JP2004053608A - ゲル中の濃度位置を確認し、その部分を切り抜く方法および装置 - Google Patents

ゲル中の濃度位置を確認し、その部分を切り抜く方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】物質のゲル中移行速度が異なることを利用してその物質を分離するに当たり、採取されるべきゲル試験片をゲルホルダーの中に比較的長期間配置するが、濃度点の物理的分布が比較的長期間不変のままにとどめる方法を提供する。
【解決手段】ゲルホルダー(21)の中にゲル試験片が取り出されるべきゲル切抜き物(27)を配置し、その上下両方に平衡化用液体(31)の層を配置し、そのゲル切抜き物(27)に管状除去手段(66)の開口先端(83)を押し通し、次いで除去手段(66)の中に減圧を生じさせることによってゲル試験片(69)を、続いて平衡化用液体(31)を除去手段(66)の中に引き込んで、ゲル切抜き物中の測定濃度点からゲル試験片を正確に分離し、取り出す。ゲル切抜き物の平衡化用液体による被覆によって、ゲル切抜き物の寸法およびその中の濃度点の物理的分布が長期間不変のままにとどめられる。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲルを請求項1の前文に従って配置する方法に関する。本発明は、さらに、この方法を実施するための装置、および配置されたゲルからゲルの試験片を装置に関する独立請求項の前文に従って取り出すための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
バイオテクノロジーにおいては、特に、物質混合物中の物質は、ゲル中におけるそれら物質の移行速度が異なることを利用することにより、例えばクロマトグラフィーまたは電気泳動によって分離されることが多い。このタイプの分離の結果は、ゲル層中における物質の濃度点の形または濃度点の一次元若しくは二次元分布で得られる。濃度点は適当な方法で標識され、例えば光学的認知のために着色される。この目的に現在のところ使用されている染料は「クーマシーブルー」である。ゲル中における濃度点の位置を決定した後に、それら濃度点が存在するゲル試験片(gel pieces)がそのゲルから取り出され、そしてさらなる分析または加工処理工程に送られる。
【0003】
実施されるべきこのタイプの方法の増大する必要により、これら方法の実行を自動化する必要性が出てきた。とりわけ、ゲル試験片を採取するためのロボットを有する、定義された濃度点を決定するためのコンピュータ化された方法が開発された。このタイプの方法およびその方法で使用するための装置は、WO−A−98/23950号明細書から分かる。その場合、ゲルは寸法的に安定なキャリアーに適用される。1つの例では、この目的にガラス板が使われるが、それは二官能性リンカーで官能化された表面を有する。このガラス板にゲルが適用されると、それらから共有結合が生じてそのゲルをガラス表面にしっかり固定して結合する。第一工程において諸濃度点が染色により標識される。次いで、ユーザーの要求に応じて、切り抜かれるべきゲル試験片がコンピュータを用いて電子的に検出される。そのゲル板は、次に、第一工程で境界が定められたゲル試験片を採取する採取ロボット(picking robot)(所謂「ゲルピッカー(gel picker)」に移され、次いでそれらを試験容器、例えばマイクロタイタープレート中のキャビティー(穴)に移す。ゲルがキャリアーに固定されているために、相当量の時間が、第一工程の着色と第二工程の採取との間で、切り抜かれるべきゲル試験片の位置に目立つほどの偏りが生ずることなく、かつ濃度点を含んでいるゲル試験片の意図された採取を損なわせることなく経過することが可能である。
【0004】
この方法による1つの欠点は、しかし、ゲルのキャリアーに対する堅固な結合である。中空の針様器具を用いてゲル試験片を採取する目的には、従って、この器具がキャリアーに接触するまでその器具をまっすぐゲルに突き通し、次いでゲルを横方向移動または他の作用で切断または剪断してキャリアーから離すことが必要である。次に採取具を持ち上げれば、ゲルの下面は、かくして、また、コストの高い特別の予防措置が取られなければ、望ましくない反応、例えば酸化をもたらし得る環境に直接曝露されることになる。
【0005】
WO−A−98/23950号明細書による方法での1つの欠点は、また、ゲルをキャリアーから分離するとき、接続している層の諸部分がゲルに粘着したままとなり、そうなるとそれらの部分はさらなる分析工程中に不純物のように挙動することである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記の欠点を克服する、ゲル試験片をホルダーの中に比較的長期間配置するが、但し濃度点の物理的分布は当然比較的長期間不変のままである方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このタイプの方法は請求項1により定義される。他の請求項は、好ましい態様、上記の方法を実施するための装置、本発明に従って配置されたゲル層からゲル試験片を分離するための方法、およびこの目的に対する装置を定義する。
【0008】
本発明によれば、ゲル切抜き物(gel cutting)がホルダーの中に置かれ、そして平衡化用液体で覆われる。ゲル切抜き物の平衡化用液体による被覆は、平衡膨潤度を達成し、それによってゲル切抜き物の寸法、その結果として濃度点の物理的分布が比較的長期間、例えば8時間またはそれ以上の時間不変のままに確実にとどめられるのを可能にする。このことは、たとえ濃度点の位置の測定からそれら濃度点上にあるゲル試験片の除去までの方法全体がある一定の時間を要し、そして数時間掛かるかもしれないとしても、ゲル切抜き物中の測定濃度点からゲル試験片を正確に取り出すことを可能にする。
【0009】
WO−A−98/23950号明細書に記載される従来技術と比較して、本発明による方法および装置は、必要とされる方法の工程の順序に関する諸利点を、また使用される標識方法(吸収、蛍光、放射能等々)に関してより高い順応性を示す。さらに、本発明による装置は、ゲル試験片の除去手段を、ゲル試験片が取り出されるべき前もって選択された濃度点まで移動させるだけであって、各濃度点における検出工程を、そしてゲル試験片がある濃度点で取り出されるべきか否かを決めるのに適したソフトウエアによって実行される決定プロセスを必要としないので、ゲル試験片をより短い時間で取り出せるようにする。
