JP2004054150A - 回転体への給電構造、及び回転表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部からの配線接続や電力供給用電源を用いることなく回転体への電力供給を可能とした回転体への給電構造。
【解決手段】回転表示器18は、表示器本体20の一方の隔壁部24Aの軸心部にステッピングモータ44のモータ軸46先端が固着され、他方の隔壁部24Bの軸心部には発電機48が取り付けられる。回転表示器18がステッピングモータ44により回転駆動されると、回転表示装置10のベース12に固定された発電機軸50の永久磁石56により形成される磁界内で、表示器本体20に取り付けたコイル58が回転しコイル58に電力が生成される。その電力を回転表示器18内に設けた光表示器を構成するLED基板32のLED30に給電することで、外部からの配線接続や電力供給用電源が不要となる。
【選択図】 図1
【解決手段】回転表示器18は、表示器本体20の一方の隔壁部24Aの軸心部にステッピングモータ44のモータ軸46先端が固着され、他方の隔壁部24Bの軸心部には発電機48が取り付けられる。回転表示器18がステッピングモータ44により回転駆動されると、回転表示装置10のベース12に固定された発電機軸50の永久磁石56により形成される磁界内で、表示器本体20に取り付けたコイル58が回転しコイル58に電力が生成される。その電力を回転表示器18内に設けた光表示器を構成するLED基板32のLED30に給電することで、外部からの配線接続や電力供給用電源が不要となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転体への給電構造、及び回転表示装置に係り、詳しくは、遊技機等に用いられ、抽選時の図柄や各種情報等を表示する情報表示部を備えた回転表示器等に電力を供給するための回転体への給電構造、及び回転表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やパチスロ機等の遊技機では、抽選時の図柄や各種情報を表示するため、あるいは演出効果を高めるためなどに、ドラムや球体等の回転表示器(回転体)を用いる回転式の表示装置を搭載した機種がある。
【0003】
この回転式の表示装置(以下、「回転表示装置」という)には、回転表示器に光による演出を加えるため、回転表示器の側方に点灯用回路基板を回転表示器と接触しないよう配設し、回転表示器の内部に発光体を臨ませ点灯させるもがある(従来例1)。
【0004】
また、発光体を回転表示器内に設けて内側から照明するものもあり、その場合の発光体への電力供給には、外部から回転表示器の中空回転軸内へ電力供給用配線を挿通させ、回転表示器内部の点灯用回路基板に配線接続するものや(従来例2)、特開2001−17639号公報に示されるように、外部電源に接続された固定側の一次コイルと、回転表示器に設けられた回転側の二次コイルとの電磁誘導作用を利用するものがある(従来例3)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例1では、側方から回転表示器内へと臨ませた発光体による照明であり、照明できる範囲が限られる。さらに、動きのない照明では多様な演出を生み出することも困難である。
【0006】
また、回転表示器への給電に関する従来例2では、回転表示器の回転により接続配線がねじれたり絡み合う危険性がある。さらに、配線があることで回転動作に制限を受けるため、複雑な動きをさせることによる演出効果の向上等には対応しにくい。
【0007】
従来例3の場合は、回転表示器を回転可能に取り付けるための回転クリアランスを設けることで、一次コイルと二次コイルの間隔が大きくなり、それによって送電ロスを生じる。また、非接触の給電構造ではあるが、回転表示器内の発光体を点灯させる専用の電源を設ける必要がある。
【0008】
本発明は上記事実を考慮して、外部からの配線接続や電力供給用電源を用いることなく回転体への電力供給を可能とした回転体への給電構造、及び、回転表示器の表示や動作による演出効果を向上させた回転表示装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、回転駆動力が伝達されて回転する回転体と、前記回転体に設けられた情報表示部と、前記回転体に設けられ回転体の回転エネルギーから電力を生成して前記情報表示部へ給電する発電手段と、を有することを特徴としている。
【0010】
