JP2004052955A - ダンパプーリの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造に必要な部品及び工程を削減して、安価なダンパプーリを提供する。
【解決手段】内周側へ弾性変形可能な嵌合筒部11eを有するハブ11と、前記嵌合筒部11eより大径のプーリ本体12が、易破断部23を介して互いに連続した形状のハブ・プーリ一体物20を製作し、嵌合筒部11eとプーリ本体12との間に弾性体13を圧入する。圧入に伴って弾性体13に生じる径方向圧縮反力によって、易破断部23が破断されると共に、嵌合筒部11eが内周側へ弾性変形され、これによって、ハブ・プーリ一体物20がハブ11とプーリ本体12とに分離され、ハブ11とプーリ本体12が弾性体13を介して弾性的に連結されたダンパプーリとなる。
【選択図】 図5
【解決手段】内周側へ弾性変形可能な嵌合筒部11eを有するハブ11と、前記嵌合筒部11eより大径のプーリ本体12が、易破断部23を介して互いに連続した形状のハブ・プーリ一体物20を製作し、嵌合筒部11eとプーリ本体12との間に弾性体13を圧入する。圧入に伴って弾性体13に生じる径方向圧縮反力によって、易破断部23が破断されると共に、嵌合筒部11eが内周側へ弾性変形され、これによって、ハブ・プーリ一体物20がハブ11とプーリ本体12とに分離され、ハブ11とプーリ本体12が弾性体13を介して弾性的に連結されたダンパプーリとなる。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車エンジンのクランクシャフト等、回転軸に取り付けられ、プーリ本体と弾性体からなる副振動系によって回転軸の捩り方向に対する動的吸振機能を奏するダンパプーリの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、車両におけるエンジンのクランクシャフトの軸端に取り付けられるダンパプーリの典型的な従来例を、その軸心を通る平面で切断して示す断面図である。すなわち、このダンパプーリ100は、内周ボス部101aがクランクシャフトの軸端に取り付けられるハブ101と、そのリム部101bの外周側に同心的に配置されたプーリ本体102と、これらハブ101とプーリ本体102とを弾性的に連結するゴム状弾性材料からなる弾性体103とを備える。この例においては、ハブ101及びプーリ本体102が鋳物からなり、弾性体103は、成形後にハブ101のリム部101bとプーリ本体102との間に圧入されたものである。
【0003】
プーリ本体102及び弾性体103からなる副振動系には、所定の捩り方向固有振動数が設定されている。すなわち、この種のダンパプーリ100は、プーリ本体102に巻き掛けられるベルトを介して、クランクシャフトの駆動力を他の回転機器へ伝達すると共に、捩り振幅が最大となる所定の回転数域において、捩り方向に加振されることによってプーリ本体102及び弾性体103からなる副振動系が共振し、その振動変位によるトルクが入力振動によるトルクと逆方向へ生じることによって、動的吸振効果を発揮するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のダンパプーリ100によれば、ハブ101及びプーリ本体102を鋳物などで製作した場合、それぞれ別々の鋳型が必要になり、鋳物以外で製作した場合も同様に、別々の製作工程が必要になる。また、ハブ101のリム部101bとプーリ本体102との間に、弾性体103を圧入によって介在させた構造のものにおいては、弾性体103を一工程で圧入することはできず、例えばリム部101bの外周面に嵌合してから、プーリ本体102の内周に圧入するといった二工程が必要であった。
【0005】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、製造に必要な部品及び工程を削減して安価なダンパプーリを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係るダンパプーリの製造方法は、内周側へ弾性変形可能な嵌合筒部を有するハブと、前記嵌合筒部より大径のプーリ本体が、容易に破断可能な易破断部を介して互いに連続した形状のハブ・プーリ一体物を製作し、前記嵌合筒部とプーリ本体との間に弾性体を圧入し、その圧入に伴って生じる荷重で前記易破断部を破断することによって、前記ハブ・プーリ一体物をハブとプーリ本体とに分離するものである。