【0010】
本発明による方法および装置のさらなる利点および性質は、添付図面の助けをかりて説明される例示態様の次の説明から明らかであろう。
【0011】
二次元ポリアクリルアミドゲルを用いて、例えば蛋白質の混合物は、生体試料(例えば、血清、細胞培養物または組織)から分離される。分離された試料を染色することによって、蛋白質は視認できるようにされ、そしてそれらのゲル層中における位置がそのゲル上における吸収、蛍光、放射能またはルミネッセンスにより測定または検出される。それら濃度点の位置をさらなる加工処理にデジタル形で測定または検出できるようにするために、着色または標識方法に応じてそれに対応する読みとり装置、例えばスキャナーが用いられる。デジタルデータはデータバンクに保存され、そして例えば採取ロボット制御用のさらなるプログラムにより利用することができる。このタイプのプログラムは商業的に入手できる。
【0012】
ゲルのさらなる加工処理には、ゲル層中の標識濃度点の位置が比較的長期間、例えば8時間またはそれ以上の時間不変のままにとどまることが決定的に重要である。このために、着色ゲルは、ことによるとシール様式で比較的長期間貯蔵されている(例えば、箔材料中に結合されている)ことがあるかもしれないが、液体浴中で数時間平衡化されるのが好ましい。特に、達成されるべき平衡膨潤度には時間が考慮に入れられる。これに必要とされる時間は実験に基づいて確立される。
【0013】
次に、図3で説明されるゲル切抜き物27はゲルカッター11(以下においては図1および2の助けをかりて説明される)で切断され、そしてゲルホルダー21の中に配置される。ベースプレート22がゲルホルダー21の底を構成する。
【0014】
ベースプレート22は透明であるのが好ましく、またゲルホルダー21は、商業的に入手できる走査装置、例えば平台スキャナー(flat bed scanners)と共に使用できるそのような仕方で形成される。この目的のために、ゲルは染料の「クーマシーブルー」で染色することができる。
【0015】
図示されないがスキャナーを用いて、被試験ゲル層の画像が撮られ、スクリーンに表示され、そしてデジタル信号の形で保存される。色のために目立っている濃度点が、適当なプログラムを用いて、使用者によって画像スクリーンにグラフとして標識され、かくして採取されるべく選択される。適切ならば、この選択は、標識付けが特定の必要条件(大きさ、強度)を満たしている全ての濃度点が採取のために標識されるという点で、自動的に行うこともできる。
【0016】
ゲルホルダー21は採取ロボット41の中に移される。この採取ロボットは選択された濃度点に近づき、そしてゲルから対応するゲル試験片69を採取する。次に、ゲル試験片69は、ゲル試験片69の配置のために個々に選択さる得る、図示されない貯蔵容器、例えば96個、384個または1536個のキャビティーを持つマイクロタイタープレートの中に移される。
【0017】
ゲルカッターの例示態様
図1および2は本発明によるゲルカッター11を示す。
【0018】
ゲルカッター11は次のとおり構成される:ベースプレート12は隆起部13を有し、その隆起部は丸い角15を持つ長方形の側壁14を構成している。金属ブレードストリップ16が側壁14の外表面にぴったり接した状態で置かれ、そしてネジ17で固定されている。ブレードストリップ16は刃先18を有し、その刃先の輪郭は切断、分離されるべきゲル切抜き物27の前もってセットされた輪郭に相当する。
【0019】
ゲル切抜き物27は、刃先18をゲルに押し通すことによって切り抜くことができる。
【0020】
ゲル切抜き物27は、そのゲル切抜き物27の周囲長よりもはるかに小さい厚さを有する。下記において説明されるように、ゲル切抜き物の周囲長は、ゲル切抜き物をゲルホルダー21の中に収容するためのチャンバー24の前もって定められた周囲長と同一であるか、またはその周囲長に少なくともほぼ等しい。
【0021】
ブレードストリップ16は金属から成ることができるだけでなく、ガラス、セラミックまたはプラスチック材料から成ることもできる。ガラスまたはセラミック製のブレードストリップは、例えば複数のストリップ様部分より成り、それらストリップ部分は、これら部分を外壁14に接して精密に配設するために、一方の部分をもう一方の部分の上にそれらの端において押し重ねられる。これらの部分は、例えば直角に曲がった4つのストリップであって、その各々が隆起部13の角に接して配設され、そしてその翼部がある程度部分的に重なり合っている。
【0022】
ブレードストリップ16は、また、隆起部13の一体構成部品として形成することもできる。この場合、ネジ17は省かれる。
【0023】
ブレードストリップ16は、きれいな切片を作れるようにする鋭利な刃先18を有するのが好ましい。しかし、ブレードストリップ16が十分に薄く形成されていればそれで十分である。
【0024】
刃先18は、ストリップ16または少なくとも2つのストリップ様要素より成る縁取材の鋭利な刃先として形成されているのが好ましい。このストリップ16または縁取材は隆起部13の外表面にぴったり合うように取り付けられ、その場合隆起部13の外表面14が刃先18のための切断線を画成する。
【0025】
ゲルカッター11は刃先18を下向きにしてゲルの上に置かれ、そして押し下げられる。かくして、ブレードストリップ16の形態により前もって決められているゲル切抜き物27がゲルから切り抜かれ、分離される。次に、ゲル切抜き物27はゲルホルダー21の中に移され、その中に下記において説明されるように配置される。
【0026】
図7は、ゲルホルダー21が配置されている採取ロボット14を示す。
【0027】
ゲルホルダーの例示態様
図4によって示されるように、ゲルホルダー21は実質的に下部部分29および上部部分25から成る。
【0028】
下部部分29は、ベースプレート22が取り付けられているフレーム23より成る。ベースプレート22の上部表面は下部部分29の底を構成する。フレーム23とベースプレート22とが下部部分29の中のチャンバー24を画成している。チャンバー24は底またはベース表面を有し、そして板様のゲル切抜き物を収容するように形成されている。
【0029】