請求項1に記載の発明では、回転駆動力が伝達されて回転体が回転すると、発電手段は回転体の回転エネルギーから電力を生成して、回転体に設けられた情報表示部へ給電する。これにより、外部からの配線接続や電力供給用電源を用いなくても回転体に設けた情報表示部への電力供給が可能となる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の回転体への給電構造において、前記発電手段は前記回転体に取り付けられた電磁コイルであり、回転体を支持する支持側に取り付けられた磁界形成手段により形成される磁界内で回転されてその磁界内での回転による電磁作用により電力が生成されることを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の発明では、回転体が回転すると、回転体に取り付けられた電磁コイルが、回転体を支持する支持側に取り付けられた永久磁石や電磁石等の磁界形成手段により形成される磁界内で回転する。電磁コイルが磁界内で回転すると、電磁コイルには電磁作用により電力が生成される。このように、発電手段に電磁作用により電力を生成する電磁コイルを用いて電磁コイルから直接給電することにより、送電ロスのない給電が可能となる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の回転体への給電構造において、前記回転体は、前記生成された電力を蓄える蓄電手段を更に有することを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の発明では、回転体にコンデンサやバッテリ等の蓄電手段を設け、生成された電力をその蓄電手段に蓄えることにより、回転体が停止し発電が行われない状態でも、蓄電手段からの電力供給が可能となる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、回転駆動力が伝達されて回転するとともにその回転時に表示可能な情報表示部を備えた回転表示器と、前記回転表示器に設けられ回転表示器の回転エネルギーから電力を生成して前記情報表示部へ給電する発電手段と、を有することを特徴としている。
【0016】
請求項4に記載の発明では、回転駆動力が伝達されて回転表示器が回転すると、発電手段は回転表示器の回転エネルギーから電力を生成して、回転表示器に設けられた発光体や液晶表示器等の情報表示部へ給電する。これにより、外部からの配線接続や電力供給用電源を用いなくても回転表示器に設けた情報表示部への電力供給が可能となり、回転表示器とともに回転する情報表示部を用いての高い演出効果を得ることができる。さらに、配線がないことで、回転表示器の回転動作の自由度も高まるため、回転表示器に複雑な動きを与えることによる演出効果の向上も可能となる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の回転表示装置において、前記発電手段は前記回転表示器に取り付けられた電磁コイルであり、回転表示器を支持する支持側に取り付けられた磁界形成手段により形成される磁界内で回転されてその磁界内での回転による電磁作用により電力が生成されることを特徴としている。
【0018】
請求項5に記載の発明では、回転表示器が回転すると、回転表示器に取り付けられた電磁コイルが、回転表示器を支持する支持側に取り付けられた磁界形成手段により形成される磁界内で回転する。電磁コイルが磁界内で回転すると、電磁コイルには電磁作用により電力が生成される。このように、発電手段に電磁作用により電力を生成する電磁コイルを用いて電磁コイルから直接給電することにより、送電ロスのない給電が可能となる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5記載の回転表示装置において、前記回転表示器は、前記生成された電力を蓄える蓄電手段を更に有することを特徴としている。
【0020】
請求項6に記載の発明では、回転表示器に蓄電手段を設け、生成された電力をその蓄電手段に蓄えることにより、回転表示器が停止し発電が行われない状態でも、蓄電手段から表示手段への電力供給が可能となる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求項6の何れか1項記載の回転表示装置において、前記回転表示器は、前記情報表示部を制御する制御手段と、前記制御手段に入力される制御情報を受信する受信手段と、を更に有することを特徴としている。
【0022】
請求項7に記載の発明では、回転表示器に設けた受信手段により外部の発信手段から発信された制御情報が受信され、その制御情報が制御手段に送られて制御手段により情報表示部が制御される。
【0023】
このように、情報表示部を外部から制御することにより、多様な表示形態をつくりだすことができる。例えば、遊技機等にこの回転表示装置を用いる場合は、情報表示部としての発光体による発光状態の変化等によって抽選図柄や遊技情報等を表示することも可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施形態では、パチンコ機の遊技盤に取り付けられ遊技に関する各種情報等を表示するドラム式の回転表示装置を例に説明する。
【0025】
図1には、本発明の実施形態に係る回転表示装置を上方から見た水平断面図が示されており、図2には、回転表示装置に設けられた回転表示器を側方から見た垂直断面図が示されている。また図1では、パチンコ機の前方を矢印F方向とし、後方を矢印R方向として示している。図2では、前方、後方、上方、下方をそれぞれ、矢印F、R、U、Dで示している。
【0026】
図1に示されるように、回転表示装置10は、パチンコ機本体へセットされる遊技盤Bの裏面にベース12が取り付けられている(取付構造は図示省略)。ベース12には、後壁部14から前方へ垂直に延びる一対の壁部16A、16Bが設けられており、この壁部16A、16Bの間に、遊技盤Bと略平行な水平軸心Lを中心に回転するドラム状の回転表示器18が配置されている。