【0007】
請求項2の発明に係るダンパプーリの製造方法は、請求項1に記載された方法において、易破断部を破断する荷重を、嵌合筒部とプーリ本体との間に圧入される弾性体に生じる径方向圧縮反力としたものである。
【0008】
請求項3の発明に係るダンパプーリの製造方法は、請求項1に記載された方法において、易破断部が、弾性体の圧入に際して前記易破断部に当接したカッタにより破断されるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る製造方法によって製造されたダンパプーリ10を、その軸心を通る平面で切断して示す断面図で、このダンパプーリ10は、図示されていない車両用エンジンのクランクシャフトの軸端に取り付けられるハブ11と、このハブ11の外周側に同心的かつ相対変位可能な状態で配置されたプーリ本体12と、ハブ11とプーリ本体12とを弾性的に連結する弾性体13とからなる。なお、以下の説明において、「正面」とは図1における左側、「背面」とは図1における右側のことである。
【0010】
ハブ11は、鋼板等の金属板からなるものであって、クランクシャフトの軸端への固定部であるボス部11aと、その正面側の端部から外周側へ延在された第一径方向部11bと、その外周端部から正面側へ延在された円筒部11cと、その正面側の端部から外周側へ延在された第二径方向部11dと、その外周端部から背面側へ延在された嵌合筒部11eと、更にこの嵌合筒部11eの背面側の端部から外周側へ屈曲した鍔部11fとを有する。
【0011】
プーリ本体12は、ハブ11と同一の材料、すなわち鋼板等の金属板からなるものであって、図示されていないベルトを巻き掛けるポリV溝12bが形成されプーリ部12aと、その背面側の端部から内周側へ屈曲した内向き鍔部12c,12dを有する。
【0012】
弾性体13は、例えば耐熱性、耐寒性及び機械的強度に優れると共に内部発熱の少ないEPDM(エチレン・プロピレンゴム)等のゴム状弾性材料によって環状に成形され、ハブ1の嵌合筒部11eの外周面と、これに径方向に対向するプーリ本体12のプーリ部12aの内周面との間に圧入されたものである。ハブ1の嵌合筒部11eは、正面側が相対的に僅かに小径となる緩やかなテーパ状をなし、弾性体13を外周側へ押し付ける適当なばね性を有する。
【0013】
以上の構成を備えるダンパプーリ10は、ハブ11のボス部11aにおいて、図示されていないクランクシャフトの軸端に固定され、エンジン駆動時に、このクランクシャフトと共に回転され、プーリ本体12に巻き掛けたベルトを介して、補機などの回転機器を駆動させるものである。また、クランクシャフトに生じる捩り振動の振幅が極大となる振動数域では、プーリ本体12と弾性体13とによって構成される副振動系が、入力振動と逆位相の波形で共振し、クランクシャフトの捩り振動のピークを有効に低減する動的吸振効果を発揮する。
【0014】
また、ハブ1の嵌合筒部11eは、そのばね性によって、常に弾性体13を外周側へ押し付けているので、長期間の使用に伴う弾性体13のヘタリによる嵌合筒部11e及びプーリ本体12との圧接力の低下が補償される。
【0015】
次に、図2乃至図7は、本発明に係る製造方法の好ましい実施の形態として、上述したダンパプーリ10の製造工程を示すもので、このうち図2は、ハブ・プーリ一体物をその軸心を通る平面で切断して示す半断面図、図3は、図2におけるIII方向の矢視図、図4は、弾性体の圧入前の状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図、図5は、弾性体の圧入工程を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図、図6は、弾性体の圧入完了状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図、図7は、図6におけるVII方向の矢視図である。
【0016】
ダンパプーリ10の製造においては、まず図2に示されるように、鋼板等の厚手の金属板を打ち抜きプレス成形することによって、ボス部11a、第一径方向部11b、円筒部11c、第二径方向部11d及び嵌合筒部11eからなるハブ11と、その外周側のプーリ本体12とが、嵌合筒部11eとプーリ部12aの背面側で第三径方向部21を介して連続した形状のハブ・プーリ一体物20を、金属板の打ち抜きプレス成形によって製作する。第三径方向部21は、図1のダンパプーリ10における外向き鍔部11f及び内向き鍔部12dとなる部分に相当する。また、プーリ部12aの正面側の筒状端部12eは、内周側へ屈曲させてカシメることによって、図1における内向き鍔部12cとなる部分である。