下部部分29のベースプレート22は、少なくとも一部は、ゲルホルダー21の中に配置されているゲル切抜き物27中における諸濃度点の電気光学的走査または検出に使用できる輻射線、特に光に対して透明な材料から成ることが好ましい。輻射線が下から通過して来ることが必要ないならば、ゲル用プレート22は、また、光またはエネルギーが通れないように、或いは反射性とさえなるように形成することもできる。
【0030】
上部部分は上部フレーム25であって、それは、上部部分25が下部部分29の上に置かれるときにチャンバーの中に突き出るクランプ部26を有し、そのためチャンバー24の中に配置されているゲル切抜き物27の周辺部をクランプ部26とチャンバー24の底表面との間で圧締めすることができる。クランプ部26は、クランプ部26を、チャンバー24を画成している側壁に接して、即ち小さな隙間でスライドさせることによってチャンバー24の中に下降させることができるように、従ってクランプ部26の圧締め効果が下部部分29の中に配置されているゲル切抜き物27の縁28において線をなして確立されるように、チャンバー24の輪郭を実質的に補完するように形成されているストリップである。
【0031】
図4は、チャンバー24の輪郭がゲルカッター11の刃先18の縁輪郭に精密に合致している第一の態様を示す。ゲル層からゲルカッター11によって切り抜かれたゲル切抜き物27は、従ってこのチャンバー中に小さな隙間でぴったりはまり込む。
【0032】
図5は、チャンバー24の輪郭が刃先18の縁輪郭より僅かに大きい第二態様を示す。この場合、ゲル切抜き物27はチャンバー24よりも僅かに小さく、従ってその切抜き物を下部部分29の中に小さな隙間で配置させることができる。
【0033】
図示されないが第三の態様では、チャンバーの輪郭は刃先18の縁輪郭よりも僅かに小さいことができる。この場合、ゲル切抜き物27はチャンバー24よりも僅かに大きく、従ってその切抜き物を下部部分29の中にいかなる隙間もなしに不動状態で配置させることができ、そのためゲル切抜き物を保持するのにさらなる手段は必要とされない。
【0034】
上部フレーム25は、実質的に、下部部分29中のチャンバーの輪郭に精密に適合する輪郭を持つ角度付きストリップである。垂直翼部26は、それがゲルの縁上に存在し、そして上部フレーム25が下部部分29の上に位置しているときにこの縁の中に僅かに押し込まれるそのような長さのものである。かくして、ゲル切抜き物27の縁28に及ぼされる圧力によって、そのゲル切抜き物はゲルホルダー21の中に不動様式でさらに保持される。この特長は、ゲル切抜き物がフレーム23の寸法よりも僅かに小さいときに特に明白である。
【0035】
図5で例証される態様では、ゲル切抜き物27は平衡化用液体31の薄層で覆われている。
【0036】
図6で例証される態様においては、ゲル切抜き物27もまた平衡化用液体31の薄層で覆われ、そして平衡化用液体31の薄層は、ゲル切抜き物27が平衡化用液体31により完全に包囲されるようにベースプレート22とゲル切抜き物27との間、およびフレーム23とゲル切抜き物27との間にも浸透している。この特長は、ゲルが一定の膨潤度を有すること、従ってその寸法が同じにととどまっていることを保証する。この目的には、しかし、ゲル切抜き物27が、この平衡膨潤度が達成され得るように、走査前に十分な時間平衡化用液体中に存在することが必要である。そのようにするに際しては、ゲル切抜き物27および平衡化用液体31中に少なくともほぼ一定の温度を維持することが有利である。
【0037】
ゲル切抜き物をゲルホルダー中に配置するための方法の例示態様
【0038】
本発明によれば、ゲルをゲルホルダー21の中に配置するための方法は、基本的に、次の:
【0039】
(a)ゲル切抜き物27をゲルから分離する工程;この場合、そのゲル切抜き物27は、それをゲルホルダー21の中に収容するためのチャンバー24の輪郭に精密に相当する、または少なくともほぼ相当する縁輪郭を有する、
【0040】
(b)ゲル切抜き物27をゲルホルダー21のチャンバー24の中に挿入する工程、および
【0041】
(c)ゲル切抜き物27を平衡化用液体31で覆う工程
を含む。
【0042】
上記の基本的方法の第一態様では、ゲル切抜き物27の縁輪郭は、ゲル切抜き物27がチャンバー24の中に挿入されるとき、それがそのチャンバー中に実際上不動様式で配置されるように、チャンバー24の輪郭と精密に合致する。
【0043】
ゲル切抜き物27を平衡化用液体31で覆おうことによって、チャンバー24の中におけるゲル切抜き物の比較的長い期間、例えば8時間またはそれ以上の時間にわたっての物理的膨張および位置は不変のままにとどめられ、そのため、そのゲル切抜き物をゲルホルダー21の中に貯蔵する前は、選択された濃度点のある一定の座標は有効なままであり、従ってこれらの座標を用いるゲル試験片の精密な採取は、例えば8時間またはそれ以上の貯蔵時間後であっても保証される。ゲル切抜き物27のゲルホルダー中における位置が不変のままであることを保証するために、ゲルホルダーは、ゲル切抜き物27の縁領域をゲルホルダー21のベースプレートに対して軽く押し付けるクランプ手段26をさらに含んでいるのが好ましい。
【0044】
上記の基本的方法の第二態様において、ゲル切抜き物27の縁輪郭は、ゲル切抜き物27がチャンバー24の中に挿入されるとき、それがそのチャンバーの中に不動状態で配置されるように、チャンバー24の輪郭より僅かに大きい。この場合ゲル切抜き物27はチャンバー24の中に不動様式で容易に保持されるから、ゲル切抜き物27のゲルホルダー21中における(上記クランプ手段26の使用のような)追加の固定手段は必要でない。
【0045】
この方法の第三態様において、ゲル切抜き物27の縁輪郭は、ゲル切抜き物27がチャンバー24の中に挿入されるとき、そのゲル切抜き物が、ゲルホルダー21の中で、ゲル切抜き物27中の採取位置と採取装置における採取場所との間の前もって定められた最大許容ずれよりも小さい程度だけ移動可能となるように、チャンバー24の輪郭よりも僅かに小さい。
【0046】
この場合、ゲル切抜き物27は平衡化用液体31により覆われるだけでなく、その周囲もこの液体で取り囲まれ、このことが物理的膨張に変化のないゲル切抜き物27の貯蔵性を改善する。ゲル切抜き物27のゲルホルダー21中における位置がこの場合も不変のままであるということは、好ましくは、ゲル切抜き物27の縁領域をゲルホルダー21のベースプレートに対して軽く押し付けるクランプ手段26の使用によって保証される。