【0027】
回転表示器18は、光透過性を有する樹脂材料により形成された中空円筒状の表示器本体(回転体)20を備えている。表示器本体20の筒部22内には、筒部22の両側端部からそれぞれ少し内側に入った位置に、軸心Lに対して垂直な向きとされた一対の隔壁部24A、24Bが形成されている。この一対の隔壁16A、16Bによって仕切られた内部空間には、光による表示を行う表示器ユニット26が収納されている。
【0028】
図2に示されるように、表示器ユニット26は、表示器本体20の筒部22内に収まる外形寸法で内部が中空とされた正八角柱状の基板取付体28を備えている。基板取付体28は、回転表示器18の軸心Lと同軸的に表示器本体20に取り付けられており(取付部は図示省略)、外周面には、複数のLED30をマトリックス状にマウントした光表示器としてのLED基板32(図3参照)が各面に1枚づつ、合計8枚取り付けられている。
【0029】
基板取付体28の内部には、一対の平行板34A、34Bが配置されている。一対の平行板34A、34Bは、互いに平行とされ、長手方向両端部が八角形の基板取付体28の対向する内面へ一体的に固着されている。これら一対の平行板34A、34Bの間には、図示しない配線により各LED基板32と接続された表示制御基板36が収納されている。
【0030】
表示制御基板36には、図1に示されるように、各LED基板32を個別に制御して各基板の各LED30の発光状態を切り替えることで図柄等を表示させる表示制御回路38が設けられている。他に、ダイオード(半導体整流素子)又はサイリスタ(半導体制御整流素子)等の整流素子を用いて構成される整流回路40、コンデンサ又は蓄電用バッテリ等の蓄電器を用いて構成される蓄電回路42等も設けられている。
【0031】
この表示器ユニット26を内蔵した表示器本体20は、一方の隔壁部24Aの軸心部に、ステッピングモータ44のモータ軸46先端が固着されている。ステッピングモータ44は、底面がベース12に設けられた一方の壁部16Aに図示しないネジによって取り付けられ、パチンコ機本体側に設けられた図示しない主制御基板に接続されている。そして主制御基板から所定の駆動信号が入力されると、モータ軸46を回転駆動して回転表示器18を回転させ(図2の矢印A方向)、停止信号の入力により、表示器ユニット26に設けられた8枚のLED基板32の何れかを前方へ向けた回転角度にて回転表示器18を停止させることができる。
【0032】
また、表示器本体20の他方の隔壁部24Bの軸心部には、発電機48が取り付けられている。発電機48は、軸心Lと同心且つ固定的に配置された発電機軸50を備え、発電機軸50は、先端部がベース12の他方の壁部16Bに形成された貫通孔52に圧入されて回転不能に固定されている。また、発電機軸50の基端部は、ベアリング54を介して表示器本体20の隔壁部24Bを回転可能に軸支している。
【0033】
発電機軸50の中間部外周には、周方向に沿って同数のN極及びS極が交互に配列された円筒状の永久磁石56が固定されている。さらに永久磁石56の外周側には、永久磁石56の外周面との間に隙間を設けた円筒状のコイル58が配置されており、コイル58は、軸心Lと同軸に表示器本体20の隔壁部24Bに固定されている。またコイル58を形成する導線の各端部は、表示制御基板36の整流回路40に接続されている。
【0034】
これにより、表示器本体20(回転表示器18)が回転されると、コイル58は表示器本体20とともに軸心Lを中心に回転する。またここでは、発電機軸50に固定された永久磁石56により形成される磁界内で回転されるため、磁界内での回転による電磁作用によってコイル58に電力が生成される。
【0035】
また、発電機48の外周側には、リング状の通信装置60が配置されている。この通信装置60は、投光及び受光デバイスの組み合わせによる光通信又は無線通信等によるもので、発信機62がベース12の壁部16Bに固定され、その発信機62と対向するよう受信機64が表示器本体20の隔壁部24Bに固定されている。また発信機62は、パチンコ機本体側に設けられた主制御基板又は図柄制御基板(いずれも図示省略)に接続されており、受信機64は、表示器ユニット26に設けられた表示制御基板36の表示制御回路38に接続されている。
【0036】
これにより、主制御基板又は図柄制御基板から出力された表示情報(表示制御信号)が発信機62から受信機64へ送信され、表示制御基板36に入力される。
【0037】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0038】
回転表示装置10の回転表示器18がステッピングモータ44に駆動されて回転すると、回転表示器18に設けられた発電機48は、回転表示器18の回転エネルギーから電力を生成する。詳しくは、回転表示器18に取り付けられたコイル58が、回転表示器18を支持する発電機軸50に取り付けられた永久磁石56により形成される磁界内で回転し、その磁界内での回転による電磁作用によりコイル58に電力が生成される。
【0039】