【0017】
ハブ・プーリ一体物20における嵌合筒部11eは、ダンパプーリ10の構成としても説明したように、正面側が相対的に僅かに小径となる緩やかなテーパ状をなしており、円筒部11cと共に蛇腹状をなすため、径方向に対して弾性変形可能である。なお、嵌合筒部11eのテーパ角度は、後述する弾性体13の圧入後に、この弾性体13が容易に抜け出してしまうことのないように決定される。
【0018】
また、嵌合筒部11eとプーリ部12aとの間の第三径方向部21には、図3に示されるように、円周方向へ断続した円弧状のスリット22,22,…が打ち抜き形成されており、円周方向に隣り合う22,22間は、半径方向の引張荷重によって容易に破断可能な易破断部23,23,…となっている。この易破断部23,23は、後述するように、弾性体13の圧入時の圧縮反力によって破断されるように、細くくびれた形状に形成されている。
【0019】
次に、図4及び図5に示されるように、ハブ・プーリ一体物20における嵌合筒部11eとプーリ本体12(プーリ部12a)の間に、その正面側から、弾性体13を圧入する。弾性体13は、予めゴム状弾性材料で環状に加硫成形したものであって、図4に示されるように、嵌合筒部11eの外周面及びプーリ部12aの内周面に対して所要の締め代を有するように、厚肉に形成されている。したがって、図5に示されるように、弾性体13は、嵌合筒部11eとプーリ本体12の間へ圧入される過程で、径方向へ適当に圧縮される。
【0020】
なお、図4に示されるように、弾性体13を、その内周面13aが嵌合筒部11eと対応するテーパ面をなすように成形すれば、正面側への弾性体13の離脱力を小さくすることができ、円筒状に成形した場合は、背面側ほど径方向圧縮量が大きくなって、プーリ本体12に対する保持力が向上するものと考えられる。
【0021】
そして、弾性体13は、圧入されて行くにしたがって、嵌合筒部11eとプーリ本体12の間を押し広げるように作用する径方向圧縮反力が大きくなり、この圧縮反力による引張応力が易破断部23に集中するので、やがて易破断部23が破断され、ハブ・プーリ一体物20は、図6及び図7に示されるように、ハブ11とプーリ本体12とに分離する。また、このため、ハブ11における嵌合筒部11eは、弾性体13の圧縮反力によって、図6に二点鎖線で示される位置から第二径方向部11dを支点として内周側へ弾性変形され、破断部分に適当な隙間Gが形成されるので、ハブ11とプーリ本体12が互いに干渉することのない完全な分離状態となる。
【0022】
また、ハブ11の嵌合筒部11eは、第二径方向部11dを支点とする内周側への弾性変形によって、テーパ角度が緩やかになり、正面側への弾性体13の滑りが生じにくくなる。また、弾性体13の圧入に際しては、嵌合筒部11eの外周面及びプーリ本体12の内周面、又は弾性体13の内周面及び外周面に、予めシラン系等のカップリング剤を塗布しておけば、嵌合筒部11e及びプーリ本体12と弾性体13との摩擦力を増大し、スベリトルクの向上や、嵌合筒部11eに対する弾性体13の軸方向離脱力を高めることができる。
【0023】
弾性体13が完全に圧入されたら、プーリ本体12における正面側の筒状端部12eを、内周側へ屈曲してカシメて、ダンパプーリ10の製造を完了する。
【0024】
上述の製造方法によれば、ハブ11とプーリ本体12を、ハブ・プーリ一体物20として一つのプレス型で一度に成形することができる。また、弾性体13の圧入に際しては、まず嵌合筒部11eの外周に弾性体13を圧入してからこれをプーリ本体12の内周へ圧入するといった必要がなく、嵌合筒部11eがテーパ状であること等によって、互いに連続した嵌合筒部11eとプーリ本体12との間に一気に圧入することができる。しかも、ハブ・プーリ一体物20のハブ11とプーリ本体12への分離は、弾性体13の圧入時の圧縮反力によって行われるので、切断装置による切断工程も不要である。このため、製造工程の削減及び製造コストの低減を図ることができる。また、ハブ11及びプーリ本体12が、金属板のプレス成形品であるため、全体の軽量化を図ることができる。
【0025】
