JP2004053471A - 単箱式接線流羽根車式計量装置 - Google Patents

単箱式接線流羽根車式計量装置 Download PDF

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早瀬 敏幸
Hiroko Oshima
大島 裕子
Toshiyuki Takamiya
高宮 敏行
Takayuki Ito
伊藤 孝之
Kazutsuka Yoshida
吉田 千束
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Abstract

【課題】ピーク流域における器差のプラス傾向を小さくして器差調整を容易とする計量装置を提供する。
【解決手段】羽根車室の、羽根車18の羽根18aが回転する羽根回転空間上に上部空間を設ける。上部空間には、流入側ノズル11aから流入した水道水の流れを抑制する矩形状の抵抗板40を備える。抵抗板は、レジスタボックスと一体成形で外底面21aから下向きに突出してつくり、円弧状の開口41を設けて、流入側ノズルからの噴流方向bに対して直交する向きに形成する。そのような抵抗板の流入側片面には、半円形状の調整板42を、開口の中心に取り付ける封印ねじ43を中心として回動自在に設ける。そして、開口の開口面積を調整可能とし、調整後、封印ねじ43を締め付けて固定する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ケースの羽根車室に流入側ノズルから、水道水等の被計量流体を噴流として流入し、その噴流を羽根車の羽根に接線方向から当てて羽根車を押し回して後、流出側ノズルを通して羽根車室から流出し、このときの羽根車の回転から被計量流体の通過流量を測定する、水道メータ等の単箱式接線流羽根車式計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば水道メータでは、図10および図11に示すように、下ケース1内に羽根車2を入れて後、指示ユニット3を挿入して羽根車2を回転自在に支持し、そののち上ケース4を被せて下ケース1にねじ付け、指示ユニット3を固定していた。
【0003】
そして、下ケース1の羽根車室aに流入側ノズル1aから水道水を噴流として流入し、その噴流を羽根車2の羽根2aに当てて羽根車2を押し回して回転し、流出側ノズル1bを通して羽根車室aから流出する。このとき、羽根車2の回転をその先端に設ける不図示のマグネットを介して指示ユニット3内に伝達し、指示ユニット3の図示省略する表示部で水道水の通過流量を積算表示するようになっていた。
【0004】
ところで、このような従来の水道メータでは、羽根車室aの、羽根車2の羽根2aが回転する羽根回転空間上の上部空間には、羽根車室aの天面に、つまり指示ユニット3のレジスタボックス6の平らな外底面6aに、リブ状の抵抗器7を径方向に固定的に設け、また羽根車軸5を挟んで一対の調整器8を取り付けていた。
【0005】
調整器8は、外底面6aに接触する扇形状の水平板部8aとそれから直角に垂下する矩形状の垂直板部8bとからなる。水平板部8aには、扇形状の要位置に軸部mを有し、その軸部mを中心とする円弧孔nを有する。そして、軸部mを中心として調整器8を回動調整することにより、羽根車2の回転数に対する水道水の通過流量を補正して後、封印ねじ9を締め付けて固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の水道メータでは、図9に示すように、流量−器差曲線Iに、ピークと呼ばれる流域pが存在する。このピーク流域pでは、他の流域に比べて器差のプラス傾向が大きくなってしまう。これにより、調整器8を回動調整しても、流量−器差曲線Iを計量法で定める公差枠K内に収めることが困難である問題があった。
【0007】
そこで、この発明の第1の目的は、ピーク流域における器差のプラス傾向を小さくして器差調整を容易とする計量装置を提供することにある。
【0008】
ところで、従来の水道メータでは、上述したとおり、軸部mを中心として調整器8を回動調整し、流入側ノズル1aを通る水道水の流れに対して垂直板部8bの傾斜角度を変えることにより、水道水の通過流量に対する羽根車2の回転数を補正している。しかし、このような調整方法では、流量の大小により異なる渦流を発生し、各流量域における効果が安定しない問題があった。
【0009】
そこで、この発明の第2の目的は、各流量域において安定した効果を生ずる計量装置を提供することにある。
【0010】
また、逆流が発生すると、流出側ノズル1bの流れに対して垂直板部8bが傾斜しているから、一様な効果が発生しない問題があった。