生成された電力は、表示制御基板36の整流回路40により整流されて各LED基板32のLED30へ給電され、LED30を発光させるための電源電力となる。また、電力の一部は蓄電回路42へ送られて蓄電される。
【0040】
一方、表示制御基板36の表示制御回路38は、通信装置60の受信機64によって受信された表示情報に基づき、光表示器としての各LED基板32を制御する。これにより、各LED基板32には、マトリックス状とされたLED30の発光/非発光状態の組み合わせにより形成される図柄等が表示される。なお、回転表示器18が停止された際は、蓄電回路42に蓄えられた電力がLED発光のための電源電力となる。
【0041】
図3は、パチンコ機の正面側(図1及び図2の矢印S方向)から回転表示器18を見た際の表示図柄を示した図である。
【0042】
同図では、黒色で示したLED30を発光状態、白色で示したLED30を非発光状態として示しており、このLED30の発光/非発光状態の組み合わせによって、例えば、図3(A)に示される「77」のような数字による図柄や、図3(B)に示される「KJ」のような文字による図柄等が表示される。また他にも、「○」、「☆」、「↑」等の記号を用いた図柄や、図柄以外の遊技に関する各種情報等を表示することができる。
【0043】
以上説明したように、本実施の形態に係る回転表示装置10では、回転表示器18の回転エネルギーから電力が生成されてLED基板32へ給電されるため、外部からの配線接続や電力供給用電源を用いなくても、回転表示器18に設けたLED基板32(LED30の発光/非発光状態の組み合わせ)による図柄の表示が可能となる。したがって、回転表示器18とともに回転する光表示器(LED基板32)を用いての高い演出効果が得られる。さらに、配線がないことで、回転表示器18の回転動作の自由度も高まるため、回転表示器18に複雑な動きを与えることによる演出効果の向上も可能となる。
【0044】
また、本実施の形態では、電磁作用によりコイル58に生成された電力が、直接、表示制御基板36及びLED基板32へ給電されることにより、送電ロスのない給電が可能となる。
【0045】
また、本実施の形態では、生成された電力が表示制御基板36の蓄電回路42に蓄えられることにより、回転表示器18が停止し発電が行われない状態でも、LED基板32への電力供給が可能となる。
【0046】
さらに、本実施の形態では、発信機62から発信された制御情報を回転表示器18に設けた受信機64により受信し、その制御情報に基づいて表示制御基板36によりLED基板32を制御することにより、表示図柄や光による演出等を回転表示器18の外部から制御して、多様な表示形態をつくりだすことができる。
【0047】
以上、本発明を上述した特定の実施形態により詳細に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
【0048】
例えば、上述した実施の形態では、情報表示部として、複数のLED30がマウントされたLED基板32を使用したが、ランプ等の他の発光体を用いて構成しもよく、さらにはドット式表示器や液晶表示器等に置き換えることもできる。回転表示装置10の回転表示器18については、本実施の形態のようなドラム式に限らず、球体等の他の回転表示器とすることもできる。
【0049】
また、表示器本体20の外周面に、数字等の図柄が描かれた光透過性フィルムを巻き付け、回転表示器18の回転時にそのフィルム上の図柄に光による演出を加えたり、フィルム上の図柄に対し光表示器の図柄を、回転表示器18の回転方向とは逆方向に回転させるなどのゲーム演出も可能である。さらに、蓄電回路42に蓄えた電力を利用して、LED30の消灯時に余韻を持たせるような演出を行うこともできる。
【0050】
また、本発明は、パチンコ機以外の遊技機に装備される回転表示装置にも適用可能であり、さらには、回転表示装置に設けられた回転表示器以外の回転体への給電にも適用することがきる。
【0051】
【発明の効果】
本発明の回転体への給電構造、及び回転表示装置は上記構成としたので、外部からの配線接続や電力供給用電源を用いることなく回転体への電力供給が可能となり、また回転表示器の表示や動作による演出効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る回転表示装置を示した上方から見た水平断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る回転表示器を示した図1の2−2線断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る表示図柄の例を示した図で、(A)は数字による図柄であり、(B)は文字による図柄である。
【符号の説明】
10 回転表示装置
18 回転表示器
20 表示器本体(回転体)
32 LED基板(情報表示部)
36 表示制御基板(制御手段)
42 蓄電回路(蓄電手段)
48 発電機
50 発電機軸(支持側)
56 永久磁石(磁界形成手段)
58 コイル(発電手段/電磁コイル)
