JP2004054161A - Optical easily adhesive polyester film - Google Patents

Optical easily adhesive polyester film Download PDF

Info

Publication number
JP2004054161A
JP2004054161A JP2002214949A JP2002214949A JP2004054161A JP 2004054161 A JP2004054161 A JP 2004054161A JP 2002214949 A JP2002214949 A JP 2002214949A JP 2002214949 A JP2002214949 A JP 2002214949A JP 2004054161 A JP2004054161 A JP 2004054161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester film
film
polyester
acid
coating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002214949A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Shinji Yano
矢野 真司
Koji Kubo
久保 耕司
Makoto Iida
飯田 真
Katsuyuki Hashimoto
橋本 勝之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Film Solutions Ltd
Original Assignee
Teijin DuPont Films Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin DuPont Films Japan Ltd filed Critical Teijin DuPont Films Japan Ltd
Priority to JP2002214949A priority Critical patent/JP2004054161A/en
Publication of JP2004054161A publication Critical patent/JP2004054161A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an optical easily adhesive polyester film which has superior flaw resistance, adhesive strength, transparency, and slipping property. <P>SOLUTION: The optical easily adhesive polyester film is characterized in that the refractive index of a macromolecule binder in a coating layer on at least one surface of the polyester film is nearly equal to that of particulates. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学用易接着性ポリエステルフィルムに関し、更に詳しくは、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、易接着性塗膜を形成した光学用易接着性ポリエステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリエステルフィルム、特にポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートの二軸延伸フィルムは、優れた機械的性質、耐熱性、耐薬品性を有するため、磁気テープ、強磁性薄膜テープ、写真フィルム、包装用フィルム、電子部品用フィルム、電気絶縁フィルム、金属板ラミネート用フィルム、ガラスディスプレイ等の表面に貼るフィルム、各種部材の保護用フィルム等の素材として広く用いられている。
【0003】
ポリエステルフィルムは、近年、特に各種光学用フィルムに多く用いられ、液晶表示装置の部材のプリズムレンズシート、タッチパネル、バックライト等のベースフィルムや反射防止用フィルムのベースフィルム、プラズマディスプレイの電磁波シールドフィルム、有機ELディスプレイのベースフィルム、ディスプレイの防爆用ベースフィルム等の用途に用いられている。このような光学用フィルムに用いられるベースフィルムは優れた透明性が要求される。さらにプリズムレンズ層、ハードコート、粘着剤、反射防止処理、スパッタ層等に対する優れた易接着性が要求される。
【0004】
二軸配向のポリエステルフィルムがディスプレイの部材として使用される場合、特に最外層に使用されると、近年の画像のデジタル化による高画質、高精細の映像、表示は外光反射の影響を受けやすく、視認性が悪くなることがある。一般的に外光反射を防ぐには表面に反射防止層を加工することや表面をグレア処理することで行っている。グレア処理では高画質な画像に対応できないため反射防止処理層を表面に加工することが多い。反射防止層は高屈折率と低屈折率層を交互に積層させることで光の干渉現象を利用し外光の反射防止を行う。通常、スパッタリング、ゾルゲルによるウェット加工等を何回か行い、積層体を作成する。高反射防止能にするにはナノメーターオーダーの加工膜の膜厚制御が必要である。異物による表面欠点を嫌うため、クリーン内の工程で実施する必要もあり、高いコストとなり、高価なフィルムとなっている。
【0005】
一方、二軸配向ポリエステルフィルムは一般的に他の材料、例えばアクリル系樹脂を主成分とするプリズムレンズ層やハードコートとの接着性が悪いため、ポリエステルフィルムの表面に、ポリエステル樹脂やアクリル樹脂やウレタン樹脂等の易接着層を積層して用いることが提案されている(例えば、特開平10−119215号公報、特開2000−246855号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これら従来の易接着層では、屈折率が1.50前後に固定されてしまい、反射防止フィルムを設計する際、反射防止能の性能が制限されることがある。
【0007】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消し、透明性、易滑性および耐傷性に優れ、種々の光学用途に用いられる層との接着力に優れながら、さらに優れた反射防止性能を有するポリエステルフィルムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に塗布層が設けられた光学用易接着性ポリエステルフィルムであって、塗布層が高分子バインダーおよび微粒子を含有し、微粒子は平均一次粒子径5〜100nm、屈折率1.70〜3.00の金属酸化物である、光学用易接着性ポリエステルフィルムである。
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】
[ポリエステルフィルム]
本発明においてポリエステルフィルムを構成するポリエステルは、芳香族二塩基酸またはそのエステル形成性誘導体とジオールまたはそのエステル形成性誘導体とから合成される線状飽和ポリエステルである。かかるポリエステルの具体例として、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)、ポリエチレン−2,6−ナフタレートを例示することができる。
【0011】
ポリエステルフィルムに用いられるポリエステルは、これらの上記ポリエステルの共重合体であってもよく、上記ポリエステルを主体(例えば80モル%以上の成分)とし、少割合(例えば20モル%以下)の他の種類の樹脂とブレンドしたものであってもよい。ポリエステルとしてポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレン−2,6−ナフタレートが力学的物性や光学物性等のバランスが良いので特に好ましい。
【0012】
ポリエステルは、着色剤、帯電防止剤、酸化防止剤、有機滑剤、触媒を含有することもできる。
【0013】
本発明において、ポリエステルフィルムはフィラーを含有しないことが透明性の点で好ましい。
【0014】
ポリエステルフィルムは、例えば上記のポリエステルをフィルム状に溶融押出し、キャスティングドラムで冷却固化させて未延伸フィルムとし、この未延伸フィルムをTg〜(Tg+60)℃で長手方向に1回もしくは2回以上合計の倍率が3倍〜6倍になるよう延伸し、その後Tg〜(Tg+60)℃で幅方向に倍率が3〜5倍になるように延伸し、必要に応じて更に180〜230℃で1〜60秒間熱処理を行い、熱処理温度より10〜20℃低い温度で幅方向に0〜20%収縮させながら再熱処理を行うことにより得ることができる。なお、ガラス転移温度をTgと略記する。
【0015】
ポリエステルフィルムの厚みは、液晶、ハードコート、タッチパネル、防眩処理、PDP用電磁波シールドフィルム、有機EL等の支持体として使用する場合に必要な強度を得るために25〜300μmであることが好ましく、特に50〜250μmであることが好ましい。
【0016】
[塗布層]
本発明では、上記ポリエステルフィルムの少なくとも片面に塗布層が設けられ、該塗布層が高分子バインダーと微粒子を含有する。そして、該微粒子は平均一次粒子径5〜100nm、屈折率1.70〜3.00の金属酸化物である。塗布層について説明する。
【0017】
[高分子バインダー]
塗布層を構成する高分子バインダーは、好ましくは、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂及びこれら樹脂同士の変性体のいずれか一種以上から構成される。高分子バインダーは、水に可溶性または分散性のものが好ましいが、多少の有機溶剤を含有し、水に可溶なものも好ましく用いることができる。
【0018】
[ポリエステル樹脂]
ポリエステル樹脂として、下記の多塩基酸成分とジオール成分から得られるポリエステルを用いることができる。すなわち、多価塩基成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、無水フタル酸、2、6−ナフタレンジカルボン酸、1、4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ダイマー酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を例示することができる。高分子バインダーを構成するポリエステル樹脂としては、2種以上のジカルボン酸成分を用いた共重合ポリエステルを用いることが好ましい。ポリエステル樹脂には、若干量であればマレイン酸、イタコン酸等の不飽和多塩基酸成分が、或いはp−ヒドロキシ安息香酸等の如きヒドロキシカルボン酸成分が含まれていてもよい。
【0019】
ポリエステル樹脂のジオール成分としては、エチレングリコール、1、4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1、6−ヘキサンジオール、1、4−シクロヘキサンジメタノール、キシレングリコール、ジメチロールプロパン等や、ポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールを例示することができる。
【0020】
[アクリル樹脂]
アクリル樹脂としては、以下に例示されるモノマーを共重合することで得られる。即ち、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基等);2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のヒドロキシ含有モノマー;グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸、クロトン酸、スチレンスルホン酸及びその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、第三級アミン塩等)等のカルボキシ基またはその塩を有するモノマー;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−アルキルアクリルアミド、N−アルキルメタクリルアミド、N,N−ジアルキルアクリルアミド、N,N−ジアルキルメタクリレート(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基等)、N−アルコキシアクリルアミド、N−アルコキシメタクリルアミド、N,N−ジアルコキシアクリルアミド、N,N−ジアルコキシメタクリルアミド(アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基等)、アクリロイルモルホリン、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−フェニルメタクリルアミド等のアミド基を有するモノマー;無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水物のモノマー;2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−メチル−2−オキサゾリン等のオキサゾリン基含有モノマー;メトキシジエチレングリコールメタクリレート、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート、ビニルイソシアネート、アリルイソシアネート、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルトリアルコキシシラン、アルキルマレイン酸モノエステル、アルキルフマール酸モノエステル、アルキルイタコン酸モノエステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、ブタジエンである。
【0021】
[ウレタン樹脂]
ウレタン樹脂としては、ポリオール、ポリイソシアネート、鎖長延長剤、架橋剤等で構成される。ポリオールの例としては、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコールのようなポリエ−テル、ポリエチレンアジペート、ポリエチレン−ブチレンアジペート、ポリカプロラクトンなどを含むグリコールとジカルボン酸との脱水反応により製造されるポリエステル、カ−ボネート結合を有するポリカ−ボネート、アクリル系ポリオール、ひまし油等がある。ポリイソシアネートの例としては、トリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等が挙げられる。鎖延長剤あるいは架橋剤の例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリメチロールプロパン、ヒドラジン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、水等が挙げられる。
【0022】
高分子バインダーはリサイクル時の着色の問題からポリエステル樹脂及びアクリル樹脂のいずれか一種以上から構成されることが好ましい。さらにはポリエステル及びアクリル樹脂の混合体から構成されることが好ましい。良好な接着性を得る観点から、高分子バインダーの屈折率は1.45から1.60の範囲であることが好ましい。
【0023】
[微粒子]
塗布層を構成する微粒子は平均一次粒子径が5〜100nmである。平均一次粒子径が100nmを超えると光学散乱が発生し、塗布層の透明性が悪くなり、5nm未満であると微粒子同士の凝集が多くなり、二次粒子径が大きくなり、光学散乱が発生し、塗布層の透明性が悪くなることがある。
【0024】
微粒子には、屈折率が1.70〜3.00金属酸化物を用いる。屈折率が1.70未満であると高分子バインダーに対する微粒子の体積分率が高くなり塗布層の凝集力が下がる。屈折率が3.00を越えると非常に特殊な物質なり、工業的に用いるのは難しい。微粒子として用いる金属酸化物としては、例えば、酸化アンチモン、酸化イットリウム、酸化錫、酸化ランタン、酸化インジウム、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛等の金属酸化物やATO、ITOといった、2種以上の金属を含む金属酸化物を例示することができる。これらの金属酸化物を2種以上使用しても良い。
【0025】
塗布層中の微粒子は、体積分率で50%以下が好ましく、それを超える範囲では高分子バインダーの含有量が少なくなり、塗膜層の凝集力が下がり、接着性が悪化し好ましくない。これらの微粒子は環境負荷の低減が可能であることおよび取扱のし易さから水分散体として用いることが好ましい。
【0026】
[脂肪族ワックス]
塗布層には脂肪族ワックスを含有させることが好ましい。その場合、含有量は好ましくは0.5〜30重量%、さらに好ましくは1〜10重量%である。この含有量が0.5重量%未満ではフィルム表面の滑性が得られないことがあり好ましくなく、30重量%を超えるとポリエステルフィルム基材への密着やハードコートや粘着剤等に対する易接着性が不足する場合があり好ましくない。
【0027】
脂肪族ワックスの具体例としては、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、木ロウ、ホホバ油、パームワックス、ロジン変性ワックス、オウリキュリーワックス、サトウキビワックス、エスパルトワックス、バークワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン、鯨ロウ、イボタロウ、セラックワックス等の動物系ワックス、モンタンワックス、オゾケライト、セレシンワックス等の鉱物系ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラクタム等の石油系ワックス、フィッシャートロプッシュワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化ポリプロピレンワックス等の合成炭化水素系ワックスを挙げることができる。就中、ハードコートや粘着剤等に対する易接着性と滑性が良好なことから、カルナウバワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックスが特に好ましい。これらは環境負荷の低減が可能であることおよび取扱のし易さから水分散体として用いることが好ましい。
【0028】
[製造方法]
本発明において塗布層の塗設に用いられる上記組成物は、塗布層(以下『塗膜』いうことがある)を形成させるために、水溶液、水分散液或いは乳化液等の水性塗液の形態で使用されることが好ましい。塗膜を形成するために、必要に応じて、前記組成物以外の他の樹脂、例えば帯電防止剤、着色剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、架橋剤等を添加することができる。
【0029】
本発明に用いる水性塗液の固形分濃度は、通常20重量%以下であるが、特に1〜10重量%であることが好ましい。この割合が1重量%未満であると、ポリエステルフィルムへの塗れ性が不足することがあり、一方、20重量%を超えると塗液の安定性や塗布層の外観が悪化することがあり好ましくない。
【0030】
水性塗液のポリエステルフィルムへの塗布は、任意の段階で実施することができるが、ポリエステルフィルムの製造過程で実施するのが好ましく、更には配向結晶化が完了する前のポリエステルフィルムに塗布するのが好ましい。
【0031】
ここで、結晶配向が完了する前のポリエステルフィルムとは、未延伸フィルム、未延伸フィルムを縦方向または横方向の何れか一方に配向せしめた一軸配向フィルム、更には縦方向および横方向の二方向に低倍率延伸配向せしめたもの(最終的に縦方向また横方向に再延伸せしめて配向結晶化を完了せしめる前の二軸延伸フィルム)等を含むものである。なかでも、未延伸フィルムまたは一方向に配向せしめた一軸延伸フィルムに、上記組成物の水性塗液を塗布し、そのまま縦延伸および/または横延伸と熱固定とを施すのが好ましい。
【0032】
水性塗液をフィルムに塗布する際には、塗布性を向上させるための予備処理としてフィルム表面にコロナ表面処理、火炎処理、プラズマ処理等の物理処理を施すか、あるいは組成物と共にこれと化学的に不活性な界面活性剤を併用することが好ましい。かかる界面活性剤は、ポリエステルフィルムへの水性塗液の濡れを促進機能や塗液の安定性を向上させるものであり、例えば、ポリオキシエチレン−脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸金属石鹸、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等のアニオン型、ノニオン型界面活性剤を挙げることができる。界面活性剤は、塗膜を形成する組成物中に、1〜10重量%含まれていることが好ましい。
【0033】
塗液の塗布量は、塗膜の厚さが0.01〜0.3μm、好ましくは0.02〜0.25μmの範囲となるような量であることが好ましい。塗膜の厚さが薄過ぎると、接着力が不足し、逆に厚過ぎると、ブロッキングを起こしたり、ヘイズ値が高くなったりする可能性があり好ましくない。
【0034】
塗布方法としては、公知の任意の塗工法が適用できる。例えばロールコート法、グラビアコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフコート法、含浸法、カーテンコート法等を単独または組合せて用いることができる。なお、塗膜は必要に応じフィルムの片面のみに形成してもよいし、両面に形成してもよい。
【0035】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
各種物性は下記の方法により評価した。
【0036】
(1)耐傷性
直径6mmの硬質クロムメッキしたピンを固定し、長手方向に20cm、幅方向に15mmにカットしたフィルムをピンに対して90°で接触させ、一定速度(20mm/s)でピン上を滑らせて、フィルム表面に入る傷の度合を評価した。
5:まったく傷が入らない
4: 0%<全体面積に対する傷の面積≦10%
3:10%<全体面積に対する傷の面積≦25%
2:25%<全体面積に対する傷の面積≦50%
1:50%<全体面積に対する傷の面積
【0037】
(2)ヘイズ値
JIS K7136に準じ、日本電色工業社製のヘイズ測定器(NDH−2000)を使用してフィルムのヘイズ値を測定した。なお、フィルムのヘイズを下記の基準で評価した。
◎:     ヘイズ値≦2.0% ……フィルムのヘイズ極めて良好
○:2.0%<ヘイズ値≦4.0% ……フィルムのヘイズ良好
×:4.0%<ヘイズ値      ……フィルムのヘイズ不良
【0038】
(3)中心線平均表面粗さ(Ra)
JIS B0601に準じ、(株)小坂研究所製の高精度表面粗さ計 SE−3FATを使用して、針の半径2μm、荷重30mgで拡大倍率20万倍、カットオフ0.08mmの条件下にチャートを描かせ、表面粗さ曲線からその中心線方向に測定長さLの部分を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をX軸、縦倍率の方向とY軸として、粗さ曲線をY=f(x)で表わした時、次の式で与えられた値をnm単位で表わした。また、この測定は、基準長を1.25mmとして4個測定し、平均値で表わした。
【0039】
【数1】