【0011】
そこで、この発明の第3の目的は、逆流が発生しても、一様な効果を生ずる計量装置を提供することにある。
【0012】
この発明の第4の目的は、簡単な構成で各流量域において均等な渦流を発生する計量装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に係る発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
ケースの羽根車室に流入側ノズルから被計量流体を噴流として流入し、その噴流を羽根車の羽根に当てて羽根車を押し回して後、流出側ノズルを通して羽根車室から流出する単箱式接線流羽根車式計量装置において、
羽根車室の、羽根車の羽根が回転する羽根回転空間上の上部空間に、流入側ノズルから流入した被計量流体の流れを抑制する抵抗板を備え、その抵抗板に開口を設けてその開口の開口面積を調整可能とする、ことを特徴とする。
【0014】
請求項2に係る発明は、同じく上述した第1の目的を達成すべく、
ケースの羽根車室に流入側ノズルから被計量流体を噴流として流入し、その噴流を羽根車の羽根に当てて羽根車を押し回して後、流出側ノズルを通して羽根車室から流出する単箱式接線流羽根車式計量装置において、
羽根車室の、羽根車の羽根が回転する羽根回転空間上の上部空間に、流入側ノズルから流入した被計量流体の流れを抑制する抵抗板を備え、その抵抗板の、流入側ノズルからの噴流方向における投影面積を可変とする、ことを特徴とする。
【0015】
請求項3に係る発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の単箱式接線流羽根車式計量装置において、抵抗板を、流入側ノズルからの噴流方向に対して直交する方向に設ける、ことを特徴とする。
【0016】
請求項4に係る発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の単箱式接線流羽根車式計量装置において、抵抗板を、流入側ノズルおよび流出側ノズルを通る被計量流体の流れの方向に対して各々直交する方向に設ける、ことを特徴とする。
【0017】
請求項5に係る発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項2から4のいずれかに記載の単箱式接線流羽根車式計量装置において、抵抗板の、羽根車の径方向における長さを調整可能として噴流方向における投影面積を可変とする、ことを特徴とする。
【0018】
請求項6に係る発明は、また同じく上述した第4の目的を達成すべく、請求項2から4のいずれかに記載の単箱式接線流羽根車式計量装置において、抵抗板の、高さを調整可能として噴流方向における投影面積を可変とする、ことを特徴とする。
【0019】
請求項7に係る発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
ケースの羽根車室に流入側ノズルから被計量流体を噴流として流入し、その噴流を羽根車の羽根に当てて羽根車を押し回して後、流出側ノズルを通して羽根車室から流出する単箱式接線流羽根車式計量装置において、
羽根車室の、羽根車の羽根が回転する羽根回転空間上の上部空間に、流入側ノズルからの噴流方向に対して直交する方向に設けて流入側ノズルから流入した被計量流体の流れを抑制する抵抗板を備え、その抵抗板を、羽根車の径方向に移動調整自在とする、ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、この発明によるショートタイプの単箱式接線流羽根車式水道メータの縦断面を流出側から見て示す。
【0021】
図中符号10は、下ケースである。下ケース10には、流水口として流入側ノズル11aと流出側ノズル11bとを設け、そのうち流入側内にはストレーナ12を取り付ける(後述の図2参照)。また、底面には十字状に突出して水平設置支え13を形成し、内部中心にはピボット支え14およびピボットナット15でピボット16を立てる。
【0022】
下ケース10内には、ピボット16に載置して、軸上部にマグネット17を有する羽根車18を回転自在に収納する。下ケース10上には、下ガスケット19を挟んで指示ユニット20を組付ける。そして、下ケース10内には、流入側ノズル11aおよび流出側ノズル11bを有する羽根車室Aを区画し、羽根車18を収納する。
【0023】