上述の形態では、圧入される弾性体13の径方向圧縮反力を利用して、易破断部23を破断したが、他の方法によって、弾性体13の圧入と同時に易破断部23を破断することも可能である。図8は、そのような例として、本発明に係る製造方法の他の形態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【0026】
すなわち、ハブ・プーリ一体物20における嵌合筒部11eとプーリ部12aの間に、その正面側から弾性体13を圧入する際には、ハブ・プーリ一体物20を、その背面側から支持する治具30が使用されるが、本形態では、この治具30に、ハブ・プーリ一体物20の第三径方向部21に形成された各易破断部23に当接する環状のカッタ31を突設している。
【0027】
したがって、図8に示されるように、治具30のカッタ31を、ハブ・プーリ一体物20における易破断部23の背面に当接させた状態で、嵌合筒部11eとプーリ部12aの間へ、その正面側から弾性体13を圧入すると、その圧入に伴う軸方向の荷重によって、カッタ31が、易破断部23を破断する。
【0028】
なお、易破断部23は、図3のように、円周方向に対して細くくびれた形状とするほか、図8のように、軸方向に対して局部的に薄肉となるようにくびれた形状とすることも有効である。
【0029】
【発明の効果】
請求項1の発明に係るダンパプーリの製造方法によれば、ハブとプーリ本体が易破断部を介して互いに連続したハブ・プーリ一体物を製作するため、ハブとプーリ本体を別の工程及び別の金型で製作する必要がなく、ハブとプーリ本体の分離のための切断作業を別途に行う必要もないため、製造工程及び製造コストを低減して、安価な製品を提供することができる。
【0030】
請求項2の発明に係るダンパプーリの製造方法によれば、嵌合筒部とプーリ本体との間に圧入される弾性体の径方向圧縮反力で易破断部を破断するため、ハブとプーリ本体の分離を、弾性体の圧入によって同時に行うことができる。
【0031】
請求項3の発明に係るダンパプーリの製造方法によれば、易破断部が、弾性体の圧入による軸方向荷重によって、カッタで破断されるため、ハブとプーリ本体の分離を、弾性体の圧入によって同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製造方法によって製造されたダンパプーリ10を、その軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図2】図1のダンパプーリ10の製造工程において、ハブ・プーリ一体物20をその軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図3】図2におけるIII方向の部分的な矢視図である。
【図4】図1のダンパプーリ10の製造工程において、弾性体13の圧入前の状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図5】図1のダンパプーリ10の製造工程において、弾性体13の圧入工程を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図6】図1のダンパプーリ10の製造工程において、弾性体13の圧入完了及びハブ11とプーリ本体12の分離状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図7】図6におけるVII方向の矢視図である。
【図8】本発明に係る製造方法の他の形態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図9】ダンパプーリの典型的な従来例を、その軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【符号の説明】
10 ダンパプーリ
11 ハブ
11a ボス部
11b 第一径方向部
11c 円筒部
11d 第二径方向部
11e 嵌合筒部
11f 鍔部
12 プーリ本体
12a プーリ部
12b ポリV溝
12c,12d 内向き鍔部
12e 筒状端部
13 弾性体
20 ハブ・プーリ一体物
21 第三径方向部
22 スリット
23 易破断部
30 治具
