JP2004051756A - Cmpプロセス用研磨組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】被加工物の表面に傷を生じたり、洗浄後も被加工物表面に研磨材や研磨屑が残存し、欠陥の原因となる問題の改良及び回収組成物の濾過性を改良するCMPプロセス用研磨組成物を提供する。
【解決手段】水、研磨材及び水媒体中で熱可逆性を示す化合物(A)からなることを特徴とするCMPプロセス用研磨組成物を用いる。
【選択図】 なし
【解決手段】水、研磨材及び水媒体中で熱可逆性を示す化合物(A)からなることを特徴とするCMPプロセス用研磨組成物を用いる。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CMPプロセス用研磨組成物に関する。さらに詳しくはデバイスウェハや液晶ディスプレー用基板の表面平坦化加工に最適な研磨組成物に関するものである。なお、CMPプロセスとは、化学研磨と機械研磨とを組み合わせたメカノケミカル研磨(Chemical Mechanical Planarization)を意味する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CMPプロセス用研磨液としては、被研磨体の平坦性の向上を目的として有機高分子型陰イオン性界面活性剤を含有するものが知られている(特開2001−57353号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の陰イオン性界面活性剤は、CMPプロセス用研磨液と配合すると経時的に凝集が起こるため、使用する直前に混合する必要があり、作業性に劣り、研磨特性にもばらつきが発生するという問題、さらにCMPプロセス用研磨液の回収使用に際し、濾過の目詰まりが激しく回収ロスが大きいという問題があった。
本発明は、優れた研磨特性(平坦性等)を安定して発揮しうるCMPプロセス用研磨組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の問題点を解決すべく鋭意検討した結果、水媒体中において25℃以上80℃以下の特定の温度で熱可逆性を示す化合物をCMPプロセス用研磨組成物に添加することにより、上記の問題点が解決されることを見いだし、本発明に到達した。
【0005】
すなわち本発明は、水、研磨材及び水媒体中で熱可逆性を示す化合物(A)からなることを特徴とするCMPプロセス用研磨組成物;及び研磨時の温度が該(A)の熱可逆性を示す温度を超える温度で研磨する工程を含むことを特徴とするデバイスウエハの生産方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明において水媒体中で熱可逆性を示す化合物とは、水媒体中における特定の温度(以下転移温度Tという)で構造が変化する化合物をいい、さらに詳しくは水媒体中における転移温度以上で構造が変化することにより水媒体に対する溶解性が低下する化合物をいう。本発明において、上記転移温度(T℃)は化合物(A)の固形分1重量%を溶解した水溶液を徐々に加熱(1℃/分)してゆき、その水溶液が白濁し始める温度を目視で測定することによって求められる。本発明の化合物(A)の転移温度Tは25℃以上80℃以下が好ましく、30℃以上70℃以下がさらに好ましい。
この様な水媒体中で熱可逆性を示す化合物(A)としては、例えば熱可逆性増粘剤(a)及び非イオン系界面活性剤(b)等が挙げられる。
熱可逆性増粘剤(a)としては、具体的には下記の(a―1)〜(a―8)のものが挙げられる。
【0007】
(a―1)アルキレンオキシド(炭素数2〜4)付加物の(メタ)アクリル酸エステルの(共)重合体
(i)環状アミンのアルキレンオキシド1〜40モル付加物の(メタ)アクリル酸エステルを必須単量体とする(共)重合体
例えば、モルホリノエチル(メタ)アクリレート重合体等、特開平6−9848号公報に記載のもの;
(ii)炭素数5以上の非環状アミンのアルキレンオキシド1〜40モル付加物の(メタ)アクリル酸エステルを必須単量体とする(共)重合体
例えば、ジイソプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート重合体等;
(iii)モノオール若しくはジオールのアルキレンオキシド3〜40モル付加物のモノ(メタ)アクリル酸エステルを必須単量体とする(共)重合体
例えば、テトラエチレングリコールモノエチルエーテルモノ(メタ)アクリレート重合体、ペンタエチレングリコールモノブチルエーテルモノ(メタ)アクリレート重合体、メトキシトリオキシプロピレンテトラオキシエチレン(メタ)アクリレート重合体、テトラプロピレングリコールのエチレンオキシド6モル付加物のモノ(メタ)アクリレート重合体等;
【0008】
(a―2)(メタ)アクリル酸アミドを必須単量体とする(共)重合体
(i)総炭素数3〜6のモノアルキルアミン若しくはアルコキシアルキルアミンの(メタ)アクリル酸アミドを必須単量体とする(共)重合体
例えば、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド重合体、N−メトキシプロピル(メタ)アクリルアミド重合体等、特開平1−14276号公報に記載のもの;
(ii)総炭素数2〜8のジアルキルアミン、ジアルコキシアルキルアミン若しくは環状アミンの(メタ)アクリル酸アミドを必須単量体とする(共)重合体
例えば、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド重合体、N−(メタ)アクリロイルピロリジン重合体等、特開昭60−233184号公報に記載のもの等;
(iii)環状アミノ基又はアルキル基の炭素数5以上のアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸アミドを必須単量体とする(共)重合体
例えば、N−モルホリノエチル(メタ)アクリルアミド重合体等;
【0009】
(a−3)ビニルエーテル(共)重合体
(i)アルキレン基の炭素数が2〜4のポリオキシアルキレン(重合度3〜40)モノオール若しくはジオールのモノビニルフェニルエーテルを必須単量体とする(共)重合体
例えば、テトラエチレングリコールモノメチルエーテルモノビニルフェニルエーテル重合体、ペンタエチレングリコールモノエチルエーテルモノビニルフェニルエーテル重合体、メトキシペンタオキシプロピレンテトラオキシエチレンビニルフェニルエーテル重合体、テトラプロピレングリコールのエチレンオキシド8モル付加物のモノビニルフェニルエーテル重合体等;
(ii)アルキル(炭素数1〜6)ビニルエーテル重合体
例えばメチルビニルエーテル重合体等;
(iii)酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体等
【0010】
(a−4)ポリイミノエチレン基(重合度2〜50)を有するビニル単量体を必須単量体とする(共)重合体
例えば、テトラエチレンイミンモノ(メタ)アクリルアミド重合体、特開平9−12781号公報に記載のもの等;
(a−5)環状アミノ基又はアルキル基の炭素数5以上のアルキルアミノ基とエポキシ基を有する単量体からなる重合体
例えば、ポリモルホリノエチルグリシジルエーテル、特開平9−31340号公報に記載のもの等;
(a−6)アルキルナフタレンホルマリン縮合物(縮合度2〜20)のアルキレンオキシド30〜600モル付加物
例えば、特開昭63−193901号公報に記載のもの等;
(a−7)アルキレンオキシド変性ポリオルガノシロキサン(縮合度10〜100、アルキレンオキシド10〜40モル付加物)
特開平6−256617号公報に記載のもの等;
(a−8)セルロース系熱可逆性増粘剤
例えば、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等;
【0011】
これらの内、好ましくは(a−1)(a−2)であり、特に好ましくは(a−1)の(i)、(ii)及び(a−2)の(i)、(ii)である。
上記(a)内、(a−1)〜(a−7)のゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC法)による重量平均分子量は、好ましくは1,000〜5,000,000、さらに好ましくは2,000〜500,000である。1,000以上であると、研磨を行った際の被研磨表面が平坦になり、5,000,000以下であると組成物の粘度が高すぎず、取り扱いが容易である。
(a)は、公知の重合、縮合、エーテル化反応等の方法で製造することができ、いずれの方法で製造したものでも用いることができる。
【0012】