【0047】
上記の方法において、ゲル切抜き物27はゲルカッター11によってゲルから分離されるが、この場合そのゲルカッターはゲル切抜き物27をゲルホルダー21の中に収容するためのチャンバー24の輪郭にほぼ相当する輪郭を持つ刃先を有する。ここで、用語「ほぼ(approximately)」とは、それが精密に相当するか、または僅かに大きい若しくは僅かに小さいことを意味する。
【0048】
上記方法の例の全てにおいて、ゲル切抜き物27はゲルの上に置かれているゲルカッター11によって切断される。それによってゲル切抜き物27はゲルから分離される。
【0049】
上記方法の例の全てにおいて、ゲルはゲル切抜き物27の切断前に平衡化用液体31の中に貯蔵されるのが好ましい。
【0050】
この方法の1つの好ましい態様では、ゲル切抜き物27を含んでいるゲルホルダー21のチャンバー24は、ゲル切抜き物27の上にそれを覆って平衡化用液体の層を形成するのに足る少なくともそのような量の平衡化用液体31を収容し、そしてこの層がゲル切抜き物27の全表面を覆う。
【0051】
採取場所を走査、選択するための例示態様
【0052】
本発明によるゲルホルダー21は商業的に入手できるスキャナー、例えば平台スキャナーにおいて使用できる。ゲルホルダー21が適切な方法で成形されていれば、それはまた特殊スキャナーにおいて、例えばゲル切抜き物中の濃度点を放射性標識する場合に使用することもできる。
【0053】
スキャナーにより与えられるデータの評価、および採取されるべき濃度点の手動または自動選択には、WO−A−98/23950号明細書に記載される設備のような、既に自体公知の設備が利用できる。
【0054】
ゲル切抜き物のスキャナーで作られた画像は、基本的には画像スクリーン上に図示され、また、部分、部分に分けて、そして必要ならば大きく拡大して示される。オペレーターは、画像スクリーン上の濃度点に近づき、それらをグラフとして標識し、従って採取場所の境界を定めおよび/または選択するために、有利なことに、使用される採取具の切断形態によく似ているカーソルを使用することができる。WO−A−98/23950号明細書で触れられているように、コンピュータはスキャナーにより得られた画像情報から濃度点の濃度値、その他の特性データを決定することができ、この基準で採取点を確立することができる。
【0055】
本発明による方法で達成される利点を保証するために、走査後にゲルホルダー21は、平衡化用液体31の損失を避ける目的で、ゲル切抜き物27と共にある程度の時間、例えば8時間またはそれ以上、好ましくは適当な閉鎖容器中に保管され、調質される。これは、ゲル切抜き物27の膨張が時間の経過につれて変化するのを防ぎ、かつそれら濃度点の位置がゲルホルダー21に対して変わるのを防ぐ手段である。
【0056】
図7により示されるように、ゲルホルダー21は採取プロセスを実行するために採取ロボット41の中に配置される。採取ロボットは、採取具をゲルホルダー21中のゲル切抜き物27のいたるところを所望位置へと移動させることができる駆動装置を有する。駆動装置は、手動で、または、好ましくは、必要な制御データを記憶し、若しくはこれらの制御データを制御装置から受け取るコンピュータによって制御することができる。
【0057】
ゲル切抜き物からゲル試験片を取り出すための除去装置の例示態様
【0058】
本発明によるゲルホルダー21に、および、それに関連する、ゲル切抜き物27の膨張を、従ってそのゲル切抜き物の各点の位置を比較的長期間にわたって変化させないようにしておく方法に基づいて、新規な採取具51が、本発明に従って、ゲル切抜き物27からゲル試験片を取り出す除去装置として有利に使用される。このタイプの採取具が図8および9に示される。
【0059】
図8および9に示されるように、採取具51は次の構成部品:
【0060】
(a)保持装置(carrier)53の上に縦方向転置可能様式で配置され、そして分離を行うのに役立つ先端83の1つを有する、採取手段として形成されている実質的に管状の除去手段/ピッカー66、
【0061】
(b)除去手段/ピッカー66がばね68の復帰力に抗してその不作用位置外に移動し得るように、保持装置53および除去手段/ピッカー66に対して力を及ぼすそのようなばね68
を含んでいる。
【0062】
1つの好ましい態様において、採取具51は、除去手段66が不作用位置にあるとき、採取手段を構成するその先端83が保持装置から最も遠くまで突き出るそのような仕方で配置される。
【0063】
図8および9が示すように、実質的に長円形の細長い切抜き部55が保持装置53の中に設けられている。内腔61および62がそれぞれ上部および下部湾曲領域57、58から上部および下部端面63および64まで出ている。切抜き部55の形状は、技術的必要からよりも製造中の回転フライスの使用に、より多く由来する。この切抜き部は、また、例えば矩形断面を有することもできる。
【0064】
除去手段は、内腔61、62を通して縦方向転置可能様式で垂直方向(Z−方向)に案内されるピッカー66である。
【0065】
ピッカー66は管であって、その上端は液体を負圧または正圧の下で含んでいる減圧/過圧集成装置に接続されている。従って、ピッカー66の中に、その下方端に材料を引き入れるために減圧を生じさせることが可能である。逆に、空気または他のガスを吹き込むことによって、ピッカー66から奥へ引き入れられた材料を下方方向に排出させることが可能である。この材料が減圧/過圧集成装置中に昇って行くのを防ぐために、自体公知の貫通流制限器(through−flow limiter)がピッカー66の中または減圧/過圧集成装置(図示されず)の中に設けられている。
【0066】
切抜き部55の内部で螺旋ばね68がピッカー66を包囲している。螺旋ばね68は、一方では上部湾曲領域57に、他方では止めリング71に力を及ぼしている。止めリング71は、適当な方法で、例えばクランプネジ72でピッカーに取り付けられている。
【0067】
螺旋ばね68は、止めリング71が不作用位置にあるとき、そのばねが切抜き部55の下部湾曲領域58を軽く圧するそのような仕方で、大きさが定められている。
【0068】
保持装置53の一方の長い側面にはピッカー66に平行な溝74がある。この溝に歯状突起付きストリップ76が挿入されている。