31 カッタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車エンジンのクランクシャフト等、回転軸に取り付けられ、プーリ本体と弾性体からなる副振動系によって回転軸の捩り方向に対する動的吸振機能を奏するダンパプーリの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、車両におけるエンジンのクランクシャフトの軸端に取り付けられるダンパプーリの典型的な従来例を、その軸心を通る平面で切断して示す断面図である。すなわち、このダンパプーリ100は、内周ボス部101aがクランクシャフトの軸端に取り付けられるハブ101と、そのリム部101bの外周側に同心的に配置されたプーリ本体102と、これらハブ101とプーリ本体102とを弾性的に連結するゴム状弾性材料からなる弾性体103とを備える。この例においては、ハブ101及びプーリ本体102が鋳物からなり、弾性体103は、成形後にハブ101のリム部101bとプーリ本体102との間に圧入されたものである。
【0003】
プーリ本体102及び弾性体103からなる副振動系には、所定の捩り方向固有振動数が設定されている。すなわち、この種のダンパプーリ100は、プーリ本体102に巻き掛けられるベルトを介して、クランクシャフトの駆動力を他の回転機器へ伝達すると共に、捩り振幅が最大となる所定の回転数域において、捩り方向に加振されることによってプーリ本体102及び弾性体103からなる副振動系が共振し、その振動変位によるトルクが入力振動によるトルクと逆方向へ生じることによって、動的吸振効果を発揮するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のダンパプーリ100によれば、ハブ101及びプーリ本体102を鋳物などで製作した場合、それぞれ別々の鋳型が必要になり、鋳物以外で製作した場合も同様に、別々の製作工程が必要になる。また、ハブ101のリム部101bとプーリ本体102との間に、弾性体103を圧入によって介在させた構造のものにおいては、弾性体103を一工程で圧入することはできず、例えばリム部101bの外周面に嵌合してから、プーリ本体102の内周に圧入するといった二工程が必要であった。
【0005】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、製造に必要な部品及び工程を削減して安価なダンパプーリを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係るダンパプーリの製造方法は、内周側へ弾性変形可能な嵌合筒部を有するハブと、前記嵌合筒部より大径のプーリ本体が、容易に破断可能な易破断部を介して互いに連続した形状のハブ・プーリ一体物を製作し、前記嵌合筒部とプーリ本体との間に弾性体を圧入し、その圧入に伴って生じる荷重で前記易破断部を破断することによって、前記ハブ・プーリ一体物をハブとプーリ本体とに分離するものである。
【0007】
請求項2の発明に係るダンパプーリの製造方法は、請求項1に記載された方法において、易破断部を破断する荷重を、嵌合筒部とプーリ本体との間に圧入される弾性体に生じる径方向圧縮反力としたものである。
【0008】
請求項3の発明に係るダンパプーリの製造方法は、請求項1に記載された方法において、易破断部が、弾性体の圧入に際して前記易破断部に当接したカッタにより破断されるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る製造方法によって製造されたダンパプーリ10を、その軸心を通る平面で切断して示す断面図で、このダンパプーリ10は、図示されていない車両用エンジンのクランクシャフトの軸端に取り付けられるハブ11と、このハブ11の外周側に同心的かつ相対変位可能な状態で配置されたプーリ本体12と、ハブ11とプーリ本体12とを弾性的に連結する弾性体13とからなる。なお、以下の説明において、「正面」とは図1における左側、「背面」とは図1における右側のことである。
【0010】
ハブ11は、鋼板等の金属板からなるものであって、クランクシャフトの軸端への固定部であるボス部11aと、その正面側の端部から外周側へ延在された第一径方向部11bと、その外周端部から正面側へ延在された円筒部11cと、その正面側の端部から外周側へ延在された第二径方向部11dと、その外周端部から背面側へ延在された嵌合筒部11eと、更にこの嵌合筒部11eの背面側の端部から外周側へ屈曲した鍔部11fとを有する。
【0011】
プーリ本体12は、ハブ11と同一の材料、すなわち鋼板等の金属板からなるものであって、図示されていないベルトを巻き掛けるポリV溝12bが形成されプーリ部12aと、その背面側の端部から内周側へ屈曲した内向き鍔部12c,12dを有する。
【0012】