Figure 2004054161
【0040】
(4)摩擦係数(μs)
ASTM D1894−63に準じ、東洋テスター社製のスリッパリー測定器を使用し、塗膜形成面とポリエチレンテレフタレートフィルム(塗膜非形成面)との静摩擦係数(μs)を測定した。但し、スレッド板はガラス板とし、荷重は1kgとした。尚、フィルムの滑り性を下記の基準で評価した。
◎:    摩擦係数(μs)≦0.5 ……滑り性極めて良好
○:0.5<摩擦係数(μs)≦0.8 ……滑り性良好
×:0.8<摩擦係数(μs)     ……滑り性不良
【0041】
(5)接着性
・ハードコート
易接着性ポリエステルフィルムの塗膜形成面に厚さ10μmのハードコート層を形成して碁盤目のクロスカット(1mmのマス目を100個)を施し、その上に24mm幅のセロハンテープ(ニチバン社製)を貼り付け、180°の剥離角度で急激に剥がした後、剥離面を観察し、下記の基準で評価した。
5:剥離面積が10%未満      ……接着力極めて良好
4:剥離面積が10%以上20%未満 ……接着力良好
3:剥離面積が20%以上30%未満 ……接着力やや良好
2:剥離面積が30%以上40%未満 ……接着力不良
1:剥離面積が40%を超えるもの  ……接着力極めて不良
【0042】
(6)耐ブロッキング性
2枚のフィルムを、塗膜形成面同士が接するように重ね合せ、これに、60℃、80%RHの雰囲気下で17時間にわたって0.6kg/cmの圧力をかけ、その後、剥離して、その剥離力により耐ブロッキング性を下記の基準で評価した。
Figure 2004054161
【0043】
(7)ガラス転移温度
サンプル約10mgを測定用のアルミニウム製パンに封入して示差熱量計(デュポン社製・V4.OB2000型DSC)に装着し、25℃から20℃/分の速度で300℃まで昇温させ、300℃で5分間保持した後取出し、直ちに氷の上に移して急冷する。このパンを再度示差熱量計に装着し、25℃から20℃/分の速度で昇温させてガラス転移温度(Tg:℃)を測定した。
【0044】
(8)固有粘度
固有粘度([η]dl/g)は、25℃のo−クロロフェノール溶液で測定した。
【0045】
(9)塗布層厚み
包埋樹脂でフィルムを固定し断面をミクロトームで切断し、2%オスミウム酸で60℃、2時間染色して、透過型電子顕微鏡(日本電子製JEM2010)を用いて、塗布層の厚みを測定した。
【0046】
(10)屈折率
・高分子バインダー
塗剤を90℃で板状に乾固させて、アッベ屈折率計(D線589nm)で測定した。
・微粒子
90℃で乾固させた微粒子を、屈折率の異なる種々の25℃の液に懸濁させ、懸濁液が最も透明に見える液の屈折率をアッベの屈折率計(D線589nm)によって測定した。
・塗布層
塗布層の屈折率は、下記の式より求めた。
(塗布層の屈折率)
=(微粒子の屈折率)×(微粒子の体積分率)
+(高分子バインダーの屈折率)×(高分子バインダーの体積分率)
【0047】
(11)反射率
易接着性ポリエステルフィルムの塗膜形成面に厚さ10μmの屈折率が1.50のハードコート層を形成させて、反対面に黒テープを貼り、反対面の反射光を無くし、分光光度計(島津製作所製UV−3101PC)を用いて、分光反射率を測定した。波長550nmでの反射率を下記の基準で評価した。
◎:     反射率≦2.0% ……反射率極めて良好
○:2.0%<反射率≦4.0% ……反射率良好
×:4.0%<反射率      ……反射率不良
【0048】
[実施例1〜7、比較例1〜4]
溶融ポリエチレンテレフタレート([η]=0.63dl/g、Tg=78℃)をダイより押出し、常法により冷却ドラムで冷却して未延伸フィルムとし、次いで縦方向に3.4倍に延伸した後、その両面に表に示す塗剤の濃度6%の水性塗液をロールコーターで均一に塗布した。
【0049】
次いで、この塗布フィルムを引き続いて95℃で乾燥し、横方向に120℃で3.5倍に延伸し、220℃で幅方向に3%収縮させ熱固定し、厚さ125μmの易接着性フィルムを得た。なお、塗膜の厚さは0.1μmであった。
各成分は次のとおりである。
【0050】
ポリエステル1:
酸成分が2,6−ナフタレンジカルボン酸70モル%/イソフタル酸25モル%/5−ナトリウムスルホイソフタル酸5モル%、グリコール成分がエチレングリコール90モル%/ジエチレングリコール10モル%で構成されている(Tg=80℃、平均分子量13000、屈折率1.57、密度1.2g/cm)。なお、ポリエステル1は、特開平06−116487号公報の実施例1に記載の方法に準じて下記の通り製造した。すなわち、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル48部、イソフタル酸ジメチル14部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル4部、エチレングリコール31部、ジエチレングリコール2部を反応器に仕込み、これにテトラブトキシチタン0.05部を添加して窒素雰囲気下で温度を230℃にコントロールして加熱し、生成するメタノールを留去させてエステル交換反応を行った。次いで反応系の温度を徐々に255℃まで上昇させ系内を1mmHgの減圧にして重縮合反応を行い、ポリエステル1を得た。このポリエステル25部をテトラヒドロフラン75部に溶解させ、得られた溶液に10000回転/分の高速攪拌下で水75部を滴下して乳白色の分散体を得、次いでこの分散体を20mmHgの減圧下で蒸留し、テトラヒドロフランを留去した。ポリエステル1の水分散体を得た。
【0051】
ポリエステル2:
酸成分がテレフタル酸90モル%/イソフタル酸5モル%/5−ナトリウムスルホイソフタル酸5モル%、グリコール成分がエチレングリコール90モル%/ジエチレングリコール10モル%で構成されている(Tg=70℃、平均分子量13000、屈折率1.56、密度1.2g/cm)。なお、ポリエステル2は、特開平06−116487号公報の実施例1に記載の方法に準じて下記の通り製造した。すなわち、テレフタル酸ジメチル55部、イソフタル酸3部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル5部、エチレングリコール35部、ジエチレングリコール3部を反応器に仕込み、これにテトラブトキシチタン0.05部を添加して窒素雰囲気下で温度を230℃にコントロールして加熱し、生成するメタノールを留去させてエステル交換反応を行った。次いで反応系の温度を徐々に255℃まで上昇させ系内を1mmHgの減圧にして重縮合反応を行い、ポリエステル2を得た。このポリエステル25部をテトラヒドロフラン75部に溶解させ、得られた溶液に10000回転/分の高速攪拌下で水75部を滴下して乳白色の分散体を得、次いでこの分散体を20mmHgの減圧下で蒸留し、テトラヒドロフランを留去した。ポリエステル2の水分散体を得た。
【0052】
アクリル:
メチルメタクリレート30モル%/2−イソプロペニル−2−オキサゾリン30モル%/ポリエチレンオキシド(n=10)メタクリレート10モル%/アクリルアミド30モル%で構成されている(Tg=50℃、分子量350000、屈折率1.50、密度1.2g/cm)。なお、アクリルは、特開昭63−37167号公報の製造例1〜3に記載の方法に準じて下記の通り製造した。すなわち、四つ口フラスコに、イオン交換水302部を仕込んで窒素気流中で60℃まで昇温させ、次いで重合開始剤として過硫酸アンモニウム0.5部、亜硫酸水素ナトリウム0.2部を添加し、更にモノマーである、メタクリル酸メチル23.3部、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン22.6部、ポリエチレンオキシド(n=10)メタクリル酸40.7部、アクリルアミド13.3部の混合物を3時間にわたり、液温が60〜70℃になるよう調整しながら滴下した。滴下終了後も同温度範囲に2時間保持しつつ、撹拌下に反応を継続させ、次いで冷却して固形分が25%のアクリルの水分散体を得た。
【0053】
ウレタン:
ポリオール成分がシクロヘキサングリコール40モル%/ポリエチレングリコール(分子量1000)5モル%、ポリイソシアネート成分がヘキサメチレンジイソシアネート50モル%、親水性付与成分がジメチロールプロピオン酸5モル%、中和成分がトリエチルアミン5モル%で構成される(Tg=60℃、分子量200000、屈折率1.51)。シクロヘキサングリコール29重量部、ポリエチレングリコール(分子量1000)25重量部、ジメチロールプロピオン酸3重量部、酢酸エチル25重量部の混合物にヘキサメチレンジイソシアネート52重量部を加え、徐々に温度を高めて70℃で反応させた。アミン当量を測定し、理論値に達したら、60℃に冷却した。この反応混合物に水200重量部、トリエチルアミン1重量部の混合液を攪拌しながら添加し、加熱下で酢酸エチルを留去し、固形分40%のウレタンの水分散体を得た。
【0054】
無機微粒子1:
酸化チタンフィラー(平均一次粒子径:30nm、屈折率2.70、密度4.0g/cm)(シーアイ化成社製 商品名酸化チタンスラリー)
無機微粒子2:
酸化亜鉛フィラー(平均一次粒子径:30nm、屈折率:2.00、密度5.6g/cm)(シーアイ化成社製 商品名酸化亜鉛スラリー)
無機微粒子3:
酸化錫フィラー(平均一次粒子径:30nm、屈折率:1.90、密度7.0g/cm)(シーアイ化成社製 商品名酸化錫スラリー)
無機微粒子4:
酸化セリウムフィラー(平均一次粒子径:10nm、屈折率:2.20、密度7.1g/cm)(シーアイ化成社製 商品名酸化セリウムスラリー)
無機微粒子5:
酸化イットリウムフィラー(平均一次粒子径:30nm、屈折率:1.82、密度4.8g/cm)(シーアイ化成社製 商品名酸化イットリウムスラリー)
無機微粒子6:
シリカフィラー(平均一次粒子径:20nm、屈折率1.46、密度2.1g/cm)(日産化学工業社製 商品名スノーテックスO)
有機微粒子1:
アクリルフィラー(平均粒径:30nm、屈折率:1.50、密度1.2g/cm)(日本ペイント社製 商品名マイクロジェルE−2002)
ワックス:
パラフィンワックス(中京油脂社製 商品名セロゾール428)
界面活性剤:
ポリオキシエチレン(n=7)ラウリルエーテル(三洋化成社製 商品名ナロアクティーN−70)。
【0055】
【表1】
Figure 2004054161
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、耐傷性、透明性、接着性および易滑性に優れたフィルムを得ることができる。本発明のフィルムは各種光学用途のプリズムレンズシート、タッチパネル、バックライト、プラズマディスプレイ、有機EL(有機エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレイ等のベースフィルムや反射防止用フィルムのベースィルムやディスプレイの防爆用ベースフィルムに有用である。特に、反射防止用フィルムの反射防止性能を向上させることができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an optically-adhesive polyester film for optical use, and more particularly, to an optically-adhesive polyester film having an easily-adhesive coating film formed on at least one surface of the polyester film.
[0002]
[Prior art]
Polyester films, especially biaxially stretched films of polyethylene terephthalate and polyethylene naphthalate, have excellent mechanical properties, heat resistance, and chemical resistance. Therefore, magnetic tapes, ferromagnetic thin tapes, photographic films, packaging films, and electronic components It is widely used as a material for films for use, electrical insulating films, films for laminating metal plates, films to be pasted on the surface of glass displays, etc., and films for protecting various members.
[0003]
In recent years, polyester films have been widely used in various optical films in recent years, such as prism lens sheets for liquid crystal display devices, base films for touch panels, backlights and the like, base films for antireflection films, electromagnetic wave shielding films for plasma displays, It is used for applications such as base films for organic EL displays and explosion-proof base films for displays. The base film used for such an optical film is required to have excellent transparency. Further, excellent easy adhesion to a prism lens layer, a hard coat, an adhesive, an antireflection treatment, a sputter layer, and the like is required.
[0004]
When a biaxially oriented polyester film is used as a display member, especially when used for the outermost layer, high image quality, high definition images and displays due to recent digitization of images are easily affected by external light reflection. , Visibility may be deteriorated. In general, reflection of external light is prevented by processing an antireflection layer on the surface or performing glare on the surface. Since glare treatment cannot cope with high-quality images, an antireflection treatment layer is often processed on the surface. The antireflection layer prevents reflection of external light by using a light interference phenomenon by alternately stacking a high refractive index layer and a low refractive index layer. Usually, sputtering, wet processing with a sol-gel, etc. are performed several times to produce a laminate. To achieve high antireflection capability, it is necessary to control the thickness of the processed film on the order of nanometers. Since it does not like surface defects due to foreign matter, it is necessary to carry out the process in a clean process, resulting in high cost and an expensive film.
[0005]
On the other hand, a biaxially oriented polyester film generally has poor adhesion to other materials, for example, a prism lens layer or a hard coat containing an acrylic resin as a main component. It has been proposed to stack and use an easily adhesive layer such as a urethane resin (for example, JP-A-10-119215 and JP-A-2000-246855).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in these conventional easy-adhesion layers, the refractive index is fixed at about 1.50, and when designing an antireflection film, the performance of antireflection ability may be limited.
[0007]
The present invention solves the problems of the prior art, and has excellent transparency, slipperiness and scratch resistance, and also has excellent antireflection performance while having excellent adhesion to layers used for various optical applications. It is intended to provide a polyester film.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention is an easily adhesive optical polyester film provided with a coating layer on at least one surface of a polyester film, wherein the coating layer contains a polymer binder and fine particles, and the fine particles have an average primary particle diameter of 5 to 100 nm. And an easily adhesive polyester film for optical use, which is a metal oxide having a refractive index of 1.70 to 3.00.
[0009]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0010]
[Polyester film]
In the present invention, the polyester constituting the polyester film is a linear saturated polyester synthesized from an aromatic dibasic acid or an ester-forming derivative thereof and a diol or an ester-forming derivative thereof. Specific examples of the polyester include polyethylene terephthalate, polyethylene isophthalate, polybutylene terephthalate, poly (1,4-cyclohexylene dimethylene terephthalate), and polyethylene-2,6-naphthalate.
[0011]