非イオン界面活性剤(b)の具体例としては、アルキレンオキシド付加型非イオン界面活性剤(b−1)及び多価アルコール型非イオン界面活性剤(b−2)等が挙げられる。
(b−1)は、高級アルコール、高級脂肪酸又はアルキルアミン等に直接アルキレンオキシドを付加させるか、グリコール類にアルキレンオキシドを付加させて得られるポリアルキレングリコール類に高級脂肪酸などを反応させるか、あるいは多価アルコールに高級脂肪酸を反応して得られたエステル化物にアルキレンオキシドを付加させるか、高級脂肪酸アミドにアルキレンオキシドを付加させることにより得られる。
【0013】
(b−1)に用いられる高級アルコールとしては、炭素数8〜24の飽和又は不飽和で一級又は二級の脂肪族アルコールが挙げられる。炭素数は一定のものあるいは混合品のいずれでも良い。
脂肪族飽和一級アルコールとしては、オクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、チーグラー触媒を用いて合成されたアルコール(例えば、ALCOL 1214:CONDEA社製)、オキソ法で合成されたアルコール(例えば、ドバノール23,25,45:三菱油化社製、トリデカノール:協和発酵社製、オキソコール1213,1215,1415:日産化学社製、ダイヤドール115−L,115H,135:三菱化成社製)等が挙げられる。
脂肪族不飽和一級アルコールとしては、オレイルアルコール等が挙げられる。脂肪族二級アルコールとしてはn−パラフィンを酸化法により得られるものが挙げられ、油化学第21巻第5号第233〜242頁(1972)に記載されているものが挙げられる。
【0014】
(b−1)に用いられる高級脂肪酸としては、炭素数8〜24の飽和または不飽和の脂肪酸が挙げられ、オクチル酸、ラウリル酸、ミリスチル酸、パルミチル酸、ステアリル酸、オレイル酸等が挙げられる。
(b−1)に用いられるアルキレンオキシドとしては、炭素数2〜4のアルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレンオキシドが挙げられる。
これらのうち好ましいものは、エチレンオキシド及びエチレンオキシドとプロピレンオキシドのランダム又はブロック付加物である。
アルキレンオキシドの付加モル数としては10〜50モルが好ましく、該アルキレンオキシドのうち50〜100重量%がエチレンオキシドであるものがさらに好ましい。
【0015】
(b−1)としては、(b−1−1)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、(b−1−2)ポリオキシアルキレン高級脂肪酸エステル、(b−1−3)ポリオキシアルキレン多価アルコール高級脂肪酸エステル、(b−1−4)ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、(b−1−5)ポリオキシアルキレンアルキルアミノエーテル及び(b−1−6)ポリオキシアルキレンアルキルアルカノールアミド等が挙げられる。
上記(b−1−2)、(b−1−3)及び(b−1−6)を構成する高級脂肪酸としては、パーム油、牛脂、ナタネ油、米ぬか油、魚油等の天然油脂由来のものが通常用いられるが、合成系の高級脂肪酸も使用できる。
これらのうちで好ましいものは、炭素数が8〜24の飽和及び不飽和の高級脂肪酸である。
【0016】
(b−1−3)及び(b−2)に用いられる多価アルコールとしては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ネオペンチルアルコール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ソルビトール、ショ糖、ブドウ糖等が挙げられる。
(b−1−4)を構成するアルキルフェニル基としては、炭素数8〜24のアルキル基を有するモノ又はジアルキルフェニル基が挙げられる。
(b−1−5)を構成するアルキルアミノ基としては、炭素数8〜24の飽和又は不飽和アルキル基を有するモノ又はジアルキルアミノ基が挙げられる。
(b−1−6)を構成するアルキルアルカノールアミド基は、アルカノールアミンと高級脂肪酸の脱水反応によって得られる基である。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノ−ルアミン、モノイソプロパノールアミン等が挙げられる。
【0017】
(b−1−1)の具体例としては、オクチルアルコールエチレンオキサイド付加物、ラウリルアルコールエチレンオキサイド付加物、ステアリルアルコールエチレンオキサイド付加物、オレイルアルコールエチレンオキサイド付加物、ラウリルアルコールエチレンオキサイドプロピレンオキサイドブロック付加物等が挙げられる。
(b−1−2)の具体例としては、ステアリル酸エチレンオキサイド付加物、ラウリル酸エチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(b−1−3)の具体例としては、ポリエチレングリコールのラウリン酸ジエステル、ポリエチレングリコールのオレイン酸ジエステル、ポリエチレングリコールのステアリン酸ジエステル等が挙げられる。
【0018】
(b−1−4)の具体例としては、ノニルフェノールエチレンオキサイド付加物、ノニルフェノールエチレンオキサイドプロピレンオキサイドブロック付加物、オクチルフェノールエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物、ジノニルフェノールエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(b−1−5)の具体例としては、ラウリルアミンエチレンオキサイド付加物、ステアリルアミンエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(b−1−6)の具体例としては、ヒドロキシエチルラウリン酸アミドのエチレンオキサイド付加物、ヒドロキシプロピルオレイン酸アミドのエチレンオキサイド付加物、ジヒドロキシエチルラウリン酸アミドのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
【0019】
(b−2)としては、(b−2−1)多価アルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサイド付加物、(b−2−2)多価アルコールアルキルエーテルアルキレンオキサイド付加物、(b−2−3)多価アルコール脂肪酸エステル、(b−2−4)多価アルコールアルキルエーテルが挙げられる。
【0020】
(b−2−1)の具体例としては、エチレングリコールモノオレートエチレンオキサイド付加物、エチレングリコールモノステアレートエチレンオキサイド付加物、トリメチロールプロパンモノステアレートエチレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物、ソルビタンモノラウレートエチレンオキサイド付加物、ソルビタンモノステアレートエチレンオキサイド付加物、ソルビタンジステアレートエチレンオキサイド付加物、ソルビタンジラウレートエチレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物等が挙げられる。
(b−2−2)の具体例としては、ソルビタンモノステアリルエーテルエチレンオキサイド付加物、メチルグリコシドエチレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物、ラウリルグリコシドエチレンオキサイド付加物、ステアリルグリコシドエチレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物等が挙げられる。
(b−2−3)の具体例としては、ペンタエリスリトールモノラウレート、ペンタエリスリトールモノオレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンジラウレート、ソルビタンジオレート、ショ糖モノステアレート等が上げられる。
(b−2−4)の具体例としては、ペンタエリスリトールモノブチルエーテル、ペンタエリスリトールモノラウリルエーテル、ソルビタンモノメチルエーテル、ソルビタンモノステアリルエーテル、メチルグリコシド、ラウリルグリコシド等が挙げられる。
【0021】
非イオン界面活性剤(b)の内、(b−1−1)〜(b−1−6)及び(b−2−1)〜 (b−2−2)が疎水性に変化した際の増粘効果が大きいため好ましく、(b−1−3)〜(b−1−6)及び(b−2−1)が、さらに好ましい。
非イオン性界面活性剤(b)の重量平均分子量は好ましくは100〜10,000であり、さらに好ましくは150〜7,000であり、特に好ましくは200〜5,000である。