指示ユニット20には、レジスタボックス21、下台板22、上台板23、窓枠24、マグネット25を有するマグネット歯車26、歯車列27、指針28、数字車29、Oリング31を挟んで取り付けるガラス板30を設ける。そして、レジスタボックス21の底壁を挟んでマグネット25を羽根車18のマグネット17と対向し、マグネットカップリングMを構成する。
【0024】
指示ユニット20上には、上ガスケット32を挟んで上ケース33を取り付け、下ケース10にねじ付ける。上ケース33には、ピン34によりふた35を上下に開閉自在に取り付ける。
【0025】
そして、ストレーナ12で異物を取り除きながら流入側ノズル11aから羽根車室A内に、被計量流体である水道水を噴流として流入し、その噴流を羽根車18の羽根18aに接線方向から当てて水量に応じて羽根車18を押し回して回転して後、流出側ノズル11bを通して羽根車室Aから流出する。その羽根車18の回転をマグネットカップリングMを介して指示ユニット20へと伝達し、歯車列27を介して伝達して指針28を回し、また数字車29を回転して、指示ユニット20により、羽根車室Aを通過した水道水の積算流量値を表示する。
【0026】
ところで、上述した図示水道メータでは、羽根車室Aの、羽根車18の羽根18aが回転する羽根回転空間A1上に上部空間A2を設ける。上部空間A2には、図2および図3に示すように、流入側ノズル11aから流入した水道水の流れを抑制する矩形状の抵抗板40を備える。抵抗板40は、レジスタボックス21と一体成形で外底面21aから下向きに突出してつくり、円弧状の開口41を設けて、流入側ノズル11aからの噴流方向bに対して直交する向きとするか、傾いたとしてもその直交する向きに対して15度以内とすることが好ましい。
【0027】
そのような抵抗板40の流出側片面には、半円形状の調整板42を、開口41の中心に取り付ける封印ねじ43を中心として回動自在に設ける。そして、組立時に開口41の開口面積を調整可能とし、調整後、封印ねじ43を締め付けて固定する。なお、レジスタボックス21には、抵抗板40の流出側に隣接して矩形孔44を設け、回動調整する調整板42の一部を収納可能とする。
【0028】
封印ねじ43に代えて、スナップフィットやラッチングなどで固定するようにしてもよい。また、開口41は、円弧状に限らないことはいうまでもない。例えば、抵抗板40に開口面積が異なる複数の孔をあけてそれらの任意の孔を調整板42で塞ぐようにしてもよい。
【0029】
このように、羽根車室Aの、羽根車18の羽根18aが回転する羽根回転空間A1上の上部空間A2に、流入側ノズル11aから流入した水道水の流れを抑制する抵抗板40を備えることで、羽根18aに衝突後、上部空間A2にできる渦流を制御し、羽根車18の回転数を落とすことができる。また、抵抗板40に開口41を設けてその開口41の開口面積を調整可能とすることで、その抵抗板40の効果を増減することができる。これにより、両者のバランスを取ることによって、図9に示すように流量−器差曲線Jのピーク流域Pにおける器差のプラス傾向を小さくし、器差調整を容易とすることができる。
【0030】
さて、上述した例では、開口41の開口面積を調整することで、抵抗板40の効果を増減したが、抵抗板40の、流入側ノズル11aからの噴流方向bにおける投影面積を可変とすることで、抵抗板40の効果を増減するようにしてもよい。噴流方向bにおける投影面積を可変とするには、例えば抵抗板40の、羽根車18の径方向における長さを調整したり、高さを調整したりする。
【0031】
抵抗板40の、羽根車18の径方向における長さを調整可能とするには、例えば図4および図5に示すように、抵抗板40を固定板46と可動板47とでつくり、流入側ノズル11aからの噴流方向bに対して直交する方向に設けるか、傾いたとしてもその直交する方向に対して15度以内とすることが好ましい。固定板46は、レジスタボックス21と一体成形で外底面21aから下向きに突出して形成する。可動板47は、基部47aの長孔47bを貫通する封印ねじ48をレジスタボックス21の外底面21aにねじ込んで取り付ける。
【0032】
そして、組立時に封印ねじ48を緩めて可動板47を羽根車18の径方向にスライドすることにより長さLを調整して抵抗板40に衝突する水道水の流量を変えて羽根18aに衝突後、上部空間A2にできる渦流を調整する。これにより、抵抗板40の効果を増減してバランスを取ることによって、図9に示すように流量−器差曲線Jのピーク流域Pにおける器差のプラス傾向を小さくして器差調整を容易とすることができる。
【0033】
抵抗板40の、高さHを調整可能とするには、例えば図6および図7に示すように、レジスタボックス21の外底面21aに三角穴50を径方向に設ける。そして、三角穴50の両縁に、レジスタボックス21と一体成形で外底面21aから下向きにV字状に突出して固定板51を形成する。また、外周には、レジスタボックス21と一体成形でガイド板52を下向きに形成する。ガイド板52には、長孔52aをあける。
