JP2004051057A - 車両用暗視装置 - Google Patents

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Hiroyasu Kitawaki
北脇 宏泰
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Abstract

【課題】少なくとも可視領域から赤外領域までの光を発生しかつ車両前方を照明するためのバルブから照射される可視光をカットししかも赤外照明光束を透過するフィルタを有して赤外照明光束を車両前方に照射し、その赤外照明光束の車両前方からの反射光束を撮影カメラで受像して車両前方を画像化する車両用暗視装置を搭載した車両同士のすれ違う場合であっても、画像がハレーションを起こすのを回避できる車両用暗視装置を提供する。
【解決手段】本発明の車両用暗視装置は、少なくとも可視領域から赤外領域までの光を発生しかつ車両前方を照明するためのハロゲンバルブ12から照射される可視光をカットししかも特定波長領域の赤外照明光束を透過するフィルタ16を有して赤外照明光束を車両前方に向けて照射する照明光源2Aと、特定波長領域の赤外照明光束を透過しかつ特定波領域以外の領域の光束をカットするフィルタ18を通過した特定波長領域の赤外照明光束に基づく反射光束を受像して車両前方を撮像する撮影カメラ3とを備え、撮影カメラ3により撮影された画像を表示する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用暗視装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、夜間等の走行時に用いる車両用前照灯の配光は、対向車への眩惑を考慮して、いわゆるロービームで路面を照明し、遠方を見たい状況のときにはロービームからハイビームへの切り換えを行うようにしている。
【0003】
しかしながら、そのロービームからハイビームへの切り換えは面倒であり、そこで、遠方から到来する遠赤外線を遠赤外線カメラで捕捉して、これを画像化して表示する車両用暗視装置が提案されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遠赤外線を捕捉できる遠赤外線カメラは大変高価であり、また、その遠赤外線カメラで遠赤外線を捕捉することにより得られた画像は車両前方を視認するのに必ずしも十分なものであるとは言い難い。
【0005】
そこで、車両前方に赤外光束を照射して、車両前方の物体により反射された反射光束をカメラで撮像して画像化する車両用暗視装置が提案されつつある。
【0006】
このような車両暗視装置の照明光源として、従来から用いられている車両用前照灯のハロゲンランプ等のバルブの前方に可視光カットフィルタを設け、バルブからの照明光のうち可視光カットフィルタにより可視光をカットし、赤外照明光のみを車両前方でかつハイビームの照射領域に相当する領域に照射する構成が考えられている。
【0007】
このように照明光源として既存の車両用前照灯を流用してこれに簡単な改良を加えることにすれば、照明光源を安価に製作でき、また、赤外に感度を有する市販の撮影カメラを利用できるので、車両暗視装置全体としても安価なものとなる。また、遠赤外線を捕捉して画像化する従来の車両暗視装置に較べて画像の鮮明化を図ることもできる。
【0008】
ところで、この種の照明光源を用いることにすると、対向車が同種の車両用暗視装置を搭載していると、対向車の照明光源による赤外照明光が自車の撮影カメラに入射して、自車の撮影カメラにより得られる画像がハレーションを起こす可能性がある。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、少なくとも可視領域から赤外領域までの光を発生しかつ車両前方を照明するためのバルブから照射される可視光をカットししかも赤外照明光束を透過するフィルタを有して赤外照明光束を車両前方に照射し、その赤外照明光束の車両前方からの反射光束を撮影カメラで受像して車両前方を画像化する車両用暗視装置を搭載した車両同士がすれ違う場合であっても、画像がハレーションを起こすのを回避できる車両用暗視装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の車両用暗視装置は、上記の課題を解決するため、少なくとも可視領域から赤外領域までの光を発生しかつ車両前方を照明するためのバルブから照射される可視光をカットししかも特定波長領域の赤外照明光束を透過するフィルタを有して該赤外照明光束を車両前方に向けて照射する照明光源と、前記特定波長領域の赤外照明光束を透過しかつ特定波領域以外の領域の赤外光束をカットするフィルタを通過した特定波長領域の赤外照明光束に基づく反射光束を受像して車両前方を撮像する撮影カメラとを備え、該撮影カメラにより撮影された画像を表示することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、自車が搭載している車両用暗視装置の照明光源から照射される赤外照明光束の特定波長領域と対向車が搭載している車両用暗視装置の照明光源から照射される赤外照明光束の特定波長領域とを異ならせることができるので、対向車が自車が搭載している車両用暗視装置と同種の車両用暗視装置を搭載している場合であっても、対向車の照明光源による赤外照明光が自車の撮影カメラに入射して、自車の撮影カメラにより得られる画像がハレーションを起こす可能性を低減させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係わる車両用暗視装置を搭載した車両1の概要図を示している。その車両1には、車両前部に照明光源2が設けられている。その照明光源2はハイビーム用光源2A、ロービーム用光源2B、赤外照明光源2Cから構成され、赤外照明光源2Cは車両中央側に設けられている。
【0013】
また、図1、図2に示すように、車両内部の運転席前部のバックミラー部には可視領域から赤外領域に渡って感度を有する市販の撮影カメラ3が設けられている。その車両内部にはコントローラ4が設けられ、コントローラ4には、図3に示すように、車速センサ5からの車速信号、舵角センサ6からの舵角信号が入力されると共に、撮影カメラ3から画像信号が入力されている。
【0014】