非イオン性界面活性剤(b)の重量平均分子量が100以上であると被加工物の表面品質が良好となり、また重量平均分子量が10,000以下であると研磨作業性の面で好ましい。重量平金分子量の測定はGPC法による。特に断りのない限り、以下も同じである。
【0022】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物において、該化合物(A)の含量は0.01〜10重量%が好ましく、特に好ましくは0.1〜5重量%である。0.01%以上では研磨組成物の潤滑性が良好となり、10重量%未満では研磨組成物の転移温度(T℃)以下での粘度が高すぎず取り扱い易い。
【0023】
本発明の研磨材は、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、窒化珪素、及び酸化ジルコニウムからなる群より選ばれる。また、これらの中から複数のものを選んで併用してもよい。
二酸化珪素には、コロイダルシリカ、フュームドシリカ、及びその他の製造法や製法の異るものが多種存在する。二酸化珪素の粒子径は、BET法により測定した平均粒子径で好ましくは0.005〜0.5μm、さらに好ましくは0.01〜0.2μmである。粒子径が、0.005μm以上であると研磨速度が十分に大きく実用的である。また、0.5μm以下であると、被研磨表面が粗くならず、またスクラッチが発生する等の問題も起らない。
酸化アルミニウムには、α−アルミナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、κ−アルミナ、及びその他の形態的に異る物がある。また製造法からフュームドアルミナと呼ばれるものもある。
窒化珪素は、α−窒化珪素、β−窒化珪素、アモルファス窒化珪素、及びその他の形態的に異る物がある。
酸化ジルコニウムは、結晶系からみて、単斜晶系、正方晶系及び非晶質のものがある。また、製造法からフュームドジルコニアと呼ばれるものもある。
【0024】
酸化アルミニウム、窒化珪素及び酸化ジルコニウムの粒子径は、BET法により測定した平均粒子径で、好ましくは0.01〜10μm、さらに好ましくは0.05〜3μmである。粒子径が、0.01μm以上であると研磨速度が十分に大きく実用的である。また、10μm以下であると、被研磨表面が粗くならず、またスクラッチが発生する等の問題がおこらない。
酸化セリウムには、酸化数から3価、4価のもの、また結晶系からみて、六方晶系、等軸晶系、及び面心立方晶系のものがある。酸化セリウムの粒子径は、走査型電子顕微鏡により観察される平均粒子径で、0.01μm以上10μm以下、好ましくは0.05μm以上3μm以下でである。研磨材の粒子径が、0.01μm以上であると研磨速度が十分に大きく実用的である。また、10μm以下であると、被研磨表面が粗くならず、またスクラッチが発生する等の問題がおこらない。
本発明の組成物には、これらのものを任意に、必要に応じて組み合わせて用いることができる。その組み合わせや使用する割合は特に限定されない。
【0025】
研磨用組成物中の研磨材の含有量は、組成物全量に対して、好ましくは0.1〜50重量%であり、さらに好ましくは1〜40%である。研磨材の含有量が、0.1重量%以上であると研磨速度が十分大きくなり、50重量%以下であると組成物の粘度が大きくなりすぎず、分散性が良好であり取り扱い易い。
【0026】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物には、さらに必要により公知の防錆剤を加えることができる。
防錆剤としては、特に限定されないが、例えば、炭素数2〜16の脂肪族又は脂環族アミン類(オクチルアミン等のアルキルアミン;オレイルアミン等;シクロヘキシルアミン等のシクロアルキルアミン等)及びそのEO(1〜2モル)付加物;アルカノールアミン類(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノプロパノールアミン等)及びそのEO(1〜2モル)付加物;脂肪族カルボン酸類(オレイン酸、ステアリン酸等)とアルカリ金属又はアルカリ土類金属との塩;スルフォン酸類(石油スルホネート等);りん酸エステル類(ラウリルホスフェート等)、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カルシウム等のケイ酸塩類、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、ポリリン酸ナトリウム等のリン酸塩類、亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩類等がある。具体的には、[石油製品添加剤](昭和49年8月10日幸書房発行)に記載のさび止め剤が使用できる。又、これらは2種以上を併用してもよい。
【0027】
本発明CMPプロセス用研磨組成物には、粘度を調整する目的で、メタノール、エタノール、プロパノール等の1価の水溶性アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール(重合度2〜50)等の2価以上の水溶性アルコールを、性能に悪影響のない範囲の量で配合してもよい。またこれらは2種以上を併用してもよい。好ましくはCMPプロセス用研磨組成物100重量部に対して40重量部以下である。
【0028】
本発明CMPプロセス用研磨組成物には、該化合物(A)以外にアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合してもよい。また、さらに、公知のキレート剤、pH調整剤、消泡剤等の添加剤を配合することができる。
具体的には、アニオン性界面活性剤としては、炭素数8〜24の炭化水素系カルボン酸又はその塩、[ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルスルホコハク酸2ナトリウム等]、炭素数8〜24の炭化水素系硫酸エステル塩[ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム、]、炭素数8〜24の炭化水素系スルホン酸塩[ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等]及び炭素数8〜24の炭化水素系リン酸エステル塩[ラウリルリン酸ナトリウム等]、その他[スルホコハク酸ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウロイルエタノールアミド2ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等]等が挙げられる。
【0029】
カチオン性界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩型[塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等]、アミン塩型[ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩、ジラウリルアミン塩酸塩、オレイルアミン乳酸塩等]等が挙げられる。両性界面活性剤としては、ベタイン型両性界面活性剤[ヤシ油脂肪酸アミドプロピイルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウロイルアミドエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルベタインヒドロキシプロピル等]、アミノ酸型両性界面活性剤[β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等]が挙げられる。
これらの1種または2種以上が使用出来る。
キレート剤としてはポリアクリル酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸ナトリウム等が挙げられる。
pH調整剤としては酢酸、ほう酸、クエン酸、蓚酸、燐酸、塩酸等の酸;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等のアルカリが挙げられる。
これらの添加剤の配合量は目的により種々変えることができるが、好ましくは0.01〜40重量%、特に好ましくは0.01〜20重量%である。
本発明のCMPプロセス用研磨組成物には予め水を配合しても良く、水の量は任意に変えることができるが、好ましくは5〜95重量%、特に好ましくは10〜90重量%である。