【0069】
採取具51は、X−Y−Z運搬装置の可動運搬アーム78(図7)に、ピッカー66をゲルホルダー21中のゲル切抜き物27を通して下降させ、そしてそのピッカーを再び上昇させ得るようにするために、採取具51が垂直方向に移動できるそのような仕方で適切に取り付けられている。X−Y−Z運搬装置の構造と機能はそれ自体公知であり、ここではこれ以上詳しくは説明しない。
【0070】
この例示態様において、採取具51の垂直方向における移動は、図示されない歯車の一方の方向または他方の方向での回転が採取具51を上昇または下降させるように歯状突起付きストリップ76の噛み合わせに係合するそのような歯車で成し遂げられる。採取具51は、例えば、貫通孔81を通して挿入されるネジによって垂直移動可能なキャリジ等に取り付けることができる。採取具51の移動は、また、保持装置53をレールで横方向に案内することによって、または採取具51を駆動装置に接続されているキャリジ上に取り付けることによって達成することもできる。採取具51は、また、空気圧駆動装置により垂直方向に移動させることができる。
【0071】
さらなる態様において、複数の平行作動採取具51が同時に使用される。
【0072】
採取操作を実行するために、採取具51は、採取ロボット41により、前もって定められた採取位置までのアーム78のX方向移動およびアーム78上における採取具51の保持装置77のY方向移動によって移動せしめられる。
【0073】
採取具51はZ方向に下降せしめられる。このように下降させるとき、ピッカー66の下方端がまず平衡化用液体の層に接触する。下降移動が続くにつれて、有利なことに、初めに平衡化用液体31の短いカラムが確実にピッカー66に入る。この目的には、圧力の環境に対する平衡化がなされていなければならないか、或いは僅かな減圧を、ピッカーと平衡化用液体31の表面との接触を検出することによって、またはある一定レベルより下を通ることによってピッカー66に適用できさえする。
【0074】
ピッカー66が、例えば、金属製であり、従って導電性である中空の針であると、ピッカーと平衡化用液体31との接触は、例えばピッカー66と平衡化用液体31との間に電気回路による電気的接触の発生を確立することによって検出される。
【0075】
下降移動が続くにつれて、ピッカー66の下方端83は最後にゲル切抜き物27を貫いていき、その際ゲル試験片がピッカー66の中に押し込められる。最後に、下方端83はベースプレート22と接触する。ピッカーは保持装置53の中を縦方向に移動し得るから、ベースプレート22との接触の瞬間に採取具51のZ方向移動を止めることは必要でない。この理由から固定障害物(ベースプレート22)と接触しているピッカー66を検出すること、またはゲル切抜き物27を突き抜けるときの抵抗とベースプレート22と接触するときの抵抗との差を考えることは必要でないので、上記のことは有利である。
【0076】
これに対して、都合のよいことに、採取具51を、止めリング71がばね68の力に抗してある一定量押し戻されるまで下方へ移動させることが可能である。採取具はこのときベースプレート22の上に安全に到達するから、そのとき上記移動は停止される。従来技術とは対照的に、特にゲルが寸法的に安定な保持装置に固定的に接続されている溶液の場合、本発明によれば、従って、ゲル試験片はゲル切抜き物27から既に完全に分離されている。少量の追加の平衡化用液体31をピッカー66の中に引き込むために、減圧がピッカー66に適用される。その結果、ゲル試験片はそのときピッカー66の中に配置され、そしてその環境から平衡化用液体の短いカラムによって上方および下方の両方向に分離される、即ちゲル試験片は常に平衡化用液体で取り囲まれている。
【0077】
採取ロボットの例示態様
採取ロボット41は、採取具51を貯蔵容器の上を、例えばマイクロタイタープレート91(図7を参照されたい)のキャビティー(穴)の上を駆動させ、その採取具51を容器の1つの上に配置し、そしてピッカー66の内容物を貯蔵容器の中に過圧を適用することによって下方に排出する。この方法で採取具は平衡化用液体31により洗浄され、そのため特別の洗浄プロセス、または廃棄用採取インサートを持つピッカーの使用が不要になる。
【0078】
各々の場合に、この方法によりある一定量の平衡化用液体31がゲルホルダーから除去されるから、ゲルホルダー21には、ゲル切抜き物が十分な量の平衡化用液体により確実に取り囲まれたままになっているようにするために、本発明に従って平衡化用液体31が十分に補給される。
【0079】
本発明のさらにもう1つの利点は、環境の空気がピッカー66に全く引き込まれず、従って空気はマイクロタイタープレート91中の容器の1つに移されないという点に見いだされる。
【0080】
ゲル試験片をゲル切抜き物から取り出すための方法の例示態様
【0081】
本発明によれば、ゲルホルダー21の中に平衡化用液体31と共に配置されているゲル切抜き物27からゲル試験片を分離し、取り出すための1つの方法は、次の:
【0082】
(a)ゲル切抜き物27を、ゲルホルダー21の中に、取り出されるべきゲル試験片の少なくともその領域中のゲル切抜き物27の上下両方に平衡化用液体31の層が配置されるそのような仕方で配置および保持する工程、
【0083】
(b)管状除去手段/ピッカー66を開口を含むその先端83によりゲル切抜き物27に押し通し、次いで、除去手段/ピッカー66の中に減圧を生じさせることによって、採取されたゲル試験片69およびそのあとに続く平衡化用液体31を、ゲル試験片69が除去手段/ピッカー66の開口83から平衡化用液体31のカラムにより分離されるように、除去手段/ピッカー66の中に引き込む工程を含む。
【0084】
本発明による方法において、ゲル切抜き物27は、それが平衡化用液体31の中に浮いて、ゲルホルダー21の底から一定の間隔で離れるそのような仕方で配置されるのが好ましい。このゲル切抜き物からゲル試験片69を分離するためには、従って、採取具51を挿入することで十分である。平衡化用液体31がゲル切抜き物27の下にも与えられているから、ピッカー66の中に減圧を適用することによってゲル切抜き物から採取するときに、一部の平衡化用液体31がまず引き入れられ、次いでゲル試験片69が採取され、その後でさらに一部の平衡化用液体31が引き入れられる。
【0085】