64 受信機(受信手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転体への給電構造、及び回転表示装置に係り、詳しくは、遊技機等に用いられ、抽選時の図柄や各種情報等を表示する情報表示部を備えた回転表示器等に電力を供給するための回転体への給電構造、及び回転表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やパチスロ機等の遊技機では、抽選時の図柄や各種情報を表示するため、あるいは演出効果を高めるためなどに、ドラムや球体等の回転表示器(回転体)を用いる回転式の表示装置を搭載した機種がある。
【0003】
この回転式の表示装置(以下、「回転表示装置」という)には、回転表示器に光による演出を加えるため、回転表示器の側方に点灯用回路基板を回転表示器と接触しないよう配設し、回転表示器の内部に発光体を臨ませ点灯させるもがある(従来例1)。
【0004】
また、発光体を回転表示器内に設けて内側から照明するものもあり、その場合の発光体への電力供給には、外部から回転表示器の中空回転軸内へ電力供給用配線を挿通させ、回転表示器内部の点灯用回路基板に配線接続するものや(従来例2)、特開2001−17639号公報に示されるように、外部電源に接続された固定側の一次コイルと、回転表示器に設けられた回転側の二次コイルとの電磁誘導作用を利用するものがある(従来例3)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例1では、側方から回転表示器内へと臨ませた発光体による照明であり、照明できる範囲が限られる。さらに、動きのない照明では多様な演出を生み出することも困難である。
【0006】
また、回転表示器への給電に関する従来例2では、回転表示器の回転により接続配線がねじれたり絡み合う危険性がある。さらに、配線があることで回転動作に制限を受けるため、複雑な動きをさせることによる演出効果の向上等には対応しにくい。
【0007】
従来例3の場合は、回転表示器を回転可能に取り付けるための回転クリアランスを設けることで、一次コイルと二次コイルの間隔が大きくなり、それによって送電ロスを生じる。また、非接触の給電構造ではあるが、回転表示器内の発光体を点灯させる専用の電源を設ける必要がある。
【0008】
本発明は上記事実を考慮して、外部からの配線接続や電力供給用電源を用いることなく回転体への電力供給を可能とした回転体への給電構造、及び、回転表示器の表示や動作による演出効果を向上させた回転表示装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、回転駆動力が伝達されて回転する回転体と、前記回転体に設けられた情報表示部と、前記回転体に設けられ回転体の回転エネルギーから電力を生成して前記情報表示部へ給電する発電手段と、を有することを特徴としている。
【0010】
請求項1に記載の発明では、回転駆動力が伝達されて回転体が回転すると、発電手段は回転体の回転エネルギーから電力を生成して、回転体に設けられた情報表示部へ給電する。これにより、外部からの配線接続や電力供給用電源を用いなくても回転体に設けた情報表示部への電力供給が可能となる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の回転体への給電構造において、前記発電手段は前記回転体に取り付けられた電磁コイルであり、回転体を支持する支持側に取り付けられた磁界形成手段により形成される磁界内で回転されてその磁界内での回転による電磁作用により電力が生成されることを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の発明では、回転体が回転すると、回転体に取り付けられた電磁コイルが、回転体を支持する支持側に取り付けられた永久磁石や電磁石等の磁界形成手段により形成される磁界内で回転する。電磁コイルが磁界内で回転すると、電磁コイルには電磁作用により電力が生成される。このように、発電手段に電磁作用により電力を生成する電磁コイルを用いて電磁コイルから直接給電することにより、送電ロスのない給電が可能となる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の回転体への給電構造において、前記回転体は、前記生成された電力を蓄える蓄電手段を更に有することを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の発明では、回転体にコンデンサやバッテリ等の蓄電手段を設け、生成された電力をその蓄電手段に蓄えることにより、回転体が停止し発電が行われない状態でも、蓄電手段からの電力供給が可能となる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、回転駆動力が伝達されて回転するとともにその回転時に表示可能な情報表示部を備えた回転表示器と、前記回転表示器に設けられ回転表示器の回転エネルギーから電力を生成して前記情報表示部へ給電する発電手段と、を有することを特徴としている。
【0016】