【0030】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物の製造方法は各原料を配合すればよく、通常の混合装置により製造することができる。CMPプロセス用研磨組成物は、タンクからポンプを使って、研磨装置の定盤上の研磨ヘッド付近へ供給され、通常、1分間に100〜500ml使用される。ここで定盤は、温度調節された水をその内部に循環させることによって温度が調整される。その温度は、研磨時にCMPプロセス用研磨組成物の温度が該化合物(A)の転移温度を上回るような温度に設定される。即ち、研磨時の摩擦による発熱とCMPプロセス用研磨組成物の供給による温度低下を加味した温度であり、好ましくは転移温度の1〜20℃以内である。
また、このCMPプロセス用研磨組成物の研磨時の温度上昇を制御するためにCMPプロセス用研磨組成物を温度調節しておいてもよく、通常、転移温度の1〜20℃以下程度である。
また、研磨パッドは通常のポリウレタン発泡体等が使用可能である。
【0031】
研磨後は、ウェハ上に残ったCMPプロセス用研磨組成物や研磨屑等が洗浄により除去される。本プロセスでは該(A)のT℃以下の水を使用することにより、析出した(A)が溶解除去されるため清浄な表面が得られる。水温は、好ましくはT℃の1〜20℃以下である。洗浄装置は通常のバッチ式、枚葉式のいずれも使用可能である。
本発明のCMPプロセス用研磨組成物は、半導体産業等におけるデバイスウェハや液晶ディスプレー用基板の表面平坦化加工に使用される。
【0032】
基板を水、研磨材、一定の転移温度(T℃)で水に対する溶解度が大幅に変化する(A)からなる研磨液で研磨する方法で、研磨中の温度がT℃を超える場合、水に溶解していた化合物(A)が析出し、デバイスウェハに対する研磨に選択性が生じることで、研磨後の基板の平坦性が向上する。また、析出した化合物は(A)、研磨後に転移温度(T℃)以下で洗浄することで、水に再度溶解するため、容易に除去することができる。
【0033】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以下において、部及び%はそれぞれ重量部又は重量%を示す。
【0034】
実施例1
コロイダルシリカ(体積平均粒子径0.05μm)を、攪拌機を用いて水酸化カリウム水溶液に分散させて研磨材濃度20重量%、pH10.8の研磨液を調製した。
一方、モルホリノエチルメタクリレート90部、メタクリル酸10部及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.1部をアンプルに加え、凍結脱気後密閉し、50℃で8時間重合させて転移温度65℃の共重合体を得た。上記研磨液に、共重合体を1%添加してCMPプロセス用研磨組成物1を得た。
【0035】
実施例2
実施例1と同様にして、 N−アクリロイルピロリジン100部及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1部をアンプルに加え、凍結脱気後密閉し、50℃で8時間重合させて転移温度56℃の重合体を得た。この重合体を実施例1の研磨液に1%添加してCMPプロセス用研磨組成物2を得た。
【0036】
実施例3
化合物として、ソルビタンモノステアレートにエチレンオキサイドを4モル付加させたもの(転移温度T=43℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてCMPプロセス用研磨組成物3を得た。
実施例4
化合物として、ラウリルアルコールにエチレンオキサイドを7モル付加させたもの(転移温度T=47℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてCMPプロセス用研磨組成物4を得た。
実施例5
化合物として、ノニルフェノールにエチレンオキサイドを9モル付加させたもの(転移温度T=50℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてCMPプロセス用研磨組成物5を得た。
【0037】
実施例6
化合物として、ラウリルアミンにエチレンオキサイドを7モル付加させたもの(転移温度T=45℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてCMPプロセス用研磨組成物6を得た。
比較例1
ヒュームドシリカ(体積平均粒子径0.15μm)を、攪拌機を用いて水酸化カリウム水溶液に分散させて研磨材濃度15重量%、pH10.8の研磨液組成物7を調製した。
【0038】
比較例2
化合物として、ラウリルアルコールにエチレンオキサイドを10モル付加させたもの(転移温度T=90℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてCMPプロセス用研磨組成物8を得た。
比較例3
酸化セリウム(体積平均粒子径0.25μm)を、攪拌機を用いて水に分散させた。次いでこの分散液にポリアクリル酸アンモニウム塩水溶液2重量%を加え、研磨材濃度5重量%、pH8.3のCMPプロセス用研磨組成物9を調整した。
【0039】
<評価1>
実施例1〜6及び比較例1〜3で作成したCMPプロセス用研磨組成物による研磨試験を行った。被加工物としては、熱酸化法により表面に酸化珪素膜を1μmの厚みで成膜した直径8インチシリコンウェハを使用した。研磨は片面研磨機(MAT社製 MAT ARW−681)を使用し、研磨パッドは、ロデール社製IC1000を定盤に貼り付けた。
研磨条件は、加工圧力5psi、定盤回転数60rpm、ウェハ回転数58rpm、CMPプロセス用研磨組成物供給量150ml/分、研磨時間2分で行った。
研磨後、ウェハを純水スクラブ洗浄、乾燥し、研磨によるウェハ上のスクラッチ磨を観測した。観測には、ケーエルエー・テンコール社製サーフスキャンSP−1を使用し、ウェハ上の0.2μm以上のスクラッチ数を以下の基準で判定し表1に示した。
◎: 20個未満
○: 20個以上30個未満
△: 30個以上40個未満
×: 40個以上
【0040】
<評価2>
研磨に使用したCMPプロセス用研磨組成物を回収し、その1リットルを孔径1μmのメンブランフィルター(直径47mm)を使って1次側圧力2kg/cm2で濾過性試験を行った。2次側圧力(p2)と1次側圧力(p1)の比(圧力損失)(p1/p2)を以下の基準で判定し、表1に示した。
◎:30%未満
○:30%以上60%未満
△:60%以上90%未満
×:90%以上又は途中で目詰まりして濾過不能
【0041】
<評価3>
次にこれらのCMPプロセス用研磨組成物による表面に凹凸を有するパターンウェハーの研磨試験を行った。被加工物としては、SKW7−2(SKW社製)パターンウェハーを使用した。
研磨は片面研磨機MAT−ARW681M(MAT社)を使用し、研磨パッドは、IC1000(050)K−Groove(Rodel社製)を用いた。
研磨条件は、研磨時の研磨ヘッド圧力40kPa、研磨ヘッド回転速度を58rpm、研磨定盤の回転速度を60rpm、研磨液流量を200ml/分、研磨時間1分とした。
研磨後のパターンウェハーを流水中でよく洗浄後、スピンドライヤ等を用いて半導体基板上に付着した水滴を払い落としいてから乾燥させ、光干渉式膜厚測定機(ナノスペック/AFT 6100A ナノメトリクス社製)を用いて、ウェハーの中心、6時方向へ半径の1/2、9時方向へ半径の1/2、12時方向へ半径の1/2及び3時方向のエッジ部に存在する合計5つのダイ中の、凸部と凹部の線幅の比が10:90、30:70、40:60、50:50、60:40、70:30及び90:10の7点を測定し、各点における凸部と凹部の膜厚の差の平均値をウェハーの残存段差として算出し、以下の基準で判定した結果を表1に示した。
◎: 2000Å未満
○: 2000Å以上3000Å未満
△: 3000Å以上5000Å未満
×: 5000Å以上
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物下記の効果を奏する。
(1)スクラッチが少なく、優れたウェハ表面の仕上がりが得られる。
(2)回収研磨組成物の濾過性にも優れる。
(3)表面に凹凸を有するデバイスウェハーの段差緩和性能にも優れる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、CMPプロセス用研磨組成物に関する。さらに詳しくはデバイスウェハや液晶ディスプレー用基板の表面平坦化加工に最適な研磨組成物に関するものである。なお、CMPプロセスとは、化学研磨と機械研磨とを組み合わせたメカノケミカル研磨(Chemical Mechanical Planarization)を意味する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CMPプロセス用研磨液としては、被研磨体の平坦性の向上を目的として有機高分子型陰イオン性界面活性剤を含有するものが知られている(特開2001−57353号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の陰イオン性界面活性剤は、CMPプロセス用研磨液と配合すると経時的に凝集が起こるため、使用する直前に混合する必要があり、作業性に劣り、研磨特性にもばらつきが発生するという問題、さらにCMPプロセス用研磨液の回収使用に際し、濾過の目詰まりが激しく回収ロスが大きいという問題があった。