The polyester used for the polyester film may be a copolymer of the above polyesters. The polyester is mainly composed of (for example, a component of 80 mol% or more), and a small proportion (for example, 20 mol% or less) of another type. May be blended with the above resin. As the polyester, polyethylene terephthalate or polyethylene-2,6-naphthalate is particularly preferred because of a good balance of mechanical properties and optical properties.
[0012]
Polyesters can also contain colorants, antistatics, antioxidants, organic lubricants, and catalysts.
[0013]
In the present invention, it is preferable that the polyester film does not contain a filler from the viewpoint of transparency.
[0014]
The polyester film is, for example, melt-extruded from the above polyester into a film, cooled and solidified by a casting drum to form an unstretched film, and the unstretched film is once or twice or more in the longitudinal direction at Tg to (Tg + 60) ° C. The film is stretched so as to have a magnification of 3 to 6 times, and then stretched in the width direction at Tg to (Tg + 60) ° C. so as to have a magnification of 3 to 5 times. It can be obtained by performing a heat treatment for 2 seconds and performing a re-heat treatment while shrinking by 0 to 20% in the width direction at a temperature lower by 10 to 20 ° C. than the heat treatment temperature. The glass transition temperature is abbreviated as Tg.
[0015]
The thickness of the polyester film is preferably 25 to 300 μm in order to obtain the necessary strength when used as a support for a liquid crystal, a hard coat, a touch panel, an antiglare treatment, an electromagnetic wave shielding film for PDP, an organic EL, and the like, Particularly, the thickness is preferably 50 to 250 μm.
[0016]
[Coating layer]
In the present invention, a coating layer is provided on at least one surface of the polyester film, and the coating layer contains a polymer binder and fine particles. The fine particles are metal oxides having an average primary particle diameter of 5 to 100 nm and a refractive index of 1.70 to 3.00. The coating layer will be described.
[0017]
[Polymer binder]
The polymer binder constituting the coating layer is preferably composed of at least one of a polyester resin, an acrylic resin, a urethane resin and a modified product of these resins. The polymer binder is preferably one soluble or dispersible in water, but one containing some organic solvent and soluble in water can also be used preferably.
[0018]
[Polyester resin]
As the polyester resin, a polyester obtained from the following polybasic acid component and diol component can be used. That is, as the polyvalent base component, for example, terephthalic acid, isophthalic acid, phthalic acid, phthalic anhydride, 2,6-naphthalenedicarboxylic acid, 1,4-cyclohexanedicarboxylic acid, adipic acid, sebacic acid, trimellitic acid, Examples include pyromellitic acid, dimer acid, and 5-sodium sulfoisophthalic acid. As the polyester resin constituting the polymer binder, it is preferable to use a copolymerized polyester using two or more dicarboxylic acid components. The polyester resin may contain an unsaturated polybasic acid component such as maleic acid or itaconic acid, or a hydroxycarboxylic acid component such as p-hydroxybenzoic acid in a small amount.
[0019]
Examples of the diol component of the polyester resin include ethylene glycol, 1,4-butanediol, diethylene glycol, dipropylene glycol, 1,6-hexanediol, 1,4-cyclohexanedimethanol, xylene glycol, dimethylolpropane, and poly ( Examples thereof include ethylene oxide) glycol and poly (tetramethylene oxide) glycol.
[0020]
[acrylic resin]
The acrylic resin is obtained by copolymerizing the monomers exemplified below. That is, alkyl acrylate, alkyl methacrylate (as the alkyl group, methyl group, ethyl group, n-propyl group, isopropyl group, n-butyl group, isobutyl group, t-butyl group, 2-ethylhexyl group, cyclohexyl group, etc.); Hydroxy-containing monomers such as 2-hydroxyethyl acrylate, 2-hydroxyethyl methacrylate, 2-hydroxypropyl acrylate, and 2-hydroxypropyl methacrylate; epoxy group-containing monomers such as glycidyl acrylate, glycidyl methacrylate, and allyl glycidyl ether; acrylic acid and methacrylic acid Carboxy groups such as, itaconic acid, maleic acid, fumaric acid, crotonic acid, styrenesulfonic acid and salts thereof (sodium salt, potassium salt, ammonium salt, tertiary amine salt, etc.); A monomer having a salt thereof; acrylamide, methacrylamide, N-alkylacrylamide, N-alkylmethacrylamide, N, N-dialkylacrylamide, N, N-dialkylmethacrylate (alkyl groups such as methyl group, ethyl group, n-propyl Group, isopropyl group, n-butyl group, isobutyl group, t-butyl group, 2-ethylhexyl group, cyclohexyl group, etc.), N-alkoxyacrylamide, N-alkoxymethacrylamide, N, N-dialkoxyacrylamide, N, N -Dialkoxy methacrylamide (alkoxy groups include methoxy group, ethoxy group, butoxy group, isobutoxy group, etc.), acryloylmorpholine, N-methylolacrylamide, N-methylolmethacrylamide, N-phenylacrylia Monomers having an amide group such as N-phenylmethacrylamide; monomers of acid anhydrides such as maleic anhydride and itaconic anhydride; 2-vinyl-2-oxazoline, 2-vinyl-4-methyl-2-oxazoline; Oxazoline groups such as 2-vinyl-5-methyl-2-oxazoline, 2-isopropenyl-2-oxazoline, 2-isopropenyl-4-methyl-2-oxazoline and 2-isopropenyl-5-methyl-2-oxazoline Containing monomers: methoxydiethylene glycol methacrylate, methoxypolyethylene glycol methacrylate, vinyl isocyanate, allyl isocyanate, styrene, α-methylstyrene, vinyl methyl ether, vinyl ethyl ether, vinyl trialkoxysilane, alkyl maleic acid monoester, Rukirufumaru acid monoesters, alkyl itaconic acid monoester, acrylonitrile, methacrylonitrile, vinylidene chloride, ethylene, propylene, vinyl chloride, vinyl acetate, butadiene.
[0021]
[Urethane resin]
The urethane resin is composed of a polyol, a polyisocyanate, a chain extender, a crosslinking agent, and the like. Examples of polyols include polyoxyethylene glycol, polyoxypropylene glycol, polyethers such as polyoxytetramethylene glycol, polyethylene adipate, polyethylene-butylene adipate, polycaprolactone, and the like. There are polyester to be produced, polycarbonate having a carbonate bond, acrylic polyol, castor oil and the like. Examples of the polyisocyanate include tolylene diisocyanate, phenylene diisocyanate, 4,4'-diphenylmethane diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, xylylene diisocyanate, 4,4'-dicyclohexyl methane diisocyanate, isophorone diisocyanate, and the like. Examples of chain extenders or crosslinking agents include ethylene glycol, propylene glycol, diethylene glycol, trimethylolpropane, hydrazine, ethylenediamine, diethylenetriamine, triethylenetetramine, 4,4'-diaminodiphenylmethane, 4,4'-diaminodicyclohexylmethane, Water and the like.
[0022]
The polymer binder is preferably composed of at least one of a polyester resin and an acrylic resin from the problem of coloring during recycling. Further, it is preferable to be composed of a mixture of polyester and acrylic resin. From the viewpoint of obtaining good adhesiveness, the refractive index of the polymer binder is preferably in the range of 1.45 to 1.60.
[0023]
[Fine particles]
The fine particles constituting the coating layer have an average primary particle diameter of 5 to 100 nm. When the average primary particle size exceeds 100 nm, optical scattering occurs, and the transparency of the coating layer deteriorates. When the average primary particle size is less than 5 nm, aggregation of fine particles increases, the secondary particle size increases, and optical scattering occurs. In some cases, the transparency of the coating layer may deteriorate.
[0024]
For the fine particles, a metal oxide having a refractive index of 1.70 to 3.00 is used. When the refractive index is less than 1.70, the volume fraction of the fine particles with respect to the polymer binder increases, and the cohesive force of the coating layer decreases. If the refractive index exceeds 3.00, it becomes a very special substance, and it is difficult to use it industrially. Examples of the metal oxide used as the fine particles include two kinds of metal oxides such as antimony oxide, yttrium oxide, tin oxide, lanthanum oxide, indium oxide, zirconium oxide, cerium oxide, titanium oxide, and zinc oxide, and ATO and ITO. Metal oxides containing the above metals can be exemplified. Two or more of these metal oxides may be used.
[0025]
The content of the fine particles in the coating layer is preferably 50% or less in a volume fraction, and if it exceeds the range, the content of the polymer binder is reduced, and the cohesive strength of the coating layer is reduced, and the adhesiveness is deteriorated. These fine particles are preferably used as an aqueous dispersion because they can reduce the environmental load and are easy to handle.
[0026]
[Aliphatic wax]
The coating layer preferably contains an aliphatic wax. In that case, the content is preferably 0.5 to 30% by weight, more preferably 1 to 10% by weight. If the content is less than 0.5% by weight, lubricity of the film surface may not be obtained, which is not preferable. If the content exceeds 30% by weight, adhesion to a polyester film substrate and easy adhesion to a hard coat, an adhesive, etc. May be insufficient.
[0027]