試験片の後に引き入れられる平衡化用液体31のカラムは、収容ゲル試験片69の環境からの分離を構成する。切り抜かれたゲル試験片69の上方にも平衡化用液体31の小さいカラムが配置されており、そのためゲル試験片69もこの方向で環境から保護される。
【0086】
まさに説明された方法の枠組み内で、平衡化用液体31の層は、除去手段/ピッカー66がゲル切抜き物27を貫くときに平衡化用液体31の短いカラムがまず除去手段/ピッカー66の中に収容され、そのためゲル試験片69の分離後は、平衡化用液体31の層が除去手段/ピッカー66中のゲル試験片69の上にも与えられるように、ゲル切抜き物27の上に維持されているのが好ましい。
【0087】
好ましくは、ゲル試験片69のゲル切抜き物27からの分離前に、分離されるべきゲル試験片が存在するゲル切抜き物27中の場所が決定され、ゲルホルダー21が除去手段/ピッカー66を有する少なくとも1つの除去装置に挿入され、その除去装置51がゲル切抜き物27の上の前もって決定された位置に配置され、そしてゲル試験片69の除去が実行される。
【0088】
分離されたゲル試験片69は、好ましくは除去手段/ピッカー66の中に過圧を生じさせることによって除去手段/ピッカー66から排出される。
【0089】
ゲル試験片69をゲル切抜き物27から分離し、取り出す上記方法の枠組み内で、下部部分29および上部部分25を有するゲルホルダー21が使用されるのが好ましく、この場合上記下部部分は、底表面を有する、板様のゲル切抜き物27を収容するように形成さているチャンバー24を有し、また上部部分25は、上部部分25が下部部分29の上に置かれるときに上記チャンバーの中に突き出るクランプ部26を有し、そのためチャンバー24の中に配置されているゲル切抜き物27の周辺区域をクランプ部26とチャンバー24の底表面との間で圧締めすることができる。
【0090】
ゲル切抜き物の前もって決定された区域を分析するための装置の例示態様
【0091】
ゲル切抜き物の、特に混合物の分離がゲル中で行われた後の濃度点の前もって定められた区域を分析するための装置は、次の構成部品:
【0092】
(a)ゲルホルダー21を挿入することができ、そしてゲル切抜き物27の分析されるべき区域を検出し、および/または、その分析に関係する区域を認知することができる、ゲル切抜き物27を代表する部分(a representation)をもたらすための手段を有する、そのゲル切抜き物の電子的に作られた画像上の分析されるべき区域を標識するための手段を含んでいる第一の装置にして、該ゲル切抜き物27が該ゲルホルダー21の中で平衡化用液体31と接触しているそのような第一装置、および
【0093】
(b)ゲルホルダー21の受容箇所、およびゲル切抜き物27から試験片69を分離し、取り出すのに役立つ除去装置51をゲルホルダー21中におけるゲル切抜き物の分析されるべき選択された区域全面に配置し、そしてその除去装置を、除去手段/ピッカー66がゲル試験片69を採取するためのそれぞれの前もって定められた場所においてゲル切抜き物27を通して駆動され得るようにゲル切抜き物27の方に移動させるための輸送手段を含む第二装置
を含む。
【0094】
1つの好ましい態様において、ゲル切抜き物27はゲルホルダー21のチャンバー24の中に含まれている平衡化用液体31の中に埋め込まれている。ゲル切抜き物27と平衡化用液体31との間に接触を確立するための手段は、前記で、ゲルホルダー21についての説明で述べられている。
【0095】
1つの好ましい態様において、除去装置51は除去手段/ピッカー66の中に減圧および過圧を生じさせるための装置に接続され、そのため除去手段/ピッカー66中における減圧によって、その除去手段/ピッカーにより分離されるゲル試験片69をその除去手段/ピッカーの中に引き込むことができ、かつそのゲル試験片を取り囲んでいる液体31のさらなる量をそのゲル試験片の後に引き入れることができ、また除去手段/ピッカー66中に過圧を生じさせることによって、その除去手段/ピッカーにより受け取られた材料、特にゲル試験片69を除去手段/ピッカー66外に排出させることができる。
【0096】
1つの好ましい態様において、ゲルホルダー21は下部部分29および上部部分25を含み、この場合上記下部部分は、底表面を有する、板様のゲル切抜き物を収容するように形成さているチャンバー24を有し、また上部部分25は、上部部分25が下部部分29の上に置かれるときに上記チャンバーの中に突き出るクランプ部26を有し、そのためチャンバー24の中に配置されているゲル切抜き物27をクランプ部26とチャンバー24の底表面との間で圧締めすることができる。
【0097】
1つの好ましい態様において、除去装置51は次の構成部品:
【0098】
(a)保持装置53の上に縦方向可動様式で配置され、そして分離を行うのに役立つ1つの先端83が採取手段として形成されている実質的に管状の除去手段/ピッカー66、および
【0099】
(b)除去手段/ピッカー66がばね68の復帰力に抗してその不作用位置外に移動し得るように、保持装置53および除去手段/ピッカー66に対して力を及ぼすそのようなばね68を含んでいる。
【0100】
上記の説明は、この技術分野の当業者をして、本発明による装置および方法に、特許請求の範囲で定義される本発明の保護範囲から逸脱しない限り、多数の修正をなすのを可能にするだろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゲルカッター11の平面図を示す。
【図2】図1の線A−Aにおけるゲルカッター11の断面図を示す。
【図3】ゲル切抜き物27の平面図を示す。
【図4】ゲルホルダー21の構成部品の断面図を示す。
【図5】ゲル切抜き物27が中に配置されている、図4によるゲルホルダー21の端から端までの断面図を示す。
【図6】図5におけるよりもかなり小さいゲル切抜き物を有する、図4によるゲルホルダー21の端から端までの断面図を示す。
【図7】採取ロボット41の透視図を示す。
【図8】採取具51の透視図を示す。
【図9】図8の採取具51の分解組立図を示す。
【符号の説明】
11 ゲルカッター
12 ベースプレート
13 隆起部
14 側壁
15 角
16 ブレードストリップ
17 ネジ
18 ゲルカッター11の刃先
21 ゲルホルダー
22 ベースプレート
23 フレーム
24 ゲル切抜き物を収容するためのチャンバー