弾性体13は、例えば耐熱性、耐寒性及び機械的強度に優れると共に内部発熱の少ないEPDM(エチレン・プロピレンゴム)等のゴム状弾性材料によって環状に成形され、ハブ1の嵌合筒部11eの外周面と、これに径方向に対向するプーリ本体12のプーリ部12aの内周面との間に圧入されたものである。ハブ1の嵌合筒部11eは、正面側が相対的に僅かに小径となる緩やかなテーパ状をなし、弾性体13を外周側へ押し付ける適当なばね性を有する。
【0013】
以上の構成を備えるダンパプーリ10は、ハブ11のボス部11aにおいて、図示されていないクランクシャフトの軸端に固定され、エンジン駆動時に、このクランクシャフトと共に回転され、プーリ本体12に巻き掛けたベルトを介して、補機などの回転機器を駆動させるものである。また、クランクシャフトに生じる捩り振動の振幅が極大となる振動数域では、プーリ本体12と弾性体13とによって構成される副振動系が、入力振動と逆位相の波形で共振し、クランクシャフトの捩り振動のピークを有効に低減する動的吸振効果を発揮する。
【0014】
また、ハブ1の嵌合筒部11eは、そのばね性によって、常に弾性体13を外周側へ押し付けているので、長期間の使用に伴う弾性体13のヘタリによる嵌合筒部11e及びプーリ本体12との圧接力の低下が補償される。
【0015】
次に、図2乃至図7は、本発明に係る製造方法の好ましい実施の形態として、上述したダンパプーリ10の製造工程を示すもので、このうち図2は、ハブ・プーリ一体物をその軸心を通る平面で切断して示す半断面図、図3は、図2におけるIII方向の矢視図、図4は、弾性体の圧入前の状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図、図5は、弾性体の圧入工程を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図、図6は、弾性体の圧入完了状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図、図7は、図6におけるVII方向の矢視図である。
【0016】
ダンパプーリ10の製造においては、まず図2に示されるように、鋼板等の厚手の金属板を打ち抜きプレス成形することによって、ボス部11a、第一径方向部11b、円筒部11c、第二径方向部11d及び嵌合筒部11eからなるハブ11と、その外周側のプーリ本体12とが、嵌合筒部11eとプーリ部12aの背面側で第三径方向部21を介して連続した形状のハブ・プーリ一体物20を、金属板の打ち抜きプレス成形によって製作する。第三径方向部21は、図1のダンパプーリ10における外向き鍔部11f及び内向き鍔部12dとなる部分に相当する。また、プーリ部12aの正面側の筒状端部12eは、内周側へ屈曲させてカシメることによって、図1における内向き鍔部12cとなる部分である。
【0017】
ハブ・プーリ一体物20における嵌合筒部11eは、ダンパプーリ10の構成としても説明したように、正面側が相対的に僅かに小径となる緩やかなテーパ状をなしており、円筒部11cと共に蛇腹状をなすため、径方向に対して弾性変形可能である。なお、嵌合筒部11eのテーパ角度は、後述する弾性体13の圧入後に、この弾性体13が容易に抜け出してしまうことのないように決定される。
【0018】
また、嵌合筒部11eとプーリ部12aとの間の第三径方向部21には、図3に示されるように、円周方向へ断続した円弧状のスリット22,22,…が打ち抜き形成されており、円周方向に隣り合う22,22間は、半径方向の引張荷重によって容易に破断可能な易破断部23,23,…となっている。この易破断部23,23は、後述するように、弾性体13の圧入時の圧縮反力によって破断されるように、細くくびれた形状に形成されている。
【0019】
次に、図4及び図5に示されるように、ハブ・プーリ一体物20における嵌合筒部11eとプーリ本体12(プーリ部12a)の間に、その正面側から、弾性体13を圧入する。弾性体13は、予めゴム状弾性材料で環状に加硫成形したものであって、図4に示されるように、嵌合筒部11eの外周面及びプーリ部12aの内周面に対して所要の締め代を有するように、厚肉に形成されている。したがって、図5に示されるように、弾性体13は、嵌合筒部11eとプーリ本体12の間へ圧入される過程で、径方向へ適当に圧縮される。
【0020】