Specific examples of the aliphatic wax include plant materials such as carnauba wax, candelilla wax, rice wax, wood wax, jojoba oil, palm wax, rosin-modified wax, ouriculi wax, sugarcane wax, esparto wax, and bark wax. Animal waxes such as wax, beeswax, lanolin, whale wax, Ibota wax, shellac wax, mineral waxes such as montan wax, ozokerite, ceresin wax, petroleum waxes such as paraffin wax, microcrystalline wax, petrolactam, and Fischer Tropush Examples include synthetic hydrocarbon waxes such as wax, polyethylene wax, polyethylene oxide wax, polypropylene wax, and polypropylene oxide wax. Above all, carnauba wax, paraffin wax and polyethylene wax are particularly preferred because they have good adhesion and lubricity to hard coats and pressure-sensitive adhesives. These are preferably used as an aqueous dispersion because they can reduce the environmental load and are easy to handle.
[0028]
[Production method]
In the present invention, the composition used for coating the coating layer is in the form of an aqueous coating solution such as an aqueous solution, an aqueous dispersion, or an emulsion in order to form a coating layer (hereinafter sometimes referred to as a “coating film”). It is preferable to use them. In order to form a coating film, a resin other than the above-mentioned composition, for example, an antistatic agent, a coloring agent, a surfactant, an ultraviolet absorber, a crosslinking agent, and the like can be added as necessary.
[0029]
The solid content concentration of the aqueous coating liquid used in the present invention is usually 20% by weight or less, but is particularly preferably 1 to 10% by weight. If this proportion is less than 1% by weight, the coatability on the polyester film may be insufficient, while if it exceeds 20% by weight, the stability of the coating solution and the appearance of the coating layer may be undesirably deteriorated. .
[0030]
The application of the aqueous coating liquid to the polyester film can be carried out at any stage, but is preferably carried out in the process of producing the polyester film, and further applied to the polyester film before the orientation crystallization is completed. Is preferred.
[0031]
Here, the polyester film before the completion of the crystal orientation refers to an unstretched film, a uniaxially oriented film in which the unstretched film is oriented in either the longitudinal direction or the transverse direction, and further, in two directions, the longitudinal direction and the transverse direction. And a low-magnification stretch-oriented film (a biaxially stretched film before being finally stretched in the longitudinal or transverse direction to complete the oriented crystallization). In particular, it is preferable to apply an aqueous coating solution of the above composition to an unstretched film or a uniaxially stretched film which is oriented in one direction, and to perform longitudinal stretching and / or transverse stretching and heat fixing as it is.
[0032]
When applying the aqueous coating liquid to the film, the film surface is subjected to a physical treatment such as a corona surface treatment, a flame treatment, a plasma treatment, or a chemical treatment together with the composition as a preliminary treatment for improving the coatability. It is preferable to use an inert surfactant in combination. Such surfactants promote the wetting of the aqueous coating liquid on the polyester film and improve the stability of the coating liquid, and include, for example, polyoxyethylene-fatty acid ester, sorbitan fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, fatty acid metal Anionic and nonionic surfactants such as soaps, alkyl sulfates, alkyl sulfonates and alkyl sulfosuccinates can be mentioned. The surfactant is preferably contained at 1 to 10% by weight in the composition forming the coating film.
[0033]
The coating amount of the coating liquid is preferably such that the thickness of the coating film is in the range of 0.01 to 0.3 μm, preferably 0.02 to 0.25 μm. If the thickness of the coating film is too small, the adhesive strength becomes insufficient. On the other hand, if the thickness is too large, there is a possibility of causing blocking or increasing the haze value, which is not preferable.
[0034]
As a coating method, any known coating method can be applied. For example, a roll coating method, a gravure coating method, a roll brushing method, a spray coating method, an air knife coating method, an impregnation method, a curtain coating method, or the like can be used alone or in combination. The coating film may be formed on only one side of the film or on both sides as necessary.
[0035]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
Various physical properties were evaluated by the following methods.
[0036]
(1) Scratch resistance
A hard chrome-plated pin having a diameter of 6 mm is fixed, and a film cut to a length of 20 cm and a width of 15 mm is brought into contact with the pin at 90 ° and slid on the pin at a constant speed (20 mm / s). The degree of scratches entering the film surface was evaluated.
5: No damage at all
4: 0% <wound area ≦ 10% of the total area
3: 10% <Scratch area ≦ 25% of the total area
2: 25% <wound area ≤50% of total area
1: 50% <wound area to total area
[0037]
(2) Haze value
According to JIS K7136, the haze value of the film was measured using a haze measuring device (NDH-2000) manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd. The haze of the film was evaluated according to the following criteria.
◎: Haze value ≦ 2.0%… Extremely good film haze
:: 2.0% <haze value ≦ 4.0% good haze of film
×: 4.0% <haze value: haze defect of film
[0038]
(3) Center line average surface roughness (Ra)
According to JIS B0601, using a high-precision surface roughness meter SE-3FAT manufactured by Kosaka Laboratory Co., Ltd. under the conditions of a needle radius of 2 μm, a load of 30 mg, a magnification of 200,000, and a cutoff of 0.08 mm. A chart is drawn, a portion of the measurement length L is extracted from the surface roughness curve in the direction of the center line, and the center line of the extracted portion is set as the X axis, the direction of the vertical magnification and the Y axis, and the roughness curve is defined as Y = f. When expressed by (x), the value given by the following equation was expressed in nm. In this measurement, four pieces were measured with the reference length set to 1.25 mm, and expressed as an average value.
[0039]
(Equation 1)
Figure 2004054161
[0040]
(4) Coefficient of friction (μs)
According to ASTM D 1894-63, the coefficient of static friction (μs) between the coated surface and the polyethylene terephthalate film (non-coated surface) was measured using a slippery measuring device manufactured by Toyo Tester Co., Ltd. However, the thread plate was a glass plate, and the load was 1 kg. In addition, the slipperiness of the film was evaluated based on the following criteria.
◎: coefficient of friction (μs) ≦ 0.5… extremely good slipperiness
:: 0.5 <Friction coefficient (μs) ≦ 0.8 ...... Good slipperiness
×: 0.8 <coefficient of friction (μs): poor slipperiness
[0041]
(5) Adhesiveness
・ Hard court
A hard coat layer having a thickness of 10 μm is formed on the coating film forming surface of the easily adhesive polyester film, and a cross cut (1 mm 2 Of 100 squares), a cellophane tape (manufactured by Nichiban) having a width of 24 mm was stuck thereon, and the sheet was rapidly peeled at a peeling angle of 180 °. The peeled surface was observed and evaluated according to the following criteria. did.
5: Peeled area is less than 10% ... Excellent adhesive strength
4: Peeling area is 10% or more and less than 20% ...... good adhesive strength
3: Peeling area is 20% or more and less than 30% ...... Slightly good adhesive strength
2: Peeling area is 30% or more and less than 40% ...... Poor adhesive strength
1: Peeling area exceeding 40% …… Adhesive strength is extremely poor
[0042]
(6) Blocking resistance
The two films were superimposed on each other so that the surfaces on which the coatings were formed were in contact with each other, and 0.6 kg / cm for 17 hours under an atmosphere of 60 ° C. and 80% RH. 2 , And then peeled off, and the blocking resistance was evaluated by the peeling force according to the following criteria.
Figure 2004054161
[0043]
(7) Glass transition temperature
About 10 mg of the sample was sealed in an aluminum pan for measurement, mounted on a differential calorimeter (V4.OB2000 type DSC manufactured by DuPont), and heated from 25 ° C. to 300 ° C. at a rate of 20 ° C./min. After keeping at 5 ° C. for 5 minutes, remove, immediately transfer to ice and quench. The pan was mounted on a differential calorimeter again, and the temperature was raised from 25 ° C. at a rate of 20 ° C./min to measure the glass transition temperature (Tg: ° C.).
[0044]
(8) Intrinsic viscosity
Intrinsic viscosity ([η] dl / g) was measured with an o-chlorophenol solution at 25 ° C.
[0045]
(9) Coating layer thickness
The film was fixed with an embedding resin, the cross section was cut with a microtome, stained with 2% osmic acid at 60 ° C. for 2 hours, and the thickness of the coating layer was measured using a transmission electron microscope (JEM2010 manufactured by JEOL Ltd.). .
[0046]
(10) Refractive index
・ Polymer binder
The coating was dried at 90 ° C. into a plate and measured with an Abbe refractometer (D line: 589 nm).