本発明は、優れた研磨特性(平坦性等)を安定して発揮しうるCMPプロセス用研磨組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の問題点を解決すべく鋭意検討した結果、水媒体中において25℃以上80℃以下の特定の温度で熱可逆性を示す化合物をCMPプロセス用研磨組成物に添加することにより、上記の問題点が解決されることを見いだし、本発明に到達した。
【0005】
すなわち本発明は、水、研磨材及び水媒体中で熱可逆性を示す化合物(A)からなることを特徴とするCMPプロセス用研磨組成物;及び研磨時の温度が該(A)の熱可逆性を示す温度を超える温度で研磨する工程を含むことを特徴とするデバイスウエハの生産方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明において水媒体中で熱可逆性を示す化合物とは、水媒体中における特定の温度(以下転移温度Tという)で構造が変化する化合物をいい、さらに詳しくは水媒体中における転移温度以上で構造が変化することにより水媒体に対する溶解性が低下する化合物をいう。本発明において、上記転移温度(T℃)は化合物(A)の固形分1重量%を溶解した水溶液を徐々に加熱(1℃/分)してゆき、その水溶液が白濁し始める温度を目視で測定することによって求められる。本発明の化合物(A)の転移温度Tは25℃以上80℃以下が好ましく、30℃以上70℃以下がさらに好ましい。
この様な水媒体中で熱可逆性を示す化合物(A)としては、例えば熱可逆性増粘剤(a)及び非イオン系界面活性剤(b)等が挙げられる。
熱可逆性増粘剤(a)としては、具体的には下記の(a―1)〜(a―8)のものが挙げられる。
【0007】
(a―1)アルキレンオキシド(炭素数2〜4)付加物の(メタ)アクリル酸エステルの(共)重合体
(i)環状アミンのアルキレンオキシド1〜40モル付加物の(メタ)アクリル酸エステルを必須単量体とする(共)重合体
例えば、モルホリノエチル(メタ)アクリレート重合体等、特開平6−9848号公報に記載のもの;
(ii)炭素数5以上の非環状アミンのアルキレンオキシド1〜40モル付加物の(メタ)アクリル酸エステルを必須単量体とする(共)重合体
例えば、ジイソプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート重合体等;
(iii)モノオール若しくはジオールのアルキレンオキシド3〜40モル付加物のモノ(メタ)アクリル酸エステルを必須単量体とする(共)重合体
例えば、テトラエチレングリコールモノエチルエーテルモノ(メタ)アクリレート重合体、ペンタエチレングリコールモノブチルエーテルモノ(メタ)アクリレート重合体、メトキシトリオキシプロピレンテトラオキシエチレン(メタ)アクリレート重合体、テトラプロピレングリコールのエチレンオキシド6モル付加物のモノ(メタ)アクリレート重合体等;
【0008】
(a―2)(メタ)アクリル酸アミドを必須単量体とする(共)重合体
(i)総炭素数3〜6のモノアルキルアミン若しくはアルコキシアルキルアミンの(メタ)アクリル酸アミドを必須単量体とする(共)重合体
例えば、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド重合体、N−メトキシプロピル(メタ)アクリルアミド重合体等、特開平1−14276号公報に記載のもの;
(ii)総炭素数2〜8のジアルキルアミン、ジアルコキシアルキルアミン若しくは環状アミンの(メタ)アクリル酸アミドを必須単量体とする(共)重合体
例えば、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド重合体、N−(メタ)アクリロイルピロリジン重合体等、特開昭60−233184号公報に記載のもの等;
(iii)環状アミノ基又はアルキル基の炭素数5以上のアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸アミドを必須単量体とする(共)重合体
例えば、N−モルホリノエチル(メタ)アクリルアミド重合体等;
【0009】
(a−3)ビニルエーテル(共)重合体
(i)アルキレン基の炭素数が2〜4のポリオキシアルキレン(重合度3〜40)モノオール若しくはジオールのモノビニルフェニルエーテルを必須単量体とする(共)重合体
例えば、テトラエチレングリコールモノメチルエーテルモノビニルフェニルエーテル重合体、ペンタエチレングリコールモノエチルエーテルモノビニルフェニルエーテル重合体、メトキシペンタオキシプロピレンテトラオキシエチレンビニルフェニルエーテル重合体、テトラプロピレングリコールのエチレンオキシド8モル付加物のモノビニルフェニルエーテル重合体等;
(ii)アルキル(炭素数1〜6)ビニルエーテル重合体
例えばメチルビニルエーテル重合体等;
(iii)酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体等
【0010】
(a−4)ポリイミノエチレン基(重合度2〜50)を有するビニル単量体を必須単量体とする(共)重合体
例えば、テトラエチレンイミンモノ(メタ)アクリルアミド重合体、特開平9−12781号公報に記載のもの等;
(a−5)環状アミノ基又はアルキル基の炭素数5以上のアルキルアミノ基とエポキシ基を有する単量体からなる重合体
例えば、ポリモルホリノエチルグリシジルエーテル、特開平9−31340号公報に記載のもの等;
(a−6)アルキルナフタレンホルマリン縮合物(縮合度2〜20)のアルキレンオキシド30〜600モル付加物
例えば、特開昭63−193901号公報に記載のもの等;
(a−7)アルキレンオキシド変性ポリオルガノシロキサン(縮合度10〜100、アルキレンオキシド10〜40モル付加物)
特開平6−256617号公報に記載のもの等;
(a−8)セルロース系熱可逆性増粘剤
例えば、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等;
【0011】
これらの内、好ましくは(a−1)(a−2)であり、特に好ましくは(a−1)の(i)、(ii)及び(a−2)の(i)、(ii)である。
上記(a)内、(a−1)〜(a−7)のゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC法)による重量平均分子量は、好ましくは1,000〜5,000,000、さらに好ましくは2,000〜500,000である。1,000以上であると、研磨を行った際の被研磨表面が平坦になり、5,000,000以下であると組成物の粘度が高すぎず、取り扱いが容易である。
(a)は、公知の重合、縮合、エーテル化反応等の方法で製造することができ、いずれの方法で製造したものでも用いることができる。
【0012】
非イオン界面活性剤(b)の具体例としては、アルキレンオキシド付加型非イオン界面活性剤(b−1)及び多価アルコール型非イオン界面活性剤(b−2)等が挙げられる。
(b−1)は、高級アルコール、高級脂肪酸又はアルキルアミン等に直接アルキレンオキシドを付加させるか、グリコール類にアルキレンオキシドを付加させて得られるポリアルキレングリコール類に高級脂肪酸などを反応させるか、あるいは多価アルコールに高級脂肪酸を反応して得られたエステル化物にアルキレンオキシドを付加させるか、高級脂肪酸アミドにアルキレンオキシドを付加させることにより得られる。
【0013】
(b−1)に用いられる高級アルコールとしては、炭素数8〜24の飽和又は不飽和で一級又は二級の脂肪族アルコールが挙げられる。炭素数は一定のものあるいは混合品のいずれでも良い。
脂肪族飽和一級アルコールとしては、オクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、チーグラー触媒を用いて合成されたアルコール(例えば、ALCOL 1214:CONDEA社製)、オキソ法で合成されたアルコール(例えば、ドバノール23,25,45:三菱油化社製、トリデカノール:協和発酵社製、オキソコール1213,1215,1415:日産化学社製、ダイヤドール115−L,115H,135:三菱化成社製)等が挙げられる。
