製品(10個の部品を箱詰めしたもの)を組立てる場合に、リソースが1個目の製品に仕掛かってから、リソースが3個目の製品を組立てるまで、57.8秒(=18.5秒+18.5秒+12.5秒+8.3秒)かかり、この時間は長さ1130で表現されている。
【0049】
このように、リソースの作業効率の変化をリソース状態図形により表現する場合に、CPU3は、図4、図5に示すプログラムを実行し、図14(a)に示すタスク1011の属性の処理率「1個/秒」を、図15(a)に示すように0.8個/秒に変更する。ここでは、図14に示すように、タスク1011〜1013に対して同一グループ名「task1」が付与されているので、CPU3は、タスク1012、1013の処理率「1個/秒」についても、図15(b)、(c)に示すようにまとめて0.8個/秒に変更する。ここで、タスク1012、1013の処理率を変更するための新たな操作は不要である。さらに、CPU3は、タスク1011〜1013に対する更新結果をリソース状態図形(直角三角形、台形などの多角形を含む)で表現し、このリソース状態図形を含むタイムチャートに反映させる。このようにCPU3により、図12に示す処理状態から図13に示す処理状態に更新されたタイムチャートは、表示装置2により更新して表示されることとなる。なお、タスク1011〜1013の属性情報は、第1の実施形態に準じ、記憶装置5などに登録されており、入力装置1などの操作で更新可能なものである。
【0050】
以上のように、本発明の第2の実施形態に係るリソース管理装置は、個々のリソースの状態を、処理量と処理率、ならびに状態保持時間によって規定し、処理量と処理率は、直角三角形を直角が右下に位置する状態で底辺が水平になるように配置した図形の形状で表現し、直角三角形の高さは前記処理量を表現し、直角三角形の底辺と斜辺のなす角は、単位時間あたりの処理量に相当する前記処理率を表現し、またリソースが状態を保持していることは、直角三角形の垂線と同じ高さを持つ長方形を、直角三角形の右側に長方形の左側垂線が重なるように配置した台形の形状で表現し、前記長方形の底辺の長さによって状態保持時間を表し、複数のリソースが動作する様子を、前記直角三角形または前記台形を水平方向を時間軸として時系列にならべて表現するときに、少なくとも一つ以上の直角三角形、及び少なくとも一つ以上の台形をグループ化するグループ化機能を有しているので、タスクの所要時間、リソースの効率、仕事率などの能力、及びリソースの負荷を含むリソースの処理状態を表示でき、かつグループ化機能によって複数のタスクの処理量及び処理率をまとめて管理できる。さらに、本実施形態によれば、同種類の作業を行うタスクに同一グループ名を付与して属性情報を管理するグループ化機能により、全てのタスクの属性を変更することなく、編集できるために、グループ化しない場合に比べてリソース管理が容易になるという効果が得られる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は複数のタスクを当該タスクの属性により予めグループごとに分け、前記グループごとに更新されたリソース状態情報により、前記リソースの処理状態及び状態保持の経過を表すリソース状態図形を生成し、さらに前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置してタイムチャートを生成して表示することにより、タスクの所要時間だけでなく、リソースの効率、仕事率などの能力、及びリソースの負荷を含むリソースの処理状態を表示することができ、かつ複数のタスクの処理量、処理率などをまとめて管理することができるという優れた効果を有するリソース管理装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るリソース管理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る同一リソースによるタスクの属性情報の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るリソース管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るリソース管理プログラム及びリソース管理方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るリソース管理プログラム及びリソース管理方法(ステップS102の詳細)を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るリソース状態図形(タスクを示すもの)の説明図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るリソース状態図形(タスクの状態保持を示すもの)の説明図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係るリソース状態図形を含むタイムチャート(三つのリソースを示す)である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係るリソース状態図形を含むタイムチャート(二つのリソースを示す)である。
【図10】本発明の第1の実施形態に係るリソース状態図形を含むタイムチャート(リソースの処理率の変更を示す)である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るリソースの説明図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るリソース状態図形を含むタイムチャート(二つのリソースを示す)である。
【図13】本発明の第3の実施形態に係るリソース状態図形を含むタイムチャート(リソースの処理率の変更を示す)である。
【図14】本発明の第2の実施形態に係る同一リソースによるタスクの属性情報(更新前)の説明図である。
【図15】本発明の第2の実施形態に係る同一リソースによるタスクの属性情報(更新後)の説明図である。
【符号の説明】
1 入力装置
2 表示装置
3 中央処理装置(CPU)
4 メモリ
5 記憶装置
6 媒体駆動装置
7 ネットワーク接続装置
8 バス
10 リソース状態情報入力部
20 リソース状態表示部
30 リソース状態情報処理部
40 リソース状態情報記憶部
41 属性記憶部