そのコントローラ4は画像処理部7を有し、画像処理部7は撮影カメラ3からの画像信号を処理して、車両内部の運転席前部に設置のディスプレイ8に出力し、そのディスプレイ8に撮影カメラによる画像が表示される。また、コントローラ4はスピーカ9、インジケータ10に適宜警告信号を出力する。
【0015】
例えば、コントローラ4は、車速センサ5からの車速信号、舵角センサ6からの信号により撮影カメラ3の向きを変えることが可能である。また、例えば、スピーカ9やインジケータ18等の警告報知手段を利用して、人が前方に存在することを知らせることができ、これにより、ドライバーがディスプレイ8を見る負担を軽減することができる。
【0016】
赤外照明光源2Cは、図4、図5に示すように、リフレクタ11、ハロゲンランプ12、ハウジング13を備えている。ハロゲンランプ12は図6に示すように紫外領域から赤外領域までの波長領域に渡る照明特性Q1を有し、紫外領域から赤外領域に渡る照明光を出射する。撮影カメラ3は図7に示すように可視光波長領域から赤外波長領域に渡る感度特性Q2を有する。
【0017】
ハウジング13の前部には、図4、図5に示すように、半球形状の投光レンズ14が環状クリップ部材15により装着されている。そのリフレクタ11とハウジング16との間には円板状フィルタ16が設けられる。リフレクタ11とハウジング13とは円板状フィルタ16を間に挟んでクリップ部材17により一体に組み付けられる。その円板状フィルタ16はクリップ部材17によりリフレクタ11とハウジング13との間に挟持固定される。
【0018】
その円板状フィルタ16は図6に示すように可視光波長領域の光をカットしかつ特定波長領域に対応する赤外線を透過させる透過特性Q3を有する。撮影カメラ3には、図3に示すように、その円板状フィルタ16の透過特性Q3に対応する透過特性Q4を有するフィルタ18が設けられている。
【0019】
他の車両の車両用暗視装置の赤外照明用光源2Cには、可視光波長領域の光をカットしかつその円板状フィルタ16の透過特性Q3とは異なる特定波長領域の赤外光束を透過させる透過特性Q5を有する円板状フィルタが設けられる。また、この他の車両の車両用暗視装置の撮影カメラ3にはその円板状フィルタの透過特性Q5に対応する透過特性Q6を有するフィルタが設けられる。
【0020】
また、別の車両の車両用暗視装置の赤外照明用光源2Cには、可視光波長領域の光をカットしかつその円板状フィルタ16の透過特性Q3、Q5とは異なる特定波長領域の赤外光束を透過させる透過特性Q7を有する円板状フィルタが設けられる。また、この別の車両の車両用暗視装置の撮影カメラ3にはその円板状フィルタの透過特性Q7に対応する透過特性Q8を有するフィルタが設けられる。
【0021】
このように、各車両毎に、円板状フィルタ16から出射される赤外光束の特定波長領域を異ならせ、かつ、撮影カメラ3の前に特定波長領域の赤外光束を透過させるフィルタ18を設ける構成とすれば、対向車が自車が搭載している車両用暗視装置と同種の車両用暗視装置を搭載している場合であっても、対向車の照明光源による赤外照明光が自車の撮影カメラに入射して、自車の撮影カメラにより得られる画像がハレーションを起こす可能性を低減させることができる。
【0022】
以上、実施例については、円板状フィルタ16をハウジング13とリフレクタ11との間に挟持固定させる構成としたが、投光レンズ14の裏面側に円板状フィルタ16を貼り付ける構成としても良く、また、投光レンズ14の裏面側に多層膜により円板状フィルタ16を形成しても良い。
【0023】
また、この実施例では、赤外照明光源2Cをロービーム用光源2Bとは別個の専用光源として設ける構成としたが、円板状フィルタ16の一部に可視光を透過させる透過窓を設け、ロービーム用光源2Bと兼用させる構成とすることができ、このように、赤外照明用光源2Cのフィルタの形状はこれに限られるものではない。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、自車が搭載している車両用暗視装置の照明光源から照射される赤外照明光束の特定波長領域と対向車が搭載している車両用暗視装置の照明光源から照射される赤外照明光束の特定波長領域とを異ならせることができるので、対向車が自車が搭載している車両用暗視装置と同種の車両用暗視装置を搭載している場合であっても、対向車の照明光源による赤外照明光が自車の撮影カメラに入射して、自車の撮影カメラにより得られる画像がハレーションを起こす可能性を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車両用暗視装置を搭載した車両の正面図である。
【図2】本発明に係わる車両用暗視装置を搭載した車両の側面図である。
【図3】本発明に係わる車両用暗視装置のブロック回路図である。
【図4】本発明に係わる赤外用照明光源の一例を示す断面図である。
【図5】図4に示す赤外照明光源の分解斜視図である。
【図6】図4に示すハロゲンバルブ、円板状フィルタの透過特性を示す図である。
【図7】図3に示す撮影カメラの感度特性、図4、図5に示すフィルタの透過特性を示す図である。
【符号の説明】
2A…照明光源
3…撮影カメラ
12…ハロゲンバルブ
16…円板状フィルタ

Claims (1)

  1. 少なくとも可視領域から赤外領域までの光を発生しかつ車両前方を照明するためのバルブから照射される可視光をカットししかも特定波長領域の赤外照明光束を透過するフィルタを有して該赤外照明光束を車両前方に向けて照射する照明光源と、前記特定波長領域の赤外照明光束を透過しかつ特定波領域以外の領域の赤外光束をカットするフィルタを通過した特定波長領域の赤外照明光束に基づく反射光束を受像して車両前方を撮像する撮影カメラとを備え、該撮影カメラにより撮影された画像を表示する車両用暗視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102745135A (zh) * 2012-07-24 2012-10-24 苏州工业园区七星电子有限公司 一种主动式车辆红外夜视系统
WO2021054276A1 (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 株式会社小糸製作所 車両用赤外線灯具システム、車両用赤外線センサシステム、車両用赤外線センサ内蔵灯具および光学センサ内蔵灯具

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