脂肪族不飽和一級アルコールとしては、オレイルアルコール等が挙げられる。脂肪族二級アルコールとしてはn−パラフィンを酸化法により得られるものが挙げられ、油化学第21巻第5号第233〜242頁(1972)に記載されているものが挙げられる。
【0014】
(b−1)に用いられる高級脂肪酸としては、炭素数8〜24の飽和または不飽和の脂肪酸が挙げられ、オクチル酸、ラウリル酸、ミリスチル酸、パルミチル酸、ステアリル酸、オレイル酸等が挙げられる。
(b−1)に用いられるアルキレンオキシドとしては、炭素数2〜4のアルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレンオキシドが挙げられる。
これらのうち好ましいものは、エチレンオキシド及びエチレンオキシドとプロピレンオキシドのランダム又はブロック付加物である。
アルキレンオキシドの付加モル数としては10〜50モルが好ましく、該アルキレンオキシドのうち50〜100重量%がエチレンオキシドであるものがさらに好ましい。
【0015】
(b−1)としては、(b−1−1)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、(b−1−2)ポリオキシアルキレン高級脂肪酸エステル、(b−1−3)ポリオキシアルキレン多価アルコール高級脂肪酸エステル、(b−1−4)ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、(b−1−5)ポリオキシアルキレンアルキルアミノエーテル及び(b−1−6)ポリオキシアルキレンアルキルアルカノールアミド等が挙げられる。
上記(b−1−2)、(b−1−3)及び(b−1−6)を構成する高級脂肪酸としては、パーム油、牛脂、ナタネ油、米ぬか油、魚油等の天然油脂由来のものが通常用いられるが、合成系の高級脂肪酸も使用できる。
これらのうちで好ましいものは、炭素数が8〜24の飽和及び不飽和の高級脂肪酸である。
【0016】
(b−1−3)及び(b−2)に用いられる多価アルコールとしては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ネオペンチルアルコール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ソルビトール、ショ糖、ブドウ糖等が挙げられる。
(b−1−4)を構成するアルキルフェニル基としては、炭素数8〜24のアルキル基を有するモノ又はジアルキルフェニル基が挙げられる。
(b−1−5)を構成するアルキルアミノ基としては、炭素数8〜24の飽和又は不飽和アルキル基を有するモノ又はジアルキルアミノ基が挙げられる。
(b−1−6)を構成するアルキルアルカノールアミド基は、アルカノールアミンと高級脂肪酸の脱水反応によって得られる基である。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノ−ルアミン、モノイソプロパノールアミン等が挙げられる。
【0017】
(b−1−1)の具体例としては、オクチルアルコールエチレンオキサイド付加物、ラウリルアルコールエチレンオキサイド付加物、ステアリルアルコールエチレンオキサイド付加物、オレイルアルコールエチレンオキサイド付加物、ラウリルアルコールエチレンオキサイドプロピレンオキサイドブロック付加物等が挙げられる。
(b−1−2)の具体例としては、ステアリル酸エチレンオキサイド付加物、ラウリル酸エチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(b−1−3)の具体例としては、ポリエチレングリコールのラウリン酸ジエステル、ポリエチレングリコールのオレイン酸ジエステル、ポリエチレングリコールのステアリン酸ジエステル等が挙げられる。
【0018】
(b−1−4)の具体例としては、ノニルフェノールエチレンオキサイド付加物、ノニルフェノールエチレンオキサイドプロピレンオキサイドブロック付加物、オクチルフェノールエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物、ジノニルフェノールエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(b−1−5)の具体例としては、ラウリルアミンエチレンオキサイド付加物、ステアリルアミンエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(b−1−6)の具体例としては、ヒドロキシエチルラウリン酸アミドのエチレンオキサイド付加物、ヒドロキシプロピルオレイン酸アミドのエチレンオキサイド付加物、ジヒドロキシエチルラウリン酸アミドのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
【0019】
(b−2)としては、(b−2−1)多価アルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサイド付加物、(b−2−2)多価アルコールアルキルエーテルアルキレンオキサイド付加物、(b−2−3)多価アルコール脂肪酸エステル、(b−2−4)多価アルコールアルキルエーテルが挙げられる。
【0020】
(b−2−1)の具体例としては、エチレングリコールモノオレートエチレンオキサイド付加物、エチレングリコールモノステアレートエチレンオキサイド付加物、トリメチロールプロパンモノステアレートエチレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物、ソルビタンモノラウレートエチレンオキサイド付加物、ソルビタンモノステアレートエチレンオキサイド付加物、ソルビタンジステアレートエチレンオキサイド付加物、ソルビタンジラウレートエチレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物等が挙げられる。
(b−2−2)の具体例としては、ソルビタンモノステアリルエーテルエチレンオキサイド付加物、メチルグリコシドエチレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物、ラウリルグリコシドエチレンオキサイド付加物、ステアリルグリコシドエチレンオキサイドプロピレンオキサイドランダム付加物等が挙げられる。
(b−2−3)の具体例としては、ペンタエリスリトールモノラウレート、ペンタエリスリトールモノオレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンジラウレート、ソルビタンジオレート、ショ糖モノステアレート等が上げられる。
(b−2−4)の具体例としては、ペンタエリスリトールモノブチルエーテル、ペンタエリスリトールモノラウリルエーテル、ソルビタンモノメチルエーテル、ソルビタンモノステアリルエーテル、メチルグリコシド、ラウリルグリコシド等が挙げられる。
【0021】
非イオン界面活性剤(b)の内、(b−1−1)〜(b−1−6)及び(b−2−1)〜 (b−2−2)が疎水性に変化した際の増粘効果が大きいため好ましく、(b−1−3)〜(b−1−6)及び(b−2−1)が、さらに好ましい。
非イオン性界面活性剤(b)の重量平均分子量は好ましくは100〜10,000であり、さらに好ましくは150〜7,000であり、特に好ましくは200〜5,000である。
非イオン性界面活性剤(b)の重量平均分子量が100以上であると被加工物の表面品質が良好となり、また重量平均分子量が10,000以下であると研磨作業性の面で好ましい。重量平金分子量の測定はGPC法による。特に断りのない限り、以下も同じである。
【0022】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物において、該化合物(A)の含量は0.01〜10重量%が好ましく、特に好ましくは0.1〜5重量%である。0.01%以上では研磨組成物の潤滑性が良好となり、10重量%未満では研磨組成物の転移温度(T℃)以下での粘度が高すぎず取り扱い易い。
【0023】
本発明の研磨材は、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、窒化珪素、及び酸化ジルコニウムからなる群より選ばれる。また、これらの中から複数のものを選んで併用してもよい。
二酸化珪素には、コロイダルシリカ、フュームドシリカ、及びその他の製造法や製法の異るものが多種存在する。二酸化珪素の粒子径は、BET法により測定した平均粒子径で好ましくは0.005〜0.5μm、さらに好ましくは0.01〜0.2μmである。粒子径が、0.005μm以上であると研磨速度が十分に大きく実用的である。また、0.5μm以下であると、被研磨表面が粗くならず、またスクラッチが発生する等の問題も起らない。