なお、図4に示されるように、弾性体13を、その内周面13aが嵌合筒部11eと対応するテーパ面をなすように成形すれば、正面側への弾性体13の離脱力を小さくすることができ、円筒状に成形した場合は、背面側ほど径方向圧縮量が大きくなって、プーリ本体12に対する保持力が向上するものと考えられる。
【0021】
そして、弾性体13は、圧入されて行くにしたがって、嵌合筒部11eとプーリ本体12の間を押し広げるように作用する径方向圧縮反力が大きくなり、この圧縮反力による引張応力が易破断部23に集中するので、やがて易破断部23が破断され、ハブ・プーリ一体物20は、図6及び図7に示されるように、ハブ11とプーリ本体12とに分離する。また、このため、ハブ11における嵌合筒部11eは、弾性体13の圧縮反力によって、図6に二点鎖線で示される位置から第二径方向部11dを支点として内周側へ弾性変形され、破断部分に適当な隙間Gが形成されるので、ハブ11とプーリ本体12が互いに干渉することのない完全な分離状態となる。
【0022】
また、ハブ11の嵌合筒部11eは、第二径方向部11dを支点とする内周側への弾性変形によって、テーパ角度が緩やかになり、正面側への弾性体13の滑りが生じにくくなる。また、弾性体13の圧入に際しては、嵌合筒部11eの外周面及びプーリ本体12の内周面、又は弾性体13の内周面及び外周面に、予めシラン系等のカップリング剤を塗布しておけば、嵌合筒部11e及びプーリ本体12と弾性体13との摩擦力を増大し、スベリトルクの向上や、嵌合筒部11eに対する弾性体13の軸方向離脱力を高めることができる。
【0023】
弾性体13が完全に圧入されたら、プーリ本体12における正面側の筒状端部12eを、内周側へ屈曲してカシメて、ダンパプーリ10の製造を完了する。
【0024】
上述の製造方法によれば、ハブ11とプーリ本体12を、ハブ・プーリ一体物20として一つのプレス型で一度に成形することができる。また、弾性体13の圧入に際しては、まず嵌合筒部11eの外周に弾性体13を圧入してからこれをプーリ本体12の内周へ圧入するといった必要がなく、嵌合筒部11eがテーパ状であること等によって、互いに連続した嵌合筒部11eとプーリ本体12との間に一気に圧入することができる。しかも、ハブ・プーリ一体物20のハブ11とプーリ本体12への分離は、弾性体13の圧入時の圧縮反力によって行われるので、切断装置による切断工程も不要である。このため、製造工程の削減及び製造コストの低減を図ることができる。また、ハブ11及びプーリ本体12が、金属板のプレス成形品であるため、全体の軽量化を図ることができる。
【0025】
上述の形態では、圧入される弾性体13の径方向圧縮反力を利用して、易破断部23を破断したが、他の方法によって、弾性体13の圧入と同時に易破断部23を破断することも可能である。図8は、そのような例として、本発明に係る製造方法の他の形態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【0026】
すなわち、ハブ・プーリ一体物20における嵌合筒部11eとプーリ部12aの間に、その正面側から弾性体13を圧入する際には、ハブ・プーリ一体物20を、その背面側から支持する治具30が使用されるが、本形態では、この治具30に、ハブ・プーリ一体物20の第三径方向部21に形成された各易破断部23に当接する環状のカッタ31を突設している。
【0027】
したがって、図8に示されるように、治具30のカッタ31を、ハブ・プーリ一体物20における易破断部23の背面に当接させた状態で、嵌合筒部11eとプーリ部12aの間へ、その正面側から弾性体13を圧入すると、その圧入に伴う軸方向の荷重によって、カッタ31が、易破断部23を破断する。
【0028】
なお、易破断部23は、図3のように、円周方向に対して細くくびれた形状とするほか、図8のように、軸方向に対して局部的に薄肉となるようにくびれた形状とすることも有効である。
【0029】
【発明の効果】
請求項1の発明に係るダンパプーリの製造方法によれば、ハブとプーリ本体が易破断部を介して互いに連続したハブ・プーリ一体物を製作するため、ハブとプーリ本体を別の工程及び別の金型で製作する必要がなく、ハブとプーリ本体の分離のための切断作業を別途に行う必要もないため、製造工程及び製造コストを低減して、安価な製品を提供することができる。
【0030】
請求項2の発明に係るダンパプーリの製造方法によれば、嵌合筒部とプーリ本体との間に圧入される弾性体の径方向圧縮反力で易破断部を破断するため、ハブとプーリ本体の分離を、弾性体の圧入によって同時に行うことができる。
【0031】