【0034】
そして、三角穴50内には、三角ブロック53を出し入れ自在に収納し、長孔52aを貫通する封印ねじ54をねじ込むことにより三角ブロック53の高さ位置を固定する。これにより、固定板51と三角ブロック53とで抵抗板40を形成し、流入側ノズル11aおよび流出側ノズル11bを通る水道水の流れの方向に対して各々直交する方向に配置して設ける。
【0035】
このようにすることによって、組立時に封印ねじ54を緩め、三角ブロック53をガイド板52で案内して上下動することにより、高さHを調整して抵抗板40に衝突する水道水の流量を変えて渦流の発生を調整する。これにより、抵抗板40の効果を増減してバランスを取ることによって、図9に示すように流量−器差曲線Jのピーク流域Pにおける器差のプラス傾向を小さくして器差調整を容易とすることができる。
【0036】
また、抵抗板40を、羽根車18の径方向に移動調整自在とすることにより、抵抗板40の効果を増減するようにしてもよい。例えば、羽根車室Aの、羽根車18の羽根18aが回転する羽根回転空間A1上の上部空間A2に、図8に示すように流入側ノズル11aからの噴流方向bに対して直交する方向に配置して流入側ノズル11aから流入した水道水の流れを抑制する移動可能な抵抗板55を備える。
【0037】
抵抗板55の基部55aには、長孔55bをあける。そして、その長孔55bを貫通する封印ねじ56をレジスタボックス21の外底面21aにねじ込んで抵抗板55をレジスタボックス21に固定する。抵抗板55の長さは、外底面21aの半径の60%程度とすることが好ましい。レジスタボックス21の外底面21aには、抵抗板55を移動するときのガイド溝やガイドリブを形成するようにしてもよい。
【0038】
そして、組立時に封印ねじ56を緩め、抵抗板55を、羽根車18の径方向に移動調整することにより、抵抗板55に衝突する水道水の作用方向を変えて渦流の発生を調整する。これにより、抵抗板55の効果を増減してバランスを取ることによって、図9に示すように流量−器差曲線Jのピーク流域Pにおける器差のプラス傾向を小さくして器差調整を容易とすることができる。
【0039】
なお、図5、図7、図8において、符号58は、レジスタボックス21の外底面21aに径方向に固定的に設けるリブ状の抵抗器である。
【0040】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、請求項1に係る発明によれば、羽根車室の、羽根車の羽根が回転する羽根回転空間上の上部空間に、流入側ノズルから流入した被計量流体の流れを抑制する抵抗板を備えることで、羽根に衝突後、上部空間にできる渦流を制御し、羽根車の回転数を落とす一方、抵抗板に開口を設けてその開口の開口面積を調整可能とすることで、その抵抗板の効果を増減し、両者のバランスを取ることによって、ピーク流域における器差のプラス傾向を小さくして器差調整を容易とすることができる。
【0041】
請求項2に係る発明によれば、羽根車室の、羽根車の羽根が回転する羽根回転空間上の上部空間に、流入側ノズルから流入した被計量流体の流れを抑制する抵抗板を備えることで、羽根に衝突後、上部空間にできる渦流を制御し、羽根車の回転数を落とす一方、抵抗板の、流入側ノズルからの噴流方向における投影面積を可変とすることで、抵抗板に衝突する被計量流体の流量を変えて渦流の発生を調整し、抵抗板の効果を増減してバランスを取ることによって、ピーク流域における器差のプラス傾向を小さくして器差調整を容易とすることができる。
【0042】
請求項3に係る発明によれば、抵抗板を、流入側ノズルからの噴流方向に対して直交する方向に設けるので、各流量に対して均等な渦流を発生して各流量域において安定した効果を生ずることができる。
【0043】
請求項4に係る発明によれば、抵抗板を、流入側ノズルおよび流出側ノズルを通る被計量流体の流れの方向に対して各々直交する方向に設けるので、流入側ノズルから流入する流れのみならず、流出側ノズルから流入する逆流が発生しても、一様な効果を生ずることができる。
【0044】
請求項5に係る発明によれば、抵抗板の、羽根車の径方向における長さを調整可能として噴流方向における投影面積を可変とするので、簡単な構成で各流量域において均等な渦流を発生することができる。
【0045】
請求項6に係る発明によれば、抵抗板の、高さを調整可能として噴流方向における投影面積を可変とするので、簡単な構成で均等な渦流を発生することができる。