酸化アルミニウムには、α−アルミナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、κ−アルミナ、及びその他の形態的に異る物がある。また製造法からフュームドアルミナと呼ばれるものもある。
窒化珪素は、α−窒化珪素、β−窒化珪素、アモルファス窒化珪素、及びその他の形態的に異る物がある。
酸化ジルコニウムは、結晶系からみて、単斜晶系、正方晶系及び非晶質のものがある。また、製造法からフュームドジルコニアと呼ばれるものもある。
【0024】
酸化アルミニウム、窒化珪素及び酸化ジルコニウムの粒子径は、BET法により測定した平均粒子径で、好ましくは0.01〜10μm、さらに好ましくは0.05〜3μmである。粒子径が、0.01μm以上であると研磨速度が十分に大きく実用的である。また、10μm以下であると、被研磨表面が粗くならず、またスクラッチが発生する等の問題がおこらない。
酸化セリウムには、酸化数から3価、4価のもの、また結晶系からみて、六方晶系、等軸晶系、及び面心立方晶系のものがある。酸化セリウムの粒子径は、走査型電子顕微鏡により観察される平均粒子径で、0.01μm以上10μm以下、好ましくは0.05μm以上3μm以下でである。研磨材の粒子径が、0.01μm以上であると研磨速度が十分に大きく実用的である。また、10μm以下であると、被研磨表面が粗くならず、またスクラッチが発生する等の問題がおこらない。
本発明の組成物には、これらのものを任意に、必要に応じて組み合わせて用いることができる。その組み合わせや使用する割合は特に限定されない。
【0025】
研磨用組成物中の研磨材の含有量は、組成物全量に対して、好ましくは0.1〜50重量%であり、さらに好ましくは1〜40%である。研磨材の含有量が、0.1重量%以上であると研磨速度が十分大きくなり、50重量%以下であると組成物の粘度が大きくなりすぎず、分散性が良好であり取り扱い易い。
【0026】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物には、さらに必要により公知の防錆剤を加えることができる。
防錆剤としては、特に限定されないが、例えば、炭素数2〜16の脂肪族又は脂環族アミン類(オクチルアミン等のアルキルアミン;オレイルアミン等;シクロヘキシルアミン等のシクロアルキルアミン等)及びそのEO(1〜2モル)付加物;アルカノールアミン類(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノプロパノールアミン等)及びそのEO(1〜2モル)付加物;脂肪族カルボン酸類(オレイン酸、ステアリン酸等)とアルカリ金属又はアルカリ土類金属との塩;スルフォン酸類(石油スルホネート等);りん酸エステル類(ラウリルホスフェート等)、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カルシウム等のケイ酸塩類、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、ポリリン酸ナトリウム等のリン酸塩類、亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩類等がある。具体的には、[石油製品添加剤](昭和49年8月10日幸書房発行)に記載のさび止め剤が使用できる。又、これらは2種以上を併用してもよい。
【0027】
本発明CMPプロセス用研磨組成物には、粘度を調整する目的で、メタノール、エタノール、プロパノール等の1価の水溶性アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール(重合度2〜50)等の2価以上の水溶性アルコールを、性能に悪影響のない範囲の量で配合してもよい。またこれらは2種以上を併用してもよい。好ましくはCMPプロセス用研磨組成物100重量部に対して40重量部以下である。
【0028】
本発明CMPプロセス用研磨組成物には、該化合物(A)以外にアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合してもよい。また、さらに、公知のキレート剤、pH調整剤、消泡剤等の添加剤を配合することができる。
具体的には、アニオン性界面活性剤としては、炭素数8〜24の炭化水素系カルボン酸又はその塩、[ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルスルホコハク酸2ナトリウム等]、炭素数8〜24の炭化水素系硫酸エステル塩[ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム、]、炭素数8〜24の炭化水素系スルホン酸塩[ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等]及び炭素数8〜24の炭化水素系リン酸エステル塩[ラウリルリン酸ナトリウム等]、その他[スルホコハク酸ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウロイルエタノールアミド2ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等]等が挙げられる。
【0029】
カチオン性界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩型[塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等]、アミン塩型[ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩、ジラウリルアミン塩酸塩、オレイルアミン乳酸塩等]等が挙げられる。両性界面活性剤としては、ベタイン型両性界面活性剤[ヤシ油脂肪酸アミドプロピイルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウロイルアミドエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルベタインヒドロキシプロピル等]、アミノ酸型両性界面活性剤[β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等]が挙げられる。
これらの1種または2種以上が使用出来る。
キレート剤としてはポリアクリル酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸ナトリウム等が挙げられる。
pH調整剤としては酢酸、ほう酸、クエン酸、蓚酸、燐酸、塩酸等の酸;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等のアルカリが挙げられる。
これらの添加剤の配合量は目的により種々変えることができるが、好ましくは0.01〜40重量%、特に好ましくは0.01〜20重量%である。
本発明のCMPプロセス用研磨組成物には予め水を配合しても良く、水の量は任意に変えることができるが、好ましくは5〜95重量%、特に好ましくは10〜90重量%である。
【0030】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物の製造方法は各原料を配合すればよく、通常の混合装置により製造することができる。CMPプロセス用研磨組成物は、タンクからポンプを使って、研磨装置の定盤上の研磨ヘッド付近へ供給され、通常、1分間に100〜500ml使用される。ここで定盤は、温度調節された水をその内部に循環させることによって温度が調整される。その温度は、研磨時にCMPプロセス用研磨組成物の温度が該化合物(A)の転移温度を上回るような温度に設定される。即ち、研磨時の摩擦による発熱とCMPプロセス用研磨組成物の供給による温度低下を加味した温度であり、好ましくは転移温度の1〜20℃以内である。
また、このCMPプロセス用研磨組成物の研磨時の温度上昇を制御するためにCMPプロセス用研磨組成物を温度調節しておいてもよく、通常、転移温度の1〜20℃以下程度である。
また、研磨パッドは通常のポリウレタン発泡体等が使用可能である。
【0031】
研磨後は、ウェハ上に残ったCMPプロセス用研磨組成物や研磨屑等が洗浄により除去される。本プロセスでは該(A)のT℃以下の水を使用することにより、析出した(A)が溶解除去されるため清浄な表面が得られる。水温は、好ましくはT℃の1〜20℃以下である。洗浄装置は通常のバッチ式、枚葉式のいずれも使用可能である。