・ Particles
Fine particles dried at 90 ° C. are suspended in various liquids having different refractive indices at 25 ° C., and the refractive index of the liquid in which the suspension is most transparent is measured by Abbe's refractometer (D line: 589 nm). did.
・ Coating layer
The refractive index of the coating layer was determined by the following equation.
(Refractive index of coating layer)
= (Refractive index of fine particles) x (volume fraction of fine particles)
+ (Refractive index of polymer binder) x (volume fraction of polymer binder)
[0047]
(11) Reflectance
A hard coat layer having a thickness of 10 μm and a refractive index of 1.50 is formed on the coating film forming surface of the easily adhesive polyester film, a black tape is attached to the opposite surface, and the reflected light on the opposite surface is eliminated, and a spectrophotometer ( The spectral reflectance was measured using Shimadzu (UV-3101PC). The reflectance at a wavelength of 550 nm was evaluated according to the following criteria.
◎: reflectivity ≦ 2.0% …… reflectance extremely good
:: 2.0% <reflectance ≦ 4.0%… good reflectivity
×: 4.0% <reflectance... Poor reflectivity
[0048]
[Examples 1 to 7, Comparative Examples 1 to 4]
Molten polyethylene terephthalate ([η] = 0.63 dl / g, Tg = 78 ° C.) was extruded from a die, cooled by a cooling drum by a conventional method to form an unstretched film, and then stretched 3.4 times in the machine direction. An aqueous coating liquid having a coating agent concentration of 6% as shown in the table was uniformly applied to both surfaces thereof with a roll coater.
[0049]
Next, the coated film is subsequently dried at 95 ° C., stretched 3.5 times at 120 ° C. in the transverse direction, shrunk 3% at 220 ° C. in the width direction, and heat-fixed, and a 125 μm-thick easily adhesive film. Got. In addition, the thickness of the coating film was 0.1 μm.
Each component is as follows.
[0050]
Polyester 1:
The acid component is composed of 70 mol% of 2,6-naphthalenedicarboxylic acid / 25 mol% of isophthalic acid / 5 mol% of 5-sodium sulfoisophthalic acid, and the glycol component is composed of 90 mol% of ethylene glycol / 10 mol% of diethylene glycol (Tg). = 80 ° C., average molecular weight 13000, refractive index 1.57, density 1.2 g / cm 3 ). In addition, polyester 1 was produced as follows according to the method described in Example 1 of JP-A-06-116487. That is, 48 parts of dimethyl 2,6-naphthalenedicarboxylate, 14 parts of dimethyl isophthalate, 4 parts of dimethyl 5-sodium sulfoisophthalate, 31 parts of ethylene glycol and 2 parts of diethylene glycol were charged into a reactor, and 0.1 part of tetrabutoxy titanium was added to the reactor. The mixture was heated under a nitrogen atmosphere while controlling the temperature at 230 ° C., and the produced methanol was distilled off to carry out a transesterification reaction. Next, the temperature of the reaction system was gradually raised to 255 ° C., and the pressure inside the system was reduced to 1 mmHg to carry out a polycondensation reaction, whereby polyester 1 was obtained. 25 parts of this polyester was dissolved in 75 parts of tetrahydrofuran, and 75 parts of water was added dropwise to the obtained solution under high-speed stirring at 10,000 rpm to obtain a milky white dispersion. Then, the dispersion was reduced under reduced pressure of 20 mmHg. Distillation removed the tetrahydrofuran. An aqueous dispersion of polyester 1 was obtained.
[0051]
Polyester 2:
The acid component is composed of 90 mol% of terephthalic acid / 5 mol% of isophthalic acid / 5 mol% of 5-sodium sulfoisophthalic acid, and the glycol component is composed of 90 mol% of ethylene glycol / 10 mol% of diethylene glycol (Tg = 70 ° C., average Molecular weight 13000, refractive index 1.56, density 1.2g / cm 3 ). In addition, polyester 2 was manufactured as follows according to the method described in Example 1 of JP-A-06-116487. That is, 55 parts of dimethyl terephthalate, 3 parts of isophthalic acid, 5 parts of dimethyl 5-sodium sulfoisophthalate, 35 parts of ethylene glycol and 3 parts of diethylene glycol are charged into a reactor, and 0.05 part of tetrabutoxytitanium is added thereto. The mixture was heated under a nitrogen atmosphere while controlling the temperature at 230 ° C., and the produced methanol was distilled off to carry out a transesterification reaction. Then, the temperature of the reaction system was gradually raised to 255 ° C., and the pressure inside the system was reduced to 1 mmHg to carry out a polycondensation reaction, whereby polyester 2 was obtained. 25 parts of this polyester was dissolved in 75 parts of tetrahydrofuran, and 75 parts of water was added dropwise to the obtained solution under high-speed stirring at 10,000 rpm to obtain a milky white dispersion. Then, the dispersion was reduced under reduced pressure of 20 mmHg. Distillation removed the tetrahydrofuran. An aqueous dispersion of polyester 2 was obtained.
[0052]
acrylic:
It is composed of 30 mol% of methyl methacrylate / 2 30 mol% of 2-isopropenyl-2-oxazoline / polyethylene oxide (n = 10) 10 mol% of methacrylate / 30 mol% of acrylamide (Tg = 50 ° C., molecular weight 350,000, refractive index 1.50, density 1.2g / cm 3 ). Acrylics were produced as described below according to the methods described in Production Examples 1 to 3 of JP-A-63-37167. That is, in a four-necked flask, 302 parts of ion-exchanged water was charged and heated to 60 ° C. in a nitrogen stream, and then 0.5 part of ammonium persulfate and 0.2 part of sodium hydrogen sulfite were added as a polymerization initiator, Further, a mixture of a monomer, 23.3 parts of methyl methacrylate, 22.6 parts of 2-isopropenyl-2-oxazoline, 40.7 parts of polyethylene oxide (n = 10) methacrylic acid, and 13.3 parts of acrylamide was added for 3 hours. The solution was dropped while adjusting the temperature of the solution to 60 to 70 ° C. The reaction was continued with stirring while maintaining the same temperature range for 2 hours after the completion of the dropwise addition, and then cooled to obtain an aqueous dispersion of acrylic having a solid content of 25%.
[0053]
Urethane:
The polyol component is cyclohexane glycol 40 mol% / polyethylene glycol (molecular weight 1000) 5 mol%, the polyisocyanate component is hexamethylene diisocyanate 50 mol%, the hydrophilicity-imparting component is dimethylolpropionic acid 5 mol%, and the neutralizing component is triethylamine 5 mol. % (Tg = 60 ° C., molecular weight 200000, refractive index 1.51). To a mixture of 29 parts by weight of cyclohexane glycol, 25 parts by weight of polyethylene glycol (molecular weight: 1000), 3 parts by weight of dimethylolpropionic acid, and 25 parts by weight of ethyl acetate, 52 parts by weight of hexamethylene diisocyanate was added. Reacted. The amine equivalent was measured and when it reached the theoretical value, it was cooled to 60 ° C. A mixture of 200 parts by weight of water and 1 part by weight of triethylamine was added to the reaction mixture with stirring, and ethyl acetate was distilled off under heating to obtain an aqueous dispersion of urethane having a solid content of 40%.
[0054]
Inorganic fine particles 1:
Titanium oxide filler (average primary particle diameter: 30 nm, refractive index 2.70, density 4.0 g / cm 3 ) (Titanium oxide slurry manufactured by CI Kasei Co., Ltd.)
Inorganic fine particles 2:
Zinc oxide filler (average primary particle diameter: 30 nm, refractive index: 2.00, density 5.6 g / cm 3 ) (Zinc oxide slurry manufactured by CI Kasei Co., Ltd.)
Inorganic fine particles 3:
Tin oxide filler (average primary particle diameter: 30 nm, refractive index: 1.90, density: 7.0 g / cm 3 ) (CII Chemical Name Tin Oxide Slurry)
Inorganic fine particles 4:
Cerium oxide filler (average primary particle diameter: 10 nm, refractive index: 2.20, density 7.1 g / cm 3 ) (Cerium oxide slurry manufactured by CI Kasei Co., Ltd.)
Inorganic fine particles 5:
Yttrium oxide filler (average primary particle diameter: 30 nm, refractive index: 1.82, density: 4.8 g / cm 3 ) (Product name: Yttrium oxide slurry manufactured by C-I Kasei Corporation)
Inorganic fine particles 6:
Silica filler (average primary particle diameter: 20 nm, refractive index 1.46, density 2.1 g / cm 3 ) (Nissan Chemical Industries Snowtex O)
Organic fine particles 1:
Acrylic filler (average particle size: 30 nm, refractive index: 1.50, density 1.2 g / cm 3 ) (Product name: Microgel E-2002, manufactured by Nippon Paint Co., Ltd.)
wax:
Paraffin wax (product name: Cellosol 428, manufactured by Chukyo Yushi Co., Ltd.)
Surfactant:
Polyoxyethylene (n = 7) lauryl ether (trade name: NAROACTY N-70, manufactured by Sanyo Chemical Industries, Ltd.).
[0055]
[Table 1]
Figure 2004054161
[0056]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the film excellent in scratch resistance, transparency, adhesiveness, and lubricity can be obtained. The film of the present invention is useful for base films such as prism lens sheets for various optical applications, touch panels, backlights, plasma displays, organic EL (organic electroluminescence) displays, etc., base films for antireflection films, and explosion-proof base films for displays. It is. In particular, the antireflection performance of the antireflection film can be improved.