25 ゲルホルダー21の上部フレーム/上部部分
26 上部フレーム25の翼部/クランプ部
27 ゲル切抜き物
28 ゲル切抜き物27の縁
29 下部部分
31 平衡化用液体
41 採取ロボット
51 採取具/除去装置
53 保持装置
55 切抜き部
57 湾曲領域
58 湾曲領域
61 内腔
62 内腔
63 端面
64 端面
65 ピッカー66の中の液体
66 ピッカー/除去手段
68 螺旋ばね
69 ゲル試験片
71 止めリング
72 クランプネジ
74 溝
76 歯状突起付きストリップ
77 採取具51用の保持装置
78 運搬アーム
79 排出ゲル試験片
81 穴
82 ピッカー66の上方端
83 ピッカー66の下方端
91 マイクロタイタープレート

Claims (25)

  1. ゲルをゲルホルダー中に配置する方法であって、
    (a)ゲル切抜き物(27)をゲルから分離し、ここで該ゲル切抜き物は、そのゲル切抜き物(27)をゲルホルダー(21)の中に収容するためのチャンバー(24)の輪郭に精密に相当する、または少なくともほぼ相当する縁輪郭を有し、
    (b)ゲル切抜き物(27)を該ゲルホルダー(21)の該チャンバー(24)に挿入し、そして
    (c)ゲル切抜き物(27)を平衡化用液体(31)で覆う
    ことを特徴とする上記の方法。
  2. ゲル切抜き物(27)の縁輪郭が、そのゲル切抜き物(27)がチャンバー(24)の中に挿入されるとき、そのゲル切抜き物が、ゲルホルダー(21)の中で、ゲル切抜き物(27)中の採取位置と採取装置中の採取場所との間の前もって定められた最大許容ずれより小さい程度だけ移動できるように、チャンバー(24)の輪郭より僅かに小さいことを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. ゲル切抜き物(27)の縁輪郭が、そのゲル切抜き物(27)がチャンバー(24)の中に挿入されるとき、それがそのチャンバーの中に不動状態で配置されるようにチャンバー(24)の輪郭より僅かに大きいことを特徴とする、請求項1記載の方法。
  4. ゲル切抜き物(27)の位置がクランプ手段(25)によってチャンバー(24)に対して固定されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. ゲル切抜き物(27)をゲルカッター(11)によってゲルから分離し、この場合ゲルカッター(11)はゲル切抜き物(27)をゲルホルダー(21)の中に収容するためのチャンバー(24)の輪郭にほぼ相当する輪郭を持つ刃先(18)を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. ゲル切抜き物(27)のゲルからの切断とそれによる分離は、ゲルカッター(11)を上記ゲルの上に置くことによって実行することができる、請求項5記載の方法。
  7. ゲルをゲル切抜き物(27)を切断する前に平衡化用液体(31)の中に貯蔵する、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. ゲル切抜き物(27)を含んでいるゲルホルダー(21)のチャンバー(24)が、ゲル切抜き物(27)の上にそれを覆って平衡化用液体の層を形成するのに足る少なくともそのような量の平衡化用液体(31)を収容し、この層がゲル切抜き物(27)の全表面を覆う、請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項記載の方法を実施するためのゲルホルダーであって、下部部分(29)およびフレーム様の上部部分(25)を有し、上記下部部分は、底表面を有する、板様のゲル切抜き物を収容するように形成されているチャンバー(24)を有し、また上部部分(25)は、上部部分(25)が下部部分(29)の上に置かれるときにチャンバーの中に突き出るクランプ部(26)を有し、そのためチャンバー(24)の中に配置されているゲル切抜き物(27)の周辺部をクランプ部(26)とチャンバー(24)の底表面との間で圧締めすることができることを特徴とする、上記のゲルホルダー。
  10. 下部部分(29)が、ゲルホルダー(21)の中に配置されているゲル切抜き物(27)中における濃度点の検出に使用できる輻射線、特に光に対して透明である材料から少なくとも一部は成る底を有することを特徴とする、請求項9記載のゲルホルダー。
  11. クランプ部(26)がチャンバー(24)の輪郭を実質的に補完するように形成されているストリップであり、そのためクランプ部(26)を、チャンバー(24)を画成している側壁に接して、即ち小さな隙間でスライドさせることによってチャンバー(24)の中に下降させることができ、従ってクランプ部(26)の締付効果が下部部分(29)の中に配置されているゲル切抜き物(27)の縁(28)において線をなして確立されることを特徴とする、請求項9または10のいずれか1項記載のゲルホルダー。
  12. 請求項1〜8のいずれか1項記載の方法を実施するためのゲルカッターであって、輪郭が切断されるべきゲル切抜き物(27)の前もって定められた輪郭に相当する刃先18を有し、そのためゲル切抜き物(27)を、上記刃先をゲルに押し通すことによって切り抜くことができ、ここで該ゲル切抜き物(27)は、ゲル切抜き物(27)の周囲長よりもはるかに小さい厚さを有し、そして該周囲長はゲル切抜き物をゲルホルダーの中に収容するためのチャンバーの周囲長と同じであるか、またはその周囲長に少なくともほぼ等しいことを特徴とする上記のゲルカッター。
  13. 刃先(18)がストリップ(16)または少なくとも2つのストリップ様要素より成る縁取材の鋭利な刃先として形成され、上記のストリップ(16)または縁取材は隆起部(13)の外表面にぴったり合う様式で取り付けられ、ここで隆起部(13)の外表面(14)は刃先(18)の切断線を画成することを特徴とする、請求項12記載のゲルカッター。
  14. ストリップ(16)またはストリップ様要素(1つまたは2つ以上)が金属、セラミック、ガラスまたはプラスチック材料より成る、請求項13記載のゲルカッター。
  15. ゲルホルダー(21)の中に平衡化用液体(31)と共に配置されているゲル切抜き物(27)からゲル試験片を分離し、取り出すための方法であって、
    (a)平衡化用液体(31)の層を、ゲル試験片が取り出されるべきゲル切抜き物(27)の少なくともその領域中におけるゲル切抜き物(27)の上下両方に配置し、