請求項4に記載の発明では、回転駆動力が伝達されて回転表示器が回転すると、発電手段は回転表示器の回転エネルギーから電力を生成して、回転表示器に設けられた発光体や液晶表示器等の情報表示部へ給電する。これにより、外部からの配線接続や電力供給用電源を用いなくても回転表示器に設けた情報表示部への電力供給が可能となり、回転表示器とともに回転する情報表示部を用いての高い演出効果を得ることができる。さらに、配線がないことで、回転表示器の回転動作の自由度も高まるため、回転表示器に複雑な動きを与えることによる演出効果の向上も可能となる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の回転表示装置において、前記発電手段は前記回転表示器に取り付けられた電磁コイルであり、回転表示器を支持する支持側に取り付けられた磁界形成手段により形成される磁界内で回転されてその磁界内での回転による電磁作用により電力が生成されることを特徴としている。
【0018】
請求項5に記載の発明では、回転表示器が回転すると、回転表示器に取り付けられた電磁コイルが、回転表示器を支持する支持側に取り付けられた磁界形成手段により形成される磁界内で回転する。電磁コイルが磁界内で回転すると、電磁コイルには電磁作用により電力が生成される。このように、発電手段に電磁作用により電力を生成する電磁コイルを用いて電磁コイルから直接給電することにより、送電ロスのない給電が可能となる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5記載の回転表示装置において、前記回転表示器は、前記生成された電力を蓄える蓄電手段を更に有することを特徴としている。
【0020】
請求項6に記載の発明では、回転表示器に蓄電手段を設け、生成された電力をその蓄電手段に蓄えることにより、回転表示器が停止し発電が行われない状態でも、蓄電手段から表示手段への電力供給が可能となる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求項6の何れか1項記載の回転表示装置において、前記回転表示器は、前記情報表示部を制御する制御手段と、前記制御手段に入力される制御情報を受信する受信手段と、を更に有することを特徴としている。
【0022】
請求項7に記載の発明では、回転表示器に設けた受信手段により外部の発信手段から発信された制御情報が受信され、その制御情報が制御手段に送られて制御手段により情報表示部が制御される。
【0023】
このように、情報表示部を外部から制御することにより、多様な表示形態をつくりだすことができる。例えば、遊技機等にこの回転表示装置を用いる場合は、情報表示部としての発光体による発光状態の変化等によって抽選図柄や遊技情報等を表示することも可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施形態では、パチンコ機の遊技盤に取り付けられ遊技に関する各種情報等を表示するドラム式の回転表示装置を例に説明する。
【0025】
図1には、本発明の実施形態に係る回転表示装置を上方から見た水平断面図が示されており、図2には、回転表示装置に設けられた回転表示器を側方から見た垂直断面図が示されている。また図1では、パチンコ機の前方を矢印F方向とし、後方を矢印R方向として示している。図2では、前方、後方、上方、下方をそれぞれ、矢印F、R、U、Dで示している。
【0026】
図1に示されるように、回転表示装置10は、パチンコ機本体へセットされる遊技盤Bの裏面にベース12が取り付けられている(取付構造は図示省略)。ベース12には、後壁部14から前方へ垂直に延びる一対の壁部16A、16Bが設けられており、この壁部16A、16Bの間に、遊技盤Bと略平行な水平軸心Lを中心に回転するドラム状の回転表示器18が配置されている。
【0027】
回転表示器18は、光透過性を有する樹脂材料により形成された中空円筒状の表示器本体(回転体)20を備えている。表示器本体20の筒部22内には、筒部22の両側端部からそれぞれ少し内側に入った位置に、軸心Lに対して垂直な向きとされた一対の隔壁部24A、24Bが形成されている。この一対の隔壁16A、16Bによって仕切られた内部空間には、光による表示を行う表示器ユニット26が収納されている。
【0028】
図2に示されるように、表示器ユニット26は、表示器本体20の筒部22内に収まる外形寸法で内部が中空とされた正八角柱状の基板取付体28を備えている。基板取付体28は、回転表示器18の軸心Lと同軸的に表示器本体20に取り付けられており(取付部は図示省略)、外周面には、複数のLED30をマトリックス状にマウントした光表示器としてのLED基板32(図3参照)が各面に1枚づつ、合計8枚取り付けられている。
【0029】
基板取付体28の内部には、一対の平行板34A、34Bが配置されている。一対の平行板34A、34Bは、互いに平行とされ、長手方向両端部が八角形の基板取付体28の対向する内面へ一体的に固着されている。これら一対の平行板34A、34Bの間には、図示しない配線により各LED基板32と接続された表示制御基板36が収納されている。
【0030】
表示制御基板36には、図1に示されるように、各LED基板32を個別に制御して各基板の各LED30の発光状態を切り替えることで図柄等を表示させる表示制御回路38が設けられている。他に、ダイオード(半導体整流素子)又はサイリスタ(半導体制御整流素子)等の整流素子を用いて構成される整流回路40、コンデンサ又は蓄電用バッテリ等の蓄電器を用いて構成される蓄電回路42等も設けられている。