請求項3の発明に係るダンパプーリの製造方法によれば、易破断部が、弾性体の圧入による軸方向荷重によって、カッタで破断されるため、ハブとプーリ本体の分離を、弾性体の圧入によって同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製造方法によって製造されたダンパプーリ10を、その軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図2】図1のダンパプーリ10の製造工程において、ハブ・プーリ一体物20をその軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図3】図2におけるIII方向の部分的な矢視図である。
【図4】図1のダンパプーリ10の製造工程において、弾性体13の圧入前の状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図5】図1のダンパプーリ10の製造工程において、弾性体13の圧入工程を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図6】図1のダンパプーリ10の製造工程において、弾性体13の圧入完了及びハブ11とプーリ本体12の分離状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図7】図6におけるVII方向の矢視図である。
【図8】本発明に係る製造方法の他の形態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図9】ダンパプーリの典型的な従来例を、その軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【符号の説明】
10 ダンパプーリ
11 ハブ
11a ボス部
11b 第一径方向部
11c 円筒部
11d 第二径方向部
11e 嵌合筒部
11f 鍔部
12 プーリ本体
12a プーリ部
12b ポリV溝
12c,12d 内向き鍔部
12e 筒状端部
13 弾性体
20 ハブ・プーリ一体物
21 第三径方向部
22 スリット
23 易破断部
30 治具
31 カッタ
Claims (3)
- 内周側へ弾性変形可能な嵌合筒部(11e)を有するハブ(11)と、前記嵌合筒部(11e)より大径のプーリ本体(12)が、容易に破断可能な易破断部(23)を介して互いに連続した形状のハブ・プーリ一体物(20)を製作し、前記嵌合筒部(11e)とプーリ本体(12)との間に弾性体(13)を圧入し、その圧入に伴って生じる荷重で前記易破断部(23)を破断することによって、前記ハブ・プーリ一体物(20)をハブ(11)とプーリ本体(12)とに分離することを特徴とするダンパプーリの製造方法。
- 易破断部(23)を破断する荷重が、嵌合筒部(11e)とプーリ本体(12)との間に圧入される弾性体(13)に生じる径方向圧縮反力であることを特徴とする請求項1に記載のダンパプーリの製造方法。
- 易破断部(23)が、弾性体(13)の圧入に際して易破断部(23)に当接したカッタ(31)により破断されることを特徴とする請求項1に記載のダンパプーリの製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20070066102A (ko) * | 2005-12-21 | 2007-06-27 | 현대자동차주식회사 | 풀리 일체형 비스코스 댐퍼 |
KR100780993B1 (ko) * | 2006-11-07 | 2007-11-30 | 지엠대우오토앤테크놀로지주식회사 | 댐퍼풀리 장치 |
JP2015045384A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 日本精工株式会社 | 板金製プーリ |
US20190085934A1 (en) * | 2017-09-21 | 2019-03-21 | Optimized Solutions, LLC | Torsional vibration damper with low elastomer content |
-
2002
- 2002-07-23 JP JP2002213518A patent/JP2004052955A/ja not_active Withdrawn
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