本発明のCMPプロセス用研磨組成物は、半導体産業等におけるデバイスウェハや液晶ディスプレー用基板の表面平坦化加工に使用される。
【0032】
基板を水、研磨材、一定の転移温度(T℃)で水に対する溶解度が大幅に変化する(A)からなる研磨液で研磨する方法で、研磨中の温度がT℃を超える場合、水に溶解していた化合物(A)が析出し、デバイスウェハに対する研磨に選択性が生じることで、研磨後の基板の平坦性が向上する。また、析出した化合物は(A)、研磨後に転移温度(T℃)以下で洗浄することで、水に再度溶解するため、容易に除去することができる。
【0033】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以下において、部及び%はそれぞれ重量部又は重量%を示す。
【0034】
実施例1
コロイダルシリカ(体積平均粒子径0.05μm)を、攪拌機を用いて水酸化カリウム水溶液に分散させて研磨材濃度20重量%、pH10.8の研磨液を調製した。
一方、モルホリノエチルメタクリレート90部、メタクリル酸10部及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.1部をアンプルに加え、凍結脱気後密閉し、50℃で8時間重合させて転移温度65℃の共重合体を得た。上記研磨液に、共重合体を1%添加してCMPプロセス用研磨組成物1を得た。
【0035】
実施例2
実施例1と同様にして、 N−アクリロイルピロリジン100部及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1部をアンプルに加え、凍結脱気後密閉し、50℃で8時間重合させて転移温度56℃の重合体を得た。この重合体を実施例1の研磨液に1%添加してCMPプロセス用研磨組成物2を得た。
【0036】
実施例3
化合物として、ソルビタンモノステアレートにエチレンオキサイドを4モル付加させたもの(転移温度T=43℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてCMPプロセス用研磨組成物3を得た。
実施例4
化合物として、ラウリルアルコールにエチレンオキサイドを7モル付加させたもの(転移温度T=47℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてCMPプロセス用研磨組成物4を得た。
実施例5
化合物として、ノニルフェノールにエチレンオキサイドを9モル付加させたもの(転移温度T=50℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてCMPプロセス用研磨組成物5を得た。
【0037】
実施例6
化合物として、ラウリルアミンにエチレンオキサイドを7モル付加させたもの(転移温度T=45℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてCMPプロセス用研磨組成物6を得た。
比較例1
ヒュームドシリカ(体積平均粒子径0.15μm)を、攪拌機を用いて水酸化カリウム水溶液に分散させて研磨材濃度15重量%、pH10.8の研磨液組成物7を調製した。
【0038】
比較例2
化合物として、ラウリルアルコールにエチレンオキサイドを10モル付加させたもの(転移温度T=90℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてCMPプロセス用研磨組成物8を得た。
比較例3
酸化セリウム(体積平均粒子径0.25μm)を、攪拌機を用いて水に分散させた。次いでこの分散液にポリアクリル酸アンモニウム塩水溶液2重量%を加え、研磨材濃度5重量%、pH8.3のCMPプロセス用研磨組成物9を調整した。
【0039】
<評価1>
実施例1〜6及び比較例1〜3で作成したCMPプロセス用研磨組成物による研磨試験を行った。被加工物としては、熱酸化法により表面に酸化珪素膜を1μmの厚みで成膜した直径8インチシリコンウェハを使用した。研磨は片面研磨機(MAT社製 MAT ARW−681)を使用し、研磨パッドは、ロデール社製IC1000を定盤に貼り付けた。
研磨条件は、加工圧力5psi、定盤回転数60rpm、ウェハ回転数58rpm、CMPプロセス用研磨組成物供給量150ml/分、研磨時間2分で行った。
研磨後、ウェハを純水スクラブ洗浄、乾燥し、研磨によるウェハ上のスクラッチ磨を観測した。観測には、ケーエルエー・テンコール社製サーフスキャンSP−1を使用し、ウェハ上の0.2μm以上のスクラッチ数を以下の基準で判定し表1に示した。
◎: 20個未満
○: 20個以上30個未満
△: 30個以上40個未満
×: 40個以上
【0040】
<評価2>
研磨に使用したCMPプロセス用研磨組成物を回収し、その1リットルを孔径1μmのメンブランフィルター(直径47mm)を使って1次側圧力2kg/cm2で濾過性試験を行った。2次側圧力(p2)と1次側圧力(p1)の比(圧力損失)(p1/p2)を以下の基準で判定し、表1に示した。
◎:30%未満
○:30%以上60%未満
△:60%以上90%未満
×:90%以上又は途中で目詰まりして濾過不能
【0041】
<評価3>
次にこれらのCMPプロセス用研磨組成物による表面に凹凸を有するパターンウェハーの研磨試験を行った。被加工物としては、SKW7−2(SKW社製)パターンウェハーを使用した。
研磨は片面研磨機MAT−ARW681M(MAT社)を使用し、研磨パッドは、IC1000(050)K−Groove(Rodel社製)を用いた。
研磨条件は、研磨時の研磨ヘッド圧力40kPa、研磨ヘッド回転速度を58rpm、研磨定盤の回転速度を60rpm、研磨液流量を200ml/分、研磨時間1分とした。
研磨後のパターンウェハーを流水中でよく洗浄後、スピンドライヤ等を用いて半導体基板上に付着した水滴を払い落としいてから乾燥させ、光干渉式膜厚測定機(ナノスペック/AFT 6100A ナノメトリクス社製)を用いて、ウェハーの中心、6時方向へ半径の1/2、9時方向へ半径の1/2、12時方向へ半径の1/2及び3時方向のエッジ部に存在する合計5つのダイ中の、凸部と凹部の線幅の比が10:90、30:70、40:60、50:50、60:40、70:30及び90:10の7点を測定し、各点における凸部と凹部の膜厚の差の平均値をウェハーの残存段差として算出し、以下の基準で判定した結果を表1に示した。
◎: 2000Å未満
○: 2000Å以上3000Å未満
△: 3000Å以上5000Å未満
×: 5000Å以上
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物下記の効果を奏する。
(1)スクラッチが少なく、優れたウェハ表面の仕上がりが得られる。
(2)回収研磨組成物の濾過性にも優れる。
(3)表面に凹凸を有するデバイスウェハーの段差緩和性能にも優れる。
Claims (8)
- 水、研磨材及び水媒体中で熱可逆性を示す化合物(A)からなることを特徴とするCMPプロセス用研磨組成物。
- 前記(A)が熱可逆性増粘剤(a)及び/又は非イオン界面活性剤(b)である請求項1記載の研磨組成物。
- 前記(a)が、炭素数2〜4のアルキレンオキシド付加物の(メタ)アクリル酸エステルの(共)重合体、(メタ)アクリル酸アミドを必須単量体とする(共)重合体、ビニルエーテル(共)重合体、ポリイミノエチレン基(重合度2〜50)を有するビニル、環状アミノ基又はアルキル基の炭素数5以上のアルキルアミノ基とエポキシ基を有する単量体からなる重合体、アルキルナフタレンホルマリン縮合物のアルキレンオキシド付加物、アルキレンオキシド変性ポリオルガノシロキサン、セルロース系熱可逆性増粘剤からなる群から選ばれる1種以上の化合物である請求項2記載の研磨組成物。
- 前記(b)が炭素数2〜4のアルキレンオキシド付加型非イオン界面活性剤及び/又は多価アルコ−ル型非イオン界面活性剤である請求項2又は3記載の研磨組成物。
- 前記(A)の水媒体中で熱可逆性を示す温度(T)が25〜80℃である請求項1〜4の何れか記載の研磨組成物。
- 研磨材が、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、窒化珪素、及び酸化ジルコニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機化合物である請求項1〜5の何れか記載の研磨組成物。
- 請求項1〜6の何れか記載の研磨組成物を用いて、前記(A)の熱可逆性を示す温度を超えた温度で研磨する工程を含むことを特徴とするデバイスウエハの生産方法。
- 請求項1〜6の何れか記載の研磨組成物を用いて研磨されてなる研磨物。
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