【0031】
この表示器ユニット26を内蔵した表示器本体20は、一方の隔壁部24Aの軸心部に、ステッピングモータ44のモータ軸46先端が固着されている。ステッピングモータ44は、底面がベース12に設けられた一方の壁部16Aに図示しないネジによって取り付けられ、パチンコ機本体側に設けられた図示しない主制御基板に接続されている。そして主制御基板から所定の駆動信号が入力されると、モータ軸46を回転駆動して回転表示器18を回転させ(図2の矢印A方向)、停止信号の入力により、表示器ユニット26に設けられた8枚のLED基板32の何れかを前方へ向けた回転角度にて回転表示器18を停止させることができる。
【0032】
また、表示器本体20の他方の隔壁部24Bの軸心部には、発電機48が取り付けられている。発電機48は、軸心Lと同心且つ固定的に配置された発電機軸50を備え、発電機軸50は、先端部がベース12の他方の壁部16Bに形成された貫通孔52に圧入されて回転不能に固定されている。また、発電機軸50の基端部は、ベアリング54を介して表示器本体20の隔壁部24Bを回転可能に軸支している。
【0033】
発電機軸50の中間部外周には、周方向に沿って同数のN極及びS極が交互に配列された円筒状の永久磁石56が固定されている。さらに永久磁石56の外周側には、永久磁石56の外周面との間に隙間を設けた円筒状のコイル58が配置されており、コイル58は、軸心Lと同軸に表示器本体20の隔壁部24Bに固定されている。またコイル58を形成する導線の各端部は、表示制御基板36の整流回路40に接続されている。
【0034】
これにより、表示器本体20(回転表示器18)が回転されると、コイル58は表示器本体20とともに軸心Lを中心に回転する。またここでは、発電機軸50に固定された永久磁石56により形成される磁界内で回転されるため、磁界内での回転による電磁作用によってコイル58に電力が生成される。
【0035】
また、発電機48の外周側には、リング状の通信装置60が配置されている。この通信装置60は、投光及び受光デバイスの組み合わせによる光通信又は無線通信等によるもので、発信機62がベース12の壁部16Bに固定され、その発信機62と対向するよう受信機64が表示器本体20の隔壁部24Bに固定されている。また発信機62は、パチンコ機本体側に設けられた主制御基板又は図柄制御基板(いずれも図示省略)に接続されており、受信機64は、表示器ユニット26に設けられた表示制御基板36の表示制御回路38に接続されている。
【0036】
これにより、主制御基板又は図柄制御基板から出力された表示情報(表示制御信号)が発信機62から受信機64へ送信され、表示制御基板36に入力される。
【0037】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0038】
回転表示装置10の回転表示器18がステッピングモータ44に駆動されて回転すると、回転表示器18に設けられた発電機48は、回転表示器18の回転エネルギーから電力を生成する。詳しくは、回転表示器18に取り付けられたコイル58が、回転表示器18を支持する発電機軸50に取り付けられた永久磁石56により形成される磁界内で回転し、その磁界内での回転による電磁作用によりコイル58に電力が生成される。
【0039】
生成された電力は、表示制御基板36の整流回路40により整流されて各LED基板32のLED30へ給電され、LED30を発光させるための電源電力となる。また、電力の一部は蓄電回路42へ送られて蓄電される。
【0040】
一方、表示制御基板36の表示制御回路38は、通信装置60の受信機64によって受信された表示情報に基づき、光表示器としての各LED基板32を制御する。これにより、各LED基板32には、マトリックス状とされたLED30の発光/非発光状態の組み合わせにより形成される図柄等が表示される。なお、回転表示器18が停止された際は、蓄電回路42に蓄えられた電力がLED発光のための電源電力となる。
【0041】
図3は、パチンコ機の正面側(図1及び図2の矢印S方向)から回転表示器18を見た際の表示図柄を示した図である。
【0042】
同図では、黒色で示したLED30を発光状態、白色で示したLED30を非発光状態として示しており、このLED30の発光/非発光状態の組み合わせによって、例えば、図3(A)に示される「77」のような数字による図柄や、図3(B)に示される「KJ」のような文字による図柄等が表示される。また他にも、「○」、「☆」、「↑」等の記号を用いた図柄や、図柄以外の遊技に関する各種情報等を表示することができる。
【0043】
以上説明したように、本実施の形態に係る回転表示装置10では、回転表示器18の回転エネルギーから電力が生成されてLED基板32へ給電されるため、外部からの配線接続や電力供給用電源を用いなくても、回転表示器18に設けたLED基板32(LED30の発光/非発光状態の組み合わせ)による図柄の表示が可能となる。したがって、回転表示器18とともに回転する光表示器(LED基板32)を用いての高い演出効果が得られる。さらに、配線がないことで、回転表示器18の回転動作の自由度も高まるため、回転表示器18に複雑な動きを与えることによる演出効果の向上も可能となる。