【0046】
請求項7に係る発明によれば、羽根車室の、羽根車の羽根が回転する羽根回転空間上の上部空間に、流入側ノズルからの噴流方向に対して直交する方向に設けて流入側ノズルから流入した被計量流体の流れを抑制する抵抗板を備えることで、羽根に衝突後、上部空間にできる渦流を制御し、羽根車の回転数を落とす一方、抵抗板を、羽根車の径方向に移動調整自在とすることで、抵抗板に衝突する被計量流体の作用方向を変えて渦流の発生を調整し、抵抗板の効果を増減してバランスを取ることによって、ピーク流域における器差のプラス傾向を小さくして器差調整を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるショートタイプの単箱式接線流羽根車式水道メータを流出側から見て示す縦断面図である。
【図2】その水道メータの横断面図である。
【図3】その水道メータに備える指示ユニットの斜視図である。
【図4】他例の指示ユニットの斜視図である。
【図5】その指示ユニットを備える水道メータの横断面図である。
【図6】さらに他例の指示ユニットの斜視図である。
【図7】その指示ユニットを備える水道メータの横断面図である。
【図8】さらにまた他例の指示ユニットを備える水道メータの横断面図である。
【図9】この発明による水道メータと従来の発明による水道メータの流量−器差曲線を示す図である。
【図10】従来のショートタイプの単箱式接線流羽根車式水道メータの縦断面図である。
【図11】その横断面図である。
【符号の説明】
10  下ケース(ケース)
11  流水口
11a 流入側ノズル
11b 流出側ノズル
18  羽根車
18a 羽根
21  レジスタボックス
40  抵抗板
41  開口
46  固定板
47  可動板
51  固定板
53  三角ブロック
55  抵抗板
A   羽根車室
A1  羽根回転空間
A2  上部空間
b   流入側ノズルからの噴流方向
L   抵抗板の長さ
H   抵抗板の高さ

Claims (7)

  1. ケースの羽根車室に流入側ノズルから被計量流体を噴流として流入し、その噴流を羽根車の羽根に当てて羽根車を押し回して後、流出側ノズルを通して前記羽根車室から流出する単箱式接線流羽根車式計量装置において、
    前記羽根車室の、前記羽根車の羽根が回転する羽根回転空間上の上部空間に、前記流入側ノズルから流入した被計量流体の流れを抑制する抵抗板を備え、その抵抗板に開口を設けてその開口の開口面積を調整可能とすることを特徴とする、単箱式接線流羽根車式計量装置。
  2. ケースの羽根車室に流入側ノズルから被計量流体を噴流として流入し、その噴流を羽根車の羽根に当てて羽根車を押し回して後、流出側ノズルを通して前記羽根車室から流出する単箱式接線流羽根車式計量装置において、
    前記羽根車室の、前記羽根車の羽根が回転する羽根回転空間上の上部空間に、前記流入側ノズルから流入した被計量流体の流れを抑制する抵抗板を備え、その抵抗板の、前記流入側ノズルからの噴流方向における投影面積を可変とすることを特徴とする、単箱式接線流羽根車式計量装置。
  3. 前記抵抗板を、前記流入側ノズルからの噴流方向に対して直交する方向に設けることを特徴とする、請求項1または2に記載の単箱式接線流羽根車式計量装置。
  4. 前記抵抗板を、前記流入側ノズルおよび前記流出側ノズルを通る前記被計量流体の流れの方向に対して各々直交する方向に設けることを特徴とする、請求項1または2に記載の単箱式接線流羽根車式計量装置。
  5. 前記抵抗板の、前記羽根車の径方向における長さを調整可能として前記噴流方向における投影面積を可変とすることを特徴とする、請求項2から4のいずれかに記載の単箱式接線流羽根車式計量装置。
  6. 前記抵抗板の、高さを調整可能として前記噴流方向における投影面積を可変とすることを特徴とする、請求項2から4のいずれかに記載の単箱式接線流羽根車式計量装置。
  7. ケースの羽根車室に流入側ノズルから被計量流体を噴流として流入し、その噴流を羽根車の羽根に当てて羽根車を押し回して後、流出側ノズルを通して前記羽根車室から流出する単箱式接線流羽根車式計量装置において、
    前記羽根車室の、前記羽根車の羽根が回転する羽根回転空間上の上部空間に、前記流入側ノズルからの噴流方向に対して直交する方向に設けて前記流入側ノズルから流入した被計量流体の流れを抑制する抵抗板を備え、その抵抗板を、前記羽根車の径方向に移動調整自在とすることを特徴とする、単箱式接線流羽根車式計量装置。
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