    (b)管状除去手段(66)を、開口を含むその先端(83)によりゲル切抜き物(27)に押し通し、次いで、除去手段(66)の中に減圧を生じさせることによって、採取されたゲル試験片(69)およびそのあとに続く平衡化用液体(31)を、ゲル試験片(69)が除去手段(66)の該先端(83)における開口から平衡化用液体(31)のカラムによって分離されるように除去手段(66)の中に引き込む
    ことを特徴とする上記の方法。
  16. 平衡化用液体(31)の層をゲル切抜き物(27)の上に維持し、そのため除去手段(66)がゲル切抜き物(27)を貫通するとき、平衡化用液体(31)の短い液体カラムがまず除去手段(66)の中に収容され、ゲル試験片(69)の分離後は、平衡化用液体(31)の層が除去手段(66)の中のゲル試験片(69)の上にも与えられることを特徴とする、請求項15記載の方法。
  17. ゲル試験片(69)の分離前に、分離されるべきゲル試験片(69)が存在するゲル切抜き物(27)中の場所を決定し、除去手段(66)を有する少なくとも1つの除去装置(51)を含む除去機器にゲルホルダー(21)を挿入して、その除去装置(51)をゲル切抜き物(27)の上の前もって定められた場所に配置し、そしてゲル試験片(69)の除去を除去装置(51)によって実行することを特徴とする、請求項15または16のいずれか1項記載の方法。
  18. 分離されたゲル試験片(69)を、除去手段(66)の中に過圧を生じさせることによって除去手段(66)から排出させることを特徴とする、請求項15〜17のいずれか1項記載の方法。
  19. 下部部分(29)および上部部分(25)を有するゲルホルダー(21)を使用し、この場合上記下部部分は、底表面を有する、板様のゲル切抜き物(27)を収容するように形成されているチャンバー(24)を有し、また上部部分(25)は、上部部分(25)が下部部分(29)の上に置かれるときに上記チャンバーの中に突き出るクランプ部(26)を有し、そのためチャンバー(24)の中に配置されているゲル切抜き物(27)の周辺部をクランプ部(26)とチャンバー(24)の底表面との間で圧締めすることができることを特徴とする、請求項15〜18のいずれか1項記載の方法。
  20. 請求項15〜19のいずれか1項記載の方法を実施するときにゲル試験片(69)をゲル切抜き物(27)から分離し、取り出すための除去装置であって、次の構成部品:
    (a)保持装置(53)の上に縦方向転置可能様式で配置され、そして上記分離を行うのに役立つ先端(83)の1つを有する、採取手段として形成されている実質的に管状の除去手段(66)、および
    (b)除去手段(66)がばね(68)の復帰力に抗してその不作用位置外に移動し得るように、保持装置(53)および除去手段(66)に対して力を及ぼすそのようなばね(68)
    を含んでいることを特徴とする上記の除去装置。
  21. 除去手段(66)が不作用位置にあるとき、採取手段を構成するその除去手段の先端(83)が保持装置(53)から最も遠くまで突き出る、請求項20記載の除去装置。
  22. ゲル切抜き物の、特に混合物の分離がゲル中で行われた後の濃度点の前もって定められた区域を分析するための装置であって、次の構成部品:
    (a)ゲル切抜き物(27)を収容するためのゲルホルダー(21)を挿入することができ、そしてゲル切抜き物(27)の分析されるべき区域を検出し、および/または、その分析に関係する区域を認めることができる、ゲル切抜き物(27)を代表する部分をもたらすための手段を有し、そして分析されるべき区域をゲル切抜き物(27)の電子的に作られた画像の上に標識するための手段を含んでいる第一の装置にして、該ゲル切抜き物(27)が該ゲルホルダー21の中で平衡化用液体(31)と接触しているそのような第一装置、および
    (b)ゲルホルダー(21)の収容箇所、およびゲル切抜き物(27)からゲル試験片(69)を分離し、取り出すのに役立つ除去装置(51)をゲルホルダー(21)中におけるゲル切抜き物(27)の分析されるべき選択された区域全面に配置し、そして除去装置(51)を、除去手段(66)がゲル試験片(69)を採取するためのそれぞれ前もって定められた場所においてゲル切抜き物(27)を通して駆動され得るようにゲル切抜き物(27)の方に移動させるための輸送手段を含む第二装置
    を含むことを特徴とする上記の装置。
  23. 除去手段(66)が除去手段(66)の中に減圧および過圧を生じさせる装置に接続され、そのため除去手段(66)中の減圧によって、除去手段(66)で分離されたゲル試験片(69)をその除去手段の中に引き込むことができ、かつそのゲル試験片を取り囲んでいる液体31のある一定量をそのゲル試験片の後に引き入れることができ、また除去手段(66)の中に過圧を生じさせることによって、その除去手段により受け取られた材料、特にゲル試験片(69)を除去手段(66)外に排出することができることを特徴とする、請求項22記載の装置。
  24. ゲルホルダー(21)が下部部分(29)および上部部分(25)を有し、この場合上記下部部分は、底表面を有する、板様のゲル切抜き物を収容するように形成されているチャンバー(24)を有し、また上部部分(25)は、上部部分(25)が下部部分(29)の上に置かれるときに上記チャンバーの中に突き出るクランプ部(26)を有し、そのためチャンバー(24)の中に配置されているゲル切抜き物(27)の周辺部をクランプ部(26)とチャンバー(24)の底表面との間で圧締めすることができることを特徴とする、請求項22または23のいずれか1項記載の装置。
  25. 除去装置(51)が次の構成部品:
    (a)保持装置(53)に縦方向可動様式で配置され、そして分離を行うのに役立つ1つの先端(83)が採取手段として形成されている実質的に管状の除去手段(66)、および
    (b)保持装置(53)および除去手段(66)に対して力を及ぼし、そのため除去手段(66)をばね(68)の復帰力に抗してその不作用位置外に移動させることができるそのようなばね(68)
    を含んでいることを特徴とする、請求項22〜24のいずれか1項記載の装置。
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