Claims (4)

ポリエステルフィルムの少なくとも片面に塗布層が設けられた光学用易接着性ポリエステルフィルムであって、塗布層が高分子バインダーおよび微粒子を含有し、微粒子は平均一次粒子径5〜100nm、屈折率1.70〜3.00の金属酸化物である、光学用易接着性ポリエステルフィルム。An easily adhesive polyester film for optical use having a coating layer provided on at least one surface of a polyester film, wherein the coating layer contains a polymer binder and fine particles, and the fine particles have an average primary particle diameter of 5 to 100 nm and a refractive index of 1.70. An easily adhesive polyester film for optics, which is a metal oxide having a size of from 3.00 to 3.00. 高分子バインダーがポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂およびこれらの変性体のいずれかを含有する、請求項1記載の光学用易接着性ポリエステルフィルム。2. The easily adhesive optical polyester film according to claim 1, wherein the polymer binder contains any of a polyester resin, an acrylic resin, a urethane resin, and a modified product thereof. 塗布層が、さらに脂肪族ワックス0.5〜30重量%を含有する、請求項1記載の光学用易接着性ポリエステルフィルム。The polyester film for optical adhesion according to claim 1, wherein the coating layer further contains 0.5 to 30% by weight of an aliphatic wax. ポリエステルフィルムを構成するポリエステルが、ポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレン−2,6−ナフタレートである、請求項1記載の光学用易接着性ポリエステルフィルム。The polyester film for optical use according to claim 1, wherein the polyester constituting the polyester film is polyethylene terephthalate or polyethylene-2,6-naphthalate.
JP2002214949A 2002-07-24 2002-07-24 Optical easily adhesive polyester film Pending JP2004054161A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002214949A JP2004054161A (en) 2002-07-24 2002-07-24 Optical easily adhesive polyester film