Claims (8)

  1. 複数のリソースのそれぞれが複数のタスクを処理する場合に、前記リソースによるタスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、及び、前記リソースの状態を保持する時間を含むリソース状態情報を取得するリソース状態情報取得手段と、前記複数のタスクを予め設定された属性によりグループごとに分け、前記リソース状態情報取得手段で取得されたリソース状態情報を前記グループごとに管理するグループ管理手段と、前記グループ管理手段で前記グループごとに更新されたリソース状態情報により、前記リソースの処理状態及び状態保持の経過を表す直角三角形と台形とを含むリソース状態図形を生成して、前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置し、タイムチャートを生成するタイムチャート生成手段と、前記グループ管理手段で前記グループごとに更新されたリソース状態情報により、前記タイムチャート生成手段で生成されたタイムチャートを表示するリソース状態表示手段とを設けたことを特徴とするリソース管理装置。
  2. 前記グループ管理手段には、複数のタスクのいずれかに同一のグループ名を付与し、前記タスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率を含む属性情報をグループごとに管理する手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のリソース管理装置。
  3. 前記タイムチャート生成手段には、前記直角三角形によって前記タスクの処理量及び前記処理率を表し、前記直角三角形の高さによって前記処理量を表し、前記直角三角形の底辺によって処理時間を表し、前記直角三角形の底辺と斜辺のなす角によって前記処理率を表し、さらに、前記直角三角形と同一高さの長方形の一辺と、前記直角三角形の底辺と垂直な辺とが接するように表された前記台形によって、前記リソース処理状態が保持されていることを表す手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のリソース管理装置。
  4. 複数のリソースのそれぞれが複数のタスクを処理する場合に、個々のリソースによるタスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、及び、前記リソースの状態を保持する時間を含むリソース状態情報を取得する第1のステップと、第1のステップで取得されたリソース状態情報により、前記リソースの処理状態及び状態保持の経過を表す直角三角形と台形とを含むリソース状態図形を生成して、前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置し、タイムチャートを生成する第2のステップと、第2のステップで生成されたタイムチャートを表示する第3のステップとを実行し、第2のステップでは、第1のステップで取得された当該タスクのリソース状態情報が更新されていた場合に、当該タスクと同一のグループに予め設定されている他タスクのリソース状態情報を更新し、更新後のリソース状態情報により、前記リソース状態図形を含むタイムチャートを生成することを特徴とするリソース管理方法。
  5. 前記第2のステップでは、同一のグループに属するタスクを表す前記直角三角形及び前記台形の形状が合同となるよう、前記リソース状態図形を生成することを特徴とする請求項4に記載のリソース管理方法。
  6. 前記第2のステップでは、前記直角三角形によって前記タスクの処理量及び前記処理率を表し、前記直角三角形の高さによって前記処理量を表し、前記直角三角形の底辺によって処理時間を表し、前記直角三角形の底辺と斜辺のなす角によって前記処理率を表し、さらに、前記直角三角形と同一高さの長方形の一辺と、前記直角三角形の底辺と垂直な辺とが接するように表された前記台形によって、前記リソース処理状態が保持されていることを表すことを特徴とする請求項4または5に記載のリソース管理方法。
  7. コンピュータに、複数のリソースのそれぞれが複数のタスクを処理する場合に、個々のリソースによるタスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、及び、前記リソースの状態を保持する時間を含むリソース状態情報を取得する第1のステップと、第1のステップで取得されたリソース状態情報により、前記リソースの処理状態及び状態保持の経過を表す直角三角形と台形とを含むリソース状態図形を生成して、前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置し、タイムチャートを生成する第2のステップと、第2のステップで生成されたタイムチャートを表示する第3のステップとを実行させ、第2のステップでは、第1のステップで取得された当該タスクのリソース状態情報が更新されていた場合に、当該タスクと同一のグループに予め設定されている他タスクのリソース状態情報を更新し、更新後のリソース状態情報により、前記リソース状態図形を含むタイムチャートを生成するためのリソース管理プログラム。
  8. コンピュータに、複数のリソースのそれぞれが複数のタスクを処理する場合に、個々のリソースによるタスクの処理量、単位時間あたりの前記処理量で表される処理率、及び、前記リソースの状態を保持する時間を含むリソース状態情報を取得する第1のステップと、第1のステップで取得されたリソース状態情報により、前記リソースの処理状態及び状態保持の経過を表す直角三角形と台形とを含むリソース状態図形を生成して、前記リソースごとに時間軸上に時系列に配置し、タイムチャートを生成する第2のステップと、第2のステップで生成されたタイムチャートを表示する第3のステップとを実行させ、第2のステップでは、第1のステップで取得された当該タスクのリソース状態情報が更新されていた場合に、当該タスクと同一のグループに予め設定されている他タスクのリソース状態情報を更新し、更新後のリソース状態情報により、前記リソース状態図形を含むタイムチャートを生成するためのリソース管理プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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