【0044】
また、本実施の形態では、電磁作用によりコイル58に生成された電力が、直接、表示制御基板36及びLED基板32へ給電されることにより、送電ロスのない給電が可能となる。
【0045】
また、本実施の形態では、生成された電力が表示制御基板36の蓄電回路42に蓄えられることにより、回転表示器18が停止し発電が行われない状態でも、LED基板32への電力供給が可能となる。
【0046】
さらに、本実施の形態では、発信機62から発信された制御情報を回転表示器18に設けた受信機64により受信し、その制御情報に基づいて表示制御基板36によりLED基板32を制御することにより、表示図柄や光による演出等を回転表示器18の外部から制御して、多様な表示形態をつくりだすことができる。
【0047】
以上、本発明を上述した特定の実施形態により詳細に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
【0048】
例えば、上述した実施の形態では、情報表示部として、複数のLED30がマウントされたLED基板32を使用したが、ランプ等の他の発光体を用いて構成しもよく、さらにはドット式表示器や液晶表示器等に置き換えることもできる。回転表示装置10の回転表示器18については、本実施の形態のようなドラム式に限らず、球体等の他の回転表示器とすることもできる。
【0049】
また、表示器本体20の外周面に、数字等の図柄が描かれた光透過性フィルムを巻き付け、回転表示器18の回転時にそのフィルム上の図柄に光による演出を加えたり、フィルム上の図柄に対し光表示器の図柄を、回転表示器18の回転方向とは逆方向に回転させるなどのゲーム演出も可能である。さらに、蓄電回路42に蓄えた電力を利用して、LED30の消灯時に余韻を持たせるような演出を行うこともできる。
【0050】
また、本発明は、パチンコ機以外の遊技機に装備される回転表示装置にも適用可能であり、さらには、回転表示装置に設けられた回転表示器以外の回転体への給電にも適用することがきる。
【0051】
【発明の効果】
本発明の回転体への給電構造、及び回転表示装置は上記構成としたので、外部からの配線接続や電力供給用電源を用いることなく回転体への電力供給が可能となり、また回転表示器の表示や動作による演出効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る回転表示装置を示した上方から見た水平断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る回転表示器を示した図1の2−2線断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る表示図柄の例を示した図で、(A)は数字による図柄であり、(B)は文字による図柄である。
【符号の説明】
10 回転表示装置
18 回転表示器
20 表示器本体(回転体)
32 LED基板(情報表示部)
36 表示制御基板(制御手段)
42 蓄電回路(蓄電手段)
48 発電機
50 発電機軸(支持側)
56 永久磁石(磁界形成手段)
58 コイル(発電手段/電磁コイル)
64 受信機(受信手段)
Claims (7)
- 回転駆動力が伝達されて回転する回転体と、
前記回転体に設けられた情報表示部と、
前記回転体に設けられ回転体の回転エネルギーから電力を生成して前記情報表示部へ給電する発電手段と、
を有することを特徴とする回転体への給電構造。 - 前記発電手段は前記回転体に取り付けられた電磁コイルであり、回転体を支持する支持側に取り付けられた磁界形成手段により形成される磁界内で回転されてその磁界内での回転による電磁作用により電力が生成されることを特徴とする請求項1記載の回転体への給電構造。
- 前記回転体は、前記生成された電力を蓄える蓄電手段を更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転体への給電構造。
- 回転駆動力が伝達されて回転するとともにその回転時に表示可能な情報表示部を備えた回転表示器と、
前記回転表示器に設けられ回転表示器の回転エネルギーから電力を生成して前記情報表示部へ給電する発電手段と、
を有することを特徴とする回転表示装置。 - 前記発電手段は前記回転表示器に取り付けられた電磁コイルであり、回転表示器を支持する支持側に取り付けられた磁界形成手段により形成される磁界内で回転されてその磁界内での回転による電磁作用により電力が生成されることを特徴とする請求項4記載の回転表示装置。
- 前記回転表示器は、前記生成された電力を蓄える蓄電手段を更に有することを特徴とする請求項4又は請求項5記載の回転表示装置。
- 前記回転表示器は、前記情報表示部を制御する制御手段と、前記制御手段に入力される制御情報を受信する受信手段と、を更に有することを特徴とする請求項4〜請求項6の何れか1項記載の回転表示装置。
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