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002214949A JP2004054161A (en) 2002-07-24 2002-07-24 Optical easily adhesive polyester film

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004054161A true JP2004054161A (en) 2004-02-19

Family

ID=31937107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002214949A Pending JP2004054161A (en) 2002-07-24 2002-07-24 Optical easily adhesive polyester film

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004054161A (en)

Cited By (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201650A (en) * 2005-01-24 2006-08-03 Toray Ind Inc Reflection preventive film and image display device
JP2007039580A (en) * 2005-08-04 2007-02-15 Riken Technos Corp Resin composition for calendered sheet, sheet using the same and laminated sheet
JP2007145881A (en) * 2005-11-24 2007-06-14 Fujicopian Co Ltd Pasting sheet
JP2007237720A (en) * 2006-03-13 2007-09-20 Mitsubishi Polyester Film Copp Optical laminated polyester film
JPWO2005116120A1 (en) * 2004-05-28 2008-04-03 帝人デュポンフィルム株式会社 Laminated polyester film and method for producing the same
JP2008169277A (en) * 2007-01-10 2008-07-24 Teijin Dupont Films Japan Ltd Easily adhesive polyester film for optical use
JP2008170490A (en) * 2007-01-09 2008-07-24 Konica Minolta Opto Inc Antireflection film, display apparatus using the same, front plate filter for plasma display and plasma display
JP2008183760A (en) * 2007-01-29 2008-08-14 Teijin Dupont Films Japan Ltd Easily adhesive polyester film for optics
US7541087B2 (en) 2006-05-10 2009-06-02 Fujifilm Corporation Multilayer film and image display device
JP2009120726A (en) * 2007-11-15 2009-06-04 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd Transparent adhesive for refractive index regulating optical member, transparent adhesive layer for optics, manufacturing method of transparent adhesive for refractive index regulating optical member and manufacturing method of transparent adhesive layer for optics
JP2009143226A (en) * 2007-11-22 2009-07-02 Toyobo Co Ltd Readily bondable polyester film for optical use and laminated polyester film for optical use
WO2009145075A1 (en) 2008-05-28 2009-12-03 東レ株式会社 Laminated polyester film and antireflection film
JP4547644B1 (en) * 2009-05-22 2010-09-22 東洋紡績株式会社 Easy-adhesive polyester film for optics
WO2010143551A1 (en) 2009-06-12 2010-12-16 三菱樹脂株式会社 Laminated polyester film
JP2011011364A (en) * 2009-06-30 2011-01-20 Toyobo Co Ltd Polyester film for molding and hard coat film for molding
WO2011007729A1 (en) * 2009-07-15 2011-01-20 日東電工株式会社 Transparent film and surface-protection film using said film
JP2011090126A (en) 2009-10-22 2011-05-06 Toray Advanced Film Co Ltd Method for measuring reflection color distribution of antireflection layer of antireflection film, method for manufacturing the antireflection film, and the antireflection film
JP2011099004A (en) * 2009-11-04 2011-05-19 Teijin Dupont Films Japan Ltd Polyester film for touch panel
US8000012B2 (en) 2007-01-31 2011-08-16 Fujifilm Corporation Optical multilayer film and image display device
WO2011145405A1 (en) 2010-05-15 2011-11-24 三菱樹脂株式会社 Laminated polyester film
WO2011162045A1 (en) * 2010-06-22 2011-12-29 三菱樹脂株式会社 Laminated polyester film
WO2012081438A1 (en) * 2010-12-15 2012-06-21 三菱樹脂株式会社 Layered polyester film
JP2012126811A (en) * 2010-12-15 2012-07-05 Mitsubishi Plastics Inc Layered polyester film
JP2012126810A (en) * 2010-12-15 2012-07-05 Mitsubishi Plastics Inc Layered polyester film
KR101169623B1 (en) * 2004-05-28 2012-07-30 데이진 듀폰 필름 가부시키가이샤 Multilayer polyester film and method for producing same
US20120202055A1 (en) * 2011-02-04 2012-08-09 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive sheet and surface protective film
WO2013001933A1 (en) * 2011-06-27 2013-01-03 三菱樹脂株式会社 Coating film
WO2013001946A1 (en) * 2011-06-28 2013-01-03 三菱樹脂株式会社 Coating film
JP2013010206A (en) * 2011-06-28 2013-01-17 Mitsubishi Plastics Inc Laminated polyester film
JP2013010279A (en) * 2011-06-30 2013-01-17 Mitsubishi Plastics Inc Laminated polyester film
WO2013035629A1 (en) 2011-09-06 2013-03-14 三菱樹脂株式会社 Coated film
WO2013058212A1 (en) * 2011-10-22 2013-04-25 三菱樹脂株式会社 Coating film
JP2013086493A (en) * 2011-10-22 2013-05-13 Mitsubishi Plastics Inc Laminated polyester film
JP2013193285A (en) * 2012-03-19 2013-09-30 Mitsubishi Plastics Inc Laminated polyester film
JP2013537493A (en) * 2010-08-04 2013-10-03 コーロン インダストリーズ インク Optical film
JP2014046608A (en) * 2012-08-31 2014-03-17 Dainippon Printing Co Ltd Laminate, polarizing plate, liquid crystal panel, touch panel sensor, touch panel device, and picture display device
WO2014091987A1 (en) * 2012-12-10 2014-06-19 富士フイルム株式会社 Laminated film and touch panel
JP2014156596A (en) * 2013-01-21 2014-08-28 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd Pressure-sensitive adhesive and optical member
CN104078105A (en) * 2013-03-29 2014-10-01 琳得科株式会社 Film for stacking of transparent conductive layer and transparent conductive film
JP2014198809A (en) * 2013-03-14 2014-10-23 日本ゼオン株式会社 Adhesive composition for optical member and adhesive layer for optical member
KR20140138643A (en) 2012-03-16 2014-12-04 도레이 카부시키가이샤 Laminated film and method for producing same
JP2015501230A (en) * 2011-09-30 2015-01-15 コーロン インダストリーズ インク Aqueous dispersion composition and optical film using the same
JP2015124291A (en) * 2013-12-26 2015-07-06 ユニチカ株式会社 Aqueous adhesive for easily adhesive layer formation
JP2015180524A (en) * 2013-09-12 2015-10-15 東レ株式会社 laminate film
JP6120936B1 (en) * 2015-11-28 2017-04-26 三菱樹脂株式会社 Adhesive polyester film laminate
KR101767911B1 (en) 2009-07-01 2017-08-14 미쯔비시 케미컬 주식회사 Laminated polyester film
JP2018123325A (en) * 2018-03-02 2018-08-09 三菱ケミカル株式会社 Laminated polyester film
JP2019038247A (en) * 2017-03-24 2019-03-14 東レ株式会社 Laminated film and method for producing the same
WO2021153497A1 (en) * 2020-01-31 2021-08-05 日東電工株式会社 Pressure-sensitive adhesive sheet
WO2021153498A1 (en) * 2020-01-31 2021-08-05 日東電工株式会社 Adhesive sheet

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04277532A (en) * 1991-02-11 1992-10-02 Cheil Synthetics Inc Surface treated, biaxially oriented film
JPH05142401A (en) * 1991-06-13 1993-06-11 Nippon Sheet Glass Co Ltd Plastic lens
JP2000111706A (en) * 1998-09-30 2000-04-21 Fuji Photo Film Co Ltd Antireflection film md image display device using the film
JP2001330708A (en) * 2000-05-23 2001-11-30 Teijin Ltd Antireflection film

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04277532A (en) * 1991-02-11 1992-10-02 Cheil Synthetics Inc Surface treated, biaxially oriented film
JPH05142401A (en) * 1991-06-13 1993-06-11 Nippon Sheet Glass Co Ltd Plastic lens
JP2000111706A (en) * 1998-09-30 2000-04-21 Fuji Photo Film Co Ltd Antireflection film md image display device using the film
JP2001330708A (en) * 2000-05-23 2001-11-30 Teijin Ltd Antireflection film

Cited By (81)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4597127B2 (en) * 2004-05-28 2010-12-15 帝人デュポンフィルム株式会社 Laminated polyester film and method for producing the same
JPWO2005116120A1 (en) * 2004-05-28 2008-04-03 帝人デュポンフィルム株式会社 Laminated polyester film and method for producing the same
KR101169623B1 (en) * 2004-05-28 2012-07-30 데이진 듀폰 필름 가부시키가이샤 Multilayer polyester film and method for producing same
JP2006201650A (en) * 2005-01-24 2006-08-03 Toray Ind Inc Reflection preventive film and image display device
JP2007039580A (en) * 2005-08-04 2007-02-15 Riken Technos Corp Resin composition for calendered sheet, sheet using the same and laminated sheet
JP2007145881A (en) * 2005-11-24 2007-06-14 Fujicopian Co Ltd Pasting sheet
JP4505642B2 (en) * 2005-11-24 2010-07-21 フジコピアン株式会社 Attaching sheet
JP2007237720A (en) * 2006-03-13 2007-09-20 Mitsubishi Polyester Film Copp Optical laminated polyester film
US7541087B2 (en) 2006-05-10 2009-06-02 Fujifilm Corporation Multilayer film and image display device
JP2008170490A (en) * 2007-01-09 2008-07-24 Konica Minolta Opto Inc Antireflection film, display apparatus using the same, front plate filter for plasma display and plasma display
JP2008169277A (en) * 2007-01-10 2008-07-24 Teijin Dupont Films Japan Ltd Easily adhesive polyester film for optical use
JP2008183760A (en) * 2007-01-29 2008-08-14 Teijin Dupont Films Japan Ltd Easily adhesive polyester film for optics
US8000012B2 (en) 2007-01-31 2011-08-16 Fujifilm Corporation Optical multilayer film and image display device
JP2009120726A (en) * 2007-11-15 2009-06-04 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd Transparent adhesive for refractive index regulating optical member, transparent adhesive layer for optics, manufacturing method of transparent adhesive for refractive index regulating optical member and manufacturing method of transparent adhesive layer for optics
JP2009143226A (en) * 2007-11-22 2009-07-02 Toyobo Co Ltd Readily bondable polyester film for optical use and laminated polyester film for optical use
JP2011133890A (en) * 2007-11-22 2011-07-07 Toyobo Co Ltd Easily adhesive polyester film for optical use, and laminated polyester film for optical use
JP4661946B2 (en) * 2007-11-22 2011-03-30 東洋紡績株式会社 Optically easy-adhesive polyester film and optical laminated polyester film
WO2009145075A1 (en) 2008-05-28 2009-12-03 東レ株式会社 Laminated polyester film and antireflection film
US8778484B2 (en) 2008-05-28 2014-07-15 Toray Industries, Inc. Laminated polyester film and antireflection film
KR20110025644A (en) 2008-05-28 2011-03-10 도레이 카부시키가이샤 Laminated polyester film and antireflection film
JP2011005854A (en) * 2009-05-22 2011-01-13 Toyobo Co Ltd Easily adhesive polyester film for optical use
WO2010134416A1 (en) * 2009-05-22 2010-11-25 東洋紡績株式会社 Highly adhesive polyester film for optical use
JP2011005858A (en) * 2009-05-22 2011-01-13 Toyobo Co Ltd Easily adhesive polyester film for optical use
KR101607728B1 (en) * 2009-05-22 2016-03-30 도요보 가부시키가이샤 Highly adhesive polyester film for optical use
JP4547644B1 (en) * 2009-05-22 2010-09-22 東洋紡績株式会社 Easy-adhesive polyester film for optics
WO2010143551A1 (en) 2009-06-12 2010-12-16 三菱樹脂株式会社 Laminated polyester film
JP2011011364A (en) * 2009-06-30 2011-01-20 Toyobo Co Ltd Polyester film for molding and hard coat film for molding
KR101767911B1 (en) 2009-07-01 2017-08-14 미쯔비시 케미컬 주식회사 Laminated polyester film
WO2011007729A1 (en) * 2009-07-15 2011-01-20 日東電工株式会社 Transparent film and surface-protection film using said film
KR20170092710A (en) * 2009-07-15 2017-08-11 닛토덴코 가부시키가이샤 Transparent film and surface-protection film using said film
KR101767277B1 (en) * 2009-07-15 2017-08-10 닛토덴코 가부시키가이샤 Transparent film and surface-protection film using said film
CN102470643A (en) * 2009-07-15 2012-05-23 日东电工株式会社 Transparent film and surface-protection film using said film
KR20180040737A (en) * 2009-07-15 2018-04-20 닛토덴코 가부시키가이샤 Transparent film and surface-protection film using said film
KR101867788B1 (en) * 2009-07-15 2018-06-15 닛토덴코 가부시키가이샤 Transparent film and surface-protection film using said film
KR101953345B1 (en) * 2009-07-15 2019-02-28 닛토덴코 가부시키가이샤 Transparent film and surface-protection film using said film
JP2011020349A (en) * 2009-07-15 2011-02-03 Nitto Denko Corp Transparent film and surface protective film using the transparent film
KR20190082997A (en) * 2009-07-15 2019-07-10 닛토덴코 가부시키가이샤 Transparent film and surface-protection film using said film
KR102091367B1 (en) * 2009-07-15 2020-03-19 닛토덴코 가부시키가이샤 Transparent film and surface-protection film using said film
JP2011090126A (en) 2009-10-22 2011-05-06 Toray Advanced Film Co Ltd Method for measuring reflection color distribution of antireflection layer of antireflection film, method for manufacturing the antireflection film, and the antireflection film
JP2011099004A (en) * 2009-11-04 2011-05-19 Teijin Dupont Films Japan Ltd Polyester film for touch panel
WO2011145405A1 (en) 2010-05-15 2011-11-24 三菱樹脂株式会社 Laminated polyester film
JP2012006985A (en) * 2010-06-22 2012-01-12 Mitsubishi Plastics Inc Laminated polyester film
WO2011162045A1 (en) * 2010-06-22 2011-12-29 三菱樹脂株式会社 Laminated polyester film
JP2013537493A (en) * 2010-08-04 2013-10-03 コーロン インダストリーズ インク Optical film
JP2012126810A (en) * 2010-12-15 2012-07-05 Mitsubishi Plastics Inc Layered polyester film
JP2012126811A (en) * 2010-12-15 2012-07-05 Mitsubishi Plastics Inc Layered polyester film
WO2012081438A1 (en) * 2010-12-15 2012-06-21 三菱樹脂株式会社 Layered polyester film
US20120202055A1 (en) * 2011-02-04 2012-08-09 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive sheet and surface protective film
JP2013006375A (en) * 2011-06-27 2013-01-10 Mitsubishi Plastics Inc Laminated polyester film
WO2013001933A1 (en) * 2011-06-27 2013-01-03 三菱樹脂株式会社 Coating film
JP2013010206A (en) * 2011-06-28 2013-01-17 Mitsubishi Plastics Inc Laminated polyester film
WO2013001946A1 (en) * 2011-06-28 2013-01-03 三菱樹脂株式会社 Coating film
JP2013010279A (en) * 2011-06-30 2013-01-17 Mitsubishi Plastics Inc Laminated polyester film
CN103796831A (en) * 2011-09-06 2014-05-14 三菱树脂株式会社 Coated film
WO2013035629A1 (en) 2011-09-06 2013-03-14 三菱樹脂株式会社 Coated film
JP2015501230A (en) * 2011-09-30 2015-01-15 コーロン インダストリーズ インク Aqueous dispersion composition and optical film using the same
WO2013058212A1 (en) * 2011-10-22 2013-04-25 三菱樹脂株式会社 Coating film
JP2013086493A (en) * 2011-10-22 2013-05-13 Mitsubishi Plastics Inc Laminated polyester film
KR20140138643A (en) 2012-03-16 2014-12-04 도레이 카부시키가이샤 Laminated film and method for producing same
JP2013193285A (en) * 2012-03-19 2013-09-30 Mitsubishi Plastics Inc Laminated polyester film
JP2014046608A (en) * 2012-08-31 2014-03-17 Dainippon Printing Co Ltd Laminate, polarizing plate, liquid crystal panel, touch panel sensor, touch panel device, and picture display device
WO2014091987A1 (en) * 2012-12-10 2014-06-19 富士フイルム株式会社 Laminated film and touch panel
JP2014156596A (en) * 2013-01-21 2014-08-28 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd Pressure-sensitive adhesive and optical member
JP2014198809A (en) * 2013-03-14 2014-10-23 日本ゼオン株式会社 Adhesive composition for optical member and adhesive layer for optical member
CN104078105A (en) * 2013-03-29 2014-10-01 琳得科株式会社 Film for stacking of transparent conductive layer and transparent conductive film
KR102193536B1 (en) * 2013-03-29 2020-12-22 린텍 가부시키가이샤 The film for stacking of transparent conductive layer and transparent conductive film
JP2014197080A (en) * 2013-03-29 2014-10-16 リンテック株式会社 Transparent conductive layer laminating film and transparent conductive film
KR20140118773A (en) * 2013-03-29 2014-10-08 린텍 가부시키가이샤 The film for stacking of transparent conductive layer and transparent conductive film
JP2015180524A (en) * 2013-09-12 2015-10-15 東レ株式会社 laminate film
JP2015124291A (en) * 2013-12-26 2015-07-06 ユニチカ株式会社 Aqueous adhesive for easily adhesive layer formation
JP6120936B1 (en) * 2015-11-28 2017-04-26 三菱樹脂株式会社 Adhesive polyester film laminate
JP2017094689A (en) * 2015-11-28 2017-06-01 三菱樹脂株式会社 Adhesive polyester film laminate
JP2019038247A (en) * 2017-03-24 2019-03-14 東レ株式会社 Laminated film and method for producing the same
JP7091737B2 (en) 2017-03-24 2022-06-28 東レ株式会社 Laminated film and its manufacturing method
JP2018123325A (en) * 2018-03-02 2018-08-09 三菱ケミカル株式会社 Laminated polyester film
WO2021153497A1 (en) * 2020-01-31 2021-08-05 日東電工株式会社 Pressure-sensitive adhesive sheet
WO2021153498A1 (en) * 2020-01-31 2021-08-05 日東電工株式会社 Adhesive sheet
JP2021123610A (en) * 2020-01-31 2021-08-30 日東電工株式会社 Pressure sensitive adhesive sheet
CN115052949A (en) * 2020-01-31 2022-09-13 日东电工株式会社 Adhesive sheet
CN115052948A (en) * 2020-01-31 2022-09-13 日东电工株式会社 Adhesive sheet
JP7558659B2 (en) 2020-01-31 2024-10-01 日東電工株式会社 Adhesive sheet

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004054161A (en) Optical easily adhesive polyester film
JP4597127B2 (en) Laminated polyester film and method for producing the same
KR100852373B1 (en) Biaxially oriented layered polyester film and film with hard coat layer
JP5363206B2 (en) Optical polyester film
US7026035B2 (en) Laminated film for optical use
JP2008169277A (en) Easily adhesive polyester film for optical use
JP4838972B2 (en) Easy-adhesive polyester film for optics
JP2008183760A (en) Easily adhesive polyester film for optics
JP2007055217A (en) Easy-to-adhere polyester film for optical use
JP3737738B2 (en) Easy-adhesive polyester film for optics
JP2002155158A (en) Easily bondable laminated film for optical use
JP2003334912A (en) Easily adhesive high-transparency polyester film
JP2008213403A (en) Easily bondable film for optical use
JP2004258174A (en) Hard coating easily adhesive polyester film for optical purpose
JP3876178B2 (en) Easy-adhesive polyester film for optics
JP3876177B2 (en) Easy-adhesive polyester film for optics
JP4169546B2 (en) Laminated polyester film
JP3699347B2 (en) Easy-adhesive laminated film for antireflection
JP2003049011A (en) Readily adhering polyester film for optical use
JP2005089623A (en) Optical polyester film
JP2004300379A (en) Readily adhering polyester film for optical use
JP3942460B2 (en) Easy-adhesive polyester film for ITO film
JP2002155156A (en) Easily bondable laminated film for optical use
KR101169623B1 (en) Multilayer polyester film and method for producing same
JP2004284330A (en) Easy-adhesion polyester film for thermal transfer printing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071204